JPH06337894A - データ補間方法および装置 - Google Patents

データ補間方法および装置

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JPH06337894A
JPH06337894A JP5148520A JP14852093A JPH06337894A JP H06337894 A JPH06337894 A JP H06337894A JP 5148520 A JP5148520 A JP 5148520A JP 14852093 A JP14852093 A JP 14852093A JP H06337894 A JPH06337894 A JP H06337894A
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JP5148520A
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Masayuki Suematsu
政之 末松
Toshihiko Hamamatsu
俊彦 浜松
Makoto Kondo
真 近藤
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Priority to EP00117606A priority patent/EP1067803A2/en
Priority to EP94303684A priority patent/EP0626794B1/en
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 補間演算に要する処理時間が短く、しかも大
容量の不揮発性メモリを必要としないデータ補間方法お
よび装置を実現する。 【作用】 高次補間ステップにおいて各データポイント
毎に割り当てられる設定データに高次数の補間演算を施
し、この補間演算によって算出される第1の補間データ
が前記各データポイント間を内挿し、低次補間ステップ
では前記設定データと前記第1の補間データとの間、も
しくは前記第1の補間データ同士を低次数の補間演算に
よって算出される第2の補間データで内挿する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、プロジェクシ
ョンテレビ等において発生する画歪や色ずれを補正する
レジストレーション調整に用いて好適なデータ補間方法
および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、大画面で高精細度な画像を表示す
るスクリーン一体型のプロジェクションテレビが各種実
用化されている。図5はこの種のプロジェクションテレ
ビ1の概略構造を示す図である。この図において、SC
は画像が投射されるスクリーンである。このスクリーン
SCの背面側には、赤色成分(R)、緑色成分(G)お
よび青色成分(B)の各原色画像光を投光する投光部が
備えられており、所謂、スクリーン一体型のリア・プロ
ジェクションテレビとなっている。
【0003】投光部は、各原色画像光を発生するCRT
と、これら各CRTの電子ビームを偏向させる偏向ヨー
クDYと、CRTが形成する原色画像光をスクリーンS
Cに結像させる結像レンズCDとから構成される。こう
した投光部から照射される各原色画像光は、スクリーン
背面に配設される反射鏡Mを介してスクリーンSCに投
射される。なお、反射鏡Mを用いない場合には、図6に
示すように、直接スクリーン背面側から各原色画像光を
照射する態様になる。
【0004】このような構成によるリア・プロジェクシ
ョンテレビ1にあっては、図5および図6に図示した構
造から明らかなように、スクリーンSCに対して斜めに
画像光を照射する光学系になる。すなわち、リア・プリ
ジェクションテレビ1では、光学系がスクリーンに対し
て非対称配置されるため、スクリーンSCに歪みの無い
適正な画像を投影するには、この非対称配置による歪み
分を相殺するように予めCRTが投射する画像光を歪ま
せておく必要がある。
【0005】ところで、光学系の非対称性を相殺するよ
うに画像光を歪ませることをレジストレーション補正と
呼び、上記構造によるリア・プロジェクションテレビ1
には、このレジストレーション補正を行う回路が具備さ
れている。ここで、図7を参照し、リア・プロジェクシ
