JP4208313B2 - 撮影光軸方向に前後動する遮光装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、レンズ鏡筒内に配置され、撮影開口部が形成された第1の支持部材と、レンズ保持枠の外周とすき間を有する第2の支持部材とを有する撮影光軸方向に前後動する遮光装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、図10に示すようにレンズ鏡筒内に配置されたシャッタ・フォーカスユニット1の支持地板2の撮影開口部2aとレンズ保持枠3の外周とのすき間から侵入し、該支持地板2とシャッタ地板4とのすき間を通過し、シャッタ・フォーカスユニット1の外周と鏡筒カバー5とのすき間を通過し、2群レンズ保持枠6の外周と第2直進筒7とのすき間を通過し、不図示のカメラ本体のフイルム面8に到達する光線Rの遮光は、第1の遮光構造としてシャッタ・フォーカスユニット1の支持地板2あるいはシャッタ地板4のいずれか一方、または支持地板2とシャッタ地板4から撮影光軸方向に延びるリブを外周全周に形成することで、支持地板2の撮影開口部2aとレンズ保持枠3の外周とのすき間から侵入する光線の遮光を行っていた。
また、第2の遮光構造として、図11及び図12に示すようにシャッタ・フォーカスユニット1の外周に遮光シート9、10を固定することで、支持地板2の撮影開口部2aとレンズ保持枠3の外周とのすき間から侵入する光線の遮光を行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前述従来例では第1の遮光構造の場合、撮影光軸方向に延びるリブを外周全周に形成するため、レンズ鏡筒径が大型化してしまうという問題があった。
また、第2の遮光構造の場合、遮光シート9,10を接着剤で固定すると、遮光シート9,10の端面部まで確実に固定することが困難である。さらに、遮光シート9,10の貼り付けによる接着剤のはみ出しや、遮光シート9,10の端面部が確実に固定されていないと、組込み途中に遮光シート9,10端面部が外周方向に曲がってしまい、ズーム作動中に第2直進筒7の先端部7aが遮光シート9,10の折れ曲がった部分に引っ掛かってしまいズーム作動不良が発生する。さらに、ズーミングの繰り返しにより、遮光シート9,10の折り曲がった部分から剥れてしまうことから、支持地板2の撮影開口部2aとレンズ保持枠3の外周とのすき間から侵入する光線を確実に遮光することができないという問題があった。
【0004】
また、遮光シート9,10を両面テープで固定すると、レンズ保持枠3の腕部3aの外周が両面テープに付いてしまい、レンズ保持枠3が撮影光軸方向に進退移動できなくなるといったフォーカス作動不良が発生するという問題があった。
【0005】
本発明は、前述従来例の問題点に鑑み、レンズ鏡筒径を大型化させることなく、入した光線を確実に遮光することができる撮影開口部が形成された第1の支持部材と、レンズ保持枠の外周とすき間を有する第2の支持部材とを有する遮光装置を提供することを第1の目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前述の目的を達成するために、本発明はレンズ鏡筒内にて撮影光軸方向に前後動する遮光装置の第1、第2の支持部材間の外周に伸縮自在な遮光部材を設けたものである。
【0007】
【発明の実施の態様】
請求項1に示す本発明は、レンズ鏡筒内に配置され、撮影開口部が形成された第1の支持部材と、レンズ保持枠の外周との間にすき間を有する第2の支持部材とを撮影光軸前後に有し、撮影光軸方向に前後動する遮光装置であって、遮光性及び伸縮力を有し前記第1の支持部材と前記第2の支持部材それぞれの外径より小さい内径の遮光部材が当該伸縮力により前記第1、第2の支持部材の外周に保持されるよう設けられていることにより、レンズ鏡筒径を大型化させることなく、侵入した光線を遮光できる、侵入した砂、ゴミ等の小さな異物がレンズ鏡筒ユニット内及びカメラ本体内部に侵入することを防止できる。
