JPH0733225Y2 - 2焦点カメラ - Google Patents

2焦点カメラ

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JPH0733225Y2
JPH0733225Y2 JP1988112988U JP11298888U JPH0733225Y2 JP H0733225 Y2 JPH0733225 Y2 JP H0733225Y2 JP 1988112988 U JP1988112988 U JP 1988112988U JP 11298888 U JP11298888 U JP 11298888U JP H0733225 Y2 JPH0733225 Y2 JP H0733225Y2
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JP
Japan
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light
lens
movable mirror
film surface
mirror
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JP1988112988U
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JPH0235126U (ja
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貴 井上
尚志 後藤
護八 片桐
秀晃 吉岡
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optic Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本願考案は2つの並設される撮影レンズを備えた2焦点
カメラに関する。
〔従来の技術〕
従来より、焦点距離の異なる2種類の撮影レンズを並設
し、この2種類の撮影レンズからの入射光を可動ミラー
で選択的にフィルム面へ導くようにした2焦点カメラが
公知である。実開昭59−144646号公報には、フィルム面
の前方に短焦点レンズを配し、この短焦点レンズと並ん
で長焦点レンズを設け、上記長焦点レンズの後方に固定
レンズを、短焦点レンズとフィルム面の間に可動ミラー
を設け、この可動ミラーの回動により、フィルム面への
入射光を切換え、長焦点、短焦点撮影を可能とした2焦
点カメラが示されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
上述した従来の2焦点カメラは、可動ミラーを短焦点レ
ンズの後方に位置させて長焦点レンズを通り固定ミラー
で反射された光をフィルム面へ向けて反射させる長焦点
撮影を行う場合、長焦点レンズを通過した光のうち固定
ミラーに入射することなしに直接フィルム面へ入ってし
まう有害光が生じる。これはカメラを小型化すればする
ほど光学的に生じやすくなるものであり、このためこの
種カメラにおいて小型化の障害となっていた。更に、こ
の有害光がフィルム面へ入射しないように遮光部材を配
置することが考えられるが、この遮光部材は可動ミラー
が退避する時に干渉しないように設けなくてはならず、
有効な遮光ができない。
本願考案は、上述の従来技術の欠点に鑑みなされたもの
であり、小型で且フィルム面への有害光の影響を除いた
2焦点カメラを提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段及び作用〕
本願考案に係る2焦点カメラは、フイルム面の前方に設
けられる第1のレンズと、この第1のレンズと並列さ
れ、該第1のレンズと焦点距離の異なる第2のレンズ
と、上記第2のレンズを通った光を上記第1のレンズか
らフイルム面への撮影光路へ向けて反射する固定ミラー
と、上記第1のレンズとフイルム面との間に回動可能に
設けられていて、上記第1のレンズからの光をフイルム
面へ入射させる際には該第1のレンズの撮影光路外であ
って上記固定ミラーからの反射光を遮光する退避位置へ
退避し、上記第2のレンズからの光をフイルム面へ入射
させる際には該第1のレンズ通過光を遮光する位置であ
って該固定ミラーからの反射光をフイルム面へ反射させ
る反射位置へ移動する可動ミラーと、上記可動ミラーの
退避スペース内であって、上記固定ミラーと上記フイル
ム面との間のカメラ本体側壁に回動自在に設けられてい
て、該可動ミラーが反射位置にある際には、該固定ミラ
ーから該可動ミラーへの反射光束及び該可動ミラーから
フイルム面への反射光束をけらないようにするとともに
上記第2のレンズからの有害光が直接フイルム面へ入射
するのを遮光する遮光位置に位置し、該可動ミラーが上
記反射位置から上記退避位置へ回動移動する際には、該
可動ミラーに設けられた当接部に押圧されることよって
該可動ミラーと上記固定ミラーとの間に退避させられる
