JP2006235297A - 沈胴式レンズ鏡筒 - Google Patents

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JP2006235297A JP2005050499A JP2005050499A JP2006235297A JP 2006235297 A JP2006235297 A JP 2006235297A JP 2005050499 A JP2005050499 A JP 2005050499A JP 2005050499 A JP2005050499 A JP 2005050499A JP 2006235297 A JP2006235297 A JP 2006235297A
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Hiroshi Wakabayashi
央 若林
Takehiro Kano
健博 加納
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Abstract

【目的】 退避レンズ、及びその他関連部材をより効率よく配置・構成することを目的とする。
【構成】 本発明の沈胴式レンズ鏡筒は、シャッタ(絞り)Sよりも被写体側に複数のレンズ群を備えた沈胴式レンズ鏡筒であって、沈胴させた場合に、前記複数のレンズ群の一部のレンズ群が、他の少なくとも一部のレンズ群と光軸に対し並列に配置されることを特徴する。沈胴させた場合に、絞り部よりも被写体側に位置する前記複数のレンズ群の一部のレンズ群が、他の少なくとも一部のレンズ群と光軸に対し並列に配置されることにより、絞り部よりも被写体側でレンズ鏡筒を光軸方向に薄型化することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、沈胴式レンズ鏡筒に係り、特に、沈胴タイプのズームレンズを備えたデジタルカメラの沈胴式レンズ鏡筒に関する。
近年、デジタルカメラにおいてはその携帯性を良くするためカメラの小型・薄型化が望まれている。そのためにはカメラの厚みを決定する主な要素である撮影レンズを小型・薄型化する必要があり、撮影時以外はレンズをカメラボディ内に収納する沈胴タイプのズームレンズが広く採用されている。
しかしながら、各レンズの間隔を詰めて収納する従来の沈胴タイプでは構成レンズの枚数と厚みで収納時の総厚みが決まるため限界があり、また光学ズームの高倍率化のために構成レンズ枚数が増えると更に不利になる。そこで沈胴時に構成レンズの一部を光軸外に退避させて他のレンズと光軸方向に重複させることにより収納時の厚みを薄くする方法が考案されている。
例えば、沈胴タイプのズームレンズを備えたデジタルカメラの沈胴式レンズ鏡筒において、レンズと共に光軸方向に移動する絞り(シャッタ)より後方(結像面側)に複数のレンズ群を備え、レンズ沈胴時に、絞りより後方のレンズの一部を光軸外に退避させ、最後方レンズや撮像素子と並列に配置して光軸方向に重複させる技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。或いは、複数のレンズ群を備えたカメラにおいて、光軸方向に移動しない最後方レンズを光軸外に退避させ、前方(被写体側)のレンズ群を沈胴させ、前方(被写体側)のレンズ群に対し、退避させた最後方レンズが並列に配置されるように光軸方向に重複させる技術が開示されている(例えば、特許文献2参照)。
その他、レンズの退避ではないが、光学フィルタを光軸外に退避させる技術が開示されている(例えば、特許文献3参照)。
特開2003−315861号公報 特開2003−149723号公報 特開2004−145029号公報
