JPH06334148A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体装置及びその製造方法

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JPH06334148A
JPH06334148A JP5118424A JP11842493A JPH06334148A JP H06334148 A JPH06334148 A JP H06334148A JP 5118424 A JP5118424 A JP 5118424A JP 11842493 A JP11842493 A JP 11842493A JP H06334148 A JPH06334148 A JP H06334148A
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JP
Japan
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insulating film
gate electrode
single crystal
semiconductor layer
layer
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JP5118424A
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Toru Miyayasu
徹 宮保
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、絶縁膜上にTFT(薄膜トランジス
タ)を有する半導体装置及びその製造方法に関し、SR
AMの負荷素子のオン電流及びオン電流/オフ電流の比
を大きくすることにより、メモリセルの高速動作を可能
にしてメモリセルの不安定な動作を解消することができ
る半導体装置及びその製造方法の提供する。 【構成】半導体基板20上に絶縁膜を介して形成され、
チャネル領域層を挟む対のソース/ドレイン領域層を有
する単結晶半導体層30dと、該単結晶半導体層30dのチ
ャネル領域層とゲート絶縁膜32又は33を介して交差
するゲート電極28a又は35とを含み構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体装置及びその製造
方法に関し、より詳しくは、絶縁膜上にTFT(薄膜ト
ランジスタ)を有する半導体装置及びその製造方法に関
する。近年、半導体装置の高密度化の要求が高まるにつ
れて、半導体装置は多層化される傾向にある。特に、S
RAMは1つのメモリセルに多数のトランジスタを形成
する必要があり、多層化技術は有用である。絶縁膜上に
TFTを形成する技術はこの要求に適合するため、SR
AMにはTFTが多く用いられるようになっている。
【0002】
【従来の技術】SRAM(スタティックランダムアクセ
スメモリ)は、図8に示すように、メモリセルの集合で
あるメモリセルアレイと、メモリセルアレイを制御する
周辺回路とで構成される。図7は、ドライバトランジス
タの負荷として電界効果トランジスタが用いられている
CMOS型のSRAMのメモリセルの一般的な回路構成
を示す図で、メモリセルはビットラインBL1,BL2
から選択的に読み出し電流を引くためのアクセストラン
ジスタT1,T3及びドライバトランジスタT2,T4
からなるフリップ・フロップ回路から構成されている。
【0003】図7において、T1〜T6はトランジス
タ、BL1,BL2はビットライン、WLは共通のワー
ドライン、Vssは共通の接地線、Vccは共通の電源ライ
ンである。T1,T3はそれぞれ第1及び第2のアクセ
ストランジスタで、T1,T3のドレインがそれぞれ第
1及び第2のビットラインBL1,BL2と接続されて
いる。T2,T4はそれぞれ第1及び第2のドライバト
ランジスタ、T5,T6はそれぞれ絶縁ゲート型電界効
果トランジスタからなる第1及び第2の負荷素子で、T
2及びT5,T4及びT6はそれぞれ直列接続されてい
る。
【0004】また、T2のドレインとT5のドレインと
の接続部にはT1のソースが接続され、更に、T4及び
T6のゲート同士が接続されている。T4のドレインと
T6のドレインとの接続部にはT3のソースが接続さ
れ、更に、T2及びT5のゲート同士が接続されてい
る。更に、T1のゲートに第1の分岐ワードラインWL
1が接続され、T3のゲートに第2の分岐ワードライン
WL2が接続され、ともに共通のWLに接続されてい
る。また、T5のソースに第1の分岐電源ラインVcc1
が接続され、T6のソースに第2の分岐電源ラインVcc
2が接続され、ともに共通のVccに接続されている。ま
た、T2のソースとT4のソースとはともに共通のVss
に接続されている。
【0005】図9(a)〜(c),図10(a)〜
(c)は、上記の回路構成を有するSRAMの従来例の
製造方法について説明する要部断面図である。図9
(a)は、T2のゲート電極5及びT4のゲート電極6
上の層間絶縁膜7を介して負荷素子T5の下部ゲート電
極8が形成され、更にT5の下部ゲート電極8上にT5
の下部ゲート絶縁膜9が形成された後の状態であって、
負荷素子T5,T6の半導体層10a,10bが形成される
