JPH0412090Y2 - - Google Patents

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JPH0412090Y2
JPH0412090Y2 JP13863284U JP13863284U JPH0412090Y2 JP H0412090 Y2 JPH0412090 Y2 JP H0412090Y2 JP 13863284 U JP13863284 U JP 13863284U JP 13863284 U JP13863284 U JP 13863284U JP H0412090 Y2 JPH0412090 Y2 JP H0412090Y2
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JP
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rail
cushioning material
upper layer
cushioning
level crossing
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JP13863284U
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Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本考案は踏切道のレールに沿つて枕木に固定し
て使用する踏切用緩衝材に関するものである。
【従来の技術】
従来、踏切道にはレール間に木材やコンクリー
トブロツク等が用いられていたが、前者の場合に
は耐摩耗性及び耐腐食性において劣つているため
に耐久性が極めて悪い欠点があり、また後者の場
合には緩衝性がほとんどないため枕木や基盤が傷
み易い欠点があつた。また特に積雪地帯において
は冬期にレールのみが露出しレールの周囲には雪
や氷が積つて踏切道を横断する車の車輪がレール
上に落ち込んでスリツプし踏切道を脱出し得ない
現象が発生する欠点があつた。
【考案が解決しようとする問題点】
このような欠点を除去するために、近年耐腐蝕
性、緩衝性に優れているゴム製の踏切用緩衝材が
使用されはじめてきた。ところがこれらのゴム製
踏切用緩衝材はゴム材だけで製作されていたた
め、ゴムの材質が軟質材である場合には強固な固
定ができず使用中に次第にづれて破損してしまう
ことがあり、またゴムの材質が硬質材である場合
には強固な固定ができる反面弾力性に乏しいため
脆く耐摩耗性に乏しい問題点を有していた。
【問題点を解決するための手段】
本考案者等はかゝる従来の踏切用緩衝材の問題
点を解決すべく鋭意研究の結果、緩衝材の材質を
上層部と下層部とで変えることにより、耐久性と
緩衝性とを有し且つその上に雪や氷が固着し難い
踏切用緩衝材の開発に成功し、本考案を完成した
のである。 すなわち、本考案は最大幅寸法がレールの底部
の幅寸法の1.3倍〜0.7倍の幅寸法にあり、レール
の高さ寸法とほぼ同じ最大高さ寸法の10〜40%以
内の上層部がシヨア硬さAで40〜70のゴム製軟質
材より成りその下部にシヨア硬さで80以上の硬質
材より成る下層部が接合された棒状を成してお
り、レールに対面する側面の下方がレールから離
れるテーパ状部を成しており、且つ長手方向に所
定間隔毎に上面より下面に至る固定用貫通孔が設
けられていることを特徴とする踏切用緩衝材を提
供するものである。
【実施例】
以下、図面に基づいて本考案に係る踏切用緩衝
材について詳細に説明する。 第1図は本考案に係る踏切用緩衝材の1実施例
の要部拡大断面図、第2図は本考案に係る踏切用
緩衝材の1実施例の使用状態を示す断面図、第3
図A〜Eは本考案に係る踏切用緩衝材の1実施例
の上層部と下層部との接合状態を示す説明図であ
る。 図面中、1は最大幅寸法Wが軌道パツド5上に
設置されるレール2の底部の幅寸法wの1.3〜0.7
倍の幅寸法にあり、レール2の高さ寸法hとほぼ
同じ最大高さ寸法Hの10〜40%以内の上層部1a
がシヨア硬さAで40〜70のゴム製軟質層より成り
その下部にシヨア硬さAで80以上の硬質材より成
る下層部1bが接合された棒状を成しており、レ
ール2に対面する側面の下方がレールから離れる
