JPH06332724A - オブジェクト指向型システムにおける論理的単位の実装方式、及び実行多重度制御方式、並びに実行優先度制御方式 - Google Patents

オブジェクト指向型システムにおける論理的単位の実装方式、及び実行多重度制御方式、並びに実行優先度制御方式

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JPH06332724A
JPH06332724A JP5118479A JP11847993A JPH06332724A JP H06332724 A JPH06332724 A JP H06332724A JP 5118479 A JP5118479 A JP 5118479A JP 11847993 A JP11847993 A JP 11847993A JP H06332724 A JPH06332724 A JP H06332724A
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Hirobumi Ando
博文 安藤
Masahiko Inagami
匡彦 稲上
Kenichi Ishikawa
健一 石川
弘明 ▲はが▼
Hiroaki Haga
Junichi Kaneko
淳一 金子
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 計算機システムにおいて、オブジェクト指向
型のリアルタイムシステムを実現することを目的とす
る。 【構成】 利用者は、予め作成したアプリケーションプ
ログラム108を論理的処理単位105のそれぞれに対
応させて管理表103に定義したオブジェクト101を
生成し、そのオブジェクト101に対して実行要求メッ
セージ107を規定することによって、リアルタイムの
処理システム109を構築する。処理システム109の
起動時には、管理表103に論理的処理単位105に対
応して定義された多重度に応じた数のプロセス104が
生成され、それらが並列的に動作する。各プロセス10
4は、アプリケーションプログラム108の実行時に
は、それに対応して管理表103に定義されている実行
優先度に基づいて実行され、それ以外の場合では、プロ
セス104自身の実行優先度に基づいて実行される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、計算機システムにおい
て、オブジェクト指向型の制御を行うソフトウエアの実
装及び制御方式に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】オブジ
ェクト指向の方法論に基づく計算機システムは、オフィ
スオートメーション分野での分散処理を効率的に行うこ
とを目的として実装されてきており、利用者は、予め提
供されているオブジェクトへのメッセージを規定するだ
けで簡単にシステムを構築できるというメリットを有す
る。
【0003】しかし、応答時間に一定の制約が設定され
るリアルタイムシステムへのオブジェクト指向の方法論
の適用は、従来、あまり議論されていない。具体的に
は、リアルタイムシステムにおいて処理の実行タイミン
グを厳密に制御するために必要な実行多重度の制御、及
び実行優先度の制御を、従来のオブジェクト指向言語な
どを用いてオブジェクトとして実装した従来例はなく、
このため、オブジェクト指向の方法論を用いることによ
るシステム構築の容易化というメリットを享受すること
ができないという問題点を有している。
【0004】本発明は、オブジェクト指向型のリアルタ
イムシステムを実現することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】図1は、本発明のブロッ
ク図である。まず、本発明におけるオブジェクト指向型
システムにおける論理的単位の実装方式では、実行要求
メッセージ107をキューイングするメッセージキュー
102と、論理的処理単位105のそれぞれに対応させ
てアプリケーションプログラムに関する情報106を定
義する管理表103と、メッセージキュー102から実
行要求メッセージ107を取り出しその実行要求メッセ
ージ107に対応する論理的処理単位105を管理表1
03において検索することによりその論理的処理単位1
05に対応するアプリケーションプログラム108を実
行するプロセス104と、を含むオブジェクト101が
生成される。
