JP4605439B2 - 沈胴式レンズ鏡筒および撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明は沈胴式レンズ鏡筒および撮像装置に関する。
デジタルスチルカメラやデジタルビデオカメラ等の撮像装置として、鏡筒内に配設され撮影光学系を構成するレンズを保持するレンズ保持枠と、撮影光学系によって導かれる被写体像を撮像する撮像素子とを備え、レンズ保持枠が後退して沈胴状態となる沈胴式レンズ鏡筒を備えるものがある。
このような沈胴式レンズ鏡筒においては、鏡筒内の後部に、鏡筒内の半径方向外側から内側に突出する部品が設けられていることが多く、このような場合には、これらの部品に当たらない範囲までしかレンズ保持枠を後退できず、沈胴状態における鏡筒の光軸方向の寸法の縮小する上で不利がある。
そこで、レンズ保持枠に切欠部を設け、レンズ保持枠が後退して鏡筒が沈胴状態となった際に、前記切欠部内に前記部品を位置させることで沈胴状態における鏡筒の光軸方向の寸法の縮小を図ることが考えられる。
しかしながら、このような切欠部をレンズ保持枠に設けると、迷光が切欠部を通り鏡筒の内周面に沿って撮像素子側に至るおそれがある。
近年、撮像素子の高画素化に伴ない撮像動作時における電荷蓄積時間が増加する傾向にあることから、撮像素子によって撮像された画像に上記の迷光が及ぼす悪影響が顕著になってきており、迷光の抑制が一段と要望されている。
一方、鏡筒の内周面に遮光部材の基端部を揺動可能に取着し、遮光部材の先端部がレンズ保持枠に当接することにより、迷光を遮断する構成が提案されている(例えば特許文献1参照)。
特開平10−160994号公報
しかしながら、このような従来の構成では、遮光部材の基端部が鏡筒側に取着されているため、レンズ保持枠が移動することでレンズ保持枠と遮光部材との光軸方向における位置がずれると、遮光部材はレンズ保持枠に当たらなくなり、したがって、遮光部材により迷光を抑制できなくなる不具合がある。
本発明は、このような事情に鑑みなされたものであり、その目的は迷光の影響を確実に防止しつつ、沈胴状態における鏡筒の小型化を図る上で有利な沈胴式レンズ鏡筒および撮像装置を提供することにある。
上述の目的を達成するため、本発明は、鏡筒と、前記鏡筒内に配設され撮影光学系を構成するレンズを保持するレンズ保持枠とを備え、前記撮影光学系の焦点距離調整もしくは合焦調整が前記レンズ保持枠の前記レンズの光軸方向への移動により行なわれ、前記レンズ保持枠が後退して沈胴状態となる沈胴式レンズ鏡筒であって、前記レンズ保持枠の外周の一部に該箇所を切り欠いた切欠部が設けられ、前記切り欠かれた前記レンズ保持枠の壁部に支軸を介して、該壁部から前記切欠部を通って前記レンズ保持枠の径方向外方に延在し前記鏡筒の内周面に沿って通過する光を遮断する閉塞位置と、該壁部から前記鏡筒の軸方向に延在し前記鏡筒の内周面から離れる退避位置との間で揺動可能な遮光部材が設けられ、前記遮光部材を前記閉塞位置に付勢する付勢部材が設けられ、ガイド軸をベースに取り付けるためのガイド軸支持壁が設けられ、前記ガイド軸支持壁は、ベースに配設された撮像素子の前方に面した箇所から光軸に沿って前方に延在する2つの延出部と、ベースに臨んでいて前記延出部の先端を連結する先端部とで構成され、前記レンズ保持枠が後退することにより、閉塞位置にある前記遮光部材の先端部が前記ガイド軸支持壁の先端部の当接凸部に当接し、最初にガイド軸支持壁に当接する遮光部材の箇所は、前記支軸から最も離れた箇所に近い箇所となり、前記レンズ保持枠が後方に移動するにつれてガイド軸支持壁に当接する遮光部材の箇所は前記支軸方向に徐々に近づくように構成され、遮光部材の先端部の下面でガイド軸支持壁の当接凸部に当接する当接面は滑らかな曲面に形成されていることを特徴とする。
また、本発明は、鏡筒と、前記鏡筒内に配設され撮影光学系を構成するレンズを保持するレンズ保持枠と、前記撮影光学系によって導かれた被写体像を撮像する撮像素子とを備え、前記撮影光学系の焦点距離調整もしくは合焦調整が前記レンズ保持枠の前記レンズの光軸方向への移動により行なわれ、前記レンズ保持枠が後退して沈胴状態となる沈胴式レンズ鏡筒を有する撮像装置であって、前記レンズ保持枠の外周の一部に該箇所を切り欠いた切欠部が設けられ、前記切り欠かれた前記レンズ保持枠の壁部に支軸を介して、該壁部から前記切欠部を通って前記レンズ保持枠の径方向外方に延在し前記鏡筒の内周面に沿って通過する光を遮断する閉塞位置と、該壁部から前記鏡筒の軸方向に延在し前記鏡筒の内周面から離れる退避位置との間で揺動可能な遮光部材が設けられ、前記遮光部材を前記閉塞位置に付勢する付勢部材が設けられ、ガイド軸をベースに取り付けるためのガイド軸支持壁が設けられ、前記ガイド軸支持壁は、ベースに配設された撮像素子の前方に面した箇所から光軸に沿って前方に延在する2つの延出部と、ベースに臨んでいて前記延出部の先端を連結する先端部とで構成され、前記レンズ保持枠が後退することにより、閉塞位置にある前記遮光部材の先端部が前記ガイド軸支持壁の先端部の当接凸部に当接し、最初にガイド軸支持壁に当接する遮光部材の箇所は、前記支軸から最も離れた箇所に近い箇所となり、前記レンズ保持枠が後方に移動するにつれてガイド軸支持壁に当接する遮光部材の箇所は前記支軸方向に徐々に近づくように構成され、遮光部材の先端部の下面でガイド軸支持壁の当接凸部に当接する当接面は滑らかな曲面に形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、遮蔽部材が閉塞位置にあるときには鏡筒内の迷光が遮蔽部材よりも後方に侵入することを確実に防止することができ、遮蔽部材が退避位置にあるときには切欠部内にレンズ保持枠の後方に位置する部品を位置させることができる。したがって、迷光による悪影響を確実に防止しつつ、沈胴状態における鏡筒の光軸方向の寸法を縮小する上で有利となる。
