JPS62144149A - カメラにおける可動部材位置決め装置 - Google Patents

カメラにおける可動部材位置決め装置

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JPS62144149A
JPS62144149A JP28523585A JP28523585A JPS62144149A JP S62144149 A JPS62144149 A JP S62144149A JP 28523585 A JP28523585 A JP 28523585A JP 28523585 A JP28523585 A JP 28523585A JP S62144149 A JPS62144149 A JP S62144149A
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JP
Japan
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gear
play
movable
shaft
camera
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JP28523585A
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English (en)
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Takayuki Tsuboi
孝之 坪井
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Canon Inc
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  • Structure And Mechanism Of Cameras (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 この発明はカメラにおける可動部材位置決め装置に関す
るものであシ、特に、二焦点切換カメラ等の如く光路に
交互に進入する光学部材を備えたカメラにおける可動部
材位置決め装置に関するものである。
〔発明の背景〕
短焦点撮影と長焦点撮影とを同一のカメラで行うことの
できる二焦点切換式のコンノ9クトカメラについては既
に多くの提案がなされており、また、前記形式のカメラ
は既に実用化もされている。
本出願人もまた、前記形式のカメラに関して既に多数の
特許及び実用新案出願を行っている。
本出願人による先頭発明のカメラでは、長焦点撮影状態
と短焦点撮影状態との切換え時には一対の可動光学部材
が光路に交互に進入及び退去するように構成されるとと
もに両可動光学部材が共通の駆動源で駆動されるように
構成されているが、両可動光学部材が互いに逆向きの運
動をするので両者の正確な位置決めが難かしく、しかも
、従来の位置決め機構では駆動機構と前記可動光学部材
との間に全て遊びがなかったため、前記可動光学部材が
位置決めされた後に該可動光学部材が駆動機構からの干
渉を受けて位置ずれを起してしまう恐れがあった。
〔発明の目的〕
この発明の目的は、前記の如き本出願人による先頭発明
に内在する問題点を解決し、前記カメラにおいて前記可
動光学部材を正確に位置決めできるとともに位置決め後
は駆動機構からの干渉を防止できる、改良された可動部
材位置決め装置を提供することである。特に本発明は光
学部材が位置決めされた後にクラッチ等にょシ、モータ
ーからの連結が断たれるような構成のカメ2に適したも
のである。
〔発明の概要〕
この発明による改良された可動部材位置決め装置では、
所定位置における一方の可動部材とその駆動機構との間
の遊びが該駆動機構に設げられている駆動力断接装置に
おける遊びよりも小さくなるように設定されるとともに
他方の可動部材と該駆動機構との間の遊びが該駆動力断
接装置における遊びよりも大きく設定されていることを
特徴とする。
〔発明の実施〕
以下に図面を参照して本発明の一実施例について説明す
る。
第1図(a)及び第1図(b)は本発明が適用される二
焦点カメラの要部概略図であり、第1図C〕は該カメラ
の短焦点撮影時の状態を示し、また、第1図(b)は該
カメラの長焦点撮影時の状態を表わした図である。
第1図において、101はカメラ本体であシ、該カメラ
本体101はその一側にパトローネ室101aを有する
とともに他側にはスプール室101bを有しており、ス
プール室101b内にはフィルム巻取用スプール102
と自動装填用のローラー板103が設けられている。カ
メラ本体101はその前面と後面を覆う前面が兼背蓋ユ
ニット106内に収容されており、該前面カバー兼背蓋
ユニット106の一側部とパトローネ室101aの外壁
部との間の空間は電池104及び105を収容するため
の電池室となっている。パトローネ室101mとスプー
ル室102との間にはカメラ本体101と一体の地板1
14で囲まれた空間が設けられており、該空間において
背蓋に面した位置には短焦点撮影用アパーチャ101c
と長焦点撮影用アパーチャ101dとが横方向に並んで
形成されている。
また、該空間内には短焦点撮影用アパーチャ101C(
以下には、短焦用アパーチャと略記する)と長焦点撮影
用アパーチャ101d (同じく長焦用アパーチャと略
記する)との間の位置において背蓋側からカメラの前方
方向に向う短かい仕切り壁101eが設げられておシ、
この仕切シ壁101・よシ左側の空間には長焦用アパー
チャ101dに対して斜めに対向している固定ミラー1
08が配置され、また、仕切シ壁101eよシ右側の空
