JPH01169439A - 焦点距離切換えカメラ - Google Patents

焦点距離切換えカメラ

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JPH01169439A
JPH01169439A JP32880787A JP32880787A JPH01169439A JP H01169439 A JPH01169439 A JP H01169439A JP 32880787 A JP32880787 A JP 32880787A JP 32880787 A JP32880787 A JP 32880787A JP H01169439 A JPH01169439 A JP H01169439A
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cam
lens
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Kazuhiro Akiyama
秋山 和洋
Noriya Mochizuki
望月 徳也
Hiroshi Komatsuzaki
博 小松崎
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Fujifilm Holdings Corp
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Fuji Photo Film Co Ltd
Fuji Photo Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は焦点距離切換えカメラに関し、更に詳しくはク
ラッチ機構を介して、モータの回転力をフィルム給送系
と焦点距離切換系に選択的に伝達し、フィルムの給送と
撮影レンズの焦点距離切換えとを行うようにした焦点距
離切換えカメラに関するものである。
・〔従来の技術〕 最近の35ミリコンパクトカメラの殆どは、マスターレ
ンズの光軸方向の移動に連動させてコンバージョンレン
ズを光軸内に出入させ、例えば焦点距離35m程度の広
角撮影(ワイド撮影)と、焦点路M10u程度の望遠撮
影(テレ撮影)とを選択して行なえるようになっている
また、特開昭60−163010号、同61−3543
5号等の公報に記載されているように、フィルム給送用
のモータの回転力を遊星歯車列からなるクラッチ機構を
介して焦点距離切換え系に伝達し、これにより、焦点距
離切換えのためにマスターレンズを保持した移動筒を移
動するようにしたカメラもある。前記クラッチ機構は、
例えば、モータの回転力が伝達される太陽歯車と、この
太陽歯車と同軸で取りつけられる腕部と、この腕部に回
転自在に取りつけられ且つ太陽歯車と常に噛合する遊星
歯車と、太陽歯車の一方向の回転時にこの回転に連動し
て回転する腕部によりその回動終端位置で遊星歯車と噛
合するフィルム給送系の歯車と、太陽歯車の他方向の回
転時にこの回転に連動して回転する腕部によりその他方
の回動終端位置で遊星歯車と噛合する焦点距離切換え系
の歯車とから構成されており、太陽歯車の回転力によっ
て腕部をその回転方向に回転変位させて、この回転変位
により遊星歯車をフィルム給送系歯車または焦点距離切
換え系歯車の一方に噛合させ、モータの回転力をフィル
ム給送系または焦点距離切換え系のいずれかに伝達して
いる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、フィルム給送用のモータを兼用して焦点
距離を切り換えるカメラにおいて、単に遊星歯車列から
なるクラッチ機構を採用する場合には、遊星歯車と焦点
距離切換え系の歯車との噛み合いがうまくいかないこと
もあり、確実な作動が得られなかったり、機構の故障原
因となる等の問題点がある。
〔発明の目的〕
本発明は上記問題点を解決するためのものであり、フィ
ルム給送用のモータを兼用して焦点距離を切換える場合
に、そのクラッチ機構の切換え時の歯車の噛み合いを容
易にすることによって、確実な切換えを可能とした焦点
距離切換えカメラを提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は上記目的を達成するために、焦点距離切換え系
に配置されモータで回転される切換え手段と、この切換
え手段に設けられる押動部と、この押動部の押動により
変位して前記撮影レンズの焦点距離を選択的に切り換え
る切換え部材と、前記クラッチ機構を介してモータの回
転力がフィルム給送系から撮影レンズの焦点距離切換え
系に切換えられる前の切換え手段の初期位置時にこの切
換え手段をフリー状態とするフリー状態形成手段とを設
けたものである。
〔作用〕
焦点距離を切り換える場合、例えば、ワイド撮影からテ
レ撮影に切り換える場合には、クラッチ機構を介してモ
ータの回転力をフィルム給送系から焦点距離切換え系に
選択的に伝達する。この切換えは、モータの回転方向を
切り換えることで、太陽歯車と腕部との間の摩擦力によ
り太陽歯車に連動して腕部を回動させ、この腕部の回動
で腕部に軸支されている遊星歯車がフィルム給送系歯車
から焦点距離切換え系歯車に噛合するよう切り替わるこ
とで行われる。これにより、モータの回転力は切換え手
段に伝達され、この切換え手段の押動部を介して切換え
部材が押動されることで、例えばワイド撮影とテレ撮影
との間で切換えが行われる。
この時、フリー状態形成手段により切換え手段が回転自
在なフリー状態とされるため、この切換え手段に連繋さ
れる焦点距離切換え系歯車もフリー状態とされてその回
転は自由とされることから、この焦点距離切換え系歯車
と遊星歯車とが噛合する際に、たとえこれらの歯先と歯
先とが当たった状態であっても切換え手段を逃がし回転
させることで、遊星歯車を焦点距離切換え側歯車に円滑
かつ確実に噛合させることができる。このため、焦点距
離切換え時のモータの回転力を確実に焦点距離切換え系
の切換え手段に伝達することができ、焦点距離の切換え
作動を確実且つ円滑に行うことができるようになる。し
かも、遊星歯車と焦点距離切換え系歯車とが噛合した直
後は、未だ切換え手段がフリー状態とされていることか
ら、モータと切換えレバーとが連結されても、モータに
急激に負荷が作用することなく、円滑に焦点距離を切り
換えることができるようになる。
〔実施例〕
以下、図面を参照して本発明の実施例について詳細に説
明する。
本発明を実施した焦点距離切換えカメラを示す第13図
において、前板40には前方に突出した筒部41が形成
されている。この筒部41には、レンズカバー開閉つま
み42が設けられており、これをスライドすると一対の
レンズカバー43゜44が回動して開口45を開閉する
。また、前板40には、テレ・ワイド(以下、TWとい
う)切換えつまみ46が設けられており、これを押し下
げると、テレ撮影状態にセットされている場合にはワイ
ド撮影に切り換えられ、又はワイド撮影にセットされて
いる場合にはテレ撮影に切り換えられる。なお、後述す
るように、TW切換えつまみ46が押し下げられたまま
になっている場合でも、テレ撮影とワイド撮影との間で
サイクリックに切り換わることはない。
また、前板40の上方には、周知のファインダ窓48.