前の状態を示す断面図である。この半導体層10a,10b
には、後に対のソース/ドレイン領域層(S/D領域
層)及びS/D領域層に挟まれたチャネル領域層が形成
される。図中、1は半導体基板、2は活性領域で、T2
のゲート電極5の両側の、導電形不純物の導入されたS
/D領域層,T2のゲート電極5下のチャネル領域層,
及びT4のゲート電極6と接続する導電形不純物の導入
された接続領域層等とからなる。3はフィールド絶縁
膜、4はT2のゲート絶縁膜、5はT2のゲート絶縁膜
4上のT2のゲート電極、6はT4のゲート電極、7は
T2のゲート電極5及びT4のゲート電極6を含む、半
導体基板1表面を被覆する絶縁膜、8はT5の下部ゲー
ト電極、9はT5の下部ゲート絶縁膜である。なお、図
9(a)にはT6の下部ゲート電極は図示されていな
い。
【0006】まず、このような状態で、図9(b)に示
すように、T5の下部ゲート絶縁膜9上にポリシリコン
膜10をCVDにより形成する。次いで、図9(c)に
示すように、ポリシリコン膜10をパターニングして、
T2のゲート電極5及びT4のゲート電極6上方にそれ
ぞれT5,T6の半導体層10a,10bを形成する。
【0007】次に、図10(a)に示すように、T5,
T6の半導体層10a,10bを被覆してT5,T6の上部
ゲート絶縁膜11を形成する。次いで、図10(b)に
示すように、T4のゲート電極6上の上部ゲート絶縁膜
11,T6の半導体層10b,T5の下部ゲート絶縁膜
9,T5の下部ゲート電極8及び絶縁膜7を順次選択的
に除去して、T5の下部ゲート電極8,T6のS/D領
域層となる半導体層10b及びT4のゲート電極6を互い
に接続するための開口部12を形成する。
【0008】次に、図10(c)に示すように、T5の
上部ゲート電極13を形成する。なお、図10(c)に
はT6の上部ゲート電極は図示されていない。その後、
通常の工程を経て、図10(c)に示すように、メモリ
セルが完成する。なお、図中、14はT5の上部ゲート
電極13上に形成された絶縁膜、15はT2のS/D領
域層となる活性領域2上に形成された開口部、16は開
口部15の底部の活性領域2と接続する接地線Vss、1
7は上記のものが形成された半導体基板1全面を被覆す
る絶縁膜、18aはT2のゲート電極5上方の絶縁膜17
の上に形成された第1のビットラインBL1、18bはT
4のゲート電極6上方の絶縁膜17の上に形成された第
2のビットラインBL2である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のSRA
Mでは、負荷素子T5,T6の半導体層10a,10bとし
てポリシリコン膜を用いているため、全体の抵抗が大き
く、T5,T6のオン電流が小さい。また、オン電流/
オフ電流の比が5桁程度で小さい。このため、SRAM
を高速動作させようとする要求が高まってくると、上記
のオン電流及び電流比では不十分で、問題が生じてく
る。即ち、上記の負荷素子T5,T6のオン時の電流が
小さいと、メモリセルのノードの電圧の反転後、ノード
の電圧が直ちに電源電圧にまで高くならず、メモリセル
の動作が不安定になるという問題がある。
【0010】本発明は、係る従来例の問題点に鑑みて創
作されたものであり、SRAMの負荷素子のオン電流及
びオン電流/オフ電流の比を大きくすることにより、メ
モリセルの高速動作を可能にしてメモリセルの不安定な
動作を解消することができる半導体装置及びその製造方
法の提供を目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題は、第1に、図
5に示すように、半導体基板20上に絶縁膜を介して形
成され、チャネル領域層を挟む対のソース/ドレイン領
域層を有する単結晶半導体層30dと、該単結晶半導体層
30dのチャネル領域層とゲート絶縁膜32又は33を介
して交差するゲート電極28a又は35とを有する半導体
装置によって達成され、第2に、図5〜図7に示すよう
に、第1のアクセストランジスタT1と、第1のドライ
バトランジスタT2と第1の負荷素子T5と、第2のア
クセストランジスタT3と、第2のドライバトランジス
タT4と、第2の負荷素子T6とが同一の半導体基板2
0上に形成され、互いに配線されてフリップ・フロップ
回路を構成しているメモリセルを有する半導体装置にお
いて、前記第1の負荷素子T5は、半導体基板20上に
形成された第1のドライバトランジスタT2のゲート電
極22a及び第2のドライバトランジスタT4のゲート電
極22bを被覆する絶縁膜を介して形成された、チャネル
領域層を挟む対のソース/ドレイン領域層を有する単結
晶半導体層30dと、該単結晶半導体層30dのチャネル領
域層とゲート絶縁膜32又は33を介して交差するゲー
ト電極28a又は35とを有し、前記第2の負荷素子T6
は、半導体基板20上に形成された第1のドライバトラ
ンジスタT2のゲート電極22a及び第2のドライバトラ
ンジスタT4のゲート電極22bを被覆する絶縁膜を介し
て形成された、チャネル領域層を挟む対のソース/ドレ
イン領域層を有する単結晶半導体層30eと、前記単結晶
半導体層30eのチャネル領域層とゲート絶縁膜32又は
33を介して交差するゲート電極43とを有する半導体
装置によって達成され、第3に、図1(a)〜(d),
図2(a)〜(d),図3(a)〜(d),図4
(a),(b)に示すように、凸部22a又は22bを有す
る半導体基板20上に前記凸部22a又は22bを被覆して
第1の絶縁膜25を形成する工程と、前記凸部22a又は
22bが表出するまで前記第1の絶縁膜25を研磨して表
面を平坦化する工程と、前記凸部22a又は22b及び前記
第1の絶縁膜25aを被覆して第2の絶縁膜26を形成す
る工程と、前記第2の絶縁膜26上に半導体層28aを形
成する工程と、前記第2の絶縁膜26及び前記半導体層
28aを被覆して第3の絶縁膜29を形成する工程と、第
4の絶縁膜31の形成された単結晶の半導体基板30を
前記第4の絶縁膜31と前記第3の絶縁膜29とを対向
させて前記半導体基板20と張り合わせる工程と、前記
半導体基板30をパターニングして前記第4の絶縁膜3
1上に単結晶半導体層30b又は30cを残存する工程と、
前記パターニングされた単結晶半導体層30b又は30cを
研磨して所定の膜厚を有する単結晶半導体層30d又は30
eを形成する工程と、前記単結晶半導体層30d又は30e
を被覆して第5の絶縁膜33を形成する工程と、前記第
5の絶縁膜33上に半導体層35を形成する工程とを有
する半導体装置の製造方法によって達成され、第4に、
図1(c),(d),図2(a),(b)に示すよう
に、前記第2の絶縁膜26上に半導体層28aを形成する
工程は、前記第2の絶縁膜26の表層を選択的に除去し
て凹部27を形成する工程と、該凹部27を被覆して半
導体層28を形成する工程と、前記半導体層28を研磨
して該凹部27内に半導体層28aを埋め込む工程とを有
することを特徴とする第3の発明に記載の半導体装置の
製造方法によって達成され、第5に、図1(a)〜
(d),図2(a)〜(d),図3(a)〜(d),図
4(a),(b),図6に示すように、第1のドライバ
トランジスタT2のゲート電極22a及び第2のドライバ
トランジスタT4のゲート電極22bを有する半導体基板
20上に前記ゲート電極22a及び22bを被覆して第1の
絶縁膜25を形成する工程と、前記ゲート電極22a及び
22bが表出するまで前記第1の絶縁膜25を研磨して表
面を平坦化する工程と、前記ゲート電極22a及び22b及
び前記第1の絶縁膜25aを被覆して第2の絶縁膜26を
形成する工程と、前記第2の絶縁膜26上に第1の負荷
素子T5の下部ゲート電極28a及び第2の負荷素子T6
の下部ゲート電極43を形成する工程と、前記第2の絶
縁膜26及び前記第1の負荷素子T5の下部ゲート電極
28a及び第2の負荷素子T6の下部ゲート電極43を被
覆して第3の絶縁膜29を形成する工程と、第4の絶縁
膜31の形成された単結晶の半導体基板30を前記第4
の絶縁膜31と前記第3の絶縁膜29とを対向させて前
記半導体基板20と張り合わせる工程と、前記半導体基
板30をパターニングして前記第4の絶縁膜31上に半
導体層30b及び30cを残存する工程と、前記パターニン
グされた半導体層30b及び30cを研磨して、所定の膜厚
を有する前記第1の負荷素子T5の単結晶半導体層30d
及び第2の負荷素子T6の単結晶半導体層30eを形成す
る工程と、前記単結晶半導体層30d及び30eを被覆して
第5の絶縁膜33を形成する工程と、前記第5の絶縁膜
33上に前記第1の負荷素子T5の上部ゲート電極35
及び第2の負荷素子T6の上部ゲート電極43を形成す
る工程とを有する半導体装置の製造方法によって達成さ
れる。
【0012】
【作用】本発明の半導体装置によれば、図5に示すよう
に、絶縁膜上のトランジスタの半導体層として単結晶半
導体層27a,27bを用いているので、多結晶半導体と比
較して結晶性が大幅に向上し、これを用いて作成した絶
縁形電界効果トランジスタでは、リーク電流(オフ電
流)が小さくなり、かつオン電流が2桁程度大きくな
る。
【0013】このため、この単結晶半導体層30d,30e
を例えば、SRAMの負荷素子T5,T6の半導体層と
して用いた場合、負荷素子T5,T6のオン電流が増加
するとともに、オン電流/オフ電流の比も大きくなる。
これにより、負荷素子T5,T6を介してドライバトラ
ンジスタT2,T4に大電流が供給されるため、ノード
の電圧の変化に対して直ちに追随することができる。こ
れにより、メモリセルの不安定な動作を解消することが
できる。
【0014】また、本発明の半導体装置の製造方法によ
れば、図1(b),図2(b)に示すように、研磨によ
り半導体基板20の表面を平坦化しているので、張り合
わせにより、容易に単結晶半導体層30d,30eを絶縁膜
上に形成することができる。また、図1(a)〜
(d),図2(a)〜(d),図3(a)〜(d),図
4(a),(b)に示すように、半導体基板20の表面
を平坦化しつつ単結晶半導体層30d,30eやゲート電極
42,43等を積層しているので、ステップカバレージ
の悪化による膜の形成の制限を受けない。従って、より
多くの層を積層することが容易になり、半導体装置の高
密度化が容易になる。
【0015】更に、より平坦化された面に膜が形成され
るので、ステップカバレージの悪化による膜の欠損等に
起因する配線層間ショート,マイグレーション,抵抗の
増大,断線等が防止されるため、半導体装置の製造歩留
りが向上する。
【0016】
【実施例】次に、図面を参照しながら本発明の実施例に
ついて説明する。 (1)本発明の実施例の負荷素子を有するメモリセルの
回路構成 SRAMは、図8のブロック図に示すように、メモリセ
ルが多数集合したメモリセルアレイと、該メモリセルア
レイを制御する周辺回路とからなる。
【0017】図7は、上記のSRAMのメモリセルの一
般的な回路構成を示す図で、メモリセルはビットライン
BL1,BL2から選択的に読み出し電流を引くための
アクセストランジスタT1,T3及びデータの保持を行
うためのドライバトランジスタT2,T4からなるフリ
ップ・フロップ回路により構成されている。図7におい
て、T1〜T6は絶縁ゲート型電界効果トランジスタ、
BL1,BL2はビットライン、WLは共通のワードラ
イン、Vssは共通の接地線、Vccは共通の電源ラインを
示す。
【0018】T1,T3はそれぞれ第1及び第2のアク
セストランジスタで、T1,T3のドレインがそれぞれ
第1及び第2のビットラインBL1,BL2と接続され
ている。T2,T4はそれぞれ第1及び第2のドライバ
トランジスタ、T5,T6はそれぞれpチャネルの絶縁
ゲート型電界効果トランジスタからなる第1及び第2の
負荷素子で、T2及びT5,T4及びT6はそれぞれ直
列接続されている。即ち、T2,T4のドレインがそれ
ぞれT5,T6のドレインと接続され、T2,T4のゲ
ートがそれぞれT5,T6のゲートと接続されている。
【0019】また、T2のドレインとT5のドレインと
の接続部(ノード)にT1のソースが接続され、更に、
T4及びT6の共通のゲートが接続されている。また、
T4のドレインとT6のドレインとの接続部(ノード)
にT3のソースが接続され、更に、T2及びT5の共通
のゲートが接続されている。更に、T1のゲートに第1
の分岐ワードラインWL1が接続され、T3のゲートに
第2の分岐ワードラインWL2が接続され、WL1及び
WL2はともに共通のWLに接続されている。また、T
5のソースに第1の分岐電源ラインVcc1が接続され、
T6のソースに第2の分岐電源ラインVcc2が接続さ
れ、Vcc1及びVcc2はともに共通のVccに接続されて
いる。また、T2のソースとT4のソースとはそれぞれ
Vssに接続されている。
【0020】(2)本発明の実施例の負荷素子を有する
メモリセルのパターン配置及び部分断面図 図6は、アクセストランジスタ,ドライバトランジスタ
及び負荷素子からなるメモリセルを有するSRAMのパ
ターン配置について説明する平面図で、種々のパターン
が重ね合わされたものである。また、図5は図6のパタ
ーン配置を有する本発明の実施例の部分断面図で、図6
のA−A線断面に相当する。
【0021】図5,図6において、WL1は第1の分岐
ワードラインで、帯状のポリシリコン膜が一定の方向に
延びている。WL2は第2の分岐ワードラインで、WL
1と一定の間隔を保持して、かつWL1とほぼ平行に配
置され、WL1とWL2との間の領域に第1の活性領域
21a及び第2の活性領域21bが配置されている。なお、
不図示の他の領域でWL1とWL2とは接続されてメモ
リセル内の共通のWLになる。
【0022】21aは一導電形のシリコンからなる半導体
基板20に形成された帯状の第1の活性領域で、WL1
に直交する領域と、WL1とWL2との間の領域にある
WL1とWL2とに平行な領域とを有する。第1の活性
領域21aは、T2のゲート電極22aの両側の、反対導電
形不純物の導入されたソース/ドレイン領域層(S/D
領域層),T2のゲート電極22a下のチャネル領域層,
及びT4のゲート電極22bと接続する反対導電形不純物
の導入された接続領域層等とからなる。なお、第1の活
性領域21aに直交する領域のWL1は第1のアクセスト
ランジスタT1のゲート電極としての機能を有する。
【0023】21bは同一の半導体基板20に形成された
帯状の第2の活性領域で、WL2に直交する領域と、W
L1とWL2との間の領域にあるWL1とWL2とに平
行な領域とを有する。第2の活性領域21bはT4のゲー
ト電極22bの両側の、反対導電形不純物の導入されたS
/D領域層,T4のゲート電極22b下のチャネル領域
層,及びT2のゲート電極22aと接続する反対導電形不
純物の導入された接続領域層等とからなる。なお、第2
の活性領域21bに直交する領域のWL2は第2のアクセ
ストランジスタT3のゲート電極としての機能を有す
る。
【0024】22aは第1のドライバトランジスタT2の
ゲート電極で、ポリシリコン膜からなり、T2のゲート
絶縁膜23を介して第1の活性領域21aと直交するよう
に配置され、T2のゲート電極22aの他端は第2の活性
領域21bと接続されている。また、22bは第2のドライ
バトランジスタT4のゲート電極で、ポリシリコン膜か
らなり、不図示のT4のゲート絶縁膜を介して第2の活
性領域21bと直交するように配置され、T4のゲート電
極22bの他端は第1の活性領域21aと接続されている。
【0025】更に、42は下部ゲート電極28a及び上部
ゲート電極35からなるT5のゲート電極である。いず
れもポリシリコン膜からなる。30dはT2のゲート電極
22aの上方に形成され、下部ゲート電極28a及び上部ゲ
ート電極35に挟まれているT5の単結晶半導体層で、
