JP2005308852A - 沈胴式レンズ鏡筒および撮像装置 - Google Patents

沈胴式レンズ鏡筒および撮像装置 Download PDF

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Abstract

【課題】小型化を図る上で有利な沈胴式レンズ鏡筒および撮像装置を提供する。
【解決手段】2群レンズ枠1602の3つのカムピン1606は、円柱部1606Aと、この円柱部1606Aの先部に形成されカム溝の両側の傾斜面に係合可能な円錐面1606Bと、円錐面1606Bの先端に形成された端面1606Cとを有し、円錐面1606Bと端面1606Cによりカム溝に係合する係合部1606Dが構成されている。カムピン1606には、2群レンズ枠1602の外周部の周方向におけるカムピン1606の両側部分のうちの一方が係合部1606Dから円柱部1606Aの全長にわたって切り取られ前記両側部分のうちの一方に該カムピン1606の全長にわたって単一の平面が延在する第1平坦部1606Eが設けられている。
【選択図】 図8

Description

本発明は沈胴式レンズ鏡筒および撮像装置に関する。
デジタルスチルカメラやデジタルビデオカメラ等の撮像装置に組み込まれたレンズ鏡筒として、内周面にカム溝が形成されたカム環と、カム環の径方向内側に回転不能かつ軸方向に移動可能に配置されレンズを保持するレンズ保持枠とを備え、レンズ保持枠のカムピンをカム溝に係合させ、カム環の回転によりレンズ保持枠が軸方向に移動するものがある(例えば特許文献1参照)。
特開2002−267917号公報
一方、撮像装置の近年の小型化傾向に伴い、撮像装置の小型化を図ろうとすると、カム環内でレンズ保持枠を後退させ、鏡筒の全長を最も短縮させた沈胴状態で、撮像装置を構成する各種の部材、箇所が衝突しないようにスペースを確保しなければならないことが問題となり、小型化を図るにも限界があった。
本発明は、前記レンズ保持枠を移動させるためのカムピンに着目して案出されたものであって、本発明の目的は、小型化を図る上で有利な沈胴式レンズ鏡筒および撮像装置を提供することにある。
上述の目的を達成するため、本発明は、鏡筒内に配設され、あるいは、鏡筒の一部を構成するカム環と、前記カム環の内周面に周方向に延在形成されたカム溝と、前記カム環の径方向内側に回転不能かつ軸方向に移動可能に配置されレンズを保持するレンズ保持枠と、前記レンズ保持枠の外周部から突設され前記カム溝に係合するカムピンとを備え、前記カム溝は、底面と、この底面に至るにつれて互いに近接する両側の傾斜面とが延在することで形成され、前記カムピンは、円柱部と、該円柱部の先部に形成され前記両側の傾斜面に係合可能な円錐面からなる係合部とを有し、前記カム環の回転により前記係合部が前記カム溝により案内されて前記レンズ保持枠が軸方向に移動し、前記レンズ保持枠がカム環内で後退し沈胴状態となる沈胴式レンズ鏡筒であって、前記レンズ保持枠の外周部の周方向における前記カムピンの両側部分のうちの一方が前記係合部から前記円柱部の全長にわたって切り取られ前記両側部分のうちの一方に該カムピンの全長にわたって延在する平坦部が設けられていることを特徴とする。
また、本発明は、被写体像を導くレンズと、このレンズによって導かれた被写体像を撮像する撮像素子とを有する沈胴式レンズ鏡筒を備えた撮像装置であって、前記沈胴式レンズ鏡筒は、鏡筒内に配設され、あるいは、鏡筒の一部を構成するカム環と、前記カム環の内周面に周方向に延在形成されたカム溝と、前記カム環の径方向内側に回転不能かつ軸方向に移動可能に配置され前記レンズを保持するレンズ保持枠と、前記レンズ保持枠の外周部から突設され前記カム溝に係合するカムピンとを備え、前記カム溝は、底面と、この底面に至るにつれて互いに近接する両側の傾斜面とが延在することで形成され、前記カムピンは、円柱部と、該円柱部の先部に形成され前記両側の傾斜面に係合可能な円錐面からなる係合部とを有し、前記カム環の回転により前記係合部が前記カム溝により案内されて前記レンズ保持枠が軸方向に移動し、前記レンズ保持枠の外周部の周方向における前記カムピンの両側部分のうちの一方が前記係合部から前記円柱部の全長にわたって切り取られ前記両側部分のうちの一方に該カムピンの全長にわたって延在する平坦部が設けられていることを特徴とする。
また、本発明は、鏡筒内に配設され、あるいは、鏡筒の一部を構成するカム環と、前記カム環の内周面または外周面に周方向に延在形成されたカム溝と、前記カム環に係合し軸方向に移動可能に配置されレンズを保持するレンズ保持枠と、前記レンズ保持枠の外側または内側に突設され前記カム溝に係合するカムピンとを備え、前記カム溝は、底面と、この底面に至るにつれて互いに近接する両側の傾斜面とが延在することで形成され、前記カムピンは、円柱部と、該円柱部の先部に形成され前記両側の傾斜面に係合可能な円錐面からなる係合部とを有し、前記カム環と前記レンズ保持枠の相互回転運動により前記係合部が前記カム溝により案内されて前記レンズ保持枠が軸方向に移動する沈胴式レンズ鏡筒であって、前記レンズ保持枠の周方向における前記カムピンの両側部分のうちの一方が前記係合部から前記円柱部の全長にわたって切り取られ前記両側部分のうちの一方に該カムピンの全長にわたって延在する平坦部が設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、レンズ保持枠のカムピンに平坦部を設けているので、カムピンに平坦部が設けられていない場合に比較して、カムピンの占有空間を縮小でき、沈胴状態における沈胴式レンズ鏡筒および撮像装置の小型化を図る上で有利となる。
