JPH06332990A - フィレット面の作成指示方法 - Google Patents

フィレット面の作成指示方法

Info

Publication number
JPH06332990A
JPH06332990A JP5121449A JP12144993A JPH06332990A JP H06332990 A JPH06332990 A JP H06332990A JP 5121449 A JP5121449 A JP 5121449A JP 12144993 A JP12144993 A JP 12144993A JP H06332990 A JPH06332990 A JP H06332990A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temporary
contact
cad device
instruction
arc
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP5121449A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3087517B2 (ja
Inventor
Koji Sawada
晃二 沢田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP05121449A priority Critical patent/JP3087517B2/ja
Publication of JPH06332990A publication Critical patent/JPH06332990A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3087517B2 publication Critical patent/JP3087517B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 フィレット面の作成を短時間で済ませ、かつ
指示作業の混乱を防止することを目的とする。 【構成】 CAD装置の使用者が、先に作成した形状中
の角部を形成する組をなす曲面F1, F2の共通稜線E1と複
数の切断面の各々との交点の内の代表点A1〜A4の位置
と、各切断面内で曲面F1, F2に接する接円弧の半径R1,
R2とを指示した後、CAD装置が、各切断面内にて曲面
F1, F2に上記交点で接するように求めた二本の直線L3,
L4に上記接円弧半径で接するように仮の接円弧SCを設定
し、さらにその仮の接円弧SC同士を滑らかに繋いで仮の
フィレット面SFを作成してそれらを先に作成した形状中
に表示し、CAD装置の使用者が、それら仮の接円弧SC
および仮のフィレット面SFと上記組をなす曲面F1, F2
の位置関係を調査して、必要に応じ先の指示の修正や新
たな指示の追加を行うことを特徴とするものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、コンピューター支援
設計(CAD)装置に、先に作成した形状中の角部に丸
め処理を施すためにその角部に埋め込むフィレット面の
作成を指示する際に用いられる、作成指示方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】一般にCAD装置は、図5に示す如く、
データ等の演算や処理を行う中央処理ユニット(CP
U)1と、プログラムやデータ等を記憶するメモリ2
と、プログラムやデータ等を人のキー操作に基づき入力
するキーボード3と、プログラムやデータ等を印字出力
するプリンタ4と、図形等を画面上に表示する画像表示
装置(CRT)5と、そのCRT5の画面上に表示した
目印を人の操作に基づき移動させるとともにその移動に
基づくデータを入力するマウス6と、フロッピーディス
クやハードディスク等の記録媒体を収容する補助記憶装
置7と、それらを相互に接続するバスライン8と、を具
えてなり、該CAD装置の使用者が上記キーボード3や
マウス6等を操作して指示した内容を入力して、その指
示内容に基づき所定のプログラムに従い演算や処理を行
って図形等を作成して、それらを上記CRT5の画面上
に表示する。
【0003】図6および図7は、かかるCAD装置で、
先に作成した形状中の角部に埋め込むフィレット面を作
成する際の、従来の作成指示方法を例示しており、この
方法では、図7に示す手順に従い、先ずステップ11で、
CAD装置の使用者が、図形の作成や削除等のための種
々のコマンド中からフィレット面作成コマンドを選択し
て入力し、次いでステップ12および13を複数回繰り返し
行うことにより、CAD装置の使用者が、図6(a)に
示すように、先に作成した形状中の角部を形成する組な
す二つの曲面F1,F2の共通の稜線E1に各々直交する(例
えば切断面C1〜C4を含む)複数の切断面とその稜線E1
の交点のうち幾つかの代表点(例えば稜線E1の両端点
A1, A2とそれらの間の二点A3, A4)の位置と、各切断面
内でそれら二つの曲面F1,F2に接する接円弧CCの半径
(例えば半径R1,R2)とを逐次入力して指示し、CAD
装置が、それら指示された内容を記憶する。
【0004】しかる後ここでは、ステップ14で、CAD
装置が、指示された切断面と稜線E1との交点A1〜A4の位
置に基づき、図6(a)に示すように、例えば切断面C1
〜C4を含めて均等割りつけ等により複数の切断面を設定
して、各切断面に関する曲面F1,F2の断面線(各切断面
と曲面F1,F2との交線)L1,L2を求め、次いで、例えば
切断面C1について図6(b)に示すように、各切断面上
でその切断面に関し指示された半径R1もしくはR2の接円
弧CCが断面線L1,L2にそれぞれ接する接点P1,P2の位置
