JP2941116B2 - 橋枕木 - Google Patents

橋枕木

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JP2941116B2
JP2941116B2 JP10120192A JP10120192A JP2941116B2 JP 2941116 B2 JP2941116 B2 JP 2941116B2 JP 10120192 A JP10120192 A JP 10120192A JP 10120192 A JP10120192 A JP 10120192A JP 2941116 B2 JP2941116 B2 JP 2941116B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は鉄道の橋梁軌道において
使用する橋枕木に関するものである。
【0002】
【従来の技術】軌道の枕木においては、レ−ルを所定の
位置に保持すると共にレ−ルからの荷重を広く道床に分
布する役割を担っている。
【0003】而るに、橋梁軌道においては、橋桁を道床
として枕木を敷設している。この場合、通常、橋桁の上
部フランジに鋲頭または蓋鈑が存在しているので、枕木
と橋桁上面との間にパッキンを挿入して枕木の敷設高さ
を一定としている。また、軌道カ−ブ部にカントを付け
るために、両軌道の枕木の高さをそのカント量に応じて
パッキンで調整することもある。
【0004】図4は従来の橋枕木の斜視図を示し、枕木
3’の両端部裏面に所定厚みのパッキン(木製)2’を
釘で打付け、このパッキン付枕木を橋桁1’の上部フラ
ンジ11’にフックボルト(図示せず)により締結し、
更に、枕木3’,3’間をけい材(例えば、L形型材)
5’,5’で連結している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】レ−ルには種々の力が
作用し、枕木においては、レ−ルに作用する力を分散さ
せて道床に伝達することが要求される。
【0006】而るに、図4において荷重、例えば、レ−
ルにふく進(レ−ルが長手方向に滑動する現象)を発生
させるような力F’が作用すると、枕木3’,3’間が
レ−ル以外にけい材5’によっても連結されているか
ら、この力がけい材5’によっても枕木群3’,…に分
散され、各枕木に分散された力がその枕木と橋桁との締
結部材を介して橋桁に伝達される。従って、けい材によ
る枕木間の連結も、枕木を介しての荷重分散に寄与する
ところが大である。
【0007】しかし、けい材による枕木間の連結作業は
容易ではなく、また、枕木の交換時、枕木とけい材との
間の分離作業が必要であり、枕木の交換作業にも支障と
なる。
【0008】本発明の目的は、枕木間をけい材で連結す
ることなく、軌条に作用する力をよく分散させて橋桁に
伝達できる橋枕木を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の橋枕木は橋桁に
パッキンをその長手方向をレ−ル方向に向けて載設し、
該パッキン一箇に対し複数本の枕木を配設したことを特
徴とする構成である。
【0010】
【作用】枕木の相互間がパッキンにより連結されてお
り、一の枕木に作用する力をパッキンにより枕木群に分
散させて橋桁に伝達させることができる。
【0011】
【実施例】以下、図面により本発明の実施例を説明す
る。図1の(イ)並びに図1の(ロ)は本発明の実施例
を示す平面図並びに側面図である。図1の(ハ)は図1
の(イ)におけるハ−ハ断面図である。
【0012】図1の(イ)乃至図1の(ハ)において、
1,1は橋桁であり、上部フランジ11を有する。2,
2はパッキンであり、長形とされ、その長手方向をレ−
ル方向に向けて橋桁1の上部フランジ11上に載設して
ある。
【0013】上記橋桁1のフランジ上面には鋲頭または
蓋鈑が存在し、パッキン2の下面にはこれらの凸部を収
容するための座ぐり加工または溝加工を施してあるが、
これらの図示は省略してある。
【0014】3,…はパッキン2,2上に配設した枕木
であり、一のパッキンに複数本の枕木を割り振ってあ
る。4,…はフックボルトであり、枕木3とパッキン2
とを共締めで橋桁1の上部フランジ11に締結してい
る。
【0015】このフックボルトによる締結に代え、図1
の(ニ)に示すように、パッキン2をボルト・ナット4
1により橋桁の上部フランジ11に直接締結し、枕木3
を別のボルト・ナット42によりパッキン2を通して橋
桁の上部フランジ11に締結することもできる。
【0016】上記において、一のパッキンに割り振る枕
木の本数は2本以上であり、枕木の長さと枕木の配設間
隔によって設定される。パッキン長さは、運搬・取扱
上,枕木と同程度とすることが好ましく、例えば、パッ
キン長さを2500mm,枕木間隔を500mmとし
て、一のパッキンに割り振る枕木の本数を5本とするこ
とができる。
【0017】図1の(ロ)において、aは枕木3,…に
締結装置(タイプレ−トとバネ等)による敷設されるレ
−ルを示している。図1の(ロ)において、レ−ルaに
荷重、例えばふく進荷重Fが作用すると、この荷重が枕