沈胴式レンズ鏡筒および撮像装置の小型化を図るという目的を、レンズ保持枠のカムピンに平坦部を設けることによって実現した。
次に本発明の実施例1について図面を参照して説明する。
図1は実施例1の撮像装置の斜視図、図2は実施例1の撮像装置の構成を示すブロック図である。
図1に示すように、本実施例の撮像装置100はデジタルスチルカメラであり、外装を構成するケース102を有している。
ケース102の前面右側部寄りの箇所には撮影光学系104を収容保持する沈胴式の鏡筒10が設けられ、ケース102の前面上部寄りの箇所には閃光を発光するフラッシュ部106、光学式ファインダ40(図3)の対物レンズ108などが設けられている。
鏡筒10はケース102の内部に組み込まれた駆動部124(図2)によってケース102の前面から前方に突出した使用位置(広角状態、望遠状態、および広角乃至望遠の中間状態)とケース102の前面に収容された収容位置(沈胴状態)との間を出没するように構成されている。
ケース102の上端面にはシャッタボタン110が設けられ、ケース102の後面には、前記光学式ファインダの接眼窓(不図示)、電源のオンオフ、撮影モード、再生モードの切替など種々の操作を行なうための複数の操作スイッチ112、撮像した映像を表示するディスプレイ114(図2)などが設けられている。
図2に示すように、鏡筒10の後部には、撮影光学系104によって結像された被写体像を撮像するCCDやCMOSセンサなどで構成された撮像素子116が配設され、撮像装置100は、撮像素子116から出力された撮像信号に基づいて画像データを生成し、メモリカードなどの記憶媒体118に記録する画像処理部120、前記画像データをディスプレイ114に表示させる表示処理部122、駆動部124、操作スイッチ112やシャッタボタン110の操作に応じて画像処理部120、表示処理部122、駆動部124を制御するCPUなどを含む制御部126などを備えている。
次に、鏡筒10の概略構成について説明する。
図3は鏡筒10の状態を説明する斜視図で、(A)が不使用時のレンズ収納状態すなわち沈胴状態を示すもの、(B)が使用時のレンズ突出状態(広角状態あるいは望遠状態)を示す。図4は鏡筒10の断面図であり、(A)が沈胴状態、(B)が広角状態、(C)が望遠状態を示すものである。図5は鏡筒10の分解斜視図である。
図3に示すように、鏡筒10は、ケース102に固定されるベース12に取着されている。
図4に示すように、撮影光学系は光学的には3群構成である。すなわち、鏡筒10の光軸方向で被写体側を前方とし、前記光軸方向で撮像素子116側を後方としたとき、撮影光学系を構成する3群は、前方から後方に向かってこの順番で配設された1群レンズ14、2群レンズ16、3群レンズ18によって構成されている。
鏡筒10は、1群レンズ14と2群レンズ16が所定のカムカーブにより光軸方向に駆動されることによってズーミングを行い、3群レンズ18が光軸方向に微小に変位されることによってフォーカッシングを行う。すなわち、1群レンズ14と2群レンズ16の変位によって焦点距離を可変し、この焦点距離の変化によって生じた合焦位置のずれを3群の変位によって修正し適切に合焦させるように構成されている。
図5に示すように鏡筒10は、1群、2群レンズ14,16を前記光軸方向に移動させる構成として、固定環20、回転環22、カム環24、直進案内環26などが用いられ、3群レンズ18を光軸方向に移動させる構成として雌ねじ部材、雄ねじ部材などが用いられている。
本実施例では、図3(B)に示すように、鏡筒10は、第1鏡筒10Aと第2鏡筒10Bと第3鏡筒10Cとで構成された沈胴式である。第1鏡筒10Aは、ケース102内に配設された固定環20で構成され、第2鏡筒10Bは、固定環20の内側に配設されたカム環24で構成され、第3鏡筒10Cは、カム環24の内側に配設された1群レンズ枠1402で構成されている。なお、鏡筒10と、この鏡筒10内に配設される1群、2群レンズ、3群レンズ14,16、18やそれらの駆動系によりレンズ鏡筒が構成されている。
具体的に説明すると、固定環20はベース12に対して固定されており、固定環20の内周面には、図6に示すように、周方向に延在するカム溝2002,2004と、撮影光学系の光軸方向と平行に延在する直進案内溝2006とが設けられている。
回転環22は、固定環20の外周に回転可能にかつ光軸方向に移動不能に設けられている。
回転環22にはその内周面と外周面を貫通し周方向に延在する複数のカム溝2202が設けられ、内周面には光軸方向に沿って直線的に延在する直進溝2205が設けられ、外周面後部にはギア部2204が周方向に所定の長さ延在形成され、また、回転環22の後端には回転位置検知用の複数のフィン2206が突設されている。
ギア部2204はベース12に取着された回転環駆動機構23のギア2302に噛合され、回転環駆動機構23から供給される回転駆動力がギア2302とギア部2204を介して回転環22に供給されることで回転環22が光軸を中心に回転駆動されるように構成されている。
