JPH0633440B2 - なめし革加脂用組成物 - Google Patents

なめし革加脂用組成物

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JPH0633440B2
JPH0633440B2 JP60183135A JP18313585A JPH0633440B2 JP H0633440 B2 JPH0633440 B2 JP H0633440B2 JP 60183135 A JP60183135 A JP 60183135A JP 18313585 A JP18313585 A JP 18313585A JP H0633440 B2 JPH0633440 B2 JP H0633440B2
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C14SKINS; HIDES; PELTS; LEATHER
    • C14CCHEMICAL TREATMENT OF HIDES, SKINS OR LEATHER, e.g. TANNING, IMPREGNATING, FINISHING; APPARATUS THEREFOR; COMPOSITIONS FOR TANNING
    • C14C9/00Impregnating leather for preserving, waterproofing, making resistant to heat or similar purposes
    • C14C9/02Impregnating leather for preserving, waterproofing, making resistant to heat or similar purposes using fatty or oily materials, e.g. fat liquoring

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  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、水性媒体中におけるなめし革の加脂に有用
な、水溶性または水分散性の組成物に関し、これらの組
成物は水を含まないかまたは低い含水量を有する。
本発明は、 a)少なくとも1種の、下記式IまたはII、 〔上式中、MはHまたは下記の成分(d) から誘導された
アルカノールアンモニウムカチオンを表し、X及びYは
それぞれMまたは を表し、Aはそれぞれエチレンまたは1,2−プロピレ
ンを表し、RはそれぞれC14 20アルキル、C14 20
ルケニルまたはそれらの混合物を表し、nはそれぞれ2
〜10の数を表す〕 で示される燐酸の部分エステル、 b1)少なくとも1種のモノ−もしくはジ−(C2 3アル
キレン)グリコールモノ−(C1 4アルキル)エーテル
または少なくとも1種の脂肪族C4 6アルコールまたは
それらの混合物、 b2)モノ−もしくはジ−エチレングリコールまたはそれ
らの混合物、及び c)少なくとも1種の芳香族を含まないかまたは芳香族を
わずかに含む炭化水素オイル、 を含み、n個の基−A−O−の2〜6個が−CH2−C
2−O−であり、燐酸の部分エステル(a) が混合物
(b1)+(b2)+(c) 中に分散または溶解されており、成分
(a) が少なくとも部分的に(d) 水混和性のアルカノール
アミンの塩形に中和されており、含水量が5重量%以下
である、水溶性または水分散性組成物を提供する。
Rとしてのアルキルまたはアルケニルの例はテトラデシ
ル、セチル、オレイル、ステアリルまたは脂肪アルコー
ル、例えば牛脂脂肪アルコールの工業混合物中に存在す
るようなアルキル及び/またはアルケニルの混合物であ
る。好ましくは、RはC16 18アルキルまたはC16 18
アルケニルまたはそれらの混合物である。
Aは好ましくはエチレンである。
nは好ましくは2〜6の数、さらに好ましくは3〜5の