を求め、それらの接点P1, P2同士を滑らかに繋いで足曲
線CL1, CL2を求めて、それらの足曲線CL1, CL2を画面上
に表示し、次いで、CAD装置の使用者が、それらの足
曲線CL1, CL2が元の曲面F1,F2から離れていないかを調
査して、離れていなければフィレット面の作成を指示
し、その後、その指示に基づきCAD装置が、図6
(a)に示すように、上記複数の切断面上の接円弧CC同
士を滑らかに繋いでフィレット面FLを作成する。
【0005】この一方、CAD装置の使用者の調査の結
果、上記足曲線CL1, CL2が元の曲面F1,F2から離れてい
る箇所があった場合は、ステップ11からステップ12およ
び13へ戻って、CAD装置の使用者が、その離れている
箇所について、先に指定した切断面と稜線E1との交点の
位置や接円弧の半径を変更したり、切断面と稜線E1との
交点の位置を新たに追加指示したりし、その後再びステ
ップ14で、その変更や追加のあった指示に基づきCAD
装置が、上記演算処理を行って足曲線CL1, CL2を求め直
し、以後、上記調査以降の手順が再度繰り返される。
【0006】なお、従来の作成指示方法には、ステップ
11〜13での指示とステップ14でのフィレット面の作成と
を、角部を形成する、一つの組をなす二つの曲面毎に繰
り返して行う上述した逐次処理方式の他、各々角部を形
成する、幾つかの組をなす曲面についてステップ11〜13
での指示を繰り返して行った後に、ステップ14でのフィ
レット面の作成を一括して行う一括処理方式とがある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の作成指示方法では、接円弧を求めるための切断面の位
置の指示を組をなす二つの曲面の共通の稜線上の交点で
行うことから、接円弧と二つの曲面との接点の位置を予
測するのが難しく、例えば図3に示すように、切断面の
位置を指示する点として点A6や点A11, A12を指示してし
まうと、接点や足曲線が曲面外へ出て離れてしまうた
め、上記したように再指示およびそれに基づく再演算が
必要となり、一般に曲線となる上記断面線と接円弧との
接点の位置を求める演算には長時間を要するので、かか
る再演算はフィレット面の作成に長時間を費やす原因と
なっていた。また多数のフィレット面を作成する場合に
は、演算に時間がかかることから通常後者の一括処理方
式がとられるが、上記従来の作成指示方法では、フィレ
ット面の数が多くなると指示済みの箇所か未指示の箇所
かが不明確になり、指示作業が混乱するという問題もあ
った。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記課題を
有利に解決した作成指示方法を提供することを目的とす
るものであり、この発明のフィレット面の作成指示方法
は、CAD装置に、先に作成した形状中の角部に埋め込
むフィレット面の作成を指示するに際し、前記CAD装
置の使用者が、前記先に作成した形状中の角部を形成す
る組をなす曲面の共通の稜線と複数の切断面の各々との
交点の位置と、前記各切断面内で前記組をなす曲面に接
する接円弧の半径とを指示した後、前記CAD装置が、
先ず、前記各切断面につき、その切断面内に位置し前記
組をなす曲面に前記指示された交点位置で各々接する二
本の直線を求め、次いで、前記各切断面につき、その切
断面内に位置し前記指示された接円弧の半径を持って前
記二本の直線に接するように設定した仮の接円弧を、前
記先に作成した形状中に表示し、その後、前記複数の切
断面についての前記二本の直線と前記仮の接円弧との接
点同士を滑らかに繋いで作成した仮の足曲線と、前記複
数の切断面についての前記仮の接円弧同士を滑らかに繋
いで作成した仮のフィレット面との少なくとも一方を前
記先に作成した形状中に表示し、前記CAD装置の使用
者が、前記CAD装置により表示された、前記仮の接円
弧と前記組をなす曲面との位置関係および、前記仮の足
曲線と前記仮のフィレット面との少なくとも一方と前記
組をなす曲面との位置関係を調査して、それらの調査結
果に基づき、必要に応じ前記指示の内容修正および新た
な指示の追加の少なくとも一方を行うことを特徴とする
ものである。
【0009】
【作用】かかる作成指示方法にあっては、CAD装置の
使用者が、複数の切断面の位置とそこでの接円弧の半径
とを指示した後、それらの指示に基づきCAD装置が、
先ず、通常の曲線に対する接円弧の設定よりは短時間で
済むように、各切断面内で角部を形成する組をなす曲面
に接する二本の直線を求め、それらの直線に接する仮の
接円弧を設定して、その仮の接円弧を先に作成した形状
中に表示し、その後、複数の切断面についてのそれら二
本の直線と仮の接円弧との接点同士を滑らかに繋いで作
成した仮の足曲線と、複数の切断面についての仮の接円
弧同士を滑らかに繋いで作成した仮のフィレット面との
少なくとも一方を、先に作成した形状中に表示する。そ
して、CAD装置の使用者が、その短時間で求めて表示
した仮の接円弧および、それに基づいて作成した仮の足
曲線や仮のフィレット面と、先に作成した形状中の組を
なす曲面との位置関係を調査して、それらの調査結果に
基づき、必要に応じ前記指示の内容修正および新たな指
示の追加の少なくとも一方を行う。
【0010】従ってこの発明の方法によれば、CAD装
置の使用者の指示に対するおおよその結果が短時間で求
まり、その結果に基づき先に与えた指示の内容修正や新
たな指示の追加を的確に行うことができるので、フィレ
ット面の作成のための再演算を大幅に減らし得て、フィ
レット面の作成を短時間で済ませることができる。
【0011】しかもこの発明の方法によれば、設定した
仮の接円弧および、それに基づき作成した仮の足曲線と
仮のフィレット面との少なくとも一方をCAD装置が表
