JP2515834B2 - 防振レ―ル締結装置 - Google Patents

防振レ―ル締結装置

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JP2515834B2
JP2515834B2 JP63015970A JP1597088A JP2515834B2 JP 2515834 B2 JP2515834 B2 JP 2515834B2 JP 63015970 A JP63015970 A JP 63015970A JP 1597088 A JP1597088 A JP 1597088A JP 2515834 B2 JP2515834 B2 JP 2515834B2
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公一 椎名
重 三浦
敬晴 長藤
弘 熊崎
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Railway Technical Research Institute
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は鉄道線路の直結軌道における防振レール締結
装置に関するものである。
〔従来の技術〕
スラブ軌道等の直結軌道構造において、列車が走行す
る際に列車荷重および列車振動が軌道に加わる。この列
車荷重および列車振動が軌道スラブ等のレール支承体へ
の伝達を軽減するための防振軌道構造は、レール支承体
の下面全面にゴムマットや合成樹脂等の弾性材を接着す
る構造あるいはレール支承体に固定した下タイプレート
の両端部をレール直角方向外側に伸ばして設けた円筒と
これに上タイプレートの両端部をレール直角方向外側に
伸ばして設けた円筒とを弾性材を介して接着する構造が
採用されていた。
しかし、これらの防振軌道構造は新設の防振軌道に施
工するには適するが、既設のスラブ軌道等に施工するに
はレールをレール支承体から取り外し大きく扛上する必
要があり、施工した場合には既存設備との高低差が生じ
るなどの問題があった。
そこで、既設のスラブ軌道等の防振軌道構造にする場
合はレール下部の締結装置の部分で対処するのが有利と
されている。ところが、従来の防振用レール締結装置で
は、上下タイプレールが大型で下タイプレートを固定す
るボルトは上タイプレートに覆われてしまうので、施工
がしにくく保守点検が困難である。そのため事故の原因
になることもあり、運転保安上の不安を生じる。
さらに、上下タイプレートの両端の距離を長くする必
要があることから、タイプレート部材の耐久性が低下す
るとともに塵埃の侵入やさびの発生により、電気絶縁の
低下を招くことにもなる。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来の技術によれば、上下タイプレートが大型で下タ
イプレートを固定するボルトは上タイプレートに覆われ
てしまうので、施工がしにくく保守点検が困難であると
いう問題点があった。また、上下タイプレートの両端の
距離を長くする必要があることから、タイプレート部材
の耐久性が低下するとともに塵埃の侵入やさびの発生に
より、電気絶縁の低下を招くという問題点があった。
本発明は前記のような問題点を解決するためになされ
たもので、多重の弾性部材(弾性材,緩衝パッド,軌道
パッド)により、列車荷重の広範分散,列車振動の軽減
遮断,レール小返りの抑制,水平方向変位の抑制を図る
防振レール締結装置を提供するものである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の防振レール締結装置は、軌道スラブ等のレー
ル支承体上に、下タイプレートと上タイプレートとを弾
性材を介して弾性締結あるいは接着により一体形成し、
一体形成した上下タイプレートを緩衝パッドと楔形受台
とを介してレール支承体にタイプレート締着具で固定
し、上タイプレートの上面に調節パッキンと軌道パッド
を介してレール締結具によりレールを弾性締結すること
を特徴とする。
〔実施例〕
下タイプレートと上タイプレートとを弾性材を介して
弾性締結した防振レール締結装置について、第1図およ
び第2図を用いて説明する。
軌道スラブのレール支承体上に、上面に凸形状の突起
を有して両端が上方に湾曲した下タイプレート2と下面
に凸形状の突起を有する上タイプレート3との間に上下
タイプレートに篏合するような凹形状の溝を有する弾性
材4を挿み、弾性材4を挿んだ上下タイプレートを上タ
イプレート締着具5で弾性締結して一体形成し、一体形
成した上下タイプレートを、緩衝パッド7を介して両側
面に楔形受台6によりレール支承体1に下タイプレート
締着具8で固定したものであり、上タイプレート3の上
には調節パッキン9と軌道パッド10を介してレール締結
具11によりレール12を弾性締結している。
列車荷重は車両自重・速度・車輪整備状態により荷重
・衝撃に差異があり、この荷重がレール12に垂直荷重,
レール直角方向の水平荷重として作用し、さらに制動,
駆動による荷重がレール長手方向力として伝達される。
列車荷重はレール締結装置の弾性を軟らかくすることに
より、垂直荷重を軌道広範に分布させて局部沈下量を少
なくし、車輪振動を軽減するものである。垂直荷重は弾
性材4,調節パッキン9,軌道パッド10,レール締結具11の
合成ばね弾性体により、支承体に分散するとともに車輪
振動を遮断している。レール直角方向の水平荷重はレー
ル12から上タイプレート3に伝達され、上タイプレート
上面の左右ショルダー部で受圧する。次に、上タイプレ
ート上面の左右ショルダー部で受圧したレール直角方向
の水平荷重は適当な受圧面積を有する適当な数の遮蔽突