回転環駆動機構23は、ギア2302を回転駆動するDCモータと、このDCモータまたはギア2302の回転数をカウントするためのロータリエンコーダと、フィン2206の移動を検知するフォトセンサとを有し、これらロータリエンコーダおよびフォトセンサの検出信号に基づいて回転環22の回転速度または回転位置制御を行うように構成されている。
3群レンズ18は3群レンズ枠1802で保持され、3群レンズ枠1802は、ベース12に光軸方向に移動可能にかつ光軸を中心に回転できないように配設されている。3群レンズ移動機構28は、3群レンズ枠1802に連結された雌ねじ部材に螺合される雄ねじ部材(リードスクリュー)と、この雄ねじ部材を回転駆動するモータとを有し、このモータが回転駆動されることにより3群レンズ18を光軸方向に移動させフォーカシング動作がなされるように構成されている。
カム環24は、固定環20の径方向内側箇所に回転可能にかつ前記光軸方向に移動可能に設けられ、カム環24の内周面には、図7に示すように、カム溝2402,2404が設けられ、図5に示すように、カム環24の後端には径方向外方向に突出する3つの凸部2406が周方向に間隔をおいて設けられている。そして、これら3つの凸部2406が固定環20のカム溝2002,2004に係合した状態で、カム環24が固定環20に対して回転運動することでこれら3つの凸部2406が固定環20のカム溝2002,2004に沿って動かされることによりカム環24が前記光軸方向に移動される。
さらに、固定環20のカム溝2002の少なくとも1つは径方向に貫通しており、前記貫通したカム溝2002に対応するカム環24の凸部2406に設けられた不図示のアームの先端が前記カム溝2002を通って回転環22の直進溝2205に係合されている。これにより、カム環24と回転環22は固定環20に対して連動して回転する。すなわち、回転環22を回転させると、カム環24は回転しながら光軸方向に移動する。
直進案内環26は、カム環24の径方向内側箇所に回転不能にかつ前記光軸方向にカム環24と連動して移動可能に設けられている。詳しく説明すると、直進案内環26の後端には径方向外方に突出する3つの凸部2602が周方向に間隔をおいて設けられている。そして、これら3つの凸部2602がカム環24の後方を通って固定環20の直進案内溝2008に係合した状態でカム環24が固定環20に対して回転運動することでこれら3つの凸部2602が固定環20の直進案内溝2008に沿って動かされ、これにより直進案内環26は回転せずにカム環24と連動して光軸方向にのみ移動される。
また、直進案内環26には、前縁の径方向を挟んだ2箇所から案内片2604がそれぞれ光軸方向と平行に前方に突設されている。
2群レンズ16は2群レンズ枠1602(特許請求の範囲のレンズ保持枠に相当)に保持されている。2群レンズ枠1602はカム環24の内周に配設され、2群レンズ枠1602の外周面には、径方向を挟む2箇所に光軸方向と平行に延在し直進案内環26の2つの案内片2604に案内される案内部1604と、径方向を挟む2箇所に光軸方向と平行に延在し前方に突出する案内レール1605と、カム環24のカム溝2404に係合される3つのカムピン1606とが設けられている。
そして、案内部1604が案内片2604に案内され、かつ、3つのカムピン1606がカム環24のカム溝2404に係合された状態で、カム環24が回転することにより、2群レンズ16は、回転せずにカム溝2404で設定されたカムカーブにより光軸方向にのみ移動する。
2群レンズ枠1602には、鏡筒10内の迷光を遮断し、撮像素子116への迷光侵入を防止する2群遮光板1608が設けられている。
2群遮光板1608は、前記光軸に垂直な平面と平行な方向に延在する軸線回りに揺動可能に2群レンズ枠1602に取り付けられている。
2群遮光板1608は、鏡筒10が突出した状態においては不図示の付勢部材による付勢により2群レンズ枠1602に設けられた不図示のストッパに当接することで迷光を遮断する遮断位置に位置され、鏡筒10が突出状態から収納状態へ遷移する過程において、3群レンズ移動機構28の前端部分に当て付けられることで前記遮断位置から揺動され3群レンズ移動機構28の前端部分から退避するように構成されている。これにより、2群遮光板1608および2群レンズ枠1602をよりベース12の近傍に位置させることができ鏡筒10の収納状態において、2群レンズ枠1602が光軸方向に占有するスペースを削減する上で有利となっている。
また、2群レンズ枠1602の前部には、シャッタの機能と可変絞りの機能を備えた自動露光装置1610が設けられ、自動露光装置1610には、屈曲可能な素材で構成されたフレキシブル配線板1612の一端が接続されている。このフレキシブル配線板1612の中間部は、カム環24の後端から固定環20に設けられた不図示の開口を通って固定環20の外方に導出され、フレキシブル配線板1612の他端は固定環20やベース12に固定されている。フレキシブル配線板1612は、回転環22の回転動作および2群レンズ枠1602と直進案内環26の光軸方向の移動に際して、連続的に屈曲部位が変化しながら、前記配線群に無理な力が加わらないような長さで形成されている。