また、最初にガイド軸支持壁に当接する遮光部材の箇所が、支軸から最も離間した箇所に近い箇所であるため、ガイド軸支持壁と遮光部材とが当接する際に、ガイド軸支持壁と遮光部材に生じる衝撃や振動を低減することができる。このため、ガイド軸支持壁と遮光部材の耐久性を向上させる上で有利となり、また、前記衝撃や振動が撮像装置を構成する各種機構、部材、部品に及ぼす悪影響を抑制する上でも有利となる。
そして、さらに、遮光部材の先端部の下面でガイド軸支持壁の当接凸部に当接する当接面が滑らかな曲面に形成されているので、当接凸部に当接された当接面の移動に際して生じる衝撃や振動を低減する上でより有利となっている。
迷光による悪影響を確実に防止しつつ、沈胴状態における鏡筒の光軸方向の寸法を縮小するという目的を、レンズ保持枠に切欠部と遮光部材を設けることによって実現した。
次に本発明の実施例1について図面を参照して説明する。
図1は実施例1の撮像装置の斜視図、図2は実施例1の撮像装置の構成を示すブロック図である。
図1に示すように、本実施例の撮像装置100はデジタルスチルカメラであり、外装を構成するケース102を有している。
ケース102の前面右側部寄りの箇所には撮影光学系104を収容保持する沈胴式の鏡筒10が設けられ、ケース102の前面上部寄りの箇所には閃光を発光するフラッシュ部106、光学式ファインダ40(図3)の対物レンズ108などが設けられている。
鏡筒10はケース102の内部に組み込まれた駆動部124(図2)によってケース102の前面から前方に突出した使用位置(広角状態、望遠状態、および広角乃至望遠の中間状態)とケース102の前面に収容された収容位置(沈胴状態)との間を出没するように構成されている。
ケース102の上端面にはシャッタボタン110が設けられ、ケース102の後面には、前記光学式ファインダの接眼窓(不図示)、電源のオンオフ、撮影モード、再生モードの切替など種々の操作を行なうための複数の操作スイッチ112、撮像した映像を表示するディスプレイ114(図2)などが設けられている。
図2に示すように、鏡筒10の後部には、撮影光学系104によって結像された被写体像を撮像するCCDやCMOSセンサなどで構成された撮像素子116が配設され、撮像装置100は、撮像素子116から出力された撮像信号に基づいて画像データを生成し、メモリカードなどの記憶媒体118に記録する画像処理部120、前記画像データをディスプレイ114に表示させる表示処理部122、駆動部124、操作スイッチ112やシャッタボタン110の操作に応じて画像処理部120、表示処理部122、駆動部124を制御するCPUなどを含む制御部126などを備えている。
次に、鏡筒10の概略構成について説明する。
図3は鏡筒10の状態を説明する斜視図で、(A)が不使用時のレンズ収納状態すなわち沈胴状態を示すもの、(B)が使用時のレンズ突出状態(広角状態あるいは望遠状態)を示す。図4は鏡筒10の断面図であり、(A)が沈胴状態、(B)が広角状態、(C)が望遠状態を示すものである。図5は鏡筒10の分解斜視図である。
図3に示すように、鏡筒10は、ケース102に固定されるベース12に取着され、ベース12には撮像素子116が配設されている。
図4に示すように、撮影光学系は光学的には3群構成である。すなわち、鏡筒10の光軸方向で被写体側を前方とし、前記光軸方向で撮像素子116側を後方としたとき、鏡筒10を構成する3群は、前方から後方に向かってこの順番で配設された1群レンズ14、2群レンズ16、3群レンズ18によって構成されている。
鏡筒10は、1群レンズ14と2群レンズ16が所定のカムカーブにより光軸方向に駆動されることによってズーミング(焦点距離調整)を行い、3群レンズ18が光軸方向に微小に変位されることによってフォーカッシング(合焦調整)を行う。すなわち、1群レンズ14と2群レンズ16の変位によって焦点距離を可変し、この焦点距離の変化によって生じた合焦位置のずれを3群の変位によって修正し適切に合焦させるように構成されている。
図5に示すように鏡筒10は、1群、2群レンズ14,16を前記光軸方向に移動させる構成として、固定環20、回転環22、カム環24、直進案内環26などが用いられ、3群レンズ18を光軸方向に移動させる構成として案内部28および駆動部29からなる駆動機構が用いられている。
本実施例では、図3(B)に示すように、鏡筒10は、第1鏡筒10Aと第2鏡筒10Bと第3鏡筒10Cとで構成された沈胴式である。第1鏡筒10Aは、ケース102内に配設された固定環20で構成され、第2鏡筒10Bは、固定環20の内側に配設されたカム環24で構成され、第3鏡筒10Cは、カム環24の内側に配設された1群レンズ枠1402で構成されている。なお、鏡筒10と、この鏡筒10内に配設される1群、2群レンズ、3群レンズ14,16、18やそれらの駆動系によりレンズ鏡筒が構成されている。
