JPH05282417A - 情報処理方法及びその装置 - Google Patents

情報処理方法及びその装置

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JPH05282417A
JPH05282417A JP4076505A JP7650592A JPH05282417A JP H05282417 A JPH05282417 A JP H05282417A JP 4076505 A JP4076505 A JP 4076505A JP 7650592 A JP7650592 A JP 7650592A JP H05282417 A JPH05282417 A JP H05282417A
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JP
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graphic
color
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JP4076505A
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English (en)
Inventor
Hideo Ikeno
秀夫 池野
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Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複雑な図形の簡単な描画と図形相互の距離感
を考慮した図形の作成と直感的な視覚的に色の指定が可
能な情報処理方法及び装置を提供する。 【構成】 CRT16に表示された編集領域M11に入
力した図形の内、平行線として取り扱いたい線分は平行
線カップリングコマンドM9によって指定される。ま
た、図形入力後に距離指定コマンドM7によって、各線
分に任意の単位で長さを入力し、その中から基準線とす
べき線を基本線指定コマンドM6によって指定する。こ
の後、図形整形処理を実行すると、平行線として指定さ
れた線分の属性を考慮しながら、基準線の長さに基づい
て、図形が伸長・圧縮されて整形処理が実行される。ま
た、色の指定にあたっては、CRT16に表示された色
指定ウィンドウ60に表示された色を特徴的に表すアイ
コンをクリックすることによって、所望の色が選択され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は情報処理方法及びその装
置に関し、特に、例えば、文書や図形を扱うことの可能
なマルチメディア対応の情報処理方法及びその装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来の情報処理装置において直線や曲線
の属性は、線種・線幅・色・位置・方向・実際の長さ・
角度といったものであった。また、線の伸縮処理などの
きめの細かいデータ操作は、マウスなどを用いて、マニ
ュアル操作で行われていた。このため、情報処理装置を
用いて、例えば、地図などを描く時、交差点などで線を
分割して書く必要があった。
【0003】また、カラーデータの処理が可能な情報処
理装置において、その装置がカラー・ディスプレイを備
えている場合、そのカラー情報(或は、その色そのも
の)はディスプレイ上に表示されていた。一方、モノク
ロ・ディスプレイを備えている場合、そのカラー情報
(或は、その色そのもの)はプリントアウトされた色見
本から得ていた。さらに、ディスプレイのタイプに関わ
りなく、色に何らかの識別名を付し、その識別名よりカ
ラー情報を得ることもあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
例では、例えば、地図のような図形を描く時、実際の距
離の間隔を地図上にどのように表現するかは地図作成者
に任されるが、地図作成者自身の距離感が地図を描く領
域や描く図形の量や細かさに左右されるために、実際の
距離は同じ位であるにもかかわらず地図上では全く異な
った距離に感じられたり、逆に地図上ではほぼ同じ距離
であるにもかかわらず実際の場所ではその距離が異なり
地図利用者を当惑させるという問題点があった。
【0005】また上記従来例では、直線や曲線の図形属
性情報が限られているために、地図作成者が例えば、地
図上に表現される交差点などの図形を描くのが困難だっ
た。さらに、カラー情報について言えば、それを画面表
示するにしても、プリントアウトするにしても得られる
カラー情報が一定の形状で表示されたパレット・カラー