数である。
本発明の組成物において、燐酸の部分エステルは少なく
とも部分的にアルカノールアミン(d) により塩形に中和
されている。好ましくは、成分(a)は全体的に成分(d)
により塩形に中和されている。適当なアルカノールアミ
ン(d) はモノ−、ジ−もしくはトリ−(β−もしくはγ
−ヒドロキシC2 3アルキル)アミン及びN−(C1 2
アルキル)−N−(β−もしくはγ−ヒドロキシC2 3
アルキル)アミンを含む。好ましいアルカノールアミン
(d) はモノ−、ジ−またはトリ−メタノールアミン、モ
ノ−、ジ−もしくはトリ−イソプロパノールアミンまた
はメチルエタノールアミン、特にモノエタノールアミ
ン、トリエタノールアミン、ジイソプロパノールアミン
である。
成分b1としてまたは成分b1中に存在する適当な脂肪族C
4 6アルコールは、直鎖または分枝鎖のC4 6アルカノ
ール及びジオールを含む。好ましいアルカノールはn−
ブタノール、イソアミルアルコール及びイソヘキサノー
ルであり、好ましいアルカンジオールはテトラメチルン
グリコール、ペンタメチレングリコール、1,6−ヘキ
サンジオール、1,3−ブタンジオール、2,3−ブタ
ンジオール、2,5−ヘキサンジオール及び2−メチル
−2,4−ペンタンジオールであり、後者が特に好まし
いジオールである。成分(b1)としてまたは成分(b1)中に
存在する好ましいアルキレングリコールモノアルキルエ
ーテルはジエチレングリコール及びモノプロピレングリ
コールモノ−(C1 4アルキル)エーテル、特にジエチ
レングリコールのメチル、エチルまたはn−ブチルエー
テルである。
成分(b1)は、好ましくは、C4 6アルカノール、C4 6
アルカンジオールまたはジエチレングリコールモノ(C
1 4アルキル)エーテル、さらに好ましくは好ましい意
味として前述したようなものまたはそれらの混合物であ
る。
成分(b2)は好ましくはモノエチレングリコールまたは主
としてモノエチレングリコールを含む(50重量%より
多量)モノ及びジエチレングリコールの混合物である。
混合物(b1)+(b2)において、(b2)は前記混合物の少なく
とも60重量%、好ましくは65〜90重量%の量であ
るのが有利である。
成分(c) は、天然の、半合成のまたは合成の、室温(2
0℃)で液体である炭化水素油であってよく、好ましい
成分(c) は20重量%未満の芳香族含量を有する非加脂
性の炭化水素油である。好ましくは、炭化水素油(c) は
250℃未満の沸騰範囲を有する。
好ましい油(c) は原油(鉱物油)の精製で得られる炭化
水素オイル、特に下記である。
1.石油精製からの炭化水素(沸騰範囲65〜140
℃)で、芳香族を含まないかまたは20重量%の未満の
芳香族含量のもの。
2.ホワイトスピリット、100〜250℃、好まみく
は140〜250℃の沸騰範囲を有する塗料シンナー、
好ましくは下記表1のもの。
3.イソパラフィン、沸騰範囲110〜250℃(芳香
族を含まないもの)。
4.パラフィン油(鉱物油)、例えば、ジーゼル油、ス
ピンドル油、マシン油、シリンダー油、潤滑油、医用パ
ラフィン油。
特に好ましい炭化水素油は、石油精製からの芳香族不含
炭化水素(沸点80〜110℃)及び芳香族不含ホワイ
トスピリット(沸点150〜250℃)、さらに好ましく
は芳香族不含ホワイトスピリット、特に200〜250
℃の範囲の沸点を有するものである。
本発明の組成物は、成分(a) の100部(中和されてい
ない形で計算して)当り、30〜100部の成分(c) 、
好ましくは30〜65部、特に30〜50部の成分(c)
を含むのが有利である(部は重量部である)。成分〔(b
1)+(b2)〕は、成分(a) の100部(遊離酸形)当り1
5〜120重量部の量で存在するのが有利である。
成分(b1)は、成分(a) の12〜50重量%、好ましくは
15〜25重量%の範囲の量で本発明の組成物中に存在
するのが有利であり、成分(b2)は成分(c) の5〜250