T5の単結晶半導体層30dと下部ゲート電極28aとの間
に下部ゲート絶縁膜32が介在し、T5の単結晶半導体
層30dと上部ゲート電極35との間に上部ゲート絶縁膜
33が介在している。また、T5の単結晶半導体層30d
はシリコンの単結晶半導体層であり、下部ゲート電極28
a及び上部ゲート電極35に対向する領域がチャネル領
域層となっており、チャネル領域層の両側に対のS/D
領域層が形成されている。30eはT4のゲート電極22b
の上方に形成され、T6のゲート電極43である下部ゲ
ート電極及び上部ゲート電極に挟まれているT6の単結
晶半導体層で、T6の単結晶半導体層30eと下部ゲート
電極との間には下部ゲート絶縁膜が介在し、T6の単結
晶半導体層30eと上部ゲート電極との間には上部ゲート
絶縁膜が介在している。また、T6の単結晶半導体層30
eはシリコンの単結晶半導体層であり、T5の単結晶半
導体層30dと同じく、下部ゲート電極及び上部ゲート電
極に対向する領域がチャネル領域層となっており、チャ
ネル領域層の両側に対のS/D領域層が形成されてい
る。
【0026】28はT4のゲート電極22b上に形成され
た開口部で、T6の単結晶半導体層30e,T5の下部ゲ
ート電極28a及び層間絶縁膜が選択的に除去されて形成
されている。そして、開口部34を被覆して形成された
T5の上部ゲート電極35により、T6の単結晶半導体
層30e,T5の下部ゲート電極28a及びT5の上部ゲー
ト電極35が互いに接続されている。なお、T2のゲー
ト電極22a上の開口部を被覆して形成されたT6の上部
ゲート電極43によりT5の単結晶半導体層30d,T6
の下部ゲート電極及びT6の上部ゲート電極が互いに接
続されている。
【0027】37は第1の活性領域21a上の絶縁膜が選
択的に除去されて形成された開口部、38はT5の上部
ゲート電極25bを被覆する絶縁膜上に形成され、開口部
37を被覆する接地線Vssで、接地線Vss38は第1の
活性領域21aと接続されている。また、接地線Vss38
の形成と同時に形成されたVcc1,Vcc2はそれぞれT
5,T6の単結晶半導体層30d,30eに形成されたS/
D領域層と接続されている。
【0028】40aは接地線Vss38を被覆する絶縁膜3
9上であって、T2のゲート電極22aの上方に形成され
た第1のビットラインBL1、40bは接地線Vss38を
被覆する絶縁膜39上であって、T2のゲート電極22a
の上方に形成された第2のビットラインBL2である。
以上のように、本発明の実施例のSRAMのメモリセル
によれば、T5,T6の単結晶半導体層30d,30eは単
結晶シリコンを用いて作成されているので、ポリシリコ
ン膜と比較して結晶性が大幅に向上する。
【0029】従って、リーク電流が小さくなり、かつS
RAMの負荷素子T5,T6のオン電流が増加するた
め、オン電流/オフ電流の比も大きくなる。これによ
り、負荷素子T5,T6を介してドライバトランジスタ
T2,T4に大電流が供給されるため、ノードの電圧の
変化に対して直ちに追随することができる。これによ
り、メモリセルの不安定な動作を解消することができ
る。
【0030】(3)上記SRAMのメモリセルの製造方
法 次に、本発明の実施例のSRAMのメモリセルの製造方
法について図1(a)〜(d),図2(a)〜(d),
図3(a)〜(d),図4(a)〜(c),図5及び図
6を参照しながら説明する。図1(a)〜(d),図2
(a)〜(d),図3(a)〜(d),図4(a)〜
(c)及び図5は図6のA−A線断面に相当する。
【0031】図1(a)は、T2のゲート電極22a及び
T4のゲート電極22bを被覆して絶縁膜25が形成され
た後の状態を示す。図中、20は一導電型の半導体基
板、21aは第1の活性領域で、T2のゲート電極22aの
両側の、反対導電形不純物の導入されたS/D領域層,
T2のゲート電極22a下のチャネル領域層,及びT4の
ゲート電極22bと接続する反対導電形不純物の導入され
た接続領域層等とからなる。例えば、イオンインプラン
テーションにより形成される。
【0032】22aはT2のゲート絶縁膜23を介して半
導体基板20上に形成された膜厚約0.5 μmのポリシリ
コン膜からなるT2のゲート電極、22bは第1の活性領
域21aと接続されたポリシリコン膜からなるT4のゲー
ト電極、24はフィールド絶縁膜、25はT2のゲート
電極22a及びT4のゲート電極22bを含む、半導体基板
20表面を被覆する膜厚約0.8 μmのシリコン酸化膜か
らなる絶縁膜である。なお、T2のゲート電極22a及び
T4のゲート電極22bの形成と同時に、T1,T3のゲ
ート電極、即ちWL1,WL2も所定の位置に形成され
ている。
【0033】まず、このような状態で、図1(b)に示
すように、T2のゲート電極22a及びT4のゲート電極
22bが表出するまで絶縁膜25を研磨する。研磨剤とし
てHF系液+アルミナ粒からなる混合液を用いることに
より、絶縁膜25は研磨されるが、ポリシリコン膜22
a,22bは研磨されないような選択的な研磨が可能であ
る。これにより、T2のゲート電極22a及びT4のゲー
ト電極22b間の空隙は絶縁膜25aによって埋められると
ともに、半導体基板20の表面は平坦化される。
【0034】次に、図1(c)に示すように、膜厚約0.
