JP3643385B2 - 半導体回路装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は半導体回路装置に係わり、特にチャージポンプ回路を駆動させるためのパルス信号を生成するパルス信号生成回路を有する半導体回路装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、電位を正に昇圧する、あるいは負に昇圧する回路装置として、チャ−ジポンプ回路が良く知られている。チャ−ジポンプ回路は、EEPROM等に用いられており、例えば電源電圧VCCよりも高い、正のある電圧VPP、あるいは接地電位VSSよりも低い、負のある電圧VBBの生成等に使用されている。
【0003】
通常、チャ−ジポンプ回路は、互いに位相の異なったパルス信号により、駆動される。
図26は、そのようなパルス信号を発生して、チャ−ジポンプ回路を駆動させる駆動回路の従来例を示すブロック図である。
【0004】
図26に示すように、駆動回路100には初期動作を与えるリセット信号RESET が入力される。駆動回路100はリセット信号RESET を受け、二相のパルス信号φ1、φ2を出力する。これらのパルス信号φ1、φ2は、チャ−ジポンプ回路102に入力される。チャ−ジポンプ回路102は、パルス信号φ1、φ2を受け、電源電圧VCCを、電源電圧VCCよりも高い、正のある電圧VPPに昇圧する。
【0005】
図27は、図26に示す駆動回路の回路図である。
駆動回路100は、基本パルス発振回路104、パルス信号生成回路106とから構成される。生成回路106は、遅延回路108、および論理を合成するための各種の論理ゲ−トから構成される。
【0006】
まず、発振回路104は、リセット信号RESET を受けることにより、基本パルスQを発生する。この基本パルスQは生成回路106に入力される。基本パルスQは、生成回路106内で、NANDゲ−ト110の第1入力、およびNORゲ−ト112の第1入力に直接に入力される。また、遅延回路108を介して、NANDゲ−ト110の第2入力、およびNORゲ−ト112の第2入力に入力される。NORゲ−ト112の出力は、第1パルスφ1となり、NANDゲ−ト110の出力はインバ−タ114を介してから、第2パルスφ2となる。
【0007】
図28は、図27に示す生成回路106の入力波形、および出力波形を示す波形図である。
図28に示すように、基本パルスQが“L”レベルから“H”レベルとなった時刻(本明細書では、以下、立ち上がりという)に、第1パルスφ1が“H”レベルから“L”レベル(本明細書では、以下、立ち下がりという)となる。この時刻から所定時間τだけ遅れて、第2パルスφ2が立ち上がる。第2パルスφ2は、基本パルスQが立ち下がった時刻に立ち下がる。この時刻から所定時間τだけ遅れて、第1パルスφ1が立ち上がり、第1パルスφ1は、基本パルスQが立ち上がる時刻に立ち下がる。
【0008】
ところで、半導体集積回路では、集積回路を構成するトランジスタや抵抗、およびキャパシタといった各素子の特性に、電源電圧や温度、および製造中の加工ばらつきによる依存性がある。このため、各素子の組み合わせ構成によっては、上記依存性による回路特性に、差が生ずる。
【0009】
図27に示すような駆動回路100では、パルス信号φ1、φ2を生成するために、発振回路104、遅延回路108を組み合わせている。特に遅延回路108は、直列に接続されたインバ−タ116、118から構成される。発振回路104における上記依存性と、遅延回路108のそれとには違いがある。この違いにより、回路特性に影響を及ぼす度合いにはそれぞれ、差が生じている。結果、発振回路104と遅延回路108とによって生成される各パルス信号のマッチングがくずれやすい。
【0010】
図29(a)〜(c)は、パルス信号のマッチングのくずれの一例を示す図である。
図29(a)は、基本パルスQの周期Tが長くなった(周波数が低くなった)例を示している。この時には、パルスφ1、φ2の“H”レベル出力期間が長くなり、一方、遅延時間τは相対的に短くなる。このため、遅延時間にマ−ジンがなくなり、他の回路の特性変動、例えば論理合成のためのゲ−ト特性の変動等を加味すると、パルスφ1、φ2が互いにオ−バ−ラップすることも考えられる。パルスφ1、φ2が互いにオ−バ−ラップすると、チャ−ジポンプ回路102の電荷転送効率が低下する。
【0011】
また、パルスφ1、φ2が互いにオ−バ−ラップしなくても、発振回路104の周波数の低下に伴って、パルスφ1、φ2の周波数も低くなるため、チャ−ジポンプ回路102の動作が緩慢となり、昇圧能力が低下する。この問題を解消するには、チャ−ジポンプ回路102のキャパシタの容量を大きくしておけばよいが、それは回路パタ−ンの面積増大を招き、集積度を低下させる。
【0012】
図29(b)は基本パルスQの周期Tが短くなった(周波数が高くなった)例を示している。この時には、上記と逆にパルスφ1、φ2の“H”レベル出力期間が短くなり、一方、遅延時間τは相対的に長くなる。基本パルスQの周波数がさらに高くなり、遅延時間τが基本パルスQの半周期以上となると、図29(c)に示すように、生成回路106が、パルスφ1、φ2をほとんど発しなくなる。
【0013】
以上のように、従来の駆動回路装置を備えた半導体回路装置では、条件の変化により、パルス信号のマッチングがくずれ、目的と異なるパルス波形パタ−ンが発生し、チャ−ジポンプ回路102が正常に動作しなくなる、という問題を抱えている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
この発明は上記の点に鑑み為されたもので、その目的は、条件が変化しても、正常なパルス信号を生成できるパルス信号生成回路を備え、チャージポンプ回路を正常に動作させることができる半導体回路装置を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、この発明に係る半導体回路装置は、基本パルスを発振する基本パルス発振回路と、前記基本パルスを受け、互いに位相の異なる複数のパルス信号を生成するパルス信号生成回路と、前記互いに位相の異なる複数のパルス信号により直接駆動されるキャパシタを有し、ある電位を、このある電位とは異なる電位に変換するチャージポンプ回路とを具備し、前記チャージポンプ回路は、複数の転送段と、これら転送段各々に一方電極を接続し、前記互いに位相が異なる複数のパルス信号の一つを他方電極に直接に受ける複数のキャパシタを有し、前記互いに位相が異なる複数のパルス信号を用いて、前記複数の転送段に容量結合を生じさせながらチャージを転送し、前記ある電位を、このある電位とは異なる電位に変換し、前記パルス信号生成回路、論理ゲート回路とカウンタ回路とを含んで構成され、前記カウンタ回路により、前記基本パルスをカウントして前記基本パルスとは周期の異なるパルスを発生させ、前記周期の異なるパルスと前記基本パルス、又は前記周期の異なるパルスどうしを論理ゲート回路により論理合成し、前記互いに位相が異なる複数のパルス信号を生成することを特徴とする。
【0017】
【作用】