ョンテレビ1の構成について説明する。図において、2
はビデオ信号処理回路であり、ビデオ信号入力端Vin
から入力されるビデオ信号をRGB各信号に分離して出
力する。3−1〜3−3はビデオ出力回路であり、RG
B各信号に基づいて赤色CRT、緑色CRTおよび青色
CRTのそれぞれに赤色成分(R)、緑色成分(G)お
よび青色成分(B)の各原色画像を供給する。
【0006】4はビデオ信号から水平同期信号Hおよび
垂直同期信号Vを抽出して出力する同期分離回路であ
る。5は同期分離回路4から出力される水平同期信号H
に応じて水平発振信号を発生する水平発振回路である。
6は同期分離回路4から出力される垂直同期信号Vに応
じて垂直発振信号を発生する発振回路である。7は水平
発振信号に従って水平偏向信号を発生し、各CRTの水
平偏向ヨークに供給する水平偏向出力回路である。8は
垂直偏向出力回路であり、垂直発振信号に従って垂直偏
向信号を生成し、各CRTの垂直偏向ヨークに供給す
る。9は高圧出力回路であり、水平同期信号に基づいて
高圧電圧を発生し、これを各CRTのアノード電極に印
加する。
【0007】10はレジストレーション補正波形発生回
路である。当該発生回路10は、投射光学系の非対称性
を除去するレジストレーション補正波形(以下、補正波
形と称す)を水平偏向信号および垂直偏向信号に応じて
発生する。この補正波形とは、画像歪みを規定する信号
波形である。11は補正波形を副偏向ヨークDY1に供
給するレジストレーション出力回路である。副偏向ヨー
クDY1は、補正波形に対応してスクリーンSCに投射
される画像光を歪ませ、光学系の非対称性を相殺してス
クリーンSCに歪みの無い適正な画像を形成する。
【0008】次に、図8を参照し、上述したレジストレ
ーション補正波形発生回路10の第1の構成について説
明する。図において、10aは回路各部を制御するCP
Uであり、レジストレーション設定データを発生すると
共に、当該設定データを補間演算して補間データを算出
する。10bは電気的に書き込みおよび消去可能な不揮
発性メモリ(EEPROM)であり、タイミング発生器
10dから供給されるアドレス信号に従ってCPU10
aから出力されるレジストレーション設定データが書き
込まれる。このタイミング発生器10dは、水平同期信
号Hおよび垂直同期信号Vに対応したアドレス信号を発
生する。
【0009】10cは上記アドレス信号に従って設定デ
ータおよび補間データが書き込まれるスタティックRA
Mである。すなわち、CPU10aはEEPROM10
bから読み出したレジストレーション設定データに2次
以上の高次の補間演算を施し、これにより算出された補
間データと上述した設定データとを水平同期信号Hおよ
び垂直同期信号Vに対応したアドレス信号に従って順次
スタティックRAM10cに書き込む。10eはD/A
変換器であり、CPU10aによってスタティックRA
M10cから読み出される設定データおよび補間データ
をそれぞれレジストレーション補正波形信号に変換して
出力する。なお、このような構成によるレジストレーシ
ョン補正波形発生回路10は、赤色成分(R)、緑色成
分(G)および青色成分(B)の各原色画像毎の補正波
形を発生し、各色成分毎に配置される副偏向ヨークDY
1へ供給される。
【0010】第1の構成による発生回路10は、図9に
示す動作に基づいて補正波形を発生する。すなわち、リ
ア・プロジェクションテレビをレジストレーション調整
モードに設定すると、CPU10aの処理がステップS
a1に進み、初期レジスト調整がなされる。この初期レ
ジスト調整は、各CRTからスクリーンSCへ投射され
る画像光が概ね適正に表示されるようにする調整であ
り、CPU10aはこの調整操作に対応して生成される
設定データをEEPROM10bに書き込む。
【0011】次いで、ステップSa2〜Sa4は、上述
した初期レジスト調整後にリア・プロジェクションテレ
ビが通常の画像を表示する場合の動作を示している。こ
の場合、まず、ステップSa2に進むと、CPU10a
は、上述した初期レジスト調整により得られた設定デー
タをEEPROM10bから読み出し、次のステップS
a3に進む。ステップSa3では、読み出した設定デー
タ間を2次以上の関数で補間演算し、補間データを発生
する。この補間データは、図12に示すように、例え
ば、水平走査ライン上で所定ドット間隔毎に設定データ