5 μmのシリコン酸化膜からなる絶縁膜26を形成した
後、図1(d)に示すように、T2のゲート電極22a及
びT4のゲート電極22b上方の、T5の下部ゲート電極
28aを形成すべき領域の絶縁膜26の表層を選択的に除
去し、深さ約0.1 μmの凹部27を形成する。次いで、
図2(a)に示すように、凹部27の深さよりも厚い膜
厚のポリシリコン膜28を形成した後、図2(b)に示
すように、コロイダルシリカ+アミン水溶液からなる研
磨剤を用いてポリシリコン膜28を研磨し、凹部27に
のみ残存する。これにより、T5の下部ゲート電極28a
が形成される。このとき、同時にT6の下部ゲート電極
43も形成される。
【0035】次に、図2(c)に示すように、CVDに
より膜厚約100Åのシリコン酸化膜からなる絶縁膜2
9を形成する。この絶縁膜29は後にT5,T6の下部
ゲート絶縁膜32aの一部となる。次いで、図2(d)に
示すように、表面に膜厚約50Åの熱酸化膜からなる絶
縁膜31の形成された単結晶のシリコン基板30を準備
し、単結晶のシリコン基板30の絶縁膜31の形成され
た面と絶縁膜29の形成された面とを対向させて接触さ
せた後、加熱により互いを接着させて張り合わせる。絶
縁膜29及び31はT5,T6の下部ゲート絶縁膜32
となる。
【0036】次に、図3(a)に示すように、コロイダ
ルシリカ+アミン水溶液からなる研磨剤を用いて単結晶
のシリコン基板30の裏面を研磨し、予め基板の厚さを
薄くした後、図3(b)に示すように、シリコン基板30
aをパターニングして、T2のゲート電極22a及びT4
のゲート電極22b上方にそれぞれ残存する。次いで、図
3(c)に示すように、コロイダルシリカ+アミン水溶
液からなる研磨剤を用いて残存するシリコン基板30b,
30cを研磨して更に薄くし、半導体層として必要な膜厚
約0.1 μmにする。これにより、T5,T6の単結晶半
導体層30d,30eが形成される。
【0037】次に、図3(d)に示すように、単結晶半
導体層30d,30eを被覆して膜厚約150Åの上部ゲー
ト絶縁膜33を形成した後、図4(a)に示すように、
T4のゲート電極22b上部の、上部ゲート絶縁膜33,
単結晶半導体層30e,下部ゲート絶縁膜32及び絶縁膜
26を順次選択的に除去して開口部34を形成する。こ
れにより、開口部34の側壁にT5の下部ゲート電極28
a及びT6の単結晶半導体層30eが露出する。
【0038】次いで、図4(b)に示すように、膜厚約
0.1 μmのポリシリコン膜35を形成した後、パターニ
ングしてT2のゲート電極22a及びT4のゲート電極22
b上方に残存し、T5の上部ゲート電極35を形成す
る。これにより、開口部34内で、T5の下部ゲート電
極28a,T6の単結晶半導体層35及びT4のゲート電
極22bが互いに接続する。なお、T5の上部ゲート電極
28aの形成と同時にT6の上部ゲート電極43も形成さ
れる。続いて、T5の上部ゲート電極35上に絶縁膜4
3を形成する。
【0039】次に、図4(c)に示すように、第1の活
性領域層21a上の絶縁膜36,33,31,29,26
及び25aを選択的に除去して開口部37を形成した後、
図5に示すように、ポリシリコン膜からなる接地線Vss
38を形成する。このとき、Vcc1,Vcc2も同時に形
成し、Vcc1,Vcc2をそれぞれT5,T6の半導体層
30d,30eに形成されたS/D領域層と接続する。続い
て、接地線Vss38等を被覆してPSG膜からなる絶縁
膜39を形成する。
【0040】その後、通常の工程を経て、SRAMのメ
モリセルが完成する。以上のように、本発明の実施例の
SRAMのメモリセルの製造方法によれば、研磨により
半導体基板20の表面を平坦化しているので、張り合わ
せにより、容易に単結晶半導体層30d,30eを絶縁膜上
に形成することができる。研磨により半導体基板20の
表面を平坦化しつつ、単結晶半導体層30d,30eやゲー
ト電極42,43等を積層しているので、ステップカバ
レージの悪化による膜の形成の制限を受けない。従っ
て、より多くの層を積層することが容易になり、SRA
Mのメモリセルの高密度化が容易になる。
【0041】また、より平坦化された面に膜が形成され
るので、ステップカバレージの悪化による膜の欠損等に
起因する配線層間ショート,マイグレーション,抵抗の
増大,断線等が防止されるため、SRAMの製造歩留り
が向上する。なお、上記実施例では、図1(d)〜図2
(c)に示すように、絶縁膜26の表層の凹部27にT
5の下部ゲート電極28aを埋め込んでいるが、図1
(c)の後、絶縁膜26上に直接T5の下部ゲート電極
28aを形成してもよい。
【0042】また、本発明の半導体装置及びその製造方
法をSRAMの負荷素子に適用しているが、これに限ら
れるものではなく、他の半導体装置にも適用可能であ
る。
【0043】
【発明の効果】以上のように、本発明の半導体装置によ
れば、絶縁膜上のトランジスタの半導体層として単結晶