しかしながら、レンズと共に光軸方向に移動する絞り(シャッタ)より後方のレンズの一部を光軸外に退避させる構成では、絞りより後方の空間をレンズ退避のため空けておかなければならない。これでは、絞り(シャッタ)用の駆動機器やフォーカシングを行う最後方レンズや撮像素子等を駆動させる駆動機器等を配置するために別途、空間が必要となり、カメラの小型化・薄型化に限界があるといった問題があった。同様に、カメラ本体に近い最後方レンズを光軸外に退避させる構成では、同様に、最後方レンズを退避させるためにカメラ本体の空間或いはカメラ本体に近い空間を空けておかなければならず、駆動機器等を配置するために別途、空間が必要となり、カメラの小型化・薄型化に限界があるといった問題があった。
本発明は係る事情に鑑みてなされたものであって、退避レンズ、及びその他関連部材をより効率よく配置・構成することができる沈胴式レンズ鏡筒を提供することを目的とする。
本発明の沈胴式レンズ鏡筒は、
絞り部よりも被写体側に複数のレンズ群を備えた沈胴式レンズ鏡筒であって、
沈胴させた場合に、前記複数のレンズ群の一部のレンズ群が、他の少なくとも一部のレンズ群と光軸に対し並列に配置されることを特徴する。
沈胴させた場合に、絞り部よりも被写体側に位置する前記複数のレンズ群の一部のレンズ群が、他の少なくとも一部のレンズ群と光軸に対し並列に配置されることにより、絞り部よりも被写体側でレンズ鏡筒を光軸方向に薄型化することができる。
言い換えると、本発明の沈胴式レンズ鏡筒は、
絞り部と、
前記絞り部よりも被写体側に配置され、沈胴させた場合に、光軸に対し並列に配置される第1と第2のレンズ群と、
を備えたことを特徴する。
上述したように、絞り部よりも被写体側でレンズ鏡筒を光軸方向に薄型化することができるので、絞り部より結像側の空間をその他の部品を搭載するために使用することができる。
そして、前記沈胴式レンズ鏡筒は、さらに、
前記絞り部よりも結像面側に配置された第3のレンズ群と、
光軸に対し、前記第3のレンズ群と並列に配置された、前記絞り部を駆動させる駆動部と、
を備えたことを特徴する。
上述したように、絞り部より結像面側の空間を空けることができるので、かかる空間に前記絞り部を駆動させる駆動部を前記第3のレンズ群と並列に配置させることができる。並列に配置させることにより、その分、絞り部よりも結像面側でレンズ鏡筒を光軸方向に薄型化することができる。
また、前記沈胴式レンズ鏡筒は、さらに、
前記絞り部よりも結像面側に配置された第3のレンズ群と、
光軸に対し、前記第3のレンズ群と並列に配置された、前記第3のレンズ群を光軸方向に駆動させる駆動部と、
を備えたことを特徴する。
ここでも、上述したように、絞り部より結像側の空間を空けることができるので、かかる空間に前記第3のレンズ群を光軸方向に駆動させる駆動部を前記第3のレンズ群と並列に配置させることができる。並列に配置させることにより、その分、絞り部よりも結像面側でレンズ鏡筒を光軸方向に薄型化することができる。また、ここでは、光軸上に前記第3のレンズ群を配置し、前記絞り部を駆動させる駆動部と前記第3のレンズ群を光軸方向に駆動させる駆動部とを前記第3のレンズ群の両側に配置するように構成するとなお効率的である。
また、前記沈胴式レンズ鏡筒は、さらに、
前記絞り部よりも結像面側に配置された撮像部と、
光軸に対し、前記撮像部と並列に配置された、前記絞り部を駆動させる駆動部と、
を備えたことを特徴する。
ここでも、上述したように、絞り部より結像側の空間を空けることができるので、かかる空間に前記絞り部を駆動させる駆動部を前記撮像部と並列に配置させることができる。並列に配置させることにより、その分、絞り部よりも結像面側でレンズ鏡筒を光軸方向に薄型化することができる。ここでは、前記撮像部と並列に配置させているが、前記第3のレンズ群に対しても並列配置となっていても構わない。前記絞り部を駆動させる駆動部が光軸方向に前記撮像部或いは前記第3のレンズ群よりも長い場合に、前記撮像部および前記第3のレンズ群と並列に配置させるとなお効率的である。