測距窓49a及び49b、ストロボ発光部50が設けら
れており、更に前板40の上部にはレリーズボタン51
が設けられている。
第1図は光学系の概略を示すものである。移動筒1内に
は、マスターレンズ3を保持したレンズホルダ4が摺動
自在に嵌合されており、周知の測距装置(図示せず)に
より、移動筒1内で光軸りに沿って移動してピントmu
ffを行うことができるようになっている。前記移動筒
1の片側には、プレー)1aが突出しており、これに軸
受は部1bが取り付けられている。この軸受は部1bに
は、光軸り方向に伸びたガイド棒2が挿通されており、
マスターレンズ3を前方に繰り出したテレ撮影位置と、
後退したワイド撮影位置との間を移動筒1が移動する際
にこれを案内する。また、ガイド棒2にはコイルバネ5
が挿通されており、移動筒13テレ撮影位置に向けて付
勢している。
前記移動筒1の後方には、コンバージョンレンズ6が配
置されており、移動筒1の移動に連動したレンズ出入機
構7により、コンバージョンレンズ6がマスターレンズ
3の光軸り内に出し入れされる。このレンズ出入機構7
は、コンバージョンレンズ6を先端に取り付けた腕部7
aと、この腕部7aを取り付けたレンズ出入歯車7bと
、揺動腕部7Cを備えた歯車7dとから構成されている
また、腕部7aには、コイルバネ7eが掛けられており
、コンバージョンレンズ6を光軸り内に挿入する方向に
付勢している。
また、コンバージョンレンズ6の背後にビハインドシャ
ッタ8が配置されている。このビハインドシャッタ8は
、周知のように2枚のシャッタ羽18a、8bを備え、
これらを軸支した固定ピン8cに向かって開閉ピン8d
を移動することにより、2枚のシャッタ羽根8a、8b
が互いに反対方向に回動して撮影光路を開くことができ
る。また、移動筒1の後部には、第2図及び第3図に示
されるように、絞り装置74が取りつけられている。
前記マスターレンズ3とコンバージョンレンズ6とを移
動させるために、TW切換え装置IO(第4図参照)が
設けられている。このTW9]換え装置10は、後で詳
しく説明するが、第1の切換えレバー12が揺動してマ
スターレンズ3を光軸りに沿って移動し、またコンバー
ジランレンズ6を光軸りに挿入する。このマスターレン
ズ3とコンバージョンレンズ6とを移動させるために、
第1図に示されるように、第1の切換えレバー12の一
端部は、第2の切換えレバー13のカム面に当接し、ま
た一端部に設けたピン12dがプレート1aの長孔1c
に挿入されている。この第2の切換えレバー13に形成
したカムは、コンバージョンレンズ6が光軸りから退避
した退避位置に保持するための無変位係合部13aと、
コンバージランレンズ6を回動させて光軸りに挿入する
ための変位係合部13bとからなり、これらが連続して
形成されている。この第2の切換えレバー13が第1の
切換えレバー12に連動して軸13cを中心にして回動
すると、スライドレバー9を介して腕部7cを押して歯
車7dを回動させる。
第2図及び第3図はテレ撮影状態とワイド撮影状態とを
示すものである。前記筒部41内には、固定筒55が配
置されており、これに移動筒1が摺動自在に嵌合してい
る。また、筒部41と固定筒55との間に、第13図に
示したレンズカバー43.44が回動自在に配置されて
おり、第3図に示すように、ワイド撮影状態にセットさ
れたときに、レンズカバー43.44の開閉を行うこと
ができる。
前記ビハインドシャッタ8a、8bは、シャッタ基板5
6に取り付けられており、このシャッタ基板56に形成
したシャツタ開口56aを開閉する。このシャッタ基板
56は、ビス57を介して本体部58に固定されており
、また4個の固定筒取付は用の穴56bが設けられてい
る。これらの固定筒取付は用穴56bに、固定筒55に
形成した4個の足部55bが挿入され、ビス59を介し
て固定筒55が本体部58に固定されている。
前記固定筒55の背後には、押え板60が固着されてお
り、この押え板60と固定筒55との間にガイド棒2が
支承されている。また、固定筒55の内側に取付は板6
1が固着されており、これにレンズ出入機構7が取り付
けられている。
次に、第4図ないし第12図を参照してTW切換え装置
10について説明する。TW切換えつまみ46は、レバ
ー等(図示せず)を介してTWサブセットスライダ11
と連繋されており、TW切換えつまみ46を操作すると
、TWサブセットスライダ11が図中左方向にスライド
される。
前記TW切換え装置10は、前述した第1の切換えレバ
ー12と、第2の切換えレバー13と、この第1の切換
えレバー12を揺動させるための切換えカム14と、こ
の切換えカム14を回転させるモータ15と、このモー
タ15を切換えカム14が回転するように起動するモー
タスイッチ16と、前記切換えカム14に係合してモー
タスイッチ16の自己保持作用を行うモータスイッチレ
バー17と、切換え操作力が加えられた時にモータスイ
ッチレバー17を回動してモータスイッチ16をONと
させるラッチセットレバ−18とを備えている。
前記モータ15は、前述したように、TW切換えの他に
フィルム給送(S上げ及び巻戻し)にも兼用されており
、フィルム65を巻き取るスプール15a内に格納され
