JP4412992B2 - レンズ鏡筒 - Google Patents
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Description
図7に示すように、筒状の前鏡筒101には前玉レンズ102が固定されるとともに、この前鏡筒101に接続された主鏡筒103の後部には固定レンズ104が前記前玉レンズ102の光軸105上に位置するように固定されている。前記前玉レンズ102と前記固定レンズ104との間には、ズーム枠106に保持されてズーム機能(変倍機能)を備えたズームレンズ107が、前記光軸105上を移動調整可能に配置されている。前記主鏡筒103の後方に後鏡筒108が設けられるとともに、この後鏡筒108内には、フォーカス枠109に保持された像面変動補正機能を備えたフォーカスレンズ110が前記光軸105上を移動調整可能に配置されている。さらに、その後方に、被写体像を撮像する撮像素子(図示せず)が固定される。
上記光軸の中心と鏡筒内面との距離Hと、前記前方レンズ部と前記ズームレンズ部が最も離れたときの面間距離Lと、被写体側から前記前方レンズ部に入射する不要光の入射角θとが、H<tanθ×(L/2)の関係式を満足するようになし、
前記鏡筒内面に、前記ズームレンズの直径Dに対して0.6D以上の幅を有し且つ中央谷部の両側に傾斜部が形成されて入射光を反射させる略V字状の反射溝を光軸方向で形成し、
前記両側の各傾斜部を、谷部寄りの内側に形成されて傾斜角が小さい第1傾斜面と、外側に形成されて傾斜角が大きい第2傾斜面とから構成したものである。
上記光軸の中心と鏡筒内面との距離Hと、前記前方レンズ部と前記ズームレンズ部が最も離れたときの面間距離Lと、被写体側から前記第1レンズ部に入射する不要光の入射角θとが、H<tanθ×(L/2)の関係式を満足するようになし、
前記鏡筒内面に、前記ズームレンズの直径Dに対して0.6D以上の幅を有し且つ中央谷部の両側に傾斜部が形成されて入射光を反射させる略V字状の反射溝を光軸方向で形成し、
前記両側の各傾斜部を、谷部寄り側から外側に向って傾斜角が順次大きくされた第1〜第3傾斜面とから構成したものである。
また、請求項6に係るレンズ鏡筒は、請求項3乃至5のいずれかに記載のレンズ鏡筒におけるズームレンズ部の位置を検出するために当該ズームレンズ部の保持枠に形成された突起部を反射溝内を移動させるように構成したものである。
[実施の形態1]
まず、本発明の実施の形態1に係るレンズ鏡筒を、図1〜図3に基づき説明する。図1はレンズ鏡筒の縦断面図、図2および図3は鏡筒内面の要部横断面図である。
例えば、入射光Riが鏡筒内面2aに到達すると、その反射光Ro1はズームレンズ8の右側(前鏡筒側から見て右側)を通過することになる。
以上は、右側の傾斜部12b(傾斜面21,22)に入射光Riが到達した場合について説明したが、傾斜部12bは対称に配置されていることから、左側の傾斜部12bに入射光Riが到達した場合には、その反射光Roはズームレンズ8の右側を通過する。すなわち、どの場所に入射光すなわち不要光Riが到達しても、その反射光Roはズームレンズ8の外側を通過することになる。
[実施の形態2]
次に、本発明の実施の形態2に係るレンズ鏡筒を、図4に基づき説明する。
上述した実施の形態1と異なる箇所は反射溝の構成であるため、本実施の形態2においてはこの部分に着目して説明するとともに、実施の形態1と同一の構成部材については同一の番号を付してその説明を省略する。
部32bをより細かく傾斜させて改善したので、前記前玉レンズ6の中心付近を通過する不要光だけでなく、前玉レンズ6の全域を通過するすべての不要光に対応することができ、したがって鏡筒内面33で反射しズームレンズ8を通過する反射光の通過線とズームレンズ8の有効径との間の距離的余裕を増加させることができるので、フレア等の発生防止効果を一層向上させることができる。
[実施の形態3]
次に、本発明の施の形態3に係るレンズ鏡筒を、図5に基づき説明する。