(図中では白丸で表示)を割り当てておき、この設定デ
ータの間の各表示ドットに対応するレジストレーション
補正量を補間演算により求めたものである。
【0012】そして、補間演算によって得られた補間デ
ータは、設定データと共にスタティックRAM10cに
書込まれ、次のステップSa4に処理が進む。CPU1
0aの処理がステップSa4に進むと、水平同期信号H
および垂直同期信号Vに対応したアドレス信号に従って
RAM10cから設定データおよび補間データが順次読
み出され、これがD/A変換器10eに供給されてアナ
ログ信号に変換され、レジストレーション補正波形とし
て副偏向ヨークDY1へ供給される。この結果、スクリ
ーンSCには光学系の非対称性に基づく画歪が除去され
た適正な画像が投射される。
【0013】ここで、図12を参照し、上述した補間演
算により求められる補間データの一例について説明す
る。まず、同図(イ)は表示画面を形成するM行N列の
各表示ドットを示しており、これら表示ドットを形成す
る設定データと補間データとの関係を示す図である。こ
の図において、白丸ドットは設定データが割り当てられ
る表示ドットであり、黒丸ドットは白丸ドットに応じて
補間演算される補間データを表わす表示ドットである。
【0014】この場合、水平/垂直方向共に、8ドット
おきに「設定データ」となる白丸ドットが設定され、少
なくとも3つ以上の「設定データ」を用いて2次以上の
関数に基づく補間演算によって黒丸ドット位置での補間
データ(補間レベル)が算出される。例えば、図12
(イ)に示すように、第1水平走査ラインに対応して表
示ドット(1,1)〜(1,M)で補間演算がなされる
場合、同図(ロ)に示すように、白丸ドット(1,
1),(1,9)および(1,17)を設定データとし
て2次以上の補間演算が行われ、これら白丸ドット間の
7個の黒丸ドットにおける補間レベルが順次内挿され
る。
【0015】ところで、図8に示した第1の構成による
発生回路10では、初期レジスト調整により生成される
設定データがEEPROM10bに書込まれ、通常使用
時に補間演算から求められる補間データが設定データと
共にRAM10cに書込まれ、これらデータに従って画
像歪が補正される。これに替えて、図10に示すよう
に、初期レジスト調整の際に設定データを求めて補間演
算を行い、これにより得られる補間データを共にEEP
ROM10bに書込む第2の構成とすることも可能であ
る。
【0016】第2の構成による発生回路10(図10参
照)では、図11に示す動作に基づき補正波形が生成さ
れる。すなわち、リア・プロジェクションテレビをレジ
ストレーション調整モードに設定すると、CPU10a
の処理はステップSb1に進み、レジスト調整がなされ
る。このレジスト調整では、ユーザが画面を見ながらリ
モートコントローラやキースイッチを操作して各CRT
からスクリーンSCへ投射される画像光が概ね適正に表
示されるようにする。次いで、ステップSb2に進む
と、CPU10aはこうした調整操作に対応して設定デ
ータを生成し、EEPROM10bに書き込み、次のス
テップSb3に処理を進める。
【0017】ステップSb3では、レジスト調整により
得られた設定データに基づき、図12に示す形態で補間
演算を行い、補間データを発生する。そして、補間演算
によって得られた補間データをEEPROM10bに書
き込む。次いで、ステップSb4では、水平同期信号H
および垂直同期信号Vに対応したアドレス信号に従って
EEPROM10bから設定データおよび補間データを
順次読み出し、これをD/A変換器10eに供給してレ
ジストレーション補正波形を生成し、副偏向ヨークDY
1へ供給する。これにより、スクリーンSCには光学系
の非対称性に基づく画歪が除去された適正な画像が投射
される。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した第
1の構成によるレジストレーション補正波形発生回路1
0においては、レジスト調整時に各設定データを生成し
ておき、画像投影時にこれら各設定データの間を補間演
算により補間データで内挿しつつ、この補間データおよ
び設定データに基づいた補正波形を発生して当該画像の
歪みを補正するようにしている。このため、CPU10
aの負荷が大きく、高次補間演算に時間が掛かる等の弊
害がある。また、EEPROM10bやRAM10cへ