ている。このモータ15の回転力は、減速歯車列19を
介して、クラッチ機構としての伝達切換え機構20に伝
達される。この伝達切換え機構20は、減速歯車列19
と連繋されている太陽歯車20aと、この太陽歯車20
aと同軸で取り付けられるアーム(腕部)20bと、こ
のアーム20bに回動自在に取り付けられ且つ常に太陽
歯車20aと噛合する遊星歯車20Cと、太陽歯車20
aの図中反時計方向回転に伴いアーム20bが回転され
る時にその回動終端位置で遊星歯車20cと噛合するフ
ィルム給送側歯車20dと、同じく他方の回動終端位置
で遊星歯車20cと噛合する切換えカム側歯車20cと
から構成されている。
前記伝達切換え機構20のアーム20bには、TWセッ
トスライダ27の係合部27bに係合する係合部20f
が形成されている。そして、TWセットスライダ27が
切換え操作前の初期位置にある時は、このスライダ27
の係合部27bがアーム20bの係合部2Ofを押動し
て、アーム2obは遊星歯車20cをフィルム給送側歯
車20dに噛合させている。他方、TW切換え時には、
TWセットスライダ27が図中左方向に位置され、係合
部27bが係合部20fから離れている。したがって、
TW切換え時には、太陽歯車20aの時計方向回転によ
り、遊星歯車20cが時計方向に公転して切換えカム側
歯車20eに噛合し、これ以外には遊星歯車20cがフ
ィルム給送側歯車20dに強制的に噛合している。
前記フィルム給送側歯車20dの回転は、歯車列(図示
せず)を介して巻取りスプール15aに固着した歯車6
7と、ワンウェイクラッチ(図示せず)を介して巻戻し
用歯車68にそれぞれ伝達される。この巻戻し用歯車6
8には、巻戻し用爪69が固着されており、フィルム6
5を収納したパトローネ70のパトローネ軸71に連結
されている。
前記切換えカム14は、切換えカム側歯車20eと中間
歯車列21を介し連繋される歯車部14aと、この歯車
部14aの下部に形成される円カム部14bと、この円
カム部14bの下面に偏心して植設された係合ピン14
cとを備え、基板(図示せず)に軸を介し回動自在に取
り付けられている。前記円カム部14bは、周方向に不
等長間隔で2個の切欠き14dが形成されており、これ
ら2個の切欠き14d間の周面ば、第1及び第2のカム
面14e、14fとされている(第11図及び第12図
参照)、前記切欠き14dは、モータスイッチレバー1
7の係合突起17aを挿入するためのものである。また
、係合ピン14cは、後述するように、揺動規制レバー
23.ラッチセットレバ−18及び第1の切換えレバー
12を押動してこれらレバー23.18.12を揺動す
るものである。
前記第1の切換えレバー12は、移動筒1を前方に繰り
出すテレ側への回転(図中、反時計方向の回転)を規制
するための係止爪部12aと、切換えカム14の係合ピ
ン14cに係合する第1及び第2の係合縁部12b、1
2eとを備え、取付軸12cにより回動自在に基板に取
り付けられている。また、この第1の切換衣レバー12
は、第1図に示されるように、移動筒1を前方に付勢す
るコイルバネ5によって常にテレ側に回転するように付
勢されている。前記係止爪部12aには、これに係止す
る係止突起23aを有する揺動規制レバー23が取付軸
23bを介して回動自在に取り付けられている。この揺
動規制レバー23は、第1の切換えレバー12のテレ側
への回転を規制する作用をなすものであり、コイルバネ
23cによって時計方向に付勢されている。この揺動規
制レバー23の先端部23dは、切換えカム14の係合
ピン14cの移動軌跡内に位置されており、且つ切換え
カム14の回転直後に係合ピン14cに押され、図中反
時計方向に所定角度回転されるように構成されている。
従って、切換えカム14が回転すると、係合ピン14c
により揺動規制レバー23が反時計方向に回転し、係止
突起23aと係止爪部12aとの係止を解除する。これ
により、第1の切換えレバー12のテレ側への回転が可
能となる。
前記第1の係合縁部12bは、係合ピン14cの外縁の
移動軌跡である円の4分円弧の形状とされており、切換
えレバー12のテレ側への切換え時(反時計方向回転時
)に係合ピン14cと接触するものである。従って、切
換えカム14の回転により係合ピン14cが係合縁部1
2bに接触する時には、切換えカム14の最初の1/4
回転終了までは、第1の切換えレバー12はそのままの
位置とされ、174回転を過ぎた時に係合ピン14Cの
移動に伴い第1の切換えレバー12もテレ側に回転され
ることになる。また、第2の係合縁部12eは、第1の
係合縁部12bに連続し、且つ第1の係合縁部12bよ
りも若干突出して形成されており、切換えレバー12の
ワイド側への切換え時(時計方向回転時)に係合ピン1
4cと接触するものである。
第11図に示されるように、前記切換えカム14がワイ
ド側位置の初期状態とされている時、係合ピン14cと
揺動規制レバー23の先端部23dとの間、及び係合ピ
ン14cと第1の切換えしバー12の係合縁部12bと
の間それぞれには、テレ側への切換え時の切換えカム1
4のフリー状態形成手段として、切換えカム14の回転