【0006】そして、その生成されたオブジェクト10
1によって実行されるアプリケーションプログラム10
8を定義すると共に、生成されたオブジェクト101に
対して実行要求メッセージ107を設定することによ
り、論理的処理単位105で処理を行う処理システム1
09が構築される。
【0007】次に、上述の実装方式によって実装された
論理的単位の本発明による実行多重度制御方式では、ま
ず、管理表103には、論理的処理単位105に対応し
て、その論理的処理単位105が並行して処理される数
を示す実行多重度が定義される。
【0008】次に、オブジェクト101は、処理システ
ム109の起動時に、プロセス104を、論理的処理単
位105に対応して管理表103に定義された実行多重
度に応じた数だけ生成する。
【0009】そして、そのプロセス104は、メッセー
ジキュー102にキューイングされている実行要求メッ
セージ107に対し並行して処理を実行する。続いて、
前述した実装方式によって実装された論理的単位の本発
明による実行優先度制御方式では、まず、管理表103
には、論理的処理単位105に対応して、その論理的処
理単位105に対応するアプリケーションプログラム1
08が実行される時の優先度を制御する実行優先度が定
義される。
【0010】次に、プロセス104は、そのプロセス1
04でアプリケーションプログラム108が実行されて
いない時は、そのプロセス104自身に予め設定されて
いる実行優先度に従って他のプロセス104との間で競
合制御が行われながら実行され、そのプロセス104で
アプリケーションプログラム108が実行されている時
は、そのアプリケーションプログラム108に対応して
管理表103に定義されている実行優先度に従って他の
プロセス104との間で競合制御が行われながら実行さ
れる、
【0011】
【作用】本発明におけるオブジェクト指向型システムに
おける論理的単位の実装方式では、図1に示されるオブ
ジェクト101を生成する機能が例えばライブラリプロ
グラムとして提供されることにより、利用者は、そのラ
イブラリプログラムを利用して、業務に対応させて、予
め作成したアプリケーションプログラム108を論理的
処理単位105のそれぞれに対応させて管理表103に
定義したオブジェクト101を生成し、そのオブジェク
ト101に対して論理的処理単位105に対する実行要
求メッセージ107を規定するだけで、簡単にリアルタ
イムの処理システム109を構築することができる。こ
の場合、オブジェクト101を生成する機能が例えばラ
イブラリプログラムとして提供されることによって、利
用者は、特別なオブジェクト指向言語を使用することな
く通常のプログラミング言語を用いて、アプリケーショ
ンプログラムとそれを使用するリアルタイムシステムを
記述することができる。
【0012】次に、本発明におけるオブジェクト指向型
システムにおける論理的単位の実行多重度制御方式で
は、処理システム109の起動時に、オブジェクト10
1において、管理表103に論理的処理単位105に対
応して定義された多重度に応じた数のプロセス104が
生成されて、それらが並列的に動作させられる。この結
果、メッセージキュー102の機能と併せて、任意に発
生する論理的処理単位105に対する実行要求メッセー
ジ107に対して多重度に対応する数のプロセス104
によってのみ実行要求メッセージ107に対応する論理
的処理単位105(アプリケーションプログラム10
8)を実行することができ、この機能として実行多重度
の制御が実現される。
【0013】最後に、本発明におけるオブジェクト指向
型システムにおける論理的単位の実行優先度制御方式で
は、複数のプロセス104が生成される場合、各プロセ
ス104は、それら自身に設定された実行優先度に基づ
いて順次切り換えられながら実行される。そして、各プ
ロセス104でアプリケーションプログラム108が実
行されている時には、そのアプリケーションプログラム
108が割り当てられたプロセス104は、そのアプリ
ケーションプログラム108に対応して管理表103に
定義されている実行優先度に基づいて実行される。この
場合、プロセス104自身の実行優先度はアプリケーシ
ョンプログラム108に対応する実行優先度より優先度
が高くなるように設定されることによって、1つのプロ
セス104において実行されるアプリケーションプログ
ラム108の実行優先度が高くても、そのアプリケーシ
ョンプログラム108の実行によって他のプロセス10
