JP2925777B2 - 液晶プロジェクタの歪み補正回路 - Google Patents

液晶プロジェクタの歪み補正回路

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JP2925777B2
JP2925777B2 JP3092207A JP9220791A JP2925777B2 JP 2925777 B2 JP2925777 B2 JP 2925777B2 JP 3092207 A JP3092207 A JP 3092207A JP 9220791 A JP9220791 A JP 9220791A JP 2925777 B2 JP2925777 B2 JP 2925777B2
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clock
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秀人 松山
信和 細矢
孝明 石井
忠 網野
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Sanyo Denki Co Ltd
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Sanyo Denki Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は前面投射型の液晶プロジ
ェクタにおける台形歪みを補正する歪み補正回路に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、特開平1−120192号公報に
示されるような前面投射型の液晶プロジェクタは、図4
に示す如くプロジェクタ本体1をスクリーン2に対して
傾斜して配置した場合、スクリーン2に対する投射角度
が直角とならず、上下で画面横方向の長さが異なる台形
歪みと呼ばれる歪みが発生する。
【0003】従来の液晶プロジェクタはこの台形歪みに
対しては何ら対策が施されていなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述の点に鑑
み為されたものであり、台形歪みをなくした液晶プロジ
ェクタを提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、所定周波数の
クロックにより動作するシフトレジスタと、このシフト
レジスタ出力をサンプリングパルスとして映像信号をサ
ンプリングしホールドするサンプルホールド回路と、こ
のサンプルホールド回路出力により駆動される液晶パネ
ルとを少なくとも備える液晶プロジェクタにおいて、画
面の垂直位置に応じて映像信号の有効表示期間内と有効
表示期間外とでのクロック数の比を順次変化させる手段
を設けてなることを特徴とする液晶プロジェクタの歪み
補正回路である。
【0006】
【作用】上述の手段により、画面の垂直位置に応じて映
像信号の有効表示期間内と有効表示期間外とでのクロッ
ク数の比が順次変化し水平方向における画像の圧縮率が
垂直位置に応じて変化するよう作用する。
【0007】
【実施例】まず、本発明の原理を説明する。図4の如く
プロジェクタ本体1をスクリーン2より下に配置した場
合、スクリーン2上に映出される画像は上辺が下辺より
長い台形となる。そして、これを補正するには予め液晶
パネルに印加される画像信号を細工し、このパネル上の
画像が前記とは逆の台形となるようにする。即ち、液晶
パネルの画素数が水平480画素、240ラインとする
と、図1(イ)の如く補正を行わない場合は映像信号の
有効表示期間を480画素で表示するが、同図(ロ)の
如く補正を行う場合は、映像信号の有効表示期間を圧縮
して480−2m画素で表示し前後の各m画素には付加
ブランキングを表示する。このようにすれば、スクリー
ン上で台形歪みが補正され方形の画像が得られる。尚、
mは歪みに応じた補正量である。
【0008】次に、図面に従い本発明の一実施例を説明
する。
【0009】図3は本実施例装置のブロック図であり、
3は480画素×240行の液晶パネル、4はXドライ
バを構成するシフトレジスタ、5、6はそれぞれYドラ
イバを構成するシフトレジスタ及びサンプルホールド回
路であり、これらは従来より公知の駆動回路である。
【0010】また、7は垂直同期信号でリセットされ水
平同期信号をカウントするライン数カウンタ、8は操作
者が画面を見ながら操作する+−の補正キー(図示省
略)からの指示を受け、最大補正ラインの補正量をmと
して出力する補正量指示手段、9はこのライン数カウン
タ7からの垂直位置を示す信号及び補正量指示手段9か
らの補正量mにより水平方向の圧縮率を決定する水平圧
縮率決定手段、10は高速クロックを1/2分周して1
ラインにつき600の低速クロックを発生する分周手
段、11は水平同期信号によりリセットされ前記分周し
たクロックをカウントする画素数カウンタ、12は前記
水平圧縮率決定手段からの出力及び前記画素数カウンタ
出力により有効表示期間のクロックを間引くため所定ク
ロック毎にマスクパルスを発生するマスクパルス発生手
