JPH0984034A - ディジタルコンバーゼンス装置 - Google Patents

ディジタルコンバーゼンス装置

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JPH0984034A
JPH0984034A JP23087595A JP23087595A JPH0984034A JP H0984034 A JPH0984034 A JP H0984034A JP 23087595 A JP23087595 A JP 23087595A JP 23087595 A JP23087595 A JP 23087595A JP H0984034 A JPH0984034 A JP H0984034A
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JP
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convergence
signal
digital
data
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JP23087595A
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Inventor
Tsutomu Sakamoto
務 坂本
Masanori Fujiwara
正則 藤原
Toshio Obayashi
稔夫 尾林
Kichiji Tsuzuki
吉司 都築
Hisayuki Mihara
久幸 三原
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Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】コンバーゼンス補正装置のD/Aコンバータ6
2からの出力信号をLPFを通した後R軸、B軸に逆極
性の直流を加えることにより、補正電流の正負の振幅が
均等になるように構成することにより、1ビットあたり
の分解能を上げることを目的とする。 【解決手段】LPF63の出力を加算器46に加え、加
算器46の一方の入力端に直流バイアス47を加えるこ
とにより構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は投写型カラーテレビ
ジョン受像機等のコンバーゼンス補正回路に係り特に複
数台のセットを組み合わせて大画面を実現する用途にお
いて、各セット間の画面歪を効率的に調整するコンバー
ゼンス補正回路に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、カラーテレビジョン受像機の大型
化が促進されており旧来のCRT直視型テレビジョン受
像機においても30型以上の大型のものが商品化されて
いる。しかし、CRTは30型以上になると重量が急激
に増大することから、30型が実使用上の限界の大きさ
であると考えられている。
【0003】これに対し、投写型テレビジョン受像機
は、投写管(CRT)面上の映像をレンズを用いて拡大
投写する構造であることから、比較的軽量コンパクトに
設計することができる。このため、40型以上のテレビ
ジョン受像機においては投写型が主流となっている。投
写型カラーテレビジョン受像機はR(赤)、G(緑)、
B(青)各軸の原色の単色投写管を有し、一列に配列さ
れたこれらのR、G、B単色投写管に各々R、G、B映
像信号を供給すことにより、各投写管面上のR、G、B
画像を、レンズ及び反射鏡等で構成される光学系によっ
て拡大投写してスクリーン上に結像させている。
【0004】しかし、スクリーンに対する各投写管から
の映像光の入射角の相違、単色管の配列のずれ及び地磁
気の影響による電子ビームの軌道ずれ等によって、色む
ら及び色ずれ等(以下ミスコンバーゼンスという)が生
ずる。このミスコンバーゼンスを補正する装置としてコ
ンバ−ゼンス補正装置が用いられている。このコンバ−
ゼンス補正装置は各軸の投写管に設けたコンバーゼンス
補正用コイルに補正電流を流して、電子ビームの偏向方
向を補正してR、G、B映像光をスクリーン上で収束さ
せるものである。
【0005】図2はこのような周知のコンバーゼンス装
置における投写型テレビジョン受像器を示す説明図であ
る。図2(a)は側面図、図2(b)は投写管配列状態
を示す平面図である。R、G、Bの単色投写管21
(a)乃至21(c)が一列に配列され、図2中、R投
写管21(a)とB投写管21(c)とは、その構造上
(光学系の光路の関係上)内側に向けられて配列されて