上記半導体回路装置では、互いに位相の異なる複数のパルス信号を生成するためにパルス信号生成回路内で使用される基本パルスとは周期の異なるパルスを、基本パルスをカウンタ回路によりカウントして発生させるようにした。このようにして発生させたパルスは、基本パルスのカウント数に応じて発生されるから、基本パルスの周波数が変化した場合でも、基本パルスの周波数の変化分と同じ比率で変化する。このため、条件が変化、即ち、基本パルスの周波数が変化しても、パルス信号生成回路は、正常なパルス信号を生成できる。
【0019】
従って、条件が変化しても、従来のようにパルス信号のマッチングがくずれ、目的と異なるパルス波形パタ−ンが発生したりせず、常に正常なパルスを発することができる。
【0020】
【実施例】
以下、図面を参照してこの発明を実施例により説明する。この説明において全図にわたり共通の部分には共通の参照符号を付すことで重複する説明を避けることにする。
【0021】
図1は、この発明の第1の実施例に関わる半導体回路装置が具備する駆動回路の構成を示す回路図、図2は、図1に示すカウンタ回路の構成を示す回路図、図3は、この発明の第1の実施例に関わる半導体回路装置の概略的な構成を示すブロック図である。
【0022】
まず、第1の実施例に関わる半導体回路装置の概略構成から説明する。
図3に示すように、駆動回路10-1には初期動作を与えるリセット信号RESET が入力される。駆動回路10-1はリセット信号RESET を受け、四相のパルス信号φ1、φ2、φ3、およびφ4を出力する。これらのパルス信号φ1〜φ4は、チャ−ジポンプ回路12-1に入力される。チャ−ジポンプ回路12-1は、パルス信号φ1〜φ4を受け、電源電圧VCCを、この電源電圧VCCよりも高いある電圧VPPに昇圧する。
【0023】
次に、第1の実施例に関わる半導体回路装置が具備する駆動回路10-1について説明する。
図1に示すように、駆動回路10-1は、基本パルス発振回路14-1、パルス信号生成回路16-1とから構成される。そして、生成回路16-1は、バイナリカウンタ回路18-1、18-2、18-3、および論理を合成するための各種論理ゲ−トとから構成される。
【0024】
まず、発振回路14-1は、リセット信号RESET を受けることにより、第1基本パルスQ0、および第2基本パルスQ1を発生する。第1基本パルスQ0の周期と第2基本パルスQ1の周期Tとは互いに同じであり、また、第2基本パルスQ1は、第1基本パルスQ0に対して四分の一周期だけ遅れる。
【0025】
第1基本パルスQ0は、第1バイナリカウンタ18-1に入力される。第1バイナリカウンタ18-1の出力はインバ−タ20-1の入力に接続され、インバ−タ20-1の出力はNANDゲ−ト22-1の第1の入力に接続されるとともに、NORゲ−ト24-1の第1入力、およびNORゲ−ト24-2の第1入力に接続される。NORゲ−ト24-1の出力は第4パルス信号φ4となり、NORゲ−ト24-2の出力は第3パルス信号φ3となる。
【0026】
第2基本パルスQ1は、第2バイナリカウンタ18-2に入力されるとともに、インバ−タ20-2の入力、およびNANDゲ−ト22-2の第1入力に入力される。インバ−タ20-2の出力は、NANDゲ−ト22-1の第2入力に接続される。NANDゲ−ト22-1の出力は、NANDゲ−ト22-3の第1入力に接続されるとともに、NANDゲ−ト22-4の第1入力に接続される。
【0027】
第2バイナリカウンタ18-2の出力はNANDゲ−ト22-2の第2入力に接続される。NANDゲ−ト22-2の出力はインバ−タ20-3の入力に接続され、インバ−タ20-3の出力は第3バイナリカウンタ18-3の入力に接続される。第3バイナリカウンタの出力はNANDゲ−ト22-3の第2入力に接続されるとともに、インバ−タ20-4の入力に接続される。インバ−タ20-4の出力はNANDゲ−ト22-4の第2入力に接続される。
【0028】
NANDゲ−ト22-3の出力は、第1パルス信号φ1となるとともに、NORゲ−ト24-1の第2入力に接続される。
また、NANDゲ−ト22-4の出力は、第2パルス信号φ2となるとともに、NORゲ−ト24-2の第2入力に接続される。
【0029】
次に、バイナリカウンタ18-1〜18-3の構成について説明する。
図2に示すように、バイナリカウンタは、入力信号INをクロック信号としてオン/オフするクロックドインバ−タ26-1、26-2、26-3、および26-4を含む。クロックドインバ−タ26-1と26-4は同相のクロックで駆動され、一方、クロックドインバ−タ26-2と26-3は逆相のクロックで駆動される。
【0030】
クロックドインバ−タ26-1の出力は、通常構成のインバ−タ28-1の入力に接続されるとともに、クロックドインバ−タ26-3の入力に接続される。インバ−タ28-1の出力はクロックドインバ−タ26-2の入力に接続され、クロックドインバ−タ26-2の出力はクロックドインバ−タ26-3の入力に接続される。
【0031】
クロックドインバ−タ26-3の出力は、通常構成のインバ−タ28-2の入力に接続されるとともに、通常構成のインバ−タ28-3の入力に接続される。インバ−タ28-2の出力はクロックドインバ−タ26-4の入力に接続されるともに、クロックドインバ−タ26-1の入力に接続される。クロックドインバ−タ26-4の出力は、通常構成のインバ−タ28-3の入力に接続される。インバ−タ28-3の出力は出力信号OUT となる。
【0032】
図1に示される第1バイナリカウンタ18-1では入力信号INが第1基本パルスQ0であり、その出力信号OUT をインバ−タ20-1に供給する。同様に第2バイナリカウンタ18-2では入力信号INが第2基本パルスQ1である。そして、その出力信号OUT をNANDゲ−ト22-2に供給する。第3バイナリカウンタ18-3では入力信号INがインバ−タ20-3の出力であり、その出力信号OUT をNANDゲ−ト22-3の第2入力に供給するとともに、インバ−タ20-4に供給する。
【0033】
尚、図2に示すバイナリカウンタには、その初期動作を与えるための回路を付加しても良い。
図2に示すバイナリカウンタの動作の概要は、入力信号INが立ち下がる時刻に、出力信号OUT が立ち下がる、あるいは立ち上がる。しかし、入力信号INが立ち上がる時刻には、出力信号OUT が変化しないものである。
【0034】
次に、図1に示すパルス信号生成回路16-1の動作について説明する。
図5は、図1に示す生成回路16-1の入力波形、および出力波形を示す波形図である。
【0035】
図5において、参照符号Tは、第1基本パルスQ0、あるいは第2基本パルスQ1の周期を表している。期間τ1は、第1パルス信号φ1の立ち上がりから第2パルス信号φ2の立ち下がりまで、および第2パルス信号φ2の立ち上がりから第1パルス信号φ1の立ち下がりまでの期間を示している。
【0036】
同様に期間τ2は、第2パルス信号φ2の立ち下がりから第3パルス信号φ3の立ち上がりまで、および第3パルス信号φ3の立ち下がりから第2パルス信号φ2の立ち上がりまでの期間を示している。また、期間τ2は、第1パルス信号φ1の立ち下がりから第4パルス信号φ4の立ち上がりまで、および第4パルス信号φ4の立ち下がりから第1パルス信号φ1の立ち上がりまでの期間でもある。