具体的に説明すると、固定環20はベース12に対して固定されており、固定環20の内周面には、図6に示すように、周方向に延在するカム溝2002,2004と、撮影光学系の光軸方向と平行に延在する直進案内溝2006とが設けられている。
回転環22は、固定環20の外周に回転可能にかつ光軸方向に移動不能に設けられている。
回転環22にはその内周面と外周面を貫通し周方向に延在する複数のカム溝2202が設けられ、内周面には光軸方向に沿って直線的に延在する直進溝2205が設けられ、外周面後部にはギア部2204が周方向に所定の長さ延在形成され、また、回転環22の後端には回転位置検知用の複数のフィン2206が突設されている。
ギア部2204はベース12に取着された回転環駆動機構23のギア2302に噛合され、回転環駆動機構23から供給される回転駆動力がギア2302とギア部2204を介して回転環22に供給されることで回転環22が光軸を中心に回転駆動されるように構成されている。
回転環駆動機構23は、ギア2302を回転駆動するDCモータと、このDCモータまたはギア2302の回転数をカウントするためのロータリエンコーダと、フィン2206の移動を検知するフォトセンサとを有し、これらロータリエンコーダおよびフォトセンサの検出信号に基づいて回転環22の回転速度または回転位置制御を行うように構成されている。
3群レンズ18は3群レンズ枠1802で保持され、3群レンズ枠1802は、固定環20の内側で後部に配置され、案内部28によってベース12に対して光軸方向に移動可能に保持されることで光軸方向に移動可能にかつ光軸を中心に回転できないように案内されており、駆動部29によって光軸方向に微小に変位されるように構成されている。
詳細に説明すると、図8乃至図10に示すように、3群レンズ枠1802は環板状に形成されその中央開口部に3群レンズ18が保持されており、3群レンズ枠1802の径方向外側箇所で周方向に間隔をおいた箇所に第1軸受部1802Aと第2軸受部1802Bとが設けられている。
第1軸受部1802A、第2軸受部1802Bには、光軸方向に沿って延在するガイド軸28A、12Aが挿通されており、ガイド軸28A、12Aは、例えば均一外径の円柱状に形成されベース12に取付けられている。
これらガイド軸28A、12A、第1、第2軸受部1802A、1802Bによって、3群レンズ枠1802、すなわち3群レンズ18を3群レンズ18の光軸方向に沿って往復直線移動可能に案内する案内部28が構成されている。
図8乃至図10に示すように、ガイド軸28Aのベース12への取付は、ガイド軸支持壁91およびガイド軸押え部材9を用いてガイド軸28Aの前後両端を支持することでなされている。
ガイド軸支持壁91はベース12と一体に例えば型成形によって設けられている。
ガイド軸支持壁91は、ベース12の撮像素子116の前方に面した箇所から前記光軸に沿って前方に延在する2つの延出部91Aと、延出部91Aの先端を連結する先端部91Bとで構成され、先端部91Bはベース12に臨んでいる。また、2つの延出部91Aは、ガイド軸28Aをその周方向から挟むような2箇所に沿って設けられている。
先端部91B、すなわちガイド軸支持壁91の前端には、ガイド軸28Aの前端を保持する凹部91Cが設けられ、該凹部91Cはガイド軸28Aの先端が挿入される有底状の円柱孔で形成されている。この有底状の孔は例えば断面D字形を呈している。
ガイド軸支持壁91の後端に位置するベース12箇所、言い換えるとガイド軸28Aの突出方向に向いたベース12の前面箇所には孔部が設けられ、該孔部にはガイド軸28Aの後端を保持する嵌合孔9Aが設けられたガイド軸押さえ部材9が取着される。この嵌合孔9Aは例えば断面D字形を呈している。
ガイド軸28Aは、その前端が凹部91Cに保持されるとともに、後端が嵌合孔9Aに嵌合固定された状態で、ガイド軸28Aの延在方向に対して直交する方向にガイド軸押え部材9が動かされ、これにより3群レンズ18の光軸が1群および2群のレンズの光軸と平行するように位置調節がなされ、その状態でガイド軸押さえ部材9とベース12の前記孔との間に接着剤が塗布されることにより、ガイド軸押さえ部材9とベース12とが接着固定される。
図9、図10に示すように、駆動部29は、3群レンズ18を光軸方向に移動させるものであり、前記光軸方向に沿って延在する雄ねじ部材2902と、雄ねじ部材2902を回転させるステッピングモータなどからなるモータ2904と、雄ねじ部材2902に螺合する雌ねじ部材2906と、3群レンズ枠1802の係合部1802Cと、コイルスプリング2908とを有している。雄ねじ部材2902および雌ねじ部材2906として金属材料を用いている。
図9に示すように、モータ2904は、モータ配設用部材2910に取着されており、雄ねじ部材2902はモータ2904に連結され、3群レンズ18の光軸方向と平行する方向に延在している。
モータ配設用部材2910は、モータ2904のケースの端面に取着される第1支片2910Aと、第1支片2910Aに対向する第2支片2910Bと、これら第1、第2支片2910A、2910Bを連結する第3支片2910Cとを備えている。