間(すなわち短焦用アパーチャ101cが設げられてい
る空間)には可動ミラー109t−担持した可動ミラー
枠109とコンバータレンズを担持したコンバータ枠1
1゜とが配置されている。仕切り壁101eの前端には
左側斜め前方(すなわち固定ミラー108の面に向って
)に向いた小突部101fが形成されており、この小突
部101fは、後の説明で明らかにされるように撮影レ
ンズから長焦用アパーチャ101dに直接に入射する光
線を遮るための長焦用遮光部を構成している。
可動ミラー枠109は図に示すように互いに7字形を成
すように配置された二つの枠体部から成っており、その
第一の枠体部において可動ミラー109ai担持すると
ともに該第−の枠体部の基端に突設した軸109bにお
いてカメラ本体101に回動可能に支持されている。ま
た、先端側の第二の枠体部は、長焦点撮影時に可動ミラ
ー109mに対して入射光開口となる開口部109cと
、該開口部109cの更に先端側に設けられた遮光部1
09dと、を有している。
この可動ミラー枠109は後に説明する駆動機構によっ
て短焦点撮影時には第1図(a)に示すように可動ミラ
ー109が前記仕切シ壁101・と平行になるように位
置決めされ、長焦点撮影時には第1図(b)のように燦
然用アパーチャ101cの前方に入るように位置決めさ
れる。
燦然用アパーチャ101cの前方の地板114にはシャ
ッター用開口が設けられ、この開口には絞9羽根兼用の
シャッター113が設けられている。
シャッター113の直後に配置されたコンバーターレン
ズは2個のレンズ111及び112から成っており、コ
ンバータ枠110に固定されている。
コンバータ枠110は軸110aを中心として回動可能
に地板114に支持されており、後に説明する駆動機構
によって第1図(a)に示す位置と第1図伽)に示した
位置とに位置決めされるようになっている。
地板114の前記開口の前方、すなわちシャッター11
3の前方、にはレンズ群116〜118で構成される撮
影レンズを保持した鏡筒115が配置されている。この
鏡筒115の前端面には鏡筒115の直径よりも横方向
内径が小さい非環状の遮光マスク119が取付けられて
おり、レンズ軸線に関して所定の角度以上の側方からの
入射光を該マスク119によシ遮断するようになりてい
る。鏡筒115は前面カバー兼背蓋ユニット106の前
面カバ一部分に貫設された円錐形の撮影用開口106a
と整列して配置され、前面カバ一部分の内側で図示せぬ
レンズ移動機構(距離調節機構)によってレンズ軸線と
平行に移動されるようになっている。該撮影用開口10
6aの最小直径はレンズ直径とほぼ等しく、最大直径(
すなわち、前面が一部表面における直径)はレンズ直径
よシも犬きいので、第1図伽)に示すように長焦点撮影
時にはA方向からの入射光が直接に長焦用アノ4−チャ
101dに入射する可能性があるが、可動ミラー枠10
9の先端の遮光部109dと仕切壁101・の先端の遮
光部101fとはこのように長焦用ア/4?−チャ10
1dに撮影レンズから直接に入る入射光を防止する役割
を有している。
前記説明から明らかであるように、前記カメラによって
短焦点撮影を行う時には、第1図(a)のように可動ミ
ラー109aを仕切シ壁101・と平行になるように可
動ミラー枠109を位置決めするとともにコンバータレ
ンズ111及び112がシャッター113と平行になる
ようにコンバータ枠110t−位置決めして撮影を行う
。従って、短焦点撮影時には、撮影レンズ116〜11
8を通過した光はコンバータレンズ111及び112を
通りて燦然用アノクーチャ101cに入射して該アパー
チャ101Cでフィルム面に結像する。
一方、長焦点撮影時には第1図(b)に示したように、
可動ミラー枠109が軸109bt−中心とじて時計方
向に回動されて可動ミラー109が撮影レンズの光路上
にほぼ45″程度傾いた姿勢で進入するとともに可動ミ
ラー枠109の開口部109cが撮影レンズと可動ミラ
ー109との間に入り、また、コンバータ枠110は可
動ミラー枠109の後方に退避してしまうため、撮影レ
ンズを通過した光束は可動ミラー109と固定ミラー1
08とで反射した後に長焦用アパーチャ101dに入射
して該ア/4’−チャ101dでフィルム面に結像する
ことになる。すなわち、前記カメラでは長焦点撮影時に
は短焦点撮影時にくらべて撮影レンズ通過後の光路は著
るしく長くなるように光路設計がなされている。
次に第2図及び第3図を参照して前記可動ミラー枠10
9とコンバータ枠110の駆動機構について説明する。
第2図は可動ミラー枠109とコンバータ枠110とを
駆動する駆動機構の一部を示したものである。同図にお
いて、109bは可動ミラー枠109の軸、109eは
該軸109bに固着されたしバー、8は軸109bに遊
嵌された(もしくは、軸109bと同心の他の軸を中心
として回転しうる)セクターギア、7はセクターギア8
を駆動するギア、9はギア7によって駆動されるアイド
ルギア、10はアイドルギア9によって回転されるギア
であってコンバータ枠110の軸110aに遊嵌された
(もしくは軸110aと同心の他の軸を中心として回転
しうる)ギア、110bは軸110aに固着された二叉
部材、である。
レバー109eは軸109b’i介して可動ミラー枠1
09と一体となっており、その先端は図において紙面に
直交する方向に突出していてセクターギア8の側面8a
と係合しうるようになっている。
レバー109eにはばね130の一端が取付けられてお
り、ばね130によってレバー109eは第2図の如く
軸109bを中心として時計方向に附勢されている。
一方、コンバータ枠110の軸110aに固着された二