【0037】
期間τ3は、第3パルス信号φ3、および第4パルス信号φ4が“H”レベルとなっている期間を示している。
図1に示す生成回路16-1の構成であると、期間τ1、期間τ2、及び期間τ3の比が(1)式のように設定される。
【0038】
τ1 : τ2 : τ3 = 2 : 1 : 4 … (1)
図6(a)に、第1基本パルスQ0および第2基本パルスQ1の周期Tが長くなった(周波数が低くなった)例を示し、図6(b)に、第1基本パルスQ0および第2基本パルスQ1の周期Tが短くなった(周波数が高くなった)例を示す。
【0039】
この発明の第1の実施例に関わる半導体回路装置によれば、パルス信号φ1〜φ4を生成するために、生成回路16 -1 内で使用される基本パルスとは周期の異なるパルスを、基本パルスをバイナリカウンタ回路18 -1 〜18 -3 によりカウントして発生させるようにした。このようにして発生させたパルスは、基本パルスのカウント数に応じて発生されるから、電源電圧VCCやトランジスタしきい値Vth、及び温度変化に対する依存性により、発振回路14 -1 から発振される基本パルスの周波数が変化しても、その変化分と同じ比率で変化する。
【0040】
従って、図6(a)、(b)に示すように、基本パルスの周波数が変化しても、設定された期間τ1、期間τ2、及び期間τ3の比を、基本パルスの周波数の変化に係わらず、常に保つことができる。第1の実施例では、基本パルスQ0およびQ1の周波数変化に係わらず、τ1:τ2:τ3=2:1:4の関係を保つことができる。
【0041】
次に、チャ−ジポンプ回路について説明する。
図4は、四相パルスで駆動されるチャ−ジポンプ回路の一例を示す回路図である。
【0042】
図4に示すチャ−ジポンプ回路12-1は、昇圧の際に、MOSFETのしきい値電圧分の電圧降下をなくしたものである。
図4において、参照符号30-1〜30-4、参照符号32-1〜32-5はNMOSで、VCCは電源電圧、VPPは出力電圧である。また、参照符号34-1〜34-5、参照符号36-1〜36-4はキャパシタである。
【0043】
図4に示すチャ−ジポンプ回路12-1では、NMOS38-1〜38-4を加え、図5に示したような四相のパルス信号φ1〜φ4で駆動させることにより、電源電圧VCCが多少低下しても、所定の値の出力電圧を得られる。
【0044】
四相のパルス信号φ1〜φ4のうち、第1パルス信号φ1と第2パルス信号φ2、第3パルス信号φ3と第4パルス信号φ4はそれぞれ、互いに半周期ずつずれるように発生されており、これらをチャ−ジポンプ回路12-1の転送段の一段おきに入力する。このような動作タイミングを用いることにより、チャ−ジポンプ回路の転送効率が高くなり、昇圧時間の短縮を図ることができる。
【0045】
また、この種のチャ−ジポンプ回路では、第1パルス信号φ1の“H”レベルと第4パルス信号φ4の“H”レベルとが重ならないことが望ましく、同様に第2パルス信号φ2の“H”レベルと第3パルス信号φ3の“H”レベルとが重ならないことが望ましい。
【0046】
この点、第1の実施例では、上述したように、パルス信号生成回路16 -1 内で使用される基本パルスとは周期の異なるパルスは、基本パルスの周波数が変化した場合に、その変化分と同じ比率で変化するから、パルス信号が上記のように重なることがなく、常に正常なパルス信号を発生できる。
【0047】
次に、この発明の第2の実施例に関わる半導体回路装置について説明する。
図7は、この発明の第2の実施例に関わる半導体回路装置を示す図で、(a)図は概略的な構成を示すブロック図、(b)図は(a)図に示す駆動回路の構成を示す回路図である。
【0048】
図7(a)に示すように、駆動回路10-2には初期動作を与えるリセット信号RESET が入力される。駆動回路10-2はリセット信号RESET を受け、二相のパルス信号φ1、φ2を出力する。これらのパルス信号φ1、φ2は、チャ−ジポンプ回路12-2に入力される。チャ−ジポンプ回路12-2は、パルス信号φ1、φ2を受け、電源電圧VCCを、この電源電圧VCCよりも高いある電圧VPPに昇圧する。
【0049】
次に、駆動回路10-2について説明する。
図7(b)に示すように、駆動回路10-2は、基本パルス発振回路14-2、パルス信号生成回路16-2とから構成される。そして、生成回路16-2は、複数のゲ−ト回路40-1〜40-5、並びにゲ−ト回路42-1が直列に接続され、かつゲ−ト回路42-1の出力をゲ−ト回路40-1の入力に接続することによってカウンタ回路を構成している。
【0050】
ゲ−ト回路40-1〜40-5、並びに42-1のゲ−トにはそれぞれ、基本パルスQ0が供給される。第1パルス信号φ1は、ゲ−ト回路40-1の出力とゲ−ト回路40-2の入力との相互接続点から抽出され、第2パルス信号φ2は、ゲ−ト回路40-4の出力と40-5の入力との相互接続点から抽出される。
【0051】
図8は、図7(b)に示すゲ−ト回路の回路図で、(a)図はゲ−ト回路40-1〜40-5の回路図、(b)図はゲ−ト回路42の回路図である。
図8(a)に示すように、ゲ−ト回路40-1〜40-5は、その入力とその出力との間に、NMOSとPMOSとから成るトランスファゲ−ト44-1〜44-4を、所定の数だけ直列接続することによって構成されている。基本パルスQ0は、トランスファゲ−ト44-1のNMOSのゲ−ト、トランスファゲ−ト44-2のPMOSのゲ−ト、トランスファゲ−ト44-3のPMOSのゲ−ト、トランスファゲ−ト44-4のNMOSのゲ−トに入力される。さらに基本パルスQ0は、インバ−タの46を介して、トランスファゲ−ト44-1のPMOSのゲ−ト、トランスファゲ−ト44-2のNMOSのゲ−ト、トランスファゲ−ト44-3のNMOSのゲ−ト、トランスファゲ−ト44-4のPMOSのゲ−トに入力される。
【0052】
第1出力信号OUT1はトランスファゲ−ト44-4の出力から抽出され、第2出力信号OUT2はトランスファゲ−ト44-2の出力から抽出される。
このような構成であると、パルス状の入力信号INに対し、タイミングが半周期遅れたパルス状の第1出力信号OUT1と、タイミングが一周期遅れたパルス状の第2出力信号OUT2とが得られる。
【0053】
尚、パルス状の入力信号INおよび出力信号OUT1、OUT2のパルス幅(“H”レベルである期間)はそれぞれ、基本パルスQ0の1周期となる。
NANDゲ−ト48-1とインバ−タ50-1とで構成される回路、およびNANDゲ−ト48-2とインバ−タ50-2とで構成される回路はそれぞれ、ゲ−ト回路40-1〜40-5に初期動作を与える回路であり、この回路にはリセット信号RESET が供給される。
【0054】
ゲ−ト回路42-1は、図8(b)に示すように、基本的にゲ−ト回路40-1〜40-5と同一の構成である。相違点は、NANDゲ−ト48-1とインバ−タ50-1とで構成される回路、およびNANDゲ−ト48-2とインバ−タ50-2とで構成される回路の接続状態である。即ち、初期動作を与える回路が異なっている。
【0055】