第1支片2910Aには、雄ねじ部材2902の延在方向に対して直交する面に沿って突出形成された突出部2910Dが設けられている。この突出部2910Dには、ねじ挿通用の孔2910Eと、位置決め用孔2910Fとが形成され、図8に示すように、位置決め用孔2910Fがベース12のボスに係合された状態で、ねじ202を孔2910Eからベース12に設けられたねじ孔に螺合することでモータ配設用部材2910がベース12に取着されている。なお、ねじ挿通用の孔2910Eの半径方向外側の箇所に係合溝2910E−1が形成されており、該係合溝2910E−1がベース12側に設けられた凸部に係合されることでモータ配設用部材2910が孔2910Eを中心に揺動しないように構成されている。
図9に示すように、第3支片2910Cは第1支片2910Aの基端から延在しており、第2支片2910Bは第3支片2910Cの先端に設けられている。
雄ねじ部材2902の先端(3群レンズ18の光軸方向の前方の端部)は、第2支片2910Bの軸受孔などを介して回転可能に支持されている。
モータ配設用部材2910の第1、第2支片2910A、2910Bの間には、回り止め用のロッド2912が雄ねじ部材2902と間隔をおいてほぼ平行に延在するように取付けられている。
雌ねじ部材2906は雄ねじ部材2902に螺合され、雌ねじ部材2906の係合凹部2906Bがロッド2912に係合し、これにより雌ねじ部材2906の回転が阻止されており、雄ねじ部材2902の正逆転により雌ねじ部材2906が雄ねじ部材2902の長手方向に沿って往復移動するように構成されている。
また、図10に示すように、雌ねじ部材2906が3群レンズ18の光軸方向の後方に臨む端部2906Aは、3群レンズ枠1802の外周部の一部をなす係合部1802Bに当接可能に設けられている。
雄ねじ部材2902は、図9、図10に示すように、雌ねじ部材2906に螺合する雄ねじ部2902Aを有し、雌ねじ部材2906は、雄ねじ部材2902の雄ねじ部2902Aの延在方向の全長にわたって該雄ねじ部材2902に沿って移動できるように配設されている。
コイルスプリング2908は、ガイド軸28Aに巻装されその一端が3群レンズ枠1802の第1軸受部1802Aに弾接し他端がベース12側(ガイド軸押え部材9)に弾接して配設されており、係合部1802Cを雌ねじ部材2906の端部2906Aに当接する方向に3群レンズ枠1802を付勢している。言い換えると、コイルスプリング2908は3群レンズ枠1802を光軸方向の前方に付勢し、3群レンズ枠1802を常時雌ねじ部材2906に弾接させている。したがって、3群レンズ枠1802、すなわち3群レンズ18は雌ねじ部材2906の動きに追従して光軸方向に往復直線移動することになる。
さらに、3群レンズ18の光軸上に位置するベース12箇所に開口が形成され、前記開口に臨むベース12の後面には収容凹部8Cが設けられ、撮像素子116は収容凹部8Cに収容保持されている。
また、3群レンズ枠1802のベース12に面した箇所には検知片1802Cが光軸方向の後方に向けて突設されており、該検知片1802Cに臨むベース12箇所にはフォトインタラプタからなるセンサ50が配設されている。このセンサ18は、次に説明するように、3群レンズ18の基準位置(原点)を設定するために用いられている。
したがって、モータ2904の正転により3群レンズ18が光軸方向の前方に移動し、逆転により光軸方向の後方に移動するとした場合、モータ2904が正転すると、雌ねじ部材2906は雄ねじ部材2902の正転に応じて前方に移動され、これにより、3群レンズ18は光軸方向の前方に移動され、モータ2904の正逆回転によって雌ねじ部材2906が雄ねじ部2902A上で光軸方向に往復直線移動され、これにより3群レンズ18が光軸方向に移動される。
なお、図10に示すように、ガイド軸支持壁91の先端部91Bには当接凸部91Dが設けられており、この当接凸部91Dは、モータモータ配設用部材2910の第2支片2910Bよりも光軸方向で高い位置に位置している。
カム環24は、図5に示すように、固定環20の径方向内側箇所に回転可能にかつ前記光軸方向に移動可能に設けられ、カム環24の内周面には、図7に示すように、カム溝2402,2404が設けられ、図5に示すように、カム環24の後端には径方向外方向に突出する3つの凸部2406が周方向に間隔をおいて設けられている。そして、これら3つの凸部2406が固定環20のカム溝2002,2004に係合した状態で、カム環24が固定環20に対して回転運動することでこれら3つの凸部2406が固定環20のカム溝2002,2004に沿って動かされることによりカム環24が前記光軸方向に移動される。
さらに、固定環20のカム溝2002の少なくとも1つは径方向に貫通しており、前記貫通したカム溝2002に対応するカム環24の凸部2406に設けられた不図示のアームの先端が前記カム溝2002を通って回転環22の直進溝2205に係合されている。これにより、カム環24と回転環22は固定環20に対して連動して回転する。すなわち、回転環22を回転させると、カム環24は回転しながら光軸方向に移動する。