【0009】
【実施例】
以下、本発明の第1実施例を図1ないし図6に基づいて説明する。
図1は本実施例のシャッタ・フォーカスユニットの構成を示す分解斜視図、図2はシャッタ・フォーカスユニットの遮光構成を示す分解斜視図、図3は遮光ゴム筒が組み込まれた状態を示すシャッタ・フォーカスユニットの斜視図、図4は同じくその断面図、図5はシャッタ・フォーカスユニットが組み込まれた状態の第1の2群構成のレンズ鏡筒の断面図、図6は同じく第2の4群構成のレンズ鏡筒の断面図である。
まず、図1を用いてシャッタ・フォーカスユニットの構成について説明する。
同図において、11はシャッタ・フォーカスユニットである。12はシャッタユニットで、撮影開口部13aが形成されたシャッタ地板13(第1の支持部材)と、該シャッタ地板13の後方に配置されたシャッタ羽根14と、該シャッタ地板13の前方に配置されたシャッタ羽根駆動のためのアクチュエータ15とで構成されている。
16は後記するモータ26の駆動力を送りねじ24に伝達するフォーカスギヤで、該シャッタ地板13に形成されたギヤ軸13bに回転可能に嵌合保持され、フォーカス地板17により保持されている。該フォーカス地板17は2本のビス18により該シャッタ地板13に固定されている。
【0010】
19は撮影レンズユニットで、撮影レンズ20と、該撮影レンズ20を保持するレンズ保持枠21と、該レンズ保持枠21の外周の一部に形成された腕部21aに圧入により固定されている円筒状の嵌合メタル22と、接着により固定されているパルス板23で構成されている。
24は該撮影レンズユニット19を撮影光軸方向に支持するとともに、撮影光軸方向に前後進させる送りねじで、ギヤ24aと雄ねじ24bが形成されており、該ギヤ24aは前記フォーカスギヤ16と噛み合い、該雄ねじ24bは該レンズ保持枠21の外周の腕部21aに組み込まれたナット25の雌ねじ25aと噛み合っている。該送りねじ24は該ギヤ24aの先端部に形成された軸24cを前記シャッタ地板13に形成された穴13cに、また該雄ねじ24bの先端部に形成された軸24dを後記する支持地板28に形成された穴28bに、それぞれ嵌合させることで、該送りねじ24が回動可能に支持されるとともに、該撮影レンズユニット19が前記シャッタユニット12に支持されている。
【0011】
26は前記撮影レンズユニット19を撮影光軸方向に前後動させる円筒状のモータで、一方が前記フォーカス地板17に形成された貫通孔17aに、他方が後記する支持地板28に形成された貫通孔18aに、それぞれ嵌合させることで、前記シャッタユニット12に支持されている。該モータ26の先端部にはピニオンギヤ26aが組み込まれ、前記フォーカスギヤ16と噛み合っている。
27は該撮影レンズユニット19を撮影光軸方向に支持するガイド軸で、該レンズ保持枠21の腕部21aと対向する位置に形成された不図示のU字状の切欠き部と摺動可能に嵌合している。該ガイド軸27は、一端が該フォーカス地板17に形成された穴17bに、他端が後記する支持地板28に形成された不図示の穴に、それぞれ嵌合して支持されている。
【0012】
28は前記撮影レンズユニット19と、前記モータ26と、前記ガイド軸27を支持する支持地板(第2の支持部材)で、前記レンズ保持枠21が貫通する開口部28aが形成されており、3本のビス29により前記シャッタ地板13と前記フォーカス地板17に固定されている。
30は該撮影レンズユニット19を撮影光軸方向に支持するガイド軸で、前記嵌合メタル22と摺動可能に嵌合しており、その一端は該フォーカス地板17に形成された穴17cに、その他端は後記する調整板32に形成された貫通穴22aに、それぞれ嵌合して支持されている。
31は該撮影レンズユニット19を後方に付勢するスプリングで、該レンズ保持枠21の腕部21aと後記する調整板32との間に配設されている。