段、13は有効表示期間に間引くクロックと同数のクロ
ックを有効表示期間の前後に挿入するため、前記水平圧
縮率決定手段出力と画素数カウンタ出力により高速クロ
ック挿入位置を指定する高速クロック挿入位置指定手
段、14は前記低速クロックと前記マスクパルスを加算
する加算手段、15は前記高速クロック挿入位置指定手
段出力により制御され、前記高速クロックと前記加算手
段出力とを切り替えてシフトレジスタのクロック端子に
印加するスイッチである。
【0011】次に、図1(ロ)の様に補正する場合を例
にとって、図3を参照しつつ動作を説明する。
【0012】まず、ライン数カウンタ7は駆動ラインを
示す信号を水平圧縮率決定手段8に出力する。水平圧縮
率決定手段8では補正量指示手段9からの最大補正量m
により各ラインの補正量を決定する。例えば、mが40
であれば1ライン目は補正量は40、120ライン目は
20、240ライン目は0となる。そして、この出力に
基づいてマスクパルス発生手段12では水平位置上でど
のタイミングでクロックを間引くかを決定し、2クロッ
ク分のパルス幅をもつマスクパルスを発生する。そし
て、低速クロックはこのマスクパルスにより加算手段1
5でマスクされスイッチ14へ供給される。
【0013】一方、間引いたクロックと同数のクロック
を2分してそれぞれ有効表示期間の前後に挿入するた
め、スイッチ14により所定期間低速クロックを高速ク
ロックに切り替える。このスイッチは高速クロック挿入
位置指定手段13出力により制御される。
【0014】この様にして作成されたクロックは前記シ
フトレジスタ5に供給されサンプリングパルスとされた
後サンプルホールド回路6に供給される。
【0015】また、シフトレジスタ5のスタートパルス
は図3(イ)の映像信号の水平同期信号から低速クロッ
クを60クロックカウントした時、発生するパルスを使
用している。
【0016】従って、図3(ロ)のごとく1ライン目は
スタートパルスが正常時より早く現れサンプリングが早
く行われるため最初はブランキング信号が液晶パネルに
供給され、また有効表示期間のクロック数が少ないため
映像信号の供給は早く終わる。結果として画像は圧縮し
て表示される。そして、この割合は下のラインに進につ
れて少なくなり240ラインでは(ニ)の如くクロック
には何ら細工されず画像は圧縮されない。
【0017】尚、プロジェクタ本体をスクリーンより上
方に配置したときは上下で逆の補正とするよう動作す
る。
【0018】
【発明の効果】上述の如く本発明によれば液晶プロジェ
クタの台形歪みを簡単な回路で補正することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理を示す図。
【図2】本発明の一実施例における歪み補正装置のブロ
ック図。
【図3】図2の要部波形図。
【図4】台形歪みの説明図。
【符号の説明】
1 液晶プロジェクタ本体 2 スクリーン 3 液晶パネル 4、5 シフトレジスタ 6 サンプルホールド回路 8 補正量指示手段 9 水平圧縮率決定手段 12 マスクパルス発生手段 13 高速クロック挿入位置指定手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 網野 忠 守口市京阪本通2丁目18番地 三洋電機 株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−76485(JP,A) 特開 平3−80682(JP,A) 特開 平3−80780(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04N 5/74

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定周波数のクロックにより動作するシ
    フトレジスタと、このシフトレジスタ出力をサンプリン
    グパルスとして映像信号をサンプリングしホールドする
    サンプリングホールド回路と、このサンプリングホール
    ド回路出力により駆動される液晶パネルとを少なくとも
    備える液晶プロジェクタにおいて、前記クロックを分周
    する分周手段と、垂直同期信号でリセットされ水平同期
    信号をカウントするライン数カウンタと、水平同期信号
    でリセットされ前記分周されたクロックをカウントする
    画素数カウンタと、最大補正ラインの補正量を出力する
    補正量指示手段と、前記ライン数カウンタからの垂直位
    置を示す信号及び前記補正量指示手段からの補正量によ
    り水平方向の圧縮率を決定する水平圧縮率決定手段と、
    該水平圧縮率決定手段からの出力により前記クロックと
    前記分周されたクロックとを切り換えるスイッチとを備
    え、該スイッチを切り換えることにより画面の垂直位置
    に応じて映像信号の有効表示期間内と有効表示期間外と
    でのクロック数の比を順次変化させることを特徴とする
    液晶プロジェクタの歪み補正回路。
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