JPH06335237A - 半導体回路装置およびそのパルス生成方法 - Google Patents

半導体回路装置およびそのパルス生成方法

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JPH06335237A
JPH06335237A JP5117274A JP11727493A JPH06335237A JP H06335237 A JPH06335237 A JP H06335237A JP 5117274 A JP5117274 A JP 5117274A JP 11727493 A JP11727493 A JP 11727493A JP H06335237 A JPH06335237 A JP H06335237A
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泰久 武山
Junichi Miyamoto
順一 宮本
Yoshihisa Iwata
佳久 岩田
Hironori Banba
博則 番場
Hideko Ohira
秀子 大平
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    • H03K5/1565Arrangements in which a continuous pulse train is transformed into a train having a desired pattern the output pulses having a constant duty cycle

Abstract

(57)【要約】 【目的】この発明は条件が変化しても、正常なパルス信
号を発生できる回路を備えた半導体回路装置及びそのパ
ルス生成方法を提供しようとするものである。 【構成】基本パルスQ0,Q1に基いて、互いに位相の
異なるパルス信号φ1〜φ4を生成するパルス信号生成
回路16-1と、パルス信号φ1〜φ4によって駆動され
るチャ−ジポンプ回路とを具備する。そして、生成回路
16-1を、基本パルスQ0,Q1をカウントし、このカ
ウント内容に基いてパルス信号φ1〜φ4を生成するよ
うに構成したことを主要な特徴としている。この構成で
あると、基本パルスQ0,Q1をカウントしてパルス信
号φ1〜φ4を生成するために、条件の変化、例えば基
本パルスの周波数が変化しても、各パルス信号φ1〜φ
4の動作タイミングが常に一定の比率とされる。従っ
て、条件が変化しても、従来のようにパルス信号のマッ
チングがくずれ、目的と異なるパルス波形パタ−ンが発
生したりせず、常に正常なパルスを生成することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は半導体回路装置および
そのパルス生成方法に係わり、特にチャ−ジポンプ回路
を駆動させるための駆動回路装置と、チャ−ジポンプ回
路を駆動させるためのパルスを生成する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電位を正に昇圧する、あるいは負
に昇圧する回路装置として、チャ−ジポンプ回路が良く
知られている。チャ−ジポンプ回路は、EEPROM等
に用いられており、例えば電源電圧VCCよりも高い、
正のある電圧VPP、あるいは接地電位VSSよりも低
い、負のある電圧VBBの生成等に使用されている。
【0003】通常、チャ−ジポンプ回路は、互いに位相
の異なったパルス信号により、駆動される。図26は、そ
のようなパルス信号を発生して、チャ−ジポンプ回路を
駆動させる駆動回路の従来例を示すブロック図である。
【0004】図26に示すように、駆動回路100には初
期動作を与えるリセット信号RESETが入力される。駆動
回路100はリセット信号RESET を受け、二相のパルス
信号φ1、φ2を出力する。これらのパルス信号φ1、
φ2は、チャ−ジポンプ回路102に入力される。チャ
−ジポンプ回路102は、パルス信号φ1、φ2を受
け、電源電圧VCCを、電源電圧VCCよりも高い、正
のある電圧VPPに昇圧する。
【0005】図27は、図26に示す駆動回路の回路図であ
る。駆動回路100は、基本パルス発振回路104、パ
ルス信号生成回路106とから構成される。生成回路1
06は、遅延回路108、および論理を合成するための
各種の論理ゲ−トから構成される。
【0006】まず、発振回路104は、リセット信号RE
SET を受けることにより、基本パルスQを発生する。こ
の基本パルスQは生成回路106に入力される。基本パ
ルスQは、生成回路106内で、NANDゲ−ト110
の第1入力、およびNORゲ−ト112の第1入力に直
接に入力される。また、遅延回路108を介して、NA
NDゲ−ト110の第2入力、およびNORゲ−ト11
2の第2入力に入力される。NORゲ−ト112の出力
は、第1パルスφ1となり、NANDゲ−ト110の出
力はインバ−タ114を介してから、第2パルスφ2と
なる。
【0007】図28は、図27に示す生成回路106の入力
波形、および出力波形を示す波形図である。図28に示す
ように、基本パルスQが“L”レベルから“H”レベル
となった時刻(本明細書では、以下、立ち上がりとい
う)に、第1パルスφ1が“H”レベルから“L”レベ
ル(本明細書では、以下、立ち下がりという)となる。
この時刻から所定時間τだけ遅れて、第2パルスφ2が
立ち上がる。第2パルスφ2は、基本パルスQが立ち下
がった時刻に立ち下がる。この時刻から所定時間τだけ
遅れて、第1パルスφ1が立ち上がり、第1パルスφ1
は、基本パルスQが立ち上がる時刻に立ち下がる。
【0008】ところで、半導体集積回路では、集積回路
を構成するトランジスタや抵抗、およびキャパシタとい
った各素子の特性に、電源電圧や温度、および製造中の
加工ばらつきによる依存性がある。このため、各素子の
組み合わせ構成によっては、上記依存性による回路特性
に、差が生ずる。
【0009】図27に示すような駆動回路100では、パ
ルス信号φ1、φ2を生成するために、発振回路10
4、遅延回路108を組み合わせている。特に遅延回路
108は、直列に接続されたインバ−タ116、118
から構成される。発振回路104における上記依存性
と、遅延回路108のそれとには違いがある。この違い
により、回路特性に影響を及ぼす度合いにはそれぞれ、
差が生じている。結果、発振回路104と遅延回路10
8とによって生成される各パルス信号のマッチングがく
ずれやすい。
【0010】図29(a)〜(c)は、パルス信号のマッ
チングのくずれの一例を示す図である。図29(a)は、
基本パルスQの周期Tが長くなった(周波数が低くなっ
た)例を示している。この時には、パルスφ1、φ2の
“H”レベル出力期間が長くなり、一方、遅延時間τは
相対的に短くなる。このため、遅延時間にマ−ジンがな
くなり、他の回路の特性変動、例えば論理合成のための
ゲ−ト特性の変動等を加味すると、パルスφ1、φ2が
互いにオ−バ−ラップすることも考えられる。パルスφ
1、φ2が互いにオ−バ−ラップすると、チャ−ジポン