半導体層を用いているので、多結晶半導体と比較して結
晶性が大幅に向上し、これを用いて作成した絶縁形電界
効果トランジスタでは、リーク電流(オフ電流)が小さ
くなり、またオン電流が2桁程度大きくなる。
【0044】このため、この単結晶半導体層を例えば、
SRAMのメモリセルの負荷素子T5,T6の半導体層
として用いた場合、メモリセルの高速動作が可能にな
り、メモリセルの不安定な動作を解消することができ
る。また、本発明の半導体装置の製造方法によれば、研
磨により半導体基板の表面を平坦化しているので、張り
合わせにより、容易に単結晶半導体層を絶縁膜上に形成
することができる。また、半導体基板の表面を平坦化し
つつ、単結晶半導体層やゲート電極等を積層しているの
で、より多くの層を積層することが容易になり、半導体
装置の高密度化が容易になる。
【0045】また、より平坦化された面に膜が形成され
るので、ステップカバレージの悪化による膜の欠損等に
起因する配線層間ショート,マイグレーション,抵抗の
増大,断線等が防止され、これにより、半導体装置の製
造歩留りが向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るSRAMのメモリセルの
製造方法について説明する断面図(その1)である。
【図2】本発明の実施例に係るSRAMのメモリセルの
製造方法について説明する断面図(その2)である。
【図3】本発明の実施例に係るSRAMのメモリセルの
製造方法について説明する断面図(その3)である。
【図4】本発明の実施例に係るSRAMのメモリセルの
製造方法について説明する断面図(その4)である。
【図5】本発明の実施例に係るSRAMのメモリセルの
製造方法について説明する断面図(その5)である。
【図6】本発明の実施例に係るSRAMのメモリセルの
パターン配置について説明する平面図である。
【図7】SRAMのメモリセルの回路構成図である。
【図8】SRAMの回路構成について説明するブロック
図である。
【図9】従来例に係るSRAMのメモリセルの製造方法
について説明する断面図(その1)である。
【図10】従来例に係るSRAMのメモリセルの製造方
法について説明する断面図(その2)である。
【符号の説明】
20,30 半導体基板、 21a 第1の活性領域、 21b 第2の活性領域、 22a T2のゲート電極、 22b T4のゲート電極、 23 T2のゲート絶縁膜、 24 フィールド絶縁膜、 25,25a,26,29,31,36,39 絶縁膜、 27 凹部、 28 ポリシリコン膜、 28a T5の下部ゲート電極、 30d T5の単結晶半導体層、 30e T6の単結晶半導体層、 32 T5,T6の下部ゲート絶縁膜、 33 T5,T6の上部ゲート絶縁膜、 34,37 開口部、 35 T5の上部ゲート電極、 38 接地線Vss、 40a 第1のビットラインBL1、 40b 第2のビットラインBL2、 41 T5,T6のゲート絶縁膜、 42 T5のゲート電極、 WL ワードライン、 WL1 第1の分岐ワードライン、 WL2 第2の分岐ワードライン、 T1 第1のアクセストランジスタ、 T2 第1のドライバトランジスタ、 T3 第2のアクセストランジスタ、 T4 第2のドライバトランジスタ、 T5 第1の負荷素子、 T6 第2の負荷素子、 Vcc 電源ライン、 Vcc1 第1の分岐電源ライン、 Vcc2 第2の分岐電源ライン。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板(20)上に絶縁膜を介して
    形成され、チャネル領域層を挟む対のソース/ドレイン
    領域層を有する単結晶半導体層(30d)と、該単結晶半
    導体層(30d)のチャネル領域層とゲート絶縁膜(3
    2)又は(33)を介して交差するゲート電極(28a)
    又は(35)とを有する半導体装置。
  2. 【請求項2】 第1のアクセストランジスタ(T1)
    と、第1のドライバトランジスタ(T2)と、第1の負
    荷素子(T5)と、第2のアクセストランジスタ(T
    3)と、第2のドライバトランジスタ(T4)と、第2
    の負荷素子(T6)とが同一の半導体基板(20)上に
    形成され、互いに配線されてフリップ・フロップ回路を
    構成しているメモリセルを有する半導体装置において、 前記第1の負荷素子(T5)は、半導体基板(20)上
    に形成された第1のドライバトランジスタ(T2)のゲ
    ート電極(22a)及び第2のドライバトランジスタ(T
    4)のゲート電極(22b)を被覆する絶縁膜を介して形
    成された、チャネル領域層を挟む対のソース/ドレイン
    領域層を有する単結晶半導体層(30d)と、該単結晶半
    導体層(30d)のチャネル領域層とゲート絶縁膜(3
    2)又は(33)を介して交差するゲート電極(28a)