4の実行が妨げられることがなく、アプリケーションプ
ログラム108の実行負荷によって他の論理的処理単位
105に対する実行要求メッセージ107がメッセージ
キュー102に滞留してしまうことを防止することがで
きる。
【0014】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の実施例に
つき詳細に説明する。図2は、本発明によるオブジェク
ト指向型システムにおける論理的処理単位の実装方式の
実施例を示した図である。
【0015】まず、計算機システムにおいて利用者が作
成するアプリケーションプログラムは、サービスと呼ば
れる論理的処理単位で管理される。そして、利用者は、
1乃至複数のサービスのまとまりを、それぞれの業務に
対応させて、オブジェクト201として管理する。
【0016】このオブジェクト201は、図2に示され
るように、メッセージキュー202と、1乃至複数のプ
ロセス203と、サービスの管理表204と、1乃至複
数のアプリケーションプログラムとから構成される。な
お、アプリケーションプログラムは、オブジェクト20
1によって所有される独立したオブジェクトとして構成
されてもよい。
【0017】メッセージキュー202は、オブジェクト
201に定義されている各サービスに対する実行要求メ
ッセージを、待ち行列として管理するキューであり、特
には図示しないメモリ上の所定の記憶領域として実現さ
れる。
【0018】サービスの管理表204は、論理的処理単
位であるサービスのそれぞれに対応させて、そのサービ
スの実体であるアプリケーションプログラムの名前と、
そのサービスに許される実行多重度、及びそのサービス
の実行優先度を記憶するテーブルであり、特には図示し
ないメモリ上の所定の記憶領域として実現される。
【0019】プロセス203は、メッセージキュー20
2にサービスの実行要求メッセージがキューイングされ
るのを待ち合わせる。メッセージキュー202にメッセ
ージがキューイングされると、プロセス203は、メッ
セージキュー202にキューイングされるサービスの実
行要求メッセージを順次取り出し、そのメッセージ内容
に含まれるサービス名称などからそのメッセージに対応
するサービスをサービスの管理表204から検索する。
そして、プロセス203は、検索したサービスに定義さ
れているアプリケーションプログラムを、ダイナミック
リンクの手法を用いて呼び出して実行する。プロセス2
03は、アプリケーションプログラムの実行を終了する
と、再び、メッセージキュー202にサービスの実行要
求メッセージがキューイングされるのを待ち合わせる状
態に戻る。このようなプロセス203は、特には図示し
ないプロセッサがメモリ上の所定の制御プログラムを実
行することにより実現される機能である。
【0020】図2には、オブジェクト201が、サービ
ス2に対する実行要求メッセージに対して、サービス2
に対応するアプリケーションプログラムBを実行する場
合の例が示されている。
【0021】上述のようなオブジェクト201を生成す
る機能が例えばライブラリプログラムとして提供される
ことにより、利用者は、そのライブラリプログラムを利
用して、業務に対応させて、予め作成したアプリケーシ
ョンプログラムをサービスの管理表204に定義したオ
ブジェクト201を生成し、そのオブジェクト201に
対してサービスの実行要求メッセージを規定するだけ
で、簡単にリアルタイムシステムを構築することができ
る。この場合、オブジェクト201を生成する機能が例
えばライブラリプログラムとして提供されることによっ
て、利用者は、特別なオブジェクト指向言語を使用する
ことなく通常のプログラミング言語を用いて、アプリケ
ーションプログラムとそれを使用するリアルタイムシス
テムを記述することができる。
【0022】次に、図3と図4は、図2の構成を有する
オブジェクト201を前提とした、本発明によるオブジ
ェクト指向型システムにおける論理的処理単位(サービ
ス)の実行多重度制御方式の説明図である。
【0023】今、利用者が、オブジェクト201の生成
時に、サービスの管理表204において、図3に示され
るように例えばサービス1を多重度3で定義した場合、
システムの起動時に、サービス1を実行するためのプロ
セス203として、図3に示されるように#1〜#3の3つ
のプロセスが生成される。この結果、メッセージキュー
202に順次入力するサービス1の実行要求メッセージ