プ回路102の電荷転送効率が低下する。
【0011】また、パルスφ1、φ2が互いにオ−バ−
ラップしなくても、発振回路104の周波数の低下に伴
って、パルスφ1、φ2の周波数も低くなるため、チャ
−ジポンプ回路102の動作が緩慢となり、昇圧能力が
低下する。この問題を解消するには、チャ−ジポンプ回
路102のキャパシタの容量を大きくしておけばよい
が、それは回路パタ−ンの面積増大を招き、集積度を低
下させる。
【0012】図29(b)は基本パルスQの周期Tが短く
なった(周波数が高くなった)例を示している。この時
には、上記と逆にパルスφ1、φ2の“H”レベル出力
期間が短くなり、一方、遅延時間τは相対的に長くな
る。基本パルスQの周波数がさらに高くなり、遅延時間
τが基本パルスQの半周期以上となると、図29(c)に
示すように、生成回路106が、パルスφ1、φ2をほ
とんど発しなくなる。
【0013】以上のように、従来の駆動回路装置を備え
た半導体回路装置では、条件の変化により、パルス信号
のマッチングがくずれ、目的と異なるパルス波形パタ−
ンが発生し、チャ−ジポンプ回路102が正常に動作し
なくなる、という問題を抱えている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】この発明は上記の点に
鑑み為されたもので、その目的は、条件が変化しても、
正常なパルス信号を発生できる回路を備えた半導体回路
装置、およびそのパルス生成方法を提供することにあ
る。
【0015】
【課題を解決するための手段】この発明の半導体回路装
置では、入力信号に基いて、互いに位相の異なる複数の
パルス信号を生成する生成手段と、前記複数のパルス信
号によって駆動される昇圧手段とを具備する。そして、
前記生成手段を、入力信号をカウントし、このカウント
内容に基いて複数のパルス信号を生成するように構成し
たことを特徴としている。
【0016】また、この発明のパルス生成方法では、発
振回路からの発振出力をカウントすることによって、互
いに位相の異なる複数のパルスを、パルス幅が一定の比
率を維持するように生成することを特徴としている。
【0017】
【作用】上記構成の半導体回路装置およびパルス生成方
法であると、入力信号をカウントし、このカウント内容
に基いて複数のパルス信号を生成するために、生成手段
が条件により正常に動作しなくなる、という問題が解決
される。
【0018】即ち、入力信号をカウントし、このカウン
ト内容に基いて複数のパルス信号を生成するために、条
件の変化、例えば入力信号の周波数が変化しても、各パ
ルス信号を、その動作タイミングが、常に一定の比率と
されるように生成できる。
【0019】従って、条件が変化しても、従来のように
パルス信号のマッチングがくずれ、目的と異なるパルス
波形パタ−ンが発生したりせず、常に正常なパルスを発
することができる。
【0020】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明を実施例によ
り説明する。この説明において全図にわたり共通の部分
には共通の参照符号を付すことで重複する説明を避ける
ことにする。
【0021】図1は、この発明の第1の実施例に関わる
半導体回路装置が具備する駆動回路の構成を示す回路
図、図2は、図1に示すカウンタ回路の構成を示す回路
図、図3は、この発明の第1の実施例に関わる半導体回
路装置の概略的な構成を示すブロック図である。
【0022】まず、第1の実施例に関わる半導体回路装
置の概略構成から説明する。図3に示すように、駆動回
路10-1には初期動作を与えるリセット信号RESETが入
力される。駆動回路10-1はリセット信号RESET を受
け、四相のパルス信号φ1、φ2、φ3、およびφ4を
出力する。これらのパルス信号φ1〜φ4は、チャ−ジ
ポンプ回路12-1に入力される。チャ−ジポンプ回路1
2-1は、パルス信号φ1〜φ4を受け、電源電圧VCC
を、この電源電圧VCCよりも高いある電圧VPPに昇
圧する。
【0023】次に、第1の実施例に関わる半導体回路装
置が具備する駆動回路10-1について説明する。図1に
示すように、駆動回路10-1は、基本パルス発振回路1
4-1、パルス信号生成回路16-1とから構成される。そ
して、生成回路16-1は、バイナリカウンタ回路18-
1、18-2、18-3、および論理を合成するための各種
論理ゲ−トとから構成される。
【0024】まず、発振回路14-1は、リセット信号RE
SET を受けることにより、第1基本パルスQ0、および
第2基本パルスQ1を発生する。第1基本パルスQ0の
周期と第2基本パルスQ1の周期Tとは互いに同じであ
り、また、第2基本パルスQ1は、第1基本パルスQ0
に対して四分の一周期だけ遅れる。
【0025】第1基本パルスQ0は、第1バイナリカウ
ンタ18-1に入力される。第1バイナリカウンタ18-1
の出力はインバ−タ20-1の入力に接続され、インバ−
タ20-1の出力はNANDゲ−ト22-1の第1の入力に
接続されるとともに、NORゲ−ト24-1の第1入力、
およびNORゲ−ト24-2の第1入力に接続される。N
ORゲ−ト24-1の出力は第4パルス信号φ4となり、
NORゲ−ト24-2の出力は第3パルス信号φ3とな
る。
【0026】第2基本パルスQ1は、第2バイナリカウ
ンタ18-2に入力されるとともに、インバ−タ20-2の
入力、およびNANDゲ−ト22-2の第1入力に入力さ
れる。インバ−タ20-2の出力は、NANDゲ−ト22
-1の第2入力に接続される。NANDゲ−ト22-1の出
力は、NANDゲ−ト22-3の第1入力に接続されると
ともに、NANDゲ−ト22-4の第1入力に接続され
る。
【0027】第2バイナリカウンタ18-2の出力はNA
NDゲ−ト22-2の第2入力に接続される。NANDゲ
−ト22-2の出力はインバ−タ20-3の入力に接続さ
れ、インバ−タ20-3の出力は第3バイナリカウンタ1
8-3の入力に接続される。第3バイナリカウンタの出力
はNANDゲ−ト22-3の第2入力に接続されるととも
に、インバ−タ20-4の入力に接続される。インバ−タ
20-4の出力はNANDゲ−ト22-4の第2入力に接続
される。
【0028】NANDゲ−ト22-3の出力は、第1パル
ス信号φ1となるとともに、NORゲ−ト24-1の第2
入力に接続される。また、NANDゲ−ト22-4の出力
は、第2パルス信号φ2となるとともに、NORゲ−ト
24-2の第2入力に接続される。
【0029】次に、バイナリカウンタ18-1〜18-3の
構成について説明する。図2に示すように、バイナリカ
ウンタは、入力信号INをクロック信号としてオン/オフ
するクロックドインバ−タ26-1、26-2、26-3、お
よび26-4を含む。クロックドインバ−タ26-1と26
-4は同相のクロックで駆動され、一方、クロックドイン
バ−タ26-2と26-3は逆相のクロックで駆動される。
【0030】クロックドインバ−タ26-1の出力は、通
常構成のインバ−タ28-1の入力に接続されるととも
に、クロックドインバ−タ26-3の入力に接続される。