このフレキシブル基板1612は、自動露光装置1610に設けられたアクチュエータ群を動作させるための電気信号を供給する配線群を有している。また、フレキシブル配線板1612は、鏡筒10がケース102から外方に露出している部分に静電気等が加えられて瞬間的な大電流が流れる場合に、その電流の流路として機能する前記配線群とは別の配線群を備えている。フレキシブル基板1612の前記別の配線群のベース12側に位置する接続端は、ケース102と同電位となる接地部分に電気的に接続されている。
1群レンズ14は1群レンズ枠1402に保持されている。1群レンズ枠1402はカム環24の内周で2群レンズ枠1602の前方に配設され、1群レンズ枠1602の内周面には、径方向を挟む2箇所に光軸方向と平行に延在し2群レンズ枠1602の2つの案内レール1605に案内される不図示の案内溝と、カム環24のカム溝2404に係合される3つのカムピン1406とが設けられている。
そして、前記案内溝が案内レール2605に案内され、かつ、3つのカムピン1406がカム環24のカム溝2402に係合された状態で、カム環24が回転することにより、1群レンズ14は、回転せずにカム溝2402で設定されたカムカーブにより光軸方向にのみ移動する。
また、1群レンズ枠1402と2群レンズ枠1602との間には、2つの金属製のコイルスプリング15が張設されており、これらコイルスプリング15の付勢力によって1群レンズ枠1402と2群レンズ枠1602は光軸方向に沿って互いに近接する方向に付勢されており、これにより、カムピン1406とカム溝2402との間のガタ、および、カムピン1606とカム溝2404との間のガタを吸収するように構成されている。
また、2群レンズ枠1602には1つの導通板31が組み込まれている。この導通板31には、前記2つのコイルスプリング15のうちの一方のコイルスプリング15の端部が係止されるとともに、フレキシブル配線板1612の前記別の配線群の接続端のうち1群レンズ枠1402側に位置する接続端が電気的に接続されている。これにより、前記一方のコイルスプリング15は導通板31とフレキシブル配線板1612の前記別の配線群を介して前記接地部分に接続されている。
また、1群レンズ群14の前部に撮影光学系の光路を開閉するバリア機構30が設けられ、バリア機構30の前方の1群レンズ枠14部分には鏡筒10の体裁を整える金属製の化粧リング32が取着され、カム環24の前部には鏡筒の体裁を整えるための金属製の化粧リング34が取着されている。
1群レンズ枠14の外周とカム環24の内周との隙間には、この隙間からゴミや迷光の侵入を防ぐ遮光リング36が配設され、この遮光リング36は、1群レンズ枠14上に装着され、化粧リング34とカム環24との間にクリアランスを持った状態で配設されている。
カム環24の外周と固定環20の内周との隙間には、この隙間からゴミや迷光の侵入を防ぐための遮光リング38が配設され、この遮光リング38はカム環24の外周に装着され、固定環20の内周に弾接される。
また、光学式ファインダ40は可動式のレンズを内蔵しておりベース12に取着されている。前記可動式のレンズは不図示のカムピンを介して回転環22のカム溝2202に連結されており、回転環22の回転に連動して光軸方向に移動することで視野のズーミング動作がなされるように構成されている。
次に、2群レンズ枠1602およびカム環24の構成について詳細に説明する。
図8(A)は2群レンズ枠1602の側面図であり、(B)は(A)のB矢視図である。図9(A)は2群レンズ枠1602およびカム環24の縦断面図、(B)は(A)のB矢視図である。
図9に示すように、カム環24のカム溝2402は、底面2402Aと、カム環24の内周面から底面2402Aに至るにつれて互いに近接する両側の傾斜面2402Bとが延在することで形成されている。なお、図9(B)には、カム溝2402がカム環24の軸方向(光軸方向)に沿って延在している部分を示している。
図8、図9に示すように、2群レンズ枠1602の3つのカムピン1606は、2群レンズ枠1602の外周部から半径方向外側に突設されている。
カムピン1606は、図8に示すように、円柱部1606Aと、この円柱部1606Aの先部に形成されカム溝2402の両側の傾斜面2402Bに係合可能な円錐面1606Bと、円錐面1606Bの先端に形成された端面1606Cとを有し、円錐面1606Bと端面1606Cによりカム溝2402に係合する係合部1606Dが構成されている。
そして、カムピン1606には、2群レンズ枠1602の外周部の周方向におけるカムピン1606の両側部分のうちの一方が係合部1606Dから円柱部1606Aの全長にわたって切り取られ前記両側部分のうちの一方に該カムピン1606の全長にわたって単一の平面が延在する第1平坦部1606Eが設けられている。
また、カムピン1606は、第1平坦部1606Eに加え、前記光軸方向におけるカムピン1606の両側部分がそれぞれ係合部1606Dから円柱部1606Aの全長にわたって切り取られ前記両側部分にそれぞれ円柱部1606Aの全長にわたって単一の平面が延在する第2平坦部1606F、第3平坦部1606Gが設けられている。したがって、本実施例では、カムピン1606に、互いに90度の角度をもって交差する第1〜第3平坦部1606E、1606F、1606Gが設けられている。
