JPH06330501A - 枕 木 - Google Patents
枕 木Info
- Publication number
- JPH06330501A JPH06330501A JP11845793A JP11845793A JPH06330501A JP H06330501 A JPH06330501 A JP H06330501A JP 11845793 A JP11845793 A JP 11845793A JP 11845793 A JP11845793 A JP 11845793A JP H06330501 A JPH06330501 A JP H06330501A
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- JP
- Japan
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- sleeper
- ballast
- main body
- rails
- lateral
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- Machines For Laying And Maintaining Railways (AREA)
Abstract
バラスト道床に敷設しても軌道の横ずれの少ない枕木を
提供する。 【構成】 枕木本体1の道床敷設面に、該枕木本体1の
長軸に直交する方向に凸条2、を形成、その凸条2、2
の、レールに加わる横圧方向側の側面を傾斜面3、3と
する。
Description
されて好適な枕木に関する。
ると、軌道に加わる荷重条件は厳しくなるが、その分岐
部、カーブ部においては、列車通過時、レールに横圧が
加わり、特にバラスト軌道の場合には、軌道の横ずれが
起こり易い。
の敷設面にゴム板を現場で貼付けることによりバラスト
軌道との摩擦抵抗を大きくし、枕木のずれ、ひいては軌
道の横ずれを少なくするようにしていた。
どが夜間作業であるため、PC枕木の貼付け面が夜露等
で濡れたりしていることが多く、貼着できなかったり、
十分な接着強度が得られないという問題があった。ま
た、貼着したゴム板も剥離し易いものであった。
ては、ゴム板等を貼着することなく、そのままバラスト
道床に敷設されてレールが敷かれているため、列車通過
時、軌道の分岐部、カーブ部ではレールの横ずれが起こ
り易く、軌道修正工事を頻繁に実施しなければならなか
った。
道床敷設面に枕木本体の長手方向に交差する方向の凹溝
を設けることによって摩擦抵抗を増大させ、枕木の横ず
れを防止することが提案されている(実開昭4−891
01号公報)。
ため、既に敷設されたものと交換して敷設されることが
多く、この場合、枕木の周囲のバラストを取り除いて枕
木を取り外し、そこに新たな枕木を載置してバラストを
入れ、タイタンパーで締め固めている。ところで、前記
枕木は、その敷設面の凹溝がバラストに噛み合って摩擦
抵抗が増大するものであるが、この枕木を上記のとおり
にして現場で敷設した場合、実験場のテスト結果から期
待されるとおりの横ずれ抵抗力が得られなかった。
工した場合に横ずれ抵抗力の高い枕木を提供することを
目的とする。
本体の道床敷設面に、枕木本体の道床敷設面に、凸条が
枕木本体の長軸方向に交差して設けられ、この凸条の、
列車通過時にレールに加わる横圧力方向側の側面が傾斜
面とされていることを特徴としている。
合成木材等があげられる。合成木材としては、たとえ
ば、ガラスロービング等の長繊維で補強された熱硬化性
樹脂発泡体があげられる。
ち、少なくとも一条の凸条のみに上記の傾斜面を設けて
もよいが、全ての凸条に上記の傾斜面を設けるのが好ま
しい。また、列車通過時にレールに加わる横圧方向側の
凸条側面のみならず、その反対側の凸条側面も傾斜面と
してもよい。また、凸条は枕木本体の幅全長にわたって
設けられるのが好ましく、枕木本体の長手方向に対して
ほぼ直交しているのが好ましい。この凸条が二条以上で
ある場合には、そのうちの二本はそれぞれレール固定部
分の裏面に設けるのが好ましい。また、凸条の高さは特
に限定されないが、バラストの平均粒径の1/3〜3の
範囲であることが好ましい。
たり、断面台形状、三角状の板状体やブロック体等が好
適に用いられる。これらの板状体を枕木本体の道床敷設
面に固着されることにより傾斜面を有する凸条が成形さ
れる。この固着方法としては、接着等の化学的固定方法
やボルト・ナット止め等の物理的固定方法があげられ
る。なお、着脱可能に固着できるようにすれば、現場で
組立できる利点がある。
は、これを固着する枕木本体と同じ材料であってもよ
く、異種材料であってもよい。たとえば、ABSやFR
P等の強化プラスチックが好適に用いられる。
方法、凸条の枕木本体の道床敷設面を切削加工する方法
によっても凸条を形成してもよい。
の凸条の傾斜面側をレールに加わる横圧方向側になるよ
うにバラスト道床の設置用溝に載置し、その周囲にバラ
ストを入れ、タイタンパーで締め固めることにより敷設
される。この締め固め時、バラストは凸条の傾斜面に誘
導されて容易に入り込み、その部分のバラストは密に充
填されることになる。
れたバラストは、レール通過時に加わる横ずれ力に対し
て大きな抵抗力となる結果、枕木がその長軸方向にずれ