であるために、類似色がパレット内に数多く存在する場
合、直感的に所望の色を識別することは困難であった。
これに加えて、カラー情報が一定の形状で表示されるた
めに、その色をどのような目的でどのように利用するの
か、直感的には分かりづらいという欠点があった。ま
た、カラー識別名を用いた場合、所望の色を直感的に識
別することは一層困難であった。
【0006】本発明は上記従来例に鑑みてなされたもの
で、客観的な距離スケーリング、複雑な図形の簡単な作
図、カラー情報の直感的な識別が可能な情報処理方法及
びその装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の情報処理方法は次のような工程からなる。即
ち、図形を画面上に描き、前記図形を記録媒体に出力す
ることが可能な情報処理方法であって、図形を画面上に
描く描画工程と、前記図形の中から対として取り扱う図
形を選択する選択工程と、前記図形に相対的な長さの属
性を与える属性付加工程と、前記図形の中から長さの基
準となるべき図形を指定する基準長指定工程と、前記選
択工程によって選択された前記対として取り扱う図形と
前記図形の相対的な長さとを考慮しながら、前記基準長
指定工程によって指定された図形の長さに基づいて、前
記描画工程によって描かれた前記図形を伸縮して整形す
る整形工程とを有することを特徴とする情報処理方法を
備える。
【0008】また他の発明によれば、図形及び文書など
に色を指定して出力することが可能な情報処理方法であ
って、複数の色各々に対して、前記複数の色各々を特徴
的に表現するアイコンを生成するアイコン生成工程と、
前記アイコン生成工程によって生成されたアイコンを画
面に表示する表示工程と、前記表示工程によって表示さ
れたアイコンから所望の色を選択する選択工程とを有す
ることを特徴とする情報処理方法を備える。
【0009】また他の発明によれば、図形を画面上に描
き、前記図形を記録媒体に出力することが可能な情報処
理装置であって、図形を画面上に入力する入力手段と、
前記入力手段によって入力された前記図形を表示する表
示手段と、前記表示手段によって表示された図形の中か
ら対として取り扱う図形を選択する選択手段と、前記図
形に相対的な長さの属性を与える属性付加手段と、前記
図形の中から長さの基準となるべき図形を指定する基準
長指定手段と、前記選択手段によって選択された前記対
として取り扱う図形と前記図形の相対的な長さとを考慮
しながら、前記基準長指定手段によって指定された図形
の長さに基づいて、前記表示手段によって表示された前
記図形を伸縮して整形する整形手段とを有することを特
徴とする情報処理装置を備える。
【0010】また他の発明によれば、図形及び文書など
に色を指定して出力することが可能な情報処理装置であ
って、複数の色各々に対して、前記複数の色各々を特徴
的に表現するアイコンを生成するアイコン生成手段と、
前記アイコン生成工程によって生成されたアイコンを画
面に表示する表示手段と、前記表示手段によって表示さ
れたアイコンから所望の色を選択する選択手段とを有す
ることを特徴とする情報処理装置を備える。
【0011】
【作用】以上の構成により本発明は対として取り扱うよ
う指定された図形を考慮して、かつ図形の基準長と相互
の相対長に基づいて、図形を整形するよう動作する。
【0012】また他の発明によれば、色を特徴的に表す
アイコンを画面に表示し、そのアイコンから所望の色を
選択するように動作する。
【0013】
【実施例】以下添付図面を参照して本発明の好適な実施
例を詳細に説明する。
【0014】[共通装置の説明(図1)]ここでは、後
述する2つの実施例において共通に用いるマルチメディ
ア対応の情報処理装置の構成について説明する。
【0015】図1は本発明の代表的な実施例であるマル
チメディア対応の情報処理装置の構成を示すブロック図
である。本実施例の装置は、文書と図形の2つの情報を
扱うことが可能な装置である。
【0016】図1において、1は装置全体を制御するた
めのCPU、2はメモリであってCPU1の制御に係る
プログラムを格納しているプログラムエリア2aと各種
処理に用いるワークエリア2bとで構成されている。な
お、このプログラムエリア2aには各種処理に係る、例
えば後述する図10のフローチャートのプログラムも格
納される。3はフロッピーディスク、4はハードデイス
クであって、フロッピーディスク3は主として文書デー
タのバックアップに使用し、ハードデイスク4は共通デ
ータの記憶やそのデータの処理を実行するときに使用す
る。作成され登録されたフォームライブラリーはハード