設定データ/補間データをリード/ライトする必要性か
ら回路構成が複雑化して製品コスト高を招致するといっ
た欠点もある。
【0019】一方、第2の構成による発生回路10で
は、レジスト調整時に設定データと補間データとを併せ
て発生するため、補間データ生成に要する補間演算時間
の遅れを無視できるが、1画像分の表示ドット数に相当
する設定データおよび補間データを記憶する大容量の不
揮発性メモリ(EEPROM10b)が必要になり、こ
うした大容量の不揮発性メモリを備えることで製品コス
ト高を招致するという欠点がある。
【0020】そこで、本発明は、上述した事情に鑑みて
なされたもので、補間演算に要する処理時間が短く、し
かも大容量の不揮発性メモリを必要としないデータ補間
方法および装置を提供することを目的としている。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明によるデータ補間方法は、各データポイント
毎に割り当てられる設定データに高次数の補間演算を施
し、この補間演算によって算出される第1の補間データ
が前記各データポイント間を内挿する高次補間ステップ
と、前記設定データと前記第1の補間データとの間、も
しくは前記第1の補間データ同士を低次数の補間演算に
よって算出される第2の補間データで内挿する低次補間
ステップとを具備することを特徴としている。
【0022】また、請求項2記載の発明によるデータ補
間装置は、各データポイント毎に割り当てられる設定デ
ータに高次数の補間演算を施し、この補間演算によって
算出される第1の補間データが前記各データポイント間
を内挿する高次補間手段と、前記設定データと前記第1
の補間データとの間、もしくは前記第1の補間データ同
士を低次数の補間演算によって算出される第2の補間デ
ータで内挿する低次補間手段と、を具備することを特徴
とする。
【0023】請求項3記載の発明によるデータ補間装置
は、各データポイント毎に割り当てられる設定データに
高次数の補間演算を施し、この補間演算によって算出さ
れる第1の補間データが前記各データポイント間を内挿
する高次補間手段と、前記設定データと前記第1の補間
データとの間、もしくは前記第1の補間データ同士を低
次数の補間演算によって算出される第2の補間データで
内挿する低次補間手段と、前記各データポイント毎に対
応した設定データと、このデータポイント間を内挿する
前記第1および第2の補間データとを順次サンプリング
して波形信号に変換する変換手段と、を具備することを
特徴とする。
【0024】好ましい態様として、高次補間手段は、前
記各データポイント毎に対応した設定データと、このデ
ータポイント間を内挿する前記第1の補間データとを記
憶手段に一時記憶することを特徴とする。前記高次およ
び低次補間手段は、それぞれ記憶手段を有し、前記各デ
ータポイント毎に対応した設定データと、このデータポ
イント間を内挿する前記第1および第2の補間データと
を一時記憶することを特徴とする。
【0025】
【作用】本発明によるデータ補間方法では、高次補間ス
テップにおいて各データポイント毎に割り当てられる設
定データに高次数の補間演算を施し、この補間演算によ
って算出される第1の補間データが前記各データポイン
ト間を内挿し、低次補間ステップでは前記設定データと
前記第1の補間データとの間、もしくは前記第1の補間
データ同士を低次数の補間演算によって算出される第2
の補間データで内挿する。したがって、補間演算に要す
る処理時間が短くなる上、従来のような大容量の不揮発
性メモリが不必要になる。
【0026】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図1は、本発明の一実施例のレジストレー
ション補正波形発生回路10の構成を示すブロック図で
ある。この図において、図8および図10に示した従来
例と共通する部分には同一の番号を付し、その説明を省
略する。図1に示す実施例が図10に図示した第2の構
成による従来例と異なる点は、一次(直線)補間をハー
ドウェア的に行う演算回路10fを具備したことにあ
る。演算回路10fは、EEPROM10bに記憶され
た設定データあるいは高次の補間データを読み出し、読
み出した設定データと高次の補間データとの間を一次補
間で内挿して低次の補間データを発生する。
【0027】ここで、演算回路10fを備える実施例の