遮光部材と、を設けたものである。
そして第2のレンズによる撮影を行う時には、可動ミラ
ーを上記反射位置に回動させ、上記遮光部材を遮光位置
に位置させて第2のレンズから入射されて固定ミラーで
反射された光を可動ミラーにてフィルム面へ導き、又、
第2のレンズから直接フィルム面へ向う有害光を遮光部
材にて遮光する。そして第1のレンズによる撮影を行う
時には、可動ミラーを退避位置へ回動させ、その可動ミ
ラーで上記遮光部材を遮光位置から移動させ、第1のレ
ンズからの光をフィルム面へ導く。
〔実施例〕
以下、本願考案の一実施例を第1図乃至第2図にもとづ
き説明をする。
第2図は、本実施例の2焦点カメラの外観図である。
カメラ本体1の前面には短焦点レンズ用開口窓2と長焦
点レンズ用開口窓3とが上下に並設されている。そして
これらレンズを覆うことができるようにカメラ前面には
左右にスライドするカバー4が設けられている。
次にこの2つのレンズ及び撮影光路を第1図(A),
(B)により説明する。短焦点用レンズ光学系5はフィ
ルム6及びフィルム面の前方の撮影用開口7と対向して
設けられ、その前方には保護ガラス8を、後方にはシャ
ッタ羽根9を配置している。この短焦点用レンズ光学系
5の上方には長焦点用レンズ光学系10が並設され、この
光学系10の前方にも保護ガラス11が設けられ、又この光
学系の中にシャッタ羽根12を配置している。
そして上記短焦点用レンズ光学系5とフィルム6の間に
は回動可能な可動ミラー13が図示されないカメラ内面側
壁に軸14にて支持されている。この可動ミラー13の側端
面には後述する遮光板のピンと当接する山型の当接部15
が一体に設けられている。また長焦点用レンズ光学系10
の後方にはカメラ内面の後壁16に傾斜して固定ミラー17
が設けられ、長焦点レンズ光学系10を通過した光を下方
より若干前方に向け反射するように固定されている。更
に上記後壁16の近傍には遮光板18がカメラ内面側壁に軸
19にて回動可能に支持されている。この遮光板18はカメ
ラ横方向に延びる板状のもので、その側端面にピン20が
一体的に成形されている。またこの遮光板18の軸19には
図示されないバネが巻回されていて、遮光板18を図上反
時計方向に付勢しており、同じく図示されないストッパ
にて位置規制されている。このストッパで規制される遮
光板18の位置は、第1図(B)に示すように、可動ミラ
ー13が下降している時に、固定ミラー17から可動ミラー
13へ向う光の下側光線及び可動ミラー13からフィルム6
へ向う光の上側光線の交叉する点21の近傍まで上記両光
線をけらない範囲でその先端が延び出した位置である。
この位置は長焦点撮影を行う時に長焦点用レンズ光学系
10を通った光で固定ミラー17にて反射されることなしに
直接フィルム面へ入ってしまう光、つまり撮影にとり有
害光となる光を遮光するのに最も効果的な位置である。
ここでこの遮光板18を上述したように回動可能にする理
由を以下説明する。上述のように遮光板18は第1図
(B)の位置に設けることが遮光効果が最も高い訳であ
るが、この位置は可動ミラー13を上方へはねあげる際に
その退避スペース内となりこのミラー13と重なってしま
う位置である。そのため可動ミラーを短焦点レンズ光学
系5の光路から退避可能に設けると、遮光板18は上記交
叉点21まで延び出して設けることができなくなってしま
い、遮光効果が劣ってしまうことになる。そこで本実施
例では遮光板18を回動可能に軸支し、可動ミラー13が下
降した状態ではバネで第1図(B)の如く反時計方向に
回動させ上記交叉点21近傍に先端を延出させ、可動ミラ
ー13が上昇退避する際には上記バネ力に抗して時計方向
に回動可能としている。
次に本実施例の作用につき説明をする。
短焦点撮影を行う際には、第1図において可動ミラー13
を手動、電動等にて図上反時計方向に回動させる。可動
ミラー13は短焦点レンズ光学系5の光路から退避する直
前に、その側端面に設けられた山型の当接部15を遮光板
18のピン20に当接させる。そして遮光板18をバネ力に抗
して図上時計方向に回動させながら、可動ミラー13は撮
影光路より退避する。これにより長焦点レンズ光学系10
からの光は遮断されるとともに、短焦点レンズ光学系5
を通った被写体光はシャッタ羽根9の開放によりフィル
ム6へ入射されることとなる。尚、この際可動ミラー13
の側壁に設けられた山型の当接部15がピン20を押動する
ので、遮光板18の先端は可動ミラー13のミラー面に接触
することなく、ミラーに傷がつくことがない。
次に長焦点撮影を行う場合は、可動ミラー13を時計方向
に回動させ短焦点レンズ光学系5による撮影光路内に下
降させる。この可動ミラー13の下降により遮光板18は図
示されないバネの力により反時計方向へ回動され、図示
されないストッパにより第1図(B)に示すように上述
した光線の交叉点21の近傍に先端を位置させて保持され
る。これにより、短焦点レンズ光学系5からの光は可動