32は該撮影レンズユニット19の倒れを調整する調整板で、ワッシャー33を介してビス34により該支持地板28に固定されている。
35は該調整板32を作動させる2本の調整軸で、該支持地板28に形成された穴28dと該調整板32に形成された穴32bに回動可能に嵌合し、該調整板32により該支持地板28に保持されている。
【0013】
以上の構成による本実施例の動作について説明する。
初めに、フォーカス駆動について、簡単に説明する。
モータ26を通電すると、ピニオンギヤ26aが回転し、その回転力はフォーカスギヤ16を介して送りねじ24のギヤ24aに伝達されて、送りねじ24が回転する。該送りねじ24の回転により、撮影レンズユニット19は送りねじ24のリードに沿って撮影光軸方向に前後動する。該撮影レンズユニット19が繰り出す場合、スプリング31をチャージしながら撮影光軸方向に移動する。
【0014】
次いで、シャッタ・フォーカスユニット11の遮光構成について図2ないし図4を用いて詳説する。
図において、36は伸縮自在な中空円筒状の遮光ゴム筒(遮光部材)で、前記レンズ保持枠21の外周と前記支持地板28の開口部28aとのすき間から侵入した光線Rを遮光するとともに、砂・ゴミ等の小さな異物の侵入を防止する。該遮光ゴム筒36は図3及び図4に示すようにシャッタ・フォーカスユニット11の外周に固定されており、このとき、その内径は前記シャッタ地板13及び該支持地板28の外径より小さく設定されているため、遮光ゴム筒36の伸縮力によりシャッタ・フォーカスユニット11に保持されるようになっている。
【0015】
さらに、シャッタ・フォーカスユニットが組み込まれた各別のレンズ鏡筒について図5及び図6を用いて説明する。
図5は2群構成、図6は4群構成のレンズ鏡筒である。
まず、図5において、37は固定筒で、不図示のカメラ本体に固定されており、その内周にはヘリコイドねじ37aと2本の直進溝37bが形成され、該ヘリコイドねじ37aには第1回転筒38の後部側に形成されたヘリコイドねじ38aが回動可能に噛み合い、内周側に該第1回転筒38を支持している。また、該2本の直進溝37bには該第1回転筒38の内周側に嵌合された第1直進筒39の後端に形成された2本の凸部39aが摺動可能に係合している。
すなわち、該第1回転筒38は、該第1直進筒39の外周を回動しながら該第1直進筒39とともに、ヘリコイドねじ37aのリードに沿って撮影光軸方向に前後動する。このとき、該第1直進筒39は該固定筒37の直進溝37bをガイドに撮影光軸方向に前後動する。
【0016】
該第1回転筒38の内周には2本の直進溝38bが形成されており、該第1直進筒39の内周側に嵌合する第2回転筒40の後端部に設けられた2本の伝達軸41が該第1直進筒39に形成した2本のカム穴39dを貫通して該直進溝38bに摺動可能にそれぞれ係合している。該2本の伝達軸41は該第1回転筒38の回動力を該第2回転筒40に伝達するようになっている。また、該第直進筒39の内周面には3本のカム溝39bと2本の直進溝39c及び該カム溝39bと同じリード角を持つ貫通する2本のカム孔39dが形成されており、該カム溝39bには該第2回転筒40の後端部に設けられた3本のカム軸42がそれぞれ摺動可能に嵌合することで該第2回転筒40は該第1回転筒38に支持されている。また、該直進溝39cには該第2回転筒40の内周に配置された第2直進筒43の後端部に形成された2本の凸部43aが摺動可能に嵌合している。
【0017】
すなわち、第1回転筒38が回動することにより、その回動力は2本の伝達軸41を介して第2回転筒40に伝達され、該第2回転筒40は前記第2直進筒43の外周を回動しながら、該第2直進筒43とともに、前記第1直進筒39の3本のカム溝29bに沿って、撮影光軸方向に前後動する。この時、該第2直進筒43は該第1直進筒39の2本の直進溝39cをガイドに撮影光軸方向に前後動する。
【0018】