重量%、好ましくは80〜250重量%、特に100〜
250重量%の量で存在するのが有利である。
成分(d) は100gの組成物を1gの水に稀釈した液が
6〜9のpH、好ましくは6.5〜8.5のpHになるよう
な量で存在するのが有利である。
本発明の他の態様によれば、この組成物はまた尿素、例
えば、成分(a) の20重量%の量の尿素を含んでいても
よい。
本発明の組成物が尿素を含む場合、得られる組成物の含
水量は高々4重量%であるのが有利である。好ましく
は、本発明の組成物は尿素が存在する場合にのみ水を含
み組成物の含水量は1〜4重量%であり、そのような場
合に尿素は水の量の50〜200重量%の量で存在する
のが有利である。
好ましくは、本発明の組成物は水を含まず、本発明の組
成物はまた尿素を含まないのがよい。
本発明の好ましい組成物は、遊離酸として計算して10
0重量部の成分(a) 、12〜50重量部の成分(b1)、
(c) の重量に対して50〜250重量%の成分(b2)、3
0〜110重量部、好ましくは30〜65重量部の成分
(c) 、前述したような6〜9のpHを得るのに必要な量の
成分(d) 、組成物の合計重量に対して4重量%までの水
及び20重量部までの尿素を含み、成分(b2)は好ましく
は(b1)+(b2)の合計重量の少なくとも60重量%である
ようなものである。
さらに好ましい本発明の組成物は、遊離酸として計算し
て100重量部の成分(a) 、15〜25重量部の成分(b
1)、(c) の重量に対して80〜250重量%の、好まし
くは100〜250重量%の成分(b2)、30〜50重量
部の成分(c) 、前述した如き6.5〜8.5のpHを得る
のに必要な量の化合物(d) 、組成物の合計重量に対して
1重量%未満の水、好ましくは0%の水、及び20重量
部までの、好ましくは0%の尿素を含み、成分(b2)が好
ましくは(b1)+(b2)の合計重量の65〜90重量%の量
で存在するようなものである。
燐酸の部分エステル(a) は、公知の方法に従って、例え
ば、アルコキシル化された飽和または不飽和C14 20
ルコールを五酸化燐、オキシ塩化燐またはポリ燐酸、好
ましくは五酸化燐と反応させることによって、製造する
ことができる。
本発明の組成物は、公知の方法に従って、例えば、各成
分を混合することによって製造することができる。まず
成分(c) を溶融された燐酸部分エステル(a) に添加し、
次いで他の成分を添加するのがよく、成分(b2)は最後に
添加されるのが好ましい。或いは、成分(a) を溶融され
た状態で他の成分の混合物に添加する。
他の成分、特に成分(c) と混合される場合、成分(a) は
40〜100℃、好ましくは50〜90℃の温度におい
て添加されるのが有利であり、成分(a) が成分(d) によ
り中和される時に生ずる熱を用いることが可能である。
本発明の組成物は、特に種々の温度で長期間、例えば、
−10℃〜+80℃で数週間貯蔵する場合も、安定であ
る。これらは種々の形で得られ、霜に対して安定であ
る。
本発明の組成物はなめし革の水性媒体からの加脂のため
の加脂組成物として有用である。
従って、本発明は、また、なめし革基材の加脂方法を提
供し、この方法は上記に規定した水溶液または水分散液
を加脂剤として基材に適用することを含む。加脂方法の
好ましい態様によれば、加脂された皮革は多価金属カチ
オンまたはオキシ金属カチオンで処理される。
本発明の組成物は水で容易に稀釈される。使用の前にそ
れらは貯蔵製剤に水で、有利には1:1〜5、好ましく
は1:1.5〜3の組成物対水の重量比で、稀釈される
のがよい。
本発明の加脂組成物は、公知の加脂方法に従い、水溶液
を用いて、例えば、パディング、スプレーまたは泡技術
の如き含浸により、または吸尽により、好ましくは吸尽
により皮革に適用される。水性加脂浴中の燐酸部分エス
テル(a) の濃度は、皮革の湿潤重量に基づいて、0.2
〜15%、好ましくは2〜8%であるのが有利である。