は、#1〜#3のプロセス203によって、3つまでのメッ
セージが並行処理され、4つ目の実行要求メッセージは
メッセージキュー202に滞留する。その後、何れかの
プロセス203が空いた時点で、そのプロセス203に
よって、メッセージキュー202に滞留していた実行要
求メッセージが処理される。
【0024】一方、利用者が、オブジェクト201の生
成時に、サービスの管理表204において、図4に示さ
れるように例えばサービス1〜3をそれぞれ多重度1で
定義した場合には、システムの起動時に、サービス1〜
3を順次実行するためのプロセス203として、図4に
示されるように1つのみのプロセス203が生成され
る。この結果、メッセージキュー202に到着する各サ
ービスの実行要求メッセージは、ただ1つのプロセス2
03によって、到着順に順次処理される。
【0025】また、利用者が、オブジェクト201の生
成時に、サービスの管理表204において、図2に示さ
れるように例えばサービス1を多重度3で定義しサービ
ス2を多重度1で定義した場合には、システムの起動時
に、特には図示しないが、サービス1を実行するための
3つのプロセス203と、サービス2を実行するための
1つのプロセス203が生成される。この結果、メッセ
ージキュー202に到着するサービス1の実行要求メッ
セージは3つのプロセス203によって並行処理され、
これらと更に並行して、サービス2の実行要求メッセー
ジは1つのプロセス203によって処理される。
【0026】更に、利用者は、オブジェクト201の生
成時に、サービスの管理表204において、特には図示
しないが、複数のサービスをグルーピングし、そのグル
ープに対し共通の多重度を定義することができる。この
場合、システムの起動時に、特には図示しないが、これ
らのグルーピングされたサービスを実行するためのその
グループに定義された多重度の値に等しい数のプロセス
203が生成される。この結果、上述のグルーピングさ
れたサービスの実行要求メッセージは、上述のプロセス
203によって処理される。
【0027】上述したように、システムの起動時に、オ
ブジェクト201において、多重度に応じた数のプロセ
ス203が生成されることにより、メッセージキュー2
02の機能と併せて、任意に発生するサービスの実行要
求メッセージに対して多重度に対応する数のプロセス2
03によってのみメッセージに対応するサービスを実行
することができ、この機能として実行多重度の制御が実
現される。
【0028】最後に、図5は、図2の構成を有するオブ
ジェクト201を前提とした、本発明によるオブジェク
ト指向型システムにおける論理的処理単位(サービス)
の実行優先度制御方式の説明図である。
【0029】システム起動時に生成されたプロセス20
3は、まず、メモリ領域確保等のプロセス初期化処理を
行った後(図5のステップS1)、前述したように、メ
ッセージキュー202にサービスの実行要求メッセージ
がキューイングされるのを待ち合わせる状態になる(図
5のステップS2)。
【0030】メッセージキュー202にメッセージがキ
ューイングされると、プロセス203は、前述したよう
に、メッセージに対応するサービスをサービスの管理表
204から検索する(図5のステップS3)。
【0031】その後、プロセス203は、自分自身に設
定されている実行優先度を、検索したサービスに定義さ
れている実行優先度に変更し(図5のステップS4)、
その後、アプリケーションプログラムを呼び出し実行す
る(図5のステップS5)。この結果、アプリケーショ
ンプログラムは、プロセス203において、サービスの
管理表204に定義された実行優先度に基づいて他の並
行して実行されるプロセス203と競合制御が行われな
がら、実行される。
【0032】プロセス203は、アプリケーションプロ
グラムの実行を終了すると、現在の実行優先度を、プロ
セス203自身の処理に復帰した直後又はアプリケーシ
ョンプログラムが実行される直前のプロセス203自身
に設定されている実行優先度に戻し(図5のS6)、再
び、メッセージキュー202にサービスの実行要求メッ
セージがキューイングされるのを待ち合わせる状態に戻
る(図5のS2)。
【0033】システム終了時には、メモリ領域開放等の
プロセス終了化処理が実行され(図5のS7)、プロセ
ス処理を終了する(図5のS8)。ここで、前述したよ
うに複数のプロセス203が生成される場合、各プロセ
ス203は、それら自身に設定された実行優先度に基づ