直進案内環26は、カム環24の径方向内側箇所に回転不能にかつ前記光軸方向にカム環24と連動して移動可能に設けられている。詳しく説明すると、直進案内環26の後端には径方向外方に突出する3つの凸部2602が周方向に間隔をおいて設けられている。そして、これら3つの凸部2602がカム環24の後方を通って固定環20の直進案内溝2008に係合した状態でカム環24が固定環20に対して回転運動することでこれら3つの凸部2602が固定環20の直進案内溝2008に沿って動かされ、これにより直進案内環26は回転せずにカム環24と連動して光軸方向にのみ移動される。
また、直進案内環26には、前縁の径方向を挟んだ2箇所から案内片2604がそれぞれ光軸方向と平行に前方に突設されている。
2群レンズ16は2群レンズ枠1602(特許請求の範囲のレンズ保持枠に相当)に保持されている。2群レンズ枠1602はカム環24の内周に配設され、2群レンズ枠1602の外周面には、径方向を挟む2箇所に光軸方向と平行に延在し直進案内環26の2つの案内片2604に案内される案内部1604と、径方向を挟む2箇所に光軸方向と平行に延在し前方に突出する案内レール1605と、カム環24のカム溝2404に係合される3つのカムピン1606とが設けられている。
そして、案内部1604が案内片2604に案内され、かつ、3つのカムピン1606がカム環24のカム溝2404に係合された状態で、カム環24が回転することにより、2群レンズ16は、回転せずにカム溝2404で設定されたカムカーブにより光軸方向にのみ移動する。
2群レンズ枠1602には自動露光装置1610が設けられている。
自動露光装置1610はケース1620(図11)を備え、ケース1620は2群レンズ枠1602の前部に取着されている。
自動光量調整装置1610のケース1620内には、撮影光学系104の光路を開閉するシャッタ機構と、撮影光学系104の光路における光量を調節する光量調整機構とが配設され、自動露光装置1610はシャッタ機構と光量調整機構とを含んでいる。
これらシャッタ機構および光量調整機構は、撮像装置100のケース102内部に組み込まれた電気回路からフレキシブル基板1612を介して供給される制御信号によって動作するように構成され、例えば、シャッタ機構や光量調整機構としてはモータなどの電気式アクチュエータと機械的開閉機構とを組み合わせたもの、また、光量調整機構として液晶素子を用いたものなど、これらシャッタ機構および光量調整機構として従来公知の様々な機構が採用可能である。
フレキシブル基板1612は、屈曲可能な素材で構成されその一端が自動露光装置1610のケース1620に接続されている。このフレキシブル配線板1612の中間部は、カム環24の後方を通って固定環20に設けられた不図示の保持部に保持されベース12に設けられた不図示の開口を通ってベース12の外方に導出され、フレキシブル配線板1612の他端は固定環20やベース12に固定されている。フレキシブル配線板1612は、回転環22の回転動作および2群レンズ枠1602と直進案内環26の光軸方向の移動に際して、連続的に屈曲部位が変化しながら、前記配線群に無理な力が加わらないように形成されている。
このフレキシブル基板1612は、自動露光装置1610に設けられたアクチュエータ群を動作させるための電気信号を供給する配線群を有している。また、フレキシブル配線板1612は、鏡筒10がケース102から外方に露出している部分に静電気等が加えられて瞬間的な大電流が流れる場合に、その電流の流路として機能する前記配線群とは別の配線群を備えている。フレキシブル基板1612の前記別の配線群のベース12側に位置する接続端は、ケース102と同電位となる接地部分に電気的に接続されている。
1群レンズ14は1群レンズ枠1402に保持されている。1群レンズ枠1402はカム環24の内周で2群レンズ枠1602の前方に配設され、1群レンズ枠1602の内周面には、径方向を挟む2箇所に光軸方向と平行に延在し2群レンズ枠1602の2つの案内レール1605に案内される不図示の案内溝と、カム環24のカム溝2404に係合される3つのカムピン1406とが設けられている。
そして、前記案内溝が案内レール2605に案内され、かつ、3つのカムピン1406がカム環24のカム溝2402に係合された状態で、カム環24が回転することにより、1群レンズ14は、回転せずにカム溝2402で設定されたカムカーブにより光軸方向にのみ移動する。
また、1群レンズ枠1402と2群レンズ枠1602との間には、2つの金属製のコイルスプリング15が張設されており、これらコイルスプリング15の付勢力によって1群レンズ枠1402と2群レンズ枠1602は光軸方向に沿って互いに近接する方向に付勢されており、これにより、カムピン1406とカム溝2402との間のガタ、および、カムピン1606とカム溝2404との間のガタを吸収するように構成されている。
また、2群レンズ枠1602には1つの導通板31が組み込まれている。この導通板31には、前記2つのコイルスプリング15のうちの一方のコイルスプリング15の端部が係止されるとともに、フレキシブル配線板1612の前記別の配線群の接続端のうち1群レンズ枠1402側に位置する接続端が電気的に接続されている。これにより、前記一方のコイルスプリング15は導通板31とフレキシブル配線板1612の前記別の配線群を介して前記接地部分に接続されている。