叉部材110bは二つのアーム110cと110dとを
備えておシ、その一方のアーム110Cにかげられたば
ね131によって軸110a’を中心として時計方向に
附勢され、また、他方のアーム110dはギア10の面
に突設されたビンioaに係合しうるようになっている
第2図(a)は第1図(&)すなわち短焦点撮影時の状
態を表わしたものであり、この状態ではレバー109e
と軸109bとは最も反時計回9方向に回転した位置に
あ夛、この状態ではセクターギア8の左側の面8aとレ
バー109eの先端部とが互いに係合するようになって
いる。一方、軸110aと二叉部材110bは最も時計
方向に回転した位置にあp、この時には二叉部材110
bのアーム110dとギア10のビン10&との間にδ
5なる遊びが生ずるようになっている。
一方、第2図(b)は第1図(b)すなわち長焦点撮影
時の状態を表わしたものであり、この状態ではコンバー
タ枠110の軸110mと二叉部材110bとはその最
も反時計方向に回転した位置にあってアーム110dと
ギア10のビン10aとが係合した状態にあり、可動ミ
ラー枠109の軸109bとレバー1098とは最も時
計方向に回転した位置にあってセクターギア8の面8a
とレバー109・の先端との間にはδ、なる遊びが生じ
ている。
前記の如き遊びδ1及びδ、は後に述べる駆動系におけ
る遊びδ2及びδ4とともに可動ミラー粋の駆動とコン
バータ枠の駆動には重要なものである。
第3図は第1図に示し九カメラにおける駆動機構の一部
を示したものであシ、特に、可動ミラー枠109の駆動
とコンバータ枠110の駆動とに関連する部分を示した
区である。
同図において、1はモータであり、そのモータ軸1aの
上方には噛合いクラッチ32が設けられておジ、モータ
軸1mに同定した駆動側クラッチ部材32aと被動軸3
3及びビニオン31と一体の被動側クラッチ部材32b
とを切離すことによってモータ1の回転はビニオン31
に伝達されなくなるように構成されている。モータ1の
他端にはクラッチ32をかげ外しするためのソレノイド
プランジャ−50がモータ軸1aK連結され、モータ1
とソレノイドプランジャ50とはフィルム巻取シスプー
ル102の中に収容されている。
(第3図ではモータ1とソレノイドプランジャ50をス
プール102から引出した状態を示している。)モータ
1によりクラッチ32を介して駆動されるビニオン31
はギア2と噛み′合っている。ギア2はギア4の軸4a
に固着されており、軸4aの上端はギア6及びギア6と
一体のクラッチ部材6Aの軸孔6a内に遊嵌されている
。(すなわち、ギア6及びクラッチ部材6Aは軸4aと
ともに回転することはできない。) ギア4の軸4&にはまた、リングギア3が遊嵌されてお
り、このリングギア3の内歯3aに噛み合った歯車5が
ギア4と噛み合っている。リングギア3の外歯3bは後
述のギア14Aと噛み合っているが、ギア14Aの説明
は後に行う。
ギア5はギア6の端面に突設された軸6bに遊嵌されて
いるものであり、従って、ギア6の回転とともにギア4
のまわジを公転することになる。
ギア6は第2図に示したギア7と噛み合っており、ギア
7を介してセクターギア8及びギア10上回転させる。
ギア6の回転をオンオフ制御するためのクラッチ部材6
Aがギア6と一体に形成されている。クラッチ部材6A
は第3図及び第4図に示すように曲率半径r1の外周面
部6eと曲率半径r2の外周面部6 f (r2)rl
)とを有するとともに両外周面部の境界において外周面
部6eよシも更に半径方向内方にくぼんだ2個の切欠き
6C及び6dを有している。
一方、クラッチ部材6Aと係合してギア6の回転を制御
する友めの制御部材26がクラッチ部材6Aの外周部の
近傍に設けられている。この制御部材26は揺動爪の形
状となっており、その中央部の孔26mに挿入されるピ
ンに枢着されるとともに該ピンを中心として図において
水平面内で揺動しうるようになっている。該制御部材2
6の一端にはクラッチ部材6Aの切欠き6C及び6dに
進入する鉤爪26bが形成されており、他端26cは弾
性のあるスイッチ片27に当接するとともに長焦点−短
焦点切換がタン30(以後は長短切換?タンと略記する
)の軸30aによって該スイッチ片27に押しつけられ
ている。スイッチ片27に対向してスイッチ片29が設
けられており、両スイッチ片27と29は長短切換がタ
ン30が押込み操作されぬかぎりは両スイッチ片間に設
けられた絶縁物28のために互いに離れているが、該切
換ボタン30が制御部材26の一端26ckスイッチ片
27に向って強く押込んだ時には両スイッチ片の先端が
互いに接触して両スイッチ片27及び29に接続されて
いる電気回路に信号全発生する。そして同時にクラッチ
部材6Aの切欠き6c。
6dに入り込んでいた鉤爪26bが該切欠き6c+6d
から引き出されてクラッチ部材6人及びギア6の拘束が
解放される。
リングギア3の外歯と噛み合っているギア14Aがリン
グギア3に隣接して配置されている。このギア14Aは
それと同軸のより大径のギア14Bと一体に構成されて
おり、ギア14Bの外周面には円1周上均一に切欠き1
4bが形成されている。
すなわち、このギア14Bは前記のクラッチ部材6Aと
同じくギア14Aの回転を制御するクラッチとなってお
り、ギア14Bの近傍には切欠き14bに進入する鉤爪
21b’i一端に有した第二の制御部材21が配置され
ている。この制御部材21も制御部材26と同じく揺動
爪であフ、その中央部の孔21mに挿入されるピンに枢
着されて該ピンを中心として水平面内で揺動しうるよう
になりている。制御部材21の他端21cは弾性のある
スイッチ片22の先端部に当接されるとともにフィルム