難くなり、軌道の横ずれが防止される。
明する。
である。図1において、1は枕木本体、2は凸条であ
る。枕木本体1は、ガラス長繊維強化硬質ウレタン樹脂
発泡体からなる合成木材を素材としており、通常の枕木
の大きさ(幅240mm、長さ2600mm、高さ15
0mm)の四角柱状体からなる。この枕木本体1のレー
ル固定部の下面の道床敷設面(図面で下面)に、その長
軸と直角方向に2条の凸条2、2が設けられている。
傾斜面3、3とされた断面台形の柱状体(幅:140m
m、高さ:40mm、長さ:240mm)を、その傾斜
面3、3を同じ側にし、枕木本体1の道床敷設面に貼着
することにより形成されている。
様にガラス長繊維強化硬質ウレタン樹脂発泡体である。
このように、凸条2の材質を枕木本体1と同じにし、上
記のような寸法のものとすれば、枕木本体1に用いたい
素材を利用でき、材料管理が容易になる利点がある。
の部分側面図であって、1aは枕木本体、2aは凸条を
示している。この枕木は図1の枕木と同じ大きさとさ
れ、凸条2aの両側面とも傾斜面3a、3bとされてい
る。
ば、凸条の両側面に近接する部分a、bに充填されるバ
ラスト4は密になるので、枕木を敷設するとき、レール
に加わる横圧の向きを考慮することなく敷設できる。
する。図1のとおり、枕木本体1を凸条2、2が設けら
れた面を下にし、かつこの凸条2の傾斜面3、3がレー
ルに加わる横圧方向(図1の矢印方向)側になるように
バラスト道床の設置用溝に載置し、その周囲にバラスト
4を入れ、タイタンパーで締め固める。
に近接した部分a、aに、その傾斜面3、3に誘導され
バラスト4が容易に入り込む。その結果、傾斜面3、3
の反対側の部分に充填されるバラストの充填密度に比べ
て密に充填される。
した部分a、aのバラスト4は密に充填される結果、レ
ールに加わる横圧に対して枕木本体1は大きな抵抗力を
示し、枕木がその長軸方向にずれ難くなり、軌道の横ず
れが防止される。
ては、バラスト道床に敷設すると、凸条の傾斜面側に近
接した部分にはバラストが密に充填され、レールに加え
られる横ずれ力に対して大きな抵抗を示すことになるの
で、その長軸方向にずれ難くなって軌道の横ずれ防止作
用が大となる。従って、バラスト道床に敷設する枕木と
して好適に用いられる。
Claims (1)
- 【請求項1】 枕木本体の道床敷設面に、凸条が枕木本
体の長軸方向に交差して設けられ、この凸条の、列車通
過時にレールに加わる横圧力方向側の側面が傾斜面とさ
れていることを特徴とする枕木。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11845793A JP3396251B2 (ja) | 1993-05-20 | 1993-05-20 | 枕木の敷設方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11845793A JP3396251B2 (ja) | 1993-05-20 | 1993-05-20 | 枕木の敷設方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06330501A true JPH06330501A (ja) | 1994-11-29 |
JP3396251B2 JP3396251B2 (ja) | 2003-04-14 |
Family
ID=14737127
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11845793A Expired - Lifetime JP3396251B2 (ja) | 1993-05-20 | 1993-05-20 | 枕木の敷設方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3396251B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002077367A1 (en) * | 2001-03-23 | 2002-10-03 | Leiv Eiriksson Nyfotek As | Tie |
JP2007191867A (ja) * | 2006-01-17 | 2007-08-02 | Sekisui Chem Co Ltd | まくら木、並びに、まくら木連結体 |
-
1993
- 1993-05-20 JP JP11845793A patent/JP3396251B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002077367A1 (en) * | 2001-03-23 | 2002-10-03 | Leiv Eiriksson Nyfotek As | Tie |
JP2007191867A (ja) * | 2006-01-17 | 2007-08-02 | Sekisui Chem Co Ltd | まくら木、並びに、まくら木連結体 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3396251B2 (ja) | 2003-04-14 |
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