また、1群レンズ群14の前部に撮影光学系の光路を開閉するバリア機構30が設けられ、バリア機構30の前方の1群レンズ枠14部分には鏡筒10の体裁を整える金属製の化粧リング32が取着され、カム環24の前部には鏡筒の体裁を整えるための金属製の化粧リング34が取着されている。
1群レンズ枠14の外周とカム環24の内周との隙間には、この隙間からゴミや迷光の侵入を防ぐ遮光リング36が配設され、この遮光リング36は、1群レンズ枠14上に装着され、化粧リング34とカム環24との間にクリアランスを持った状態で配設されている。
カム環24の外周と固定環20の内周との隙間には、この隙間からゴミや迷光の侵入を防ぐための遮光リング38が配設され、この遮光リング38はカム環24の外周に装着され、固定環20の内周に弾接される。
また、光学式ファインダ40は可動式のレンズを内蔵しておりベース12に取着されている。前記可動式のレンズは不図示のカムピンを介して回転環22のカム溝2202に連結されており、回転環22の回転に連動して光軸方向に移動することで視野のズーミング動作がなされるように構成されている。
次に2群レンズ枠1608の構成について詳細に説明する。
図11は2群レンズ枠1608および自動光量調整装置1610の構成を示す分解斜視図、図12は2群レンズ枠1608に自動光量調整装置1610が取着された状態を斜め前方から見た斜視図、図13は2群レンズ枠1608に自動光量調整装置1610が取着された状態を斜め後方から見た斜視図、図14は遮蔽部材が閉塞位置にある状態を斜め前方から観た斜視図、図15(A)、(B)は鏡筒10が沈胴状態における遮蔽部材の動作を示す斜視図、図16(A)は鏡筒10が使用状態における遮蔽部材の動作を示す説明図、(B)は鏡筒10が沈胴状態における遮蔽部材の動作を示す説明図である。
図11に示すように、2群レンズ枠1602には、複数個のレンズからなる2群レンズ16が保持されている。
2群レンズ枠1602の前部には、自動光量調整装置1610のケース1620が取着されている。ケース1620は第2レンズ枠1608の外周の輪郭とほぼ同様の輪郭で形成されている。
ケース1620には、撮影光学系の光路を形成する開口が設けられ、2群レンズ枠1602の後部には、撮影光学系の光路を形成する開口が設けられた迷光防止用のマスク1622が取着されている。
図13に示すように、2群レンズ枠1602の外周にはその一部を切り欠いた切欠部1624が設けられ、この切り欠かれた2群レンズ枠1602の直線状の壁部1625に遮光部材50が設けられている。
また、切欠部1624の前方のケース1620箇所には切欠部1624とほぼ同様の形状をなすケース側切欠部1621が設けられている。
これら切欠部1624およびケース側切欠部1621は、上述した3群レンズ枠1802の案内部28および駆動部29の前方、具体的にはガイド軸支持壁91およびモータ配設用部材2910の前方に位置している。
したがって、第1鏡筒10A内に第2鏡筒10Bが収容され、第2鏡筒10B内に第3鏡筒10Cが収容された鏡筒10の沈胴状態では、2群レンズ枠1602がベース12に接近しており、切欠部1624およびケース側切欠部1621内にガイド軸支持壁91およびモータ配設用部材2910が侵入し、位置することになる。
遮光部材50は硬質な合成樹脂で形成され、遮光部材50は、図16(A)に示すように、壁部1625から切欠部1624を通って2群レンズ枠1608の径方向外方に延在し鏡筒10の内周面に沿って通過する光を遮断する閉塞位置P1と、図16(B)に示すように、壁部1625から鏡筒10の軸方向に延在し鏡筒10の内周面から離れる退避位置P2との間で揺動可能に設けられている。
図12、図13に示すように、遮光部材50は、光軸方向から見てその外周の輪郭が2群レンズ保持枠1602およびケース1620の外周の輪郭に連続してつながり円状をなすように形成され、より詳細には、2群レンズ保持枠1602およびケース1620の外周の輪郭に遮光部材50の外周の輪郭を合わせた輪郭が、カム環24の内周面に近接する円状をなすように形成されている。
図14に示すように、壁部1625の延在方向の両端部には2つの軸受部1626と、2つの係止部1628とが設けられ、これら軸受け部1626に支軸52が保持され、遮光部材50は、その基部が支軸52に揺動可能に支持されている。
また、支軸52には付勢部材を構成するねじりコイルばね54が装着され、ねじりコイルばね54によって遮光部材50が支軸52回りに付勢され、遮光部材50の下面の延在方向両端箇所が各係止部1628に係止されることで閉塞位置P1に位置決めされ、この位置決めされた状態に付勢されている。
図16(A)、(B)に示すように、2群レンズ枠1602が後退することにより、遮光部材50がガイド軸支持壁91に当接されて揺動されることにより、遮光部材50は閉塞位置P1から退避位置P2に動かされるように構成され、本実施例では、開放位置P2で遮光部材50が光軸とほぼ平行をなするように構成されている。