水性加脂浴は、わずかにアルカリ性から酸性のpH、好ま
しくは2〜9、さらに好ましくは4〜7のpHを有するの
が有利である。pHの調整は、適当な酸、塩基または緩衝
溶液、好ましくは蟻酸または炭酸アンモニウムまたは炭
酸アルカリ金属の添加により実施される。皮革を加脂す
るための好ましい温度は20〜70℃、さらに好ましく
は40〜60℃である。
なめされた皮革は公知の方法に従って乾燥され、仕上げ
される。皮革は本発明に従う加脂処理の前または後で染
色されてもよい。適当な染料は皮革の染色に通常のも
の、好ましくはアニオン型の金属不含または金属化され
たアゾ染料である。
適当な皮革基材は、なめされたもの、例えば、天然なめ
し革、複合なめしまたは合成なめし革、例えば、クロム
なめし、ジルコニルなめし、アルミニウムなめし革、ま
たは再なめしされた皮革である。
好ましい皮革基材は銀面革、例えば、羊またはやぎから
のナッパ、子牛または牛からのボックス革または牛皮ま
たはベロア革、好ましくは羊、やぎまたは牛からのも
の、さらに好ましくはハンチング革、牛または子牛の皮
のスプリットベロア及びヌブク革である。また、毛皮ベ
ロアを処理することもできる。
なめし革の後処理のための適当な多価カチオンは、マグ
ネシウム、カルシウム、バリウム、アルミニウム、クロ
ム及びジルコニルカチオンを含み、アルミニウム、クロ
ム及びジルコニルカチオンであるのが好ましい。これら
は酸化物、水酸化物または塩の形で用いられる。そのよ
うなカチオンの水溶性塩が好ましく、硫酸アルミニウ
ム、カリウムみょうばん、硫酸クロム(III)、カリウ
ムクロムみょうばん、ヒドロキシ硫酸クロムまたは塩化
ジルコニル、硫酸ジルコニルまたは酢酸ジルコニルが特
に好ましい。
後処理浴中の多価金属カチオン含有化合物の濃度は成分
(a) に対して1〜100重量%、好ましくは5〜20重
量%であるのが有利である。多価金属カチオン含有化合
物による処理は、含浸、例えば、パディングまたは泡ま
たはスプレー技術により、または好ましくは吸尽、特に
水性媒体からの吸尽により実施することができる。この
処理は、20〜70℃、好ましくは40〜60℃の温度
において実施されるのが有利であり、処理のpHはわずか
にアルカリ性から酸性のpH値に調整されるのがよく、好
ましくは2〜9、さらに好ましくは4〜7のpHに調整さ
れるのが有利である。pHの調整は適当な酸、塩基または
緩衝溶液、例えば、加脂処理に対して前述したようなも
のの添加により行うことができる。多価金属カチオン含
有化合物は同じ水性媒体を用いて加脂プロセスの終わり
に加脂浴に添加される。pHの調整は不溶である。後処理
後、皮革は公知の方法に従って仕上げされる。
本発明の組成物を用いて本発明に従って処理された場
合、皮革は、好ましくは多価カチオンにより後処理され
た場合、高い疎水性と良好な引裂き強度を示す。この革
は柔軟であり、良好な風合を有し、皮革に必要な良好な
オールラウンド堅牢度特性を有し、特にドライクリーニ
ングに対する良好な堅牢度を有する。
下記の例は本発明をさらに説明するものである。部及び
パーセントはすべて重量部であり、温度はすべて摂氏度
である。
例1 260gの牛脂アルコール及び0.5gの微粉砕された
水酸化ナトリウムを1.5の四つ口フラスコ中に入
れ、150゜に加熱した。フラスコを排気し、次いで1
67gの酸化エチレンを常圧において150〜190゜
の温度で満たした。反応の終わりに、フラスコを窒素で
フラッシュし、60゜に冷却した。71gの五酸化燐を
60゜で少しずつ添加した。添加後、反応混合物を6〜
8時間放置して60℃で反応させた。
上記のより得られた燐酸部分エステル200g及び70
gの無臭芳香族不含ホワイトスピリット(沸点1〜24
3゜)を750mlの四つ口フラスコに入れ、60〜70
゜に加熱した。得られた透明なかっ色溶液に30gのモ
ノエタノールアミンを30分間で滴加し、これにより温