在合検出部材25の先端部25bによって該スイッチ片
22に圧接されている。スイッチ片22は他方のスイッ
チ片24に対向して配置され、両スイッチ片22及び2
4はそれぞれの基端部間に配置された絶縁物23で分離
されているが、フィルム在合検出部材25から制御部材
21金介してスイッチ片22が押圧されている時には両
スイッチ片22及び24は接触している。
フィルム在合検出部材25はフィルムの面によって押さ
れる頭部25mと制御部材21に当接される棒状の先端
部25bとを備えており、フィルムの在合によってスイ
ッチ片22及び24から成るスイッチを開閉させると同
時にギア14Bの回転を制御する。
ギア14Aに固定されている軸14mはアーム15の一
端に遊嵌されており、該アーム15はギア14Aの回転
とともに軸14afc中心として水平面内で回動しうる
ようになっている。アーム15の先端にはギア14Aと
噛み合っている16の軸16&(ギア16に固定)が該
アーム15に対して相対回転可能に支持されており、ま
た、該軸16aに嵌装したフリクションばね17とスプ
リングワッシャ18及びナツト等の締結部材によってア
ーム15とギア16とが摩擦係合して公知の遊星ギア機
構を構成している。
ギア16に交互に噛み合う2個の歯車19と20とがギ
ア16の公転軌道に沿って配置されている。
ギア19は図示せぬ巻上げギアと噛み合ってスプール1
02に駆動力を伝達するようになっており、ギア20は
不図示の巻戻しギアと噛み合って不図示のフォークに駆
動力を伝達するようになっている口 なお、第3図に示した構成において重要なことは、リン
グギア3に連結される二系統の負荷(すなわち、その一
方はギア14A、ギア16、及びギア19もしくはギア
20を含むフィルム巻上げ巻戻し機構の負荷であり、他
方は、ギア6、ギア7、ギア8〜10及び可動ミラー枠
109並びにコンバータ枠110を含む光学部材駆動系
の負荷である。)のうち、フィルム巻上げ巻戻し機構の
負荷が光学部材駆動系の負荷よりもかなり大きくなるよ
うに設計されていることである。このため、両系統の負
荷を同一の駆動源から順次別々に駆動することができる
とともに、駆動機構を極めてコンパクトに構成すること
ができる。
第5図は第3図にその一部を示したモーター1及びソレ
ノイドプランジャ50を一体化した駆動ユニットの縦断
面図である。
同図において1dはモーター外筒でちゃ、このモーター
外筒1dの中にはモーター1とソレノイドプランジャー
50とがその軸線方向に整列して収容されており、該モ
ーター外筒1dはソレノイドプランジャー50のヨーク
50cと結合して該プランジャーの磁路を構成するとと
もにモーター1のマグネッ)lhから生ずる磁束の磁路
を構成している。なおこのマグネッ)lhはコア1gに
対して図中下方に変位して設定しである為、コア1gに
は常に図中下方向の力が働いている。1eは不図示の電
源供給部と結合しているブラシ、1fはコイル、1gは
コア、laはモーター軸、1b及びICはオイルレスメ
タル、32&はモーター軸1&に取付けられた一方のり
2ツテ、31は他方のクラッチ32bt″有したピニオ
ン、である。
ピニオン31は軸33と一体成形されていて前記ギア2
と噛み合っており、軸33はカメラの構造部材34に回
転可能に支持されている。
ソレノイドプランジャー50は、モーター軸1aの下端
面と当接している可動鉄心50&と、可動鉄心50&を
上方に附勢しているはね50dと、可動鉄心50aを軸
方向に駆動するコイル50bと、可動鉄心50mの下端
面を吸着するための吸引ヨーク50・と、を有している
前記の如き構造の駆動ユニットは次のように動作する。
すなわち、第5図の如き休止状態においてコイル50b
に対する通電が断たれると、可動鉄心5oatl−下方
に吸引していた吸引ヨーク50eの吸引力が消失して可
動鉄心501はばね50dの力によって上方に押し上げ
られ、吸引ヨーク50・と可動鉄心50mとが離れると
ともに可動鉄心50aによって押し上げられたモーター
軸1aの上端のクラッチ32mが軸33と一体のクラッ
チ32bと噛み合ってモーター軸1aは被動軸33に結
合される。そこでモーター1のコイル1fに通電が行わ
れ、モーター軸1aが回転される。モーター1のコイル
1fに対する通電が断たれると、モーター1の回転軸1
aの回転が停止し、ついでソレノイドプランジャー50
のコイル50bに通電が行われて吸引ヨーク50・が可
動鉄心50mを該ヨーク50@に吸着し、モーター軸1
jLはマグネット1hがコアIgk引きつげる力によっ
て降下し、その結果、クラッチ32&がクラッチ32b
からはずれてモーター軸1aと被動軸33との連結が断
たれる。
次に第1図乃至第5図を参照して本発明の実施例におけ
る各部の動作を説明する。なお、以下の動作説明に先立
って、改めて各図に示した状態を説明しておく。
第1図(&)は本発明が適用されるカメラの短焦点撮影
時の状態を示した図、第2図(&)は第1図(a)に示
した状態における可動ミラー枠109とコンバータ枠1
10の一部の駆動機構の平面図、第4図(、)は同じく
短焦点撮影時における駆動機構の一部の状態を示した平
面図、である。また、第1図(b)は本発明が適用され
るカメラの長焦点撮影時の状態を示した図、第2図(b
)は長焦点撮影時における可動ミラー枠109とコンバ
ータ枠110の一部の駆動機構の平面図、第4図(b)
は同じく長焦点撮影時における駆動機構の一部の状態を
示した平面図、第3図は長焦点撮影状態にちるがカメラ
内にフィルムの入っていない時の駆動機構の斜視図、で
ある。
(i)  カメラ内にフィルムが入っていて撮影者がカ
メラを長焦点撮影状態から短焦点撮影状態に切換えよう