尚、図7(b)に示す生成回路16-2では、ゲ−ト回路40-1〜40-5、42-1における出力は、いずれも第1出力OUT1であり、これを次段のゲ−ト回路に接続している。そして、第2出力OUT2は、この例では使用しない。
【0056】
次に、図7(b)に示すパルス信号生成回路16-2の動作について説明する。
図9は、図7(b)に示す生成回路16-2の入力波形、および出力波形を示す図である。
【0057】
図9に示す期間τ4は、第1パルス信号φ1の立ち下がりから第2パルス信号φ2の立ち上がりまでの期間、および第2パルス信号φ2の立ち下がりから第1パルス信号φ1の立ち上がりまでの期間(図示せず)を示している。
【0058】
図7(b)に示す生成回路16-2の構成であると、期間τ4と期間τ5との比が(2)式のように設定される。
【0059】
τ4 : τ5 = 2 : 1 … (2)
第2の実施例においても、第1の実施例と同様に、基本パルスQ0の周期Tが変化しても、上記τ4:τ5=2:1の関係を保つことができる。
【0060】
また、電源電圧VCCやトランジスタしきい値Vth、および温度変化に対する依存性を、基本パルス発振回路14-2と、パルス信号生成回路16-2とで、ほぼ等しくすることができるため、第1パルス信号φ1と第2パルス信号φ2とが互いに重ならず、常にマッチングのとれたパルス信号を得ることができる。
【0061】
次に、チャ−ジポンプ回路について説明する。
図10は、二相パルスで駆動されるチャ−ジポンプ回路の一例を示す回路図である。
【0062】
図10において、参照符号52-1〜52-5はNMOSで、参照符号VCCは電源電圧、参照符号VPPは出力電圧である。また、参照符号54-1〜54-5はキャパシタである。
【0063】
図10に示すチャ−ジポンプ回路12-2では、NMOS52-2、52-4を第1パルス信号φ1で駆動させ、NMOS52-3、52-5を第2パルス信号φ2で駆動させることにより、電源電圧VCCを、電源電圧VCCよりも高い、正のある電圧VPPまで昇圧する。
【0064】
次に、この発明の第3の実施例に関わる半導体回路装置について説明する。
第3の実施例においては、チャ−ジポンプ回路を駆動させ、接地電位VSSよりも低い、負のある電圧VBBを生成する例を挙げて説明することにする。図16には、そのような降圧するチャ−ジポンプ回路の一例が示されている。図16に示されるチャ−ジポンプ回路は、例えばセルフ・サブバイアス回路等に用いられる。
【0065】
図11は、この発明の第3の実施例に関わる半導体回路装置を示す図で、(a)図は概略的な構成を示すブロック図、(b)図は(a)図中の駆動回路の基本構成を示すブロック図である。
【0066】
図11(a)に示すように、駆動回路10-3には、初期動作を与えるリセット信号RESET および入力パルスCLKが入力される。駆動回路10-3はリセット信号RESET および入力パルスCLKを受け、六相のパルス信号φ1〜φ6を出力する。パルス信号φ1〜φ6は、チャ−ジポンプ回路12-3に入力される。チャ−ジポンプ回路12-3は、パルス信号φ1〜φ6を受け、接地電位VSSを、負のある電圧VBBまで降圧する。
【0067】
第3の実施例に関わる装置では、駆動回路10-3の外部から入力パルスCLKを取り込むようにしている。この場合の入力パルスCLKは、例えばメモリ装置の動作タイミングを測るために生成される内部クロック等で代用することができる。また、入力パルスCLKは、駆動回路中に、新たな発振回路を付加し、第1、第2の実施例のように駆動回路中で、独自に生成するようにしても良い。
【0068】
次に、駆動回路10-3について説明する。
図11(b)に示すように、駆動回路10-3は、基本パルス発振回路14-3、パルス信号生成回路16-3とから構成される。
【0069】
次に、発振回路14-3について説明する。
図12は、図11(b)に示す発振回路14-3の回路図である。
図12に示すように、発振回路14-3は、ゲ−ト回路40-6〜40-14 、並びに42-2が直列に接続され、かつゲ−ト回路42-2の出力をゲ−ト回路40-6の入力に接続されて構成されている。これによって、発振回路14-3はカウンタ回路を構成している。
【0070】
尚、ゲ−ト回路40-6〜40-14 の回路構成は、図8(a)に示したゲ−ト回路と同じであり、また、ゲ−ト回路42-2の回路構成は、図8(b)に示したゲ−ト回路と同じである。
【0071】
ゲ−ト回路40-6〜40-14 、並びに42-2のゲ−トにはそれぞれ、入力パルスCLKが供給される。第1基本パルスQ0は、ゲ−ト回路40-6の第2出力OUT2より抽出され、第2基本パルスQ1は、ゲ−ト回路40-6の出力とゲ−ト40-7の入力との相互接続点(ゲ−ト回路40-6の第1出力OUT1)から抽出される。以下同様にして、第3基本パルスQ2はゲ−ト回路40-7の第2出力OUT2から、第4基本パルスQ3はゲ−ト回路40-7の第1出力OUT1から、第5基本パルスQ4はゲ−ト回路40-8の第2出力OUT2から、第6基本パルスQ5はゲ−ト回路40-8の第1出力OUT1から、…、第19基本パルスQ18はゲ−ト回路42-2の第2出力OUT2から、第20基本パルスQ19はゲ−ト回路42-2の第1出力OUT1からそれぞれ、抽出される。
【0072】
次に、図12に示す発振回路の動作について説明する。
図14は、図12に示す発振回路14-3の入力波形、および出力波形を示す図である。
【0073】
図14に示すように、発振回路14-3は、基本パルスQ0〜Q19をそれぞれ、入力パルスCLKに対して半周期ずつ遅れるようにして発振する。
次に、生成回路16-3について説明する。
【0074】
図13は、図11(b)に示す生成回路16-3の回路図である。
図13に示すように、生成回路16-3は、発振回路14-3から発振された基本パルスQ0〜Q19のうち、Q1、Q2、Q4、Q5、Q8、Q9、Q11、Q12、Q14、Q15、Q18、およびQ19の12本を受ける。
【0075】
まず、第10基本パルスQ9は、第1NORゲ−ト56-1の第1入力に入力される。第3基本パルスQ2は、第2NORゲ−ト56-2の第1入力に入力される。第2NORゲ−ト56-2の出力は、第1NORゲ−ト56-1の第2入力に接続される。第1NORゲ−ト56-1の出力は第2NORゲ−ト56-2の第2入力に接続されるとともに、第1インバ−タ58-1の入力に接続される。第1インバ−タ58-1の出力は第1パルス信号φ1となる。
【0076】
第5基本パルスQ4は、第3NORゲ−ト56-3の第1入力に入力される。第6基本パルスQ5は、第3NORゲ−ト56-3の第2入力に入力され、第3NORゲ−ト56-3の出力は第2パルス信号φ2となる。
【0077】
第2基本パルスQ1は、第4NORゲ−ト56-4の第1入力に入力される。第9基本パルスQ8は、第4NORゲ−ト56-4の第2入力に入力され、第4NORゲ−ト56-3の出力は第3パルス信号φ3となる。
【0078】
