JPH06333927A - 半導体集積回路の配線構造体及びその製造方法 - Google Patents
半導体集積回路の配線構造体及びその製造方法Info
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Abstract
性を有すると共に、絶縁膜や基板への配線材料の原子の
拡散を防止する半導体集積回路の配線構造体及びその製
造方法を提供する。 【構成】 シリコン基板10の上に絶縁膜12を形成
し、この絶縁膜12の上にタングステン膜14を形成し
た。さらにこのタングステン膜14の表面にプラズマ照
射して非晶質W−N膜16を形成し、この非晶質W−N
膜16の上に銅配線20を形成した。
Description
I)の配線構造体及びその製造方法に関する。
てはAl、またはAlにSiやCuなどを添加したAl
合金が使用されている。このような配線は、Alが主な
材料として使用されているため、配線の許容電流密度は
(2〜3)×105 A/cm2以下に制限されている。
この配線に上記許容電流密度を超える電流を流すと、エ
レクトロマイグレーションにより配線が断線する。特に
近年、集積度の上昇に伴って金属配線はますます縮小す
る傾向にあるため、エレクトロマイグレーションの問題
は重要になる。
パターンの微細化に伴って配線抵抗が増加する。このた
め、時定数の増加による配線遅延が大きくなり、微細化
によってトランジスタの動作速度が向上するというメリ
ットが相殺されてしまう。さらに、高い電流密度で電流
を流すことによる発熱に伴う信頼性低下の問題も生じ
る。
ン性を向上させ、抵抗を下げるために、Al配線やAl
合金配線に代えて、耐エレクトロマイグレーション性が
高く比抵抗の小さい実質的にCuからなるCu配線を用
いることが提案されている。
比べるとSi(基板)又はSiO2 (絶縁膜)中へ拡散
しやすい。このためCuをそのまま配線材料として用い
ると、アクティブ領域にまで拡散してアクセプタレベル
を形成し、キャリア密度を大きく減少させるため、トラ
ンジスタの正常な動作を妨げるという問題が生じる。こ
の問題を解決するために、各種の材料で形成されたバリ
ア膜をCu配線の下地又は被覆として、Cuの拡散を防
止する技術が提案されているが(例えば、特開昭53−
116089号公報、特開昭63−73645号公報、
特開昭63−156341号公報、特開平1−2044
49号公報参照)、Cuがバリア膜を経由してSi又は
SiO2 へ拡散することを十分に防止できず、十分な効
果があげられていない。また、Ti−NやW−Nなどの
窒化物,Ti−CやW−Cなどの炭化物でバリア膜を形
成する技術(米国特許4,985,750号)や、Ti
−Nの表面を酸化してバリア膜を形成する技術(米国特
許5,236,869号)が提案されているが、窒化物
は高い電気抵抗をもつため、W等からなるバリア膜に比
べ配線抵抗が高くなるという問題が生じる。
物をCu配線の下地として用いることが提案されている
が(特開平1−202841号公報)、絶縁膜との密着
性は向上するものの、Cuの拡散防止効果は十分でな
い。またAu,AgもCuと同様にAlに比較して抵抗
が低く、耐エレクトロマイグレーション性が高く、有望
である。しかしやはりCuと同様にSi又はSiO 2 中
へ拡散しやすく、バリア効果が高く、配線抵抗を高くし
ないバリア膜が必要である。
ション性を高めるためにCuを添加した合金を使用する
ことが通例となっており、この場合にもCuの拡散を防
止するためのバリア膜が必要である。本発明は、上記事
情に鑑み、配線の耐エレクトロマイグレーション性を向
上すると共に、配線材料の原子が絶縁膜や基板へ拡散す
ることを抑制する半導体集積回路の配線構造体及びその
製造方法を提供することを目的とする。
の本発明の第1の半導体集積回路の配線構造体は、C
u,Cu合金,Au,Au合金,Ag,Ag合金,およ
びAl−Cu合金から選ばれた金属からなる配線を備え
た半導体集積回路の配線構造体において、窒化物、硼化
物、及び炭化物から選ばれた金属化合物膜と金属膜とを
重ねた少なくとも1つの積層からなるバリア層を、C
u,Cu合金,Au,Au合金,Ag,Ag合金,およ
びAl−Cu合金から選ばれた金属からなる配線の下地
及び/又は被覆として備えたことを特徴とするものであ
る。
が好ましい。また、金属化合物膜が非晶質の遷移金属窒
化物膜であることがより好ましい。さらに、金属化合物
膜が、非晶質の窒化W膜及び非晶質の窒化W合金膜のい
ずれか一方の膜であることがより一層好ましい。さらに