とする場合。
カメラ内にフィルムがある時はフィルムによってフィル
ム在合検出部材250頭部251がフィルムによって押
されるため該検出部材25の先端部25bによって制御
部材21の端部21cが押され、その結果、スイッチ片
22と24が接触する一方、制御部材21の鉤爪21b
がギア14Bの切欠き14bからはずれるためギア14
Aは回転可能となっている。また、アーム15はギア1
9と噛み合っている。
撮影者がカメラを長焦点撮影状態の第3図の状態から短
焦点状態に切換えるために長短切換がタン30を押込む
と、制御部材26の一端26eが押されてスイッチ片2
7と29とが接触して不図示の制御回路に信号が入ると
同時に制御部材26の鉤爪26bがクラッチ部材6人の
切欠き6Cから引き抜かれてギア6に対する拘束が解除
される。
カメラは常時ソレノイドシランジャー50に対する通電
が断たれモータ軸11はばね50d(第5図参照)によ
って押上げられてクラッチ32が噛み合りておシ、モー
タ軸1aと被動軸33とが連結されている為、制御回路
によりモータ1のコイル1fに通電が行われると、モー
タは逆転しくこの場合、逆転とはフィルム巻戻し方向の
回転であシ、第3図ではギア2を反時計方向に回転させ
る向きを言うものとする)、モータ1の回転はピニオン
31からギア2に伝達され、ギア2は第3図において反
時計方向に回転する。このためギア4も反時計方向に回
転し、ギア5は時計方向の回転力を受けて時計方向に自
転し、リングギア3金時計方向に回転させる。リングギ
ア3が時計方向に回転を開始すると、ギア14Aは反時
計方向に回転し始めるが、ギア16はフリクシ、ンばね
17でアーム15に圧接されているため、ギア14Aか
らギア16に伝えられる力はアーム15t−軸14aの
まわシに反時計方向に回動する。その結果、アーム15
の先端に支持されたギア16がギア20と噛み合い、こ
れによシ、リングギア3はギア14A、ギア16及び2
0並びに不図示のフォークを介してフィルムノクトロー
ネの巻取軸に連結される。一方、リングギア3はそれと
噛み合っているギア5の支持軸6b及び該支持軸6bを
有しているギア6t−介して可動ミラー枠109及びコ
ンバータ枠110の駆動ギア列にも連結されているので
、リングギア3にはフィルム巻戻し系の負荷と可動ミツ
−枠及びコンバータ枠の駆動系の負荷とが同時に連結さ
れた状態となるが、前記したように、本発明のカメラで
は、可動ミラー枠及びコンバータ枠の駆動系(ギア6.
7,8,9゜10)の負荷がフィルム巻戻し系の負荷よ
りもかなり小さくなるように設計されているため、前記
状態ではフィルム巻戻し系の負荷がり/グギア3の回転
を阻止するブレーキとして作用することになり、その結
果、ギア16がギア20と噛み合った直後からギア14
Aの回転が停止し、また、リングギア3の回転も停止す
る。従ってリングギア3の回転停止以後はギア5はその
支持軸6bを中心として自転しつつリングギア3の内周
面に沿りて軸4aのまわ夛を反時計方向に公転運動を始
める。このため、ギア5の支持軸6bと一体のギア6も
その中心6aに関して反時計方向に回転を始め、制御部
材26の鉤爪26bの先端はクラッチ部材6Aの小曲率
半径r、の外周面6・上に乗ることになる。このため、
スイッチ片27と29との接触が保持され、その間はモ
ーター1の回転がギア6に伝達されることになる。
ギア6の反時計方向の回転はギア7を時計方向に回転さ
せ、ギア7の時計方向の回転はセクターギア8t−第2
図(b)において反時計方向に回転させる。セクターギ
ア8が第2図(b)において反時計方向に回転を始め後
、所定の遊び回転量δ、の後にセクターギア8の一側面
8aがレバー109eの先端突部に係合し、以後はセク
ターギア8とレバー109eとが一体となって反時計方
向に回動して最終的に第2図(、)の位置に達する。こ
の場合、レバー109*を時計方向に附勢しているはね
130は引張力を受けて伸ばされることになる。可動ミ
ラー枠109はレバー109・と一体となって動くため
、レバー1096が第2図伽)の位置から第2図(幻の
位置まで回動されると、可動ミラー枠109も第1図(
b)の位置から第1図(a)の位置まで回動されること
になる。
一方、ギア7が前記のように時計方向に回転されること
によってギア10は第2図(b)において時計方向に回
転されるため、ギア10に突設したビン10畠も第2図
(b)の位置から時計方向に回転を始め、最終的に第2
図(a)に示した位置まで回転するが、この時、ばね1
31で時計方向に附勢されている二叉部材110bの一
方のアーム110dはある回転角まではビン10&に圧
接されて追従し、ビン10aから離れてしまう位置で停
止することになる。コンバータ枠110は二叉部材11
0bと一体でおるため、二叉部材110bが第2図6)
の位置から第2図(、)の位置まで回転するとコンバー
タ枠110は第1図(b)の位置から第1図(a)の位
置まで回転される。
レバー109eと二叉部材110bとが第2図(a)の
位置に達する直前に制御部材26の鉤爪26bはクラッ
チ部材6Aの切欠き6d内に落込み、その結果、クラッ
チ部材6A及びギア6の回転が拘束されると同時にスイ
ッチ片27の弾発力によって長短切換がタン30が押し
戻されてスイッチ片27と29とが離れるため、制御回
路への該スイッチからの入力がなくなる。しかしながら
フィルムがカメラ内に装填され在合5W22.24が閉
じられている場合制御回路はモータ1への通電を停止し
ないため、モータ1はまだ回転を続けるが、この時には
ギア6が拘束されているのでギア5の回転はリングギア
3金時計方向に回転させるトルクとして伝達され、その
結果、ギア14Aが反時計方向に、ギア16が時計方向