度が85〜90゜に上昇した。次に混合物を40gのジ
エチレングリコールモノメチルエーテル、10gのジエ
チレングリコール及び150gのモノエチレングリコー
ルで稀釈し、温度の60〜80゜に保持した。50゜に
冷却後、混合物を粘稠な液体状で取り出した。
例2〜5 例1に記載したような操作に従い、但し下記表2に示す
化合物を表示した量で用いて、下記の組成物を製造し
た。
例6 30gのモノエタノールアミン、30gのヘキシレング
リコール、70gのホワイトスピリット(例1と同
じ)、120gのエチレングリコール、20gの脱イオ
ン水及び30gの尿素をフラスコに入れ、透明な溶液が
得られるまで60゜に加熱した。200gの例1におい
て得られた如き燐酸部分エステルを60゜に加熱し、上
記の透明の溶液に滴加し、これにより温度が80〜90
゜に上昇した。得られた混合物を均質になるまで撹拌し
た。冷却後、ペースト状の組成物が得られた。
例7〜14 例6に記載した方法に従い、下記の表3に挙げた化合物
を表示の量で用いて、下記の組成物を得た。
下記の適用例A〜Cにおいては、すべての%は他に断ら
ない限り処理された基材の重量に対するものである。ヒ
ドロキシ硫酸クロムは25%のCr2O3含量を有してい
た。
適用例A(牛のボックス革) 湿潤ブルー革片を200%の水に40゜で5分間浸漬し
た。次にこの片を2%ヒドロキシ硫酸クロム及び4%ジ
メチロールエチレン尿素で30分間処理し、その後6%
のオジギ草抽出物及び1%の染料C.I.アシッドブラウン
359により1時間処理した。次に250%の40゜の
水及び0.3%の85%蟻酸水溶液を染浴に添加した。
この片を次いで200%の水及び湿潤重量に対して5%
の活性物質含量に相当する、12.5%の例1のペース
トの浴中、50゜で45分間加脂した。例1の12.5%の
ペーストをまず25%の50゜の水で稀釈し、次いでこ
の混合物を残る75%の50゜の水に添加した。次に、
この片を2%のヒドロキシ硫酸クロム及び0.3%の8
5%蟻酸水溶液中に30分間浸漬した。皮革を200%
の20゜の水で洗浄し、次にものかけに吊るして1夜間
乾燥し、次いで通常の方法で仕上げた。
例1の組成物を用いる代わりに、12.5%の例5また
は13の組成物を用いることができた。
適用B(ハンチング革) 湿潤ブルー子牛革を150%の30゜の水に浸漬し、5
%のヒドロキシ硫酸クロムで3時間再なめしした。この
革を200%の40゜の水で10分間洗浄し次いで重炭
酸アンモニウムによりpHを6.5〜7に調整した。20
0%の水からなる浴中に浸漬した。35゜の浴中に2時
間浸漬した。この革を次いで200%の35゜の水で1
0分間洗浄し、次いで3%の染料C.I.アシッドブラウン
126及び1%の25%アンモニア溶液により45分間
染色した。
次に、この革を20%の例4の組成物を含む200%の
水(湿潤重量に対して8%の活性物質に相当する)で4
5゜で1時間加脂した。例4の20%組成物をまず40
%の45゜の水で稀釈し、次いでこの混合物を残りの1
60%の45゜の水に添加した。皮革を次いで2%のヒ
ドロキシ硫酸クロム及び2%の85%蟻酸水溶液で30
分間処理した。この革を次いで一夜間吊るし、通常の方
法で仕上げした。
例4の組成物の代わりに、例6または14の組成物を同
じ量で用いることができた。
適用例C(羊からのベロア) 湿潤ブルー羊革の片を2%の25%アンモニア水溶液を
含む800%の50゜の水中に1時間浸漬した。革を次
いで3%の硫酸ジルコニルにより再なめしし、その後6
00%の50゜の水及び1%の25%アンモニア水溶液
により10分間処理した。次に革を4%の染料C.I.アシ
ッドブラウン303を含む浴中で60分間染色した。染
色された革を200%の水及び12.5%の例1の組成
物の浴(湿潤重量に対して5%の活性物質に相当する)
により60分間加脂した。加脂後、革を2%のヒドロキ
シ硫酸クロム及び2%の85%蟻酸水溶液により40分