また、前記第2回転筒40の内周には、各群3本ずつのカム溝40a,40bが形成されており、該カム溝40aには前記第2直進筒43の3本の直進孔43bを貫通し、2群レンズ保持枠44に形成された凸部44aに設けられた3本のカム軸45が摺動可能に嵌合し、このカム軸45の嵌合により該2群レンズ保持枠44は該第2回転筒40に支持されている。さらに、該カム溝40bには鏡筒カバー46の後端部に設けられた3本のカム軸47が摺動可能に嵌合しており、このカム軸47の嵌合により該鏡筒カバー46は該第2回転筒40に支持されている。
【0019】
また、前記第2直進筒43には、前記貫通する3本の直進孔43bと、その外周に2本の直進溝43cが形成されており、該3本の直進孔43bには前記2群レンズ保持枠44の凸部44aが摺動可能に嵌合しており、該2本の直進溝43cには前記鏡筒カバー46の内周に形成された2本の凸部46aが摺動可能に嵌合している。すなわち、前記第2回転筒40が回動することにより、該2群レンズ保持枠44は該第2回転筒40の3本のかム溝40aに沿って該第2直進筒43の3本の直進孔43bをガイドに撮影光軸方向に前後動するとともに、該鏡筒カバー46は該第2回転筒40のカム溝40bに沿って該第2直進筒43の2本の直進溝43cをガイドに該第2回転筒40と該第2直進筒43との間を撮影光軸方向に前後動するようになっている。
さらに、該鏡胴カバー46には前部側にフランジ部46bが形成され、該フランジ部46bの前方にフランジ部46bに形成された撮影開口部46cを開閉するバリア装置47が組み込まれており、該フランジ部46bの後面には前記の外周に遮光ゴム筒36が装着されたシャッタ・フォーカスユニット11がビスにより固定されている。
【0020】
次ぎに、図6の4群構成のレンズ鏡筒について説明する。
同図において、50は固定筒で、不図示のカメラ本体に固定されており、その内周にはヘリコイドねじ50aと2本の直進溝50bとヘリコイドねじのリード角と同じリード角を持つ貫通する2本のカム孔50cが形成され、該ヘリコイドねじ50aには第2回転筒51の後部側に形成されたヘリコイドねじ51aが回動可能に噛み合い、内周側に該第2回転筒51を支持している。また、該2本の直進溝50bには該第2回転筒51の内周側に嵌合された直進筒52の後端に形成された2本の凸部52aが摺動可能に係合している。
53は第1回転筒で、該固定筒50の外周に回動可能に嵌合支持されており、その内周には2本の直進溝53aが形成され、該2本の直進溝53aには該第2回転筒51の後端に設けられた2本の伝達軸54が該固定筒50の2本のカム孔50cを貫通して摺動可能に嵌合している。
【0021】
すなわち、第1回転筒53が回動することにより、その回動力は2本の伝達軸54を介して第2回転筒51に伝達され、該第2回転筒51は前記直進筒52の外周を回動しながら、該直進筒52とともに、前記固定筒50のヘリコイドねじ50aのリードに沿って撮影光軸方向に前後動する。この時、該直進筒52は該固定筒50の2本の直進溝50bをガイドに撮影光軸方向に前後動する。
【0022】
また、前記第2回転筒51の内周には、各群3本ずつのカム溝51b,51c,51dが形成されており、該カム溝51bには前記直進筒52の直進孔52bを貫通して4群レンズ保持枠55に形成された3本のカム軸55aが摺動可能に嵌合し、このカム軸55aの嵌合により該4群レンズ保持枠55は該第2回転筒51に支持されている。さらに、該カム溝51cには直進筒52の直進孔52bを貫通してシャッタ・フォーカスユニット56(シャッタ・フォーカスユニット11に相当する)の後端部に形成された3本のカム軸56aが摺動可能に嵌合しており、このカム軸56aの嵌合により該シャッタ・フォーカスユニット56は該第2回転筒51に支持されている。該カム溝51dには直進筒52の直進孔52bを貫通して鏡筒カバー57の後端部部に形成された凸部57aに設けた3本のカム軸58が摺動可能に嵌合しており、この嵌合により該鏡筒カバー57は該第2回転筒51に支持されている。また、シャッタ・フォーカスユニット56の外周には遮光ゴム筒36が固定されている。