デイスク4に記憶される。5はフロッピーディスク3及
びハードデイスク4を制御してデータの授受を行うFD
/HDコントローラである。
【0017】また、6は像を形成するプリンタ、7は原
稿画像を読み取るスキャナ、8はS/Pインターフェイ
スであって、プリンタ6への印刷データの出力及びスキ
ャナ7からの画像の入力はS/Pインターフェイス8を
介して行われる。9は汎用インターフェイスであるSC
SIインターフェイス、10は各種文字や指示情報を入
力するためのキーボード、11はポインティングデバイ
ス(PD)である。入力されたキー情報やポインティン
グデバイス11からの移動情報はシリアルデータとして
出力される。
【0018】12はこれらのシリアルデータの入力をパ
ラレルデータに変換するシリアルインターフェイスであ
る。13はイメージデータの転送或は回転等ビット制御
を行うビットムーブユニット(BMU)、14は文字記
号コードに対応したパターンを記憶している文字フオン
ト記憶部、15は表示画像をイメージデータとして展開
するVRAM、16はVRAM15に展開されたイメー
ジデータを可視化して表示するCRT、そして、17は
イメージ画像の圧縮、或は、圧縮されたデータを伸長す
る圧伸部である。なお、これらの各種構成要素はバス
(アドレスバス、データバス及びコントロールバスを含
む)100を介して電気的に接続されている。
【0019】[第1実施例(図2〜図10)]ここでは
上記構成の装置を用いて客観的な距離スケーリング、複
雑な図形の簡単な作図を行う場合について説明する。
【0020】(1)図形データフォーマットの説明(図
2) 図2は本実施例で用いる情報処理装置が図形処理を実行
する際に用いる図形データフォーマットを示す図であ
る。本実施例で説明する図形処理の場合、図形の種類に
関わらず全ての図形データは、ほぼ図2に示すような形
式で保持される。図2は直線のデータ構造であるが、曲
線の場合も曲線自体のカーブを示すデータ部分が追加さ
れている程度で、その他の内容はほとんど同じである。
【0021】図2において、21はそのデータがどの様
な図形のデータなのかを示す図形種、22はその図形に
外接する矩形の情報など全種類の図形が共通して保持し
ている全図形共通情報、23は図形編集の便宜上、図形
の作成順に付与する頁内図形シリアル番号、24は線の
色、太さなどの線種、25は線に付属する矢印に関する
情報、26は用紙上における線の始点座標、27は用紙
上における線の終点座標、28は線の用紙上における長
さ(絶対距離)、29は線の長さ28とは別に地図作成
場合の地図上におけるその線の長さ(距離)を示す距離
情報(相対距離)であり、30はその線と対を成す並行
線を示す平行線番号(平行線の頁内図形シリアル番
号)、31は地図整形時に指定される基本線や図形伸縮
を実施したか否かなどを示すフラグ領域である。
【0022】これらの情報で、29、及び、31は、特
に地図整形機能を利用時、必要に応じて指定される情報
であり、特に指定されていない時は負の値が設定され
る。
【0023】(2)地図整形機能の概要説明(図3) 次に本実施例において実行される図形編集時に利用可能
な地図整形機能について、図3〜図9に示すCRT16
の画面の遷移を示す図を参照して説明する。これは、本
情報処理装置で直線や曲線で描かれた地図を、その地図
を構成する直線・曲線に指定された距離情報と基本線に
基づいて地図を伸長し、実際の距離にマッチした地図に
自動的に変換する機能である。
【0024】まずユーザが、図形編集時にCRT16に
表示されているメニュー(不図示)から“地図整形”を
選択するとCRT16には図3に示すような画面が表示
される。図3において、M1〜M10は地図整形機能で
使用するコマンド・ボタン、M11はCRT16画面上
の編集領域であり通常の図形編集領域と同じである。こ
こで、M1は地図整形機能を終了するコマンド・ボタ
ン、M2は地図整形モードで描いた直線・曲線の移動・
コピー・削除などを指示するコマンド・ボタン、M3は
直線描画及び線種設定のコマンド・ボタン、M4は曲線
描画及び線種設定のコマンド・ボタン、M5は整形実行
時に地図とは関係のない図形を整形処理の対象から除く
ために、処理対象図形を選択するコマンド・ボタン、M
6は後述する基本線を指定するコマンド・ボタン、M7
は地図整形モードで描いた直線・曲線に距離情報を設定
するコマンド・ボタン、M8は整形した地図を最終的に
格納したい領域を指定するコマンド・ボタン、M9は一
本の直線または曲線と対をなし、その一方に対する処理
がもう他方にも同様に作用する様に望む線を指定する、
後に、詳述する“平行線カップリング”コマンド・ボタ