より詳細に説明すると、本実施例では、2群レンズ枠1602が後退することにより、まず、閉塞位置P1にある遮光部材50の先端部がガイド軸支持壁91の先端部91Bの当接凸部91Dに当接する。すなわち、最初にガイド軸支持壁91に当接する遮光部材50の箇所は、支軸52から最も離間した箇所あるいは最も離間した寄り箇所となり、2群レンズ1602が後方に移動するにつれてガイド軸支持壁91に当接する遮光部材50の箇所は支軸52方向に徐々に近づくように構成されている。
また、本実施例では、遮光部材50の先端部の下面でガイド軸支持壁91の当接凸部91Dに当接する箇所に滑らかな曲面からなる当接面5002が形成されている。
次に作用効果について説明する。
図16(A)に示すように、鏡筒10が使用位置にある場合について説明する。
2群レンズ枠1602の遮光部材50と、ガイド軸支持壁91とが光軸方向において離間しており、遮光部材50は閉塞位置P1に位置しその先端がカム環24の内周面に近接している。そのため、鏡筒10の内周面に沿って通過する光が遮光部材50により遮断され、迷光が撮像素子116に至ることが確実に防止される。
次に、図16(A)に示す使用位置から図16(B)に示す沈胴位置に鏡筒10が移動する場合について説明する。
まず、駆動部29により3群レンズ枠1802が最も後方の位置に移動される。
次いで、回転環駆動機構23の駆動により回転環22が所定方向に回動されることにより、2群レンズ枠1602および1群レンズ枠1802の双方が後方に移動される。
2群レンズ枠1602が後方に移動すると、遮光部材50の当接面5002がガイド軸支持壁91の当接凸部91Dに当接する。この状態でさらに2群レンズ枠1602が後退すると、遮光部材50の当接面5002がガイド軸支持壁91の当接凸部91Dによって前方に押し上げられることにより、遮光部材50が閉塞位置P1から開放位置P2に向けて揺動される。
さらに2群レンズ枠1602が後方に動かされ最も後方の位置に至り、遮光部材50はガイド軸支持壁91により図16(B)に示す開放位置P2に揺動され、その状態で保持される。
そして、この状態で、切欠部1624およびケース側切欠部1621内にガイド軸支持壁91およびモータ配設用部材2910が位置する。
さらに1群レンズ枠1402も2群レンズ枠1602に最も接近した位置まで後退し、これにより鏡筒10が沈胴状態となる。
本実施例によれば、2群レンズ枠1602の外周の一部に該箇所を切り欠いた切欠部1624を設け、切り欠かれた2群レンズ枠1602の壁部1625に、該壁部1625から切欠部1624を通って2群レンズ枠1602の径方向外方に延在しカム環24の内周面に沿って通過する光を遮断する閉塞位置P1と、壁部1625からカム環24の軸方向に延在しカム環24の内周面から離れる退避位置P2との間で揺動可能な遮光部材50を設け、遮光部材50を閉塞位置P1に付勢するねじりコイルばね54を設けた。
したがって、遮蔽部材50が閉塞位置P1にあるときには鏡筒10内の迷光が遮蔽部材50よりも後方に侵入することを確実に防止することができ、退避位置P2にあるときには切欠部1624内に2群レンズ枠1602の後方に位置するガイド軸支持壁91およびモータ配設用部材2910を位置させることができる。したがって、迷光による悪影響を確実に防止しつつ、沈胴状態における鏡筒10の光軸方向の寸法を縮小する上で有利となる。
また、本実施例では、最初にガイド軸支持壁91に当接する遮光部材50の箇所が、支軸52から最も離間した箇所あるいは最も離間した寄り箇所であるため、ガイド軸支持壁91と遮光部材50とが当接する際に、ガイド軸支持壁91と遮光部材50に生じる衝撃や振動を低減することができる。このため、ガイド軸支持壁91と遮光部材50の耐久性を向上させる上で有利となり、また、前記衝撃や振動が撮像装置100を構成する各種機構、部材、部品に及ぼす悪影響を抑制する上でも有利となる。
また、本実施例では、遮光部材50の先端部の下面でガイド軸支持壁91の当接凸部91Dに当接する箇所に滑らかな曲面からなる当接面5002が形成されているので、当接凸部91Dに当接された当接面5002の移動に際して生じる衝撃や振動を低減する上でより有利となっている。
なお、本実施例では、硬質な合成樹脂を用いて遮光部材50を構成し、遮光部材50を支軸52を介して壁部1625で揺動可能に支持し、付勢部材54で閉塞位置P1に付勢するようにしたが、遮光部材50を可撓性を有し閉塞位置P1に弾性復帰する材料、例えばつや消しフィルムや植毛紙などの弾性復帰する材料を用いて構成してもよく、この場合には遮光部材50が付勢部材を兼ねるので、付勢部材は省略される。
また、本実施例では、撮像装置としてデジタルスチルカメラを用いて説明したが、本発明は、ビデオカメラ、その他種々の撮像装置に適用可能である。
実施例1の撮像装置の斜視図である。 実施例1の撮像装置の構成を示すブロック図である。 鏡筒10の状態を説明する斜視図である。 鏡筒10の状態を説明する断面図である。 沈胴レンズの分解斜視図である。 固定環20の展開図である。 カム環24の展開図である。 3群レンズ枠1802とベース12の構成を示す斜視図である。 駆動部29の構成を示す斜視図である。 3群レンズ枠1802とベース12の構成を示す説明図である。 2群レンズ枠1608および自動光量調整装置1610の構成を示す分解斜視図である。 2群レンズ枠1608に自動光量調整装置1610が取着された状態を斜め前方から見た斜視図である。 2群レンズ枠1608に自動光量調整装置1610が取着された状態を斜め後方から見た斜視図である。 遮蔽部材が閉塞位置にある状態を斜め前方から観た斜視図である。 鏡筒10の沈胴状態における遮蔽部材50の動作を示す斜視図である。 遮蔽部材50の動作を示す説明図である。