【0023】
すなわち、前記第2回転筒51が回動することにより、前記4群レンズ保持枠55は該第2回転筒51の3本のカム溝51bに沿って、またシャッタ・フォーカスユニット56は該第2回転筒51の3本のカム溝51cに沿って、また該鏡筒カバー57は該第2回転筒51の3本のカム溝51dに沿って,前記直進筒52の直進孔52bをガイドに撮影光軸方向に前後動するようになっている。
さらに、該鏡胴カバー57には前部側にフランジ部57bが形成され、該フランジ部57bに形成された撮影開口部57cには1群レンズユニット59が固定され、その先端部には該1群レンズユニット59を開閉するバリア装置60が組み込まれている。
【0024】
以上説明したように、本実施例によれば、シャッタ・フォーカスユニット11または56の外周に遮光ゴム筒36を設けたことにより、レンズ保持枠21の外周と支持地板28の開口部28aとのすき間から侵入した光線を確実に遮光することができる。また、砂・ゴミ等の小さい異物の侵入を防止することができる。
さらに、遮光ゴム筒36の内径をシャッタ地板13及び支持地板28の外径より小さく設定することにより、シャッタ・フォーカスユニット11を確実に固定することができるので、ズーム作動不良やフォーカス作動不良を確実に防止することができる。
【0025】
図7は本発明の第2実施例を示すものである。説明を簡単にするために、前述第1実施例と同一部分には同一符号を付し、相違する点のみを説明する。
図7は本実施例の遮光ゴム筒を固定したシャッタ・フォーカスユニットの断面図である。
本実施例では、シャッタ地板13及び支持地板28にそれぞれ向かい合う方向に、装着する遮光ゴム筒36が外周方向に出張らないように段差部13d及び28eを外周全周にそれぞれ形成し、その段差部13d及び28eの間に遮光ゴム筒36を組み込んだものである。その他の構成は前述第1実施例と同様である。
【0026】
以上の構成の本実施例は、前述第1実施例と同様に遮光ゴム筒36の内径をシャッタ地板13及び支持地板28の外径より小さく設定するとともに、シャッタ地板13の段差部13dと支持地板28の段差部28eの間に遮光ゴム筒38を固定することにより、シャッタ・フォーカスユニット11に確実に遮光ゴム筒38を固定することができるので、遮光ゴム筒38の端面部の捲れを防止することができるとともに、ズーム作動不良を確実に防止する。
【0027】
図8は本発明の第3実施例を示すものである。
図8は本実施例の遮光ゴム筒を固定したシャッタ・フォーカスユニットの断面図である。
本実施例では、シャッタ地板13の前外周全周に周方向の凹部13eを形成し、遮光ゴム筒36の一側端部に内周全周に該シャッタ地板13の凹部13eに挿入される凸部36aを形成したものである。その他の構成は前述第1実施例と同様である。
【0028】
以上の構成の本実施例は、前述第1実施例と同様に遮光ゴム筒36の内径をシャッタ地板13及び支持地板28の外径より小さく設定するとともに、遮光ゴム筒36を装着するときはその凸部36aをシャッタ地板13の凹部13eに挿入して装着することにより、遮光ゴム筒36をシャッタ・フォーカスユニット11に確実に固定することができるので、遮光ゴム筒36の端面部の捲れを防止することができるとともに、ズーム作動不良を確実に防止する。
なお、本実施例ではシャッタ地板13の外周全周に凹部13eを形成しているが、支持地板28の外周全周に凹部を形成して、その凹部に遮光ゴム筒36の凸部36aを挿入して固定してもよい。
【0029】
図9は本発明の第4実施例を示すものである。
図9は本実施例の遮光ゴム筒を固定したシャッタ・フォーカスユニットの断面図である。
本実施例では、シャッタ地板13及び支持地板28の前外周全周に、周方向の凹部13e及び38fをそれぞれ形成し、遮光ゴム筒36の両側端部の内周全周に該支持地板28の凹部28f及びシャッタ地板13の凹部13eにそれぞれ挿入される凸部36a及び36bを形成したものである。その他の構成は前述第1実施例と同様である。