また、金属化合物膜が、10Å〜100Åの範囲内の厚
さを有する非晶質の遷移金属窒化物膜であることが好ま
しい。
線構造体は、Cu,Cu合金,Au,Au合金,Ag,
Ag合金,およびAl−Cu合金から選ばれた金属から
なる配線を備えた半導体集積回路の配線構造体におい
て、金属膜と、この金属膜の表面に形成された、この金
属膜を構成する金属の窒化金属膜とで構成される少なく
とも1つの積層からなるバリア層を、Cu,Cu合金,
Au,Au合金,Ag,Ag合金,およびAl−Cu合
金から選ばれた金属からなる配線の下地及び/又は被覆
として備えたことを特徴とするものである。
膜、(2)W膜、(3)Ta−W合金膜、(4)Mo、
Nb、及びTiから選ばれた1つ以上の金属が添加され
たTa合金膜、(5)Mo、Nb、Pd、及びPbから
選ばれた1つ以上の金属が添加されたW合金膜、(6)
Mo及び/又はNbを添加したTa−W合金膜、のいず
れかにすることが好ましい。
第3の半導体集積回路の配線構造体は、Ta−W合金の
窒化物、硼化物、及び炭化物から選ばれたバリア層をC
u,Cu合金,Au,Au合金,Ag,Ag合金,およ
びAl−Cu合金から選ばれた金属からなる配線の下地
及び/又は被覆にしたことを特徴とするものである。ま
た、本発明の第4の半導体集積回路の配線構造体は、M
o及び/又はNbがTa−W合金に添加されてなるTa
−W系合金の窒化物、硼化物、及び炭化物から選ばれた
バリア層を、Cu,Cu合金,Au,Au合金,Ag,
Ag合金,およびAl−Cu合金から選ばれた金属から
なる配線の下地及び/又は被覆にしたことを特徴とする
ものである。
配線構造体は、Mo、Nb、及びTiから選ばれた1つ
以上の金属がTaに添加されてなるTa系合金の窒化
物、硼化物、及び炭化物から選択されたバリア層を、C
u,Cu合金,Au,Au合金,Ag,Ag合金,およ
びAl−Cu合金から選ばれた金属からなる配線の下地
及び/又は被覆にしたことを特徴とするものである。
路の配線構造体は、Mo、Nb、Pd、及びPbから選
ばれた1つ以上の金属がWに添加されてなるW系合金の
窒化物、硼化物、及び炭化物から選択されたバリア層
を、Cu,Cu合金,Au,Au合金,Ag,Ag合
金,およびAl−Cu合金から選ばれた金属からなる配
線の下地及び/又は被覆にしたことを特徴とするもので
ある。
は、化合物として存在しているものの他、上記合金の一
部に「N、B、C」が侵入型原子または置換型原子とし
て存在しているものも含む。また、本発明の半導体集積
回路の配線構造体の製造方法は、半導体集積回路の配線
構造体の製造方法において、絶縁膜の上に金属膜を形成
し、この金属膜の表面をプラズマ照射して窒化金属薄膜
を形成し、この窒化金属薄膜の上に配線を形成すること
を特徴とするものである。
電子を加速して発生させたプラズマを照射することが好
ましい。また、プラズマ窒化金属薄膜の厚さは、10Å
〜100Åであることが好ましい。さらに、配線構造体
を製造する際に使用できる金属膜の材料は特に限定され
ないが、効果的なものとしては、金属膜が比較的容易に
成膜できかつ安定で緻密な窒化物を形成し得るTi、N
b、Ta、Wなどが上げられる。この金属膜をスパッタ
リング法、真空蒸着法等により結晶膜として形成し、こ
の表面にECRプラズマを照射して表面のみにプラズマ
窒化金属薄膜を形成することが好ましい。
は、比較的比抵抗の小さいW,Mo,Taなどの金属膜
と、比較的拡散抑制効果の高いW−N,Nb−N,Mo
−N,Ti−Nなどの金属化合物膜とを重ねた少なくと
も1つの積層をバリア層としているため、配線抵抗を損
なうことなく、十分なバリア性能を引き出すことができ
る。
拡散抑制効果の高い金属化合物膜として非晶質の膜を使
用することにより、さらに高いバリア性能が得られる。
多結晶質の材料をバリア材として用いた場合、Cu,A
u,Agは拡散速度の速い結晶粒界を通して拡散する。
したがって、Cu,Au,Agの拡散係数の小さいW,
Ti−N,Zr−N等の金属あるいは金属化合物膜をバ
リア層として用いても、必ずしも拡散を有効に防止する
ことはできない。そこで、粒界の存在しない非晶質膜を
バリア層として用いることによって、速い粒界拡散を効
果的に防止することができる。粒界拡散を防ぐ他の方法
として、バリア層として単結晶膜を用いることも可能で
あるが、基板全面に無欠陥の単結晶膜を成膜することは
事実上極めて困難である。
膜として使う場合、その中でのCu,Au,Agの拡散
速度は、粒界拡散が無視できるようになるため、一般に
膜の自己拡散係数が小さいほど小さくなる。したがっ
