JP2009223206A - レンズ鏡筒及び撮像装置 - Google Patents
レンズ鏡筒及び撮像装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2009223206A JP2009223206A JP2008069989A JP2008069989A JP2009223206A JP 2009223206 A JP2009223206 A JP 2009223206A JP 2008069989 A JP2008069989 A JP 2008069989A JP 2008069989 A JP2008069989 A JP 2008069989A JP 2009223206 A JP2009223206 A JP 2009223206A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lens
- barrel
- lens barrel
- optical axis
- zoom lens
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Lens Barrels (AREA)
Abstract
【解決手段】光軸20の中心と主鏡筒11bの内面との距離をHとし、前玉レンズとズームレンズ14とが最も離れたときのレンズ面の間隔をLとし、被写体側から前玉レンズに入射した入射光21の入射角をθとしたとき、H<tanθ×(L/2)の関係式を満たすとともに、主鏡筒11bの内面の光軸20方向に、入射光21を反射させる反射溝18が設けられ、反射溝18は、ズームレンズ14の直径Dに対して0.6D以上の開口幅Wを有し、幅方向中央に位置する谷部18aと、谷部18aの両側に対称に形成され、下に凸の円弧面で構成された側面傾斜部18bとを備える。
【選択図】図4
Description
図8に示すように、レンズ鏡筒110は、前鏡筒111aと、前鏡筒111aの後方に設けられた主鏡筒111bと、主鏡筒111bの後方に設けられた後鏡筒111cとから構成された円筒状の鏡筒111を備えている。そして、前鏡筒111aに前玉レンズ112が固定され、主鏡筒111bの後部には、前玉レンズ112の光軸120と一致するようにして、後玉レンズ113が固定されている。
図9に示すように、遮光溝118は、主鏡筒111bの内面に形成された縦断面が鋸刃状のものである。そのため、入射光121aが主鏡筒111bの内面に直接到達しても、その入射光121aは、遮光溝118の前壁面118aによって反射され、前玉レンズ112(図8参照)側に戻る反射光123となる。そして、この反射光123は、ズームレンズ114(図8参照)を通過することがないので、フレア等の発生が防止される。
図10に示すように、レンズ鏡筒210には、主鏡筒211bの内面の光軸220方向(紙面の垂直方向)に、V字溝218が形成されている。このV字溝218は、幅方向中央に位置する谷部218aの両側に、傾斜角が小さい第1傾斜面218bと傾斜角が大きい第2傾斜面218cとを形成した略V字状のものとなっている。
したがって、本発明が解決しようとする課題は、撮像装置の性能(ズーム倍率、フレアやゴーストの発生防止等)を落とすことなく、より一層の小型化を実現できるようにすることである。
本発明の請求項1に記載の発明は、被写体側に固定して配置される前方レンズと、前記前方レンズの後方に配置され、光軸方向に移動させて変倍操作を可能とする変倍レンズと、前記前方レンズ及び前記変倍レンズを内面側に収納する鏡筒とを備えるレンズ鏡筒であって、光軸の中心と前記鏡筒の内面との距離をHとし、前記前方レンズと前記変倍レンズとが最も離れたときのレンズ面の間隔をLとし、被写体側から前記前方レンズに入射した入射光の入射角をθとしたとき、H<tanθ×(L/2)の関係式を満たすとともに、前記鏡筒の内面の光軸方向に、入射光を反射させる反射溝が設けられ、前記反射溝は、前記変倍レンズの直径Dに対して0.6D以上の開口幅Wを有し、幅方向中央に位置する谷部と、前記谷部の両側に対称に形成され、下に凸の円弧面で構成された側面傾斜部とを備えることを特徴とする。
上記の請求項1及び請求項3に記載の発明は、光軸の中心と鏡筒の内面との距離をHとし、前方レンズと変倍レンズとが最も離れたときのレンズ面の間隔をLとし、被写体側から前方レンズに入射した入射光の入射角をθとしたとき、H<tanθ×(L/2)の関係式を満たす。そのため、変倍率に関係する間隔Lと、光学設計によって通常の範囲とされる入射角θとを維持したまま、距離Hが小さくなる。
図1は、本実施形態(第1実施形態及び第2実施形態)のビデオカメラ1(本発明における撮像装置に相当するもの)の構成を示すブロック図である。
図1に示すように、ビデオカメラ1は、レンズ鏡筒10、撮像素子30、画像処理部40、記録再生部50、表示処理部60、ディスプレイ61、ビューファインダ62、制御部70、操作スイッチ71、及び設定スイッチ72によって構成されている。
図2に示すように、第1実施形態のレンズ鏡筒10は、前鏡筒11aと、前鏡筒11aの後方に設けられた主鏡筒11bと、主鏡筒11bの後方に設けられた後鏡筒11cとから構成された円筒状の鏡筒11を備えている。そして、前鏡筒11aに前玉レンズ12が固定され、主鏡筒11bの後部には、前玉レンズ12の光軸20と一致するようにして、後玉レンズ13が固定されている。