ン、M10は地図整形を実行するコマンド・ボタンであ
る。
【0025】(3)平行線カップリング”機能の説明
(図4〜図6) 次に図4〜図6を用いて地図整形機能の代表的な機能の
一つである“平行線カップリング”機能について説明す
る。
【0026】まず図4に示されているように、コマンド
・ボタンM2〜M4を用いて、CRT16の編集領域M
11に平行線P2とP3、及び、平行線P4とP5を描
く。このような条件下で、コマンド・ボタンM9を用い
て、“平行線カップリング”機能を動作させて平行線P
2とP3をカップリングする。
【0027】カップリングの時、2つの図形が同種で平
行でない限りカップリングは行われない。カップリング
が実行されると、CRT16の画面は図5に示すような
状態になる。即ち、このカップリングにより2本の線の
間(Q1)は、平行線P2とP3を残して白く塗りつぶ
される。これは、2本の線の間に(線の間隔(D)ー両
サイドの線幅(2d))の幅で、線の先端同志を結んだ
線で囲まれた矩形領域に輪郭線のない白の図形が描かれ
ることを意味する。このカップリングにより新たに描か
れた白い図形は、表示・印刷時はカップリングされた線
とは独立して必ず、他の図形より上に重ねられ、重なっ
た部分の下の図形を覆い隠し、下の図の表示・印刷を抑
止する。また、この白い図形は両サイドのカップリング
された線の伸縮・移動に従って、変形・移動する。
【0028】同様にして、平行線P4とP5をカップリ
ングするとCRT16の画面は図6に示すような状態に
なる。
【0029】以上のように“平行線カップリング”機能
を用いて、2本の線を1つのペアとして同一処理が施さ
れる様にすると、2つのペア(即ち、2組の平行線)に
よって、例えば、地図上の交差点などの複雑な図形を線
を分割することなく簡単に描くことが可能になる。
【0030】(4)地図作成手順の説明(図7〜図9) さて本実施例の情報処理装置を用いた実際の地図作成作
業は、まず、すでに説明した“平行線カップリング”機
能などを用いて道路だけを描き、整形して、その後、通
常の図形処理に戻り建物や文字を描く、という順序で行
われる。整形作業は、図7〜図9に示すような手順で行
われる。
【0031】まず図7に示すように、編集領域M11に
コマンド・ボタンM2〜M4、M9を用いて道路を描
く。この時、編集領域M11に描かれた線分の長さは、
線分各々の長さとして認識され、複数の線分をすべて加
算した長さとしては認識されない。従って、地図上で交
差点をいくつか含む道路(例えば、図7のR8)を一つ
の距離で示したい場合は前述のカップリング機能を用い
て1本の線として描く。次にコマンド・ボタンM7を用
いて各線分に距離を指定する。距離は各線に比率を表わ
せば良いので、単位は地図作成者が理解していればよ
い。例えば、図7のR7を端から端まで歩くと5分要す
るので“5”、同様に図7のR8を端から端まで歩くと
15分要するので“15”、というように指定する。
【0032】このようにして整形対象となる図形(ここ
では地図上の道路)の描画が終了すると、図8に示すよ
うにコマンド・ボタンM6を用いて、距離の基準となる
線分(これを基本線という)を選択する。この基本線に
は、コマンド・ボタンM7を用いて、距離指定が行われ
ていなければならない。ここでは、T2が基本線として
選択される。この基本線は定義された1枚の図形上で1
本しか指定することができない。さらに、コマンド・ボ
タンM8を用いて、地図を収める領域U4を指定する。
そして、指定した領域(ここではU4)に移動したくな
い背景図形などがある場合はコマンド・ボタンM5を用
いて、移動対象となる図形を選択する(ただし、この選
択を実行しない場合には、移動対象として全図形が選択
されたとみなされる)。最後に、コマンド・ボタンM1
0を用いて整形を実行する。
【0033】(5)図形整形処理(図10) 以上説明した手順に従って、図形の描画、距離の指定、
整形後の図形表示領域の指定などが終了すると、実際の
図形整形処理が実行される。以下にこの図形整形処理に
ついて、図10に示すフローチャートを参照して説明す
る。なお、このフローチャートに示す処理はメモリ2に
格納されているプログラムに基づき、CPU1の制御の
もと行われる。
【0034】この処理では基本線の長さを基準として、
他の線を基本線との長さの比率により伸縮してメモリ上
に展開し、それを指定された領域に格納、或は、表示さ
れるように各線を同率で縮小するという手法がとられ
る。
【0035】まずステップS1では、図形展開に必要な
メモリ・サイズを求める。ステップS2ではステップS
1で求められたサイズの記憶領域を確保する。ステップ