示するので、指示するフィレット面の数が多くなって
も、指示済みの箇所か未指示の箇所かを常に明確にし得
て、指示作業の混乱を防止することができる。
【0012】
【実施例】以下に、この発明の実施例を図面に基づき詳
細に説明する。図1は、この発明のフィレット面の作成
指示方法の一実施例を示す説明図、また図2は、その実
施例の方法の具体的手順を示すフローチャートであり、
図1中、図6と同様の部分は、それと同一の符号にて示
す。なお、この実施例の方法も、図5に示す構成を具え
るCAD装置で実施し得るものであり、この方法では後
述の如く、先に記した逐次処理方式も一括処理方式も、
いずれも行うことができる。
【0013】この実施例の作成指示方法は、図2に示す
ように、フィレット面情報入力コマンドと、フィレット
面情報変更コマンドと、フィレット面作成コマンドとの
三種類のコマンド(命令)の内から、後述の如く所要に
応じて一つを選択し得るようになっており、ステップ21
でフィレット面情報入力コマンドを選択すると、ステッ
プ22〜28のフィレット面情報入力手順を実行し、ステッ
プ31でフィレット面情報変更コマンドを選択すると、ス
テップ32〜38のフィレット面情報変更手順を実行し、ス
テップ41でフィレット面作成コマンドを選択すると、ス
テップ42, 43のフィレット面作成手順を実行することに
なる。
【0014】すなわち、この実施例の方法で、フィレッ
ト面の作成を指示するに際しては、図2中の手順の開始
後のコマンド選択待ち状態から、先ずステップ21で、C
AD装置の使用者が、フィレット面情報入力コマンドを
選択し、次いでステップ22および23を複数回繰り返し、
そこでは、CAD装置の使用者が、図1(a)に示すよ
うに、先に作成した形状中の角部を形成する組なす二つ
の曲面F1,F2の共通の稜線E1に各々直交する複数の切断
面とその稜線E1との交点のうち幾つかの代表点(例えば
稜線E1の両端点A1, A2とそれらの間の二点A3, A4)の位
置と、各切断面内でそれら二つの曲面F1,F2に接する接
円弧の半径(例えば半径R1,R2)とを逐次入力して指示
する。
【0015】続くステップ24では、CAD装置が、それ
ら指示された切断面と稜線E1との交点A1〜A4の位置に基
づき、例えば均等割りつけ等により複数の切断面を設定
し、例えば交点A3を含む切断面につき図1(b)に示す
ように、各切断面について、その切断面内に位置し、か
つ上記組をなす二つの曲面F1,F2ひいてはそれらの断面
線L1,L2にその指示された交点位置で各々接する二本の
直線L3, L4を演算により求め、次いで上記各切断面につ
き、その切断面内に位置し、かつ上記指示された接円弧
の半径(例えば図1(b)の切断面では半径R1)を持っ
て上記二本の直線L3, L4に接するように仮の接円弧SCを
演算により設定し、それら複数の切断面についての仮の
接円弧SCを、図1(a)に示すように、画面上の先に作
成した形状中に表示する。
【0016】次いでここでは、ステップ25で、CAD装
置の使用者が画面上の表示を参照して、入力がOKか否
か、すなわち上記各切断面につき、仮の接円弧SCと上記
二本の直線L3, L4との接点P3, P4が元の曲面F1,F2に概
略接しているか否かおよび、あまり接していない場合で
もその切断面の位置での元の曲面F1,F2の曲がり具合か
らみてその位置に正規の接円弧を設定したならばそれが
元の曲面F1,F2に接しそうであるか否かを調査して、入
力がOKの場合、すなわち上記仮の接円弧SCの接点P3,
P4が元の曲面F1,F2に概略接しているか、あるいはその
切断面の位置に正規の接円弧を設定したならば元の曲面
F1,F2に接しそうな場合にはステップ26へ進み、そうで
ない場合、例えば図3中の上部に示す交点A6を含む切断
面のように、仮の接円弧SCの接点P4が元の曲面F2から外
れているような場合には、ステップ22へ戻って先の指示
を取消し、適当な切断面の交点の位置、例えば図4中の
交点A8を再度入力する。なお、図3および図4に示す例
では、フィレット面を交点A7の位置で収束消滅させるた
め、交点A7に関する接円弧の指定半径はゼロとなってい
る。
【0017】そして上記ステップ26では、CAD装置
が、指示された複数の切断面と稜線E1との交点(例えば
交点A1〜A4を含む上記均等割りつけした交点)の位置
と、各切断面内で上記二つの曲面F1,F2に接する接円弧
の半径(例えば半径R1,R2)とを記憶し、続くステップ
27では、CAD装置の使用者が、入力による指示を終了
したか否かを判断する。ここで、例えば図3および図4
中の互いに連なる二組の組をなす面F3, F4およびF5, F6
の如く、フィレット面の作成を指示する曲面が未だ残っ
ており、しかも一括処理方式をとる方が好ましい場合に
は、入力による指示が終了していないと判断して、ステ
ップ22へ戻り上記指示手順を繰り返す(例えば図3に示
す例では切断面の交点A9〜A12 およびそれらの切断面に
関する接円弧の半径R1,R2を指示する) 。この一方上記
ステップ27で、フィレット面の作成を指示する曲面がも
う残っていないか、残っていても逐次処理方式をとる方
が好ましい場合には、入力による指示を終了したと判断
して、ステップ28へ進む。
【0018】このステップ28では、CAD装置が、記憶
している指示内容に基づき、上記複数の切断面内の仮の
接円弧SC同士を滑らかに繋いで仮のフィレット面SFを作
成する演算を行い、次いで、その作成した仮のフィレッ
ト面SFを、図1(a)に示すように、画面上の先に作成
した形状中に表示し、その後は、先に記したコマンド選
択待ち状態へ戻る。
【0019】ところで、上記ステップ28で表示した仮の
フィレット面SFが、例えば図3中の下部に示す交点A11
と交点A12 との間のように元の曲面F4, F6から外れてい