また、前記沈胴式レンズ鏡筒は、さらに、
撮像部と、
前記絞り部よりも結像面側に配置された第3のレンズ群と、
光軸に対し、前記撮像部と並列に配置された、前記第3のレンズ群を光軸方向に駆動させる駆動部と、
を備えたことを特徴する。
ここでも、上述したように、絞り部より結像側の空間を空けることができるので、かかる空間に前記第3のレンズ群を光軸方向に駆動させる駆動部を前記撮像部と並列に配置させることができる。並列に配置させることにより、その分、絞り部よりも結像面側でレンズ鏡筒を光軸方向に薄型化することができる。ここでは、前記第3のレンズ群を光軸方向に駆動させる駆動部を前記撮像部と並列に配置させているが、上述した前記絞り部を駆動させる駆動部と同様、前記第3のレンズ群に対しても並列配置となっていても構わない。前記第3のレンズ群を光軸方向に駆動させる駆動部が光軸方向に前記撮像部或いは前記第3のレンズ群よりも長い場合に、前記撮像部および前記第3のレンズ群と並列に配置させるとなお効率的である。さらに、光軸上に前記撮像部を配置し、前記絞り部を駆動させる駆動部と前記第3のレンズ群を光軸方向に駆動させる駆動部とを前記撮像部の両側に配置するように構成するとなお効率的である。
本発明によれば、絞り部よりも被写体側でレンズ鏡筒を光軸方向に薄型化することができるので、絞り部より結像側の空間をその他の部品を搭載するために使用することができる。そして、絞り部より結像側の空間をその他の部品を搭載するために使用することができるので、かかる空間に、絞り用の駆動機器やフォーカシングを行う最後方レンズや撮像素子等を駆動させる駆動機器等を配置することができる。その結果、従来よりもレンズ鏡筒を光軸方向に薄型化することができる。
以下、本発明をデジタルカメラのズームレンズ鏡筒に適用した例を説明する。実施の形態1では、複数のレンズからなるズームレンズの沈胴時にシャッタ(絞り)より前方のレンズの一部を光軸外に退避させ他のレンズと光軸方向に重複させる。そして、シャッタ(絞り)駆動用アクチュエータとフォーカスレンズの駆動用アクチュエータ、及び位置検出用センサーを撮像素子に隣接した位置に配置し薄型化する構成について説明する。
実施の形態1.
図1は、ズームレンズの撮影状態における光軸上断面を示す図である。
図1において、沈胴式レンズ鏡筒の一例であるズームレンズ鏡筒の撮影光学系は、左側(光軸方向前方、物体側、或いは被写体側ともいう。以下同じ。)から順に、第1レンズ群L1、第2レンズ群L2、絞り部となるシャッタ(絞り)S、第3レンズ群L3、ローパスフィルタF、撮像部の一例となる固体撮像素子Cを備えている。
ここで、ズーミングは、第1レンズ群L1、第2レンズ群L2を光軸方向に所定量移動させることにより行う。フォーカシングは第3レンズ群L3を光軸方向に移動させることにより行う。
図2は、ズームレンズの沈胴状態における光軸上断面を示す図である。
図2において、沈胴させる場合、第1レンズ群L1、第2レンズ群L2とシャッタ(絞り)S、及び第3レンズ群L3が撮影状態より右側(光軸方向後方、像側、結像面側ともいう。以下同じ。)に後退するとともに、シャッタ(絞り)Sより光軸方向前方に位置する第2レンズ群L2は撮影光軸Z1上から退避する。第2レンズ群L2が退避することによりできた撮影光軸Z1上の空間に第1レンズ群L1が収まるため第1レンズ群L1と第2レンズ群L2が光軸方向に重複し、並列に配置される。したがって、沈胴時のズームレンズ鏡筒全長をその分短くすることができる。言い換えれば、レンズ沈胴時シャッタ(絞り)より前方のレンズの一部を光軸外に退避させ、他のレンズと光軸方向に重複させることにより、従来技術では利用できなかったシャッタ(絞り)より前方のレンズ周辺の空間が退避レンズ、退避機構用等に有効に利用でき、その結果ズームレンズ鏡筒が小型・薄型化できる。