て、非晶質材料として、自己拡散係数の小さい高融点の
遷移金属窒化物を用いることによって、さらにバリア性
能を向上できる。
層の一方の膜にした場合、その形成法は限定されない
が、一般的には、他方の良導性バリアと非晶質遷移金属
窒化物とを順次に蒸着させて形成する。一例を挙げれ
ば、二種類の積層バリアの一方の良導性バリアとして金
属膜を化学的気相成長法あるいはスパッタリング法によ
って形成したのち、連続あるいは他の装置に移した上
で、高バリア性の遷移金属窒化物膜を、非晶質化する条
件でスパッタリングあるいは反応性スパッタリングで形
成する。この方法では、遷移金属窒化物膜の膜厚制御可
能範囲に限界がある。そこで、積層バリアの一方の良導
性バリアとしての金属膜を予め形成しておき、次いで窒
素プラズマを照射して表面を窒化するとともに、プラズ
マのエネルギーで表面を非晶質化する手段をとることが
できる。この方法によれば、プラズマの照射時間やエネ
ルギー、プラズマソースを変えることによって、予め形
成しておいた低抵抗バリア膜の膜厚を十分に確保したま
ま、表面のごく一部を非常にバリア性の高い非晶質窒化
物膜とする構造を容易に形成できる。
方法において、その具体的な材料としてはWまたはその
合金を用いることが特に好適である。Wの比抵抗は比較
的低いため、配線の微細化に伴う比抵抗の増加を最小限
に抑さえることができる。また、Wは窒素プラズマの照
射によって容易に窒化され、非晶質のW−Nを形成す
る。非晶質W−Nのバリア性能は、一般の金属や窒化物
等に比べて非常に高いため、20Å程度の極薄の膜で
も、Cu,Au,Agの拡散を阻止できる。
しては、まず、絶縁膜上にWをスパッタリングあるいは
CVD法によって形成する。このW膜の上に、窒素プラ
ズマを照射する。これによってW表面が窒化され、かつ
アモルファス化する。窒素プラズマの発生方法として
は、高密度のプラズマが立てられるECRを使うのが好
適である。次いで、その上から例えばCuをスパッタリ
ングあるいはCVD法によって成膜し、Cu配線パター
ン加工する。さらに、必要ならば、Wの選択CVDによ
り、Cu配線の周囲にWを薄く被覆する。この後、Wの
表面に窒素プラズマを照射し、表面窒化層を形成する。
線構造体には、金属膜とこの金属膜を構成する金属の窒
化金属膜とからなる積層が少なくとも1層形成されたバ
リア層が形成されている。窒化金属膜をプラズマ照射に
よって形成すると、その結晶構造をX線回折で調べると
ほぼ完全に非晶質であることが判明した。これに対して
他の方法、例えば反応性スパッタリングやCVDによっ
て成膜された膜は、一般的には結晶質窒化金属膜にな
る。従ってプラズマ照射によって形成した窒化金属膜の
方が、絶縁膜や基板へのCu,Au,Agの粒界拡散を
抑制する効果が優れている。また窒化Wの場合には、反
応性スパッタリングでも、条件によっては非晶質状態に
近い膜を得ることができる。ただしこの膜はWとNとの
組成比が2〜4のWリッチの膜である。これに対してプ
ラズマ照射によれば、組成比が1に近い(1±0.2)
膜を得ることができる。このような窒化W膜は、特に高
いバリア性を持つ。また、プラズマ窒化によって金属膜
の表面が窒化されると共にプラズマによる膜表面のスパ
ッタリング効果によってバリア層表面が平坦化される。
これにより、バリア層表面に形成されるCu膜の平坦性
も改善されパターニング加工工程におけるパターン形状
の不良率が著しく改善される。
他の金属に比べて化学的に安定であり、熱処理によるC
u,Au,Agとの反応も非常に小さく、配線の比抵抗
上昇を抑制することができる。また、上記(4)〜
(6)に記載した元素を添加すると、膜密度の向上と共
にバリア性能の向上が認められる。また、プラズマ照射
によって得られる窒化層は100Å以下と薄いため、よ
りバリア性能を高めるために、W膜、Ta膜、又はTa
−W合金層の成膜とプラズマ窒化の繰り返しによってバ
リア層全体の中の窒化膜の割合を増加させることによ
り、Cu,Au,Agの拡散バリア効果を著しく向上で
きる。
層構造に比べて、結晶粒成長に起因するバリア膜表面の
凹凸を小さくできる。このため、上記した膜表面のスパ
ッタリング効果と相まって、バリア膜表面に形成される
金属膜の平坦性もより改善され、パターニング加工工程
におけるパターン形状の不良率が著しく改善される。こ
の結果、0.25μm以下の微細な配線構造において要
求される配線の高度の加工技術(パターニング技術)に
対応できる。
集積回路の配線構造体において用いるTa−W合金、T
