JP2715994B2 - 液晶プロジェクタの歪み補正回路 - Google Patents

液晶プロジェクタの歪み補正回路

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は液晶プロジェクタの歪み
補正回路に関し、特に前面投射型液晶プロジェクタの歪
み補正回路に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の補正回路に関する技術が特開平
4−323979号公報および特開平5−37880号
公報に開示されている。これらの技術はスクリーンに傾
斜して投射した場合に発生する画面横方向の長さが上下
で異なる、いわゆる台形歪みを補正するための技術であ
る。
【0003】図4はスクリーンに傾斜して投射した場合
の投射画面の説明図である。これはスクリーンの下方か
らスクリーンに向けて投射した場合の説明図で、画面は
上にいくほど横幅が広くなり、横幅が左右にKだけ広が
っていることを示している。
【0004】この広がりを補正するには左右に広がった
分(K,K)だけ狭めてやればよいことになる。
【0005】図5は従来の補正の原理を示す図である。
この図は各走査線における映像データ送出タイミングを
示し、同図中斜線部が映像データ送出期間を示す。すな
わち、走査線のうち左右の広がり部(K,K)の期間に
対してはブランクデータ(黒色データ)を送出し、この
広がり部分以外の部分、すなわち(走査線長−2K)の
期間に対して圧縮した画像データを送出する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これらの従来
の技術では、水平方向の画像圧縮率が一定であるため、
左右の非対称歪みを補正することはできないという欠点
があった。
【0007】そこで本発明の目的は、台形歪みだけでな
く左右の非対称歪みも補正することが可能な液晶プロジ
ェクタの歪み補正回路を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明は、映像信号走査線を任意の領域に分割し、各
領域ごとに映像信号データを間引いて圧縮するデータ圧
縮手段と、この圧縮されたデータの最前部および最後部
に任意の数のブランクデータを付加するブランクデータ
付加手段ととを含むことを特徴とする。
【0009】
【作用】映像信号走査線を任意の領域に分割し、各領域
ごとに圧縮データを割り当てることにより各領域ごとに
歪みの補正がなされる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例について添付図面を参
照しながら説明する。図1は本発明に係る液晶プロジェ
クタの歪み補正回路の一実施例の補正原理を示す図であ
る。
【0011】同図に示すように、本実施例では1本の走
査線を2つの領域A,Bに分割し、領域Aについて所定
のデータ圧縮D1を行い,領域Bについて所定のデータ
圧縮D2を行う。また、データ圧縮D1を行った結果間
引かれたデータと同数のブランクデータL(黒色)を圧
縮データD1の最前部に付加し、データ圧縮D2を行っ
た結果間引かれたデータと同数のブランクデータR(黒
色)を圧縮データD2の最後部に付加する。すなわち、
各走査線につき、ブランクデータL、圧縮データD1、
圧縮データD2、ブランクデータRの順に信号が送出さ
れ、これが映像に変換されてスクリーンに投射される。
【0012】次に、液晶プロジェクタの歪み補正回路の
構成について説明する。図2は本発明に係る液晶プロジ
ェクタの歪み補正回路の一実施例の構成図である。液晶
プロジェクタの歪み補正回路は、所定周波数の信号を発
生するクロック発生回路1と、送出する画素の数を計数
する画素カウンタ回路2と、走査線の数を計数する走査
線カウンタ回路3と、入力する映像信号データを一時記
憶しその結果を外部に出力するラインメモリ4と、デー
タ圧縮用のクロック信号をラインメモリ4に出力するデ
ータ圧縮コントロール回路5と、ブランクデータと圧縮
データとをラインメモリ4に記憶させるタイミングを設
定するデータイネーブル信号をラインメモリ4に対して
出力するブランクデータコントロール回路6と、各種台
形歪みを補正するための映像信号走査線の分割比、分割
された各領域ごとのデータ圧縮量、およびデータ圧縮量
に基づくブランクデータ量を記録したデータテーブル7
と、このデータテーブル7に記録されたデータに基づい
てデータ圧縮コントロール回路5とブランクデータコン
トロール回路6とを制御するCPU8とからなる。
【0013】また、クロック発生回路1は画素カウンタ
回路2と走査線カウンタ回路3とを駆動し、画素カウン
タ回路2および走査線カウンタ回路3の出力信号はデー
タ圧縮コントロール回路5およびブランクデータコント
ロール回路6に入力される。
【0014】また、データ圧縮コントロール回路5およ
びブランクデータコントロール回路6にはCPU8から
の制御信号も入力される。
【0015】次に、動作について説明する。データテー
ブル7にはスクリーン上に表示される種々の台形歪みを
予め予測しておき、これらの台形歪みを補正するための
前述したデータが記録されている。そして、操作者がス
クリーン上の画面を見て、例えば、画面の上方が広がり
かつ画面の右半分が左半分より狭くなっていると認識
し、CPU8のパネル(不図示)上の補正ボタン(上方
広がり・右側狭)を押すと、CPU8はデータテーブル
7からこの補正ボタンに対応する補正データ(映像信号
走査線の分割比、分割領域ごとのデータ圧縮量、および
データ圧縮量に基づくブランクデータ量)を読み出し、
これらのデータに従ってデータ圧縮コントロール回路5
とブランクデータコントロール回路6とを制御する。
【0016】そして、データ圧縮コントロール回路5
は、画素カウンタ回路2と走査線カウンタ回路3との出
力から分割領域を判断し、CPU8により決定されたそ
の分割領域における映像信号の圧縮量に従い、ラインメ
モリ4に与えるクロック信号を間引いて出力する。
【0017】一方、ブランクデータコントロール回路6
は、画素カウンタ回路2と走査線カウンタ回路3との出
力から分割領域を判断し、CPU8により決定されるブ
ランクデータを付加する位置および付加する量に基づい
て、ブランクデータおよび圧縮データをラインメモリ4
に記憶させるためのデータイネーブル信号をラインメモ
リ4に対して出力する。
【0018】次に、データ圧縮処理がなされる過程につ
いてタイミングチャートを参照しながら説明する。図3
は液晶プロジェクタの歪み補正回路の動作を示すタイミ
ングチャートである。同図中、(1)映像信号データは
ラインメモリ4に入力されるデータを示し、(2)クロ
ック信号はデータ圧縮コントロール回路5から出力され
るクロック信号を示し、(3)データイネーブル信号は
ブランクデータコントロール回路6から出力されるデー
タイネーブル信号を示し、(4)出力データはラインメ
モリ4から出力されるデータを示す。
【0019】いま、CPU8から領域1については3ク
ロックに1クロックの間引きを行い、領域2については
4クロックに1クロックの間引きを行う命令が出力さ
れ、かつ領域1で間引かれた4クロック分のブランクデ
ータを領域1の圧縮データの再前部に付加し、領域2で
間引かれた3クロック分のブランクデータを領域2の圧
縮データの最後部に付加する命令が出力されているとす
る。
【0020】この場合、まずブランクデータコントロー
ル回路6がCPU8からの命令に従い、領域1の映像デ
ータ信号が入力される4クロック前から高レベルのデー
タイネーブル信号をラインメモリ4に出力する。そし
て、このデータイネーブル信号は一定時間継続して高レ
ベルを保持する。このデータイネーブル信号が高レベル
の時、ラインメモリ4に圧縮データおよびブランクデー
タを記憶させることが可能となる。
【0021】そして、データイネーブル信号が高レベル
となってから4クロックまでの期間はラインメモリ4に
はデータが入力されないため(水平ブランキング期間だ
からである。)、ラインメモリ4にブランクデータ(黒
色)が記憶される。次いで、5クロック目からはライン
メモリ4にデータが入力されるが、この5クロック目以
降はデータ圧縮コントロール回路5から出力される間引
かれたクロックに従って映像信号データが順にラインメ
モリ4に記憶される。
【0022】すなわち、領域1においては3クロックに
対し1クロック間引かれた映像データがラインメモリ4
に記憶され、領域2においては4クロックに対し1クロ
ック間引かれた映像データがラインメモリ4に記憶され
る。
【0023】そして、領域2のデータの記憶が終了する
と、続いて3クロック分だけブランクデータ(黒色)が
ブランクデータコントロール回路6から出力されるデー
タイネーブル信号によりラインメモリ4に記憶され、そ
の後データイネーブル信号は低レベルとなる。
【0024】次に、これらラインメモリ4に記憶された
データは、4クロック分のブランクデータ、3クロック
に対し1クロック間引かれた映像データ、4クロックに
対し1クロック間引かれた映像データ、3クロック分の
ブランクデータの順に補正後の映像信号データとしてラ
インメモリ4より出力され、この信号が映像に変換され
てスクリーンに投射される。
【0025】これが1ライン分の走査の手順であるが、
この動作と同様の動作が各走査線に対して行われる。
【0026】なお、本実施例では映像信号捜査線を2分
割する場合について説明したが、3分割以上することも
可能である。また、3分割する場合のブランクデータの
振り分け、すなわち圧縮データの最前部および再後部に
付加するブランクデータの比率は任意に決定できる。
【0027】
【発明の効果】本発明によれば、映像信号走査線を任意
の領域に分割し、各領域ごとに映像信号データを圧縮し
て出力するよう構成したため、台形歪みだけでなく左右
の非対称歪みも補正することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る液晶プロジェクタの歪み補正回路
の一実施例の補正原理を示す図である。
【図2】同歪み補正回路の一実施例の構成図である。
【図3】同歪み補正回路の動作を示すタイミングチャー
トである。
【図4】スクリーンに傾斜して投射した場合の投射画面
の説明図である。
【図5】従来の補正の原理を示す図である。
【符号の説明】
1 クロック発生回路 2 画素カウンタ回路 3 走査線カウンタ回路 4 ラインメモリ 5 データ圧縮コントロール回路 6 ブランクデータコントロール回路 7 データテーブル 8 CPU