S3では、確保された記憶領域に指定された基本線をそ
のままのサイズで配置し、その基本線に接している線か
ら順に、基本線の長さとの比率に応じて伸縮した各線を
配置していく。このとき、カップリングされている線ど
うしの間隔は変化させない。全ての線の配置が終了後、
処理はステップS4に進み、展開し終えた図形サイズを
求める。
【0036】次にステップS5において、ステップS4
で求められた図形サイズと地図を配置する用紙上の領域
とを比較する。ここで、用紙上の領域がメモリ上の図形
サイズより小さいと判断されたなら、処理はステップS
6に進み、先ず基本線を縮小する。縮小は1本の線の両
端を同じ長さだけ短くする。このとき、カップリングさ
れている線どうしの間隔は変化させない。さらに処理は
ステップS7に進み、基本線に接している線から順に基
本線と同じ割合で各線を縮小する。縮小方法はステップ
S6と同様である。この時、線の縮小により、本来は接
していた線、または交差していた点が離れたり、ずれた
りしたときは、未縮小の線を縮小済の線の方向に移動さ
せて、元と同じ点で接触、または交差するように図形操
作がなされる。ステップS8においては、ステップS6
〜S7の処理で縮小処理により消去されてしまった線が
存在するかどうかを調べる。ここで、消去された線分が
検出された場合は、図形整形不能として処理をエラー終
了させる。これに対して、消去された線分が検出されな
かった場合は、処理はステップS4に戻り、縮小処理が
施された図形のサイズを求める。ステップS5の比較処
理を行う。
【0037】さて、ステップS5において、用紙上の領
域がメモリ上の図形サイズと等しい、或は、大きいと判
断されたなら、処理はステップS9に進み、メモリ上の
地図を用紙上の領域にコピーし、正常終了する。
【0038】以上の処理により、実際の距離を反映した
図形(ここでは、道路)が地図上に描かれる。
【0039】従って本実施例に従えば、地図上の道路の
ような、距離の概念を有し、かつ、特に交差点の表現の
ような複雑な図形であっても、簡単に、客観的な距離の
概念を表現した図形を描くことができる。
【0040】なお、本実施例では2本の同種の平行線の
みをカップリングし、それら2本の間を埋める図形を作
成する場合について説明したが、本発明はこれに限定さ
れるものではない。例えば、同種の平行線のみでなく、
直線と曲線をカップリングして、その間を埋める図形を
作成することも可能である。これにより、様々な形の道
路(バス停留用の道幅の変化など)にも対応可能とな
る。また、線1本単位で距離情報を持つのではなく、他
の線と連結して距離情報を持つような図形データフォー
マットを作成し、複数の線の距離を合計して、基本線の
距離と比較し、伸縮処理を行うようにすることも可能で
ある。このとき連結された線の伸縮は、線の変換順序に
おいて基本線に最も近いものを基準とし、連結した各線
を均等に伸縮し、各線の接点を接続するように行う。
【0041】[第2実施例(図11〜図13)]本実施
例では上述の情報処理装置において、より直感的にカラ
ー情報を装置利用者に通知することが可能な処理につい
て説明する。このため、前述の情報処理装置のCRT1
6はモノクロCRTでプリンタ6がカラープリンタであ
ると想定して以下の説明を行う。また、本実施例におけ
るカラー情報はRGBモデルに基づくものとしている。
【0042】図11は本実施例の情報処理装置が扱うこ
とのできる色を定義するパレットテーブル40である。
図11に示されているように、本実施例においては、R
GB各色成分が8ビット、256階調で表現され、その
RGB各色成分の値の組み合わせで、任意の256通り
の色(0〜255)が選択、表現されプリンタ6より出
力される。パレットテーブル40はハードディスク4に
格納され、装置起動時にハードディスク4からメモリ2
にロードされ文書及び図形作成に利用できる。さて、パ
レットテーブル40への色の登録は次のように行われ
る。
【0043】色の登録に際して、装置利用者はまず、キ
ーボード10、或は、ポインティングデバイス11を操
作してCRT16にパレットテーブル40を表示させ
る。
【0044】このような状態で装置利用者がキーボード
10、或は、ポインティングデバイス11を操作してパ
レットテーブル40の中のパレットNo.41の所望の
番号を指定すると、図12に示すような“パレット登
録”ウィンドウ50がCRT16に表示される。
【0045】次に、“パレット登録”ウィンドウ50の
色名称欄51に登録する色の名称を入力する。この名称
として市販の色見本を参照し専門的な名称を入力しても
良いし、装置利用者が勝手に決めた名称でも構わない。