いる。
【0006】このR、G、B投写管21(a)乃至21
(c)には、各々投写レンズ22が組み合わされており
R、G、B投写管21(a)乃至21(c)上の映像が
この投写レンズ22、さらに反射鏡23を通してスクリ
ーン24上に拡大投写される。
【0007】図3はコンバーゼンス補正が行われていな
い場合に各投写管によって映出されるクロスハッチパタ
ーンを示す説明図である。図3(a)乃至図3(c)は
各々各軸の投写管R、G、Bによるパターンを示してい
る。映出されたクロスハッチパターンは、図3(a)乃
至図3(c)に示すように、主にレンズに起因する光学
系の特性によって歪みが発生している。この歪みに対応
した補正電流をコンバーゼンス補正用コイルに供給する
ことで、色ずれを軽減する。
【0008】調整パターンとしては、一般にクロスハッ
チパターンといわれる格子状のパターンが使用されるこ
とが多い。調整者は画面上の調整パターンを見ながら、
調整器具を操作して調整を行う。通常、調整パターンの
縦線及び横線の交点の全てがコンバーゼンス補正が可能
な調整点になっており、調整者は、調整器具により任意
の一箇所または複数の調整点を選択する。そして、調整
者は調整器具によって、調整点の色ずれが少なくなるよ
うに調整する。
【0009】図4を用いて従来のコンバーゼンス補正装
置を説明する。図4はコンバ−ゼンス補正装置が組み込
まれたテレビジョン受像器を示すブロック図である。図
4において、ビデオ・クロマ処理手段4は、供給された
ベースバンド映像信号をビデオ処理およびクロマ処理す
ることによりR、G、B3原色信号に変換し投射管ドラ
イブ14へ出力する。また、ビデオ・クロマ処理手段4
は、ベースバンド映像信号から同期処理により抽出した
水平同期信号Hを同期・偏向手段30および高圧発生手
段80に供給すると共に、抽出した垂直同期信号Vを同
期・偏向手段30に供給する。
【0010】高圧発生手段80は水平同期信号Hに応じ
た高圧直流電圧を電極26に供給する。投写管ドライブ
14は、ビデオ・クロマ処理手段4から供給されたR、
G、B3原色信号を増幅した後R、G、Bの各投写管2
1(a)乃至21(c)へドライブ信号としてそれぞれ
供給する。
【0011】同期・偏向手段30は、ビデオ・クロマ処
理手段4から供給された水平同期信号Hおよび垂直同期
信号Vから偏向コイル100を駆動する信号である水平
ドライブパルスH´および垂直ドライブパルスV´を作
成し偏向コイル100へ供給すると共に、水平走査周期
の水平周期パルスHDおよび垂直走査周期の垂直周期パ
ルスVDを作成しコンバーゼンス補正手段40へ供給す
る。
【0012】コンバーゼンス補正手段40は、同期・偏
向手段30から供給された水平周期パルスHDおよび垂
直周期パルスVDに応じたタイミングでR、G、Bの画
面各点の水平・垂直コンバーゼンス補正信号を生成しド
ライブアンプ50(水平、垂直偏向につき各1個必要
R、G、B投写管でトータル6個)へ供給する。ドライ
ブアンプ50は、コンバーゼンス補正手段40から供給
された水平・垂直コンバーゼンス補正信号を増幅して投
射管21(a)乃至21(c)のコンバーゼンスコイル
101へ出力する。
【0013】コンバーゼンス補正装置のコンバ−ゼンス
調整は、画面上にコンバーゼンス調整用のパターンを映
出させ、この映出したパターン上の各部分毎に色ずれが
なくなるようにコンバーゼンス補正手段40が出力する
水平・垂直コンバーゼンス補正信号を調整することによ
り行われる。
【0014】コンバ−ゼンス補正装置にはアナログ回路
によるアナログコンバーゼンス補正装置と、デジタル回
路によるディジタルコンバーゼンス補正装置とがある。
ディジタルコンバ−ゼンス補正装置はアナログ方式より
も高コストではあるが、調整が安易で補正精度が高く、
近年ではディジタルコンバーゼンス装置を採用するディ
スプレイ装置が増加している。
【0015】次に図5を用いてこのディジタルコンバ−
ゼンス補正装置について説明する。図5はディジタルコ
ンバーゼンス装置を示す図である。このディジタルコン
バーゼンス装置は、投写型プロジェクター等の装置の電
源が投入されると、まず、制御用マイコン66が動作を
開始し、データ転送制御手段53に対しデータ保存手段
67に格納されている調整点データをフレームメモリ5
1に転送するよう指示を出す。
【0016】データ転送制御手段53は、上記指示によ
りデータ保存手段67の補正データを読み出すと共に選
択手段52を介してフレームメモリ51のアドレスを制
御してフレームメモリ51に補正データを書き込む。こ
のとき選択手段52は、データ転送制御手段53からの