a−W系合金、Ta系合金、W系合金それぞれの窒化
物、硼化物、炭化物は、Ta−W合金、Ta−W系合
金、Ta系合金、W系合金と比べて化学的に安定であ
り、熱処理の際にCu,Au,Agとの反応も非常に小
さい。合金膜は純金属膜に比較して結晶粒が一般的に微
細であるため、例えばプラズマ窒化によってより均一
な、非晶質の窒化膜を形成することができる。また形成
後の熱処理による再結晶化も発生しにくい。このため、
これら窒化物、硼化物、炭化物を、Cu,Cu合金,A
u,Au合金,Ag,Ag合金,およびAl−Cu合金
から選ばれた金属からなる配線の拡散防止バリアにする
と、優れた拡散防止効果を発揮する。
体の製造方法によれば、金属膜の表面をプラズマ照射し
てプラズマ窒化金属薄膜を形成するため、例えば25Å
〜50Å程度の厚さのプラズマ窒化金属薄膜を均一に成
膜できる。このため、実質的な窒化物の膜厚を低く保つ
ことができ、配線抵抗が高くなることが極めて少ない。
なお、反応性スパッタリング等による膜厚制御ではこの
ように薄い窒化膜を均一に成膜することは困難である。
g,Cu合金,Au合金,Ag合金,Al−Cu合金か
らなる配線構造体に適用すると、プラズマ窒化金属薄膜
により、配線抵抗を低く保ったままで絶縁膜や基板への
Cu,Au,Agの拡散が良好に抑制されるというバリ
ア効果を得ることができる。
する。 [第1実施例]表1に、Cuに対する各種バリア材料の
バリア性を比較した実験結果を示す。この実験は、積層
構造を有する膜のバリア性を比較検討するために、シリ
コン基板上に種々の構造の膜を形成し、Cuの膜を形成
し、拡散熱処理した後、シリコン基板表面に達したCu
の濃度をSIMS(Secondary Ion Ma
ss Spectroscopy)により測定したもの
である。
計で600Å堆積し、さらにそのバリア膜上にRFマグ
ネトロンスパッタリングにより銅を5000Å堆積して
形成したものである。形成後、各試料に、水素ガス雰囲
気中で500℃×1hの熱処理を施し、シリコン基板表
面の銅濃度を測定した。表1から、多層構造を有するバ
リア層が、銅の拡散防止バリア効果が著しく優れている
ことがわかる。特に、非晶質の窒化物膜を含む多層構造
がバリア性に優れていることがわかる。さらにプラズマ
窒化により形成された非晶質のW窒化物膜を含む多層構
造がバリア性に優れていることがわかる。
の配線構造体とその製造方法の一例を説明する。図1に
示されるように、シリコン基板10の表面に5000Å
のBPSG(Borophosphosilicate
Glass)の絶縁膜12を形成する。この絶縁膜1
2の全表面に、図2に示されるように、タングステン膜
14をRFマグネトロンスパッタリングによってアルゴ
ン雰囲気下全圧2mTorr、成膜速度10Å/sで6
00Å形成する。次に、図3に示されるように、このタ
ングステン膜14の表面に、窒素ガス圧1mTorr、
窒素流量20sccmで、マイクロ波出力600WのE
CRプラズマを60秒間照射することにより、非晶質W
−N膜16を、約20Å形成する。次に、図4に示され
るように、この非晶質W−N膜16の表面に、銅膜18
をRFマグネトロンスパッタリングによってアルゴン雰
囲気下全圧2mTorr、成膜速度60Å/sで形成す
る。その後、図5に示されるように、銅膜18、W−N
膜16、及びタングステン膜14をパターニングして銅
配線20を形成する。さらにその後、図6に示されるよ
うに、CVD法によって、タングステンを銅配線20、
W−N膜16、及びタングステン膜14の外面のみに選
択的に400Å成長させてタングステン被覆膜22を形
成する。このタングステン被覆膜22は、試料温度を2
00℃〜400℃とし、六フッ化タングステンガスと水
素ガスの混合ガスを成膜室に供給し、ガス圧を1Tor
r以下とすることにより形成する。この成膜方法による
と、界面反応が律速となり、銅配線20、W−N膜1
6、およびタングステン膜14の外面にのみタングステ
ンを選択成長させることができる。最後に、図7に示す
ように、CVDタングステン膜の表面を、再び窒素ガス
圧1mTorr、窒素流量20sccmで、マイクロ波
出力600WのECRプラズマを60秒間照射して、非
晶質W−N膜24を約20Å形成する。
には、非晶質W−N膜24の上に、通常のSiO2 等の
絶縁層を設け、この絶縁膜の上に、上記した配線構造体
を同様の方法で製造すればよい。プラズマ窒化膜の膜厚
は、プラズマ電力、加速電圧、基板温度等を変化させる
ことによって制御できる。ECRプラズマを用いた場