に、ギア20が反時計方向にそれぞれ回転されてモータ
1の駆動力は不図示のフォークに伝達される−0このた
め、フォークによりフィルムがパトローネ中に巻取られ
るが、フィルムが第1図の燦然用アパーチャ101Cと
長焦用アノクーチャ101dとの距離だげノ卆トローネ
中に巻取られた時に公知の割シ出し機構からの信号によ
ってモータ1への通電が停止されると同時にンレノイド
プランジャー50のコイル50bに対する通電が行われ
、その結果、モーター軸1aが下降してクラッチ32が
はずされ、ギア2への駆動力が消失する。クラッチ部材
6A及びギアへのモーター1からの附勢が離脱するとと
もにセクターギア8及びギア10に対する力も消失する
ため、セクターギア8にはばね130の力による時計方
向のトルクが加わり、その結果、第2図(、)において
ギア7には反時計方向のトルクが、また、ギア10には
反時計方向のトルクが、ギア6及びクラッチ部材6Aに
は時計方向のトルクがそれぞれ加わることになる。この
ため、クラッチ部材6Aの停止時にはクラッチ部材6A
と制御部材26の鉤爪26bとの相対的位置関係が第4
図(a)の如き状態であったものが、それより少し後の
時点では第4図(a)の状態からクラッチ部材6Aが時
計方向に回転することになる。また、クラッチ部材6A
の停止時にはギア10のビン10aと二叉部材110b
との相対的位置関係は第2図(&)に示した状態である
が、はね130の力による反時計方向のトルクがギア1
0に作用するためギア10のビン10mが反時計方向に
回動する。
このため、ビン10&の反時計方向の回動量が大きいと
ビン10aが二叉部材110bのアーム110dを反時
計方向に回動させてコンバータ枠110の停止位t’に
狂わせる恐れがある。
本発明では前記の如き現象(すなわち、クラッチ部材6
Aの停止後、ばね130の力によってコンバータ枠11
0の停止位置が狂わされる現象)を防止するために、ク
ラッチ部材6Aの停止時点以後にばね130の力によっ
てビン1oaが戻p回動して二叉部材110bのアーム
110dに接触するまでの戻り回動量δ5がクラッチ部
材6Aの切欠き6dの周方同長と鉤爪26bの先端の周
方同長との差δ4よりも大きくなるように設計されてい
る(δ5〉δ4)。すなわち、第2図(、)の状態から
ビン10aが反時計方向に戻り回動すると、クラッチ部
材6Aも第4図(、)の位置から時計方向に回転するが
、ビン10aが二叉部材110bのアーム110dに接
触する前にクラッチ部材6Aの切欠き6dの端面が鉤爪
26bの端面に轟ってしまってクラッチ部材6Aのそれ
以上の回転が阻止されるため、ギア10もそれ以上は反
時計方向に回転することができなくなり、従って、ばね
130によってギア10が反時計方向に戻り回転しても
その戻り回転量は最大でもδ4となるのでピン10mが
二叉部材110bのアーム110dに接触することはな
く、コンバータ枠110の停止位置に狂いが生ずるとと
はない。
なお、第2図(&)の状態におhてギア7に対するモー
タからの駆動力の供給が遮断された後、レバ109eも
ばね130の力によって時計方向に戻9回動するため、
レバー109・と一体の可動ミラー枠109も時計方向
に戻9回動することになるが、この戻り回動量は前記の
ようにδ4であって予め定めた許容誤差量であり、可動
ミラー枠109は退避位置にある為この回動量が光路に
与える影響はない。
Gi)  カメラ内にフィルムが入っていて撮影者がカ
メラを短焦点撮影状態から長焦点撮影状態へ切換える場
合。
短焦点撮影状態では可動ミラー枠109とコンバータ枠
110は第1図(&)の状態にある。駆動機構ではクラ
ッチ部材6Aと鉤爪26bとが第4図(&)の状態にあ
り、可動ミラー枠109とコンバータ枠110の駆動歯
車系の状態は第2図(a)の状態にある。また、ギア1
4Bの切欠き14bから鉤爪21bがはずれていてギア
14Aは回転可能となりておシ、ギア16はギア20と
噛み合っている。
撮影者が長短切換がタン30t−押込むと、制御部材2
6の鉤爪26bがクラッチ部材6Aの切欠き6dからは
ずされ(第4図(、)参照)、同時にスイッチ片27と
29とが接触して制御回路に信号が入る。この為モータ
ー1のコイル1fに通電が行われてモーター軸1aは正
転される。モーター軸1aの回転はピニオン31を介し
てギア2に伝達され、ギア2を時計方向に回転させる。
このため、ギア2に固定された軸4aとギア4も時計方
向に回転してギア5が反時計方向に回転される。
ギア5が回転を始めると、この時点ではギア14Aが回
転可能となっているため、リングギア3は反時計方向に
回転を開始し、ギア14Aは時計方向に回転を始める。
その結果、ギア14Aと一体の軸14aも時計方向に回
転を始めるので前記と同様にアーム15は軸14at−
中心として反時計方向に回動されてギア16はギア19
と噛み合される。このため、リングギア3はギア14A
、ギア16、ギア19を介してスプール102のギア(
図示せず)に連結される。一方、この時点ではクラッチ
部材6Aに対する拘束が解除されていてギア6が回転可
能となっているので、リングギア3にはギア5、その支
持軸6b、ギア6、ギア7等から成る可動ミラー枠10
9及びコンバータ枠110用の駆動系(負荷)が連結さ
れているが、前記したように、可動ミラー枠及びコンバ
ータ枠周の駆動系の負荷はスプール102用駆動系の負
荷にくらべてかなり小さく設計されているのでスプール
102用駆動系(すなわちギア14A以下)はリングギ
ア3に対するブレーキとして作用するため、ギア16と
19との噛み合った後はリングギア3が回転を停止する
。このため、軸6bt″中心として反時計方向に回転さ