遊び用の隙間75.76が形成されている。従って、こ
れら隙間75.76の範囲内であって且つ前記切欠き1
4dと後述する係合突起17aとの遊び範囲内で、切換
えカム14の回転がフリーとされ、後で詳しく説明する
ように、伝達切換え機構20の遊星歯車20cと切換え
カム側歯車20eとの噛合が円滑に且つ確実に行われる
ことになる。また、第12図に示されるように、切換え
カム14がテレ側位置の初期状態とされている時、係合
ピン14cと第1の切換えレバー12の第2の係合縁部
12eとの間には、ワイド側への切換え時の切換えカム
14のフリー状態形成手段として、切換えカム14の回
転遊び用の隙間77が形成されている。従って、上記フ
リー状態形成手段と同様に、テレ側からワイド側への切
換え時の伝達切換え機構20の遊星歯車20cと切換え
カム側歯車20eとの噛合が円滑に且つ確実に行われる
ことになる。
第11図及び第12図に示されるように、第2の切換え
レバー13の無変位係合部13aは、第1の切換えレバ
ー12が回転するとき先端の係合部12fの移動軌跡で
ある円弧形状に形成されており、その長さは、移動筒1
がテレ側位置からワイド側位置へ移動するときのレバー
12の移動行程のほぼ3/4とされている。変位係合部
13bは、無変位係合部13aの延長線よりも内側に位
置され、第1の切換えレバー12の先端係合部12fが
入るほぼ三角形状の凹部とされている。従って、第1の
切換えレバー12がその移動行程のほぼ3/4まで移動
する時には、先端係合部12fと無変位係合部13aと
が接触することになり、この場合には、単に第1の切換
えレバー12が回転するのみで第2の切換えレバー13
は回転することがない。第1の切換えレバー12がその
移動行程の3/4以上回転すると、先端係合部12fが
無変位係合部13aから変位係合部13bに接触するこ
とになり、コイルバネ5により図中時計方向に付勢され
ている第2の切換えレバー13は第1の切換えレバー1
2の回転変位に対応して時計方向に回転することになる
。このため、移動筒1がその移動行程の3/4以上移動
されると、これに連動してコンバージョンレンズ6が光
軸り内に挿入されることになる。
前記モータスイッチレバー17は、切換えカム14の切
欠き14d内に挿入されてこの挿入時に切換えカム14
の回転を阻止する係合突起17aと、ごの係合突起17
aが切欠き14d内に位置される時にモータスイッチ1
5をOFFにするスイッチ切換え片17bとを備えてい
る。このモータスイッチレバー17は、係合突起17a
が切欠き14d内に位置されてカム14の回転を阻止す
ると共にモータスイッチ16をONにする係止位置と、
切欠き14d内から係合突起17aが出て切換えカム1
4との係止が解除されると共にモータスイッチ16をO
Nとする係止解除位置との間で回動自在となるように軸
17Cを介して基板に取り付けられている。なお、前記
切換えカム14の第1カム面14e及び第2のカム面1
4fは不等長であるため、切換えカム14の一回毎の回
転角度はこれらカム面14e、14fの長さに応じて周
期的に変化することになる。
ラッチセットレバ−18は、係合ヒン14 c ニ係合
してモータスイッチレバー17を係止位置側に押動する
と共に切換え扱作力が加えられた時にはモータスイッチ
レバー17を係止位置から係止解除位置に回動させるも
のである。このため、ラッチセットレバ−18は、モー
タスイッチレバー17を係止位置または係止解除位置に
切り換えるためのラッチレバー25が係合するラッチ係
合部18aと、このラッチ係合部18aとラッチレバー
25とによる係止(ラッチ)が解除された後に係合ピン
14cの押動によってラッチセットレバ−18を時計方
向に回転して再度ラッチ係合部18aとラッチレバー2
5とを係止させる第1及び第2の係合押動面18b、1
8Cとを備えている。
第1の係合押動面18bは、ワイド側からテレ側に切り
換えられる時に係合ピン14cと接するための面である
。また、第2の係合押動面18cは、テレ側からワイド
側に切り換えられる時に係合ピン14cと接するための
面である。
前記ラッチセットレバ−18は、モータスイッチレバー
17の下方にモータスイッチレバー17の取付は軸17
cにより基板に回転自在に取り付けられており、且つコ
イルバネ29により図中反時計方向に付勢されている。
更に、モータスイッチレバー17とラッチセットレバ−
I8との間には、モータスイッチレバー17を係止位置
側に付勢するねじりバネ24が介在されている。また、
ラッチレバー25は、コイルバネ25aによって図中反
時計方向に付勢されている。
前記TW切換えつまみ46からモータスイッチレバー1
7への切換え操作力の伝達は、TWサブセットスライダ
11の左方向移動が、伝達レバー26、この伝達レバー
26が取り付けられているTWセットスライダ27.前
記ラッチレバー25゜ラッチセットレバ−18に順次伝
えられることで行われる。
伝達レバー26は、TWサブセットスライダ11の係合
突起11aに係止する爪26aを有し、取付は軸26b
を介してTWセットスライダ27に回動自在に取り付け
られている。この伝達レバー26は、コイルバネ26c
によって図中時計方向に付勢されている。また、伝達レ