るような場合には、ステップ21以後の手順へ戻って先の
入力指示を取消し、指示を再入力しても良いが、ステッ
プ31で、CAD装置の使用者が、フィレット面情報入力
コマンドを選択しても良く、その場合には、CAD装置
が、先のステップ21以後の手順で記憶した内容に基づ
き、画面上の先に作成した形状中に仮の接円弧SCと仮の
フィレット面SFとを表示し、それをCAD装置の使用者
が参照して、変更を要する部分を確認し、その変更部分
(例えば図4中の交点A11 と交点A12 との間への交点A
13 の追加指示とそこでの接円弧の半径R3の指示) につ
いてのみ、上記ステップ22〜27と概略同様の処理である
ステップ32〜37の処理を行い、次いでステップ38で、そ
の変更後の指示に基づきCAD装置が、仮のフィレット
面SFを作成し直す演算を行って、それにより作成し直し
た仮のフィレット面SFを、図1(a)に示すように、画
面上の先に作成した形状中に表示し、その後は、先に記
したコマンド選択待ち状態へ戻る。
【0020】上述した手順により、フィレット面作成の
ためのCAD装置への指示が終了したことから、ここで
は次にステップ41で、CAD装置の使用者が、フィレッ
ト面作成コマンドを選択し、続くステップ42で、先に記
した図7のステップ14と同様に、CAD装置が、記憶し
ている指示内容に基づき上記複数の切断面内でそれぞれ
接円弧を設定し、それらの接円弧同士を滑らかに繋いで
フィレット面を作成して、それを画面上の先に作成した
形状中に表示し、次いでステップ43で、CAD装置の使
用者が、所要の組をなす面につきフィレット面の作成が
終了したか否かを判断して、終了していなければステッ
プ42へ戻るが、終了していれば先に記したコマンド選択
待ち状態へ戻る。なお、これによって作成し表示したフ
ィレット面に未だ不具合があった場合(かかる場合は実
際上は殆どないと思われるが)には、上記ステップ21ま
たは31を選択してその不具合箇所を修正すれば良い。
【0021】従って上記実施例の方法によれば、曲線と
曲線との接点を求める演算に比較して短時間で済む直線
と曲線との接点を求める演算によって仮の接円弧SCを設
定するとともに、それに基づき仮のフィレット面SFを求
めてそれらを表示することから、CAD装置の使用者の
指示に対するおおよその結果が短時間で求まり、その結
果に基づき、先に与えた指示の内容修正や新たな指示の
追加を的確に行うことができるので、フィレット面の作
成のための再演算を大幅に減らし、あるいは実質的に無
くし得て、フィレット面の作成を短時間で済ませること
ができる。
【0022】しかも上記実施例の方法によれば、設定し
た仮の接円弧SCおよび、それに基づき作成した仮のフィ
レット面SFを、CAD装置が画面上に逐次表示するの
で、一括処理方式をとったために、指示するフィレット
面の数が多くなった場合でも、指示済みの箇所か未指示
の箇所かを常に明確にし得て、指示作業の混乱を防止す
ることができる。
【0023】以上、図示例に基づき説明したが、この発
明は上述の実施例に限定されるものでなく、例えば、C
AD装置が、設定した複数の切断面の各々につき、その
切断面内に位置し先に作成した形状中の角部を形成する
組をなす曲面に指示された交点位置で各々接するように
求めた二本の直線と、その切断面内に位置し指示された
接円弧の半径を持つ仮の接円弧との接点を求め、上記複
数の切断面についてそれらの接点同士を滑らかに繋いで
仮の足曲線を作成して、その仮の足曲線を上記仮の接円
弧とともに画面上の先に作成した形状中に表示し、CA
D装置の使用者が、それらと上記組をなす曲面との位置
関係を調査して、必要に応じ前記指示の内容修正や新た
な指示の追加を行うようにしても良く、かかる場合に
も、上述の実施例と同様の作用効果を得ることができ
る。
【0024】
【発明の効果】かくしてこの発明のフィレット面の作成
指示方法によれば、CAD装置の使用者の指示に対する
おおよその結果が短時間で求まり、その結果に基づき先
に与えた指示の内容修正や新たな指示の追加を的確に行
うことができるので、フィレット面の作成のための再演
算を大幅に減らし得て、フィレット面の作成を短時間で
済ませることができる。
【0025】しかもこの発明の方法によれば、設定した
仮の接円弧および、それに基づき作成した仮の足曲線と
仮のフィレット面との少なくとも一方をCAD装置が表
示するので、指示するフィレット面の数が多くなって
も、指示済みの箇所か未指示の箇所かを常に明確にし得
て、指示作業の混乱を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)および(b)は、この発明のフィレット
面の作成指示方法の一実施例を示す説明図である。
【図2】上記実施例の方法の具体的手順を示すフローチ
ャートである。
【図3】上記実施例の方法で表示した仮の接円弧および
仮のフィレット面が組をなす曲面から実質的に離れてい
る場合の例を示す説明図である。
【図4】上記図3に示す、仮の接円弧および仮のフィレ
ット面が組をなす曲面から実質的に離れている場合に、
上記実施例の方法で指示内容を変更・追加した結果を示
す説明図である。
【図5】従来例および上記実施例の作成指示方法の実施
に用い得るCAD装置を例示する構成図である。
【図6】(a)および(b)は、従来のフィレット面の
作成指示方法を例示する説明図である。
【図7】上記従来例の方法の具体的手順を示すフローチ
ャートである。
【符号の説明】
A1〜A13 交点 E1 共通の稜線 F1〜F6 組をなす曲面 L1, L2 断面線 L3, L4 曲面に接する直線 R1〜R3 接円弧の半径 P1, P2 曲面と接円弧との接点 P3, P4 直線と仮の接円弧との接点 SC 仮の接円弧 SF 仮のフィレット面

