JPH0633150Y2 - 小動物侵入防止用金網フェンスおよび金網 - Google Patents

小動物侵入防止用金網フェンスおよび金網

Info

Publication number
JPH0633150Y2
JPH0633150Y2 JP8402488U JP8402488U JPH0633150Y2 JP H0633150 Y2 JPH0633150 Y2 JP H0633150Y2 JP 8402488 U JP8402488 U JP 8402488U JP 8402488 U JP8402488 U JP 8402488U JP H0633150 Y2 JPH0633150 Y2 JP H0633150Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wire mesh
fence
small animals
wire
mesh
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP8402488U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01151564U (ja
Inventor
健一郎 佐川
幹四郎 平戸
喬 山崎
勝男 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Cable Ltd filed Critical Hitachi Cable Ltd
Priority to JP8402488U priority Critical patent/JPH0633150Y2/ja
Publication of JPH01151564U publication Critical patent/JPH01151564U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0633150Y2 publication Critical patent/JPH0633150Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fencing (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、電気施設等に対し外部より蛇やねずみ等が侵
入するのを具合よく防止し得る小動物侵入防止用金網フ
ェンスおよびフェンス用金網に関するものである。
[従来の技術] 食品貯蔵所などにねずみや蛇あるいはいたちなどが侵入
することが好ましくないことは当然乍ら、送電線や変電
所などの電気施設においてもこれらの小動物の侵入は決
して好ましいものではない。
例えば、送電線を例にとると、その習性のために蛇が鉄
塔をよじ登りさらに鉄塔から送電線に身を乗り出して行
くことがある。尻尾の方を鉄塔に巻きつけた状態で身が
碍子を越え、頭部を電線に触れれば、電流が蛇の身を介
して短絡し、遮断器が働いて停電事故を起こす。このよ
うな停電事故は、当の蛇が感電落下してしまうことから
原因究明がきわめて困難であり、復旧に意外な時間を要
するため社会的にも問題化することが多い。とくに、昨
今のように需要家側でのコンピュータ類の導入や自動化
の進展が盛んな現状では、短時間の停電でも混乱が大き
い。ほかにも、変電所の配電盤の中にねずみがもぐり込
むことでねずみによる短絡事故などもよく報告されると
ころであり、斯業界においては人の侵入のみならずこれ
ら小動物の侵入防止についても真剣な検討がすすめられ
てきた。
これらの施設に対し前記小動物が侵入するのを防止する
には、第1図のように、これら小動物がくぐり抜けられ
ないだけの網目を有する金網フェンス10を例えば鉄塔
Tの周囲に張りめぐらすことが従来より一般に広く行な
われてきた。
[考案が解決しようとする課題] しかし、上記従来構成の金網フェンスは人や犬などの大
型侵入物には有効ではあっても、前記小動物に対しては
むしろ気休めにしかならず、ほとんど効果のないことが
最近の考案者らの観察により判明した。
すなわち、従来のフェンスの支柱や枠体はもっぱら型鋼
や帯鋼が使用され、構成体それ自身のエッジはつねに角
部を形成し、これらを組み合わせたコーナー部もつねに
ほぼ直角の角部により構成されてきた。このような角部
は、蛇やねずみなどがこれをよじ登ろうとするときの恰
好の手掛りとなることが、考案者らの行なった観察によ
り明確となったのである。とくに蛇にとってこの角部は
うろこを引掛けるための好都合な足場のような役目を果
し、このようなフェンスを如何程張り巡らしたとて蛇の
侵入防止にはなんの役にも立たないのである。
そしてまた、フェンスを張設する場所についてみても、
平地にのみ限られず第9図に示すように地盤に高低差の
ある場所に設置される場合も多いが、この場合は高低差
