JP2001296489A - 光走査装置 - Google Patents

光走査装置

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JP2001296489A
JP2001296489A JP2000111969A JP2000111969A JP2001296489A JP 2001296489 A JP2001296489 A JP 2001296489A JP 2000111969 A JP2000111969 A JP 2000111969A JP 2000111969 A JP2000111969 A JP 2000111969A JP 2001296489 A JP2001296489 A JP 2001296489A
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Japan
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laser beam
sos
laser beams
lighting
image
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JP2000111969A
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English (en)
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Takayoshi Suzuki
孝義 鈴木
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Fujifilm Business Innovation Corp
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Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数のレーザビームによって複数の走査線を
同時走査する際に、同期検知信号を安定して取得すると
ともに、各レーザビームの主走査方向の位置を正確に検
出して画像書込み開始位置を補正する光走査装置を低コ
ストで実現する。 【解決手段】 SOSセンサ36への入射が、2本のレ
ーザビームの何れか一方のみの場合は、ゲイン設定信号
によりSOSセンサ36のゲイン(アンプ102A、1
02B)を高ゲインに設定する。また、SOSセンサ3
6に2本のレーザビームを共に入射させる場合は、SO
Sセンサ36のゲインを低ゲインに設定する。このよう
にSOSセンサ36のゲインを切替えることにより、S
OSセンサ36に入射するレーザビームが1本のみの場
合でも2本の場合でも、安定してSOS信号を検出する
ことが可能となり、各レーザビームの主走査方向の位置
を正確に検出して画像書込み開始位置を補正することが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光走査装置に係わ
り、特に、複数のレーザビームによって、被走査面上を
複数ライン同時に走査して、記録媒体上に画像を記録す
る光走査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】レーザプリンタ、デジタル複写機など、
光走査装置によりレーザビームを走査して画像を記録す
る画像記録装置が普及している。また、近年のネットワ
ーク技術の進歩、及びコンピュータの高性能化により、
その出力装置である画像記録装置の高速化が要求されて
いる。この高速化の要求を実現するために、従来より、
複数の光源を使用し、複数ビームによって複数の走査線
を同時に走査する同時走査方式の光走査装置が提案され
ている。
【0003】ところで、一般に、光走査装置では、画像
領域外に、SOSセンサ等、レーザビームの走査開始タ
イミングを検知する検知手段(以下、「同期検知手段」
という)を設け、このセンサによる走査タイミング信号
(以下、「同期検知信号」という)に基づいて、主走査
同期制御、すなわち画像の書込み開始位置を決定してい
る。しかしながら、同時走査方式の光走査装置の場合
は、被走査媒体上で複数本のレーザビームを同時に走査
するので、レーザビーム間の主走査方向の相対位置がず
れると、ライン毎に画像位置がずれてしまう。このた
め、主走査方向のビーム位置に応じて、各ビームの画像
書込み開始位置を補正制御することが求められる。
【0004】このとき、複数の光源が主走査方向に十分
に離れていれば、同期検知手段が1つであっても、各光
源からのレーザビームによる同期検知信号が分離して検
出されるので、各レーザビームの位置を検出できるが、
装置の小型化のためには、複数の光源を近接配置するこ
とが求められる。
【0005】複数の光源が近接配置されている場合は、
同期検知手段が1つであると、各光源からのレーザビー
ムによる同期検知信号が重なるため、レーザビーム毎に
同期検知手段を設けて、各レーザビームの位置を検出す
ることが考えられるが、部品点数が増加し、コストアッ
プにつながる。
【0006】このため、特開平10−239606号公
報には、複数の光源が主走査方向に十分に離れておら
ず、それらのレーザビームによる同期検知信号が重なる
場合においても、1つの同期検知手段によって書き込み
開始位置の位置補正を自動的に行うための技術が開示さ
れている。
【0007】詳しくは、図9に示すマルチビームレーザ
走査装置200において、光源部202は、半導体レー
ザ(LD)204A、204B、コリメータレンズ20
6A、206B、及びビーム合成手段208から構成さ
れており、2本のレーザビームを出射する。この光源部
202から出射された各レーザビームは、シリンダレン
ズ210を介して、回転多面鏡212に入射され、回転
多面鏡212の回転によって主走査方向に偏向される。
このとき、各レーザビームは副走査方向にズレたものと
することにより(ズレ量p)、同時に2本の走査線によ
る書き込みが感光体ドラム214上になされる。2本の
レーザビームは、fθレンズ216、走査用レンズ21
8、ミラー220を介して感光体ドラム214上に走査
される。
【0008】また、感光体ドラム214の表面と等価な
光路長位置であって非走査面近傍の主走査書き込み開始
側には、同期検知手段として、フォトセンサ222が1
つ配置されており、書き込み領域外にて各レーザビーム
を検知するようになっている。
【0009】このマルチビームレーザ走査装置200を
用いた第1の実施例では、フォトセンサ222に対する
レーザビームの走査タイミングにおいて、1走査毎に
(主走査毎に)LD204AとLD204Bとを交互に
点灯させている。
【0010】このとき、MPU等の演算部224におい
て、LD204Aのレーザビームによる同期検知信号か
らLD204Bのレーザビームによる同期検知信号まで
の時間Tlと、LD204Bのレーザビームによる同期
検知信号からLD204Aのレーザビームによる同期検
知信号までの時間T2とを各々計測し、計測値T1とT
2を比較して、フォトセンサ222への2つのレーザビ
ームの到達順序を下記の基準によって判別する。
【0011】Tl>T2のとき:先にLD204Aのレ
ーザビームが到達し、次にLD204Bのレーザビーム
が到達 T1<T2のとき:先にLD204Bのレーザビームが
到達し、次にLD204Aのレーザビームが到達 この比較結果を基に、演算部224は書き込み開始位置
の位置補正をすべくLD駆動部226へ制御信号を送る
という技術が開示されている。
【0012】また、第2の実施例では、演算部224に
おいて、LD204AとLD204Bとを同時に点灯さ
せたときの同期検知信号の時間幅t12を計測するとも
に、LD204A又はLD204Bを点灯したときの同
期検知信号の時間幅tl又はt2を計測し、LD204
Aのレーザビームによる同期検知信号とLD204Bの
レーザビームによる同期検知信号の位相差(到達時間
差)tdを次式に基づいて演算する。
【0013】td=t12−t1 td=t12−t2 ここで、2つのレーザビームによる同期検知信号の時間
幅t1とt2が同じであれば、上記式が成り立つが、異
なっている場合には、t12からフォトセンサ222へ
の到達時間が遅い方のレーザビームの同期検知信号の時
間幅を引けばよい。この求められた到達時間差tdに基
づいて、演算部224は書き込み開始位置の位置補正を
すべくLD駆動部226へ制御信号を送るという技術が
開示されている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ところで、一般に、同
期検知のために用いられているフォトセンサは、検知で
きる光量の範囲は5倍程度である。これに対して、光走
査装置の検出部のミラーやレンズのバラツキによる透過
率の差や、感光体の感度のバラツキ、感光体近傍の温度
変化や経時的な感光体の膜厚変化による感光体の感度変
化等の外乱により、フォトセンサに入射するレーザビー
ムの光量は5倍程度の変化を生じる。
【0015】従って、従来の技術では、フォトセンサに
対して2本のレーザビームを入射させる場合と1本のレ
ーザビームを入射させる場合とで、フォトセンサへの入
射光量は10倍程度ばらつく。このため、従来のフォト
センサでは、何れか一方の場合でしか安定して同期信号
を検出することができず、両方の場合でビーム位置の検
出を正確に行うことはできないという問題があった。
【0016】また、画像の露光時にも単一のレーザビー
ムで露光することが考えられるが、この場合、同期検知
に使用するLDのみ点灯時間が増えることになり、累積
点灯時間の差による特性の変化が生じるため、画像の劣
化等が発生する可能性がある。
【0017】また、温度や振動等の外乱によって、各レ
ーザビームの相対位置はほとんど変動しない、モノリシ
ックな半導体レーザチップ上に複数の発光点を有するレ
ーザアレイ(面発光レーザとも言う)を光源に用いるこ
とも考えられる。しかしながら、レーザアレイは製造が
難しく、シングルレーザビームに比べ、コストが高くな
ってしまう。
【0018】本発明は上記問題点を解消するためになさ
れたもので、複数のレーザビームによって複数の走査線
を同時走査する際に、走査タイミング信号を安定して取
得するとともに、各レーザビームの主走査方向の位置を
正確に検出して画像書込み開始位置を補正でき、且つ低
コストで実現できる光走査装置を提供することを目的と
する。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、複数のレーザビームによ
って、被走査面上を複数ライン同時に走査して、記録媒
体上に画像を記録する光走査装置において、前記複数の
レーザビームが入射する位置に配置され、前記レーザビ
ームによる走査タイミングを検知し、且つ感度が切替可
能な検知手段と、前記検知手段に入射する各レーザビー
ムの点灯を制御する点灯制御手段と、前記点灯制御手段
による前記検知手段に入射するレーザビームの点灯本数
に基づいて、前記検知手段の感度を切替える切替手段
と、を有することを特徴としている。
【0020】請求項1に記載の発明によれば、レーザビ
ームの走査タイミングを検知する検知手段の感度が切替
え可能となっている。切替え手段では、点灯制御手段に
よる検知手段に入射するレーザビームの点灯本数に基づ
いて、検知手段の感度を切替える。これにより、検知手
段に入射するレーザビームの点灯本数に係わらず、安定
してレーザビームの走査タイミングを検知することがで
きる。
【0021】なお、検知手段の感度は、例えば、入射光
量に基づく信号を増幅する際の増幅率(ゲイン)を変更
したり、レーザビームの入射側においてフィルタを出し
入れする等によって切替えることができる。
【0022】なお、請求項2に記載されているように、
前記切替手段が、前記点灯本数が増加した場合に、前記
検知手段の感度を下げ、前記点灯本数が減少した場合
に、前記検知手段の感度を上げるようにするとよい。
【0023】また、請求項3に記載されているように、
前記検知手段による検知信号に同期して、各ラインのレ
ーザビームによる記録媒体上への画像記録を開始する画
像記録手段と、前記検知手段による検知信号に基づい
て、前記複数のレーザビーム間の主走査方向の位置ずれ
を検出する位置ずれ検出手段と、を更に有するようにす
るとよい。
【0024】このとき、請求項4に記載されているよう
に、位置ずれ検出手段による位置ずれ検出動作を、画像
記録動作と異なるタイミングに行なうようにするとよ
い。
【0025】また、請求項5に記載されているように、
前記点灯制御手段が、位置ずれ検出動作時は、前記検知
手段に対する点灯を、前記複数のレーザビームのうちの
何れか1つの点灯と全てのレーザビームの点灯とに切替
え、前記位置ずれ検出手段が、前記検知手段による検知
信号の発生間隔に基づいて、前記位置ずれを検出するよ
うにするとよい。更に、請求項6に記載されているよう
に、前記点灯制御手段が、画像記録動作時は、前記検知
手段に対して全てのレーザビームを点灯させるようにす
るとよい。
【0026】また、請求項7に記載されているように、
前記複数のレーザビームが、互いに異なるレーザチップ
から出射するとよい。
【0027】
【発明の実施の形態】次に、図面を参照して本発明に係
る実施形態の1例を詳細に説明する。
【0028】(全体構成)図1には、本発明が適用され
た同時走査方式の光走査装置が示されている。図1に示
されるように、光走査装置10は、光源として、レーザ
ダイオード(以下、「LD」)12A、12Bを備えて
いる。LD12A、12Bは、後述するレーザビーム制
御回路150によって点灯制御されることによって、そ
れぞれレーザビームLBA、LBBを射出する。
【0029】LD12A、12Bから射出されたレーザ
ビームLBA、LBBの進行方向下流側には、それぞれ
コリメータレンズ14A、14Bが配設されている。レ
ーザビームLBA、LBBは、コリメータレンズ14
A、14Bによって、平行光化される。
【0030】コリメータレンズ14A、14Bにより平
行光化されたレーザビームLBA、LBBの進行方向に
は、順に、ビーム合成手段16、球面レンズ18が配設
されている。ビーム合成手段16は、例えば、ハーフミ
ラーよりなるプリズムから構成されている。レーザビー
ムLBA、LBBは、ビーム合成手段16により合成さ
れた後、球面レンズ18により再び発散光とされる。
【0031】球面レンズ18により発散光とされたレー
ザビームLBA、LBBは、第1の折返しミラー20A
及び第2の折返しミラー20Bによって、側面に複数の
反射面22Aが設けられた正多角形状(本実施の形態で
は正十二角形)の回転多面鏡20方向へ案内される。ま
た、第1の折返しミラー20Aと第2の折返しミラー2
0Bの間には、副走査方向にパワーを有するシリンダレ
ンズ24が配設され、第2の折返しミラー20Bと回転
多面鏡20との間には、第1のレンズ26A及び第2の
レンズ26Bからなるfθレンズ26が配置されてい
る。
【0032】すなわち、球面レンズ18から出射したレ
ーザビームLBA、LBBは、シリンダレンズ24、f
θレンズ26を介して、回転多面鏡20に入射する。こ
のとき、レーザビームLBA、LBBは、シリンダレン
ズ24によって、回転多面鏡20の反射面22Aに収束
されるとともに、後述のシリンダミラー28、感光体ド
ラム30上で一定のビーム間隔となるように調整され
る。また、球面レンズ18及びfθレンズ26がビーム
エキスパンダの役割を果たし、回転多面鏡20に入射さ
れるレーザビームLBA、LBBの主走査方向に沿った
幅は、回転多面鏡20の反射面22Aの面幅よりも大き
く形成される(所謂オーバフィルドタイプ)。
【0033】回転多面鏡20は、ポリゴンモータ(図示
省略)の駆動によって、回転軸32を回転中心として矢
印A方向に定速回転されており、各反射面22Aに対す
るレーザビームの入射角度が連続的に変化して偏向され
る。
【0034】回転多面鏡20は、当該回転多面鏡に入射
したレーザビームLBA、LBBを切り取るように走査
する。これにより、感光体ドラム30表面を矢印B方向
(主走査方向)に走査して、レーザビームLBA、LB