合、加速なし、プラズマ電力600W、基板温度室温の
条件下で約20ÅのW−N膜を40秒以上の窒化時間で
形成できる。この膜厚は、窒化時間を5分まで増加させ
てもほとんど増加しなかった。またこの膜に含まれるW
原子とN原子との組成比は1に近い(1±0.2)こと
がAES(Auger Electron Spect
roscopy)によって確認された。
50Åまで、さらに200℃に高めることによって10
0ÅにまでW−N膜厚を増加させることができた。ただ
し50Å以上ではバリア性に顕著な向上は見られず、一
方、W膜厚が減少することによって配線抵抗は僅かなが
ら増大した。さらに、基板温度200℃において、基板
に200Vの加速電圧を加えることによって150Åま
でW−N膜厚を増加させることができた。ただし膜厚が
100Åを越えると、粗な窒化金属膜が形成され、かえ
ってバリア性は劣化した。
間を40秒以下に短縮させたりすることにより、より薄
いW−N膜を得ることもできる。例えばプラズマ電力2
00W、窒化時間10秒において8ÅにまでW−N膜厚
を減少させることができた。ただし膜厚が10Å未満に
なると、顕著にバリア性が低下した。従って、W−N膜
厚は10Å〜100Åの範囲にすることが好ましく、さ
らに10Å〜50Åの範囲にすることが好ましい。
属膜表面を実用的な時間内で窒化させるため、高い密度
のプラズマを発生できる方法が望ましい。通常の13.
56MHzの高周波プラズマでは、実用的な窒化時間内
で十分なW−N膜厚を得る条件は見出せなかった。通常
の高周波プラズマではプラズマ密度が1×1010cm -3
程度と低いためと解釈できる。これに対してECRでは
5×1010cm-3以上の高いプラズマ密度を得ることが
できるため、40秒という短時間の窒化によって十分な
膜厚のW−N膜を得ることができたものと解釈できる。
とができるプラズマ発生方法としては、ヘリコン(He
licon)プラズマ、ICP(Inductive
Coupled Plasma)、TCP(Trans
former Coupled Plasma)等が好
適に使用できる。また、W−Ta合金,Mo,Nb,T
iがTaに添加されたTa系合金、Mo,Nb,Pd,
PbがWに添加されたW系合金の表面を窒化した積層構
造からなるバリア層を使用することにより、さらに高い
バリア性が得られる。
ラズマ窒化Nbを用いた配線構造体の製造方法を、図8
から図10までを参照して説明する。図8に示されるよ
うに、Si基板30の表面に5000ÅのBPSG(B
orophosphosilicate glass)
の絶縁膜32を形成し、この絶縁膜32の表面に、Nb
結晶質膜34を形成する。このNb結晶質膜34は、全
圧2mTorrのAr雰囲気中で、RFマグネトロンス
パッタリングにより成膜速度10Å/sで1000Å成
長させた。その後、このNb結晶質膜34の表面に、N
2 ガス圧1mTorr(流量20sccm)、出力40
0WのECRプラズマを60秒間照射することによりN
b結晶質膜34の表面を窒化し、プラズマ窒化Nb薄膜
(Nb−N)34aを形成した。このプラズマ窒化Nb
薄膜34aの表面に、Cu膜36をRFマグネトロンス
パッタリングにより2mTorrのAr雰囲気中で形成
し、図9に示されるように、これらをパターニングして
Cu配線36aを形成した。図10は、Cu配線36a
とこのCu配線36aの下地膜を示す拡大図であり、N
b結晶質膜34の上部にはプラズマ照射により非晶質の
窒化Nb薄膜34aが形成されている。なお。Cu膜3
6の代わりにAl−Cu合金膜を形成した場合にも、N
b−N/Nb層積膜はAl−Cu合金膜中のCuの拡散
を防止するために有効である。 [第3実施例]ここでは、配線構造体の実施例を、比較
例と共に説明する。
膜とプラズマ窒化Nb薄膜(Nb−N)を用いた実施
例、スパッタリングによって1000ÅのTi−Nを下
地として形成した比較例、及び下地を絶縁膜のままとし
た比較例それぞれ配線抵抗の値である。試料は、Al−
Cu合金配線と下地膜を合わせた合計の膜厚が1000
0Åとなるように積膜し、プラズマ窒化Nb薄膜の厚さ
は25Å〜50Åの範囲である。
化金属薄膜を用いた実施例、及び各種の下地材料を用い
た比較例の、Cuに対するバリア性をSIMS(Sec
ondary−Ion Mass Spectrosc
opy 二次イオン質量分析)によって評価した結果で
ある。試料は下地の上にCuを1000Å積膜し、H 2
雰囲気中で600℃×1hの熱処理(昇温速度:100
℃/h)を行ったもので、これらをSIMSを用いてC