インバ−タ28-1の出力はクロックドインバ−タ26-2
の入力に接続され、クロックドインバ−タ26-2の出力
はクロックドインバ−タ26-3の入力に接続される。
【0031】クロックドインバ−タ26-3の出力は、通
常構成のインバ−タ28-2の入力に接続されるととも
に、通常構成のインバ−タ28-3の入力に接続される。
インバ−タ28-2の出力はクロックドインバ−タ26-4
の入力に接続されるともに、クロックドインバ−タ26
-1の入力に接続される。クロックドインバ−タ26-4の
出力は、通常構成のインバ−タ28-3の入力に接続され
る。インバ−タ28-3の出力は出力信号OUT となる。
【0032】図1に示される第1バイナリカウンタ18
-1では入力信号INが第1基本パルスQ0であり、その出
力信号OUT をインバ−タ20-1に供給する。同様に第2
バイナリカウンタ18-2では入力信号INが第2基本パル
スQ1である。そして、その出力信号OUT をNANDゲ
−ト22-2に供給する。第3バイナリカウンタ18-3で
は入力信号INがインバ−タ20-3の出力であり、その出
力信号OUT をNANDゲ−ト22-3の第2入力に供給す
るとともに、インバ−タ20-4に供給する。
【0033】尚、図2に示すバイナリカウンタには、そ
の初期動作を与えるための回路を付加しても良い。図2
に示すバイナリカウンタの動作の概要は、入力信号INが
立ち下がる時刻に、出力信号OUT が立ち下がる、あるい
は立ち上がる。しかし、入力信号INが立ち上がる時刻に
は、出力信号OUT が変化しないものである。
【0034】次に、図1に示すパルス信号生成回路16
-1の動作について説明する。図5は、図1に示す生成回
路16-1の入力波形、および出力波形を示す波形図であ
る。
【0035】図5において、参照符号Tは、第1基本パ
ルスQ0、あるいは第2基本パルスQ1の周期を表して
いる。期間τ1は、第1パルス信号φ1の立ち上がりか
ら第2パルス信号φ2の立ち下がりまで、および第2パ
ルス信号φ2の立ち上がりから第1パルス信号φ1の立
ち下がりまでの期間を示している。
【0036】同様に期間τ2は、第2パルス信号φ2の
立ち下がりから第3パルスφ3の立ち上がりまで、およ
び第3パルス信号φ3の立ち下がりから第2パルスφ2
の立ち上がりまでの期間を示している。また、期間τ2
は、第1パルス信号φ1の立ち下がりから第4パルスφ
4の立ち上がりまで、および第4パルス信号φ4の立ち
下がりから第1パルスφ1の立ち上がりまでの期間でも
ある。
【0037】期間τ3は、第3パルス信号φ3、および
第4パルス信号φ4が“H”レベルとなっている期間を
示している。図1に示す生成回路16-1の構成である
と、動作タイミングの比が(1)式のように設定され
る。
【0038】 τ1 : τ2 : τ3 = 2 : 1 : 4 … (1) 図6(a)に、第1基本パルスQ0および第2基本パル
スQ1の周期Tが長くなった(周波数が低くなった)例
を示し、図6(b)に、第1基本パルスQ0および第2
基本パルスQ1の周期Tが短くなった(周波数が高くな
った)例を示す。
【0039】この発明の第1の実施例に関わる半導体回
路装置によれば、電源電圧VCCやトランジスタしきい
値Vth、および温度変化に対する依存性を、発振回路
14-1と生成回路16-1とで、ほぼ等しくすることがで
きる。このため、パルス信号のマッチングを保つことが
でき、動作タイミングを一定に保てる。
【0040】従って、図6(a)、(b)に示すよう
に、基本パルスの周波数が変化しても、設定された動作
タイミングの比を、基本パルスの周波数の変化に係わら
ず、常に保つことができる。第1の実施例では、基本パ
ルスQ0およびQ1の周波数変化に係わらず、τ1:τ
2:τ3=2:1:4の関係を保つことができる。
【0041】次に、チャ−ジポンプ回路について説明す
る。図4は、四相パルスで駆動されるチャ−ジポンプ回
路の一例を示す回路図である。
【0042】図4に示すチャ−ジポンプ回路12-1は、
昇圧の際に、MOSFETのしきい値電圧分の電圧降下
をなくしたものである。図4において、参照符号30-1
〜30-4、参照符号32-1〜32-5はNMOSで、VC
Cは電源電圧、VPPは出力電圧である。また、参照符
号34-1〜34-5、参照符号36-1〜36-4はキャパシ
タである。
【0043】図4に示すチャ−ジポンプ回路12-1で
は、NMOS38-1〜38-4を加え、図5に示したよう
な四相のパルス信号φ1〜φ4で駆動させることによ
り、電源電圧VCCが多少低下しても、所定の値の出力
電圧を得られる。
【0044】四相のパルス信号φ1〜φ4のうち、第1
パルス信号φ1と第2パルス信号φ2、第3パルス信号
φ3と第4パルス信号φ4はそれぞれ、互いに半周期ず
つずれるように発生されており、これらをチャ−ジポン
プ回路12-1の転送段の一段おきに入力する。このよう
な動作タイミングを用いることにより、チャ−ジポンプ
回路の転送効率が高くなり、昇圧時間の短縮を図ること
ができる。
【0045】また、この種のチャ−ジポンプ回路では、
第1パルス信号φ1の“H”レベルと第4パルス信号φ
4の“H”レベルとが重ならないことが望ましく、同様
に第2パルス信号φ2の“H”レベルと第3パルス信号
φ3の“H”レベルとが重ならないことが望ましい。
【0046】この点、第1の実施例では、上述したよう
に各種の依存性を、発振回路14-1と、生成回路16-1
とでほぼ等しくすることができるため、条件が変化して
も、パルス信号が上記のように重なることがなく、常に
正常なパルス信号を発生できる。
【0047】次に、この発明の第2の実施例に関わる半
導体回路装置について説明する。図7は、この発明の第
2の実施例に関わる半導体回路装置を示す図で、(a)
図は概略的な構成を示すブロック図、(b)図は(a)
図に示す駆動回路の構成を示す回路図である。
【0048】図7(a)に示すように、駆動回路10-2
には初期動作を与えるリセット信号RESET が入力され
る。駆動回路10-2はリセット信号RESET を受け、二相
のパルス信号φ1、φ2を出力する。これらのパルス信
号φ1、φ2は、チャ−ジポンプ回路12-2に入力され
る。チャ−ジポンプ回路12-2は、パルス信号φ1、φ
2を受け、電源電圧VCCを、この電源電圧VCCより
も高いある電圧VPPに昇圧する。
【0049】次に、駆動回路10-2について説明する。
図7(b)に示すように、駆動回路10-2は、基本パル
ス発振回路14-2、パルス信号生成回路16-2とから構
成される。そして、生成回路16-2は、複数のゲ−ト回
路40-1〜40-5、並びにゲ−ト回路42-1が直列に接
続され、かつゲ−ト回路42-1の出力をゲ−ト回路40
-1の入力に接続することによってカウンタ回路を構成し
ている。
【0050】ゲ−ト回路40-1〜40-5、並びに42-1
のゲ−トにはそれぞれ、基本パルスQ0が供給される。
第1パルス信号φ1は、ゲ−ト回路40-1の出力とゲ−
ト回路40-2の入力との相互接続点から抽出され、第2
パルス信号φ2は、ゲ−ト回路40-4の出力と40-5の
入力との相互接続点から抽出される。
【0051】図8は、図7(b)に示すゲ−ト回路の回
路図で、(a)図はゲ−ト回路40-1〜40-5の回路
図、(b)図はゲ−ト回路42の回路図である。図8
(a)に示すように、ゲ−ト回路40-1〜40-5は、そ
の入力とその出力との間に、NMOSとPMOSとから
成るトランスファゲ−ト44-1〜44-4を、所定の数だ
け直列接続することによって構成されている。基本パル
スQ0は、トランスファゲ−ト44-1のNMOSのゲ−
ト、トランスファゲ−ト44-2のPMOSのゲ−ト、ト
ランスファゲ−ト44-3のPMOSのゲ−ト、トランス
ファゲ−ト44-4のNMOSのゲ−トに入力される。さ
らに基本パルスQ0は、インバ−タの46を介して、ト
ランスファゲ−ト44-1のPMOSのゲ−ト、トランス
ファゲ−ト44-2のNMOSのゲ−ト、トランスファゲ
−ト44-3のNMOSのゲ−ト、トランスファゲ−ト4
4-4のPMOSのゲ−トに入力される。
【0052】第1出力信号OUT1はトランスファゲ−ト4
4-4の出力から抽出され、第2出力信号OUT2はトランス
ファゲ−ト44-2の出力から抽出される。このような構
成であると、パルス状の入力信号INに対し、タイミング
が半周期遅れたパルス状の第1出力信号OUT1と、タイミ
ングが一周期遅れたパルス状の第2出力信号OUT2とが得
られる。
【0053】尚、パルス状の入力信号INおよび出力信号
OUT1、OUT2のパルス幅(“H”レベルである期間)はそ
れぞれ、基本パルスQ0の1周期となる。NANDゲ−
ト48-1とインバ−タ50-1とで構成される回路、およ
びNANDゲ−ト48-2とインバ−タ50-2とで構成さ
れる回路はそれぞれ、ゲ−ト回路40-1〜40-5に初期
動作を与える回路であり、この回路にはリセット信号RE
SET が供給される。
【0054】ゲ−ト回路42-1は、図8(b)に示すよ
うに、基本的にゲ−ト回路40-1〜40-5と同一の構成
である。相違点は、NANDゲ−ト48-1とインバ−タ
50-1とで構成される回路、およびNANDゲ−ト48
-2とインバ−タ50-2とで構成される回路の接続状態で
ある。即ち、初期動作を与える回路が異なっている。
【0055】尚、図7(b)に示す生成回路16-2で
は、ゲ−ト回路40-1〜40-5、42-1における出力
は、いずれも第1出力OUT1であり、これを次段のゲ−ト
回路に接続している。そして、第2出力OUT2は、この例
では使用しない。
【0056】次に、図7(b)に示すパルス信号生成回
路16-2の動作について説明する。図9は、図7(b)
に示す生成回路16-2の入力波形、および出力波形を示
す図である。
【0057】図9に示す期間τ4は、第1パルス信号φ
1の立ち下がりから第2パルス信号φ2の立ち上がりま
での期間、および第2パルス信号φ2の立ち下がりから
第1パルス信号φ1の立ち上がりまでの期間(図示せ
ず)を示している。
【0058】期間τ5は、第1パルス信号φ1、および
第2パルス信号φ2が“H”レベルとなっている期間を
示している。図7(b)に示す生成回路16-2の構成で
あると、動作タイミングの比が(2)式のように設定さ
れる。
【0059】 τ4 : τ5 = 2 : 1 … (2) 第2の実施例においても、第1の実施例と同様に、基本
パルスQ0の周期Tが変化しても、上記τ4:τ5=
2:1の関係を保つことができる。
【0060】また、電源電圧VCCやトランジスタしき
い値Vth、および温度変化に対する依存性を、基本パ
ルス発振回路14-2と、パルス信号生成回路16-2と
で、ほぼ等しくすることができるため、第1パルス信号
φ1と第2パルス信号φ2とが互いに重ならず、常にマ
ッチングのとれたパルス信号を得ることができる。
【0061】次に、チャ−ジポンプ回路について説明す
る。図10は、二相パルスで駆動されるチャ−ジポンプ回
路の一例を示す回路図である。
【0062】図10において、参照符号52-1〜52-5は
NMOSで、参照符号VCCは電源電圧、参照符号VP
Pは出力電圧である。また、参照符号54-1〜54-5は
キャパシタである。
【0063】図10に示すチャ−ジポンプ回路12-2で
は、NMOS52-2、52-4を第1パルス信号φ1で駆
動させ、NMOS52-3、52-5を第2パルス信号φ2
で駆動させることにより、電源電圧VCCを、電源電圧
VCCよりも高い、正のある電圧VPPまで昇圧する。
【0064】次に、この発明の第3の実施例に関わる半
導体回路装置について説明する。第3の実施例において
は、チャ−ジポンプ回路を駆動させ、接地電位VSSよ
りも低い、負のある電圧VBBを生成する例を挙げて説
明することにする。図16には、そのような降圧するチャ
−ジポンプ回路の一例が示されている。図16に示される
チャ−ジポンプ回路は、例えばセルフ・サブバイアス回
路等に用いられる。
【0065】図11は、この発明の第3の実施例に関わる
半導体回路装置を示す図で、(a)図は概略的な構成を
示すブロック図、(b)図は(a)図中の駆動回路の基
本構成を示すブロック図である。
【0066】図11(a)に示すように、駆動回路10-3
には、初期動作を与えるリセット信号RESET および入力
パルスCLKが入力される。駆動回路10-3はリセット
信号RESET および入力パルスCLKを受け、六相のパル
ス信号φ1〜φ6を出力する。パルス信号φ1〜φ6
は、チャ−ジポンプ回路12-3に入力される。チャ−ジ
ポンプ回路12-3は、パルス信号φ1〜φ6を受け、接
地電位VSSを、負のある電圧VBBまで降圧する。
【0067】第3の実施例に関わる装置では、駆動回路
10-3の外部から入力パルスCLKを取り込むようにし
ている。この場合の入力パルスCLKは、例えばメモリ
装置の動作タイミングを測るために生成される内部クロ
ック等で代用することができる。また、入力パルスCL
Kは、駆動回路中に、新たな発振回路を付加し、第1、
第2の実施例のように駆動回路中で、独自に生成するよ
うにしても良い。
【0068】次に、駆動回路10-3について説明する。
図11(b)に示すように、駆動回路10-3は、基本パル
ス発振回路14-3、パルス信号生成回路16-3とから構
成される。
【0069】次に、発振回路14-3について説明する。
図12は、図11(b)に示す発振回路14-3の回路図であ
る。図12に示すように、発振回路14-3は、ゲ−ト回路
40-6〜40-14 、並びに42-2が直列に接続され、か
つゲ−ト回路42-2の出力をゲ−ト回路40-6の入力に
接続されて構成されている。これによって、発振回路1
4-3はカウンタ回路を構成している。
【0070】尚、ゲ−ト回路40-6〜40-14 の回路構
成は、図8(a)に示したゲ−ト回路と同じであり、ま
た、ゲ−ト回路42-2の回路構成は、図8(b)に示し
たゲ−ト回路と同じである。
【0071】ゲ−ト回路40-6〜40-14 、並びに42
-2のゲ−トにはそれぞれ、入力パルスCLKが供給され