次に上述の構成からなるカムピン1606の原理について説明する。
まず、平坦部を有しない従来のカムピン1606´について説明する。
図10(A)は従来のカムピン1606´およびカム環の縦断面図、(B)は(A)のB矢視図である。図11は従来のカムピン1606´とカム溝の説明図、図12(A)は従来のカムピン1606´の正面図、(B)は(A)のB矢視図、(C)は(A)のC矢視図、(D)はカムピン1606´の斜視図である。
図10に示すように、従来のカムピン1606´は、円柱部1606Aと、円錐面1606Bと、端面1606Cとを有し、円錐面1606Bと端面1606Cとによりカム溝2402に係合する係合部1606Dが構成されている。
2群レンズ枠1602は上述のように回転不能かつカム環24の内部で軸方向に移動可能に配設されているので、図11に示すように、カム環24の回転によりカムピン1606´はカム溝2402により案内され、カム環24の軸方向(光軸方向)に沿って前方あるいは後方に直線移動される。なお、図11では、カム溝2402に沿ってカムピン1606´が移動するように描かれているが、実際には、カム環24の周方向におけるカムピン1606´の位置は不変であり、カムピン1606´を通るカム溝2402の軸方向Xにおける位置が変化することでカムピン1606´は軸方向Xに移動する。
カムピン1606´の係合部1606Dは、カム溝2402の両側の傾斜面2402Bに対して線接触で係合(摺接)し、図11に(イ)で示す箇所では、カム溝2402がカム環24の周方向に沿って延在しており、したがって(イ)箇所では、カム環24の軸方向Xと平行な直線L上においてカムピン1606´の係合部1606Dとカム溝2402の両側の傾斜面2402Bとが線接触する。
また、図11に(ロ)で示す箇所では、カム溝2402が(イ)箇所に対してリード角θ1をもって延在しており、(ロ)箇所では、カム環24の軸方向Xと平行な直線Lに対して角度θ1をなす直線L1上においてカムピン1606´の係合部1606Dとカム溝2402の両側の傾斜面2402Bとが線接触する。
また、図11に(ハ)で示す箇所では、カム溝2402が(イ)箇所に対してリード角θ2をもって延在しており、(ハ)箇所では、カム環24の軸方向Xと平行な直線Lに対して角度θ2をなす直線L2上においてカムピン1606´の係合部1606Dとカム溝2402の両側の傾斜面2402Bとが線接触する。
また、図11に(ニ)で示す箇所では、カム溝2402がカム環24の周方向に沿って延在しており、したがって(ニ)箇所では、カム環24の軸方向Xと平行な直線L上においてカムピン1606´の係合部1606Dとカム溝2402の両側の傾斜面2402Bとが線接触する。
これらにより、カムピン1606´の係合部1606Dはその全ての部分がカム溝2402の両側の傾斜面2402Bに線接触するのではなく、図11に示し、また、図12(A)に斜線で示すように、軸方向Xにおける係合部1606Dの両側部分でそれぞれ角度θ1+角度θ2の範囲の箇所が両側の傾斜面2402Bに線接触し、残りの係合部1606Dの箇所は2群レンズ枠1602の直線移動に寄与していない。
したがって、カムピン1606´の係合部1606Dのうち、前記線接触する領域を除く非接触領域、すなわち、図12(A)の斜線以外の部分をカムピン1606´から切り取っても、カムピン1606はカム溝2402により案内され、カム環24の回転による2群レンズ枠1602の光軸方向への移動動作に支障は生じない。
図14は、本発明のカムピン1606の一例を示しており、カムピン1606はカムピン1606´における前記非接触領域に相当する部分の一部を切り取ることにより構成されている。具体的には、カムピン1606には、2群レンズ枠1602の外周部の周方向におけるカムピン1606の両側部分のうちの一方が係合部1606Dから円柱部1606Aの全長にわたって切り取られ前記両側部分のうちの一方に該カムピン1606の全長にわたって単一の平面が延在する、実施例1と同様の第1平坦部1606Eが設けられている。
カムピン1606の係合部1606Dは、カム溝2402の両側の傾斜面2402Bに対して線接触で係合(摺接)し、図13に(イ)で示す箇所では、カム溝2402がカム環24の周方向に沿って延在しており、したがって(イ)箇所では、カム環24の軸方向Xと平行な直線L上においてカムピン1606の係合部1606Dとカム溝2402の両側の傾斜面2402Bとが線接触する。
また、図13に(ロ)で示す箇所では、カム溝2402が(イ)箇所に対してリード角θ1をもって延在しており、(ロ)箇所では、カム環24の軸方向Xと平行な直線Lに対して角度θ1をなす直線L1上においてカムピン1606の係合部1606Dとカム溝2402の両側の傾斜面2402Bとが線接触する。
また、図13に(ハ)で示す箇所では、カム溝2402が(イ)箇所に対してリード角θ2をもって延在しており、(ハ)箇所では、カム環24の軸方向Xと平行な直線Lに対して角度θ2をなす直線L2上においてカムピン1606の係合部1606Dとカム溝2402の両側の傾斜面2402Bとが線接触する。
また、図13に(ニ)で示す箇所では、カム溝2402がカム環24の周方向に沿って延在しており、したがって(ニ)箇所では、カム環24の軸方向Xと平行な直線L上においてカムピン1606の係合部1606Dとカム溝2402の両側の傾斜面2402Bとが線接触する。