起部3aに伝達され、突起内弾性材4aを介して、下タイプ
レート上面の突起部2aに伝達されると同時に下タイプレ
ート2に伝達される。さらに、下タイプレート2に伝達
されたレール直角方向の水平荷重は下タイプレート2の
両端に設けた側壁面2bに伝達され、楔形受台6を介し
て、軌道スラブ支承体1に伝達される。レール長手方向
の水平荷重はレール12から上タイプレート3に伝達され
る。レール締結具11の適当なレール押え力により、上タ
イプレート3に伝達されたレール長手方向の水平荷重は
適当な受圧面積を有する適当な数の遮蔽突起部3aに伝達
され、突起内弾性材4aを介して、下タイプレート上面の
突起部2aに伝達されると同時に下タイプレート2に伝達
される。さらに、下タイプレート2に伝達されたレール
長手方向の水平荷重は緩衝パッド7を介して、レール支
承体1に伝達される。
突起内弾性材4aの弾性度は適度な硬度を選定すること
により、列車横圧によるレール小返りに対する回転抵抗
力を増大させることが可能となる。従って、レール小返
りに対する回転抵抗力を増大させることにより、列車走
行時の左右レール間隔の拡大が防止されることになる。
左右レール間の電気絶縁は埋込栓1a,弾性材4,絶縁カラ
ー5aにより、電気的にそれぞれ独立して多重絶縁を行っ
ている。軌道スラブとレールレベルの調整は、上下方向
については調節パッキン9の厚さを可変させることによ
り行い、左右方向については楔形受台6をスライドさせ
ることにより行うことができる。
下タイプレートと上タイプレートとを弾性材を介して
接着した防振レール締結装置について、第3図および第
4図を用いて説明する。
軌道スラブのレール支承体上に、上面に複数の凸形状
の突起を有する下タイプレート2と下面に複数の凹形状
のくぼみを有する上タイプレート3とに篏合するように
なっていて、その間に上下タイプレートの凹凸形状と同
じ断面を有する弾性材4を組み合わせ、弾性材4を組み
合わせた上下タイプレートを接着して一体形成し、一体
形成した上下タイプレートを、緩衝パッド7を介して両
側面に楔形受台6によりレール支承体1に下タイプレー
ト締着具8で固定したものであり、上タイプレート3の
上には調節パッキン9と軌道パッド10を介してレール締
結具11によりレール12を弾性締結している。
下タイプレート2と上タイプレート3はあらかじめ初
期圧縮力を加えて弾性材4を挿んでいるので、レールの
アップリフトに対応できるばかりでなく弾性材4の耐久
性も増すことがきる。下タイプレート2と上タイプレー
ト3を一体化することにより、施工性の向上,組立時間
の節約,取付精度の向上をすることができる。また、弾
性材4の弾性度は軌道パッド10の厚さとの関係が強く、
軌道パッド10の厚さを変化させることにより現行の軌道
弾性に近づけることができる。さらに、保守作業におい
ても列車間合いに合わせて、適宜間送りして作業するこ
とにより、営業線の列車ダイヤを変更することなく長大
間合いでなくとも活線施工が可能となる。
〔発明の効果〕
本発明の防振レール締結装置によれば、多重の弾性部
材(弾性材,緩衝パッド,軌道パッド)により、列車荷
重の広範分散,列車振動の軽減遮断,レール小返りの抑
制,水平方向変位の抑制を図ることができる。スラブ軌
道等の直結軌道においても上下左右方向にレールの位置
を調節することができ、レールとの電気絶縁も確保され
る。さらに、保守作業においても列車間合いに合わせ
て、適宜間送りして作業することにより、営業線の列車
ダイヤを変更することなく長大間合いでなくとも活線施
工が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は下タイプレートと上タイプレートとを弾性材を
介して弾性締結した防振レール締結装置の縦断面図、第
2図は下タイプレートと上タイプレートとを弾性材を介
して弾性締結した防振レール締結装置の平面図、第3図
は下タイプレートと上タイプレートとを弾性材を介して
接着した防振レール締結装置の縦断面図、第4図は下タ
イプレートと上タイプレートとを弾性材を介して接着し
た防振レール締結装置の平面図である。 1……レール支承体、1a……埋込栓、2……下タイプレ
ート、 2a……下タイプレートの突起部、2b……側壁面、 3……上タイプレート、3a……上タイプレートの遮蔽突
起部、 4……弾性材、4a……突起内弾性材、5……上タイプレ
ート締着具、 5a……絶縁カラー、6……楔形受台、7……緩衝パッ
ド、 8……下タイプレート締着具、9……調節パッキン、 10……軌道パッド、11……レール締結具、12……レー
ル。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】軌道スラブ等のレール支承体上に、下タイ
    プレートと上タイプレートとを弾性材を介して弾性締結
    あるいは接着により一体形成し、一体形成した上下タイ
    プレートを緩衝パッドと楔形受台とを介してレール支承
    体にタイプレート締着具で固定し、上タイプレートの上
    面に調節パッキンと軌道パッドを介してレール締結具に
    よりレールを弾性締結することを特徴とする防振レール
    締結装置。
JP63015970A 1988-01-28 1988-01-28 防振レ―ル締結装置 Expired - Lifetime JP2515834B2 (ja)

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JPH01192902A JPH01192902A (ja) 1989-08-03
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