に合せその都度現場で金網2を切って現地合せ施工をし
ていた。
このため、金網の取り付け時に切り間違いをしたり、切
るために要する時間等を含め作業効率が非常に悪く、し
かも第9図に示すように金網の材料が支柱1,1の間隔
Lに対してL1の長さだけ必要となり、材料が巾h分だ
け無駄となり、価格の点でも不利となる。
本考案の目的は、人間ばかりでなく蛇やねずみなどの小
動物に対しても適確な侵入防止効果を有し、電気施設な
どにおいてこれら小動物により発生する不測の事故を適
確に防止可能な金網フェンスならびに金網フェンスを高
低差のある場所に設置する場合に地形に合せて菱形に変
形可能なフェンス用金網を提供しようとするものであ
る。
[課題を解決するための手段] 本考案は、金網フェンスの網目を小動物がくぐり抜けら
れない大きさとするばかりでなく、小動物が侵入を試る
側にあるコーナーやエッジとなるところを角部を排除
し、これらをすべて曲面状に形成したことにあり、そし
てまた、波形成形した縦線と横線を交差編みした金網の
縦線の波形をゆるやかに形成し、縦線と横線が相互に幾
分鋏状に動き得るようにしたものである。
[作用] 小動物が侵入しようとする側のコーナーやエッジに角部
がないと、蛇などがフェンスをよじ登ろうとしても手掛
りとなるものがなく、結局侵入をあきらめる。
また、金網の縦線と横線が鋏状に動き得ることで、金網
全体を菱形に変形させることができるから、地盤に高低
差のある場所に設置するときは、上下にずれた支柱間に
適合するよう金網の方を変形させることができ、従来例
のように金網を切り揃えてやる必要がなくなる。
[実施例] 以下に、本考案について実施例図面を参照し説明する。
第2図は、本考案に係る金網フェンス10を実際に取付
けた様子を示す説明図であり、1,1は支柱、2,2は
金網、3,3は枠体、4,4は基礎である。
金網2の構成材料としては、これを特に限定するもので
はなく、通常の亜鉛めっき鋼線、アルミめっき鋼線、ビ
ニル被覆鋼線、さらには非金属材料よりなる線条など適
宜選択は可能であるが、前記鉄塔用フェンスなどのよう
に屋外において長年月にわたり使用するものとしては、
第6図(a)に示すような鋼線22の外周にアルミあるい
はアルミ合金23を押出などにより被覆したアルミ被覆
鋼線21を使用するのが耐食、耐候性および耐久性など
からみてもっとも適当である。
アルミ被覆鋼線21,21は第6図(b)に示すように適
宜波形に成形され、同図(c)に示すように縦線21aお
よび横線21bが交差編みされ、小動物の入り得ない間
隔Dをもって金網2に編み込まれる。
上記において、通常は縦線21aと横線21bのそれぞ
れの波形は同じ程度の波形に成形され、金網2に編み上
がった状態で波形同士が強固に噛み合い固定されるよう
に構成される。しかし、すでに第9図をもって説明した
ように、地盤に高低差のある場所に設置しようとすると
きには、金網を支柱の高低差に応じ現地合わせして切り
揃える手間と無駄があった。
この場合、第7図(イ)に示す横線21bの波形に対し
同図(ロ)に示す縦線21aの波形をよりゆるやかに形
成して編み合わせるのである。このように縦線21aの
波形をゆるやかに形成して交差編みすると、縦線21a
と横線21bとが同じ波形の場合のように強固には噛み
合わず、交差した相互の線が幾分鋏状に動くようにな
る。このように動き得れば、金網2全体を菱形状に変形
することが可能となり、第8図に示すように高低差のあ
る間隔Lの支柱1,1に対しそれに見合った長さの金網
2を変形させ、そのまま高低差のある支柱1,1間に適
合設置させることができる。これにより、従来必要であ
った金網の現地での切り揃えが不必要となり、手間と材
料とを大巾に節約することが可能となる。
上記高低差に自己合せ可能な本考案に係る金網は、すで
に説明した小動物侵入防止用フェンスに限らず、その他
の使用目的の金網にも適用できることはいうまでもな
い。また、この金網は高低差のない場所に設置してもな
んら差支えはないのである。
縦線21aと横線21bが同じ波形の金網あるいは上記
縦線21aの波形を横線21bの波形よりゆるやかに形
成した金網2は、第2および8図に示すように、コンク
リート基礎4,4により支持された支柱1,1およびこ
れら支柱1,1に対し水平方向に取付けられた枠体3,
3により支持固定され、所定位置に張設される。
しかして、従来の支柱1および枠体3はもっぱら型鋼や
帯鋼が使用され、構成体それ自身のエッジはつねに角部
を形成し、これらを組み合わせたコーナー部もつねにほ
ぼ直角の角部により構成されてきた。このような角部
は、上記したように蛇やねずみなどがこれをよじ登ろう
とするときの恰好の手掛りとなることが、考案者らの行
なった観察により明確となった。
本考案にあっては、そのような足場的役目となる角部を
小動物が侵入しようとする側のエッジあるいはコーナー