図3に示すように、レンズ鏡筒10には、主鏡筒11bの内面の光軸20方向(紙面の垂直方向)に、反射溝18が形成されている。この反射溝18は、幅方向中央に位置する谷部18aの両側に、側面傾斜部18bを形成したものである。
図4に示すように、前鏡筒11a(図2参照)側(紙面の手前側)からの入射光21が主鏡筒11bの内面に到達すると、それが反射されて不要光22(22a,22b,22c)となる。そして、主鏡筒11bの水平な内面で反射された不要光22aは、前鏡筒11a側から見てズームレンズ14の右外側に向かうので、ズームレンズ14に入射することはない。
ここで、図5では、小型化されることを明確にするため、第1実施形態のレンズ鏡筒10における反射溝18と、図10に示す従来のレンズ鏡筒210におけるV字溝218とを重ねて図示している。
また、図7は、第2実施形態のレンズ鏡筒80の主要部(反射溝88の周辺部)を示す斜視図である。
図6に示すように、第2実施形態のレンズ鏡筒80は、前鏡筒81aと、前鏡筒81aの後方に設けられた主鏡筒81bと、主鏡筒81bの後方に設けられた後鏡筒81cとから構成された円筒状の鏡筒81を備えている。そして、前鏡筒81aに第1実施形態のレンズ鏡筒10(図2参照)と同じ前玉レンズ12が固定され、主鏡筒81bの後部には、前玉レンズ12の光軸20と一致するようにして、後玉レンズ13が固定されている。
10 レンズ鏡筒
11 鏡筒
12 前玉レンズ(前方レンズ)
14 ズームレンズ(変倍レンズ)
18 反射溝
18a 谷部
18b 側面傾斜部
20 光軸
21 入射光
30 撮像素子
80 レンズ鏡筒
81 鏡筒
88 反射溝
88a 谷部
88b 側面傾斜部
89 後面傾斜部
Claims (3)
- 被写体側に固定して配置される前方レンズと、
前記前方レンズの後方に配置され、光軸方向に移動させて変倍操作を可能とする変倍レンズと、
前記前方レンズ及び前記変倍レンズを内面側に収納する鏡筒と
を備えるレンズ鏡筒であって、
光軸の中心と前記鏡筒の内面との距離をHとし、
前記前方レンズと前記変倍レンズとが最も離れたときのレンズ面の間隔をLとし、
被写体側から前記前方レンズに入射した入射光の入射角をθとしたとき、
H<tanθ×(L/2)の関係式を満たすとともに、
前記鏡筒の内面の光軸方向に、入射光を反射させる反射溝が設けられ、
前記反射溝は、
前記変倍レンズの直径Dに対して0.6D以上の開口幅Wを有し、
幅方向中央に位置する谷部と、
前記谷部の両側に対称に形成され、下に凸の円弧面で構成された側面傾斜部と
を備えることを特徴とするレンズ鏡筒。 - 請求項1に記載のレンズ鏡筒において、
前記反射溝は、前記変倍レンズ側に、前記前方レンズに向かって傾斜する後面傾斜部を備える
ことを特徴とするレンズ鏡筒。 - 被写体像を撮像する撮像素子と、
被写体側に固定して配置され、被写体像を前記撮像素子に導く前方レンズと、
前記前方レンズと前記撮像素子との間に配置され、光軸方向に移動させて変倍操作を可能とする変倍レンズと、
前記前方レンズ及び前記変倍レンズを内面側に収納する鏡筒と
を備える撮像装置であって、
光軸の中心と前記鏡筒の内面との距離をHとし、
前記前方レンズと前記変倍レンズとが最も離れたときのレンズ面の間隔をLとし、
被写体側から前記前方レンズに入射した入射光の入射角をθとしたとき、
H<tanθ×(L/2)の関係式を満たすとともに、
前記鏡筒の内面の光軸方向に、入射光を反射させる反射溝が設けられ、
前記反射溝は、
前記変倍レンズの直径Dに対して0.6D以上の開口幅Wを有し、
幅方向中央に位置する谷部と、
前記谷部の両側に対称に形成され、下に凸の円弧面で構成された側面傾斜部と
を備えることを特徴とする撮像装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008069989A JP2009223206A (ja) | 2008-03-18 | 2008-03-18 | レンズ鏡筒及び撮像装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008069989A JP2009223206A (ja) | 2008-03-18 | 2008-03-18 | レンズ鏡筒及び撮像装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009223206A true JP2009223206A (ja) | 2009-10-01 |
Family
ID=41240013
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008069989A Pending JP2009223206A (ja) | 2008-03-18 | 2008-03-18 | レンズ鏡筒及び撮像装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2009223206A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011141401A (ja) * | 2010-01-06 | 2011-07-21 | Sony Corp | 鏡筒装置及び撮像装置 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07325207A (ja) * | 1994-05-30 | 1995-12-12 | Olympus Optical Co Ltd | 反射防止部材 |