uのデプスプロファイルを得ることにより、Siウエハ
中のCuの濃度を比較した。
されている金属膜、窒化物膜に比べ本実施例のように下
地の表面をプラズマ窒化しプラズマ窒化金属薄膜を形成
すると、配線抵抗の上昇を抑制できると共にCuの拡散
を著しく減少させることができる。 [第4実施例]次に、配線構造体の他の実施例を、比較
例とともに説明する。
uに対するバリア性の相違を比較するために、Cu/M
/Si(Mは各種バリア層を表わす)積層膜を拡散熱処
理した後、Si表面のCu濃度をSIMS(Secon
dary−Ion MassSpectroscop
y)によって測定した結果である。
のバリア膜をRFマグネトロンスパッタリングにより6
00Å堆積させた。一方、実施例の試料は、先ず、Si
基板上に金属膜をRFマグネトロンスパッタリングで形
成し、この金属膜の表面にプラズマ窒化金属薄膜をEC
Rプラズマ窒化法により形成して1層目とし、この1層
目の上に上記方法で金属膜、プラズマ窒化金属薄膜を順
次形成して厚さ600Åの多層のバリア層を形成した。
さらに、これら比較例と実施例の試料の表面に、Cuを
RFマグネトロンスパッタリングにより5000Å積層
して多層膜を形成し、この多層膜が形成されたこれらの
試料に、H2 ガス雰囲気中で640℃×1hの熱処理を
施し、その後、Si表面のCu濃度をSIMSを用いて
測定し、比較した。表3から明らかなように、従来のC
r、Mo、TiN等のバリア膜に比べて、実施例のバリ
ア層ではSi表面のCu濃度が著しく減少しており、本
発明の有効性が明らかに分かる。
上記表4のうちのW膜とプラズマ窒化W薄膜(W−N/
W)からなる層を6層に積層したバリア層が形成された
配線構造体の形成方法を説明する。図11に示されるよ
うにに、Si基板40の表面に5000ÅのBPSG
(Borophosphosilicate glas
s)の絶縁膜42を形成し、この絶縁膜42の全表面に
W膜を、全圧2mTorrのArガス雰囲気中でRFマ
グネトロンスパッタリングにより成膜速度10Å/sで
100Å成長させる。このW膜の表面に、N2 ガス圧力
1mTorr,プラズマ出力400WのECRプラズマ
を60s照射することによりW膜の表面を窒化してプラ
ズマ窒化膜を形成し、これによりW膜とプラズマ窒化W
薄膜からなる層を形成する。この層の上に、上記方法の
繰り返しによって膜厚600Åの多層のバリア層44を
形成する。このバリア層44の表面に、Cu膜46を全
圧2mTorrのArガス雰囲気中でRFマグネトロン
スパッタリングにより成膜速度60Å/sで5000Å
成長させる。その後、図12に示されるように、バリア
層44とCu膜46をパターニングして下地膜44aと
配線46aを形成する。さらにその後、図13に示され
るように、CVD法によりWを下地膜44aと配線46
aの外面のみに400Å成長させてW被覆膜48を形成
する。このW被覆膜48は、試料温度を200〜400
℃としWF6 とH2 の混合ガスを成膜室へ供給し、この
混合ガスの圧力を1Torr以下にして形成する。この
成膜方法によると、界面反応が律速となり、下地膜44
aと配線46aの外面のみにWを選択成長させることが
できる。ここで、この配線構造体を多層化するために
は、W被覆膜48上にSiO2 膜など絶縁膜を形成し、
この絶縁膜の上に上記した配線構造体を同様の方法で作
製すればよい。 [第5実施例]先ず、表5〜表7に、各種材料のCuに
対するバリア性を比較した実験結果を示す。この実験
は、各種材料のバリア性を比較するために、Cu/M/
Si積層膜(Mは各種バリア膜材料を表す。)積層膜を
形成し拡散熱処理した後、Si表面のCu濃度をSIM
S(Secondary−Ion Mass Spec
troscopy 二次イオン質量分析)により測定し
たものである。
又はArガスを用いて、RFマグネトロンスパッタリン
グによりSi基板上にバリア材料合金膜を600Å堆積
させ、さらにこのバリア材料合金膜上に、ArガスのR
FマグネトロンスパッタリングによりCuを5000Å
堆積させて形成した。その後、これらの多層膜に、H 2
ガス雰囲気中で650℃×1.5hの熱処理を施し、S
i基板表面のCu濃度をSIMS用いて測定し比較し
た。
の窒化物、硼化物、及び炭化物は従来のバリア材料に比
べてバリア効果が優れていることがはっきりと分かる。
次に、図14から図16までを参照して、本発明の配線
構造体とその製造方法の一例を説明する。図14に示さ
れるように、Si基板50の表面に5000ÅのBPS
G(Borophosphosilicate gla