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 CAD装置に、先に作成した形状中の角
    部に埋め込むフィレット面の作成を指示するに際し、 前記CAD装置の使用者が、前記先に作成した形状中の
    角部を形成する組をなす曲面の共通の稜線と複数の切断
    面の各々との交点の位置と、前記各切断面内で前記組を
    なす曲面に接する接円弧の半径とを指示した後、 前記CAD装置が、先ず、前記各切断面につき、その切
    断面内に位置し前記組をなす曲面に前記指示された交点
    位置で各々接する二本の直線を求め、次いで、前記各切
    断面につき、その切断面内に位置し前記指示された接円
    弧の半径を持って前記二本の直線に接するように設定し
    た仮の接円弧を、前記先に作成した形状中に表示し、そ
    の後、前記複数の切断面についての前記二本の直線と前
    記仮の接円弧との接点同士を滑らかに繋いで作成した仮
    の足曲線と、前記複数の切断面についての前記仮の接円
    弧同士を滑らかに繋いで作成した仮のフィレット面との
    少なくとも一方を前記先に作成した形状中に表示し、 前記CAD装置の使用者が、前記CAD装置により表示
    された、前記仮の接円弧と前記組をなす曲面との位置関
    係および、前記仮の足曲線と前記仮のフィレット面との
    少なくとも一方と前記組をなす曲面との位置関係を調査
    して、それらの調査結果に基づき、必要に応じ前記指示
    の内容修正および新たな指示の追加の少なくとも一方を
    行うことを特徴とする、フィレット面の作成指示方法。
JP05121449A 1993-05-24 1993-05-24 フィレット面の作成指示方法 Expired - Fee Related JP3087517B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP05121449A JP3087517B2 (ja) 1993-05-24 1993-05-24 フィレット面の作成指示方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP05121449A JP3087517B2 (ja) 1993-05-24 1993-05-24 フィレット面の作成指示方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06332990A true JPH06332990A (ja) 1994-12-02
JP3087517B2 JP3087517B2 (ja) 2000-09-11