これに続いて、RGB値指定欄52にRGB各色成分の
値を入力する。この時、本実施例のCRT16はモノク
ロディスプレイであるために実際の色を確認することが
できないので、色見本などから適切なRGB値を得る必
要がある。
【0046】さらに、アイコン作成領域54に、登録す
る色を視覚的直感的に、特徴的に表すイラストなどをポ
インティングデバイス11を操作して作成する。このと
き、スキャナ入力指示53を指定して、スキャナ7から
図形或はイメージなどを読み込ませてアイコン作成領域
54に表示させ編集登録することもできる。このように
して登録されたアイコンはビットパターンとして装置に
保存される。
【0047】以上のような手順に従って、次々にパレッ
トテーブル40に色を登録する。ここで、登録された色
はパレットテーブル40に対して削除操作を実行する
か、同じパレット番号に対して再登録を実行しない限り
削除されないので、装置起動の度ごとに、登録操作の必
要はない。
【0048】次に、以上のようにして登録された色を文
書及び図形作成編集時にどのようにして用いるかという
点について説明する。
【0049】文書及び図形作成編集時に文書や図形に対
して色の指定を行いたい場合、装置利用者はまずCRT
16にキーボード10、或は、ポインティングデバイス
11を操作して図13に示すような“色指定”ウィンド
ウ60を表示させる。次に装置利用者はポインティング
デバイス11を操作して各色を表すアイコンから所望の
色に対応するアイコンをクリックすることにより色の選
択を行う。クリックされたアイコンは、図13の62の
ように表示が反転され、その色が選択されたことが示さ
れる。また、図13の61には選択された色のRGB値
が表示される。さらに図13では8種の色のアイコンが
表示されているのみであるが、スクロール指示アイコン
63と64をクリックすることにより、パレットテーブ
ル40に登録されているすべての色のアイコンを表示す
ることができる。
【0050】従って本実施例に従えば、例え、CRT上
に実際の色を表示することができなくとも、色を特徴的
に表現するアイコン(例えば、赤系統の色の中から“り
んごの赤”を表現したい場合には“りんご”を描いたア
イコンを登録しておく)を見ることによって、装置利用
者はアイコンの形状からより直感的に、より視覚的に色
を捉えより適切な色の選択を行うことができる。
【0051】なお本実施例ではCRTをモノクロディス
プレイ、色情報はRGBモデルに基づくものとして説明
したが、本発明はこれに限定されるものではない。例え
ば、色情報はYMCKモデル、HCVモデルなどに基づ
いても良いし、CRTをカラーディスプレイとし“色指
定”ウィンドウに表示するアイコンをその色に対応する
色で表示させることも可能である。さらに、色情報を示
すアイコンはそのままのビットパターンで登録するので
はなく、MMRなどの方法により圧縮して保存すること
もできる。
【0052】なお、本発明は複数の機器から構成される
システムに適用しても良いし、1つの機器からなる装置
に適用しても良い。さらに、本発明はシステム或は装置
にプログラムを供給することによって達成される場合に
も適用できることは言うまでもない。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、対
として描かれた図形を取り扱うことが可能となり、また
図形に付加された相対長の属性と基準となる図形の長さ
を考慮して図形の整形が行われるので、複雑な図形でも
簡単に描画できるとともに、客観的に長さの概念によっ
て補正された図形が作成されるので、実際の距離感にあ
った図形を得ることができるという効果がある。
【0054】また別の発明に従えば、色をアイコンの形
で表現することにより、色を視覚的・直感的に捉えるこ
とが可能となるので複数存在する類似色の中からでも所
望とする色を効率良く選択することが可能となるという
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の代表的な実施例であるマルチメディア
対応の情報処理装置の構成を示すブロツク図である。
【図2】図形データフォーマットを示す図である。
【図3】地図整形機能を用いるときのメニュー画面を示
す図である。
【図4】平行線カップリング機能の説明する図である。
【図5】平行線カップリング機能の説明する図である。
【図6】平行線カップリング機能の説明する図である。
【図7】地図作成手順を示す図である。
【図8】地図作成手順を示す図である。
【図9】地図作成手順を示す図である。
【図10】図形整形処理を示すフローチャートである。