れているギア5はリングギア3の停止後はリングギア3
の内周面に涜って時計方向に公転しつつ反時計方向に自
転する。
従って、ギア5に遊嵌されている軸6bも軸4aのまわ
りを時計方向に公転するので、ギア6はその中心6&に
関して時計方向に回転を始める。それ故、既にクラッチ
部材6Aの切欠き6d(第4図(&)参照)から抜き出
されていた鉤爪26bはクラッチ部材6Aの回転開始と
ともにクラッチ部材6Aの外周面6e上に乗シ、以後は
外周面6e上を切欠き6cに向って相対的に移動する。
鉤爪26bがクラッチ部材6Aの周面6@上に乗ると、
制御部材26の他端26eによってスイッチ片27と2
9との接触が保持され、その結果、モーター1の回転が
継続する。
ギア6が時計方向に回転すると、ギア7は反時計方向に
、そしてセクターギア8は第2図(a)の状態から時計
方向に回転される。このため、レバー109eもばね1
30の力によって時計方向に回転するとともにセクター
ギア8の一側面に係合したままセクターギア8に追従す
る。そして、レバー109eが第2図(b)の位置に至
った時、レバー109eは不図示のストッパーに当接し
て停止するが、セクターギア8はなおも回転するため、
レバー109@とセクターギア8とは分離することにな
る。
一方、ギア10は第2図(a)に示した状態においてギ
ア9を介して反時計方向に回転されるので、ギア10の
ピン10aはギア10の回転開始からやや間を置いて(
たとえばδ5の回転角の遊びを置いて)二叉部材110
bのアーム110dに係合した後、該アーム110dを
反時計方向に駆動する。従って、二叉部材110bと一
体のコンバータ枠110も第1図(a)の状態から反時
計方向に回動される。
クラッチ部材6Aが時計方向に所定角度回転すると制御
部材26の鉤爪26bクラッチ部材6Aの外周面6eか
ら切欠き6Cに落込み、同時にスイッチ片27の弾発力
によって制御部材26の一端26eを介して長短切換が
タン30が押し戻される。その結果、スイッチ片27と
29とが離れて制御回路にカム6A停止の信号が入ると
ともにクラッチ部材6A及びギア6は停止する。この場
合、鉤爪26bが切欠き6cに落込んでもギア6に対す
る他のギアの慣性力のため、クラッチ部材6Aは直ちに
停止せず、わずかに回転する。このため、クラッチ部材
6Aの完全停止時においては鉤爪26bと切欠き6cと
の相対位置関係は第4図(b)に示したようになる。
クラッチ部材6Aの停止時にはレバー109eと二叉部
材110bとは第2図(b)に示した位置関係にあり、
レバー109eはストッパーで図示の位置に停止してい
る。この場合も第2図(、)において説明した現象が生
ずるが、本発明ではその現象による問題が解決されてい
る。
以上のようにして、可動ミラー枠109とコンバータ枠
110とが第1図(b)の位置から第1図(a)の位置
に動かされた後(すなわち、ギア6の回転が停止された
後)、ギア6が回転不能となるのでギア5の遊里運動が
停止し、ギア5は軸6b全中心とする反時計方向の自転
のみを開始する。このためリングギア3が反時計方向に
回転してギア14Aを時計方向に回転させ、ギア14A
はギア16を反時計方向に回転させる。そして、ギア1
6の回転はギア19を介してスプール102を回転させ
、フィルムが該スプール上に巻取られる。フィルムが長
焦用アパーチャ101dと燦然用アパーチャ101Cと
の距離だけ移動すると制御回路からの信号によりモータ
ー1の駆動力が断たれた後、ソレノイドプランジャ50
がモーター軸1aをモーター1内に引込んでクラッチ3
2を開放させ、ギア2への駆動力の供給が断たれる。
モーター1からの力がギア6から供給されなくなると、
ばね131の力を打ち消す力がなくなるためばね131
の力が二叉部材110bのアーム110dからギア10
のピン10mを介してギア10に駆動トルクとして加え
られるようになり、従って、ギア10は時計方向に回転
され、また、ギア7も時計方向に駆動されてセクターギ
ア8は反時計方向に駆動されることになる。その結果、
コンバータ枠110と可動ミラー枠109のそれぞれの
停止位置が部材6Aの停止直後よシも狂ってくるる可能
性があるが、本発明の機構では、クラッチ部材6Aの停
心時においてレバー109eとセクターギア8との間に
空隙δ1が生ずるよりにするとともに、第4図(b)に
示すようにクラッチ部材6Aの切欠き6cの周方向長さ
と鉤爪26bの周方向長さとの差δ2が、δ1〉δ2と
なるように設計したため、前記の狂いを生ずる恐れがな
い。何となれば、ギア7がはね131の力によって時計
方向に回転してセクターギア8が第2図(b)の位置よ
りも反時計方向に回転した時にはクラッチ部材6Aが第
4図(b)の位置から反時計方向に回転するが、クラッ
チ部材6Aの回転はδ2だげで停止されてしまうため、
セクターだア8がδ1だけ回転する前にギア7の回転が
停止されてしまうからである。従って、ばね131の力
によるセクターギア8の反時計方向の回転量はδ2に留
められ、同様に、ばね131の力によるギア10の時計
方向の回転量もδ2に留められる。それ故、セクターギ
ア8とレバー109@1  (!:は接触しないので可
動ミラー枠109の停止位置がずれることはない。一方
、コンバータ枠110の停止位置はギア6に対する駆動
力の停止時からδ2だげの誤差が生ずるが、設計時にこ
の誤差δ2を含めた回転角をコンバータ枠の退避量とし
ておけば撮影光路をコンバータ枠が浸食することはない
G11)  カメラ内にフィルムがない場合。
カメラ内にフィルムがない場合は、フィルム在合検出部
利25の頭部25aがフィルムによって押されないため
、その先端部25bが制御部材21の端部を押込まない