バー26がTWサブセットスライダ11の係止部である
係合突起11aに係止してその移動終端近くまで移動さ
れる時、この伝達レバー26に当たり、このレバー26
をその爪26aと係合突起11aとの係止を解除するよ
うに揺動する係止解除ピン30が基板に取り付けられて
いる。
TWセットスライダ27は、取付は軸とこの軸が貫通さ
れる長孔とによって、TWサブセットスライダ11のス
ライド方向と同一方向にスライド自在となるように基板
に取り付けられている。このTWセットスライダ27と
TWサブセットスライダ11は、コイルバネ28.29
により、図中右方向に付勢されている。
次に、本実施例の作用について説明する。
撮影時には、まずレンズカバー開閉つまみ42をスライ
ドさせてレンズカバー43.44を開く。
このレンズカバー43.44が開位置に移動すると、メ
インスイッチ(図示せず)がON状態となり、モータ1
5の駆動回路、シャッタ駆動回路。
測距装置、ストロボ回路等が通電される。
レンズカバー43.44を開いた状態では、第3図に示
されるようにワイド撮影状態となっており、移動筒1が
後退して腕部7aの移動域に入り込んだ位置にセットさ
れている。このワイド撮影状態では、レリーズボタン5
1を押下すると、測距装置が作動して被写体距離に応じ
てレンズホルダー4を光軸りに沿って移動させ、マスタ
ーレンズ3のピント調節を行う。このピント調節後にビ
ハインドシャッタ8が作動してフィルム65を露光させ
る。このシャッタ作動後にモータI5が回転し、その回
転力が減速歯車列19を介して伝達切換え機構20に伝
達される。この伝達切換え機構20は、遊星歯車20c
がフィルム給送側歯車20dに噛合しているから、モー
タ15の回転がフィルム給送側歯車20dに伝達される
。このフィルム給送側歯車20dの回転は、歯車列を介
して歯車67に伝達されるから、巻取りスプール15a
が回転して露光済みフィルム65をその外周に巻き取り
、そしてパトローネ70から引き出した未露光のフィル
ムを露光位置にセットする。また、このフィルム巻上げ
に連動してビハインドシャッタ8がチャージされる。
次に、第3図に示すワイド撮影状態から、第2図に示す
テレ撮影状態に切り換える場合にはTW切換えつまみ4
6をスライドさせればよい。このTW切換えつまみ46
をスライドさせると、これに連動してTWサブセットス
ライダI Lが図中左方向に移動して第5図に示す状態
から第6図に示す状態となる。これにより、TWサブセ
ットスライダ11の係合突起11aに係止する伝達レバ
ー26を介してTWセットスライダ27も図中左方向に
移動することになる。この移動により、TWセットスラ
イダ27の係合突起27cがモータスイッチレバー17
の切欠き17dに臨むため、モ−タスイッチレバー17
の反時計方向の回転が許容されることになる。
また、TWセットスライダ27の係合突起27aによっ
てラッチレバー25が時計方向に回転され、ラッチレバ
ー25とラッチセットレバ−18との係止状態が解除さ
れる。これにより、ラッチセットレバ−18が図中反時
計方向に回転し、これらの間に掛けたねじりバネ24を
介してモータスイッチレバー17も反時計方向に回転し
て、その係合突起17aが切欠き14d内から抜は出る
このモータスイッチレバー17の回転によりモータスイ
ッチ16がONになり、モータ15が通電されて回転す
る。このモータ15の回転により、遊星歯車20cが太
陽歯車20aの回りを公転して切換えカム側歯車20e
に噛合する。これにより、切換えカム側歯車20e、中
間歯車列21を介してモータ15の回転力は切換えカム
14へ伝達され、切換えカム14が時計方向へ回転する
この時、切換えカム14のフリー状態形成手段として、
切換えカム14の係合ピン14cと揺動規制レバー23
の先端部23dとの間、及び係合ピン14cと第1の切
換えレバー12の係合縁部12bとの間それぞれに、切
換えカム14の回転遊び用隙間75.76が形成されて
いるため、切換えカム14の切欠き14dとモータスイ
ッチレバー17の係合突起17aとの間に形成された遊
びの範囲内において切換えカム14がフリーとなる。
したがって、伝達切換え機構20の遊星歯車20Cが切
換えカム側歯車20eに噛合する際に、たとえ歯先と歯
先とが当たった状態であっても切換えカム14を逃がし
回転させることで、遊星歯車20cを切換えカム側歯車
20eに円滑かつ確実に噛合させることができる。
なお、第6図はTWサブセットスライダ11が移動終端
まで移動した直後の状態を示している。
このスライダ11の移動終端までの移動により、伝達レ
バー26が基板から突出形成された係止解除ピン30に
当接して反時計方向に回転することで、係合突起11a
と爪26aとの係止が解除され、TWセットスライダ2
7は図中右方向に移動して復帰しようとする。しかし、
係止解除側に回転されたモータスイッチレバー17の切
欠き17dにTWセットスライダ27の係合突起27c
が係止するようになるため、TWセットスライダ27は
完全には復帰することがない。従って、この状態では、
係合部27bが係合部2Ofに当たっていないため、遊
星歯車20cがフィルム給送側歯車20eに噛合した状