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 映像信号走査線を任意の領域に分割し、
    各領域ごとに映像信号データを間引いて圧縮するデータ
    圧縮手段と、この圧縮されたデータの最前部および最後
    部に任意の数のブランクデータを付加するブランクデー
    タ付加手段ととを含むことを特徴とする液晶プロジェク
    タの歪み補正回路。
  2. 【請求項2】 映像信号走査線を2つの領域に分割し、
    各領域ごとに映像信号データを間引いて圧縮するデータ
    圧縮手段と、この圧縮されたデータの最前部に先に間引
    いたデータと同数のブランクデータを付加し、前記圧縮
    されたデータの最後部に後に間引いたデータと同数のブ
    ランクデータを付加するブランクデータ付加手段とを含
    むことを特徴とする液晶プロジェクタの歪み補正回路。
  3. 【請求項3】 前記液晶プロジェクタの歪み補正回路
    は、各種台形歪みを補正するための映像信号走査線の分
    割比、分割された各領域ごとのデータ圧縮量、および前
    記データ圧縮量に基づくブランクデータ量を記録したデ
    ータテーブルを有し、このテーブルに基づいて前記映像
    信号データの圧縮と前記ブランクデータの付加を行わせ
    る制御手段を有することを特徴とする請求項1または2
    記載の液晶プロジェクタの歪み補正回路。
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