【0030】
以上の構成の本実施例は、前述第1実施例と同様に遮光ゴム筒36の内径をシャッタ地板13及び支持地板28の外径より小さく設定するとともに、遮光ゴム筒36を装着するときはその凸部36b及び36aを,それぞれシャッタ地板13の凹部13e及び支持地板28の凹部28fに挿入して装着することにより、遮光ゴム筒36をシャッタ・フォーカスユニット11に確実に固定することができるので、遮光ゴム筒36の端面部の捲れを防止することができるとともに、ズーム作動不良を確実に防止する。
【0031】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に示す本発明は、レンズ鏡筒内に配置され、撮影開口部が形成された第1の支持部材と、レンズ保持枠の外周との間にすき間を有する第2の支持部材とを撮影光軸前後に有し、撮影光軸方向に前後動する遮光装置であって、遮光性及び伸縮力を有し前記第1の支持部材と前記第2の支持部材それぞれの外径より小さい内径の遮光部材が当該伸縮力により前記第1、第2の支持部材の外周に保持されるよう設けられていることにより、レンズ鏡筒径を大型化させることなく、侵入した光線を確実に遮光でき、砂、ゴミ等の小さな異物がレンズ鏡筒ユニット内及びカメラ本体内部に侵入することを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1実施例のシャッタ・フォーカスユニットの分解斜視図である。
【図2】そのシャッタ・フォーカスユニットとその遮光ゴム筒の分解斜視図である。
【図3】遮光ゴム筒を組み込んだ状態のシャッタ・フォーカスユニットの斜視図である。
【図4】同じく、その縦断面図である。
【図5】そのシャッタ・フォーカスユニットを組み込んだ第1のレンズ鏡筒の縦断面図である。
【図6】そのシャッタ・フォーカスユニットを組み込んだ第2のレンズ鏡筒の縦断面図である。
【図7】本発明の第2実施例の遮光ゴム筒の固定方法を示すシャッタ・フォーカスユニットの縦断面図である。
【図8】本発明の第3実施例の遮光ゴム筒の固定方法を示すシャッタ・フォーカスユニットの縦断面図である。
【図9】本発明の第4実施例の遮光ゴム筒の固定方法を示すシャッタ・フォーカスユニットの縦断面図である。
【図10】従来例のレンズ鏡筒における光線侵入経路を示す縦断面図である。
【図11】従来例のシャッタ・フォーカスユニットの遮光構成を示す分解斜視図である。
【図12】同じく、遮光シートを組み込んだシャッタ・フォーカスユニットの斜視図である。
【符号の説明】
11,56・・シャッタ・フォーカスユニット、12・・シャッタユニット、13・・シャッタ地板(第1の支持部材)、13d・・段差部、13e・・凹部、17・・フォーカス地板、19・・撮影レンズユニット、21・・レンズ保持枠、28・・支持地板(第2の支持部材)、28a・・撮影開口部、28e・・段差部、28f・・凹部、36・・遮光ゴム筒(遮光部材)、36a,36b・・凸部、43・・第2直進筒、47・・鏡筒カバー。

Claims (3)

  1. レンズ鏡筒内に配置され、撮影開口部が形成された第1の支持部材と、レンズ保持枠の外周との間にすき間を有する第2の支持部材とを撮影光軸前後に有し、撮影光軸方向に前後動する遮光装置であって、遮光性及び伸縮力を有し前記第1の支持部材と前記第2の支持部材それぞれの外径より小さい内径の遮光部材が当該伸縮力により前記第1、第2の支持部材の外周に保持されるよう設けられていることを特徴とする遮光装置
  2. 該遮光部材は中空円筒状であることを特徴とする請求項1記載の遮光装置
  3. 該第1の支持部材と第2の支持部材のいずれか一方、または該第1の支持部材と第2の支持部材の外周全周に凹部を設け、該凹部に挿入される凸部を該遮光部材の内周全周に設けることを特徴とする請求項記載の遮光装置
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