態が保たれる。また、TWセットスライダ27は完全に
は復帰することがないものの、伝達レバー26とTWサ
ブセットスライダ11の係合突起11aとの係止が解除
されて、TWサブセットスライダ11とTWセットスラ
イダ27との連結は断たれるため、TW切換えつまみ4
6が切換え側に位置された状態であっても、TW切換え
が周期的に切り換わることを防止することができる。
切換えカム14が時計方向に回転し始めると、第7図に
示されるように、その係合ビン14cによって、先ず揺
動規制レバー23が反時計方向に回転する。これにより
、第1の切換えレバー12の係止爪部12aと揺動規制
レバー23の係止突起23aとの係止が解除されるため
、第1の切換えレバー12が軸12cを中心にして反時
計方向に回転し、その係合縁部12bが係合ピン14c
に接触して追従する。しかし、係合縁部12bが4分円
弧形状とされているから、第1の切換えレバー12は切
換えカム14が1/4回転終了するまではテレ側に回転
されることはない。
この1/4回転中に切換えカム14の係合ピン14cと
ラッチセットレバ−18の第1係合押動面18bとが接
触するため、ラッチセットレバ−18は図中時計方向に
回転され、ラッチレバー25の係止によって初期位置に
復帰される。このラッチセットレバ−18の初期位置復
帰により、バネ24がチャージされるため、モータスイ
ッチレバー17は図中時計方向に付勢されるようになる
しかし、円カム部14bの周面に係合突起17aの先端
が当接しているため、モータスイッチレバー17は図中
時計方向には回転することができず、モータスイッチ1
6はON状態が維持される。これにより、ワイド撮影か
らテレ撮影への切換え時に、モータスイッチ16の自己
保持がなされる。
第1の切換えレバー12は、第8図に示されるように、
コイルバネ5の弾発復元力によって、切換えカム14の
ほぼ1/4以上の回転変位による係合ビン14cの移動
に追随して反時計方向に回転する。これにより、移動筒
1が前方に繰り出され、マスターレンズ3がワイド撮影
位置にセットされる。なお、移動筒lのワイド側の位置
決めは、第2図に示されるように、例えば移動筒1の前
面が固定筒55に当たることで行われる。従って、移動
筒1が前方に繰り出されて固定筒55に当たった後は、
移動筒1はその前方移動が規制されるため、第1の切換
えレバー12もこの位置でその回転が規制される。
前記第1の切換えレバー12の先端部12fは、コイル
バネ7eで付勢された第2の切換えレバー13のカム面
に当接しているため、この第2の切換えレバー13が第
1の切換えレバー12に連動する。しかし、この第2の
切換えレバー13は、第11図に示すように、第1の切
換えレバー12が約3/4だけ回転する間は、無変位係
合部13aが第1の切換えレバー12の一端部12fに
当たっているため、第1の切換えレバー12が回転して
も、これに追従することはない。そして、第12図に示
すように、残りの1/4を回転する際に、第1の切換え
レバー12の一端部12fが、第2の切換えレバー13
の変位係合部13bに対面するため、この第2の切換え
レバー13が軸13cを支点にして急速に回転する。こ
の第2の切換えレバー13が急速に回転すると、スライ
ドレバー9を介してレンズ出入機構7がこれに追従する
ため、揺動腕部7aが反時計方向に回動して、コンバー
ジョンレンズ6を光軸りに挿入する。したがって、マス
ターレンズ3がコンバージョンレンズ6から充分に離れ
た位置まで移動した時に、コンバージョンレンズ6が急
速に回動するため、これらのレンズが衝突することがな
い。
第9図に示されるように、切換えカム14が約1/2以
上回転した時に、モータスイッチレバー17の係合突起
17aが切欠き14d内に挿入されることで、モータス
イッチレバー17は初期位置に復帰し、モータスイッチ
16をOFFとしてモータ15を停止させる。また、モ
ータスイッチレバー17の初期位置復帰により、TWセ
ットスライダ27の係合突起27cとモータスイッチレ
バー17の切欠き17dとの係止状態が解除され、TW
セットスライダ27も図中右方向に移動して、第5図に
示されるような初期位置に復帰する。この初期位置復帰
に伴い伝達切換え機構20のアーム20bの係合部20
fがTWセットスライダ27の係合部27bにより押さ
れ、アーム20bを反時計方向に回転させる。このアー
ム20bが回転すると、遊星歯車20cがフィルム給送
側歯車20d側に強制的に噛合されることになる。
以上の作動により、移動筒1が固定筒55内に収納され
たワイド撮影状態から、第2図に示すように、移動筒1
が固定筒55を通して前方に繰り出され、且つこの移動
筒1の後方の光軸り上にコンバージョンレンズ6が挿入
されたテレ撮影状態に切り換えられる。このワイド撮影
状態からテレ1ra影状態への切換えは、切換えカム1
4の第1のカム面14eを用いて行われる。この第1の
カム面14eは第2のカム面14fよりも長く形成され
ているため、切換えカム14の回転角度及び回転時間は
第2のカム面14fのそれよりも長くなり、この増加分
の回転時間及び回転角度によって、揺動規制レバー23
.ラッチセットレバ−18の揺動を行うようにしている