る。第1基本パルスQ0は、ゲ−ト回路40-6の第2出
力OUT2より抽出され、第2基本パルスQ1は、ゲ−ト回
路40-6の出力とゲ−ト40-7の入力との相互接続点
(ゲ−ト回路40-6の第1出力OUT1)から抽出される。
以下同様にして、第3基本パルスQ2はゲ−ト回路40
-7の第2出力OUT2から、第4基本パルスQ3はゲ−ト回
路40-7の第1出力OUT1から、第5基本パルスQ4はゲ
−ト回路40-8の第2出力OUT2から、第6基本パルスQ
5はゲ−ト回路40-8の第1出力OUT1から、…、第19基
本パルスQ18はゲ−ト回路42-2の第2出力OUT2から、
第20基本パルスQ19はゲ−ト回路42-2の第1出力OUT1
からそれぞれ、抽出される。
【0072】次に、図12に示す発振回路の動作について
説明する。図14は、図12に示す発振回路14-3の入力波
形、および出力波形を示す図である。
【0073】図14に示すように、発振回路14-3は、基
本パルスQ0〜Q19をそれぞれ、入力パルスCLKに対
して半周期ずつ遅れるようにして発振する。次に、生成
回路16-3について説明する。
【0074】図13は、図11(b)に示す生成回路16-3
の回路図である。図13に示すように、生成回路16-3
は、発振回路14-3から発振された基本パルスQ0〜Q
19のうち、Q1、Q2、Q4、Q5、Q8、Q9、Q1
1、Q12、Q14、Q15、Q18、およびQ19の12本を受
ける。
【0075】まず、第10基本パルスQ9は、第1NOR
ゲ−ト56-1の第1入力に入力される。第3基本パルス
Q2は、第2NORゲ−ト56-2の第1入力に入力され
る。第2NORゲ−ト56-2の出力は、第1NORゲ−
ト56-1の第2入力に接続される。第1NORゲ−ト5
6-1の出力は第2NORゲ−ト56-2の第2入力に接続
されるとともに、第1インバ−タ58-1の入力に接続さ
れる。第1インバ−タ58-1の出力は第1パルス信号φ
1となる。
【0076】第5基本パルスQ4は、第3NORゲ−ト
56-3の第1入力に入力される。第6基本パルスQ5
は、第3NORゲ−ト56-3の第2入力に入力され、第
3NORゲ−ト56-3の出力は第2パルス信号φ2とな
る。
【0077】第2基本パルスQ1は、第4NORゲ−ト
56-4の第1入力に入力される。第9基本パルスQ8
は、第4NORゲ−ト56-4の第2入力に入力され、第
4NORゲ−ト56-3の出力は第3パルス信号φ3とな
る。
【0078】第20基本パルスQ19は、第5NORゲ−ト
56-5の第1入力に入力される。第13基本パルスQ12
は、第6NORゲ−ト56-6の第1入力に入力される。
第6NORゲ−ト56-6の出力は、第5NORゲ−ト5
6-5の第2入力に接続される。第5NORゲ−ト56-5
の出力は第6NORゲ−ト56-6の第2入力に接続され
るとともに、第2インバ−タ58-2の入力に接続され
る。第2インバ−タ58-2の出力は第4パルス信号φ4
となる。
【0079】第15基本パルスQ14は、第7NORゲ−ト
56-7の第1入力に入力される。第16基本パルスQ15
は、第7NORゲ−ト56-7の第2入力に入力され、第
7NORゲ−ト56-7の出力は第5パルス信号φ5とな
る。
【0080】第12基本パルスQ11は、第8NORゲ−ト
56-8の第1入力に入力される。第19基本パルスQ18
は、第8NORゲ−ト56-8の第2入力に入力され、第
8NORゲ−ト56-8の出力は第6パルス信号φ6とな
る。
【0081】次に、図13に示す生成回路の動作について
説明する。図15は、図13に示す生成回路16-3の出力波
形を示す図である。図15に示す期間τ6は、第2パルス
φ2が“L”レベルとなっている期間、あるいは第5パ
ルスφ5が“L”レベルとなっている期間を示してい
る。
【0082】また、期間τ7は、第3パルスφ3の立ち
上がりから第2パルスφ2の立ち下がりまでの期間、お
よび第2パルスφ2の立ち上がりから第3パルスφ3の
立ち下がりまでの期間を示している。さらに期間τ7
は、第6パルスφ6の立ち上がりから第5パルスφ5の
立ち下がりまでの期間、および第5パルスφ5の立ち上
がりから第6パルスφ6の立ち下がりまでの期間を示し
ている。
【0083】また、期間τ8は、第1パルスφ1の立ち
下がりから第3パルスφ3の立ち上がりまでの期間、お
よび第3パルスφ2の立ち下がりから第1パルスφ1の
立ち上がりまでの期間を示している。さらに期間τ8
は、第4パルスφ4の立ち下がりから第6パルスφ6の
立ち上がりまでの期間、および第6パルスφ6の立ち下
がりから第4パルスφ4の立ち上がりまでの期間を示し
ている。
【0084】また、期間τ9は、第1パルスφ1の立ち
上がりから第3パルスφ3の立ち上がりまでの期間、お
よび第3パルスφ3の立ち下がりから第1パルスφ1の
立ち下がりまでの期間を示している。さらに期間τ9
は、第6パルスφ6の立ち下がりから第4パルスφ4の
立ち下がりまでの期間、および第4パルスφ4の立ち上
がりから第6パルスφ6の立ち上りまでの期間を示して
いる。
【0085】また、期間τ10は、第3パルスφ3の立ち
上がりから第6パルスφ6の立ち下がりまでの期間、お
よび第6パルスφ6の立ち上がりから第3パルスφ3の
立ち下がりまでの期間を示している。
【0086】第3の実施例においても、第1、第2の実
施例と同様に、基本パルスの周期が変化しても、図15に
示したような動作タイミングの比は変化しない。従っ
て、第1パルス信号φ1の“L”レベルの期間と第4パ
ルス信号φ4の“L”レベルの期間、第2パルス信号φ
2の“L”レベルの期間と第3パルス信号φ3の“L”
レベルの期間、第5パルス信号φ5の“L”レベルの期
間と第6パルス信号φ6の“L”レベルの期間、とが互
いに重ならず、マッチングのとれたパルス信号を得るこ
とができる。
【0087】次に、チャ−ジポンプ回路について説明す
る。図16は、六相パルスで駆動されるチャ−ジポンプ回
路の一例を示す回路図である。上述したように、図16に
示されるチャ−ジポンプ回路は、負のある電圧VBBを
生成するものである。
【0088】図16において、参照符号60-1〜60-10
はPMOSで、参照符号VSSは接地電位、参照符号V
BBは負の出力電圧である。また、参照符号62-1〜6
2-6はキャパシタである。
【0089】尚、図16に示した回路状態で、接地電位V
SSを、電源電圧VCCに置き換え、PMOS60-1〜
60-10 を全てNMOSとし、図15に示したパルス信号
φ1〜φ6の出力波形を全て逆相(“H”レベルの期間
を全て“L”レベルの期間とし、一方、“L”レベルの
期間を全て“H”レベルの期間とする)とすると、電源
電圧VCCよりも高い、正のある出力電圧VPPが得ら
れるチャ−ジポンプ回路となる。
【0090】次に、この発明の第4の実施例に関わる半
導体回路装置について説明する。第4の実施例は、基本
的に、第3の実施例に準ずるもので、その概略的な構成
を示すブロックは、図11(a)および(b)により表す
ことができる。
【0091】まず、基本パルス発振回路について説明す