符号の説明
100……撮像装置、10……鏡筒、12……ベース、16……2群レンズ、1602……2群レンズ枠(レンズ保持枠)、1624……切欠部、1625……壁部、28A……ガイド軸、50……遮光部材、5002……当接面、52……支軸、54……ねじりコイルスプリング(付勢部材)、91……ガイド軸支持壁、91A……延出部、91B……先端部、91D……当接凸部、116……撮像素子

Claims (6)

  1. 鏡筒と、前記鏡筒内に配設され撮影光学系を構成するレンズを保持するレンズ保持枠とを備え、
    前記撮影光学系の焦点距離調整もしくは合焦調整が前記レンズ保持枠の前記レンズの光軸方向への移動により行なわれ、前記レンズ保持枠が後退して沈胴状態となる沈胴式レンズ鏡筒であって、
    前記レンズ保持枠の外周の一部に該箇所を切り欠いた切欠部が設けられ、
    前記切り欠かれた前記レンズ保持枠の壁部に支軸を介して、該壁部から前記切欠部を通って前記レンズ保持枠の径方向外方に延在し前記鏡筒の内周面に沿って通過する光を遮断する閉塞位置と、該壁部から前記鏡筒の軸方向に延在し前記鏡筒の内周面から離れる退避位置との間で揺動可能な遮光部材が設けられ、
    前記遮光部材を前記閉塞位置に付勢する付勢部材が設けられ、
    ガイド軸をベースに取り付けるためのガイド軸支持壁が設けられ、
    前記ガイド軸支持壁は、ベースに配設された撮像素子の前方に面した箇所から光軸に沿って前方に延在する2つの延出部と、ベースに臨んでいて前記延出部の先端を連結する先端部とで構成され、
    前記レンズ保持枠が後退することにより、閉塞位置にある前記遮光部材の先端部が前記ガイド軸支持壁の先端部の当接凸部に当接し、最初にガイド軸支持壁に当接する遮光部材の箇所は、前記支軸から最も離れた箇所に近い箇所となり、前記レンズ保持枠が後方に移動するにつれてガイド軸支持壁に当接する遮光部材の箇所は前記支軸方向に徐々に近づくように構成され、遮光部材の先端部の下面でガイド軸支持壁の当接凸部に当接する当接面は滑らかな曲面に形成されている
    ことを特徴とする沈胴式レンズ鏡筒。
  2. 前記遮光部材は、可撓性を有し前記閉塞位置に弾性復帰する材料で構成され、前記遮光部材は前記付勢部材を兼ねていることを特徴とする請求項1記載の沈胴式レンズ鏡筒。
  3. 前記遮光部材が前記閉塞位置に位置した状態において、前記光軸方向から見て前記遮光部材と前記レンズ保持枠と合わせた輪郭は、前記レンズ保持枠が配設された鏡筒部分の内周面に近接する大きさの円形を呈していることを特徴とする請求項1記載の沈胴式レンズ鏡筒。
  4. 鏡筒と、前記鏡筒内に配設され撮影光学系を構成するレンズを保持するレンズ保持枠と、前記撮影光学系によって導かれた被写体像を撮像する撮像素子とを備え、
    前記撮影光学系の焦点距離調整もしくは合焦調整が前記レンズ保持枠の前記レンズの光軸方向への移動により行なわれ、前記レンズ保持枠が後退して沈胴状態となる沈胴式レンズ鏡筒を有する撮像装置であって、
    前記レンズ保持枠の外周の一部に該箇所を切り欠いた切欠部が設けられ、
    前記切り欠かれた前記レンズ保持枠の壁部に支軸を介して、該壁部から前記切欠部を通って前記レンズ保持枠の径方向外方に延在し前記鏡筒の内周面に沿って通過する光を遮断する閉塞位置と、該壁部から前記鏡筒の軸方向に延在し前記鏡筒の内周面から離れる退避位置との間で揺動可能な遮光部材が設けられ、
    前記遮光部材を前記閉塞位置に付勢する付勢部材が設けられ、
    ガイド軸をベースに取り付けるためのガイド軸支持壁が設けられ、
    前記ガイド軸支持壁は、ベースに配設された撮像素子の前方に面した箇所から光軸に沿って前方に延在する2つの延出部と、ベースに臨んでいて前記延出部の先端を連結する先端部とで構成され、
    前記レンズ保持枠が後退することにより、閉塞位置にある前記遮光部材の先端部が前記ガイド軸支持壁の先端部の当接凸部に当接し、最初にガイド軸支持壁に当接する遮光部材の箇所は、前記支軸から最も離れた箇所に近い箇所となり、前記レンズ保持枠が後方に移動するにつれてガイド軸支持壁に当接する遮光部材の箇所は前記支軸方向に徐々に近づくように構成され、遮光部材の先端部の下面でガイド軸支持壁の当接凸部に当接する当接面は滑らかな曲面に形成されている
    ことを特徴とする撮像装置。
  5. 前記遮光部材は、可撓性を有し前記閉塞位置に弾性復帰する材料で構成され、前記遮光部材は前記付勢部材を兼ねていることを特徴とする請求項4記載の撮像装置。
  6. 前記遮光部材が前記閉塞位置に位置した状態において、前記光軸方向から見て前記遮光部材と前記レンズ保持枠と合わせた輪郭は、前記レンズ保持枠が配設された鏡筒部分の内周面に近接する大きさの円形を呈していることを特徴とする請求項4記載の撮像装置。
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