木に伝達され、一の枕木、例えば31に伝達された荷重
分f1がパッキン2の全長に分布されるから、パッキン
はレ−ルに作用する荷重を分散させて橋桁に伝達させる
作用を営み、けい材による枕木間の連結がなくても、パ
ッキンが荷重分散作用、枕木間隔の保持作用等をも果た
し、枕木の機能(レ−ルを所定の位置に保持すると共に
レ−ルからの荷重を広く道床に分散させる)を良好に発
揮させ得る。従って、枕木間のけい材による連結作用が
不要となり、枕木交換時でのけい材と枕木間の分離作業
が不要となる。
【0018】図2の(イ)は本発明の別実施例を示す正
面図であり、軌道のカ−ブ部に使用され、各パッキン2
1,22の上面を傾斜面にし、外軌側のパッキン21の
高さを内軌側のパッキン22の高さよりも高くして、カ
ントを付けてある。この場合、図2の(ロ)に示すよう
に、外軌側のパッキン22と橋桁の上部フランジ11と
の間にスペ−サ5(例えば、ゴムスペ−サ)を挿入して
外軌側パッキン21の高さを内軌側パッキン22の高さ
よりも高くすることができる。図2の(イ)並びに
(ロ)において、3は枕木を示している。
【0019】上記何れの実施例においても、図3の
(イ)に示すように、パッキン2に枕木嵌合溝23を加
工し、この溝23に枕木3を嵌合すること(レ−ルのふ
く進防止に有効である)、また、図3の(ロ)に示すよ
うに、枕木3にパッキン嵌合溝33を加工し、この溝3
3にパッキン2を嵌合すること(枕木長さ方向の軌道破
壊抵抗の強化に有効である)、さらには、これら双方の
嵌合を行うことも可能である。
【0020】特に、カントを付ける場合は、図3の
(ハ)に示すように、各パッキン21,22を高さの異
なる上面カント付きとし、枕木3にパッキン嵌合溝331,
332を加工すること、または、図3の(ニ)に示すよう
に、上面水平面のパッキン21,22に傾斜底面の枕木
嵌合溝213,223を加工することもできる。
【0021】本発明において、枕木には木製枕木、合成
枕木(長繊維,例えばガラス長繊維を樹脂体,例えば硬
質ウレタン発泡体に埋設したもの)等を使用でき、パッ
キンには木製パッキン,合成パッキンまたはゴムパッキ
ン等を使用できる。
【0022】また、パッキンの寸法は橋桁の上部フラン
ジの寸法に応じて設定され、例えば、上部フランジ巾3
00mm,橋桁間隔1700mmの場合、巾300m
m,厚み60mm,長さ2200mmのパッキンが使用
される。この場合、枕木には、例えば、長さ2400m
m,巾200mm,厚み150mmのものが使用され
る。
【0023】本発明は既設の従来の橋枕木の枕木の一部
を交換する場合にも使用でき、この作業は、枕木を交換
する部分のレ−ルの締結装置を解除し、この解除したレ
−ルを向上し、旧枕木を抜取り、橋桁上に長尺パッキン
をレ−ル方向に載設し、この載設パッキン上に新規枕木
を配設し、枕木並びにパッキンを橋桁にフックボルトで
止締めし、最後にレ−ルを枕木に締結することにより行
なわれる。
【0024】
【発明の効果】本発明の橋枕木は上述した通りの構成で
あり、枕木間をパッキンにより連結してあるから、枕木
間のけい材による連結がなくても、レ−ルに作用する荷
重を枕木群によく分散させて橋桁(道床)に伝達でき、
枕木としての機能を良好に達成させ得、けい材による枕
木間の連結作業を支障なく省略でき、また、枕木交換時
での枕木とけい材間の分離作業を支障なく省略できる。
更に、枕木をパッキンから分離した状態で取り扱われる
から、枕木の軽量運搬性を保障でき、また、枕木に突出
部分がないので、輸送効率にも優れている。
【0025】従って、本発明の橋枕木においては、枕木
の現場への運搬を容易に行い得、枕木の敷設作業を容易
に行い得、また枕木の交換作業も容易に行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1の(イ)は本発明の実施例を示す平面図、
図1の(ロ)は同じく側面図、図1の(ハ)は図1の
(イ)におけるハ−ハ断面図、図1の(ハ)は同実施例
において使用する枕木とパッキンの橋桁への締結構造の
別例を示す断面図である。
【図2】図2の(イ)は本発明の別実施例を示す正面
図、図2の(ロ)は同実施例における外軌側パッキンの
別例の使用状態を示す側面図である。
【図3】図3の(イ)乃至(ハ)は本発明における枕木
とパッキンとの異なる連結状態を示し、図3の(イ)は
側面図、図3の(ロ)並びに(ハ)はは正面図である。
図3の(ニ)は、本発明において使用するパッキンの別
例を示す斜視図である。
【図4】従来例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 橋桁 2 パッキン 3 枕木

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】橋桁にパッキンをその長手方向をレ−ル方
    向に向けて載設し、該パッキン一箇に対し複数本の枕木
    を配設したことを特徴とする橋枕木。
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