る。図17は、発振回路の回路図である。図17に示す発振
回路14-4は、図11(b)に示す発振回路14-3のブロ
ックに当てはめることができる。
【0092】図17に示すように、発振回路14-4は、ゲ
−ト回路40-15 〜40-18 、並びに42-3が直列に接
続され、かつゲ−ト回路42-3の出力をゲ−ト回路40
-15の入力に接続されて構成される。これによって、発
振回路14-4はカウンタ回路を構成する。
【0093】尚、ゲ−ト回路40-15 〜40-18 の回路
構成は、図8(a)に示した回路と同じであり、また、
ゲ−ト回路42-3の回路構成は、図8(b)に示した回
路と同じである。
【0094】ゲ−ト回路40-15 〜40-18 、並びに4
2-3のゲ−トにはそれぞれ、入力パルスCLKが供給さ
れる。第1基本パルスQ0は、ゲ−ト回路40-15 の第
2出力OUT2より抽出され、第2基本パルスQ1は、ゲ−
ト回路40-15 の出力とゲ−ト回路40-16 の入力との
相互接続点(ゲ−ト回路40-15 の第1出力OUT1)から
抽出される。以下同様にして、第3基本パルスQ2はゲ
−ト回路40-16 の第2出力OUT2から、第4基本パルス
Q3はゲ−ト回路40-16 の第1出力OUT1から、第5基
本パルスQ4はゲ−ト回路40-17 の第2出力OUT2か
ら、第6基本パルスQ5はゲ−ト回路40-17 の第1出
力OUT1から、…、第9基本パルスQ8はゲ−ト回路42
-3の第2出力OUT2から、第10基本パルスQ9はゲ−ト回
路42-3の第1出力OUT1からそれぞれ、抽出される。
【0095】次に、図17に示す発振回路14-4の動作に
ついて説明する。図19は、図17に示す発振回路14-4の
入力波形、および出力波形を示す図である。
【0096】図19に示すように、発振回路14-4は、基
本パルスQ0〜Q9をそれぞれ、入力パルスCLKに対
して半周期ずつ遅れるようにして発振する。次に、パル
ス信号生成回路について説明する。
【0097】図18は、生成回路の回路図である。図18に
示す生成回路16-4は、図11(b)に示す生成回路16
-3のブロックに当てはめることができる。図18に示すよ
うに、生成回路16-3は、発振回路14-4から発振され
た基本パルスQ0〜Q9のうち、Q0、Q1、Q4、Q
5、Q8およびQ9の6本を受ける。
【0098】まず、第1基本パルスQ0は、第1NOR
ゲ−ト64-1の第1入力に入力される。第10基本パルス
Q9は、第1NORゲ−ト64-1の第2入力に入力され
る。第1NORゲ−ト64-1の出力は、第1NANDゲ
−ト66-1の第1入力に接続されるとともに、第1バイ
ナリカウンタ18-4の入力、および第2NANDゲ−ト
66-2の第1入力に接続される。第1バイナリカウンタ
18-4の出力は第1インバ−タ68-1の入力に接続され
るとともに、第2NANDゲ−ト66-2の第2入力に接
続される。第1インバ−タ68-1の出力は第1NAND
ゲ−ト66-1の第2入力に接続される。第1NANDゲ
−ト66-1の出力は第1パルス信号φ1となるととも
に、第3NANDゲ−ト66-3の第1入力に接続され
る。また、第2NANDゲ−ト66-2の出力は第4パル
ス信号φ4となるとともに、第4NANDゲ−ト66-4
の第1入力に接続される。
【0099】第5基本パルスQ4は、第2NORゲ−ト
64-2の第1入力に入力される。第6基本パルスQ5
は、第2NORゲ−ト64-2の第2入力に入力される。
第2NORゲ−ト64-2の出力は第2インバ−タ68-2
の入力に接続される。第2インバ−タ68-2の出力は第
3NANDゲ−ト66-3の第2入力に接続されるととも
に、第4NANDゲ−ト66-4の第2入力に接続され
る。第3NANDゲ−ト66-3の出力は第5パルス信号
φ5となる。また、第4NANDゲ−ト66-4の出力は
第2パルス信号φ2となる。
【0100】第2基本パルスQ1は、第5NANDゲ−
ト66-5の第1入力に接続されるとともに、第2バイナ
リカウンタ18-5の入力、および第6NANDゲ−ト6
6-6の第1入力に接続される。第2バイナリカウンタ1
8-5の出力は第3インバ−タ68-3の入力に接続される
とともに、第6NANDゲ−ト66-6の第2入力に接続
される。第3インバ−タ68-3の出力は第5NANDゲ
−ト66-5の第2入力に接続される。
【0101】第9基本パルスQ8は、第7NANDゲ−
ト66-7の第1入力に接続されるとともに、第3バイナ
リカウンタ18-6の入力、および第8NANDゲ−ト6
6-8の第1入力に接続される。第3バイナリカウンタ1
8-6の出力は第4インバ−タ68-4の入力に接続される
とともに、第8NANDゲ−ト66-8の第2入力に接続
される。第4インバ−タ68-4の出力は第7NANDゲ
−ト66-7の第2入力に接続される。
【0102】第5NANDゲ−ト66-5の出力は、第9
NANDゲ−ト66-9の第1入力に接続される。第6N
ANDゲ−ト66-6の出力は、第10NANDゲ−ト66
-10の第1入力に接続される。第7NANDゲ−ト66-
7の出力は、第9NANDゲ−ト66-9の第2入力に接
続される。第8NANDゲ−ト66-8の出力は、第10N
ANDゲ−ト66-10 の第2入力に接続される。
【0103】第9NANDゲ−ト66-9の出力は、第5
インバ−タ68-5の入力に接続される。第5インバ−タ
68-5の出力は、第3パルス信号φ3となる。第10NA
NDゲ−ト66-10 の出力は、第6インバ−タ68-6の
入力に接続される。第6インバ−タ68-6の出力は、第
6パルス信号φ6となる。
【0104】尚、バイナリカウンタ18-4〜18-6の回
路構成は、図2に示したバイナリカウンタと同じであ
る。次に、図18に示す生成回路の動作について説明す
る。
【0105】図18に示す生成回路16-4の出力波形は、
基本的に、図13に示した生成回路16-3と同じであり、
その概略的な出力波形は、図15により表すことができ
る。第4の実施例においても、第1〜第3の実施例と同
様に、基本パルスの周期が変化しても、図15に示したよ
うな動作タイミングの比は変化しない。
【0106】従って、第1パルス信号φ1と第4パルス
信号φ4、第2パルス信号φ2と第3パルス信号φ3、
第5パルス信号φ5と第6パルス信号φ6とが互いに重
ならず、マッチングのとれたパルス信号を得ることがで
きる。
【0107】次に、この発明に係わる半導体回路装置
を、EPROM、EEPROM、一括消去型EEPRO
M、NAND型EEPROM等の不揮発性半導体メモリ
に用いた例について説明する。
【0108】図20は、この発明に係わる半導体回路装置
を搭載した不揮発性半導体メモリの概略的な一構成を示
すブロック図である。図20に示すように、基本パルス発
振回路14およびパルス信号生成回路16で構成された
駆動回路10は、駆動用パルス信号φ1〜φnを、チャ
−ジポンプ回路12に供給する。また、メモリセルアレ
イ70、カラムデコ−ダ72およびロウデコ−ダ74を
それぞれ主要な構成とするメモリ部が設けられている。
チャ−ジポンプ回路12はパルス信号φ1〜φnを受け
ることにより駆動され、例えばロウデコ−ダ74に、昇
圧電圧VPPを供給する。
【0109】尚、図20に示すブロックは一例であって、
その他、様々なブロック構成が可能である。次に、この
発明の第5の実施例に関わる半導体回路装置について説
明する。
【0110】図21は、この発明の第5の実施例に関わる
半導体回路装置の概略的な構成を示すブロック図であ
る。図21に示すように、第5の実施例に関わる半導体回
路装置は、第1〜第4の実施例において説明したような
駆動回路10を備え、かつ昇圧電圧VPPのレベルを検
知し、この検知内容に基づく検知信号Kを、基本パルス
発振回路14-5にフィ−ドバックする検知回路76を、
さらに備えたものである。
【0111】ここで、検知信号Kは、昇圧電圧VPPの
レベルが所定値よりも低い時、基本パルスQ0〜Qnの
周波数を高め、昇圧電圧VPPのレベルが所定値に達し
た時、基本パルスQ0〜Qnの周波数を低める働きを持
つ。
【0112】次に、発振回路14-5について説明する。
図22は、図21に示す発振回路14-5の回路図である。図
22に示すように、発振回路14-5は、第1入力にリセッ
ト信号RESET が入力されるNANDゲ−ト78、NAN
Dゲ−ト78の出力〜NANDゲ−ト78の第2入力間
に、インバ−タ82-1〜82-4とゲ−ト回路80-1〜8
0-5とを、交互に直列に接続した回路より構成されてい
る。
【0113】次に、ゲ−ト回路80-1〜80-5について
説明する。図23は、図22に示すゲ−ト回路80-1〜80
-5の回路図である。図23に示すように、ゲ−ト回路80
-1〜80-5は、NMOSとPMOSとでなるトランスフ
ァゲ−ト84-1〜84-3を含む。トランスファゲ−ト8
4-1は、トランスファゲ−ト84-2と直列に接続される
ともに、これらトランスファゲ−ト84-1と84-2と
は、入力と出力との間に直列に挿設される。トランスフ
ァゲ−ト84-3は、入力と出力との間に、トランスファ
ゲ−ト84-1および84-2に対して並列に挿設される。
検知信号Kは、トランスファゲ−ト84-1のNMOSの
ゲ−ト、トランスファゲ−ト84-2のNMOSのゲ−
ト、並びにトランスファゲ−ト84-3のPMOSのゲ−
トに入力される。また、検知信号Kは、インバ−タ86
-1を介してから、トランスファゲ−ト84-1のPMOS
のゲ−ト、トランスファゲ−ト84-2のPMOSのゲ−
ト、並びにトランスファゲ−ト84-3のNMOSのゲ−
トに入力される。
【0114】図22に示されるゲ−ト回路80-1では、そ
の入力信号INがNANDゲ−ト78の出力であり、一
方、その出力信号OUT をインバ−タ82-1の入力に供給
する。以下、同様にゲ−ト回路80-2における入力信号
INはインバ−タ82-1の出力であり、その出力信号OUT
をインバ−タ82-2の入力に供給し、…、ゲ−ト回路8
0-5における入力信号INはインバ−タ82-4の出力であ
り、その出力信号OUT を基本パルスQ0とするととも
に、NANDゲ−ト78の第2入力に供給する。
【0115】上記の構成を有する発振回路14-5である
と、検知信号Kが“L”レベルの時、トランスファゲ−
ト84-3が導通するため、短周期(高周波数)で基本パ
ルスQ0を発振し、一方、検知信号Kが“H”レベルの
時、トランスファゲ−ト84-1および84-2の二つが導
通するため、長周期(低高周波数)で基本パルスQ0を
発振する。
【0116】次に、検知回路76について説明する。図
24は、図21に示す検知回路76の回路図である。図24に
示すように、ドレインとゲ−トとを短絡したNMOS8
8-1〜88-4が直列に接続され、その一端となるNMO
S88-1のドレインは、さらに電圧VPPが印加される
昇圧線90に接続される。また、その他端となるNMO
S88-4のソ−スは、デプレッション型のNMOS92
-1のドレインに接続される。NMOS92-2のソ−ス
は、デプレッション型のNMOS92-2のドレインに接
続される。NMOS92-1とNMOS92-2との相互接
続点は、インバ−タ94-1の入力に接続され、その出力
はインバ−タ94-2の入力に接続される。インバ−タ9
4-2の出力は、検知信号Kとなる。
【0117】上記の構成を有する検知回路76である
と、昇圧線90の電位が所定のレベル以下の時、“L”
レベルの検知信号Kを出力する。そして、上記の発振回
路14-5から基本パルスQ0を短周期(高周波数)で発
振させる。
【0118】また、昇圧線90の電位が所定のレベルに
達した時、検知回路76は、“H”レベルの検知信号K
を出力する。そして、上記の発振回路14-5から基本パ
ルスQ0を長周期(低周波数)で発振させる。
【0119】次に、第5の実施例に関わる半導体回路装
置の動作について説明する。図25(a)は、第5の実施
例に関わる半導体回路装置が具備する駆動回路の入力波
形、出力波形を示す波形図である。
【0120】図25(a)に示すように、検知信号Kが
“L”レベルの間、基本パルスQ0は高い周波数で出力
される。基本パルスQ0が高周波の間、パルス信号φ
1、φ2も高い周波数で出力され、チャ−ジポンプ回路
が高周波のパルス信号で駆動される。
【0121】さらにチャ−ジポンプ回路の出力電圧VP
Pが所定の電位レベルに達すると、検知信号Kは“H”
レベルとなり、そして、基本パルスQ0の周波数が低く
される。基本パルスQ0が低周波の間、パルス信号φ
1、φ2が低い周波数で出力され、チャ−ジポンプ回路
は低周波のパルス信号で駆動される。
【0122】上記のように、この発明に係わる半導体回
路装置では、基本パルスQ0の周波数を変化させても、
パルス信号φ1、φ2の動作タイミングの比率が変化し
ないため、基本パルスQ0が高周波、あるいは低周波い
ずれの期間においても、チャ−ジポンプ回路が誤動作す
ることはない。
【0123】尚、基本パルスQ0の周波数を高め、駆動
用のパルス信号φ1、φ2の周波数を高めることによる
利点は、チャ−ジポンプ回路の昇圧能力が向上すること
である。即ち、チャ−ジポンプ回路を、高周波のパルス
信号で駆動させることによって、出力電圧VPPが所定
の電位レベルに達するまでの時間tを短縮でき、装置の
動作の高速化に寄与する。
【0124】さらに、出力電圧VPPが所定の電位レベ
ルに達した後、基本パルスQ0の周波数を低め、パルス
信号φ1、φ2の周波数を低めることによる利点は、消
費電力が低減することである。
【0125】このようにパルス信号φ1、φ2の周波数
を、上記のようなタイミングで適宜、調節することによ
って、動作の高速化と、消費電力の低減化とを、同時に
達成することができる。
【0126】尚、図25(b)に、パルス信号φ1、φ2
の周波数を変化させない場合の波形図を、比較例として
示しておく。上記各実施例により説明した、この発明に
よれば、チャ−ジポンプ回路12を駆動するための複数
のパルス信号φ1〜φnを、カウンタ回路が用いられた
駆動回路10により生成する。
【0127】例えば第1、第2の実施例により説明した
回路装置では、パルス信号生成回路16-1〜16-2にカ
ウンタ回路を用いる。そして、生成回路16-1〜16-2
はそれぞれ、基本パルス発振回路14により発せられた
基本パルスQ0をカウントし、カウントすることにより
得られた信号を論理合成して、パルス信号φ1〜φnを
得る。このため、基本パルスQ0の周波数が変化して
も、パルス信号φ1〜φnの動作タイミングは、常に一
定の比率が維持される。
【0128】また、パルス信号φ1〜φnを、発振回路
14により発せられた基本パルスQ0をカウントするこ
とで得るために、電源電圧や温度、および半導体装置の
製造の際の加工のばらつきによる依存性を、発振回路1
4のそれにほぼ等しくでき、パルス信号φ1〜φnのマ
ッチングがくずれ、チャ−ジポンプ回路が正常に動作し
なくなる、という事態をも回避できる。
【0129】また、例えば第3の実施例により説明した
回路装置では、入力パルスCLKの供給を受ける基本パ
ルス発振回路14-3にカウンタ回路を用いている。この
ようにしても、上記と同様な効果を得ることができる。
【0130】さらに、例えば第4の実施例により説明し
た回路装置では、基本パルス発振回路14-4、およびパ
ルス信号生成回路16-4にそれぞれ、カウンタ回路を用
いている。このようにしても、上記と同様な効果を得る
ことができる。
【0131】また、第1〜第4の実施例により説明した
回路装置では、基本パルスQ0〜Qnや、入力パルスC
LKの周波数が変化しても誤動作しないことから、例え
ば第5の実施例のように出力電圧のレベルを検知し、検
知した出力電圧のレベルに応じて駆動回路10-5が発す
るパルス信号φ1〜φnの周波数を変化させることが可
能となる。
【0132】そして、第5の実施例により説明した回路
装置では、検知した出力電圧のレベルに応じて駆動回路
10-5が発するパルス信号φ1〜φnの周波数を変化さ
せることで、動作の高速化と、消費電力の低減化とを、
同時に達成することができる。
【0133】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、条件が変化しても、正常なパルス信号を発生できる
回路を備えた半導体回路装置、およびパルス生成方法を
提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はこの発明の第1の実施例に関わる半導体
回路装置が具備する駆動回路の回路図。
【図2】図2は図1に示すカウンタ回路の回路図。
【図3】図3はこの発明の第1の実施例に関わる半導体
回路装置の概略構成を示すブロック図。
【図4】図4は四相パルスで駆動されるチャ−ジポンプ
回路の一例を示す回路図。
【図5】図5は図1に示す生成回路の動作を表す波形
図。
【図6】図6はこの発明の効果を説明するための図で、
(a)は基本パルスが長周期となった場合の波形図、
(b)は基本パルスが短周期となった場合の波形図。
【図7】図7はこの発明の第2の実施例に関わる半導体
回路装置を説明するための図で、(a)図はその概略構
成を示すブロック図、(b)図は(a)図に示す駆動回
路の回路図。
【図8】図8は図7(b)に示すゲ−ト回路を説明する
ための図で、(a)図はゲ−ト回路40-1〜40-5の回
路図、(b)図はゲ−ト回路42-1の回路図。
【図9】図9は図7(b)に示す生成回路の動作を表す
波形図。
【図10】図10は二相パルスで駆動されるチャ−ジポン
プ回路の一例を示す回路図。
【図11】図11はこの発明の第3の実施例に関わる半導
体回路装置を説明するための図で、(a)図はその概略
構成を示すブロック図、(b)図は(a)図に示す駆動
回路の基本構成を示すブロック図。
【図12】図12は図11(b)に示す発振回路の回路図。
【図13】図13は図11(b)に示す生成回路の回路図。
【図14】図14は図11(b)に示す発振回路の動作を表
す波形図。
【図15】図15は図11(b)に示す生成回路の動作を表
す波形図。
【図16】図16は六相パルスで駆動されるチャ−ジポン
プ回路の一例を示す回路図。
【図17】図17はこの発明の第4の実施例に関わる半導
体回路装置が具備する発振回路の回路図。
【図18】図18はこの発明の第4の実施例に関わる半導
体回路装置が具備する生成回路の回路図。
【図19】図19は図17に示す発振回路の動作を表す波形
図。
【図20】図20はこの発明に関わる半導体回路装置を搭
載した不揮発性半導体メモリの一例を示すブロック図。
【図21】図21はこの発明の第5の実施例に関わる半導
体回路装置の概略構成を示すブロック図。
【図22】図22は図21に示す発振回路の回路図。
【図23】図23は図22に示すゲ−ト回路の回路図。
【図24】図24は図21に示す検知回路の回路図。
【図25】図25はこの発明の第5の実施例に関わる半導
体回路装置の動作を説明するための図で、(a)図は第
5の実施例に関わる半導体回路装置の波形図、(b)は
比較例で基本パルスの周波数を変化させない場合の波形
図。
【図26】図26は従来の半導体回路装置のブロック図。
【図27】図27は図26に示す駆動回路の回路図。
【図28】図28は図27に示す生成回路の動作を表す波形
図。
【図29】図29はパルス信号のマッチングのくずれの一
例を示す図で、(a)は基本パルスが長周期となった場
合の波形図、(b)は基本パルスが短周期となった場合
の波形図、(c)は基本パルスが極短周期となった場合
の波形図。
【符号の説明】
10,10-1〜10-3…駆動回路、12,12-1〜12
-3…チャ−ジポンプ回路、14,14-1〜14-5…基本
パルス発振回路、16,16-1〜16-5…パルス信号生
成回路、18-1〜18-6…バイナリカウンタ、40-1〜
40-18 …ゲ−ト回路、42-1〜42-3…ゲ−ト回路、
76…検知回路、80-1〜80-5…ゲ−ト回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 番場 博則 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝研究開発センター内 (72)発明者 大平 秀子 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝研究開発センター内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力信号に基いて、互いに位相の異なる
    複数のパルス信号を生成する生成手段と、 前記複数のパルス信号によって駆動される昇圧手段とを
    具備し、 前記生成手段を、前記入力信号をカウントし、このカウ
    ント内容に基いて前記複数のパルス信号を生成するよう
    に構成したことを特徴とする半導体回路装置。
  2. 【請求項2】 発振回路からの発振出力をカウントする
    ことによって、互いに位相の異なる複数のパルスを、パ
    ルス幅が一定の比率を維持するように生成することを特
    徴とするパルスの生成方法。
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