動作について図2〜図4を参照して説明する。まず、こ
の実施例が搭載されるリア・プロジェクションテレビを
レジストレーション調整モードに設定すると、CPU1
0aの処理は図2に示すステップSc1を実行し、初期
レジスト調整を行う。初期レジスト調整とは、前述した
ように、各CRTからスクリーンSCへ投射される画像
光が概ね適正に表示されるようにする調整であり、例え
ば、ユーザが画面を見ながらリモートコントローラやキ
ースイッチを操作して各CRTからスクリーンSCへ投
射される画像光がほぼ適正に表示されるようにする。
【0028】次いで、こうした初期レジスト調整に対応
した設定データ、すなわち、画像光をほぼ適正に表示さ
せる設定データが発生すると、CPU10aの処理はス
テップSc2に進む。なお、この設定データは、図3の
白丸で図示されるように、表示画面における各水平走査
ライン上で所定ドット間隔毎に対応して生成されるもの
である。そして、ステップSc2に進むと、調整操作に
応じて発生した設定データを不揮発性メモリであるEE
PROM10bに書き込み、次のステップSc3に処理
を進める。
【0029】ステップSc3では、EEPROM10b
から水平走査ライン毎に少なくとも3つの設定データを
読み出し、これら設定データの間を2次以上の高次補間
演算により高次の補間データを発生して内挿する。な
お、高次の補間データは、図3の黒丸で図示されるよう
に、各設定データ(白丸で表示)の間の中央に位置する
表示ドットでのレジストレーション補正量を表わす。こ
の結果、図4に示すように、各水平走査ライン毎に設定
データ(白丸)と高次の補間データ(黒丸)とによるレ
ジストレーション補正量が求められ、これらが順次EE
PROM10bに書き込まれる。
【0030】以上のようにして高次の補間データがEE
PROM10bに格納されると、CPU10aの処理は
ステップSc4〜Sc5に進む。ここで、ステップSc
4以降は、リア・プロジェクションテレビが通常の画像
を表示する際の動作を示している。ステップSc4で
は、前述した演算回路10fが設定データと高次の補間
データとに基づき低次の補間データを発生する。すなわ
ち、CPU10aはEEPROM10bから設定データ
と高次の補間データとを水平同期信号Hおよび垂直同期
信号Vに対応したアドレス信号に従って読み出し、演算
回路10fに供給する。演算回路10fは、図3におい
て黒点で示される各表示ドットにおけるレジストレーシ
ョン補正量を、図4に示すように、設定データと高次の
補間データとの間を直線補間して内挿する。
【0031】次に、ステップSc5に進むと、水平同期
信号Hおよび垂直同期信号Vに対応したアドレス信号に
従ってEEPROM10bから読み出された設定デー
タ、高次の補間データおよびこれらに対応して算出され
る低次の補間データがD/A変換器10eに供給されて
アナログ信号に変換され、レジストレーション補正波形
として副偏向ヨークDY1へ供給される。この結果、ス
クリーンSCには画歪がない適正な画像が表示されるこ
とになる。
【0032】このように、上述した実施例では、初期レ
ジスト調整操作に応じて設定データが生成され、さら
に、各水平走査ライン毎に少なくとも3つの設定データ
を用いた補間演算によって設定データ間が1つの高次の
補間データで内挿される。そして、設定データと高次の
補間データとの間に対応する各表示ドットのレジストレ
ーション補正量は、この設定データと高次の補間データ
とを用いた直線補間で求められる。
【0033】したがって、従来のように、全部の補間デ
ータを高次の補間演算で算出する態様とは異なり、設定
データ間を1つの高次の補間データで内挿すると共に、
この高次の補間データと設定データとの間を低次の補間
データで内挿するから、演算量が極めて少なくなる訳で
ある。しかも、この実施例によれば、演算回路10fが
低次の補間演算をハードウェア的に行うため、CPU1
0aに負担をかけることなく、高速に算出することが可
能になる。また、従来、1画像分の表示ドット数に相当
する設定データおよび補間データを記憶する大容量の不
揮発性メモリ(EEPROM10b)が必要であった
が、上記実施例にあっては、従来の1/5の記憶容量で
あれば良く、大容量の不揮発性メモリを必要としない。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