テーパ状部1cを成しており且つ長手方向に所定
間隔毎に上面1dより下面1eに至る固定用貫通
孔1fが設けられている踏切用緩衝材であり、下
層部1bを構成している硬質材の材質としては硬
質ゴム、硬質プラスチツク、コンクリートブロツ
ク、木材等が使用でき、また上層部1aと下層部
1bとの接合形態としては第1図に示される形態
の他に使用する踏切道の使用状態によつては上層
部1aと下層部1bとの接合をより強固とするた
めに必要により第3図A〜Eに示す各種の噛み合
わせ形態等を使用することが望ましい。この踏切
用緩衝材1は、踏切道において枕木3上にレール
2に沿つてレール2と踏切敷板6との間に設置さ
れ、長手方向に所定間隔毎に設けられている上面
1dより下面1eに至る固定用貫通孔1fを貫通
して犬釘又はスクリユーボルト4を枕木3に打ち
込むことによつて固定されて使用されるものであ
り、犬釘又はスクリユーボルト4の頭が上面1d
より突出する場合には固定用貫通孔1fの上面1
d側に犬釘又はスクリユーボルト4の頭を埋没し
得る窪みを設けておけばよい。 次に本考案に係る踏切用緩衝材1の形状及び材
質を上記したように定めた理由について説明す
る。先ず、最大幅寸法Wがレール2の底部の幅寸
法wの1.3〜0.7倍の幅寸法(1.3w〜0.7w)とした
理由は幅寸法Wが狭すぎても広すぎても破損し易
い傾向にあるためである。また、レール2の高さ
寸法とほぼ同じ最大高さ寸法Hの10〜40%以内の
上層部1aの材質をシヨア硬さAで40〜70のゴム
製軟質材とした理由は、上層部1aの高さが最大
高さ寸法Hの10%未満では軟質材より成る上層部
を設けた効果が期待できず逆に40%を超えると全
てが軟質材より成る場合と同様に踏切用緩衝材1
が強固に固定できなくなると共に自重により長さ
方向のそりが発生し易くなるからであり、また上
層部1aの材質をシヨア硬さAで40未満とすると
軟かすぎて車が通過する際に踏切用緩衝材1がへ
こみすぎて緩衝材としての効果が少なく、またシ
ヨア硬さAで70を超えると二層とした効果が少な
くなつてしまうからである。また下層部の材質を
シヨア硬さAで80以上の硬質材としたのは80未満
では二層とした効果が少なくなつてしまうからで
ある。更にレール2に対面する側面の下方がレー
ル2から離れるテーパ状部1bを成しているの
は、この踏切用緩衝材1は踏切道のレール2に沿
つてレール2に当接させて設置固定せしめられる
ものであるので、レール2の下部のフランジ部と
踏切用緩衝材1とが接触して正しく設置されない
現象が生じないようにするためである。かかる踏
切用緩衝材1の長さは、特に限定するものではな
いが、使用に当つて踏切道の幅に合わせて適宜現
場で切断して使用する長尺物でも、また予め所定
の長さ(例えば1.5m)に製作されているもので
もよい。
【作用】
上層部1aが比重1.4の天然ゴム(ゴム分40%)
を成型加硫したシヨア硬さAが60のゴム製軟質材
より成りその下部にナイロン、ポリエステル等が
含有されているタイヤ成型時の削屑(通称生キヤ
ン)を粉砕して成型加硫したシヨア硬さAで80以
上の硬質材より成る下層部1bが接合されて最大
幅寸法Wが150mm、最大高さ寸法Hが160mmの棒状
を成しており、レール2に対面する垂直な側面の
下方がレール2から離れる方向に角度35度のテー
パ状部1cを成しており、且つ長手方向に500mm
毎に上面1dより下面1eに至る直径20mmの固定
用貫通孔1fが設けられている長さ2000mmの踏切
用緩衝材を積雪地帯の踏切道に冬期に設置固定し
て使用した結果、雪や氷の付着も殆んど認められ
ず且つ車や人の通行に全く支障が生じなかつた。
【考案の効果】
以上詳述した如き構造の本考案に係る踏切用緩
衝材は、踏切道において枕木上に固定して使用す
ると以下に列挙する如き種々の利点を有してお
り、その交通分野に貢献する処が非常に大きなも
のである。 上層部が弾力性を有するゴム材から成つてい
るので、スパイクタイヤに対する耐摩耗性が
木、コンクリート、鋼板、プラスチツクなど一
般に使用されている材質に較べ、木の1/5〜1/1
0、コンクリートの1/2〜1/8、鋼板の2/3〜1/2、
プラスチツクの1/2〜1/3と著しく優れている。 上層部がゴム材から成り弾力性を有するの
で、木材やコンクリートブロツクより構成され
ている踏切用緩衝材とは異なり、雪や氷が付着