より排除した。
第3図は、第2図のフェンス10を上方より見た概略的
平面図であり、枠体3をもって構成するコーナー3aは
ゆるい曲面に形成され角部を有しない。
第4図は、上記支柱1の近傍の拡大見取図を、第5図
(イ)はコーナー部3aの平面見取図を、(ロ)はその
正面見取図をそれぞれ示すものである。
なお、図における支柱1についても円柱を用いエッジを
有しない形状をもって構成しているが、もしも支柱の存
在する位置が小動物が侵入しようとする側になく、いわ
ば金網の内側に存在するものであれば、必ずしも円柱形
の支柱に限らず従来の型鋼の如き角部のあるものを用い
ても差支えはないのである。
第11図はフェンス用として従来より広く使用されてい
るジグザグ状に屈折させた列線をもって組み合せてなる
従来金網2-を示すものである。このような金網2-は、第
2図に示すように支柱1,1と枠体3,3によりフェン
スに張設され、一般部外者の立入りを阻止する目的で設
置される。かかる従来金網2-は網目も粗であり、製造も
容易であって安価に入手することができる。
一方、すでに説明した本考案に係る金網2は、蛇のよう
な小動物が通過できないことが必要であり、網目の間隔
も例えば5mmといった非常に細かなものであり、前記従
来金網2-に比較すると高価となり、かつこれをフェンス
に張設する際に角部を有しない施工をする必要がある。
このような小動物侵入防止用フェンスは、その高さが地
上より精々1.2m程度もあれば十分である。故に、フ
ェンスを構成するに際し、第10図に示すようにフェン
スに張設する金網を上部金網と下部金網に区分けし、下
部金網は本考案に係る金網2を使用し、上部金網は前記
安価な従来金網2-を使用して、小動物侵入防止と部外者
立入阻止とを兼ねた構成とすれば、総体的により安価に
フェンスを構築することができる。
[考案の効果] 以上の通り、本考案に係る金網フェンスによれば、フェ
ンスを乗り越えて小動物が中に入ろうとしても、フェン
スをよじ登る手掛りがなく、結局あきらめて退去するか
ら、フェンス本来の目的を確実に実現できるものであ
り、また高低差のある場所にも容易に張設できるなど、
実用上の意義はきわめて大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は鉄塔周辺に金網フェンスを取付けた様子を示す
説明図、第2図は本考案に係るフェンスを張設した様子
を示す説明図、第3図は第2図の概略的平面図、第4図
は支柱部分の拡大見取図、第5図(イ)はコーナー部分
の拡大平面図、(ロ)はその正面図、第6図(a)はアル
ミ被覆鋼線の構成を示す断面図、(b)はその波形成形状
況を示す説明図、(c)はそれを金網に構成した様子を示
す説明図、第7図(イ)、(ロ)は本考案に係る別な実
施例に使用される線条の波形を示す説明図、第8図は高
低差のある地盤に本考案に係る金網を張設した様子を示
す説明図、第9図は高低差のある地盤に従来構成の金網
を張設する場合を示す説明図、第10図は本考案に係る
別なフェンスの構成を示す説明図、第11図はフェンス
用の従来金網を示す説明図、第12図は第11図に示す
従来金網をフェンスに張設した様子を示す説明図であ
る。 1:支柱、 2,2-:金網、 3:枠体、 10:フェンス。 21a:縦線、 21b:横線。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ねずみや蛇等の小動物の通過できない網目
    を有する金網を支柱と枠体により張設し、少くとも小動
    物が侵入しようとする側にあるエッジあるいはコーナー
    部を曲面状に構成してなる小動物侵入防止用金網フェン
    ス。
  2. 【請求項2】張設する金網を上部と下部に区分けして設
    置し、下部金網は、ねずみや蛇等の小動物の通過できな
    い網目を有する金網により張設し、少くとも小動物が侵
    入しようとする側にあるエッジあるいはコーナー部を曲
    面状に構成してなる小動物侵入防止用金網フェンス。
  3. 【請求項3】それぞれ波形成形をした縦線と横線の交差
    編みによって構成し、縦線の波形の波の形を横線の波形
    の波の形よりもゆるやかに形成して横線と縦線が編み上
    がった状態で相互鋏状に幾分動き得るように成し、金網
    全体を菱形状に変形可能に構成してなるフェンス用金
    網。
JP8402488U 1987-12-17 1988-06-24 小動物侵入防止用金網フェンスおよび金網 Expired - Lifetime JPH0633150Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8402488U JPH0633150Y2 (ja) 1987-12-17 1988-06-24 小動物侵入防止用金網フェンスおよび金網