また、シャッタ(絞り)Sより光軸方向前方で第1レンズ群L1と第2レンズ群L2が光軸方向に重複し、並列に配置されるため、シャッタ(絞り)Sより光軸方向後方の空間を別の機器等を配置するために使用することができる。言い換えれば、レンズ沈胴時シャッタ(絞り)より前方のレンズの一部を光軸外に退避させ他のレンズと光軸方向に重複させることにより、後述するように、従来技術ではレンズの収納用に使用されていたシャッタ(絞り)より後方のレンズ、及び撮像素子周辺の空間にフォーカス駆動用等の部材が配置でき、その結果ズームレンズ鏡筒が小型・薄型化できる。
また、ズームレンズ鏡筒において、レンズ群の少なくとも一つを光軸方向に駆動する回転部材を有し、回転部材の回転軸が撮影光軸に対し偏心し、退避するレンズ群は偏心方向に退避するように構成される。各撮影光学系要素を保持、作動させるために回動、及び直進移動する各筒状部品の中心軸Z2が撮影光軸Z1に対して偏心しているため、撮影光軸Z1周りの空間は回転非対称になっている。第2レンズ群L2が、撮影光軸Z1に対する中心軸Z2の偏心方向、すなわち、広い側の空間へ退避して第1レンズ群L1と第2レンズ群L2が光軸方向に重複(並列配置)するように構成されることにより、ズームレンズ鏡筒径を退避のために大きくさせなくとも構成することができる。
以下、第1レンズ群L1の保持と作動構造について説明する。
図3は、ズームレンズ鏡筒におけるレンズ群移動機構の主要部品分解斜視図である。
図1、図2、及び図3において、外側回転筒16には外周面に雄ヘリコイド16aが形成され固定筒11の内周面に形成された雌ヘリコイド11aと螺合している。外側回転筒16の外周面にはさらに雄ヘリコイド16aと交差する形でギア16bが一体的に形成され不図示の駆動ギアを介して不図示のズームモータの回転力を受けることにより、外側回転筒16を固定筒11に対して回動させながら直進させることができる。
また、外側回転筒16の内周面には円周方向3等分に3本の直進ガイド溝16cが形成され内側回転筒12に植設された3本のフォロワピン17を直進案内することにより、内側回転筒12を外側回転筒16と一体的に回動させることができる。また、フォロワピン17は外側直進筒15に形成された3本のカム溝15aを貫通しているため内側回転筒12を回動中カム溝15aの軌跡にしたがって外側回転筒16に対して光軸方向に相対的に移動させることができる。尚、外側直進筒15は、外側回転筒16に相対回転自在に保持され2本の直進キー15bが固定筒11に形成された2本の直進キー溝11bにより回動を阻止されているため、外側直進筒15は、光軸方向に回動しながら移動する外側回転筒16の移動と一体的になりながらも回転せずに直進移動する。
また、内側回転筒12の外周面には第1レンズ群L1を光軸方向に移動させるための3本のカム溝12aが形成されている。第1レンズ群L1は第1レンズ枠20に保持され、第1レンズ枠20は第1レンズ筒13に保持されている。第1レンズ筒13は2本の直進キー13aが外側直進筒15に形成された2本の直進キー溝15cにより回動を阻止され、また内側回転筒12のカム溝12aに嵌合するフォロワピン18を植設しているため、第1レンズ群L1を内側回転筒12の回動によりカム溝12aの軌跡にしたがって光軸方向に回転せずに直進移動させることができる。
次に、第2レンズ群L2の保持と作動構造について説明する。
図4は、ズームレンズ鏡筒における第2レンズ群と第3レンズ群の主要部品分解斜視図である。
第2レンズ群L2は、撮影状態では撮影光軸Z1上を移動可能に、また沈胴状態では撮影光軸Z1外に退避可能なように保持されている。先ず、図1〜4を用いて、撮影状態における第2レンズ群L2の作動構造を説明する。