ss)の絶縁膜52を形成し、この絶縁膜52の全表面
にTa15W80Mo5 −N膜54(Ta15W80Mo5 −N
は、15at%のTa、80at%のW、5at%のM
oからなる合金の窒化物を表す。)を、全圧2mTor
rのAr50%、N2 50%ガス雰囲気中でRFマグネ
トロンスパッタリングにより成膜速度10Å/sで60
0Å成長させる。このTa15W80Mo5 −N膜54の表
面にCu膜56を、全圧2mTorrのArガス雰囲気
中でRFマグネトロンスパッタリングにより成膜速度6
0Å/sで5000Å成長させる。その後、図15に示
されるように、Ta15W80Mo5 −N膜54とCu膜5
6をパターニングして下地膜54aとCu配線56aを
形成する。さらにその後、図16に示されるように、C
VD法によりWを下地膜54aとCu配線56aの外面
のみに選択的に400Å成長させ、W被覆膜58を形成
する。このW被覆膜58は、試料温度を200〜400
℃としWF6 とH2 の混合ガスを成膜室へ供給し、この
混合ガスのガス圧を1Torr以下にすることにより形
成する。この成膜方法によると、界面反応が律速にな
り、下地膜54aとCu配線56aの外面のみにWを選
択成長させることができる。ここで、この配線構造体を
多層化するためには、W被覆層58上にSiO2 等の絶
縁膜を設け、この絶縁膜上に上記した配線構造体を同様
の方法で作製すればよい。
構造体は、金属膜と金属化合物膜とを重ねた少なくとも
1つの積層からなるバリア層を配線の下地又は被覆にし
たため、配線抵抗を上昇させることなくCuの拡散を防
止させることができ、信頼性に優れた半導体の配線構造
を実現することができた。従って本発明の工業的意義は
非常に大きいものとなる。本発明を、Cu配線に適用す
ると、Cu配線の抵抗を上昇させることなくCuの拡散
を防止することができ、信頼性に優れた半導体の配線構
造体を実現することができる。
膜とこの金属膜を構成する金属の窒化金属薄膜からなる
層が少なくとも1層形成されたバリア層が形成されてい
るため、バリア層表面に形成されるCu膜の平坦性が改
善されパターニング加工工程におけるパターン形状の不
良率が著しく改善される。また、本発明の第3から第6
までの半導体集積回路の配線構造体では、バリア性の良
好なTa−W合金、Ta−W系合金、Ta系合金、W系
合金の窒化物、硼化物、炭化物をCu配線の下地及び/
又は被覆にしているため、Cuの拡散を十分に抑制した
配線構造体を実現することができる。したがって、本発
明により、比抵抗がAlより小さく耐エレクトロマイグ
レーションに優れた、工業的意義が非常に大きいCu配
線が実現できる。
示す断面図である。
示す断面図である。
示す断面図である。
示す断面図である。
示す断面図である。
示す断面図である。
示す断面図である。
示す断面図である。
示す断面図である。
を示す断面図である。
を示す断面図である。
を示す断面図である。
を示す断面図である。
を示す断面図である。
を示す断面図である。
を示す断面図である。
Claims (20)
- 【請求項1】 Cu,Cu合金,Au,Au合金,A
g,Ag合金,およびAl−Cu合金から選ばれた金属
からなる配線を備えた半導体集積回路の配線構造体にお
いて、 窒化物、硼化物、及び炭化物から選ばれた金属化合物膜
と金属膜とを重ねた少なくとも1つの積層からなるバリ
ア層を、前記配線の下地及び/又は被覆として備えたこ
とを特徴とする半導体集積回路の配線構造体。 - 【請求項2】 前記金属化合物膜が非晶質であることを
特徴とする請求項1記載の半導体集積回路の配線構造
体。 - 【請求項3】 前記金属化合物膜が非晶質の遷移金属窒
化物膜であることを特徴とする請求項1記載の半導体集
積回路の配線構造体。 - 【請求項4】 前記金属化合物膜が、非晶質の窒化W膜
及び非晶質の窒化W合金膜のいずれか一方の膜であるこ
とを特徴とする請求項1記載の半導体集積回路の配線構
造体。 - 【請求項5】 前記金属化合物膜が、10Å〜100Å
の範囲内の厚さを有する非晶質の遷移金属窒化物膜であ
ることを特徴とする請求項1記載の半導体集積回路の構
造体。 - 【請求項6】 Cu,Cu合金,Au,Au合金,A
g,Ag合金,およびAl−Cu合金から選ばれた金属
からなる配線を備えた半導体集積回路の配線構造体にお
いて、 金属膜と、該金属膜の表面に形成された、該金属膜を構
成する金属の窒化金属膜とで構成される少なくとも1つ
の積層からなるバリア層を、前記配線の下地及び/又は