制御信号により、データ転送制御手段53から出力され
るアドレスを選択してフレームメモリ51へ出力する。
以上の動作により、フレームメモリ51には順次補正デ
ータが格納される。
【0017】フレ−ムメモリ51へ全ての補正データが
格納されると、選択手段52はデータ転送制手段53か
らの制御信号により、読み出しアドレス発生部54の出
力を選択しフレームメモリ51へ出力する。読み出しア
ドレス発生部54には、水平同期信号、垂直同期信号が
供給され、両信号を基準に読み出しアドレスが選択手段
52を介してフレームメモリ51へ出力される。このア
ドレス信号によりフレームメモリ51からは、補正デー
タが順次出力され、加算回路57に供給される。 加算
回路57は、フレームメモリ51からの補正データとス
タティックコンバー値出力回路58からの入力値を加算
し新たな補正データとして垂直補間回路60へ出力す
る。垂直補間回路60は、加算回路57からの補正デー
タを周知の垂直補間原理に基づいて補間しD/Aコンバ
ータ62へ出力する。D/Aコンバ−タ62は、垂直補
間回路60からのディジタル信号である補正データをア
ナログ信号に変換し低域濾波器(以下LPFと記す)6
3へ出力する。LPF63は、D/Aコンバ−タ62か
らのアナログ信号の補正データから高周波成分を除去し
増幅器68へ出力する。増幅器68は、LPF63から
の補正データを電力増幅しコンバ−ゼンスコイル64へ
供給しコンバ−ゼンス補正が行なわれている。
【0018】ここで、前記スタティックコンバー値出力
回路58にはあらかじめR、G、Bの縦方向、横方向に
対応したスタティックコンバー値6種が保持されてお
り、必要なタイミングで出力される。スタティックコン
バー値はR、G、B各色の縦方向、横方向それぞれ全体
の移動量を各1ワードのディジタル値で保持した6ワー
ド分のメモリで、このデータは投写型プロジェックター
が出荷された後、設置方向による地磁気の影響や経年変
化による特性の変化により3原色の全体のコンバーゼン
スが一定方向に平行移動してしまうことがあるため、リ
モコン処理を受け持つマイコンから書き換え可能に構成
されている。
【0019】また、前記コンバーゼンスコイル64に供
給されたコンバ−ゼンス補正信号は、例えば、正極性で
振幅が大きいほど電子ビームが左に寄り、負極性では逆
に右方向に補正される。また、縦方向の補正ヨークに加
える信号では正極性で振幅が大きいほど電子ビームが下
に寄り、負極性では逆に上方向に移動する。コンバーゼ
ンス補正の調整は、このコンバーゼンス補正信号を調整
することより行われる。
【0020】次に、コンバーゼンス補正の調整を行う場
合の動作について説明する。まず、調整者が入力装置6
5を介して調整開始の指示を制御用マイコン66に与え
る。制御用マイコン66は選択手段69に対してクロス
ハッチ発生回路56の出力を選択させるよう制御する。
これにより表示装置70の画面にクロスハッチ画面が映
し出される。このクロスハッチ画面を見ながら調整者
は、再度入力装置65を介し制御用マイコン66に対し
て調整指示を出す。制御用マイコン66はこの指示に従
いフレームメモリ及びデータ保存手段に格納されている
補正データを更新する。この動作を繰り返すことにより
コンバーゼンス補正の調整が行われる。以上が、一般的
なディジタルコンバーゼンスの動作原理である。
【0021】ここで、図5に示す垂直補間処理部60の
直線内挿について、図6及び図7を用いて説明する。説
明に先だって、図7はクロスハッチ発生回路56からの
信号を画面上に表示した状態を示している。クロスハッ
チの交点には調整データの入力ポイントがあり、前記フ
レームメモリ51の縦横のデータ構成に一致している。
ここでは、一例として横7点、縦5点の場合を示してお
り、それぞれの点のコンバーゼンス補正データは図8に
示すようにD00、D10、D20・・・・D64の3
5点となる。実際にはフレームメモリ51が格納する補
正データは第9図に示すように差分データを求めて保存
するようにし、d01はD01とD00の差、d02は
D02とD01の差となっている。。
【0022】図6のフレームメモリ51の0行目には、
コンバーゼンス補正データが格納されているが、1行目
以降には上述したように1行上隣のデータとの差分が格
納されている。図6において542は分周回路であり、
垂直同期パルスVDによりセットされ、リセット後第1
回目の水平同期パルスHD入力後始めて1/n分周機能
が働き、垂直同期パルスVD入力後第2回目の水平同期
パルスHD以降の水平同期パルスHDをn回カウントす
る毎に1つのクロックをYアドレスカウンター541へ