上述した内側回転筒12の内周面には、第2レンズ群L2を光軸方向に移動させるための3本のカム溝12bが形成されている。また、内側直進筒14は、内側回転筒12に相対回転自在に保持され、2本の直進キー14cが外側直進筒15に形成された2本の直進キー溝15cにより回動を阻止されているため、内側直進筒14は、移動光軸方向に回動しながら移動する内側回転筒12の移動と一体的になりながらも回転せずに直進移動する。
第2レンズ群L2は、第2レンズ枠30に保持され、第2レンズ枠30は撮影状態では第2レンズ群L2が撮影光軸Z1上に位置するように第2レンズ筒31に保持されている。第2レンズ筒31には3本のフォロワピン34が植設されフォロワピン34は内側直進筒14に形成された3本の直進ガイド溝14aを貫通して内側回転筒12のカム溝12bに嵌合しているため、第2レンズ群L2は内側回転筒12の回動によりカム溝12bの軌跡にしたがって光軸方向に直進移動する。
図5は、ズームレンズ鏡筒における第3レンズ群の沈胴状態を示す図である。
図5(a)には、シャッタ(絞り)Sから光軸方向後方側を示している。また、図5(b)には、図5(a)におけるD−D断面を示している。
図6は、ズームレンズ鏡筒における第2レンズ群の撮影時状態を示す図である。
図6(a)には、第2レンズ群から光軸方向後方側を示している。また、図6(b)には、図6(a)における側面図を示している。
図7は、ズームレンズ鏡筒における第2レンズ群の沈胴時状態を示す図である。
図7(a)には、第2レンズ群から光軸方向後方側を示している。また、図7(b)には、図7(a)における側面図を示している。
以下、図4から図7を用いて、撮影時の状態から沈胴時の状態に至る第2レンズ群L2の作動構造を説明する。
第2レンズ枠30は、アーム部30aを一体的に形成し第2レンズ筒31に植設された回転軸32を中心として光軸と直行する方向に撮影光軸Z1上に位置する撮影時状態と撮影光軸Z1外に退避する沈胴時状態の間で揺動可能に軸支され、さらに不図示のばねにより撮影状態の方向に付勢されている。
第2レンズ枠30は撮影時状態では前記ばねの付勢力によりストッパー部30bが第2レンズ筒に植設されたストッパー軸33に当接した状態になるため、第2レンズ群L2を撮影光軸Z1上に位置させることができる。この状態から内側回転筒12が沈胴方向に回動すると第2レンズ筒31と内側直進筒14が光軸方向に相対的に移動し第2レンズ枠30は突起部30cが内側直進筒14に形成されたカム14bに押圧されることによりアーム部30aを前記ばねの付勢力に抗して沈胴時状態の方向に揺動させることができる。その結果、沈動時状態では第2レンズ枠30を撮影光軸Z1外に退避させることができる。すなわち、第2レンズ群L2を撮影光軸Z1外に退避させることができる。
なお、回転軸32、及びストッパー軸33は、第2レンズ筒31への挿入部と回転軸部とストッパー部とを偏心させた構造にした偏心ピンにより構成することにより、組み立て時に、回転軸32、及びストッパー軸33それぞれを回転させることにより撮影光軸Z1と直行する方向に、第2レンズ枠30の位置を調節することができ、その結果、第2レンズ群L2の光軸を撮影光軸Z1と一致させることができる。
また、シャッタ(絞り)Sは、開口部Saを有し第2レンズ筒31に一体的に保持される。そして、シャッタ、及び絞りを駆動するための駆動部の一例であるアクチュエータ部Smは、シャッタ、及び絞りの光軸方向後方(像側)に位置し、沈胴時状態ではCCD枠10に固定保持された固体撮像素子Cに隣接する位置に第3レンズ群L3、ローパスフィルタF、及び固体撮像素子Cと光軸方向が重複する状態で並列に配置され収納される。第2レンズ群L2をシャッタ(絞り)Sよりも物体側で光軸から退避させ、第2レンズ群L2を光軸上の第1レンズ群L1と並列に配置することにより、シャッタ(絞り)Sよりも光軸方向後方の光軸外の空間を確保することができる。よって、かかる空間にアクチュエータ部Smを配置することによりズームレンズ鏡筒を薄型化することができる。特に、シャッタ(絞り)駆動用のアクチュエータ部Smを沈胴するレンズ群と光軸中心に対し、略直交する位置に配置し、アクチュエータ部Smの前方に退避するレンズ群(ここでは、第2レンズ群L2)の回転軸を配置したことにより、より効率的に薄型化することができる。