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19174187 1987-12-17
JP62-191741 1987-12-17
JP8402488U JPH0633150Y2 (ja) 1987-12-17 1988-06-24 小動物侵入防止用金網フェンスおよび金網

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01151564U JPH01151564U (ja) 1989-10-19
JPH0633150Y2 true JPH0633150Y2 (ja) 1994-08-31

Family

ID=31718572

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8402488U Expired - Lifetime JPH0633150Y2 (ja) 1987-12-17 1988-06-24 小動物侵入防止用金網フェンスおよび金網

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0633150Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4606856B2 (ja) * 2004-11-26 2011-01-05 日鐵住金建材株式会社 フェンス
CN109757465A (zh) * 2019-03-21 2019-05-17 国网河南省电力公司三门峡市陕州供电公司 一种变电站运维用变电箱防鼠装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01151564U (ja) 1989-10-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2564340C (en) Apparatus for preventing birds accessing a habitable part of a structure
JPH0633150Y2 (ja) 小動物侵入防止用金網フェンスおよび金網
JP3209697U (ja) 小動物侵入防止構造
KR101451760B1 (ko) 유해동물 침입 방지 펜스 및 이 시공 방법
JP3041701U (ja) 防獣フェンス及び防獣フェンス構造体
JP3073585U (ja) 蛇の登攀防止構造
JP3201125U (ja) フェンスプロテクター
JPH0534470B2 (ja)
JP7010497B2 (ja) 小動物侵入防止構造
JPS5929493Y2 (ja) 防蛇柵
DE2739165C2 (de) Abwehrvorrichtung gegen das Eindringen von bodengebundenen Schädlingen in schutzbedürftige Anlagen
JPS60184344A (ja) 蛇の侵入,登攀等を防止する方法
JPH0712412Y2 (ja) 高速道路用防獣フェンス構造体
JP3089032U (ja) 猿侵入防止柵
JP3507466B2 (ja) 防獣フェンス用の補助フェンス体
JP3660996B2 (ja) 電気柵
JP3069535U (ja) 防護用の縦桟型フェンス
JPS6030371Y2 (ja) ユニット柵網
JPH0130507Y2 (ja)
JPH08112055A (ja) 電気柵
JP3674859B2 (ja) 金網及び法面保護用型枠
JP3986401B2 (ja) 敷地侵入防止用フエンス
JPH0210202Y2 (ja)
JP3160787U (ja) 小動物侵入防止用金網
KR200207082Y1 (ko) 경계용 휀스