第20基本パルスQ19は、第5NORゲ−ト56-5の第1入力に入力される。第13基本パルスQ12は、第6NORゲ−ト56-6の第1入力に入力される。第6NORゲ−ト56-6の出力は、第5NORゲ−ト56-5の第2入力に接続される。第5NORゲ−ト56-5の出力は第6NORゲ−ト56-6の第2入力に接続されるとともに、第2インバ−タ58-2の入力に接続される。第2インバ−タ58-2の出力は第4パルス信号φ4となる。
【0079】
第15基本パルスQ14は、第7NORゲ−ト56-7の第1入力に入力される。第16基本パルスQ15は、第7NORゲ−ト56-7の第2入力に入力され、第7NORゲ−ト56-7の出力は第5パルス信号φ5となる。
【0080】
第12基本パルスQ11は、第8NORゲ−ト56-8の第1入力に入力される。第19基本パルスQ18は、第8NORゲ−ト56-8の第2入力に入力され、第8NORゲ−ト56-8の出力は第6パルス信号φ6となる。
【0081】
次に、図13に示す生成回路の動作について説明する。
図15は、図13に示す生成回路16-3の出力波形を示す図である。
図15に示す期間τ6は、第2パルスφ2が“L”レベルとなっている期間、あるいは第5パルスφ5が“L”レベルとなっている期間を示している。
【0082】
また、期間τ7は、第3パルスφ3の立ち上がりから第2パルスφ2の立ち下がりまでの期間、および第2パルスφ2の立ち上がりから第3パルスφ3の立ち下がりまでの期間を示している。さらに期間τ7は、第6パルスφ6の立ち上がりから第5パルスφ5の立ち下がりまでの期間、および第5パルスφ5の立ち上がりから第6パルスφ6の立ち下がりまでの期間を示している。
【0083】
また、期間τ8は、第1パルスφ1の立ち下がりから第3パルスφ3の立ち上がりまでの期間、および第3パルスφ2の立ち下がりから第1パルスφ1の立ち上がりまでの期間を示している。さらに期間τ8は、第4パルスφ4の立ち下がりから第6パルスφ6の立ち上がりまでの期間、および第6パルスφ6の立ち下がりから第4パルスφ4の立ち上がりまでの期間を示している。
【0084】
また、期間τ9は、第1パルスφ1の立ち上がりから第3パルスφ3の立ち上がりまでの期間、および第3パルスφ3の立ち下がりから第1パルスφ1の立ち下がりまでの期間を示している。さらに期間τ9は、第6パルスφ6の立ち下がりから第4パルスφ4の立ち下がりまでの期間、および第4パルスφ4の立ち上がりから第6パルスφ6の立ち上りまでの期間を示している。
【0085】
また、期間τ10は、第3パルスφ3の立ち上がりから第6パルスφ6の立ち下がりまでの期間、および第6パルスφ6の立ち上がりから第3パルスφ3の立ち下がりまでの期間を示している。
【0086】
第3の実施例においても、第1、第2の実施例と同様に、基本パルスの周期が変化しても、図15に示したような期間τ6〜τ10の比変化しない。
【0087】
次に、チャ−ジポンプ回路について説明する。
図16は、六相パルスで駆動されるチャ−ジポンプ回路の一例を示す回路図である。上述したように、図16に示されるチャ−ジポンプ回路は、負のある電圧VBBを生成するものである。
【0088】
図16において、参照符号60-1〜60-10 はPMOSで、参照符号VSSは接地電位、参照符号VBBは負の出力電圧である。また、参照符号62-1〜62-6はキャパシタである。
【0089】
尚、図16に示した回路状態で、接地電位VSSを、電源電圧VCCに置き換え、PMOS60-1〜60-10 を全てNMOSとし、図15に示したパルス信号φ1〜φ6の出力波形を全て逆相(“H”レベルの期間を全て“L”レベルの期間とし、一方、“L”レベルの期間を全て“H”レベルの期間とする)とすると、電源電圧VCCよりも高い、正のある出力電圧VPPが得られるチャ−ジポンプ回路となる。
【0090】
次に、この発明の第4の実施例に関わる半導体回路装置について説明する。
第4の実施例は、基本的に、第3の実施例に準ずるもので、その概略的な構成を示すブロックは、図11(a)および(b)により表すことができる。
【0091】
まず、基本パルス発振回路について説明する。
図17は、発振回路の回路図である。図17に示す発振回路14-4は、図11(b)に示す発振回路14-3のブロックに当てはめることができる。
【0092】
図17に示すように、発振回路14-4は、ゲ−ト回路40-15 〜40-18 、並びに42-3が直列に接続され、かつゲ−ト回路42-3の出力をゲ−ト回路40-15 の入力に接続されて構成される。これによって、発振回路14-4はカウンタ回路を構成する。
【0093】
尚、ゲ−ト回路40-15 〜40-18 の回路構成は、図8(a)に示した回路と同じであり、また、ゲ−ト回路42-3の回路構成は、図8(b)に示した回路と同じである。
【0094】
ゲ−ト回路40-15 〜40-18 、並びに42-3のゲ−トにはそれぞれ、入力パルスCLKが供給される。第1基本パルスQ0は、ゲ−ト回路40-15 の第2出力OUT2より抽出され、第2基本パルスQ1は、ゲ−ト回路40-15 の出力とゲ−ト回路40-16 の入力との相互接続点(ゲ−ト回路40-15 の第1出力OUT1)から抽出される。以下同様にして、第3基本パルスQ2はゲ−ト回路40-16 の第2出力OUT2から、第4基本パルスQ3はゲ−ト回路40-16 の第1出力OUT1から、第5基本パルスQ4はゲ−ト回路40-17 の第2出力OUT2から、第6基本パルスQ5はゲ−ト回路40-17 の第1出力OUT1から、…、第9基本パルスQ8はゲ−ト回路42-3の第2出力OUT2から、第10基本パルスQ9はゲ−ト回路42-3の第1出力OUT1からそれぞれ、抽出される。
【0095】
次に、図17に示す発振回路14-4の動作について説明する。
図19は、図17に示す発振回路14-4の入力波形、および出力波形を示す図である。
【0096】
図19に示すように、発振回路14-4は、基本パルスQ0〜Q9をそれぞれ、入力パルスCLKに対して半周期ずつ遅れるようにして発振する。
次に、パルス信号生成回路について説明する。
【0097】
図18は、生成回路の回路図である。図18に示す生成回路16-4は、図11(b)に示す生成回路16-3のブロックに当てはめることができる。
図18に示すように、生成回路16-3は、発振回路14-4から発振された基本パルスQ0〜Q9のうち、Q0、Q1、Q4、Q5、Q8およびQ9の6本を受ける。
【0098】
まず、第1基本パルスQ0は、第1NORゲ−ト64-1の第1入力に入力される。第10基本パルスQ9は、第1NORゲ−ト64-1の第2入力に入力される。第1NORゲ−ト64-1の出力は、第1NANDゲ−ト66-1の第1入力に接続されるとともに、第1バイナリカウンタ18-4の入力、および第2NANDゲ−ト66-2の第1入力に接続される。第1バイナリカウンタ18-4の出力は第1インバ−タ68-1の入力に接続されるとともに、第2NANDゲ−ト66-2の第2入力に接続される。第1インバ−タ68-1の出力は第1NANDゲ−ト66-1の第2入力に接続される。第1NANDゲ−ト66-1の出力は第1パルス信号φ1となるとともに、第3NANDゲ−ト66-3の第1入力に接続される。また、第2NANDゲ−ト66-2の出力は第4パルス信号φ4となるとともに、第4NANDゲ−ト66-4の第1入力に接続される。
【0099】
第5基本パルスQ4は、第2NORゲ−ト64-2の第1入力に入力される。第6基本パルスQ5は、第2NORゲ−ト64-2の第2入力に入力される。第2NORゲ−ト64-2の出力は第2インバ−タ68-2の入力に接続される。第2インバ−タ68-2の出力は第3NANDゲ−ト66-3の第2入力に接続されるとともに、第4NANDゲ−ト66-4の第2入力に接続される。第3NANDゲ−ト66-3の出力は第5パルス信号φ5となる。また、第4NANDゲ−ト66-4の出力は第2パルス信号φ2となる。
【0100】
第2基本パルスQ1は、第5NANDゲ−ト66-5の第1入力に接続されるとともに、第2バイナリカウンタ18-5の入力、および第6NANDゲ−ト66-6の第1入力に接続される。第2バイナリカウンタ18-5の出力は第3インバ−タ68-3の入力に接続されるとともに、第6NANDゲ−ト66-6の第2入力に接続される。第3インバ−タ68-3の出力は第5NANDゲ−ト66-5の第2入力に接続される。
【0101】
第9基本パルスQ8は、第7NANDゲ−ト66-7の第1入力に接続されるとともに、第3バイナリカウンタ18-6の入力、および第8NANDゲ−ト66-8の第1入力に接続される。第3バイナリカウンタ18-6の出力は第4インバ−タ68-4の入力に接続されるとともに、第8NANDゲ−ト66-8の第2入力に接続される。第4インバ−タ68-4の出力は第7NANDゲ−ト66-7の第2入力に接続される。
【0102】
第5NANDゲ−ト66-5の出力は、第9NANDゲ−ト66-9の第1入力に接続される。第6NANDゲ−ト66-6の出力は、第10NANDゲ−ト66-10 の第1入力に接続される。第7NANDゲ−ト66-7の出力は、第9NANDゲ−ト66-9の第2入力に接続される。第8NANDゲ−ト66-8の出力は、第10NANDゲ−ト66-10 の第2入力に接続される。
【0103】
第9NANDゲ−ト66-9の出力は、第5インバ−タ68-5の入力に接続される。第5インバ−タ68-5の出力は、第3パルス信号φ3となる。第10NANDゲ−ト66-10 の出力は、第6インバ−タ68-6の入力に接続される。第6インバ−タ68-6の出力は、第6パルス信号φ6となる。
【0104】
尚、バイナリカウンタ18-4〜18-6の回路構成は、図2に示したバイナリカウンタと同じである。
次に、図18に示す生成回路の動作について説明する。
【0105】
図18に示す生成回路16-4の出力波形は、基本的に、図13に示した生成回路16-3と同じであり、その概略的な出力波形は、図15により表すことができる。
第4の実施例においても、第1〜第3の実施例と同様に、基本パルスの周期が変化しても、図15に示したような期間τ6〜τ10の比変化しない。
【0106】
従って、第1パルス信号φ1と第4パルス信号φ4、第2パルス信号φ2と第3パルス信号φ3、第5パルス信号φ5と第6パルス信号φ6とが互いに重ならず、マッチングのとれたパルス信号を得ることができる。
【0107】
次に、この発明に係わる半導体回路装置を、EPROM、EEPROM、一括消去型EEPROM、NAND型EEPROM等の不揮発性半導体メモリに用いた例について説明する。
【0108】
図20は、この発明に係わる半導体回路装置を搭載した不揮発性半導体メモリの概略的な一構成を示すブロック図である。
図20に示すように、基本パルス発振回路14およびパルス信号生成回路16で構成された駆動回路10は、駆動用パルス信号φ1〜φnを、チャ−ジポンプ回路12に供給する。また、メモリセルアレイ70、カラムデコ−ダ72およびロウデコ−ダ74をそれぞれ主要な構成とするメモリ部が設けられている。チャ−ジポンプ回路12はパルス信号φ1〜φnを受けることにより駆動され、例えばロウデコ−ダ74に、昇圧電圧VPPを供給する。
【0109】
尚、図20に示すブロックは一例であって、その他、様々なブロック構成が可能である。
次に、この発明の第5の実施例に関わる半導体回路装置について説明する。
【0110】
図21は、この発明の第5の実施例に関わる半導体回路装置の概略的な構成を示すブロック図である。
図21に示すように、第5の実施例に関わる半導体回路装置は、第1〜第4の実施例において説明したような駆動回路10を備え、かつ昇圧電圧VPPのレベルを検知し、この検知内容に基づく検知信号Kを、基本パルス発振回路14-5にフィ−ドバックする検知回路76を、さらに備えたものである。
【0111】
ここで、検知信号Kは、昇圧電圧VPPのレベルが所定値よりも低い時、基本パルスQ0〜Qnの周波数を高め、昇圧電圧VPPのレベルが所定値に達した時、基本パルスQ0〜Qnの周波数を低める働きを持つ。
【0112】
次に、発振回路14-5について説明する。
図22は、図21に示す発振回路14-5の回路図である。
図22に示すように、発振回路14-5は、第1入力にリセット信号RESET が入力されるNANDゲ−ト78、NANDゲ−ト78の出力〜NANDゲ−ト78の第2入力間に、インバ−タ82-1〜82-4とゲ−ト回路80-1〜80-5とを、交互に直列に接続した回路より構成されている。
【0113】
次に、ゲ−ト回路80-1〜80-5について説明する。
図23は、図22に示すゲ−ト回路80-1〜80-5の回路図である。
図23に示すように、ゲ−ト回路80-1〜80-5は、NMOSとPMOSとでなるトランスファゲ−ト84-1〜84-3を含む。トランスファゲ−ト84-1は、トランスファゲ−ト84-2と直列に接続されるともに、これらトランスファゲ−ト84-1と84-2とは、入力と出力との間に直列に挿設される。トランスファゲ−ト84-3は、入力と出力との間に、トランスファゲ−ト84-1および84-2に対して並列に挿設される。検知信号Kは、トランスファゲ−ト84-1のNMOSのゲ−ト、トランスファゲ−ト84-2のNMOSのゲ−ト、並びにトランスファゲ−ト84-3のPMOSのゲ−トに入力される。また、検知信号Kは、インバ−タ86-1を介してから、トランスファゲ−ト84-1のPMOSのゲ−ト、トランスファゲ−ト84-2のPMOSのゲ−ト、並びにトランスファゲ−ト84-3のNMOSのゲ−トに入力される。
【0114】
図22に示されるゲ−ト回路80-1では、その入力信号INがNANDゲ−ト78の出力であり、一方、その出力信号OUT をインバ−タ82-1の入力に供給する。以下、同様にゲ−ト回路80-2における入力信号INはインバ−タ82-1の出力であり、その出力信号OUT をインバ−タ82-2の入力に供給し、…、ゲ−ト回路80-5における入力信号INはインバ−タ82-4の出力であり、その出力信号OUT を基本パルスQ0とするとともに、NANDゲ−ト78の第2入力に供給する。
【0115】
上記の構成を有する発振回路14-5であると、検知信号Kが“L”レベルの時、トランスファゲ−ト84-3が導通するため、短周期(高周波数)で基本パルスQ0を発振し、一方、検知信号Kが“H”レベルの時、トランスファゲ−ト84-1および84-2の二つが導通するため、長周期(低周波数)で基本パルスQ0を発振する。
【0116】
次に、検知回路76について説明する。
図24は、図21に示す検知回路76の回路図である。
図24に示すように、ドレインとゲ−トとを短絡したNMOS88-1〜88-4が直列に接続され、その一端となるNMOS88-1のドレインは、さらに電圧VPPが印加される昇圧線90に接続される。また、その他端となるNMOS88-4のソ−スは、デプレッション型のNMOS92-1のドレインに接続される。NMOS92-2のソ−スは、デプレッション型のNMOS92-2のドレインに接続される。NMOS92-1とNMOS92-2との相互接続点は、インバ−タ94-1の入力に接続され、その出力はインバ−タ94-2の入力に接続される。インバ−タ94-2の出力は、検知信号Kとなる。
【0117】
上記の構成を有する検知回路76であると、昇圧線90の電位が所定のレベル以下の時、“L”レベルの検知信号Kを出力する。そして、上記の発振回路14-5から基本パルスQ0を短周期(高周波数)で発振させる。
【0118】
また、昇圧線90の電位が所定のレベルに達した時、検知回路76は、“H”レベルの検知信号Kを出力する。そして、上記の発振回路14-5から基本パルスQ0を長周期(低周波数)で発振させる。
【0119】
次に、第5の実施例に関わる半導体回路装置の動作について説明する。
図25(a)は、第5の実施例に関わる半導体回路装置が具備する駆動回路の入力波形、出力波形を示す波形図である。
【0120】
図25(a)に示すように、検知信号Kが“L”レベルの間、基本パルスQ0は高い周波数で出力される。基本パルスQ0が高周波の間、パルス信号φ1、φ2も高い周波数で出力され、チャ−ジポンプ回路が高周波のパルス信号で駆動される。
【0121】
さらにチャ−ジポンプ回路の出力電圧VPPが所定の電位レベルに達すると、検知信号Kは“H”レベルとなり、そして、基本パルスQ0の周波数が低くされる。基本パルスQ0が低周波の間、パルス信号φ1、φ2が低い周波数で出力され、チャ−ジポンプ回路は低周波のパルス信号で駆動される。
【0122】
上記のように、この発明に係わる半導体回路装置では、基本パルスQ0の周波数を変化させても、パルス信号φ1、φ2が、基本パルスQ0の変化分と同じ比率で変化するようにできるから、基本パルスQ0が高周波、あるいは低周波いずれの期間においても、チャージポンプ回路が誤動作することはない。
【0123】
尚、基本パルスQ0の周波数を高め、駆動用のパルス信号φ1、φ2の周波数を高めることによる利点は、チャ−ジポンプ回路の昇圧能力が向上することである。即ち、チャ−ジポンプ回路を、高周波のパルス信号で駆動させることによって、出力電圧VPPが所定の電位レベルに達するまでの時間tを短縮でき、装置の動作の高速化に寄与する。
【0124】
さらに、出力電圧VPPが所定の電位レベルに達した後、基本パルスQ0の周波数を低め、パルス信号φ1、φ2の周波数を低めることによる利点は、消費電力が低減することである。
【0125】
このようにパルス信号φ1、φ2の周波数を、上記のようなタイミングで適宜、調節することによって、動作の高速化と、消費電力の低減化とを、同時に達成することができる。
【0126】
尚、図25(b)に、パルス信号φ1、φ2の周波数を変化させない場合の波形図を、比較例として示しておく。
上記各実施例により説明した、この発明によれば、チャ−ジポンプ回路12を駆動するための複数のパルス信号φ1〜φnを、カウンタ回路が用いられた駆動回路10により生成する。
【0127】
例えば第1、第2の実施例により説明した回路装置では、パルス信号生成回路16-1〜16-2にカウンタ回路を用いる。そして、生成回路16-1〜16-2はそれぞれ、基本パルス発振回路14により発せられた基本パルスQ0をカウントし、カウントすることにより得られた信号を論理合成して、パルス信号φ1〜φnを得る。このため、基本パルスQ0の周波数が変化しても、パルス信号φ1〜φnは、基本パルスQ0の変化分と同じ比率で変化する。このため、パルス信号φ1〜φnのマッチングがくずれ、チャージポンプ回路が正常に動作しなくなる、という事態を解消できる。
【0129】
また、例えば第3の実施例により説明した回路装置では、入力パルスCLKの供給を受ける基本パルス発振回路14-3にカウンタ回路を用いている。このようにしても、上記と同様な効果を得ることができる。
【0130】
さらに、例えば第4の実施例により説明した回路装置では、基本パルス発振回路14-4、およびパルス信号生成回路16-4にそれぞれ、カウンタ回路を用いている。このようにしても、上記と同様な効果を得ることができる。
【0131】
また、第1〜第4の実施例により説明した回路装置では、基本パルスQ0〜Qnや、入力パルスCLKの周波数が変化しても誤動作しないことから、例えば第5の実施例のように出力電圧のレベルを検知し、検知した出力電圧のレベルに応じて駆動回路10-5が発するパルス信号φ1〜φnの周波数を変化させることが可能となる。
【0132】
そして、第5の実施例により説明した回路装置では、検知した出力電圧のレベルに応じて駆動回路10-5が発するパルス信号φ1〜φnの周波数を変化させることで、動作の高速化と、消費電力の低減化とを、同時に達成することができる。
【0133】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、条件が変化しても、正常なパルス信号を生成できるパルス信号生成回路を備え、チャージポンプ回路を正常に動作させることができる半導体回路装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はこの発明の第1の実施例に関わる半導体回路装置が具備する駆動回路の回路図。
【図2】図2は図1に示すカウンタ回路の回路図。
【図3】図3はこの発明の第1の実施例に関わる半導体回路装置の概略構成を示すブロック図。
【図4】図4は四相パルスで駆動されるチャ−ジポンプ回路の一例を示す回路図。
【図5】図5は図1に示す生成回路の動作を表す波形図。
【図6】図6はこの発明の効果を説明するための図で、(a)は基本パルスが長周期となった場合の波形図、(b)は基本パルスが短周期となった場合の波形図。
【図7】図7はこの発明の第2の実施例に関わる半導体回路装置を説明するための図で、(a)図はその概略構成を示すブロック図、(b)図は(a)図に示す駆動回路の回路図。
【図8】図8は図7(b)に示すゲ−ト回路を説明するための図で、(a)図はゲ−ト回路40-1〜40-5の回路図、(b)図はゲ−ト回路42-1の回路図。
【図9】図9は図7(b)に示す生成回路の動作を表す波形図。
【図10】図10は二相パルスで駆動されるチャ−ジポンプ回路の一例を示す回路図。
【図11】図11はこの発明の第3の実施例に関わる半導体回路装置を説明するための図で、(a)図はその概略構成を示すブロック図、(b)図は(a)図に示す駆動回路の基本構成を示すブロック図。
【図12】図12は図11(b)に示す発振回路の回路図。
【図13】図13は図11(b)に示す生成回路の回路図。
【図14】図14は図11(b)に示す発振回路の動作を表す波形図。
【図15】図15は図11(b)に示す生成回路の動作を表す波形図。
【図16】図16は六相パルスで駆動されるチャ−ジポンプ回路の一例を示す回路図。
【図17】図17はこの発明の第4の実施例に関わる半導体回路装置が具備する発振回路の回路図。
【図18】図18はこの発明の第4の実施例に関わる半導体回路装置が具備する生成回路の回路図。
【図19】図19は図17に示す発振回路の動作を表す波形図。
【図20】図20はこの発明に関わる半導体回路装置を搭載した不揮発性半導体メモリの一例を示すブロック図。
【図21】図21はこの発明の第5の実施例に関わる半導体回路装置の概略構成を示すブロック図。
【図22】図22は図21に示す発振回路の回路図。
【図23】図23は図22に示すゲ−ト回路の回路図。
【図24】図24は図21に示す検知回路の回路図。
【図25】図25はこの発明の第5の実施例に関わる半導体回路装置の動作を説明するための図で、(a)図は第5の実施例に関わる半導体回路装置の波形図、(b)は比較例で基本パルスの周波数を変化させない場合の波形図。
【図26】図26は従来の半導体回路装置のブロック図。
【図27】図27は図26に示す駆動回路の回路図。
【図28】図28は図27に示す生成回路の動作を表す波形図。
【図29】図29はパルス信号のマッチングのくずれの一例を示す図で、(a)は基本パルスが長周期となった場合の波形図、(b)は基本パルスが短周期となった場合の波形図、(c)は基本パルスが極短周期となった場合の波形図。
【符号の説明】
10,10-1〜10-3…駆動回路、12,12-1〜12-3…チャ−ジポンプ回路、14,14-1〜14-5…基本パルス発振回路、16,16-1〜16-5…パルス信号生成回路、18-1〜18-6…バイナリカウンタ、40-1〜40-18 …ゲ−ト回路、42-1〜42-3…ゲ−ト回路、76…検知回路、80-1〜80-5…ゲ−ト回路。

Claims (4)

  1. 基本パルスを発振する基本パルス発振回路と、
    前記基本パルスを受け、互いに位相の異なる複数のパルス信号を生成するパルス信号生成回路と、
    前記互いに位相の異なる複数のパルス信号により直接駆動されるキャパシタを有し、ある電位を、このある電位とは異なる電位に変換するチャージポンプ回路とを具備し、
    前記チャージポンプ回路は、複数の転送段と、これら転送段各々に一方電極を接続し、前記互いに位相が異なる複数のパルス信号の一つを他方電極に直接に受ける複数のキャパシタを有し、前記互いに位相が異なる複数のパルス信号を用いて、前記複数の転送段に容量結合を生じさせながらチャージを転送し、前記ある電位を、このある電位とは異なる電位に変換し、
    前記パルス信号生成回路、論理ゲート回路とカウンタ回路とを含んで構成され、前記カウンタ回路により、前記基本パルスをカウントして前記基本パルスとは周期の異なるパルスを発生させ、前記周期の異なるパルスと前記基本パルス、又は前記周期の異なるパルスどうしを論理ゲート回路により論理合成し、前記互いに位相が異なる複数のパルス信号を生成することを特徴とする半導体回路装置。
  2. インバータがリング状に多段接続されて構成され、異なるインバータの出力から互いに位相の異なる複数の基本パルスを発振する基本パルス発振回路と、
    前記複数の基本パルスを受け、互いに位相の異なる複数のパルス信号を生成するパルス信号生成回路と、
    前記互いに位相の異なる複数のパルス信号により直接駆動されるキャパシタを有し、ある電位を、このある電位とは異なる電位に変換するチャージポンプ回路とを具備し、
    前記チャージポンプ回路は、複数の転送段と、これら転送段各々に一方電極を接続し、前記互いに位相が異なる複数のパルス信号の一つを他方電極に直接に受ける複数のキャパシタを有し、前記互いに位相が異なる複数のパルス信号を用い て、前記複数の転送段に容量結合を生じさせながらチャージを転送し、前記ある電位を、このある電位とは異なる電位に変換し、
    前記パルス信号生成回路、論理ゲート回路とカウンタ回路とを含んで構成され、前記カウンタ回路により、前記基本パルスをカウントして前記基本パルスとは周期の異なるパルスを発生させ、前記周期の異なるパルスと前記基本パルス、又は前記周期の異なるパルスどうしを論理ゲート回路により論理合成し、前記互いに位相が異なる複数のパルス信号を生成することを特徴とする半導体回路装置。
  3. 入力クロックを受けるゲート回路がリング状に多段接続されて構成され、異なるゲート回路の出力から互いに位相の異なる複数の基本パルスを発振する基本パルス発振回路と、
    前記複数の基本パルスを受け、互いに位相の異なる複数のパルス信号を生成するパルス信号生成回路と、
    前記互いに位相の異なる複数のパルス信号により直接駆動されるキャパシタを有し、ある電位を、このある電位とは異なる電位に変換するチャージポンプ回路とを具備し、
    前記チャージポンプ回路は、複数の転送段と、これら転送段各々に一方電極を接続し、前記互いに位相が異なる複数のパルス信号の一つを他方電極に直接に受ける複数のキャパシタを有し、前記互いに位相が異なる複数のパルス信号を用いて、前記複数の転送段に容量結合を生じさせながらチャージを転送し、前記ある電位を、このある電位とは異なる電位に変換し、
    前記パルス信号生成回路、論理ゲート回路とカウンタ回路とを含んで構成され、前記カウンタ回路により、前記基本パルスをカウントして前記基本パルスとは周期の異なるパルスを発生させ、前記周期の異なるパルスと前記基本パルス、又は前記周期の異なるパルスどうしを論理ゲート回路により論理合成し、前記互いに位相が異なる複数のパルス信号を生成すことを特徴とする半導体回路装置。
  4. 基本パルスを発振する基本パルス発振回路と、
    論理ゲート回路とカウンタ回路とを含んで構成され、前記カウンタ回路により、前記基本パルスをカウントして前記基本パルスとは周期の異なるパルスを発生させ、前記周期の異なるパルスと前記基本パルス、又は前記周期の異なるパルスどうしを論理ゲート回路により論理合成し、前記互いに位相が異なる複数のパルス信号を生成する前記基本パルスを受け、互いに位相の異なる複数のパルス信号を生成するパルス信号生成回路と、
    前記互いに位相の異なる複数のパルス信号により直接駆動されるキャパシタを有し、ある電位を、このある電位とは異なる電位に変換するチャージポンプ回路と、
    前記チャージポンプ回路により変換された電位の電位レベルを検知し、この検知内容に基づく検知信号を発生させる検知回路とを具備し、
    前記基本パルス発振回路を、インバータと前記検知信号を受けるゲート回路とを交互にリング状に多段接続して構成し、前記ゲート回路に互いに遅延量の異なる第1、第2の信号経路を設け、前記検知信号に基づいて前記第1の信号経路を導通させるか、前記第2の信号経路を導通させるかによって前記基本パルス発振回路の発振周波数を変え、前記基本パルス発振回路の発振周波数を、前記変換された電位が所定の電位レベルに達するまで高周波数とし、前記変換された電位が所定の電位レベルに達した後、低周波数とすることを特徴とする半導体回路装置。
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