Bが感光体ドラム30に照射される。また、レーザビー
ムLBA、LBBは、同一の反射面22Aにより同一の
偏向角度で偏向され、感光体ドラム30上を同時に偏向
走査するようになっている。これにより、感光体ドラム
30上を2ライン同時に走査して、画像を露光記録する
ことができる。
【0035】回転多面鏡20により反射されたレーザビ
ームLBA、LBBは、再びfθレンズ26を透過した
後、副走査方向にパワーを有するシリンダミラー28に
よって感光体ドラム30へと案内される。
【0036】fθレンズ26は、感光体ドラム30にレ
ーザビームLBA、LBBを照射するときの走査速度を
等速度にするとともに、感光体ドラム30の周面上に結
像点を結ばせる。また、シリンダミラー28は、レーザ
ビームLBA、LBBを副走査方向に集光させて、略平
行に感光体ドラム30に入射させるとともに、回転多面
鏡20の面倒れによって周期的に書込み位置が変動する
のを防止する、所謂面倒れ補正の機能を実現する。
【0037】本実施の形態では、上記構成により、レー
ザビームLBA、LBBは、感光体ドラム30上におい
て、主走査方向には同一の位置、副走査方向には1画素
分(600dpiの場合は42.3μm)離れた位置に
結像されるようになっている。
【0038】なお、光走査装置10が備えられた画像形
成装置では、矢印C方向に感光体ドラム30を定速回転
制御しており、その表面は図示しない帯電器によって予
め一様に帯電されている。感光体ドラム30表面に、画
像データに基づいて変調されたレーザビームLBA、L
BBが同時に走査露光されることにより、2ラインずつ
画像が書込まれて、静電潜像が形成される。この感光体
ドラム30の表面に形成された静電潜像は、既知の電子
写真プロセスによって可視像化されて記録紙上に転写定
着され、画像の記録が行われる。
【0039】また、fθレンズ26とシリンダミラー2
8の間で、且つレーザビームの主走査方向上流側(図1
における感光体ドラム30の左端方向)には、折返しミ
ラー34が配置されている。この折返しミラー34によ
り、各ライン走査における画像領域走査前のレーザビー
ムLBA、LBBが反射される。
【0040】折返しミラー34によるレーザビームの反
射方向で、且つ折返しミラー34に対して感光体ドラム
30と略等価な位置には、本発明の検知手段としてのS
OSセンサ36が配置されている。SOSセンサ36に
は、感光体ドラム30を走査するごとに、画像領域走査
前のレーザビームLBA、LBBが、感光体ドラム30
における副走査間隔と同等の間隔を保って入射される。
なお、副走査方向にパワーを有するシリンダレンズ等を
介して、各レーザビームLBA,LBBをSOSセンサ
36の受光面の略中央に導くようにすることも可能であ
る。
【0041】SOSセンサ36の受光面は、図2に示す
ように、主走査方向に2分割され、分割線38よりも主
走査方向上流側に受光部(PD)40A、下流側に受光
部40Bが形成されている。受光部40A、40Bは、
入射した光量に応じた光電流をそれぞれ出力し、SOS
センサ36では、この光電流に基づいてレーザビームの
走査開始タイミングを示すSOS信号を出力する。この
SOS信号に基づいて、各ラインの画像書き出しタイミ
ングが制御される。
【0042】(SOSセンサの回路構成)次に、図3を
参照して、SOSセンサ36の回路構成について説明す
る。図3には、受光部40A、40Bから出力された光
電流に基づいてSOS信号を出力するSOSセンサ回路
100が示されている。
【0043】図3に示すように、受光部40A、40B
は、各々アンプ102A、102Bに接続されている。
受光部40A、40Bから出力された光電流は、電流/
電圧変換手段(図示省略)によって電圧変換された後、
各々アンプ102A、102Bに入力され、所定の増幅
率で反転増幅される。
【0044】アンプ102A、102Bの増幅率(以
下、「ゲイン」という)は、外部からのゲイン設定信号
により可変となっている。なお、本実施の形態では、後
述するタイミング設定部162からゲイン設定信号が入
力され、略6倍の低ゲインと略20倍の高ゲインとに切
替えることができるようになっている。
【0045】アンプ102Bの出力は、ダイオード10
4でクランプされており、受光部40A、40Bからの
入力が無い状態(SOSセンサ36にレーザビームが入
力されていない状態)で、アンプ102Aの出力に対し
て、約lV低くなるように、Vref電圧が設定されて
いる。
【0046】アンプ102A、102Bの出力信号はコ
ンパレータ106に入力され、SOS信号が生成され
る。コンパレータ106では、アンプ102Aの出力信
号がアンプ102Bの出力信号よりも低電圧になった時
に、Lレベルの電圧を出力する。すなわち、レーザビー
ムが分割線38を通過するときに、立ち下がりのエッジ
となるSOS信号が発生する。
【0047】言いかえると、アンプ102A、102B
のゲインを高ゲインに切替えることにより、SOSセン
サ36の感度を高く、アンプ102A、102Bのゲイ
ンを低ゲインに切替えることにより、SOSセンサ36
の感度を低くすることができるようになっている。これ
により、入射するレーザビームの光量が変化しても、安
定したSOS信号を発生させることができる。
【0048】(レーザビーム制御回路の詳細構成)次
に、図4を参照して、レーザビーム制御回路150の詳
細構成について説明する。
【0049】レーザビーム制御回路150には、画像処
理部(図示省略)から、2本のレーザビームLBAとレ
ーザビームLBBを同時に走査して画像を形成するため
に、1走査ライン分の画像データA、画像データBが各
々入力される。なお、レーザビームLBAとレーザビー
ムLBBは、副走査方向に1画素分ずらされて走査され
るため、画像データA、Βは、隣接したラインのデータ
となっている。
【0050】レーザビーム制御回路150に入力された
画像データA、Bは、一旦、FIFO(first in first
out memory)152A、152Bにそれぞれ格納され
た後、スクリーンジェネレータ(SG)154A、15
4Bへ出力される。SG154A、154Bは、多値の
画像データである画像データA、Bを、LD12A、1
2Bの点灯制御用に2値のシリアル画像データに変換
し、OR回路156A、156Bへ出力する。
【0051】また、レーザビーム制御回路150には、
SOS点灯タイミング生成部158、画像タイミング生
成部160、タイミング設定部162が備えられてい
る。なお、画像タイミング生成部160が、本発明の画
像記録開始手段に対応し、タイミング設定部162が、
本発明の点灯制御手段、切替手段、及び位置ずれ検出手
段に対応する。
【0052】SOS点灯タイミング生成部158は、レ
ーザビームLBA、LBBよる主走査の際に、SOS信
号を取得するためのSOS前信号A、Bを生成する。こ
のSOS前点灯信号A、BもOR回路156A、156
Bへ出力される。なお、SOS前信号A、Bは、画像形
成領域の走査手前でLD12A、LD12Bを点灯さ
せ、SOSセンサ36にレーザビームを入射させるタイ
ミングで出力される。
【0053】OR回路156A、156Bは、各々画像
を描画するための画像データA、Bと、SOSセンサ3
6にレーザビームを照射するためのSOS前点灯信号
A、Bを合成し、LD点灯データA、Bとして、LDド
ライバ(LDD)164A、164Bへ出力する。LD
ドライバ164A、164Bは、各々入力されLD点灯
データA、Bに基づいて、LD12A、12Bを点灯さ
せ、レーザビームLBA、LBBを出射させる。
【0054】一方、LD12A、12Bの点灯(SOS
前点灯)により、レーザビームがSOSセンサ36に入
射して取得されたSOS信号は、タイミング設定部16
2、、SOS点灯タイミング生成部158、画像タイミ
ング生成部160に入力される。
【0055】タイミング設定部162は、入力されたS
OS信号に基づいて、レーザビームLBA、LBB間の
主走査方向の位置ずれを検出する。また、検出したレー
ザビームLBA、LBB間の主走査方向の位置ずれや、
CPU(図示省略)により検出された画像の位置ずれ等
を補正するように、SOS前点灯タイミング及び画像の
書出しタイミングを設定する。
【0056】SOS前点灯タイミングの設定データは、
SOS点灯タイミング生成部158に入力される。SO
S点灯タイミング生成部158では、SOS信号が入力
されてから、設定データに示されているタイミングで、
SOS前点灯信号A、Bを生成する。これにより、1主
走査ごとに、SOS前点灯のタイミングが補正されるよ
うになっている。
【0057】一方、画像の書出しタイミングの設定デー
タは、画像タイミング生成部160に入力される。画像
タイミング生成部160では、SOS信号が入力されて
から、設定データに示されているタイミングで、画像領
域を表わすラインシンク信号LSA、LSBを生成す
る。このラインシンク信号LSA、LSBは、それぞれ
前述のFIFO152A、152Bに入力される。FI
FO152A、152Bは、各々ラインシンク信号LS
A、LSBに同期して、画像データA、BをSG154
A、154Bへと出力する。これにより、1主走査ごと
に、レーザビームLBA、LBBによる画像の書き込み
タイミングが補正されるようになっている。
【0058】(作用)次に、本実施の形態の作用とし
て、まず、SOS信号の発生原理について説明する。
【0059】図5には、LD12Aのみを点灯させ、レ
ーザビームLBAのみをSOSセンサに入射させる際
に、アンプ102A、102Bのゲインが低ゲイン
(A)、及び高ゲイン(B)に設定されている場合の、
レーザビームの光量とSOSセンサ回路100の各位置
での出力信号が示されている。また、図6には、LD1
2A、LD12Bの両方を点灯させ、レーザビームLB
A、LBBの両方をSOSセンサに入射させる際に、ア
ンプ102A、102Bのゲインが低ゲイン(A)、及
び高ゲイン(B)に設定されている場合の、レーザビー
ムの光量とSOSセンサ回路100の各位置での出力信
号が示されている。
【0060】なお、図5、図6において、IN1、IN
2は、アンプ102A、102Bの入力信号、RO1、
RO2はアンプ102A、102Bの出力信号を示して
いる。
【0061】LD12A又はLD12Bの何れか一方の
み点灯させて、レーザビームLBA又はLBBの何れか
一方のみがSOSセンサ36に入射されたときに、アン
プ102A、102Bのゲインが低ゲインに設定されて
いると、図5(A)に示すように、コンパレータ106
に入力される電圧が低すぎるために、エッジ部分の傾き
が小さくなり、SOS信号の発生位置が変動したり、ア
ンプ102Aの出力信号(RO1)がアンプ102Bの
クランプレベルに達せず、SOS信号が発生しなくなる
という問題が生じる。
【0062】これに対して、SOSセンサ36への入射
がレーザビームLBA又はLBBの何れか一方のみの場
合は、アンプ102A、102Bのゲインを高ゲインに
設定すれば、図5(B)に示すように、アンプ102A
の出力信号が安定して立ち下がり、SOS信号も安定し
て出力される。
【0063】また、アンプ102A、アンプ102Bの
ゲインが低ゲインに設定されている場合は、LD12
A、12Bの両方を点灯させ、レーザビームLBA、L
BBの両方をSOSセンサ36に入射させれば、図6
(A)に示すように、図5(B)と同様に安定したSO
S信号を得ることができる。
【0064】一方、アンプ102A、アンプ102Bの
ゲインが高ゲインに設定されているときに、レーザビー
ムLBA、LBBの両方がSOSセンサ36に入射され
ると、図6(B)に示すように、アンプ102A、アン
プ102Bの出力が飽和してしまう。このため、図5
(A)と同様に、エッジ部分の傾きが小さくなり、SO
S信号の発生位置が変動してしまうという問題が発生す
る。また、SOSセンサ36のパッケージのリードフレ
ーム等の反射光による偽の信号が、アンプ102Bのク
ランプレベルまで増幅されてしまい、偽のSOS信号が
発生してしまうという問題が生じる。
【0065】すなわち、SOSセンサ回路100では、
SOSセンサ36に入射するレーザビームが1本の時と
2本の時とで、アンプ102A、アンプ102Bのゲイ
ンを切り替える、すなわち、SOSセンサ36の感度を
切替えることにより、常に適切なSOS出力を得ること
ができるようになっている。
【0066】具体的には、SOSセンサ36への入射が
レーザビームLBA又はLBBの何れか一方のみの場合
は、ゲイン設定信号によりアンプ102A、アンプ10
2Bのゲインを高ゲインに設定してSOSセンサ36の
感度を上げ、レーザビームLBA、LBBの両方がSO
Sセンサ36に入射させる場合は、アンプ102A、ア
ンプ102Bのゲインを低ゲインに設定してSOSセン
サ36の感度を下げればよい。
【0067】次に、レーザビームの主走査方向の位置ず
れ検出制御について説明する。
【0068】通常の画像形成時は、ゲイン設定信号を低
ゲインに設定するとともに、タイミング設定部162に
おいて、SOS前点灯信号A、Bが同じタイミングで発
生するようにSOS前点灯タイミングを設定して、SO
S信号の検出を行う。詳しくは、SOS点灯タイミング
生成部158によって、設定されたSOS前点灯タイミ
ングに基づいて、SOS前点灯信号A、Bが生成され、
LD12A及びLD12Bが画像形成領域の手前で同時
点灯(SOS前点灯)される。
【0069】これにより、レーザビームLBAとレーザ
ビームLBBの両方が同時にSOSセンサ36に入射さ
れても、アンプ102A、アンプ102Bが低ゲイン、
すなわちSOSセンサ36が低感度となっているので、
図7に示すように、SOS信号が安定して発生する。
【0070】このとき、ポリゴンモータの回転数が一定
であれば、SOS信号は、常に一定の間隔T0で発生す
る。すなわち、SOS信号が発生してから次のSOS信
号が発生するまでのSOS信号発生間隔がT0となる。
【0071】ここで、温度による伸縮や振動の影響で、
LD12A、12Bの相対的な取付け位置がずれる等に
よって、レーザビームLBA、LBBが主走査方向に位
置ずれを生じることがある(図8参照)。
【0072】このときに、アンプ102A、アンプ10
2Bのゲインを高ゲインとして、LD12A、12Bを
同時点灯させてSOS信号の検出を行うと、SOSセン
サ36にはレーザビームLBAとレーザビームLBBの
両方が入射されて、レーザビームLBAとレーザビーム
LBBの略中点が分割線38を通過するときにSOS信
号が発生し、且つ、SOS信号発生間隔はT0となる。
【0073】一方、アンプ102A、アンプ102Bの
ゲインを低ゲインにして、LD12Aのみを点灯させて
SOS信号の検出を行うと、SOSセンサ36にはレー
ザビームLBAのみが入射されて、レーザビームLBA
の中央が分割線38を通過するときにSOS信号が発生
し、且つ、SOS信号発生間隔はT0となる。
【0074】タイミング設定部162では、この性質を
利用して、画像形成以外のタイミングで、具体的には、
CPU(図示省略)から画像形成開始のコマンドが発生
され、画像形成動作が開始される前や、画像形成と画像
形成の間のタイミング(例えばインターイメージ)等
に、主走査方向のレーザビームLBA、LBBの位置を
検出する。
【0075】詳しくは、図8に示すように、ある走査ラ
インに先立つSOS信号検出の際には、ゲイン設定信号
を高ゲインに設定するとともに、タイミング設定部16
2において、SOS前点灯信号Aのみが発生されるよう
にSOS前点灯タイミングを設定することによって、L
D12Aのみを点灯させてSOS信号を検出する。この
とき、アンプ102A、アンプ102Bのゲインが高ゲ
イン、すなわちSOSセンサ36が高感度となっている
ので、SOSセンサ36への入射がレーザビームLBA
のみでも、安定してSOS信号を検出できる。
【0076】次の走査ラインに先立つSOS信号検出の
際には、ゲイン設定信号を低ゲインに設定するととも
に、タイミング設定部162において、SOS前点灯信
号A、Bが同じタイミングで発生するようにSOS前点
灯タイミングを設定することによって、LD12A、1
2Bの両方を点灯させてSOS信号を検出する。このと
き、アンプ102A、アンプ102Bのゲインが低ゲイ
ン、すなわちSOSセンサ36が低感度となっているの
で、SOSセンサ36へレーザビームLBAとレーザビ
ームLBBの両方が同時に入射されても、安定してSO
S信号を検出できる。
【0077】前述のように、先のSOS信号(LD12
Aのみを点灯させ、レーザビームLBAのみをSOSセ
ンサ36に入射させて検出されるSOS信号)は、レー
ザビームLBAの中央が分割線38を通過するときに発
生し、次のSOS信号(LD12A、12Bの両方を点
灯させ、レーザビームLBA、LBBをSOSセンサ3
6に入射させて検出されるSOS信号)は、レーザビー
ムLBAとレーザビームLBBの略中点でSOS信号が
発生する。したがって、レーザビームLBAとレーザビ
ームLBBの主走査方向の位置ずれ量をTabとする
と、このときのSOS信号発生間隔Tは、 T=T0+Tab/2 となる。
【0078】これにより、位置ずれ量Tabを Tab=(T−T0)/2 と求めることができる。
【0079】なお、レーザビームLBAがレーザビーム
LBBよりも先行している場合は、Tabは正となり、
レーザビームBがレーザビームAよりも先行している場
合は、Tabは負となる。
【0080】したがって、タイミング設定部162で
は、SOS信号発生間隔Tをカウンタ等で計測し、計測
されたSOS信号発生間隔Tと通常のSOS信号発生間
隔T0とに基づいて、レーザビームLBAとレーザビー
ムLBBの主走査方向の位置ずれ位置ずれ量Tabを求
める。また、この位置ずれ量Tabを補正するように、
レーザビームLBA、レーザビームLBBによる画像書
出しタイミングの設定を変更する。
【0081】これにより、画像タイミング生成部160
からラインシンク信号LSA、LSBが出力されるタイ
ミングが変更され、レーザビームLBA、LBBによる
画像形成位置が揃えられ、高画質の画像形成を行うこと
ができる。
【0082】以上をまとめると、SOSセンサ36の感
度を、アンプ102A、102Bのゲインを高ゲイン/
低ゲインに切替えることによって、高感度/低感度に切
替可能であるので、SOSセンサ36に入射するレーザ
ビームが1本のみの場合でも2本の場合でも、安定して
SOS信号を検出することができる。
【0083】これにより、複数の光源(LD12)が近
接配置され、各レーザビームによるSOS信号が重なる
場合でも、図8に示したように、複数の光源のうちの何
れかを点灯させてSOS信号発生間隔を測定すること
で、各レーザビームの主走査方向の位置(相対位置)を
正確に検出することができる。すなわち、光源として、
出射されるレーザビームが1本の廉価なLDを用いた場
合に、レーザビームの位置が主走査方向にずれたとして
も、各レーザビームの画像書込み開始位置をビーム位置
に応じて適切に補正することができ、高画質の画像を形
成することができる。
【0084】また、各ビーム毎にSOSセンサ36を設
けずとも、各レーザビームの主走査方向の位置を検出で
きるので、部品点数の増加を防ぎ、低コストで実現でき
る。
【0085】なお、上記では、SOSセンサ36を低感
度として、SOSセンサ36にレーザビームLBAとレ
ーザビームLBBの両方を入射させて、画像形成時のS
OS信号の検出を行う場合を例に説明したが、本発明は
これに限定されるものではない。また、位置ずれ検出を
画像形成時以外のタイミングで行う場合を例に説明した
が、本発明はこれに限定されるものではない。
【0086】例えば、画像形成時のSOS信号の検出
を、SOSセンサ36を高感度とし、レーザビームLB
A及びレーザビームLBBの何れか一方のみをSOSセ
ンサ36に入射させて行ってもよい。また、画像形成と
同時に位置ずれ検出も行って、位置ずれ検出のためのS
OS信号を、主走査同期制御(画像の書込み開始位置決
定)用のSOS信号と共用してもよい。
【0087】ただし、画像形成時は、感光体ドラムを帯
電させたり、現像器に現像バイアス電圧を与えたり、ト
ナー像を転写させるために転写器に転写バイアス電圧を
与える等のために多種の高圧電源装置が利用されてお
り、これらの高圧電圧のリークによって、大きなノイズ
が発生することがある。SOSセンサ36の増幅部(ア
ンプ102A、102B)にこの大きなノイズが混入す
ると、偽のSOS信号が発生し、画像が乱れたり、ある
いは画像形成装置の動作が停止するなどの影響がでるこ
とがある。このため、画像形成時は、SOSセンサ36
への入射光量(すなわちSOSセンサ36に入射させる
レーザビームの本数)を多くして、増幅部の増幅率(す
なわちSOSセンサ36の感度)を低くすることが好ま
しい。
【0088】一方、画像形成時以外は、感光体ドラムの
帯電、現像バイアス電圧、転写バイアス電圧の印加等が
行われないので、ノイズの発生は少ないので、SOSセ
ンサ36を高感度にするとともに、レーザビームLBA
及びレーザビームLBBの何れか一方のみをSOSセン
サ36に入射させて、レーザビームの主走査方向の位置
を検出することができる。従って、位置ずれ検出は、画
像形成時以外のタイミングで行うことが好ましい。
【0089】また、上記では、2本のレーザビームによ
って2ラインを同時走査する光走査装置を例に説明した
が、3本以上のレーザビームによって3ライン以上を同
時走査する光走査装置にも本発明を適用してもよい。
【0090】また、上記では、アンプ102A、102
Bのゲインを切替えることによって、SOSセンサ36
の感度を切替える場合を例に説明したが、本発明はこれ
に限定されるものではない。例えば、SOSセンサ36
の受光面の前方でフィルタを出し入れして、SOSセン
サ36の感度を切替えるようにしてもよい。
【0091】また、上記では、SOSセンサ36の感度
を高/低の2段階に切替可能とした場合を例に説明した
が、本発明はこれに限定されるものではなく、3段階以
上に切替可能としてもよいし、連続的に変更可能として
もよい。
【0092】また、上記では、1主走査の画像領域前の
レーザビームを検知するSOSセンサを用いたが、画像
領域後のレーザビームを検知するEOS(End of sca
n)センサを用いてもよい。
【0093】
【発明の効果】上記に示したように、本発明は、複数の
レーザビームによって複数の走査線を同時走査する際
に、同期検知信号を安定して取得するとともに、各レー
ザビームの主走査方向の位置を正確に検出して画像書込
み開始位置を補正でき、且つ低コストで実現できるとい
う優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係わる光走査装置の概
略構成図である。
【図2】 SOSセンサの受光面を示す図である。
【図3】 SOSセンサ回路の詳細構成を示すブロック
図である。
【図4】 レーザビーム制御回路の詳細構成を示すブロ
ック図である。
【図5】 一方のレーザビームのみをSOSセンサに入
射させる際に、(A)は低ゲイン、(B)は高ゲインに
設定されている場合のレーザビームの光量とSOSセン
サ回路の各位置での出力信号を示す図である。
【図6】 2本のレーザビームを共にSOSセンサに入
射させる際に、(A)は低ゲイン、(B)は高ゲインに
設定されている場合のレーザビームの光量とSOSセン
サ回路の各位置での出力信号を示す図である。
【図7】 通常の画像形成時に行われるSOS信号検出
制御を示す図である。
【図8】 レーザビームの主走査方向の位置ずれ検出時
に行われるSOS信号検出制御を示す図である。
【図9】 従来のマルチビーム走査装置の概略構成図で
ある。
【符号の説明】
10 光走査装置 12A、12B LD 20 回転多面鏡 30 感光体ドラム 36 SOSセンサ 38 分割線 40A、40B 受光部 100 SOSセンサ回路 102A、102B アンプ 104 ダイオード 106 コンパレータ 150 レーザビーム制御回路 158 点灯タイミング生成部 160 画像タイミング生成部 162 タイミング設定部 164A、164B LDドライバ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のレーザビームによって、被走査面
    上を複数ライン同時に走査して、記録媒体上に画像を記
    録する光走査装置において、 前記複数のレーザビームが入射する位置に配置され、前
    記レーザビームによる走査タイミングを検知し、且つ感
    度が切替可能な検知手段と、 前記検知手段に入射する各レーザビームの点灯を制御す
    る点灯制御手段と、 前記点灯制御手段による前記検知手段に入射するレーザ
    ビームの点灯本数に基づいて、前記検知手段の感度を切
    替える切替手段と、 を有することを特徴とする光走査装置。
  2. 【請求項2】 前記切替手段が、前記点灯本数が増加し
    た場合に、前記検知手段の感度を下げ、前記点灯本数が
    減少した場合に、前記検知手段の感度を上げる、 ことを特徴とする請求項1に記載の光走査装置。
  3. 【請求項3】 前記検知手段による検知信号に同期し
    て、各ラインのレーザビームによる記録媒体上への画像
    記録を開始する画像記録開始手段と、 前記検知手段による検知信号に基づいて、前記複数のレ
    ーザビーム間の主走査方向の位置ずれを検出する位置ず
    れ検出手段と、 を更に有することを特徴とする請求項1又は請求項2に
    記載の光走査装置。
  4. 【請求項4】 位置ずれ検出手段による位置ずれ検出動
    作を、画像記録動作と異なるタイミングに行なう、 ことを特徴とする請求項3に記載の光走査装置。
  5. 【請求項5】 前記点灯制御手段が、位置ずれ検出動作
    時は、前記検知手段に対する点灯を、前記複数のレーザ
    ビームのうちの何れか1つの点灯と全てのレーザビーム
    の点灯とに切替え、 前記位置ずれ検出手段が、前記検知手段による検知信号
    の発生間隔に基づいて、前記位置ずれを検出する、 ことを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の光走査
    装置。
  6. 【請求項6】 前記点灯制御手段が、画像記録動作時
    は、前記検知手段に対して全てのレーザビームを点灯さ
    せる、 ことを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の光走査
    装置。
  7. 【請求項7】 前記複数のレーザビームが、互いに異な
    るレーザチップから出射される、 ことを特徴とする請求項1乃至請求項6の何れか1項に
    記載の光走査装置。
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