間処理し、次いで革を一夜間吊るし、通常の方法で仕上
げした。
例1の組成物の代わりに8または9の組成物を同じ量で
用いた。
例A〜Cの操作を、他の例1〜14の組成物を用いて繰
り返した。
得られた革はしなやかで、良好な堅牢度特性を有し、特
にドライクリーニングに対する良好な堅牢度を有し、良
好な疎水性を示した。

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】a)少なくとも1種の、下記式IまたはII、 〔上式中、MはHまたは下記の成分(d) から誘導された
    アルカノールアンモニウムカチオンを表し、X及びYは
    それぞれMまたは を表し、Aはそれぞれエチレンまたは1,2−プロピレ
    ンを表し、RはそれぞれC14 20アルキル、C14 20
    ルケニルまたはそれらの混合物を表し、nはそれぞれ2
    〜10の数を表す〕 で示される燐酸の部分エステル、 b1)少なくとも1種のモノ−もしくはジ−(C2 3アル
    キレン)グリコールモノ−(C1 4アルキル)エーテル
    または少なくとも1種の脂肪族C4 6アルコールまたは
    それらの混合物、 b2)モノ−もしくはジ−エチレングリコールまたはそれ
    らの混合物、及び c)少なくとも1種の芳香族を含まないかまたは芳香族を
    わずかに含む炭化水素オイル、 を含み、n個の基−A−O−の2〜6個が−CH2−C
    2−O−であり、燐酸の部分エステル(a) が混合物
    (b1)+(b2)+(c) 中に分散または溶解されており、成分
    (a) が少なくとも部分的に(d) 水混和性のアルカノール
    アミンの塩形に中和されており、含水量が5重量%以下
    である、水溶性または水分散性組成物。
  2. 【請求項2】成分(a) において、RがそれぞれC16 18
    アルキルまたはC16 18アルケニルまたはそれらの混合
    物である、特許請求の範囲第1項記載の組成物。
  3. 【請求項3】成分(a) においてnが2〜6の数である、
    特許請求の範囲第1または2項記載の組成物。
  4. 【請求項4】nが3〜5の数である、特許請求の範囲第
    3項記載の組成物。
  5. 【請求項5】成分(a) が部分的に成分(d) で塩形に中和
    されている、特許請求の範囲第1〜4項のいずれかに記
    載の組成物。
  6. 【請求項6】成分(b1)がC4 6アルカノール、C4 6
    ルカンジオール及び/またはジエチレングリコールモノ
    (C1 4アルキル)エーテルである特許請求の範囲第1
    〜5項のいずれかに記載の組成物。
  7. 【請求項7】成分(b2)がモノエチレングリコールまたは
    50重量%より多くのモノエチレングリコールを含むモ
    ノ及びジエチレングリコールの混合物である、特許請求
    の範囲第1〜6項のいずれかに記載の組成物。
  8. 【請求項8】成分(b2)の量が(b1)+(b2)の合計重量の少
    なくとも60重量%である、特許請求の範囲第1〜7項
    のいずれかに記載の組成物。
  9. 【請求項9】成分(c) が20重量%未満の芳香族含量及
    び250℃未満の沸騰範囲を有する非加脂性の炭化水素
    オイルまたはその混合物である、特許請求の範囲第1〜
    8項のいずれかに記載の組成物。
  10. 【請求項10】成分(c) が石油精製で得られる芳香族不
    含炭化水素または芳香族不含ホワイトスピリットであ
    る、特許請求の範囲第9項記載の組成物。
  11. 【請求項11】成分(a) の100重量部あたり、30〜
    100重量部の成分(c) を含む、特許請求の範囲第1〜
    10項のいずれかに記載の組成物。
  12. 【請求項12】成分(d) がモノ−、ジ−もしくはトリ−
    (β−またはγ−ヒドロキシ−C2 3アルキル)アミン