。しかも、これらの揺動は順次行うようにされているた
め、これら揺動が集中することなく、切換えカム14を
回転するモータの負担を軽くすることができる。
次に、前述したワイド撮影からテレ撮影・\の切換えと
同様な操作でテレ撮影からワイド撮影への切換えを行う
ことができる。すなわち、TW切換えつまみ46をスラ
イドさせれば、第10図に示されるように、モータスイ
ッチレバー17が切換えカム14の切欠き14dから抜
き出され、これと同時にモータスイッチ16がONとな
る。この時、第9図に示されるように、切換えカム14
の係合ビン14cと切換えレバー12の第2の係合縁部
12eとの間に、ワイド側への切換え時のフリー状態形
成手段として切換えカム14の回転遊び用隙間77が形
成されているため、切換えカム14の切欠き14dとモ
ータスイッチレバー17の係合突起17aとの間に形成
された遊びの範囲内において切換えカム14がフリーと
なる。したがって、伝達切換え機構20の遊星歯車20
cが切換えカム側歯車20eに噛合する際に、たとえ歯
先と歯先とが当たった状態であっても切換えカム14を
逃がし回転させることで、遊星歯車20Cを切換えカム
側歯車20eに円滑かつ確実に噛合させることができる
この切換えカム14の回転の初期に、係合ビン14cを
介してラッチセットレバ−18の第2押動面18cを押
゛動し、ラッチセットレバ−18を初期位置に戻すと共
に、このラッチセットレバ−18をラッチレバー25に
より係止する。そして、切換えカム14が更に回転する
と、係合ビン14Cが第1の切換えレバー12の係合縁
部12eに当たるため、移動筒1を前側に付勢するコイ
ルバネ5の弾発復元力に抗して係合ピン14cが第1ノ
切換えレバー12を押動してこれを時計方向に回転させ
、移動筒1の後退を開始させる。これとともに、第1の
切換えレバー12のワイド撮影側への回転に伴って第1
の切換えレバー12の先端部が第2の切換えレバー13
の係合腕部13aを押動するため、第2の切換えレバー
13は第1の切換えレバー12の回転に連動して反時計
方向に回転してコンバージョンレンズ6をスライドレバ
ー9及びレンズ出入機構7を介して光軸から退避させる
(第1図参照)。
引き続いて切換えカム14が回転すると、その係合ピン
14cにより第1の切換えレバー12が更に時計方向に
回転される。この第1の切換えレバー12が時計方向に
最大限押動されると、第11図に示されるように、その
係止爪部12aが揺動規制レバー23の係止突起23a
を乗り越え、この係止爪部12aと係止突起23aとが
係止される。これにより、第1の切換えレバー12は揺
動規制レバー23によりワイド撮影位置で口・ンクされ
、反時計方向に回転することができなくなる。
このロック後も、切換えカム14が若干回転するため、
係合ビン14cが第2係合縁部12eから離れた位置ま
で移動し、第5図に示す状態に復帰する。
前記切換えカム14及び第1の切換えレバー12が第5
図の状態に戻ると、モータスイッチレバー17が制御カ
ム14の切欠き14dに入り込むので、モータスイッチ
16がOFFするとともに、TWセットスライダ20も
初期状態に戻る。このTWセットスライダ20により、
遊星歯車20cが切換えカム側歯車20eから外されて
、フィルム給送側歯車20dに強制的に噛合される。以
上説明したテレ撮影状態からワイド撮影状態への切換え
は、切換えカム14の第2のカム面14fを用いて行わ
れる。また、切換えカム14の係合ビン14Cと切換ニ
レバー12とは、マスターレンズ3をテレ撮影位置から
ワイド撮影位置へと切り換える時に切換えレバー12の
取付軸12cに遠い側で接触させるようにしているため
、第1の切換えレバー12の揺動を大きなトルクで行う
ことができる。従って、移動筒1を前方に付勢するコイ
ルバネ5の弾発復元力に抗して、容易に第1の切換えレ
バー12を揺動することができるようになる。
なお、フィルム65の全コマの撮影が終了すると、周知
のようにモータ15の逆転が自動的に開始され、伝達切
換え機構20を介して巻戻し爪69を回転させる(第4
図参照)。この巻戻し爪69が回転すると、スプール1
5aに巻き取られている露光済みのフィルム65がパト
ローネ70内に巻き戻される。
上記実施例においては、第1の切換えレバー12に連動
させて第2の切換えレバー13を切り換えてマスターレ
ンズ3の光軸内にコンバージョンレンズ6を挿入するよ
うになっているが、本発明はこれに限定されることなく
、コンバージョンレンズ6の光軸り内への挿入は他の機
構を用いて行うこともできる。
また、上記実施例においては、焦点距離の切換え時に光
軸方向に移動するマスターレンズ3と、テレ撮影時にマ
スターレンズ3の光軸に挿入されるコンバージョンレン
ズ6とで撮影レンズを構成したが、本発明はズームレン
ズを用いることもできるものである。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、フリー状態形成
手段により切換え手段が回転自在なフリー状態とされる
ため、この切換え手段に連繋される焦点距離切換え系歯
車もフリー状態とされてその回転は自由とされることか