高次補間ステップにおいて各データポイント毎に割り当
てられる設定データに高次数の補間演算を施し、この補
間演算によって算出される第1の補間データが前記各デ
ータポイント間を内挿し、低次補間ステップでは前記設
定データと前記第1の補間データとの間、もしくは前記
第1の補間データ同士を低次数の補間演算によって算出
される第2の補間データで内挿する。この結果、補間演
算に要する処理時間を短くでき、しかも大容量の不揮発
性メモリが不要になるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るデータ補間装置の一実施例の構成
を示すブロック図である。
【図2】同実施例における動作を示すフローチャートで
ある。
【図3】同実施例における補間形態を説明するための図
である。
【図4】同実施例における補間形態を説明するための図
である。
【図5】リア・プロジェクションテレビの構造を説明す
るための図である。
【図6】リア・プロジェクションテレビの構造を説明す
るための図である。
【図7】リア・プロジェクションテレビの電気的構成を
示すブロック図である。
【図8】レジストレーション補正波形発生回路の第1の
構成を示すブロック図である。
【図9】第1の構成によるレジストレーション補正波形
発生回路の動作を示すフローチャートである。
【図10】レジストレーション補正波形発生回路の第2
の構成を示すブロック図である。
【図11】第2の構成によるレジストレーション補正波
形発生回路の動作を示すフローチャートである。
【図12】従来例における補間形態を説明するための図
である。
【符号の説明】
10a…CPU(高次補間手段) 10b…EEPROM 10d…タイミング発生器 10e…D/A変換器 10f…演算回路(低次補間手段)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各データポイント毎に割り当てられる設
    定データに高次数の補間演算を施し、この補間演算によ
    って算出される第1の補間データが前記各データポイン
    ト間を内挿する高次補間ステップと、 前記設定データと前記第1の補間データとの間、もしく
    は前記第1の補間データ同士を低次数の補間演算によっ
    て算出される第2の補間データで内挿する低次補間ステ
    ップとを具備することを特徴とするデータ補間方法。
  2. 【請求項2】 各データポイント毎に割り当てられる設
    定データに高次数の補間演算を施し、この補間演算によ
    って算出される第1の補間データが前記各データポイン
    ト間を内挿する高次補間手段と、 前記設定データと前記第1の補間データとの間、もしく
    は前記第1の補間データ同士を低次数の補間演算によっ
    て算出される第2の補間データで内挿する低次補間手段
    とを具備することを特徴とするデータ補間装置。
  3. 【請求項3】 各データポイント毎に割り当てられる設
    定データに高次数の補間演算を施し、この補間演算によ
    って算出される第1の補間データが前記各データポイン
    ト間を内挿する高次補間手段と、 前記設定データと前記第1の補間データとの間、もしく
    は前記第1の補間データ同士を低次数の補間演算によっ
    て算出される第2の補間データで内挿する低次補間手段
    と前記各データポイント毎に対応した設定データと、こ
    のデータポイント間を内挿する前記第1および第2の補
    間データとを順次サンプリングして波形信号に変換する
    変換手段とを具備することを特徴とするデータ補間装
    置。
  4. 【請求項4】 前記高次補間手段は、前記各データポイ
    ント毎に対応した設定データと、このデータポイント間
    を内挿する前記第1の補間データとを記憶手段に一時記
    憶することを特徴とする請求項3に記載のデータ補間装
    置。
  5. 【請求項5】 前記高次および低次補間手段は、それぞ
    れ記憶手段を有し、前記各データポイント毎に対応した
    設定データと、このデータポイント間を内挿する前記第
    1および第2の補間データとを一時記憶することを特徴
    とするデータ補間装置。
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