    及びN−(C1 2アルキル)−N−(β−もしくはγ−
    ヒドロキシC2 3アルキル)アミンから選ばれる、特許
    請求の範囲第1〜11項のいずれかに記載の組成物。
  13. 【請求項13】成分(d) がモノ−、ジ−またはトリ−エ
    タノールアミン、モノ−、ジ−またはトリ−イソプロパ
    ノールアミン及びメチルエタノールアミンから選ばれ
    る、特許請求の範囲第12項記載の組成物。
  14. 【請求項14】さらに成分(a) の20重量%までの尿素
    を含む、特許請求の範囲第1〜13項のいずれかに記載
    の組成物。
  15. 【請求項15】遊離酸として計算して100重量部の成
    分(a) 、12〜50重量部の成分(b1)、(c) の重量に対
    して50〜250重量%の成分(b2)、30〜100重量
    部の成分(c) 、100gの組成物を水で1に稀釈した
    時に6〜9のpHを得るのに必要な量の成分(d) 、組成物
    の合計重量に対して4重量%までの水、及び20重量部
    までの尿素を含み、成分(b2)が(b1)+(b2)の合計重量の
    少なくとも60重量%である、特許請求の範囲第1〜1
    4項のいずれかに記載の組成物。
  16. 【請求項16】遊離酸として計算して100重量部の成
    分(a) 、15〜25重量部の成分(b1)、(c) の重量に対
    して80〜250重量%の成分(b2)30〜50重量%の
    成分(c) 、100gの組成物を水で1に稀釈した時に
    6.5〜8.5のpHを得るのに必要な量の成分(d) 、を
    含み、成分(b2)が(b1)+(b2)の合計重量の65〜90重
    量%の量で存在する、特許請求の範囲第15項記載の組
    成物。
  17. 【請求項17】a)少なくとも1種の、下記式IまたはI
    I、 〔上式中、MはHまたは下記の成分(d) から誘導された
    アルカノールアンモニウムカチオンを表し、X及びYは
    それぞれMまたは を表し、Aはそれぞれエチレンまたは1,2−プロピレ
    ンを表し、RはそれぞれC14 20アルキル、C14 20
    ルケニルまたはそれらの混合物を表し、nはそれぞれ2
    〜10の数を表す〕 で示される燐酸の部分エステル、 b1)少なくとも1種のモノ−もしくはジ−(C2 3アル
    キレン)グリコールモノ−(C1 4アルキル)エーテル
    または少なくとも1種の脂肪族C4 6アルコールまたは
    それらの混合物、 b2)モノ−もしくはジ−エチレングリコールまたはそれ
    らの混合物、及び c)少なくとも1種の芳香族を含まないかまたは芳香族を
    わずかに含む炭化水素オイル、 を含み、n個の基−A−O−の2〜6個が−CH2−C
    2−O−であり、燐酸の部分エステル(a) が混合物
    (b1)+(b2)+(c) 中に分散または溶解されており、成分
    (a) が少なくとも部分的に(d) 水混和性のアルカノール
    アミンの塩形に中和されており、含水量が5重量%以下
    である、水溶性または水分散性組成物の水溶液または水
    分散液を加脂剤として基材に適用することを含む、なめ
    し革基材の加脂方法。
  18. 【請求項18】なめし革基材が多価金属カチオンまたは
    オキシ金属カチオンで後処理される、特許請求の範囲第
    17項記載の方法。
  19. 【請求項19】多価金属カチオンまたはオキシ金属カチ
    オンが硫酸アルミニウム、カリウムみょうばん、硫酸ク
    ロム(III)、カリウムクロムみょうばん、ヒドロキシ
    硫酸クロム及び塩化、硫酸もしくは酢酸ジルコニルから
    選ばれる塩の形で添加される特許請求の範囲第18項記
    載の方法。
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