    又は(35)とを有し、 前記第2の負荷素子(T6)は、半導体基板(20)上
    に形成された第1のドライバトランジスタ(T2)のゲ
    ート電極(22a)及び第2のドライバトランジスタ(T
    4)のゲート電極(22b)を被覆する絶縁膜を介して形
    成された、チャネル領域層を挟む対のソース/ドレイン
    領域層を有する単結晶半導体層(30e)と、前記単結晶
    半導体層(30e)のチャネル領域層とゲート絶縁膜(3
    2)又は(33)を介して交差するゲート電極(43)
    とを有する半導体装置。
  3. 【請求項3】 凸部(22a)又は(22b)を有する半導
    体基板(20)上に前記凸部(22a)又は(22b)を被
    覆して第1の絶縁膜(25)を形成する工程と、 前記凸部(22a)又は(22b)が表出するまで前記第1
    の絶縁膜(25)を研磨して表面を平坦化する工程と、 前記凸部(22a)又は(22b)及び前記第1の絶縁膜
    (25a)を被覆して第2の絶縁膜(26)を形成する工
    程と、 前記第2の絶縁膜(26)上に半導体層(28a)を形成
    する工程と、 前記第2の絶縁膜(26)及び前記半導体層(28a)を
    被覆して第3の絶縁膜(29)を形成する工程と、 第4の絶縁膜(31)の形成された単結晶の半導体基板
    (30)を前記第4の絶縁膜(31)と前記第3の絶縁
    膜(29)とを対向させて前記半導体基板(20)と張
    り合わせる工程と、 前記半導体基板(30)をパターニングして前記第4の
    絶縁膜(31)上に単結晶半導体層(30b)又は(30
    c)を残存する工程と、 前記パターニングされた単結晶半導体層(30b)又は
    (30c)を研磨して所定の膜厚を有する単結晶半導体層
    (30d)又は(30e)を形成する工程と、 前記単結晶半導体層(30d)又は(30e)を被覆して第
    5の絶縁膜(33)を形成する工程と、 前記第5の絶縁膜(33)上に半導体層(35)を形成
    する工程とを有する半導体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記第2の絶縁膜(26)上に半導体層
    (28a)を形成する工程は、 前記第2の絶縁膜(26)の表層を選択的に除去して凹
    部(27)を形成する工程と、 該凹部(27)を被覆して半導体層(28)を形成する
    工程と、 前記半導体層(28)を研磨して該凹部(27)内に半
    導体層(28a)を埋め込む工程とを有することを特徴と
    する請求項3記載の半導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 第1のドライバトランジスタ(T2)の
    ゲート電極(22a)及び第2のドライバトランジスタ
    (T4)のゲート電極(22b)を有する半導体基板(2
    0)上に前記ゲート電極(22a)及び(22b)を被覆し
    て第1の絶縁膜(25)を形成する工程と、 前記ゲート電極(22a)及び(22b)が表出するまで前
    記第1の絶縁膜(25)を研磨して表面を平坦化する工
    程と、 前記ゲート電極(22a)及び(22b)及び前記第1の絶
    縁膜(25a)を被覆して第2の絶縁膜(26)を形成す
    る工程と、 前記第2の絶縁膜(26)上に第1の負荷素子(T5)
    の下部ゲート電極(28a)及び第2の負荷素子(T6)
    の下部ゲート電極(43)を形成する工程と、 前記第2の絶縁膜(26)及び前記第1の負荷素子(T
    5)の下部ゲート電極(28a)及び第2の負荷素子(T
    6)の下部ゲート電極(43)を被覆して第3の絶縁膜
    (29)を形成する工程と、 第4の絶縁膜(31)の形成された単結晶の半導体基板
    (30)を前記第4の絶縁膜(31)と前記第3の絶縁
    膜(29)とを対向させて前記半導体基板(20)と張
    り合わせる工程と、 前記半導体基板(30)をパターニングして前記第4の
    絶縁膜(31)上に半導体層(30b)及び(30c)を残
    存する工程と、 前記パターニングされた半導体層(30b)及び(30c)
    を研磨して、所定の膜厚を有する前記第1の負荷素子
    (T5)の単結晶半導体層(30d)及び第2の負荷素子
    (T6)の単結晶半導体層(30e)を形成する工程と、 前記単結晶半導体層(30d)及び(30e)を被覆して第
    5の絶縁膜(33)を形成する工程と、 前記第5の絶縁膜(33)上に前記第1の負荷素子(T
    5)の上部ゲート電極(35)及び第2の負荷素子(T
    6)の上部ゲート電極(43)を形成する工程とを有す
    る半導体装置の製造方法。
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