【図11】パレットテーブルの内容を示す図である。
【図12】パレット登録ウィンドウを示す図である。
【図13】色指定ウィンドウを示す図である。
【符号の説明】
1 CPU 2 メモリ 2a プログラムエリア 2b ワークエリア 3 フロッピーディスク 4 ハードデイスク 5 FD/HDコントローラ 6 プリンタ 7 スキャナ 8 S/Pインタフェイス 9 SCSIインターフェイス 10 キーボード 11 ポインティングデバイス(PD) 12 シリアルインターフェイス 13 ビットムーブユニット(BMU) 14 文字フオント記憶部 15 VRAM 16 CRT 17 イメージ画像の圧伸部 100 各構成要素の接続するためのバス

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 図形を画面上に描き、前記図形を記録媒
    体に出力することが可能な情報処理方法であって、 図形を画面上に描く描画工程と、 前記図形の中から対として取り扱う図形を選択する選択
    工程と、 前記図形に相対的な長さの属性を与える属性付加工程
    と、 前記図形の中から長さの基準となるべき図形を指定する
    基準長指定工程と、 前記選択工程によって選択された前記対として取り扱う
    図形と前記図形の相対的な長さとを考慮しながら、前記
    基準長指定工程によって指定された図形の長さに基づい
    て、前記描画工程によって描かれた前記図形を伸縮して
    整形する整形工程とを有することを特徴とする情報処理
    方法。
  2. 【請求項2】 前記選択工程によって選択された前記対
    として取り扱う図形の間には前記対として取り扱う図形
    とは異なる図形が挿入されることを特徴とする請求項第
    1項に記載の情報処理方法。
  3. 【請求項3】 図形及び文書などに色を指定して出力す
    ることが可能な情報処理方法であって、 複数の色各々に対して、前記複数の色各々を特徴的に表
    現するアイコンを生成するアイコン生成工程と、 前記アイコン生成工程によって生成されたアイコンを画
    面に表示する表示工程と、 前記表示工程によって表示されたアイコンから所望の色
    を選択する選択工程とを有することを特徴とする情報処
    理方法。
  4. 【請求項4】 図形を画面上に描き、前記図形を記録媒
    体に出力することが可能な情報処理装置であって、 図形を画面上に入力する入力手段と、 前記入力手段によって入力された前記図形を表示する表
    示手段と、 前記表示手段によって表示された図形の中から対として
    取り扱う図形を選択する選択手段と、 前記図形に相対的な長さの属性を与える属性付加手段
    と、 前記図形の中から長さの基準となるべき図形を指定する
    基準長指定手段と、 前記選択手段によって選択された前記対として取り扱う
    図形と前記図形の相対的な長さとを考慮しながら、前記
    基準長指定手段によって指定された図形の長さに基づい
    て、前記表示手段によって表示された前記図形を伸縮し
    て整形する整形手段とを有することを特徴とする情報処
    理装置。
  5. 【請求項5】 前記図形には直線・曲線を含むことを特
    徴とする請求項第4項に記載の情報処理装置。
  6. 【請求項6】 前記選択手段によって選択された前記対
    として取り扱う図形の間には前記対として取り扱う図形
    とは異なる図形を挿入する図形挿入手段をさらに有する
    ことを特徴とする請求項第4項に記載の情報処理装置。
  7. 【請求項7】 図形及び文書などに色を指定して出力す
    ることが可能な情報処理装置であって、 複数の色各々に対して、前記複数の色各々を特徴的に表
    現するアイコンを生成するアイコン生成手段と、 前記アイコン生成工程によって生成されたアイコンを画
    面に表示する表示手段と、 前記表示手段によって表示されたアイコンから所望の色
    を選択する選択手段とを有することを特徴とする情報処
    理装置。
JP4076505A 1992-03-31 1992-03-31 情報処理方法及びその装置 Withdrawn JPH05282417A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1196340A (ja) * 1997-09-24 1999-04-09 Matsushita Electric Ind Co Ltd 地図編集装置

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