ので、スイッチ片22と24とは離れておシ、また、該
部材21の鉤爪21bはギア14Bの切欠き14b内に
入った状態に保持される。従ってギア14Aは拘束され
ており、また、リングギア3も回転することができない
のでフィルムの巻取及び巻戻し系への駆動力は供給され
ない。それ故、ギア2に供給されるモータ1の駆動力は
ギア5の遊星運動を介してギア6の駆動力として伝達さ
れることになり、可動ミラー枠109とコンバータ枠1
10の位置の切換えのための動力としてギア7に伝達さ
れることになる。
〔発明の効果〕
以上に説明したように、本発明の可動部材位置決め装置
では、第一の可動部材(たとえば可動ミラー枠109)
がその作動に位置決めされた時に該第−の可動部材と駆
動機構(たとえばセクターギア8)との間の遊びδ1が
該駆動機構の動力断接装置(クラッチ部材6A)におけ
る遊びδ2よシも小さく設定される一方、第二の可動部
材(たとえばコンバータ枠110)がその作動位置に位
置決めされた時に該第二の可動部材と駆動機構(たとえ
ばギア10)との間の遊びδ3が動力断接装置の遊びδ
4よシも大きく設定されているため、該第一及び第二の
可動部材が所定の作動位置に位置決めされた後は、該可
動部材が該駆動機構からの干渉を受ける恐れがなく、位
置ずれを防止でき、正確な位置決めを行うことができる
【図面の簡単な説明】
第1図(a)は本発明が適用されるカメラの短焦点撮影
時の状態を示した図、第1図伽)は同じカメラの長焦点
撮影時の状態を示した図、第2図(、)は前記カメラの
可動部材位置決め装置が短焦点撮影状態にある時の平面
図、第2図伽)は前記可動部材位置決め装置が長焦点撮
影状態にある時の平面図、第3図は第1図のカメラに装
備されている駆動装置の一実施例を示した斜視図、第4
図(a)は第3図に示した装置の一部の短焦点撮影時の
相対的位置関係を示した平面図、第4図6)は同じく長
焦点撮影時の相対的位置関係を示した図、第5図は第3
図に示した装置の駆動源である駆動ユニットの縦断面図
である。 1・・・モータ、 2.4.5,6,7,9.10.14A、14B。 16.19.20・・・ギア、 3・・・リングギア、    6A・・・クラッチ部材
、21.26・・・制御部材、 22.24,27.29・・・スイッチ片、25・・・
フィルム在合検出部材、 32・・・クラッチ、    30・・・長短切換ボタ
ン、50・・・ソレノイドプランジャ、 109・・・可動ミラー枠(第一の可動部材ン、110
・・・コンバータ枠(第二の可動部材)、109e・・
・レバー、    110b・・・二叉部材。 本多小平i ゛ 新 部 興 治□ ゛ −も 第1図 (α) 第2図(0) 第3圀

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 第一の作動位置と第一の非作動位置との間を運動する第
    一の可動部材と、前記第一の可動部材が前記第一の作動
    位置に位置決めされる時には第二の非作動位置に位置決
    めされるとともに前記第一の作動部材が前記第一の非作
    動位置に位置決めされる時には第二の作動位置に位置決
    めされるように前記第一の作動部材とは逆向きに運動す
    る第二の可動部材と、前記第一の可動部材を前記第一の
    作動位置に向って附勢している第一の附勢部材と、前記
    第二の可動部材を前記第二の作動位置に向って附勢して
    いる第二の附勢部材と、前記第一及び第二の可動部材に
    共通に連結されて前記両可動部材をそれぞれの作動位置
    及び非作動位置に向って駆動する唯一系統の駆動機構と
    、前記駆動機構に設けられた駆動力断接装置と、を有し
    、 前記第一の可動部材が前記第一の作動位置に位置決めさ
    れた時に前記駆動機構と前記第一の可動部材との間に生
    ずる遊びが前記駆動力断接装置における遊びよりも小さ
    くなるように設定されており、また、前記第二の可動部
    材が前記第二の作動位置に位置決めされた時に前記第二
    の可動部材と前記駆動機構との間に生じる遊びが前記駆
    動力断接装置における遊びよりも大きくなるように設定
    されていることを特徴とする、カメラにおける可動部材
    位置決め装置。
JP28523585A 1985-12-18 1985-12-18 カメラにおける可動部材位置決め装置 Pending JPS62144149A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01169439A (ja) * 1987-12-25 1989-07-04 Fuji Photo Film Co Ltd 焦点距離切換えカメラ
JPH01169444A (ja) * 1987-12-25 1989-07-04 Fuji Photo Film Co Ltd 焦点距離切換えカメラ
JPH0235126U (ja) * 1988-08-29 1990-03-07

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01169439A (ja) * 1987-12-25 1989-07-04 Fuji Photo Film Co Ltd 焦点距離切換えカメラ
JPH01169444A (ja) * 1987-12-25 1989-07-04 Fuji Photo Film Co Ltd 焦点距離切換えカメラ
JPH0235126U (ja) * 1988-08-29 1990-03-07

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