し難いばかりか、耐寒性、耐候性、耐摩耗性に
優れており、破損し難く、更に衝撃吸収性が良
く且つ車の通行時に騒音が少ない。 踏切道においてレールに沿つて設置された場
合に、雪や氷が付着し難いばかりか、仮に付着
しても車の踏切道の通過によつて踏切用緩衝材
が押圧されて変形した後の復元力によつて付着
している雪や氷がはじかれるようにして除去さ
れるので、特別の保守を行なわなくても雪や氷
の付着による事故の心配がない。 耐久性に優れているため、長期間交換する必
要がなく敷設費などの経費を大幅に節減でき
る。 踏切道に合わせた同一製品を得やすく、しか
も保管も容易である。 緩衝性に優れているので、枕木やレールを傷
めることがなく、実用性に優れている。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る踏切用緩衝材の1実施例
の要部拡大断面図、第2図は本考案に係る踏切用
緩衝材の1実施例の使用状態を示す断面図、第3
図A〜Eは本考案に係る踏切用緩衝材の1実施例
の上層部と下層部との接合状態を示す説明図であ
る。 1……踏切用緩衝材、1a……上層部、1b…
…下層部、1c……テーパ状部、1d……上面、
1e……下面、1f……固定用貫通孔、H……踏
切用緩衝材の高さ寸法、W……踏切用緩衝材の最
大幅寸法、h……レールの高さ寸法、w……レー
ルの幅寸法、2……レール、3……枕木、4……
犬釘又はスクリユーボルト、5……軌道パツド、
6……踏切敷板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 最大幅寸法Wがレール2の底部の幅寸法wの
    1.3倍〜0.7倍の幅寸法にあり、レール2の高さ寸
    法hとほぼ同じ最大高さ寸法Hの10〜40%以内の
    上層部1aがシヨア硬さAで40〜70のゴム製軟質
    材より成り、その下部にシヨア硬さAで80以上の
    硬質材より成る下層部1bが接合された棒状を成
    しており、レール2に対面する側面の下方がレー
    ル2から離れるテーパ状部1cを成しており、且
    つ長手方向に所定間隔毎に上面1dより下面1e
    に至る固定用貫通孔1fが設けられていることを
    特徴とする踏切用緩衝材。
JP13863284U 1984-09-14 1984-09-14 Expired JPH0412090Y2 (ja)

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JP13863284U JPH0412090Y2 (ja) 1984-09-14 1984-09-14

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JP13863284U JPH0412090Y2 (ja) 1984-09-14 1984-09-14

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Publication Number Publication Date
JPS6154001U JPS6154001U (ja) 1986-04-11
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JP13863284U Expired JPH0412090Y2 (ja) 1984-09-14 1984-09-14

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JP4536238B2 (ja) * 2000-10-04 2010-09-01 太平工業株式会社 踏切のシール構造
JP3959368B2 (ja) * 2003-05-15 2007-08-15 清田軌道工業株式会社 踏切舗装板構造
CN103015287A (zh) * 2012-12-25 2013-04-03 中铁第四勘察设计院集团有限公司 无砟轨道上预制板式铺面结构

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JPS6154001U (ja) 1986-04-11

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