これらにより、カムピン1606の係合部1606Dがカム溝2402の両側の傾斜面2402Bに線接触し、図13に示し、また、図14(A)に斜線で示すように、軸方向Xにおける係合部1606Dの両側部分でそれぞれ角度θ1+角度θ2の範囲の箇所が両側の傾斜面2402Bに線接触する。
したがって、カムピン1606に第1平坦部1606Eを設けても、カムピン1606はカム溝2402により案内され、カム環24の回転による2群レンズ枠1602の光軸方向への移動動作に支障は生じない。
また、図15に示すように、カムピン1606に第1平坦部1606Eに加えて、前記光軸方向におけるカムピン1606の両側部分の一方に、円錐面1606Bの一部を残し係合部1606Dから円柱部1606Aの全長にわたって単一の平面が延在する第2平坦部1606Fが設けられてもよい。より詳細に説明すると、第2平坦部1606Fは、前記光軸方向におけるカムピン1606の両側部分の一方が円錐面1606Bの一部を残し係合部1606Dから円柱部1606Aの全長にわたって切り取られることにより形成され、本例では、第1、第2平坦部1606E、1606Fは互いに90度の角度をもって交差している。
このように第1、第2平坦部1606E、1606Fを設けても円錐面1606Bの一部が残存しており、両側の傾斜面2402Bに対して、軸方向Xにおけるカムピン1606の両側部分において残存している円錐面1606Bの一部と、第2平坦部1606Fが形成されていない円錐面1606Bとがそれぞれ線接触するので、カム環24の回転による2群レンズ枠1602の光軸方向への移動動作に支障は生じない。
また、図8に示すように、カムピン1606に第1平坦部1606Eおよび第2平坦部1606Fに加えて、前記光軸方向におけるカムピン1606の両側部分の他方に、円錐面1606Bの一部を残し係合部1606Dから円柱部1606Aの全長にわたって単一の平面が延在する第3平坦部1606Gが設けられてもよい。より詳細に説明すると、第3平坦部1606Gは、前記光軸方向におけるカムピン1606の両側部分の他方が円錐面1606Bの一部を残し係合部1606Dから円柱部1606Aの全長にわたって切り取られることにより形成され、本例では、第1、第2、第3平坦部1606E、1606F、1606Gは互いに90度の角度をもって交差している。
したがって、本実施例のカムピン1606のように第1、第2、第3平坦部1606E、1606F、1606Gを設けても、軸方向Xにおける円錐面1606Bの両側の一部が残存しており、両側の傾斜面2402Bに対して、軸方向Xにおけるカムピン1606の両側部分においてそれぞれ残存している円錐面1606Bがそれぞれ線接触するので、カム環24の回転による2群レンズ枠1602の光軸方向への移動動作に支障は生じない。
次に本実施例の作用効果について説明する。
図16(A)は鏡筒10が使用位置にあり2群レンズ枠1602と1群レンズ枠1402とが離間した状態を示す斜視図、(B)は鏡筒10が収容位置にあり2群レンズ枠1602と1群レンズ枠1402とが接近した状態を示す斜視図である。
図16に示すように、1群レンズ枠1402の後端で2群レンズ枠1602の各カムピン1606に臨む箇所には、1群レンズ枠1402の周方向の幅と軸方向の長さを有し後方に開放された切欠部1410が形成されている。
鏡筒10が図16(A)の使用位置から(B)の収容位置に移動すると、2群レンズ枠1602と1群レンズ枠1402とが接近し、1群レンズ枠1402の内周に2群レンズ枠1602の前部が収容され、1群レンズ枠1402の切欠部1410内に2群レンズ枠1602のカムピン1606が位置する。この際、切欠部1410とカムピン1606との間には隙間が確保される。
本実施例では、2群レンズ枠1602のカムピン1606に第1平坦部1606Eを設けているので、カムピン1606に第1平坦部1606Eが設けられていない場合に比較して、1群レンズ枠1402の切欠部1410の幅方向の寸法を削減することができる。
また、2群レンズ枠1602のカムピン1606に第2平坦部1606Fを設けているので、カムピン1606に第2平坦部1606Fが設けられていない場合に比較して、1群レンズ枠1402の切欠部1410の深さ方向の寸法を削減することができる。
したがって、カムピン1606の占有空間を縮小でき、これにより切欠部1410を縮小でき、1群レンズ枠1402において切欠部1410を縮小した分、他の部品の配設スペースとして利用でき、1群レンズ枠1402の小型化、ひいては撮像装置の小型化を図る上で有利となる。あるいは、カムピン1606の占有空間を縮小できるので、1群レンズ枠1402と2群レンズ枠1602とをより近づけることができ、したがって、鏡筒10が収容位置に位置した沈胴状態において1群レンズ枠1402と2群レンズ枠1602とを合わせた光軸方向の寸法を縮小でき、撮像装置の小型化を図る上で有利となる。あるいは、1群レンズ枠1402の切欠部1410の幅方向および深さ方向の寸法を削減できるので、1群レンズ枠1402の強度を確保する上で有利となる。
図17(A)は鏡筒10が使用位置にあり2群レンズ枠1602と直進案内環26とが離間した状態を示す斜視図、(B)は鏡筒10が収容位置にあり2群レンズ枠1602と直進案内環26とが接近した状態を示す斜視図である。