次に、第3レンズ群の保持と作動構造について説明する。
図4、及び図5に示すように、第3レンズ群L3は第3レンズ枠40に保持され、第3レンズ枠40は一体的に形成された軸受け部40aがCCD枠10に植設されたガイド軸41に嵌合し光軸方向に直進移動可能にガイド保持されている。また、第3レンズ枠40は不図示のばねにより後方(像側)に付勢されている。
第3レンズ群L3を光軸方向に駆動する駆動部の一例であるフォーカスモータMは、固体撮像素子Cに隣接する位置に、光軸上に配置された第3レンズ群L3、ローパスフィルタF、及び固体撮像素子Cと並列に光軸方向が重複する状態でCCD枠10に固定保持されている。上述したように、第2レンズ群L2をシャッタ(絞り)Sよりも物体側で光軸から退避させ、第2レンズ群L2を光軸上の第1レンズ群L1と並列に配置することにより、シャッタ(絞り)Sよりも光軸方向後方の光軸外の空間を確保することができたため、かかる空間にフォーカスモータMを配置することによりズームレンズ鏡筒を薄型化することができる。
また、フォーカスモータMのシャフトMaはシャッタ(絞り)Sの切り欠き部Sbを光軸方向に貫通しているため、沈胴時状態ではシャフトMaと、光軸上のシャッタ(絞り)S、及び第1レンズ群L1とが並列に配置され、光軸方向に重複する。シャフトMaには、ねじが一体的に形成されるとともにナット42が螺合し、シャフトMaが回転するとナット42が光軸方向に移動する。第3レンズ枠40に一体的に形成された環状突起部40bはナット42に前方(物体側)から当接しているため、ナット42の移動にしたがって第3レンズ群L3を光軸方向に移動させることができる。よって、第3レンズ群L3を光軸方向に移動させることによりフォーカシングを行うことができる。
以上のように、シャッタ(絞り)駆動用のアクチュエータ(アクチュエータ部Sm)とフォーカス駆動用のアクチュエータ(フォーカスモータM)の少なくとも一方を沈胴する第3レンズ群L3と光軸中心に対し略直交する位置に配置した。よって、ズームレンズ鏡筒を薄型化することができる。特に、フォーカス駆動用のアクチュエータのシャフト部が、シャッタ(絞り)Sより前方側のレンズ群、及びシャッタ(絞り)Sと光軸方向に対し、並列に配置されることで重複し、フォーカス駆動用のアクチュエータの胴体部がシャッタ(絞り)Sより後方側のレンズ群、及び撮像素子と光軸方向に対し、並列に配置されることで重複するように配置したことで、より効率的に薄型化を向上させることができる。
第3群レンズ位置検出素子Pは、発光部と受光部を有する光学式センサー(PI)を用い、固体撮像素子Cに隣接し第2レンズ群L2後方(像側)の位置に、光軸上の固体撮像素子Cと並列に光軸方向が重複する状態でCCD枠10に固定保持されている。第3レンズ枠40には、PI遮光部40Cが一体的に形成され、沈胴時状態では第3レンズ位置検出素子Pの発光部と受光部の間に進入し、撮影時状態では退避することにより第3群レンズ位置検出素子Pの電気信号を変化させることができる。よって、第3レンズ群L3の位置を検出することができる。以上のように、沈胴するレンズ群の後方位置であり撮像素子に隣接する位置にフォーカスレンズ位置検出用のセンサー(第3群レンズ位置検出素子P)を配置した。よって、ズームレンズ鏡筒を薄型化することができる。