出力する。
【0023】541はYアドレスカウンターであり垂直
同期パルスVDによりリセットされ、前記1/n分周回
路542からのn水平走査期間に1回入力されるパルス
をカウントアップし、このカウントした値をフレームメ
モリ51のYアドレスとして選択手段52を介してフレ
ームメモリ51へ出力する。543はXアドレスカウン
ターであり水平同期パルスHDでリセットされ、1水平
走査期間にm個のパルスを持つ基本クロックCLKをカ
ウントし、このカウントした0からmまでの値をフレー
ムメモリ51のXアドレスとして選択手段52を介して
フレームメモリ51へ出力すると共にレジスタ回路60
3へ出力する。
【0024】57は加算回路であり、メモリ51からの
画面各点に対応したコンバーゼンスデータとスタティッ
クコンバー値を加算する。58は画面各色のオフセット
移動量を保持したスタティックコンバー値出力回路。6
01は割算回路であり、加算回路57の出力を1/n又
は1/1にする。この1/nの除数nは分周回路542
の係数nと同値である。
【0025】602は加算回路であり、割算回路601
の割算結果と後述するラッチ回路604からの値を加算
し、レジスタ回路603へ出力する。603はレジスタ
回路であり、フレームメモリ51の水平の調整点データ
数mと同数の1水平期間分のデータを記憶する回路であ
り、垂直走査期間の始めにはオール0が入力されてい
る。m個のデータのうちどのデータを処理するかはXア
ドレスカウンター543からのアドレス信号に従う。6
04はラッチ回路であり、レジスタ回路603から取り
出した1水平走査期間前の加算結果を保持し、加算回路
602と、D/Aコンバータ62へ出力する。
【0026】次に垂直補間回路60の動作について説明
する。垂直同期パルスVD入力後の表示画面上部ではY
アドレスカウンター541のカウンター値は0であり、
フレームメモリ51の0番目の行のデータD00が読み
出される。ここで、0番目のデータを読み出し、スタテ
ィックコンバー値Sを加算した場合だけ割算回路601
の係数が1/1となるように構成してあり、加算回路6
02にフレームメモリ51の0番目の行のデータD00
とスタティックコンバー値Sが入力される。加算回路6
02の他方の入力端にはレジスタ回路603から取り出
され、ラッチ回路604により保持され0が入力される
ので、レジスタ回路603の0番目にはフレームメモリ
51の0番目の行のデータ(D00+S)が保持され
る。
【0027】以後はクロックCLKの入力に合わせてフ
レームメモリ51の0行目のデータが左から順に1番
目、2番目・・・m番目と処理され、レジスタ回路60
3にm個のデータとして保持される。次の水平走査期間
にはYアドレスカウンター541の出力が1になるの
で、フレームメモリ51の1行目のデータd01が読み
出され、加算回路57はスタティックコンバー値Sを加
算せずそのまま出力する。そのデータは割算回路601
で1/nになり、加算回路602でレジスタ回路603
から取り出した0行目のデータD00と加算され、レジ
スタ回路603に(D00+S+d01/n)が出力さ
れ、次の水平走査期間でもフレームメモリ51からは1
行目のデータd01が出力されるので、1/n倍にし先
程のデータと加算されるので、(D00+S+2×d0
1/n)がレジスタ回路603に保持され、その後は1
水平走査毎に d01/nづつ増え、n回目には計算結
果が(D00+S+d01)となる。
【0028】(D00+d01)はそもそもの補正デー
タD01なので、調整点データが再現されたことにな
る。画面左端以外の調整点以外の点でも同様に、上の調
整点と下の調整点との演算により補正データが求められ
る。以上の動作を繰り返し、D00からD04までの走
査線毎のコンバーゼンスデータを直線による内挿演算で
算出可能となる。これを一般式で表すとDxy点からY
ライン目の補間値Hは、
【0029】
【数1】H=Dxy+Y/ndx(y+1)+S となる。この直線内挿した特性を図10で説明する。縦
軸はコンバーゼンスコイル64に出力されるコンバーゼ
ンス補正信号のレベル。横軸は時間軸で、1水平走査期
間を1単位として、1フィールドの有効走査線数0〜2
40がフルスケールになっている。白丸はフレームメモ
リ51の調整点データの画面上のある縦の1列であり、
例えばD00〜D04の列の調整点データD00、D0
1〜D04を表わしている。この白丸の間が内挿によっ
て求められたデータで、先に説明したように、上下(グ
ラフ上では左右)2点のデータを直線で結んだ状態のデ
ータを1水平走査期間毎に求めることができる。これに