図17に示すように、直進案内環26の前端で2群レンズ枠1602の各カムピン1606に臨む箇所には、直進案内環26の周方向の幅と軸方向の長さを有し前方に開放された切欠部2610が形成されている。
鏡筒10が図17(A)の使用位置から(B)の収容位置に移動すると、2群レンズ枠1602と直進案内環26とが接近し、直進案内環26の内周に1群レンズ枠1402の後部が収容され、直進案内環26の切欠部2610内に2群レンズ枠1602のカムピン1606が位置する。この際、切欠部2610とカムピン1606との間には隙間が確保される。
本実施例では、2群レンズ枠1602のカムピン1606に第1平坦部1606Eを設けているので、カムピン1606に第1平坦部1606Eが設けられていない場合に比較して、直進案内環26の切欠部2610の幅方向の寸法を削減することができる。
また、2群レンズ枠1602のカムピン1606に第3平坦部1606Gを設けているので、カムピン1606に第3平坦部1606Gが設けられていない場合に比較して、直進案内環26の切欠部2610の深さ方向の寸法を削減することができる。
したがって、カムピン1606の占有空間を縮小でき、これにより切欠部2610を縮小でき、直進案内環26において切欠部2610を縮小した分、他の部品の配設スペースとして利用でき、直進案内環26の小型化、ひいては撮像装置の小型化を図る上で有利となる。あるいは、カムピン1606の占有空間を縮小できるので、直進案内環26と2群レンズ枠1602とをより近づけることができ、したがって、鏡筒10が収容位置に位置した沈胴状態において直進案内環26と2群レンズ枠1602とを合わせた光軸方向の寸法を縮小でき、撮像装置の小型化を図る上で有利となる。あるいは、直進案内環26の切欠部2610の幅方向および深さ方向の寸法を削減できるので、直進案内環26の強度を確保する上で有利となる。
図18(A)は鏡筒10が使用位置にありベース12上において2群レンズ枠1602と3群レンズ枠1802とが離間した状態を示す斜視図、(B)は鏡筒10が収容位置にありベース12上において2群レンズ枠1602と3群レンズ枠1802とが接近した状態を示す斜視図である。
図18に示すように、ベース12には3群レンズ枠1802を光軸方向に案内するガイド軸1202が光軸と平行方向に前方に向けて突設されている。
2群レンズ枠1602の外周部のガイド軸1202に臨む箇所には、2群レンズ枠1602の周方向の幅と半径方向の深さとを有し半径方向外方に開放された切欠部1620が形成されている。
カムピン1606は、その第1平坦部1606Eが切欠部1620に臨むように設けられている。
鏡筒10が図17(A)の使用位置から(B)の収容位置に移動すると、2群レンズ枠1602と3群レンズ枠1802とが共にベース12に接近し、2群レンズ枠1602の切欠部1620内にベース12のガイド軸1202が位置する。この際、切欠部1620とガイド軸1202との間には隙間が確保される。
本実施例では、2群レンズ枠1602のカムピン1606に第1平坦部1606Eを設けているので、カムピン1606に第1平坦部1606Eが設けられていない場合に比較して、カムピン1606と切欠部1620との間の寸法を削減することができる。
したがって、カムピン1606と切欠部1620が2群レンズ枠1602の周方向に占めるスペースを縮小でき、2群レンズ枠1602においてカムピン1606と切欠部1620が占めるスペースを縮小した分、他の部品の配設スペースとして利用でき、2群レンズ枠1602の小型化、ひいては撮像装置の小型化を図る上で有利となる。
なお、本実施例では、カム溝をカム環の内周面に設けたが、本発明はこれに限定されず、カム溝をカム環の外周面に設けるとともに、カム溝に対応するカムピンを内向きに設けてもよいことはもちろんであり、この場合も本実施例と同様の効果を得ることができる。例えば、カム環の半径方向外側にレンズ保持枠が位置している場合には、レンズ保持枠からその半径方向内側にカムピンが突設され、このカムピンがカム環の外周面のカム溝に係合することになる。
また、本実施例では、撮像装置としてデジタルスチルカメラを用いて説明したが、本発明は、ビデオカメラ、その他種々の撮像装置に適用可能である。
実施例1の撮像装置の斜視図である。 実施例1の撮像装置の構成を示すブロック図である。 鏡筒10の状態を説明する斜視図である。 鏡筒10の状態を説明する断面図である。 沈胴レンズの分解斜視図である。 固定環20の展開図である。 カム環24の展開図である。 2群レンズ枠1602の説明図である。 2群レンズ枠1602およびカム環24の説明図である。 従来のカムピン1606´およびカム環の説明図である。 従来のカムピン1606´とカム溝の説明図である。 従来のカムピン1606´の説明図である。 本発明の一例を示すカムピン1606とカム溝の説明図である。 本発明の一例を示すカムピン1606の説明図である。 本発明の他の一例を示すカムピン1606の説明図である。 2群レンズ枠1602と1群レンズ枠1402とが離間および接近した状態を示す斜視図である。 2群レンズ枠1602と直進案内環26とが離間および接近した状態を示す斜視図である。 2群レンズ枠1602と3群レンズ枠1802とが離間および接近した状態を示す斜視図である。
符号の説明
100……撮像装置、10……鏡筒、16……2群レンズ、1602……2群レンズ枠、1606……カムピン、1606A……円柱部、1606B……円錐面、1606D……係合部、1606E……第1平坦部、1606F……第2平坦部、1606G……第3平坦部、24……カム環、2402……カム溝、2402A……底面、2402B……傾斜面。

Claims (7)

  1. 鏡筒内に配設され、あるいは、鏡筒の一部を構成するカム環と、
    前記カム環の内周面に周方向に延在形成されたカム溝と、
    前記カム環の径方向内側に回転不能かつ軸方向に移動可能に配置されレンズを保持するレンズ保持枠と、
    前記レンズ保持枠の外周部から突設され前記カム溝に係合するカムピンとを備え、
    前記カム溝は、底面と、この底面に至るにつれて互いに近接する両側の傾斜面とが延在することで形成され、
    前記カムピンは、円柱部と、該円柱部の先部に形成され前記両側の傾斜面に係合可能な円錐面からなる係合部とを有し、
    前記カム環の回転により前記係合部が前記カム溝により案内されて前記レンズ保持枠が軸方向に移動し、前記レンズ保持枠がカム環内で後退し沈胴状態となる沈胴式レンズ鏡筒であって、
    前記レンズ保持枠の外周部の周方向における前記カムピンの両側部分のうちの一方が前記係合部から前記円柱部の全長にわたって切り取られ前記両側部分のうちの一方に該カムピンの全長にわたって延在する平坦部が設けられている、
    ことを特徴とする沈胴式レンズ鏡筒。
  2. 前記平坦部に加え、前記軸方向における前記カムピンの両側部分のうちの一方が前記円錐面の一部を残し前記係合部から前記円柱部の全長にわたって切り取られ前記両側部分のうちの一方に前記円柱部の全長にわたって延在する平坦部が設けられていることを特徴とする請求項1記載の沈胴式レンズ鏡筒。
  3. 前記平坦部に加え、前記軸方向における前記カムピンの両側部分がそれぞれ前記円錐面の一部を残し前記係合部から前記円柱部の全長にわたって切り取られ前記両側部分にそれぞれ前記円柱部の全長にわたって延在する平坦部が設けられていることを特徴とする請求項1記載の沈胴式レンズ鏡筒。
  4. 被写体像を導くレンズと、このレンズによって導かれた被写体像を撮像する撮像素子とを有する沈胴式レンズ鏡筒を備えた撮像装置であって、
    前記沈胴式レンズ鏡筒は、
    鏡筒内に配設され、あるいは、鏡筒の一部を構成するカム環と、
    前記カム環の内周面に周方向に延在形成されたカム溝と、
    前記カム環の径方向内側に回転不能かつ軸方向に移動可能に配置され前記レンズを保持するレンズ保持枠と、
    前記レンズ保持枠の外周部から突設され前記カム溝に係合するカムピンとを備え、
    前記カム溝は、底面と、この底面に至るにつれて互いに近接する両側の傾斜面とが延在することで形成され、
    前記カムピンは、円柱部と、該円柱部の先部に形成され前記両側の傾斜面に係合可能な円錐面からなる係合部とを有し、
    前記カム環の回転により前記係合部が前記カム溝により案内されて前記レンズ保持枠が軸方向に移動し、
    前記レンズ保持枠の外周部の周方向における前記カムピンの両側部分のうちの一方が前記係合部から前記円柱部の全長にわたって切り取られ前記両側部分のうちの一方に該カムピンの全長にわたって延在する平坦部が設けられている、
    ことを特徴とする撮像装置。
  5. 前記平坦部に加え、前記軸方向における前記カムピンの両側部分のうちの一方が前記円錐面の一部を残し前記係合部から前記円柱部の全長にわたって切り取られ前記両側部分のうちの一方に前記円柱部の全長にわたって延在する平坦部が設けられていることを特徴とする請求項4記載の撮像装置。
  6. 前記平坦部に加え、前記軸方向における前記カムピンの両側部分がそれぞれ前記円錐面の一部を残し前記係合部から前記円柱部の全長にわたって切り取られ前記両側部分にそれぞれ前記円柱部の全長にわたって延在する平坦部が設けられていることを特徴とする請求項4記載の撮像装置。
  7. 鏡筒内に配設され、あるいは、鏡筒の一部を構成するカム環と、
    前記カム環の内周面または外周面に周方向に延在形成されたカム溝と、
    前記カム環に係合し軸方向に移動可能に配置されレンズを保持するレンズ保持枠と、
    前記レンズ保持枠の外側または内側に突設され前記カム溝に係合するカムピンとを備え、
    前記カム溝は、底面と、この底面に至るにつれて互いに近接する両側の傾斜面とが延在することで形成され、
    前記カムピンは、円柱部と、該円柱部の先部に形成され前記両側の傾斜面に係合可能な円錐面からなる係合部とを有し、
    前記カム環と前記レンズ保持枠の相互回転運動により前記係合部が前記カム溝により案内されて前記レンズ保持枠が軸方向に移動する沈胴式レンズ鏡筒であって、
    前記レンズ保持枠の周方向における前記カムピンの両側部分のうちの一方が前記係合部から前記円柱部の全長にわたって切り取られ前記両側部分のうちの一方に該カムピンの全長にわたって延在する平坦部が設けられている、
    ことを特徴とする沈胴式レンズ鏡筒。
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