なお、上述した実施の形態2と異なる箇所は、ズームレンズを保持するズーム枠の部分であるため、本実施の形態3においては、この部分に着目して説明するとともに、上述した実施の形態2と同一の構成部材については、同一の番号を付してその説明を省略する。
[実施の形態4]
次に、本発明の実施の形態4に係るレンズ鏡筒を、図6に基づき説明する。
上述した実施の形態3においては、ズームレンズを保持するズーム枠に形成される位置検出用の突起部を反射溝内で移動させるものについて説明したが、本実施の形態4においては、反射溝以外の部分にて、レンズ鏡筒の内側に突出するような凹状部が設けられたものについて説明する。
2 主鏡筒
2a 鏡筒内面
3 前鏡筒
5 光軸
6 前玉レンズ
7 ズーム枠
8 ズームレンズ
12 反射溝
12a 中央谷部
12b 傾斜部
21 第1傾斜面
22 第2傾斜面
31 レンズ鏡筒
31a 鏡筒内面
32 反射溝
32a 中央谷部
32b 傾斜部
41 第1傾斜面
42 第2傾斜面
43 中間水平面
44 第3傾斜面
51 レンズ鏡筒
52 ズーム枠
53 突起部
61 レンズ鏡筒
62 主鏡筒
63 反射溝
64 凹状部
64a 鏡筒側内面
65 光軸
66 ズームレンズ
Claims (7)
- 前方レンズ部と、この前方レンズ部により撮影された被写体像をズームするためにズームレンズ部を光軸方向で移動自在に収納したレンズ鏡筒であって、
上記光軸の中心と鏡筒内面との距離Hと、前記前方レンズ部と前記ズームレンズ部が最も離れたときの面間距離Lと、被写体側から前記前方レンズ部に入射する不要光の入射角θとが、H<tanθ×(L/2)の関係式を満足するようになし、
前記鏡筒内面に、前記ズームレンズの直径Dに対して0.6D以上の幅を有し且つ中央谷部の両側に傾斜部が形成されて入射光を反射させる略V字状の反射溝を光軸方向で形成し、
前記両側の各傾斜部を、谷部寄りの内側に形成されて傾斜角が小さい第1傾斜面と、外側に形成されて傾斜角が大きい第2傾斜面とから構成したことを特徴とするレンズ鏡筒。 - 第1傾斜面の傾斜角を15〜25度の範囲にするとともに、第2傾斜面の傾斜角を50〜80度の範囲とすることを特徴とする請求項1に記載のレンズ鏡筒。
- 前方レンズ部と、この前方レンズ部により撮影された被写体像をズームするためにズームレンズ部を光軸方向で移動自在に収納したレンズ鏡筒であって、
上記光軸の中心と鏡筒内面との距離Hと、前記前方レンズ部と前記ズームレンズ部が最も離れたときの面間距離Lと、被写体側から前記第1レンズ部に入射する不要光の入射角θとが、H<tanθ×(L/2)の関係式を満足するようになし、
前記鏡筒内面に、前記ズームレンズの直径Dに対して0.6D以上の幅を有し且つ中央谷部の両側に傾斜部が形成されて入射光を反射させる略V字状の反射溝を光軸方向で形成し、
前記両側の各傾斜部を、谷部寄り側から外側に向って傾斜角が順次大きくされた第1〜第3傾斜面とから構成したことを特徴とするレンズ鏡筒。 - 第1傾斜面の傾斜角を15〜25度の範囲に、第2傾斜面の傾斜角を45〜70度の範囲、第3傾斜面の傾斜角を50〜80度の範囲とすることを特徴とする請求項3に記載のレンズ鏡筒。
- 第2傾斜面と第3傾斜面の間に、平面部を設けたことを特徴とする請求項3または4に記載のレンズ鏡筒。
- ズームレンズ部の位置を検出するために当該ズームレンズ部の保持枠に形成された突起部を反射溝内を移動させるように構成したことを特徴とする請求項3乃至5のいずれか一項に記載のレンズ鏡筒。
- 反射溝に隣接する位置で、鏡筒の内側に突出するとともにその内側の表面が、H<tanθ×(L/2)の関係式を満足するような凹状部を設け、且つ前記凹状部の内側の表面に、傾斜角が30度以下にされた傾斜面を形成したことを特徴とする請求項3乃至6のいずれか一項に記載のレンズ鏡筒。
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