いて順次切り換えられながら実行される。そして、上述
したように、各プロセス203でアプリケーションプロ
グラムが実行されている時には、そのアプリケーション
プログラムが割り当てられたプロセス203は、そのア
プリケーションプログラムに対応してサービスの管理表
204に定義された優先度に基づいて実行される。この
場合、プロセス203自身の実行優先度はアプリケーシ
ョンプログラムに対応する実行優先度より優先度が高く
なるように設定される。この結果、1つのプロセス20
3において実行されるアプリケーションプログラムの実
行優先度が高くても、そのアプリケーションプログラム
の実行によって他のプロセス203の実行が妨げられる
ことがなく、アプリケーションプログラムの実行負荷に
よって他のサービスの実行要求メッセージがメッセージ
キュー202に滞留してしまうことを防止することがで
きる。
【0034】
【発明の効果】本発明におけるオブジェクト指向型シス
テムにおける論理的単位の実装方式によれば、オブジェ
クトを生成する機能が例えばライブラリプログラムとし
て提供されることによって、利用者は、業務に対応させ
て、予め作成したアプリケーションプログラムを論理的
処理単位のそれぞれに対応させて管理表に定義したオブ
ジェクトを生成し、そのオブジェクトに対して論理的処
理単位に対する実行要求メッセージを規定するだけで、
簡単にリアルタイムの処理システムを構築することが可
能となる。
【0035】この場合、利用者は、特別なオブジェクト
指向言語を使用することなく通常のプログラミング言語
を用いて、アプリケーションプログラムとそれを使用す
るリアルタイムシステムを記述することが可能となる。
【0036】本発明におけるオブジェクト指向型システ
ムにおける論理的単位の実行多重度制御方式によれば、
任意に発生する論理的処理単位に対する実行要求メッセ
ージに対して多重度に対応する数のプロセスによっての
み実行要求メッセージに対応する論理的処理単位(アプ
リケーションプログラム)を実行することが可能とな
り、この機能として実行多重度の制御を実現することが
可能となる。
【0037】本発明におけるオブジェクト指向型システ
ムにおける論理的単位の実行優先度制御方式によれば、
プロセスが、アプリケーションプログラムが割り当てら
れた時においてのみ、そのアプリケーションプログラム
に対応して管理表に定義されている実行優先度に基づい
て実行され、それ以外のときはプロセス自身の実行優先
度で実行されることにより、アプリケーションプログラ
ムの実行優先度の制御を実現することが可能となる。
【0038】この場合、例えば、プロセス自身の実行優
先度をアプリケーションプログラムに対応する実行優先
度より優先度が高くなるように設定されることによっ
て、1つのプロセスにおいて実行されるアプリケーショ
ンプログラムの実行優先度が高くても、そのアプリケー
ションプログラムの実行によって他のプロセスの実行が
妨げられることがなく、アプリケーションプログラムの
実行負荷によって他の論理的処理単位に対する実行要求
メッセージがメッセージキューに滞留してしまうことを
防止することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のブロック図である。
【図2】本発明によるオブジェクト指向型システムにお
ける論理的処理単位の実装方式の実施例を示した図であ
る。
【図3】本発明によるオブジェクト指向型システムにお
ける論理的処理単位の実行多重度制御方式の説明図(実
行要求待ちプロセスが3個でサービスが1種類の場合)
である。
【図4】本発明によるオブジェクト指向型システムにお
ける論理的処理単位の実行多重度制御方式の説明図(実
行要求待ちプロセスが1個でサービスが3種類の場合)
である。
【図5】本発明によるオブジェクト指向型システムにお
ける論理的処理単位の実行優先度制御方式の説明図であ
る。
【符号の説明】
101 オブジェクト 102 メッセージキュー 103 管理表 104 プロセス 105 論理的処理単位 106 アプリケーションプログラムに関する情報 107 実行要求メッセージ 108 アプリケーションプログラム 109 処理システム 201 オブジェクト 202 メッセージキュー 203 プロセス 204 サービスの管理表