被覆として備えたことを特徴とする半導体集積回路の配
線構造体。 - 【請求項7】 前記金属膜が、Ta膜、W膜、及びTa
−W合金膜から選ばれた膜であることを特徴とする請求
項6記載の半導体集積回路の配線構造体。 - 【請求項8】 前記金属膜が、Mo、Nb、及びTiか
ら選ばれた1つ以上の金属が添加されたTa合金膜であ
ることを特徴とする請求項6記載の半導体集積回路の配
線構造体。 - 【請求項9】 前記金属膜が、Mo、Nb、Pd、及び
Pbから選ばれた1つ以上の金属が添加されたW合金膜
であることを特徴とする請求項6記載の半導体集積回路
の配線構造体。 - 【請求項10】 前記金属膜が、Moを添加したTa−
W合金膜であることを特徴とする請求項6記載の半導体
集積回路の配線構造体。 - 【請求項11】 前記金属膜が、Nbを添加したTa−
W合金膜であることを特徴とする請求項6記載の半導体
集積回路の配線構造体。 - 【請求項12】 前記金属膜が、Mo及びNbを添加し
たTa−W合金膜であることを特徴とする請求項6記載
の半導体集積回路の配線構造体。 - 【請求項13】 Cu,Cu合金,Au,Au合金,A
g,Ag合金,およびAl−Cu合金から選ばれた金属
からなる配線を備えた半導体集積回路の配線構造体にお
いて、 Ta−W合金の窒化物、硼化物、及び炭化物から選ばれ
たバリア層を、前記配線の下地及び/又は被覆として備
えたことを特徴とする半導体集積回路の配線構造体。 - 【請求項14】 Cu,Cu合金,Au,Au合金,A
g,Ag合金,およびAl−Cu合金から選ばれた金属
からなる配線を備えた半導体集積回路の配線構造体にお
いて、 MoがTa−W合金に添加されてなるTa−W系合金の
窒化物、硼化物、及び炭化物から選ばれたバリア層を、
前記配線の下地及び/又は被覆として備えたことを特徴
とする半導体集積回路の配線構造体。 - 【請求項15】 Cu,Cu合金,Au,Au合金,A
g,Ag合金,およびAl−Cu合金から選ばれた金属
からなる配線を備えた半導体集積回路の配線構造体にお
いて、 NbがTa−W合金に添加されてなるTa−W系合金の
窒化物、硼化物、及び炭化物から選ばれたバリア層を、
前記配線の下地及び/又は被覆として備えたことを特徴
とする半導体集積回路の配線構造体。 - 【請求項16】 Cu,Cu合金,Au,Au合金,A
g,Ag合金,およびAl−Cu合金から選ばれた金属
からなる配線を備えた半導体集積回路の配線構造体にお
いて、 Mo及びNbがTa−W合金に添加されてなるTa−W
系合金の窒化物、硼化物、及び炭化物から選ばれたバリ
ア層を、前記配線の下地及び/又は被覆として備えたこ
とを特徴とする半導体集積回路の配線構造体。 - 【請求項17】 Cu,Cu合金,Au,Au合金,A
g,Ag合金,およびAl−Cu合金から選ばれた金属
からなる配線を備えた半導体集積回路の配線構造体にお
いて、 Mo、Nb、及びTiから選ばれた1つ以上の金属がT
aに添加されてなるTa系合金の窒化物、硼化物、及び
炭化物から選択されたバリア層を、前記配線の下地及び
/又は被覆として備えたことを特徴とする半導体集積回
路の配線構造体。 - 【請求項18】 Cu,Cu合金,Au,Au合金,A
g,Ag合金,およびAl−Cu合金から選ばれた金属
からなる配線を備えた半導体集積回路の配線構造体にお
いて、 Mo、Nb、Pd、及びPbから選ばれた1つ以上の金
属がWに添加されてなるW系合金の窒化物、硼化物、及
び炭化物から選択されたバリア層を、前記配線の下地及
び/又は被覆として備えたことを特徴とする半導体集積
回路の配線構造体。 - 【請求項19】 半導体集積回路の配線構造体の製造方
法において、 絶縁膜の上に金属膜を形成し、 該金属膜の表面をプラズマ照射して窒化金属膜を形成
し、 該窒化金属膜の上に配線を形成することを特徴とする半
導体集積回路の配線構造体の製造方法。 - 【請求項20】 前記プラズマ照射が、電子サイクロト
ロン共鳴条件下で電子を加速して発生させたプラズマの
照射であることを特徴とする請求項19記載の半導体集
積回路の配線構造体の製造方法。
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JP6826093 | 1993-03-26 | ||
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JP5-65415 | 1993-03-26 | ||
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