ミラー13と図示されない遮光部とにて遮断される。そし
て長焦点レンズ光学系10からの光はシャッタ羽根12の開
放により、固定ミラー17にて可動ミラー13に向けて反射
され、更に可動ミラー13にてフィルム6へ向けて反射さ
れる。この際、遮光板18により長焦点レンズ光学系10か
らフィルム6へ直接向う有害光や、カメラボディ内面、
固定ミラーの枠等での乱反射光を有効に遮光することが
できる。
なお、本実施例では、遮光板18をバネで付勢しているの
で、可動ミラー13の上昇時にその衝撃を吸収することが
できる。
〔考案の効果〕
本考案によれば、遮光部材を回動可能とし、可動ミラー
にて遮光部材が遮光位置から移動されるので、遮光部材
を可動ミラーの退避スペース内に設けることができ、カ
メラを小型化することができるとともに、有効に遮光が
行えフィルム面への有害光を除去することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図(A)は本考案の一実施例を示す2焦点カメラの
短焦点撮影時の光学系を示す断面図,第1図(B)は上
記2焦点カメラの長焦点撮影時の光学系を示す断面図,
第2図は上記2焦点カメラの外観を示す斜視図である。 5……短焦点レンズ光学系 10……長焦点レンズ光学系 13……可動ミラー 17……固定ミラー 18……遮光板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−144149(JP,A) 特開 昭61−120129(JP,A) 特公 昭61−45213(JP,B2)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】フイルム面の前方に設けられる第1のレン
    ズと、 この第1のレンズと並列され、該第1のレンズと焦点距
    離の異なる第2のレンズと、 上記第2のレンズを通った光を上記第1のレンズからフ
    イルム面への撮影光路へ向けて反射する固定ミラーと、 上記第1のレンズとフイルム面との間に回動可能に設け
    られていて、上記第1のレンズからの光をフイルム面へ
    入射させる際には該第1のレンズの撮影光路外であって
    上記固定ミラーからの反射光を遮光する退避位置へ退避
    し、上記第2のレンズからの光をフイルム面へ入射させ
    る際には該第1のレンズ通過光を遮光する位置であって
    該固定ミラーからの反射光をフイルム面へ反射させる反
    射位置へ移動する可動ミラーと、 上記可動ミラーの退避スペース内であって、上記固定ミ
    ラーと上記フイルム面との間のカメラ本体側壁に回動自
    在に設けられていて、該可動ミラーが反射位置にある際
    には、該固定ミラーから該可動ミラーへの反射光束及び
    該可動ミラーからフイルム面への反射光束をけらないよ
    うにするとともに上記第2のレンズからの有害光が直接
    フイルム面へ入射するのを遮光する遮光位置に位置し、
    該可動ミラーが上記反射位置から上記退避位置へ回動移
    動する際には、該可動ミラーに設けられた当接部に押圧
    されることによって該可動ミラーと上記固定ミラーとの
    間に退避させられる遮光部材と、 を具備したことを特徴とする2焦点カメラ
JP1988112988U 1988-08-29 1988-08-29 2焦点カメラ Expired - Lifetime JPH0733225Y2 (ja)

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JP1988112988U JPH0733225Y2 (ja) 1988-08-29 1988-08-29 2焦点カメラ

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JPH0235126U JPH0235126U (ja) 1990-03-07
JPH0733225Y2 true JPH0733225Y2 (ja) 1995-07-31

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JPH0690354B2 (ja) * 1984-10-04 1994-11-14 ミノルタ株式会社 カメラの自動焦点調整装置
JPS61120129A (ja) * 1984-11-16 1986-06-07 Ricoh Co Ltd レンズ切り換え機構
JPS62144149A (ja) * 1985-12-18 1987-06-27 Canon Inc カメラにおける可動部材位置決め装置

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JPH0235126U (ja) 1990-03-07

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