ら、この焦点距離切換え系歯車と遊星歯車とが噛合する
際に、たとえこれらの歯先と歯先とが当たった状態であ
っても切換え手段を逃がし回転させることで、遊星歯車
を焦点距離切換え側歯車に円滑かつ確実に噛合させるこ
とができる。このため、焦点距離切換え時のモータの回
転力を確実に焦点距離切換え系の切換え手段に伝達する
ことができ、焦点距離の切換え作動を確実且つ円滑に行
うことができるようになる。しかも、遊星歯車と焦点距
離切換え系歯車とが噛合した直後は、未だ切換え手段が
フリー状態とされていることから、モータと切換えレバ
ーとが連結されても、モータに急激に負荷が作用するこ
となく、円滑に焦点距離を切り換えることができるよう
になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の焦点距離切換えカメラの要部を示す
斜視図である。 第2図は、テレ撮影状態にセットされた焦点距離切換え
カメラの要部の断面図である。 第3図は、ワイド撮影状態にセットされた焦点距離切換
えカメラの要部の断面図である。 第4図は、TW切換え装置を示す斜視図である。 第5図は、第4図に示すTW切換え装置の平面図である
。 第6図ないし第10図は、TW切換え装置の作動を順を
追って説明するための平面図である。 第11図は、ワイド撮影状態にセットされた第1及び第
2切換えレバーの関係を示す平面図である。 第12図は、テレ撮影状態にセットされた第1及び第2
切換えレバーを示す平面図である。 第13図は、本発明の焦点距離切換えカメラの外観図で
ある。 1・・・移動筒 3・・パンスターレンズ 6・・・コンバージョンレンズ 8・・・ビハインドシャッタ 10・・・TW切換え装置 11・・・TWサブセットスライダ 12・・・第1の切換えレバー 13・・・第2の切換えレバー 14・・・切換えカム 15・・・モータ 16・・・モータスイッチ 17・・・モータスイッチレバー 18・・・ラッチセットレバ− 20・・・伝達切換え機構 23・・・揺動規制レバー 25・・・ラッチレバー 26・・・伝達レバー 27・・・TWセットスライダ 30・・・係止解除ビン 46・・・TW切換えつまみ 70.71.72・・・隙間。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)クラッチ機構を介して、モータの回転力をフィル
    ム給送系と焦点距離切換系に選択的に伝達し、フィルム
    の給送と撮影レンズの焦点距離切換えとを行うようにし
    た焦点距離切換えカメラにおいて、前記焦点距離切換え
    系に配置されモータで回転される切換え手段と、この切
    換え手段に設けられる押動部と、この押動部の押動によ
    り変位して前記撮影レンズの焦点距離を選択的に切り換
    える切換え部材と、前記クラッチ機構を介してモータの
    回転力がフィルム給送系から撮影レンズの焦点距離切換
    え系に切換えられる前の切換え手段の初期位置時にこの
    切換え手段をフリー状態とするフリー状態形成手段とを
    設けたことを特徴とする焦点距離切換えカメラ。
  2. (2)前記撮影レンズは、焦点距離の切換え時に光軸方
    向に移動するマスターレンズと、望遠時にマスターレン
    ズの光軸に挿入されるコンバージョンレンズとからなる
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の焦点距離
    切換えカメラ。
  3. (3)前記切換え手段は切換えカムからなり、前記押動
    部は切換えカムの下面に偏心して植設された係合ピンか
    らなり、前記切換え部材は係合ピンの押動により揺動さ
    れるレバーからなることを特徴とする特許請求の範囲第
    1項または第2項記載の焦点距離切換えカメラ。
  4. (4)前記フリー状態形成手段は、前記係合ピンとこの
    係合ピンにより押動されて揺動する切換えレバーとの間
    に形成される切換えカムの回転遊び用の隙間からなるこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第3項記載の焦点距離切
    換えカメラ。
  5. (5)前記フリー状態形成手段は、前記係合ピンとこの
    係合ピンにより押動されて揺動する切換えレバーとの間
    、及び係合ピンにより押動されて回転して切換えレバー
    の係止を解除する振動規制レバーと係合ピンとの間それ
    ぞれに、形成される切換えカムの回転遊び用の隙間から
    なることを特徴とする特許請求の範囲第3項記載の焦点
    距離切換えカメラ。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6088327U (ja) * 1983-11-24 1985-06-17 富士写真フイルム株式会社 広角・望遠撮影切換えカメラ
JPS62144149A (ja) * 1985-12-18 1987-06-27 Canon Inc カメラにおける可動部材位置決め装置

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