Family

ID=14811416

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP05121449A Expired - Fee Related JP3087517B2 (ja) 1993-05-24 1993-05-24 フィレット面の作成指示方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3087517B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7921119B2 (en) 1998-03-03 2011-04-05 A9.Com, Inc. Identifying the items most relevant to a current query based on items selected in connection with similar queries
US8694385B1 (en) 1998-03-03 2014-04-08 A9.Com, Inc. Identifying items relevant to a current query based on items accessed in connection with similar queries

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7921119B2 (en) 1998-03-03 2011-04-05 A9.Com, Inc. Identifying the items most relevant to a current query based on items selected in connection with similar queries
US8694385B1 (en) 1998-03-03 2014-04-08 A9.Com, Inc. Identifying items relevant to a current query based on items accessed in connection with similar queries

Also Published As

Publication number Publication date
JP3087517B2 (ja) 2000-09-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN110795796A (zh) 设计表示机械结构的3d建模的对象
JP2904673B2 (ja) 画像作成装置
JPH09190551A (ja) 3次元形状の作図方法
JP3087517B2 (ja) フィレット面の作成指示方法
JP2683114B2 (ja) 曲線制御装置
JPH10240790A (ja) フィレット面の作成指示方法
JP3569321B2 (ja) 図作成装置および図作成方法
JPH10222689A (ja) 図形表示方法及び装置及び図形表示プログラムを格納した記憶媒体
JP2723058B2 (ja) 線対称図形入力装置
JP2643617B2 (ja) 建築図等における壁または梁の作図方法およびその装置
JPH10105334A (ja) タッチパネルによる2点選択図形移動方法
JP3470974B2 (ja) 図形作成方法および装置
JPH05282417A (ja) 情報処理方法及びその装置
JPH06301763A (ja) 図形データの選択方法およびその装置
JPH0785302A (ja) 情報処理装置
JPH05314232A (ja) 図形作成装置
JPH07262390A (ja) 字形情報処理方法及び装置
JP2003085237A (ja) 板金部品のモデル構造
JP3142191B2 (ja) 図形処理装置
JPH0816357A (ja) カーソル表示制御装置
JPH06149944A (ja) 3次元cad装置
JPH04326476A (ja) 図形作成装置
JPH08147463A (ja) 図形作成装置
JP2001046768A (ja) 縫製データ作成装置
JPS63104127A (ja) 計算機システム

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees