JPH06328773A - マルチビーム記録装置 - Google Patents

マルチビーム記録装置

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JPH06328773A
JPH06328773A JP11862093A JP11862093A JPH06328773A JP H06328773 A JPH06328773 A JP H06328773A JP 11862093 A JP11862093 A JP 11862093A JP 11862093 A JP11862093 A JP 11862093A JP H06328773 A JPH06328773 A JP H06328773A
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JP
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recording
beams
light
signal
position detection
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JP11862093A
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English (en)
Inventor
Yasuko Toyama
泰子 外山
Michio Doke
教夫 道家
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】この発明は、ビーム位置検出を確実に行うこと
ができて高精度で信頼性が高くなるようにすることを目
的とする。 【構成】 この発明は、マルチビーム記録装置におい
て、光スポットの露光走査範囲内における非記録領域に
配置されたn個の受光素子S1〜Snを有しn本のビー
ムを受光する受光素子アレイ31と、この受光素子アレ
イ31の各受光素子S1〜Snにn本のビームを順次に
1本づつ検出させて該検出されたビームから順次にn本
のビームを消灯させる第1の手段34とを備えたもので
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は独立に変調可能な複数個
の発光部を有する記録用光源を用いて複数ラインを同時
に記録するマルチビーム記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真技術とレーザ走査技術とを組み
合わせたレーザプリンタ等の画像記録装置は、普通紙が
使用でき、高速で高品質な画像が得られるので、急速に
コンピュータの出力装置やデジタル複写機に用いられて
普及している。
【0003】図3はレーザプリンタに用いられるレーザ
光学系の一例を示す。半導体レーザからなる記録用光源
11が駆動回路にて画像信号により変調され、この半導
体レーザ11からのレーザビームがレンズ12を介して
回転多面鏡13により偏向される。回転多面鏡13から
のレーザビームはfθレンズからなる結像レンズ14に
よりドラム状の感光体15上に微小な光スポットとして
結像される。この光スポットは回転多面鏡13と感光体
15の駆動機構による回転により感光体15を走査露光
し、画像の静電潜像を形成する。この場合、感光体15
は帯電器により均一に帯電された後に上記露光で静電潜
像が形成される。また、同期検知用受光素子16は、走
査線上の走査開始側の画像領域外に配置され、結像レン
ズ14からのレーザビームを検出する。この同期検知用
受光素子16の出力信号はスレッショルドレベルで2値
化されてビーム位置検出信号となり、このビーム位置検
出信号により主走査方向の画像書き込み開始位置が制御
される。
【0004】このようなレーザ走査光学系を有するレー
ザプリンタにおいては1分間にA4サイズの画像を10
0枚出力するようなレーザ走査光学系を実現するために
は、感光体15の速度は500mm/sec程度となり、回
転多面鏡13の回転数r(rpm)は次の式(1)式で与えられ
る。 r(rpm)=V0×DPI×60/(25.4×N)・・・・・(1) ここに、V0は感光体15の速度(mm/sec)、DPIは
1インチ当り記録できるドット数で、一般的には300
〜400であり、Nは回転多面鏡13の反射面数で、一
般的には6〜10である。V0=500、DPI=30
0,N=8を(1)式に代入すると、rは44291(rpm)
になる。
【0005】回転多面鏡13はこのような高い回転数で
は回転軸を支える軸受として従来のボールベアリングを
使用できず、流体軸受,磁気軸受などの特殊な軸受が必
要となってコストアップになる。また、記録用光源であ
る半導体レーザ11の変調周波数が高くなり、レーザ制
御回路およびホストマシンから半導体レーザ側へのデー
タ転送の高速化が必要になって回路が複雑になると同時
にコストアップになる。
【0006】また、レーザプリンタにおいては、高速化
を計るために、複数の光源からの複数のレーザビームを
1個の回転多面鏡で偏向走査して同時に複数ラインを記
録するマルチビーム記録方式がある。このマルチビーム
記録方式では、光源からのレーザビームの本数をM本と
すれば回転多面鏡の回転数およびレーザの変調周波数が
1/Mとなり、高速な記録が可能となる。
【0007】図4はマルチビーム記録方式で用いられる
複数の半導体レーザを記録用光源としたレーザ走査光学
系の一例を示す。複数の独立した発光点を有する半導体
レーザからなる光源171,172から発散して出射され
た複数本のレーザビームはコリメートレンズ18により
それぞれ平行な光束とされ、シリンダレンズ19により
回転多面鏡20の反射面近傍へ副走査方向(記録媒体2
2が送られる方向)に絞り込まれる。シリンダレンズ1
9からの複数本のレーザビームは回転多面鏡24により
共通に偏向を受け、fθレンズからなる結像レンズ21
により感光体からなる記録媒体22上に微小なレーザビ
ームとして、かつ、各レーザビームが記録密度に応じた
ピッチとなるように絞り込まれて静電潜像が記録媒体2
6上に形成される。ここに、光源171,172は駆動回
路にて画像信号により変調され、画像信号に応じた強度
のレーザビームを出力する。記録媒体22はモータによ
り駆動されて副走査方向に回転し、帯電器により均一に
帯電された後に複数本のレーザビームにより1主走査で
複数ライン分の静電潜像が形成される。
【0008】結像レンズ21は主走査方向(レーザビー
ムが回転多面鏡20により走査される方向)と副走査方
向で焦点距離の異なるアナモフィックなレンズであり、
副走査方向には回転多面鏡20の反射面と記録媒体26
が幾何学的に共役な関係となるように設計されている。
これは回転多面鏡20の各反射面の回転軸に対する角度
誤差(反射面倒れ)による走査線間のピッチの変動を低
減するための補正光学系を構成するためである。シリン
ダレンズ19は記録媒体22上での副走査方向のレーザ
ビーム径を適当な大きさとする機能を持つ。また、同期
検知用受光素子は、走査域内の画像走査記録範囲外に配
置され、結像レンズ21からのレーザビームを検出す
る。この同期検知用受光素子の出力信号はスレッショル
ドレベルで2値化されてその2値化信号が各レーザビー
ム毎に分離されることによりビーム位置検出信号が得ら
れ、これらのビーム位置検出信号により各レーザビーム
の主走査方向の画像書き込み開始位置が制御される。
【0009】マルチビーム記録方式において、複数本の
レーザビームを用いて1主走査で複数ライン分のデータ
を同時に記録する場合は、複数本のレーザビームの各発
光点の中心を結んだ直線が主走査方向(レーザビームが
走査される方向)に直交するようにすれば、各発光点の
レーザビームの走査のタイミングは同一となるので、そ
の位相同期を1個の発光点で行えばよい。あるいは、隣
接する各レーザビームのピッチ等が既知であれば、1つ
のレーザビームに対するビーム位置検出信号と各レーザ
ビームの変調クロック(以下変調クロックを画素クロッ
クと呼ぶ)との同期をとればよい。
【0010】また、マルチビーム記録方式において、記
録用光源として1チップ内に複数の発光点を有する半導
体レーザアレイを用いた場合は、副走査方向のピッチ
(間隔)が半導体レーザアレイの発光点のピッチに依存
するので、記録密度に対応したピッチを得るためには、
半導体レーザアレイをその各発光点の中心を結んだ直線
と主走査方向とがある角度をなすように配置しなければ
ならない。この場合、様々な環境の変化等によるレーザ
ビーム位置の変動やズレが生ずるので、各レーザビーム
に対するビーム位置検出信号と各レーザビームの画素ク
ロックとの位相同期をそれぞれとる方が各レーザビーム
毎の記録位置の変動が少なくて望ましい。
【0011】また、特開昭57ー64718号公報に
は、レーザビームプリンタにおいて、間隔が既知である
複数のレーザビームから出射された複数のレーザビーム
のうちの1本のレーザビームの偏向位置を検出する1個
の検出器と、この検出器の出力信号を用いて他のレーザ
ビームの同期等をとる手段とを設けたものが記載されて
いる。
【0012】特開平2ー42413号公報には、デジタ
ル複写機において、ビーム検知手段に入射する複数のレ
ーザビームから画像書き出しタイミング信号を生成する
ためのレーザビームを分離出力する分離手段を設けたも
のが記載されている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上記マルチビーム記録
方式では、様々な環境の変化等によるレーザビーム位置
の変動やズレに対する対応が極めて困難である。また、
同期検知用受光素子は感光体22と等価な位置に配置さ
れて各レーザビームが短い時間差をもって入射するが、
図5はレーザビームa,bが極端に重なってしまった場
合の同期検知用受光素子の出力信号の様子を示す。この
場合、同期検知用受光素子のレーザビームa,bに対す
る出力信号a1,b1が合成されて合成信号c1が得ら
れ、この合成信号c1からレーザビームa,bを分割し
て検出することは不可能である。このため、各レーザビ
ームに対する同期検知用受光素子の出力信号と各レーザ
ビームの画素クロックとの位相同期をそれぞれとること
ができない。
【0014】図6はレーザビームa,bが1/4ほど重
なった場合の信号の様子を示す。この場合は同期検知用
受光素子のレーザビームa,bに対する出力信号a2
2が合成されて合成信号c2が得られる。この合成信号
2は領域S2が狭いので、レーザビームa,bを分割し
て検出するためのスレッュドレベルを持つことが困難で
あり、レーザビームa,bの分割検出が不安定となる。
【0015】図7はレーザビームa,bが微小な時間だ
け重なり合った場合の信号の様子を示す。この場合は同
期検知用受光素子のレーザビームa,bに対する出力信
号a3,b3が合成されて合成信号c3が得られる。この
合成信号c3は領域S3が広いので、レーザビームa,b
を分割して検出するためのスレッュドレベルの決定が容
易となり、レーザビームa,bの分割検出を正確に行う
ことが可能となる。
【0016】また、上記特開昭57ー64718号公報
記載のレーザビームプリンタでは、間隔が既知である複
数のレーザから出射された複数のレーザビームのうちの
1本のレーザビームの偏向位置を検出して他のレーザビ
ームの同期等をとるので、レーザビームの間隔が変化し
てしまった場合には同期等が1本のレーザビームに対す
る偏向位置検出信号に依存することにより、誤差やずれ
が生ずるおそれがあり、その補正も困難である。
【0017】また、特開平2ー42413号公報記載の
デジタル複写機では、ビーム検知手段に入射する複数の
レーザビームから画像書き出しタイミング信号を生成す
るためのレーザビームを分離出力する分離手段を設けた
ので、この分離手段のスレッシュドレベルの誤設定等に
よる信号の誤検出、あるいは回路の複雑化やこれによる
コストアップ等が生ずる欠点がある。
【0018】本発明は、上記欠点を改善し、ビーム位置
検出を確実に行うことができて高精度で信頼性が高いマ
ルチビーム記録装置を提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、画像情報信号に応じて独立
に変調されるn(n≧2)個の発光部を有する記録用光
源を有し、この記録用光源の発光部から出射されるn本
のビームをn個の微小な光スポットに集光結像し、これ
らの光スポットによる記録媒体の露光走査で画像の記録
を行うマルチビーム記録装置において、前記光スポット
の露光走査範囲内における非記録領域に配置されたn個
の受光素子を有し前記n本のビームを受光する受光素子
アレイと、この受光素子アレイの各受光素子に前記n本
のビームを順次に1本づつ検出させて該検出されたビー
ムから順次に前記n本のビームを消灯させる第1の手段
とを備えたものである。
【0020】請求項2記載の発明は、請求項1記載のマ
ルチビーム記録装置において、前記n本のビームの露光
走査方向の記録密度を独立に設定する記録密度設定手段
を備えたものである。
【0021】請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載のマルチビーム記録装置において、前記受光素子ア
レイの隣接する各受光素子の端部の露光走査方向の間隔
を前記n本のビームによる記録ピッチの最大値の1倍以
上としたものである。
【0022】請求項4記載の発明は、請求項3記載のマ
ルチビーム記録装置において、前記第1の手段は前記記
録用光源から出射されるn本のビームのうちk(1≦k
≦n−1)番目に出射されるビームだけを点灯させてこ
のk番目に出射されるビームが消灯した後にk+1番目
に出射されるビームを点灯させるものである。
【0023】請求項5記載の発明は、請求項1,2,3
または4記載のマルチビーム記録装置において、露光走
査範囲内の非記録領域に配置された前記n個の受光素子
からの前記n本のビームに対するビーム位置検出信号に
基づいて前記n本のビームの各変調クロックの位相と前
記n本のビームに対するビーム位置検出信号の位相とを
略同期させる第2の手段と、この第2の手段により前記
n本のビームに対するビーム位置検出信号と位相が略同
期させられた変調クロックのうちの1組を基準として画
像記録領域の設定等の制御信号を生成する第3の手段と
を備えたものである。
【0024】請求項6記載の発明は、請求項5記載のマ
ルチビーム記録装置において、露光走査範囲内の非記録
領域に配置された前記n個の受光素子からの前記n本の
ビームに対するビーム位置検出信号に基づいて、画像記
録領域の設定等の制御信号を生成する基準となるビーム
位置と,それ以外のビーム位置とのズレを検出する第4
の手段を備えたものである。
【0025】請求項7記載の発明は、請求項1,2,
3,4,5または6記載のマルチビーム記録装置におい
て、前記記録用光源を1チップ内に独立に変調可能な複
数の発光点を有する半導体レーザアレイで構成したもの
である。
【0026】
【作用】請求項1記載の発明では、n個の発光部が画像
情報信号に応じて独立に変調され、この記録用光源の発
光部から出射されるn本のビームがn個の微小な光スポ
ットに集光結像され、これらの光スポットによる記録媒
体の露光走査で画像の記録が行われる。そして、光スポ
ットの露光走査範囲内における非記録領域に配置された
n個の受光素子はn本のビームを受光し、第1の手段が
各受光素子にn本のビームを順次に1本づつ検出させて
該検出されたビームから順次にn本のビームを消灯させ
る。
【0027】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
マルチビーム記録装置において、n本のビームの露光走
査方向の記録密度が記録密度設定手段により独立に設定
される。
【0028】請求項3記載の発明では、請求項1または
2記載のマルチビーム記録装置において、受光素子アレ
イの隣接する各受光素子の端部の露光走査方向の間隔が
n本のビームによる記録ピッチの最大値の1倍以上とな
っている。
【0029】請求項4記載の発明では、請求項3記載の
マルチビーム記録装置において、第1の手段は記録用光
源から出射されるn本のビームのうちk番目に出射され
るビームだけを点灯させてこのk番目に出射されるビー
ムが消灯した後にk+1番目に出射されるビームを点灯
させる。
【0030】請求項5記載の発明では、請求項1,2,
3または4記載のマルチビーム記録装置において、第2
の手段が露光走査範囲内の非記録領域に配置されたn個
の受光素子からのn本のビームに対するビーム位置検出
信号に基づいてn本のビームの各変調クロックの位相と
n本のビームに対するビーム位置検出信号の位相とを略
同期させ、第3の手段は第2の手段によりn本のビーム
に対するビーム位置検出信号と位相が略同期させられた
変調クロックのうちの1組を基準として画像記録領域の
設定等の制御信号を生成する。
【0031】請求項6記載の発明では、請求項5記載の
マルチビーム記録装置において、第4の手段が露光走査
範囲内の非記録領域に配置されたn個の受光素子からの
n本のビームに対するビーム位置検出信号に基づいて、
画像記録領域の設定等の制御信号を生成する基準となる
ビーム位置と,それ以外のビーム位置とのズレを検出す
る。
【0032】請求項7記載の発明では、請求項1,2,
3,4,5または6記載のマルチビーム記録装置におい
て、記録用光源を構成する半導体レーザアレイが1チッ
プ内に独立に変調可能な複数の発光点を有する。
【0033】
【実施例】本発明の第1実施例では、画像情報信号に応
じて独立に変調されるn(n≧2)個の発光部を有する
記録用光源を備え、この記録用光源の発光部から出射さ
れるn本のレーザビームをn個の微小な光スポットに集
光結像し、これらの光スポットによる記録媒体の露光走
査で画像の記録を行うマルチビーム記録装置、例えば前
述した図4に示すようなレーザ走査光学系を有するマル
チビーム記録装置において、図1に示すように受光素子
アレイからなる同期検知用受光部31が前記光スポット
の露光走査範囲内に配置され、この受光部31は記録用
光源からのn本のレーザビーム301,302・・・30n
同数の受光素子S1,S2・・・Snを有する。受光素子
S1,S2・・・Snは、光スポットによる記録媒体の露
光走査方向と平行に配置され、記録用光源からのn本の
レーザビーム301,302・・・30nを後述のようにそれ
ぞれ1本づつ受光する。
【0034】この第1実施例は請求項1記載の発明の実
施例であり、図8は第1実施例の回路構成を示す。受光
素子アレイ31からの光電変換信号は増幅回路32によ
り増幅されて分離回路33において予め設定されたスレ
ッショルドレベルで2値化され、各レーザビーム3
1,302・・・30nに対応したビーム位置検出信号BD
1,BD2・・・BDnに分離される。
【0035】第1実施例の各部を制御する記録装置制御
回路34は分離回路33からのビーム位置検出信号BD
1,BD2・・・を基準にして画素クロックclkの位相同
期や記録開始,記録領域の設定等の制御を行う。この場
合、n個の半導体レーザからなる発光部はそれぞれ独立
にn個の駆動回路にて画像情報信号によりn個の画素ク
ロックに同期して変調されて画像情報信号に応じた強度
のレーザビーム301,302・・・を出力する。
【0036】図9は第1実施例の動作例を示すタイミン
グチャートである。この動作例はn=3の場合の動作例
であり、光電変換信号aは受光素子アレイ31からの光
電変換信号を増幅回路32で増幅した信号である。信号
cは光電変換信号aを分離回路33において設定された
スレッショルドレベルで2値化した信号(正論理)であ
り、信号d,信号e及び信号fはそれぞれ信号cを分離
回路33においてビーム301,302,303に対する
ビーム位置検出信号BD1,BD2,BD3に分離するた
めのマスク信号(正論理)である。信号bは毎主走査に
記録装置制御回路34から分離回路33へ出力されるタ
イミング信号(正論理)であり、ビーム位置検出信号B
1,BD2,BD3は分離回路33において信号cをマ
スク信号d,e,fによりマスクして分離した信号(負
論理)である。
【0037】分離回路33は記録装置制御回路34から
のタイミング信号bが低レベル(以下Lと呼ぶ)から高レ
ヘル(以下Hと呼ぶ)に遷移すると、その遷移を検知して
マスク信号dをLからHにし、レーザビーム301の位
置検出を開始する。レーザビーム301が受光素子アレ
イ31の受光面を走査して2値化信号cがLからHにな
ると、分離回路33はビーム位置検出信号BD1をHか
らLにして記録装置制御回路34にレーザビーム301
の位置検出を通知する。
【0038】次に、分離回路33は2値化信号cがHか
らLに遷移すると、その遷移を検知してマスク信号dを
HからLにすると同時にビーム位置検出信号BD1をL
からHにすることによりレーザビーム301の位置検出
を終了し、かつ、マスク信号eをLからHにしてレーザ
ビーム302の位置検出を開始する。同様にレーザビー
ム302が受光素子アレイ31の受光面を走査して2値
化信号cがLからHになると、分離回路33はビーム位
置検出信号BD2をHからLにして記録装置制御回路3
4にレーザビーム302の位置検出を通知する。
【0039】次に、分離回路33は2値化信号cがHか
らLに遷移すると、その遷移を検知してマスク信号eを
HからLにすると同時にビーム位置検出信号BD2をL
からHにすることによりレーザビーム302の位置検出
を終了し、かつ、マスク信号fをLからHにしてレーザ
ビーム303の位置検出を開始する。レーザビーム303
が受光素子31の受光面を走査して2値化信号cがLか
らHになると、分離回路33はビーム位置検出信号BD
3をHからLにして記録装置制御回路34にレーザビー
ム303の位置検出を通知する。以上の動作により、1
主走査内の全てのビーム位置検出が完了し、次の主走査
のビーム位置検出を記録装置制御回路34から分離回路
33へのタイミング信号bの入力まで待機する。
【0040】第1実施例では図1に示すように記録用光
源からのn本のビーム301,302・・・30nのうち最も
早く受光素子アレイ31の始端部に到達するビーム30
1は受光素子S1によって受光された後に消灯し、ビー
ム302以降のビームが次の受光素子S2の始端部に到
達する。このときの動作を図2のタイミングチャートに
示す。図2において、WCLKは画素クロック、STは
記録装置制御回路34から分離回路33に入力される主
走査の開始を指令するタイミングクロック、PD1out,
PD2out,PD3out・・・PDnoutはそれぞれ受光素子S
1〜Snがレーザビーム301〜30nを受光して出力す
る光電変換信号、/BD1,/BD2,/BD3・・・/BD
nは受光素子アレイ31からの光電変換信号を分離回路
33でスレッショルドレベルで2値化して分離したビー
ム位置検出信号(負論理)、LD1on/off,LD2on/of
f,LD3on/off・・・LDnon/offは記録装置制御回路3
4が各ビーム301,302,303・・・30nの点灯/非
点灯を制御するための点灯/非点灯制御信号、mask
1,mask2,mask3・・・masknは各受光素子S
1,S2,S3・・・Snに最初に入射するビームのみを
有効にし、それ以降のビームを検知しないためのマスク
信号である。
【0041】記録用光源から射出されるn本のレーザビ
ームは受光素子アレイ31に入射する直前に記録装置制
御回路34からのリセット信号STの立上りによってL
D1on/off,LD2on/off,LD3on/off・・・LDnon/of
fがLとなってn個の半導体レーザが点灯することによ
り点灯し、同時に受光素子アレイ31からの光電変換信
号をアクティブにする記録装置制御回路34からのマス
ク信号mask1,mask2,mask3・・・masknが
Lになる。
【0042】レーザビーム301が受光素子S1に入射
してその入射光量に対応した光電変換信号PD1outが分
離回路33の予め設定されたスレッショルドレベルを越
えると、ビーム位置検出信号BD1が分離回路33によ
りHからLに遷移する。ビーム位置検出信号BD1がH
からLに遷移すると、レーザビーム301の位置検出
(検知1)が行われる。
【0043】さらに、記録走査制御回路34はビーム位
置検出信号BD1がLになってから最初の画素クロック
WCLKの立ち上がりに同期してLD1on/offをHとし
てレーザビーム301を消灯させ、同時にmask1をH
とし、これ以降に受光素子S1に入射するビームについ
ては同じ主走査内ではビーム位置検出を行わない。レー
ザビーム301の消灯後の画素クロックWCLKの立上
りに同期してビーム位置検出信号BD1が分離回路33
によりHとなり、ビーム301の位置検出が終了する。
【0044】同様にしてビーム302以降のビームの位
置検出(検知2・・・)が行われ、1主走査内のビーム位
置検出が全て終了した後に、記録走査制御回路34から
の次のSTの立上りエッジによって、LD1on/off,L
D2on/off,LD3on/off・・・LDnon/offがLになって
レーザビーム301,302・・・30nが全て点灯し、さら
に、記録装置制御回路34からのマスク信号mask1,
mask2,mask3・・・masknがLになって次の主
走査のビーム位置検出を待機する。また、第1実施例に
おいて、記録媒体は帯電器により均一に帯電されてから
レーザ走査光学系による露光で静電潜像が形成され、こ
の静電潜像が現像装置により現像されて転写装置により
転写紙へ転写される。
【0045】第1実施例では、受光素子アレイ31の各
受光素子S1〜Snにn本のビーム301,302・・・3
nを順次に1本づつ検出させ、この検出されたビーム
から順次にn本のビーム301,302・・・30nを消灯さ
せるので、n本のビーム301,302・・・30nの各位置
検出を正確に行うことができ、また、受光素子S1〜S
nより出力される信号を分離することなくそのままビー
ム位置検出信号として利用することができて信号処理回
路の高速化が可能となり、高速で高精度なマルチビーム
記録装置を実現できる。
【0046】図10は本発明の第2実施例に用いられる
位相同期回路を示し、図11はそのタイミングチャート
である。この第2実施例は請求項2記載の発明の実施例
であり、上記第1実施例において、各レーザビーム30
1,302・・・による主走査方向の記録密度を位相同期回
路により独立に設定するようにしたものである。すなわ
ち、レーザビーム301に対するビーム位置検出信号B
1とレーザビーム301に対する画素クロックWCLK
1との位相同期が図10に示す回路で行われ、かつ、他
のレーザビーム302・・・に対するビーム位置検出信号B
2・・・とレーザビーム302・・・に対する画素クロックW
CLK2・・・との各位相同期がそれぞれ図10に示す回路
と同様な回路で行われる。これらの回路は記録装置制御
回路34内に設けられている。
【0047】発振器35は画素クロックの1/mの周期
の基準クロックCLKを位相同期部36へ出力し、位相
同期部36は分離回路33から入力されるビーム位置検
出信号BD1(負論理)の直後に発振器35からの基準ク
ロックCLKの立ち上がりに同期して立ち上がるリセッ
ト信号RESET(負論理)を分周器37へ出力する。分周器
37は位相同期部36からのリセット信号RESETを基準
にして発振器35からの基準クロックCLKを分周して
画素クロックWCLK1を出力し、記録装置制御回路3
4は分周器37からの画素クロックWCLK1に同期し
てレーザビーム301の上述のような点灯,消灯制御や
記録開始,記録領域の設定等の制御を行う。
【0048】図11はn=4の場合のタイミングチャー
トである。位相同期部36は、ビーム位置検出信号BD
1がLになると、その立ち下がりエッジに対して最も近
い発振器35からの基準クロックCLKに同期してリセ
ット信号RESETをLにする。このリセット信号RESETは、
図11では基準クロックCLKの2クロック分になって
いるが、必ずしも基準クロックCLKの2クロック分で
ある必要はなく、回路上の特別な制約がない限り基準ク
ロックCLKの1クロック分以上の時間幅を有していれ
ばよい。分周器37は、位相同期部36からのリセット
信号RESETがLになると、リセット信号RESETがLである
区間の発振器35からの基準クロックCLKの立ち上が
りエッジに同期してリセットされ、リセット信号RESET
がHになると、発振器35からの基準クロックCLKの
分周を開始して画素クロックWCLK1として出力す
る。したがって、ビーム位置検出信号BD1に対する画
素クロックWCLK1の位相同期をその周期の1/mの
誤差範囲内で行うことができる。
【0049】この第2実施例においては、各レーザビー
ムによる露光走査方向の記録密度をそれぞれ上記回路に
より独立に設定する。従って、選択的に複数の記録密度
で記録を行うことが可能となり、比較的汎用性の高いマ
ルチビーム記録装置を比較的簡易な構成で提供すること
が可能となる。
【0050】図12は本発明の第3実施例に用いられる
位相同期回路を示す。この第3実施例は請求項2記載の
発明の実施例である。位相同期回路は発振器35及び位
相同期部36が各レーザビーム301,302・・・で共通
に用いられ、n個の分周器371,372・・・37nを有す
る。また、1主走査内でn本のレーザビーム301,3
2・・・の位相同期を行うために、記録用光源の発光点
(半導体レーザ)からのレーザビーム301,302・・・に
対応する分周器371,372・・・にリセット信号を順次
に出力して各発光点の位相同期動作が互いに悪影響を及
ぼさないようにすべく発光点選択部38が設けられてい
る。
【0051】分離回路33からのレーザビーム301
302・・・に対応したビーム位置検出信号BD1,BD2・・
・はオアゲート39を通って位相同期部36に入力さ
れ、位相同期部36がオアゲート39からの各ビーム位
置検出信号BD1,BD2・・・の立ち下がりエッジの直後
に発振器35からの基準クロックCLKの立ち上がりに
同期して立ち上がるリセット信号RESETを発光点選択部
38へ出力する。
【0052】発光点選択部38は分離回路33からビー
ム位置検出信号BD1が入力された時には位相同期部3
6から入力されたビーム位置検出信号BD1に対応する
リセット信号RESETをリセット信号RESET1として分周器
371へ出力して他の分周器372・・・にはリセット信号
の出力を禁止する機能を有し、以下同様に分離回路33
からビーム位置検出信号BD2・・・が入力された時にはそ
れぞれ位相同期部36から入力されたビーム位置検出信
号BD2・・・に対応するリセット信号RESETをリセット信
号RESET2・・・として分周器372・・・へ出力することによ
り、1主走査内にn個のビームの位相同期が行われる。
【0053】分周器371,372・・・はそれぞれ発光点
選択部38からのリセット信号RESET1,RESET2・・・を基準
にして発振器35からの基準クロックCLKを分周して
画素クロックWCLK1,WCLK2・・・を出力し、記録
装置制御回路34は分周器371,372・・・からの画素
クロックWCLK1,WCLK2・・・に同期してレーザビ
ーム301,302・・・の上述のような点灯,消灯制御や
記録開始,記録領域の設定等の制御を行う。
【0054】この第3実施例では、比較的簡素な構成で
複数のビームの位相同期が可能であり、また、全ての画
素クロックWCLK1,WCLK2・・・を共通の発振器3
5からの基準クロックCLKに基づいて生成するので、
各ビームの画素クロックWCLK1,WCLK2・・・の間
の精度のバラツキが少ない高品位なマルチビーム記録装
置を提供することができる。また、各分周器371,3
2・・・の分周比を変更することによって各レーザビーム
301,302・・・毎に画素クロックWCLK1,WCLK
2・・・の周期を変えることが可能となり、各レーザビーム
301,302・・・毎に主走査方向の記録密度を独立に設
定することができて比較的汎用性の高いマルチビーム記
録装置を比較的簡易な構成で提供することが可能とな
る。
【0055】上記第1実施例乃至第3実施例では、画素
クロックに同期して記録用光源の点灯/非点灯の制御を
行う場合、上述したようにビームが受光素子に入射して
から記録装置制御回路34がビームが受光素子に入射し
たことを検知してそのビームを消灯するまでに最低画素
クロックの1クロック期間を有する。このとき、受光素
子アレイ31の隣接する受光素子のエッジの露光走査方
向の間隔がビームが画素クロックの1クロック期間に走
査される間隔よりも狭い場合には、ビーム位置検出を終
了したビームが消灯されずに次の受光素子に入射してし
まう可能性がある。2つの受光素子に渡ってビームが入
射してしまった場合には、2つ目の受光素子でも1つ目
の受光素子と同じビームを検知し、次のビーム位置検出
を行うことが困難となる場合がある。そこで、本発明の
他の実施例では、第1実施例乃至第3実施例において、
受光素子アレイ31の隣接する受光素子の受光面のエッ
ジの主走査方向の間隔を記録ピッチ(画素クロックの1
クロックの期間にビームが走査される長さ)以上にする
ことで、確実なビーム位置検出を行うことを可能にし
た。さらに、各ビームの記録ピッチが異なる場合には、
受光素子アレイ31の隣接する受光素子の受光面のエッ
ジの主走査方向の間隔を複数のビームのうち最大記録ピ
ッチの1倍以上に設定することによって、複数のビーム
を確実かつ高速に位置検出することが可能となり、記録
密度可変の場合でも各ビームの記録密度の変化に影響さ
れることなく複数のビーム位置検出を確実に行うことが
可能となる。
【0056】上記第1実施例では、記録装置制御回路3
4は図2に示すようにSTに同期してLD1on/off,L
D2on/off,LD3on/off・・・LDnon/offをHからLに
遷移させてビーム301,302,303・・・30nを点灯
させ、各ビーム301,302,303・・・30nの位置検
出を行う場合、ビームとビームとの間隔が広いとPD1o
utにはビーム301,302,303・・・30nに対応する
光電変換信号が出力される。この場合、ビーム301
受光素子S1に入射したときには、ビーム302,303
・・・30nが受光素子S1〜Snに達していないので、受
光素子S1〜Sn以外のものによりビーム302,303
・・・30nが散乱し、その散乱光が記録媒体の記録領域に
達して記録画像の品質を劣化させてしまう可能性があ
る。そこで、本発明の他の実施例では、上記実施例にお
いて、記録装置制御回路34はビーム位置検出を行うビ
ームのみを点灯させて他のビームの位置検出を待機さ
せ、ビーム位置検出が終了してビームを消灯してから次
のビームを点灯させて他のビームの位置検出を待機させ
るように構成し、つまり、記録用光源から出射されるn
本のビームのうちk(1≦k≦n−1)番目に出射される
ビームだけを点灯させてこのk番目に出射されるビーム
が消灯した後にk+1番目に出射されるビームを点灯さ
せるように構成し、上記散乱光による記録画像の劣化を
防止した。
【0057】この実施例は、請求項4記載の発明の実施
例であり、図13はそのタイミングチャートを示す。図
13において、WCLKは画素クロック、STは記録装
置制御回路34から分離回路33に主走査毎に入力され
る主走査の開始を指令するタイミングクロック、PD1o
ut,PD2out,PD3out・・・PDnoutはそれぞれ受光素
子S1〜Snがレーザビーム301〜30nを受光して出
力する光電変換信号、/BD1,/BD2,/BD3・・・/
BDnは受光素子アレイ31からの光電変換信号を分離
回路33でスレッショルドレベルで2値化して分離した
ビーム位置検出信号(負論理)、LD1on/off,LD2on
/off,LD3on/off・・・LDnon/offは記録装置制御回
路34が各ビーム301,302,303・・・30nの点灯
/非点灯を制御するための点灯/非点灯制御信号、ma
sk1,mask2,mask3・・・masknは各受光素子
S1,S2,S3・・・Snに最初に入射するビームのみ
を有効にし、それ以降のビームを検知しないためのマス
ク信号である。
【0058】記録用光源から射出されるn本のレーザビ
ームは受光素子アレイ31に入射する直前に記録装置制
御回路34からのSTの立上りエッジによってLD1on
/offがLになって点灯し、同時に受光素子アレイ31
からの光電変換信号をアクティブにする記録装置制御回
路34からのマスク信号mask1,mask2,mask
3・・・masknがLになる。
【0059】レーザビーム301が受光素子S1に入射
してその入射光量に対応した光電変換信号PD1outが出
力され、この光電変換信号PD1outがスレッショルドレ
ベルを越えると、ビーム位置検出信号BD1が分離回路
33によりHからLに遷移する。ビーム位置検出信号B
1がHからLに遷移すると、レーザビーム301の位置
検出(検知1)が行われる。
【0060】さらに、記録走査制御回路34はビーム位
置検出信号BD1がLになってから最初の画素クロック
WCLKの立ち上がりに同期してLD1on/offをHとし
てレーザビーム301を消灯させ、この時にmask1を
Hとし、これ以降に受光素子S1に入射するビームにつ
いては同じ主走査内ではビーム位置検出を行わない。記
録走査制御回路34は同時にLD2on/offをLにしてビ
ーム302を点灯させ、レーザビーム301の消灯後の画
素クロックWCLKの立上りに同期してビーム位置検出
信号BD1が分離回路33によりHとなり、ビーム301
の位置検出が終了する。
【0061】同様にしてビーム302以降のビームの位
置検出(検知2・・・)が行われ、1主走査内のビーム位
置検出が全て終了した後に、記録走査制御回路34から
の次のSTの立上りエッジによって、LD1on/offのみ
が同期してLになってレーザビーム301が全て点灯
し、さらに、記録装置制御回路34からのマスク信号m
ask1,mask2,mask3・・・masknがLになっ
て次の主走査のビーム位置検出を待機する。
【0062】本発明の第4実施例は、請求項5記載の発
明の実施例であり、上記第1実施例において、複数のビ
ーム位置検出信号BD1,BD2・・・の位相と各画素クロ
ックWCLK1,WCLK2・・・の位相とを略同期させ、
かつ、ビーム位置検出信号BD1,BD2・・・と各画素ク
ロックWCLK1,WCLK2・・・のうちの1組を基準と
して画像記録領域の設定等の制御信号を生成するように
したものである。
【0063】この第4実施例では、図10に示す位相同
期回路(又は図12に示す位相同期回路)で複数のビーム
位置検出信号BD1,BD2・・・の位相と各画素クロック
WCLK1,WCLK2・・・の位相とを略同期させ、ま
た、記録装置制御回路34によりビーム位置検出信号B
1,BD2・・・と各画素クロックWCLK1,WCLK2
・・のうちの1組を基準として画像記録領域の設定等の制
御信号を生成する。
【0064】記録装置制御回路34は画像記録領域の設
定等の制御信号を生成する基準となる1組のビーム位置
検出信号に対応する1つのレーザビームに対して他のレ
ーザビームのズレが既知である場合には記録開始位置等
のタイミングを容易に設定して画像記録領域の設定等の
制御信号を生成することが可能である。図14は記録開
始位置のタイミングの設定例を示す。
【0065】図14は、ビーム位置検出信号BD1,B
2・・・に位相同期した画素クロックWCLK1,WCL
2・・・の周期が互いに等しく、レーザビーム302のビ
ーム位置がレーザビーム301のビーム位置に対して画
素クロックで2.5クロック分遅れ、レーザビーム30
3のビーム位置がレーザビーム301のビーム位置に対し
て画素クロックで2.5クロック分進んでいる様子を示
す。記録装置制御回路34はレーザビーム301に対す
るビーム位置検出信号BD1と画素クロックWCLK1
基準として記録開始位置のタイミング設定を行う。
【0066】すなわち、記録装置制御回路34はレーザ
ビーム301が検出されてから一定の期間が経過した後
の画素クロックWCLK1の立ち上がりエッジa1に同期
してレーザビーム301による記録を開始させる。レー
ザビーム302による記録開始位置をレーザビーム301
による記録位置と一致させるには画素クロックWCLK
1の立ち上がりエッジa1に対して画素クロックWCLK
2を2.5クロック遅らせればよく、また、画素クロッ
クWCLK2は画素クロックWCLK1に対して位相が
0.5クロック遅れている。そこで、記録装置制御回路
34は画素クロックWCLK1を基準として画素クロッ
クWCLK2を2クロック遅延させてその立ち下がりエ
ッジP2にレーザビーム302による記録開始位置を設定
し、レーザビーム302による記録開始をレーザビーム
301による記録位置より2.5遅れた画素クロックW
CLK2の立ち上がりエッジa2で開始させることでレー
ザビーム301による記録位置とレーザビーム302によ
る記録位置とを一致させる。
【0067】同様にして、レーザビーム303による記
録開始位置をレーザビーム301による記録位置と一致
させるには画素クロックWCLK1の立ち上がりエッジ
1に対して画素クロックWCLK3を2.5クロック進
めればよく、また、画素クロックWCLK3は画素クロ
ックWCLK1に対して位相が0.5クロック遅れてい
る。そこで、記録装置制御回路34は画素クロックWC
LK1を基準として画素クロックWCLK3を3クロック
分位相を進ませてその立ち下がりエッジP3にレーザビ
ーム303による記録開始位置を設定し、レーザビーム
303による記録開始をレーザビーム301による記録位
置より2.5進んだ画素クロックWCLK3の立ち上が
りエッジa3で開始させることでレーザビーム301によ
る記録位置とレーザビーム303による記録位置とを一
致させる。
【0068】このようにすれば、1つのレーザビームの
位置を基準として複数のレーザビームによる記録位置を
一致させるように設定することができ、かつ、各画素ク
ロックWCLK1,WCLK2・・・をビーム位置検出信号
BD1,BD2・・・と位相同期させていることにより記録
位置の誤差が小さくなる。
【0069】記録装置制御回路34は図15に示すよう
に制御信号生成部40を有し、この制御信号生成部40
は上記位相同期回路41からの画素クロックWCL
1,WCLK2・・・と分離回路33からのビーム位置検
出信号BD1,BD2・・・とから記録開始,画像記録領域
等を制御するための制御信号を生成する。ビデオ部42
は制御信号生成部40からの制御信号に応じて画素クロ
ックWCLK1,WCLK2・・・に同期して画像信号を出
力し、記録用光源の各半導体レーザがそれぞれ駆動回路
によりそれらの画像信号に応じて変調される。
【0070】この第4実施例では、ビーム位置検出信号
BD1,BD2・・・の位相と各画素クロックWCLK1,W
CLK2・・・の位相とを略同期させるので、露光走査方向
の記録位置ズレが少なくなり、記録位置の誤差を位相同
期誤差内に抑えることができる。また、画素クロックを
全部用いずに1組だけ用いて記録開始,画像記録領域等
を制御するための制御信号を生成するので、記録開始,
画像記録領域等の制御をその精度を劣化させることなく
行うことが可能となり、制御回路の簡略化も計ることが
でき、廉価で信頼性の高いマルチビーム記録装置を実現
できる。
【0071】本発明の第5実施例は請求項5記載の発明
の実施例であり、上記第4実施例において、記録装置制
御回路34が制御信号生成部40の代りに図16に示す
ように制御信号生成部43を有するものである。この制
御信号生成部43は上記位相同期回路41から出力され
る画素クロックWCLK1,WCLK2・・・のうちの1つ
の画素クロックWCLK1と分離回路33からのビーム
位置検出信号BD1,BD2・・・とから記録開始,画像記
録領域等を制御するための制御信号を生成してビデオ部
42へ出力する。従って、第4実施例と同様な効果が得
られ、さらに第4実施例に比べて制御信号生成部を簡略
化することができる。
【0072】図17は本発明の第6実施例のビーム位置
ズレ検出回路を示し、図18はそのタイミングチャート
を示す。この第6実施例は請求項6記載の発明の実施例
であり、上記実施例において、ビーム位置ズレ検出回路
が設けられている。この第6実施例はn=3の場合であ
る。ビーム位置ズレ検出回路は主走査開始後の最初に検
出されるビーム位置を基準としてその他のビーム位置の
ズレを検出するものであり、ビーム数をカウントするた
めのカウンタ44と、主走査開始後の最初のビーム位置
検出信号BD1によって0にリセットされて主走査開始
後の最初のビーム位置検出信号BD1に位相同期された
画素クロックWCLK1をカウントするためのカウンタ
45と、2番目以降のレーザビーム302・・・の位置検出
時のカウンタ45のアドレスをビーム位置ズレデータと
して格納するバッファ46と、カウンタ44,45およ
びバッファ46の制御信号を生成するためのフリップフ
ロップ47,48,49を有する。
【0073】カウンタ44にはフリップフロップ49か
らカウント許可信号/ENが入力され、バッファ46に
はフリップフロップ48から書き込み許可信号/WEが
入力される。また、バッファ46には記録装置制御回路
34からデータ読み出し許可信号/REが入力される。
画素クロックWCLK1を除いた全ての信号は負論理で
ある。
【0074】主走査開始後に分離回路33からのビーム
位置検出信号BD1がカウンタ44,45にリセット信
号として入力されてカウンタ44,45がリセットさ
れ、カウンタ45が上記画素クロックWCLK1のカウ
ントを開始する。フリップフロップ47は分離回路33
からのビーム位置検出信号BD1,BD2,BD3がオア回
路50を介して入力され、上記画素クロックWCLK1
の立ち上がりでオア回路50の出力信号をラッチする。
【0075】主走査開始後に分離回路33からのビーム
位置検出信号BD1がカウンタ44,45にリセット信
号として入力されてカウンタ44,45がリセットさ
れ、カウンタ45が上記画素クロックWCLK1のカウ
ントを開始する。フリップフロップ47は分離回路33
からのビーム位置検出信号BD1,BD2,BD3がオア回
路50を介して入力され、上記画素クロックWCLK1
の立ち上がりでオア回路50の出力信号をラッチする。
【0076】ノア回路51はオア回路50の出力信号及
びフリップフロップ47の非反転出力信号が入力され、
オア回路51の出力信号がLでフリップフロップ47の
非反転出力信号がHのときに出力信号がHとなる。フリ
ップフロップ49は上記画素クロックWCLK1の立ち
上がりでノア回路51の出力信号をラッチし、非反転出
力信号をカウント許可信号/ENとしてカウンタ44へ
出力する。したがって、カウント許可信号/ENは各ビ
ーム位置検出信号BD1,BD2,BD3がオア回路51に
入力される度にLとなってカウンタ44のカウントを許
可し、カウンタ44がレーザビーム301,302,30
3の位置検出が行われる度に画素クロックWCLK1によ
り1つづつインクリメントされて行く。
【0077】また、フリップフロップ47の反転出力信
号及びオア回路51の出力信号がノア回路52に入力さ
れ、フリップフロップ48が上記画素クロックWCLK
1の立ち上がりでノア回路52の出力信号をラッチす
る。カウント許可信号/ENがLになると、画素クロッ
クWCLK1で1クロック分遅延してフリップフロップ
48からの書き込み許可信号/WEがLになり、バッフ
ァ46がカウンタ44により指定されるアドレス(レー
ザビーム301,302,303に対応したアドレス)にカ
ウンタ45のカウント内容、つまり画素クロックWCL
1を単位とした各レーザビームのビーム位置ズレデー
タが格納される。
【0078】記録装置制御回路34はバッファ46から
それらの位置ズレデータを必要に応じて呼び出し、これ
らの位置ズレデータとビーム位置検出信号BD1,BD2
・・・と各画素クロックWCLK1,WCLK2・・・のうちの
1組を基準として画像記録領域の設定等の制御信号を生
成する。この場合、記録装置制御回路34はビーム位置
検出信号BD1,BD2・・・と各画素クロックWCLK1
WCLK2・・・(またはそのうちの1組)を基準としてこれ
を位置ズレデータで補正することによりビーム位置ズレ
の補正を行う。従って、画像記録領域等の制御信号の生
成基準となるビーム位置と、それ以外のビーム位置との
ズレの自動検出が可能となり、環境変動等による経時の
ビーム位置変動に影響されない信頼性の高いマルチビー
ム記録装置の実現が可能となる。
【0079】この第6実施例では、ビーム位置ズレ検出
回路により各レーザビームの位置ズレを検出して記録装
置制御回路34により各レーザビームの位置ズレを補正
するので、装置の温度上昇等の環境変動によりビーム位
置が変動した場合でも各レーザビームの位置ズレを補正
することができて信頼性の高い高精度なマルチビーム記
録装置の実現が可能となる。
【0080】本発明の別の実施例では、上記各実施例に
おいて、記録用光源の複数の半導体レーザの代りに画像
信号に応じて独立に変調可能な複数の発光部を1チップ
内に有する半導体レーザアレイを用いた。この実施例で
は半導体レーザアレイはビームが一定のピッチで固定さ
れるので、複数のビームの間に規則的な角度及び等しい
間隔を容易に設けることが可能となり、比較的容易に高
精度な複数ビーム位置検出を行うことができる。
【0081】
【発明の効果】以上のように請求項1記載の発明によれ
ば、画像情報信号に応じて独立に変調されるn(n≧
2)個の発光部を有する記録用光源を有し、この記録用
光源の発光部から出射されるn本のビームをn個の微小
な光スポットに集光結像し、これらの光スポットによる
記録媒体の露光走査で画像の記録を行うマルチビーム記
録装置において、前記光スポットの露光走査範囲内にお
ける非記録領域に配置されたn個の受光素子を有し前記
n本のビームを受光する受光素子アレイと、この受光素
子アレイの各受光素子に前記n本のビームを順次に1本
づつ検出させて該検出されたビームから順次に前記n本
のビームを消灯させる第1の手段とを備えたので、各ビ
ームの位置検出を正確に行うことができ、また、受光素
子アレイの各受光素子より出力される信号を分離するこ
となくそのままビーム位置検出信号として利用すること
ができて信号処理回路の高速化が可能となり、高速で高
精度なマルチビーム記録装置を実現できる。
【0082】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載のマルチビーム記録装置において、前記n本のビーム
の露光走査方向の記録密度を独立に設定する記録密度設
定手段を備えたので、選択的に複数の記録密度で記録を
行うことが可能となり、比較的汎用性の高いマルチビー
ム記録装置の提供が可能となる。
【0083】請求項3記載の発明によれば、請求項1ま
たは2記載のマルチビーム記録装置において、前記受光
素子アレイの隣接する各受光素子の端部の露光走査方向
の間隔を前記n本のビームによる記録ピッチの最大値の
1倍以上としたので、位置検出されたビームが受光素子
アレイ内の隣接する次の受光素子通過する前に消灯され
て複数のビームの位置検出を確実かつ高速に行うことが
でき、また、記録密度可変の場合でも各ビームの記録密
度の変化に影響されることなく複数のビームの確実な位
置検出を行うことが可能となる。
【0084】請求項4記載の発明によれば、請求項3記
載のマルチビーム記録装置において、前記第1の手段は
前記記録用光源から出射されるn本のビームのうちk
(1≦k≦n−1)番目に出射されるビームだけを点灯さ
せてこのk番目に出射されるビームが消灯した後にk+
1番目に出射されるビームを点灯させるので、画像品質
の劣化を防止することが可能となる。
【0085】請求項5記載の発明によれば、請求項1,
2,3または4記載のマルチビーム記録装置において、
露光走査範囲内の非記録領域に配置された前記n個の受
光素子からの前記n本のビームに対するビーム位置検出
信号に基づいて前記n本のビームの各変調クロックの位
相と前記n本のビームに対するビーム位置検出信号の位
相とを略同期させる第2の手段と、この第2の手段によ
り前記n本のビームに対するビーム位置検出信号と位相
が略同期させられた変調クロックのうちの1組を基準と
して画像記録領域の設定等の制御信号を生成する第3の
手段とを備えたので、ビーム位置検出信号の位相と各画
素クロックの位相とを略同期させることにより、露光走
査方向の記録位置ズレが少ないマルチビーム記録装置を
実現できる。また、画素クロックを全部用いずに1組だ
け用いて記録開始,画像記録領域等を制御するための制
御信号を生成することにより、記録開始,画像記録領域
等の制御をその精度を劣化させることなく行うことが可
能となり、制御回路の簡略化も計ることができ、廉価で
信頼性の高いマルチビーム記録装置を実現できる。
【0086】請求項6記載の発明によれば、請求項5記
載のマルチビーム記録装置において、露光走査範囲内の
非記録領域に配置された前記n個の受光素子からの前記
n本のビームに対するビーム位置検出信号に基づいて、
画像記録領域の設定等の制御信号を生成する基準となる
ビーム位置と,それ以外のビーム位置とのズレを検出す
る第4の手段を備えたので、装置の温度上昇等の環境変
動によりビーム位置が変動した場合でも各レーザビーム
の位置ズレを補正することが可能であり、信頼性の高い
高精度なマルチビーム記録装置の実現が可能となる。
【0087】請求項7記載の発明によれば、請求項1,
2,3,4,5または6記載のマルチビーム記録装置に
おいて、前記記録用光源を1チップ内に独立に変調可能
な複数の発光点を有する半導体レーザアレイで構成した
ので、比較的容易に高いビーム配列精度が得られ、高精
度なマルチビーム記録装置の実現が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の一部を示す図である。
【図2】同第1実施例における1本のレーザビームに対
するビーム位置検出動作を示すタイミングチャートであ
る。
【図3】レーザプリンタに用いられるレーザ光学系の一
例を示す斜視図である。
【図4】マルチビーム記録方式で用いられる複数の半導
体レーザを光源としたレーザ走査光学系の一例を示す正
面図である。
【図5】同レーザ走査光学系でレーザビームが極端に重
なってしまった場合の同期検知用受光素子の出力信号の
様子を示す波形図である。
【図6】同レーザ走査光学系でレーザビームが1/4ほ
ど重なった場合の信号の様子を示す波形図である。
【図7】同レーザ走査光学系でレーザビームが微小な時
間だけ重なり合った場合の信号の様子を示す波形図であ
る。
【図8】上記第1実施例の回路構成を示すブロック図で
ある。
【図9】同第1実施例の動作例を示すタイミングチャー
トである。
【図10】本発明の第2実施例に用いられる位相同期回
路を示すブロック図である。
【図11】同位相同期回路のタイミングチャートであ
る。
【図12】本発明の第3実施例に用いられる位相同期回
路を示すブロック図である。
【図13】本発明の他の実施例のタイミングチャート図
である。
【図14】本発明の第4実施例における記録開始位置の
タイミングの設定例を示すタイミングチャートである。
【図15】同第4実施例の一部を示すブロック図であ
る。
【図16】本発明の第5実施例の一部を示すブロック図
である。
【図17】本発明の第6実施例のビーム位置ズレ検出回
路を示すブロック図である。
【図18】同ビーム位置ズレ検出回路のタイミングチャ
ートである。
【符号の説明】
31 受光素子アレイ S1〜Sn 受光素子 33 分離回路 34 制御回路

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像情報信号に応じて独立に変調されるn
    (n≧2)個の発光部を有する記録用光源を有し、この
    記録用光源の発光部から出射されるn本のビームをn個
    の微小な光スポットに集光結像し、これらの光スポット
    による記録媒体の露光走査で画像の記録を行うマルチビ
    ーム記録装置において、前記光スポットの露光走査範囲
    内における非記録領域に配置されたn個の受光素子を有
    し前記n本のビームを受光する受光素子アレイと、この
    受光素子アレイの各受光素子に前記n本のビームを順次
    に1本づつ検出させて該検出されたビームから順次に前
    記n本のビームを消灯させる第1の手段とを備えたこと
    を特徴とするマルチビーム記録装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載のマルチビーム記録装置にお
    いて、前記n本のビームの露光走査方向の記録密度を独
    立に設定する記録密度設定手段を備えたことを特徴とす
    るマルチビーム記録装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載のマルチビーム記録
    装置において、前記受光素子アレイの隣接する各受光素
    子の端部の露光走査方向の間隔を前記n本のビームによ
    る記録ピッチの最大値の1倍以上としたことを特徴とす
    るマルチビーム記録装置。
  4. 【請求項4】請求項3記載のマルチビーム記録装置にお
    いて、前記第1の手段は前記記録用光源から出射される
    n本のビームのうちk(1≦k≦n−1)番目に出射され
    るビームだけを点灯させてこのk番目に出射されるビー
    ムが消灯した後にk+1番目に出射されるビームを点灯
    させることを特徴とするマルチビーム記録装置。
  5. 【請求項5】請求項1,2,3または4記載のマルチビ
    ーム記録装置において、露光走査範囲内の非記録領域に
    配置された前記n個の受光素子からの前記n本のビーム
    に対するビーム位置検出信号に基づいて前記n本のビー
    ムの各変調クロックの位相と前記n本のビームに対する
    ビーム位置検出信号の位相とを略同期させる第2の手段
    と、この第2の手段により前記n本のビームに対するビ
    ーム位置検出信号と位相が略同期させられた変調クロッ
    クのうちの1組を基準として画像記録領域の設定等の制
    御信号を生成する第3の手段とを備えたことを特徴とす
    るマルチビーム記録装置。
  6. 【請求項6】請求項5記載のマルチビーム記録装置にお
    いて、露光走査範囲内の非記録領域に配置された前記n
    個の受光素子からの前記n本のビームに対するビーム位
    置検出信号に基づいて、画像記録領域の設定等の制御信
    号を生成する基準となるビーム位置と,それ以外のビー
    ム位置とのズレを検出する第4の手段を備えたことを特
    徴とするマルチビーム記録装置。
  7. 【請求項7】請求項1,2,3,4,5または6記載の
    マルチビーム記録装置において、前記記録用光源を1チ
    ップ内に独立に変調可能な複数の発光点を有する半導体
    レーザアレイで構成したことを特徴とするマルチビーム
    記録装置。
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