以上のように、第2レンズ群L2をシャッタ(絞り)Sよりも物体側で光軸から退避させ、第2レンズ群L2を光軸上の第1レンズ群L1と並列に配置することにより、シャッタ(絞り)Sよりも光軸方向後方の光軸外の空間を確保することができたため、かかる空間に、位置検出素子PやPI遮光部40Cといった機器を配置することができ、ズームレンズ鏡筒を薄型化することができる。
以上のように、本実施の形態では、レンズ退避タイプの沈胴式ズームレンズ鏡筒において径、収納時厚みが更に小型化できるよう退避レンズ、及びその他関連部材を効率よく配置・構成することができる。
ズームレンズの撮影状態における光軸上断面を示す図である。 ズームレンズの沈胴状態における光軸上断面を示す図である。 ズームレンズ鏡筒におけるレンズ群移動機構の主要部品分解斜視図である。 ズームレンズ鏡筒における第2レンズ群と第3レンズ群の主要部品分解斜視図である。 ズームレンズ鏡筒における第3レンズ群の沈胴状態を示す図である。 ズームレンズ鏡筒における第2レンズ群の撮影時状態を示す図である。 ズームレンズ鏡筒における第2レンズ群の沈胴時状態を示す図である。
符号の説明
10 CCD枠
11 固定筒
11a 雌ヘリコイド
11b 直進キー溝
12 内側回転筒
12a カム溝
12b カム溝
13 第1レンズ筒
13a 直進キー
14 内側直進筒
14a 直進ガイド溝
14b カム
14c 直進キー
15 外側直進筒
15a カム溝
15b 直進キー
15c 直進キー溝
16 外側回転筒
16a 雄ヘリコイド
16b ギア
16c 直進ガイド溝
17 フォロワピン
18 フォロワピン
20 第1レンズ枠
30 第2レンズ枠
30a アーム部
30b ストッパー部
30c 突起部
31 第2レンズ筒
32 回転軸
33 ストッパー軸
34 フォロワピン
40 第3レンズ枠
40a 軸受け部
40b 環状突起部
40c PI遮光部
41 ガイド軸
42 ナット

Claims (6)

  1. 絞り部よりも被写体側に複数のレンズ群を備えた沈胴式レンズ鏡筒であって、
    沈胴させた場合に、前記複数のレンズ群の一部のレンズ群が、他の少なくとも一部のレンズ群と光軸に対し並列に配置されることを特徴する沈胴式レンズ鏡筒。
  2. 絞り部と、
    前記絞り部よりも被写体側に配置され、沈胴させた場合に、光軸に対し並列に配置される第1と第2のレンズ群と、
    を備えたことを特徴する沈胴式レンズ鏡筒。
  3. 前記沈胴式レンズ鏡筒は、さらに、
    前記絞り部よりも結像面側に配置された第3のレンズ群と、
    光軸に対し、前記第3のレンズ群と並列に配置された、前記絞り部を駆動させる駆動部と、
    を備えたことを特徴する請求項2記載の沈胴式レンズ鏡筒。
  4. 前記沈胴式レンズ鏡筒は、さらに、
    前記絞り部よりも結像面側に配置された第3のレンズ群と、
    光軸に対し、前記第3のレンズ群と並列に配置された、前記第3のレンズ群を光軸方向に駆動させる駆動部と、
    を備えたことを特徴する請求項2記載の沈胴式レンズ鏡筒。
  5. 前記沈胴式レンズ鏡筒は、さらに、
    前記絞り部よりも結像面側に配置された撮像部と、
    光軸に対し、前記撮像部と並列に配置された、前記絞り部を駆動させる駆動部と、
    を備えたことを特徴する請求項2記載の沈胴式レンズ鏡筒。
  6. 前記沈胴式レンズ鏡筒は、さらに、
    撮像部と、
    前記絞り部よりも結像面側に配置された第3のレンズ群と、
    光軸に対し、前記撮像部と並列に配置された、前記第3のレンズ群を光軸方向に駆動させる駆動部と、
    を備えたことを特徴する請求項2記載の沈胴式レンズ鏡筒。
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