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ▲はが▼ 弘明 東京都日野市富士町1番地 富士ファコム 制御株式会社内 (72)発明者 金子 淳一 東京都日野市富士町1番地 富士ファコム 制御株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 実行要求メッセージ(107)をキュー
    イングするメッセージキュー(102)と、前記論理的
    処理単位(105)のそれぞれに対応させてアプリケー
    ションプログラムに関する情報(106)を定義する管
    理表(103)と、前記メッセージキュー(102)か
    ら前記実行要求メッセージ(107)を取り出し該実行
    要求メッセージ(107)に対応する前記論理的処理単
    位(105)を前記管理表(103)において検索する
    ことにより該論理的処理単位(105)に対応する前記
    アプリケーションプログラム(108)を実行するプロ
    セス(104)と、を含むオブジェクト(101)を生
    成し、 該生成されたオブジェクト(101)によって実行され
    る前記アプリケーションプログラム(108)を定義す
    ると共に、前記生成されたオブジェクト(101)に対
    して前記実行要求メッセージ(107)を設定すること
    により、前記論理的処理単位(105)で処理を行う処
    理システム(109)を構築する、 ことを特徴とするオブジェクト指向型システムにおける
    論理的単位の実装方式。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の実装方式によって実装
    された論理的単位の実行多重度制御方式であって、 前記管理表(103)には、前記論理的処理単位(10
    5)に対応して、該論理的処理単位(105)が並行し
    て処理される数を示す実行多重度が定義され、 前記オブジェクト(101)は、前記処理システム(1
    09)の起動時に、前記プロセス(104)を、前記論
    理的処理単位(105)に対応して前記管理表(10
    3)に定義された前記実行多重度に応じた数だけ生成
    し、 該プロセス(104)は、前記メッセージキュー(10
    2)にキューイングされている前記実行要求メッセージ
    (107)に対し並行して処理を実行する、 ことを特徴とするオブジェクト指向型システムにおける
    論理的単位の実行多重度制御方式。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の実装方式によって実装
    された論理的単位の実行優先度制御方式であって、 前記管理表(103)には、前記論理的処理単位(10
    5)に対応して、該論理的処理単位(105)に対応す
    る前記アプリケーションプログラム(108)が実行さ
    れる時の優先度を制御する実行優先度が定義され、 前記プロセス(104)は、該プロセス(104)で前
    記アプリケーションプログラム(108)が実行されて
    いない時は、該プロセス(104)自身に予め設定され
    ている実行優先度に従って他の前記プロセス(104)
    との間で競合制御が行われながら実行され、該プロセス
    (104)で前記アプリケーションプログラム(10
    8)が実行されている時は、該アプリケーションプログ
    ラム(108)に対応して前記管理表(103)に定義
    されている前記実行優先度に従って他の前記プロセス
    (104)との間で競合制御が行われながら実行され
    る、 ことを特徴とするオブジェクト指向型システムにおける
    論理的単位の実行優先度制御方式。
  4. 【請求項4】 前記プロセス(104)自身に予め設定
    されている前記実行優先度は、前記アプリケーションプ
    ログラム(108)に対応して前記管理表(103)に
    定義されている前記実行優先度より高くなるように設定
    される、 ことを特徴とする請求項3に記載のオブジェクト指向型
    システムにおける論理的単位の実行優先度制御方式。
JP5118479A 1993-05-20 1993-05-20 オブジェクト指向型システムにおける論理的単位の実装方式、及び実行多重度制御方式、並びに実行優先度制御方式 Pending JPH06332724A (ja)

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