より、少ない調整点データですべての水平走査期間毎に
コンバーゼンス補正データの出力が可能となる。
【0030】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の40
インチ乃至60インチ程度のプロジェクションTVは、
ディジタルコンバーゼンス装置のコンバーゼンス補正信
号を12bit乃至14bit程度の高精度の信号とし
て与える必要があった。
【0031】しかし、12bit乃至14bit精度の
信号をコンバーゼンス補正コイルに与えるには、図5に
おけるフレームメモリ51をはじめデータ保存手段6
7、加算回路57、垂直補間回路60、D/Aコンバー
タ62などかなりの部分をR、G、Bそれぞれ縦方向、
横方向用として計6軸について12bit乃至14bi
tの高精度で構成する必要があり、回路規模が大きくな
ってしまう問題が有った。
【0032】以上の問題に鑑み本発明は図1、図12の
構成とすることによりbit精度を上げ、かつRed
軸、Blue軸を補正した際に生ずる横縞妨害現象等の
欠点を除去し歪みのない画像を提供することである。
【0033】
【課題を解決するための手段】前期課題を達成するため
に、本願第1の発明は、画面の歪みを補正するディジタ
ルコンバーゼンス装置を備えた3管式投写型映像表示装
置において、所定の直流電圧を出力する出力手段と、前
記ディジタルコンバーゼンス装置が出力するコンバーゼ
ンス補正用のアナログ信号と前記所定の直流電圧とを加
算または減算する演算手段と、コンバーゼンスコイルを
有しスクリーンへ映像を投写する投写手段と、前記加算
手段の出力を前記コンバーゼンスコイルへ供給する手段
とを備えbit精度を上げることを主旨としている。
【0034】本願発明は前記構成とすることにより補正
用のディジタルデータ信号を互いに逆極性となる直流オ
フセット電圧として加え、ディジタル処理中は正負の振
幅が均等になるような構成とし、1bitあたりの分解
能を上げることを可能とした。たことを特徴とするもの
である。このように加算器46の一方に特定の直流オフ
セット電圧をくわえた構成としたものにおいては、結果
としてRed軸、Blue軸でbit精度による分解能
が下がることがないため、走査線の粗密による横縞妨害
がなく高精度なコンバーゼンス補正による、高品位な映
像表示が可能となる。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を用いて詳細に説明する。ここで、本発明が従来の技術
にかかわるプロジェクション・ディスプレイの構造や動
作原理については、従来技術で説明したと同じであるた
め説明は省略する。
【0036】図1は本発明の一実施の形態である。図1
(a)がRed軸を駆動する回路を示しており、図1
(b)がBlue軸を駆動する回路を示す。41はデジ
タルコンバーゼンス装置の垂直補間手段60までの回路
の総称(図5の51乃至54、57、58、60、65
乃至67で、以下デジコンという)で、デジコン41か
らのデジタル信号はD/Aコンバータ62によりアナロ
グ信号に変換されて、LPF63に入力される。LPF
63はクロック周波数の1/2以下の周波数を通過帯と
するよう設計されており、入力されたアナログ信号はデ
ジィタルノイズが抑えられ加算器46へ出力される。
【0037】加算器46にはこのLPF63のからの入
力信号と、Red軸の場合は、図1(a)に示す定電圧
源47からの入力電圧と、また、Blue軸の場合では
図1(b)に示す定電圧源48からの入力電圧とが、そ
れぞれ加算され、コンバーゼンス補正信号に直流分が重
畳された形で出力される。なお、定電圧源47は正極性
の定電圧源、48は負極性の定電圧源としている。この
加算器46の出力は増幅器68により電流増幅されコン
バーゼンス補正信号としてコンバーゼンスコイル64に
供給される。
【0038】以上の構成により、加算器46で得らる補
正信号は図15及び図16に示すように点線部分の直流
オフッセト電圧(+VDC、−VDC)が加えられた状
態になる。このことはD/Aコンバータ62のダイナミ
ックレンジを狭い電圧範囲に収めることを可能にする。
この結果Red軸、Blue軸でbit精度による分解
能が下がることがないため、走査線の粗密による横縞妨
害がなく高精度なコンバーゼンス補正による高品位な映
像表示が可能となる。
【0039】また、従来は図13に示すようにセンター
マグネット2枚を投写管チューブのネック部に取り付
け、センターマグネット2枚をそれぞれを回転自在と
し、必要に応じて回すことにより磁界の向きを調整し、
映像の中心を画面中心より外すことで図15、図16に
おける+VDC、−VDCを0Vにしていた。しかし、
センターマグネット2枚を回し画面中心からはずす等の
作業は、基準がなく難しい作業工程を強いることとな
る。
【0040】また、このようなマグネットを回す作業は
自動化に不向きで生産性を低下させる結果ともなる。従
って、このような方法を本発明にも採用した場合、ディ
ジタルコンバーゼンスの特徴である自動調整に適すとい
う長所を半減させてしまう、その場合、本発明のように
予めセンターマグネットでの移動調整分も含めてDC電
圧を加えておけば、センターマグネットの調整を無くす
ことができる。
【0041】また、本発明によれば図12の様にD/A
コンバータ62のリファレンス電圧値をRed軸、Gr
een軸、Blue軸それぞれで別々の値としたのち、
D/Aコンバータ62に最適の直流リファレンス電圧値
を加えても同じ効果を得ることができる。
【0042】
【発明の効果】Red軸、Blue軸でbit精度によ
る分解能が下がることがないため、走査線の粗密による
横縞妨害がなく高精度なコンバーゼンス補正による、高
品位な映像表示が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示すブロック図。
【図2】投写型テレビジョン受像器の構成を示す図。
【図3】コンバーゼンス補正なし時の画面歪図。
【図4】プロジェクションTVの電気的全体構成図。
【図5】従来のディジタルコンバ−ゼンス装置を示すブ
ロック図。
【図6】垂直補間処理部の直線内挿説明用ブロック図。
【図7】クロスハッチ図。
【図8】調整データの入力ポイントにおける補正デ−タ
値図。
【図9】調整データのフレ−ムメモリ格納値図。
【図10】直線内挿特性図。
【図11】従来のディジタルコンバ−ゼンス装置の出力
部のみを抽出したブロック図。
【図12】本発明の他の実施の形態を示す図。
【図13】センターマグネット図。
【図14】Green軸のコンバーゼンス信号図。
【図15】Red軸のコンバーゼンス信号図。
【図16】Blue軸のコンバーゼンス信号図。
【符号の説明】
41…デジコン、46…加算器、47、48…直流電圧
源、62…D/Aコンバータ、63…LPF、68…増
幅器、68…増幅器、64…コンバーゼンスコイル。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 尾林 稔夫 埼玉県深谷市幡羅町一丁目9番地2号 株 式会社東芝深谷工場内 (72)発明者 都築 吉司 東京都港区新橋3丁目3番9号 東芝エ ー・ブイ・イー株式会社内 (72)発明者 三原 久幸 東京都港区新橋3丁目3番9号 東芝エ ー・ブイ・イー株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画面の歪みを補正するディジタルコンバ
    ーゼンス装置を備えた3管式投写型映像表示装置におい
    て、 所定の直流電圧を出力する出力手段と、 前記ディジタルコンバーゼンス装置が出力するコンバー
    ゼンス補正用のアナログ信号と前記所定の直流電圧とを
    加算または減算する演算手段と、 コンバーゼンスコイルを有しスクリーンへ映像を投写す
    る投写手段と、 前記加算手段の出力を前記コンバーゼンスコイルへ供給
    する手段とを備えたことを特徴とするディジタルコンバ
    ーゼンス装置。
  2. 【請求項2】 前記投写手段は前記スクリーンに対して
    左,右,中央の3つの位置に配設されており、前記左,
    右に配設された前記投写手段のコンバーゼンスコイルへ
    供給される前記演算手段の出力は、互いに逆極性の前記
    所定の直流電圧と前記コンバーゼンス補正用アナログ信
    号とを加えた値であることを特徴とする請求項1記載の
    ディジタルコンバーゼンス装置。
  3. 【請求項3】 前記所定の直流電圧を出力する出力手段
    は前記所定の直流電圧の値を調整可能としたことを特徴
    とする請求項1記載のディジタルコンバーゼンス装置。
JP23087595A 1995-09-08 1995-09-08 ディジタルコンバーゼンス装置 Pending JPH0984034A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022024730A1 (ja) * 2020-07-29 2022-02-03 ソニーグループ株式会社 画像処理装置、画像処理方法、及びプログラム

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