JP2005181771A (ja) * | 2003-12-22 | 2005-07-07 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | レンズ鏡筒 |
JP2007163637A (ja) * | 2005-12-12 | 2007-06-28 | Mitsubishi Electric Corp | レンズユニット及び撮像装置 |
-
2008
- 2008-03-18 JP JP2008069989A patent/JP2009223206A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07325207A (ja) * | 1994-05-30 | 1995-12-12 | Olympus Optical Co Ltd | 反射防止部材 |
JP2005181771A (ja) * | 2003-12-22 | 2005-07-07 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | レンズ鏡筒 |
JP2007163637A (ja) * | 2005-12-12 | 2007-06-28 | Mitsubishi Electric Corp | レンズユニット及び撮像装置 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011141401A (ja) * | 2010-01-06 | 2011-07-21 | Sony Corp | 鏡筒装置及び撮像装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US9465199B2 (en) | Imaging optical system having bending optical element | |
US7530748B2 (en) | Camera module | |
US9093577B2 (en) | Image sensor and image capture apparatus | |
JP2006081089A (ja) | 撮像装置 | |
JP4362733B2 (ja) | レンズ鏡筒および撮像装置 | |
JP2010020181A (ja) | レンズ鏡筒 | |
JP2009223206A (ja) | レンズ鏡筒及び撮像装置 | |
JP2006171449A (ja) | 撮像装置及び電子カメラ | |
JP4488023B2 (ja) | 撮像装置 | |
JP2006129084A (ja) | 撮像装置及び撮像方法 | |
JP4962318B2 (ja) | ズームレンズ及びそれを備えた撮像装置 | |
JP2011244162A (ja) | カメラモジュールおよびカメラ | |
JP4412992B2 (ja) | レンズ鏡筒 | |
JP2008076691A (ja) | 光学ローパスフィルタ、撮像装置ユニット、ディジタルカメラおよび携帯情報端末装置 | |
JP2013088697A (ja) | レンズ鏡胴及び撮像装置 | |
JP2006301473A (ja) | 光学フィルタを有する光学系および撮影装置 | |
US9531941B2 (en) | Imaging apparatus | |
US20210124240A1 (en) | Lens hood for a cinematographic camera system | |
JP2004302225A (ja) | 撮像レンズおよびこれを用いた撮像装置 | |
JP2010054783A (ja) | 撮像装置 | |
JP2008054072A (ja) | 撮像装置 | |
JP2006106309A (ja) | レンズ鏡筒および撮像装置 | |
JP2009047835A (ja) | レンズ鏡筒および撮像装置 | |
JP2559442B2 (ja) | 副画面付カメラ用光学系 | |
JP4773906B2 (ja) | 撮像装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20100901 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20110127 |
|
A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20111109 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20111122 |
|
A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20120403 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |