JPH06327408A - パイ菓子及びその製造方法 - Google Patents

パイ菓子及びその製造方法

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Publication number
JPH06327408A
JPH06327408A JP5120187A JP12018793A JPH06327408A JP H06327408 A JPH06327408 A JP H06327408A JP 5120187 A JP5120187 A JP 5120187A JP 12018793 A JP12018793 A JP 12018793A JP H06327408 A JPH06327408 A JP H06327408A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pie
dough
cream
contents
confectionery
Prior art date
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Pending
Application number
JP5120187A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshikiyo Amano
吉清 天野
Rika Ajioka
里加 味岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SAKAEYA NYUGYO KK
Original Assignee
SAKAEYA NYUGYO KK
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Publication date
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Priority to JP5120187A priority Critical patent/JPH06327408A/ja
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  • Bakery Products And Manufacturing Methods Therefor (AREA)
  • Confectionery (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】内容物を充填し、且つ食べ易いパイ菓子を提供
すると共に、味を損なうことなく多量の内容物を充填す
ることができるパイ菓子の製造方法を提供する。 【構成】パイ菓子1は、クリーム2を内包したシュー生
地3を、パイ生地4が覆った構造を成している。 【効果】クリーム等の内容物は、亀裂部分等のないシュ
ー生地によって内包されているため、食べる際に他の場
所から飛び出ることがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パイやシュークリーム
等の菓子、及びその製造方法に関するものであり、詳し
くは、クリーム等を内部に充填したパイの菓子に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】近年、パイ生地を用いた菓子の人気が高
まってきており、それと共に多様化が進められ、パイの
中に様々な内容物を充填した菓子が開発されつつある。
従来、そのようなパイ菓子の代表的なものとして、パイ
生地層の中間に空洞部を設け、その中にクリームやチョ
コレート等を充填したものが製造されていた。又このよ
うな内容物を充填したパイ菓子を製造する方法として
は、内容物をパイ生地で包み込んでから焼成する方法、
或は焼成後のパイ層の間に内容物を流し込む方法が採用
されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、クリー
ム等の内容物を充填したパイ菓子は、食べる際にパイ層
間から内容物が流れ出てきてしまうことが多く、非常に
食べにくかった。又パイ生地で内容物を包み込んで焼成
するパイ菓子の製造方法は、柔らかいクリームを用いる
場合、非常に作業が難しいし、又パイ生地と共に焼成さ
れるため、クリーム等の味が損なわれてしまうという問
題点があった。一方、焼成後のパイ層の間に内容物を充
填する方法は、作業は容易であるものの、パイ層間の隙
間が極めて少ないため、少しの内容物しか充填できない
という欠点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するものであって、内容物を充填し、且つ食べ易い
パイ菓子を提供すると共に、味を損なうことなく多量の
内容物を充填することができるパイ菓子の製造方法を提
供するものである。そしてその構成は、パイ菓子の一部
又は全部のパイ生地下面にシュー生地を設けたことにあ
り、又パイ生地をシュー生地で被覆したものを焼成する
ことによって、パイ生地下部にシュー生地が膨張した空
洞部分を形成した後、その空洞部分にクリーム類等の内
容物を充填することにある。
【0005】本発明で用いるパイ生地は、小麦粉、油
脂、卵、乳製品、塩、水等を原料とし、混合し、折り曲
げて、麺棒等で薄く延ばした後、適当な大きさに切り分
けたものであり、シュー生地は、小麦粉、油脂、卵、水
等を原料とし、混合し調製したものである。両生地の分
量比率は、パイ生地が少ないと上部できれいに広がら
ず、逆に多いとシューがうまく膨らまない傾向があるた
め、パイ生地対シュー生地が重量比で56〜70:44
〜30であることが好ましい。又パイ生地は、厚すぎる
とシュー生地が膨れないし、薄すぎるとパイ生地がだれ
て上部に残らないので、3mm程度の厚みであることが好
ましいし、形状がいびつにならないよう、面積を大きく
しすぎないようにしなければならない。更に焼成するオ
ーブンの温度は、焼成後のパイ生地、シュー生地の柔軟
性等から190〜220℃の温度範囲にすることが好ま
しい。
【0006】
【作用】本発明のパイ菓子は、外周がパイで覆われてい
るから、口に含んだ瞬間、パイの「サクッ」とした感じ
を味わうことができる上、クリーム等の内容物は、パイ
生地下面のシュー生地に包含されているので、たとえ柔
らかいものであっても、食べている最中に飛び出る心配
がない。
【0007】
【実施例】以下本発明を、実施例により詳細に説明す
る。 実施例1〜7 ミキサーボールに水120重量部、シュー用マーガリン
140重量部及び食塩2.2重量部を入れ、加熱し煮沸
させた後、薄力粉100重量部を加えて低速で完全な糊
状になるまで一分程度混合し、その混合物に卵を3/4
程度加えて、生地が滑らかになるまで中速で混合した
後、膨張剤の重炭安と残りの卵を加え、生地の固さを調
整してシュー生地を得た。一方、パイ生地の調製は次の
ように行なった。薄力粉100重量部、強力粉100重
量部、食塩0.6重量部、脱脂粉乳4重量部及び水10
0重量部を、それらが分散するように低速で2分間混合
し、まとまりがでてきた後、中高速で更に2分間混合し
た。そしてその混合物にショートニング10重量部を添
加し、一旦低速で2分間混合して油を馴染ませた後、中
高速で更に2分間混合し、耳たぶ位の固さになるように
調整し下生地を得た。得られた下生地を、冷蔵庫内で約
5℃に冷やしてねかせた後、再度低速で4分間、更に中
高速で6分間混合して手で延びる程度の生地にして、そ
の生地にパイ用ストローマーガリン160重量部を添加
し、それが原形を保って分散した状態になるように軽く
混合し、パイ生地を得た。得られたパイ生地は、成形を
容易にするため再び冷蔵庫で冷やし、冷えた状態を保ち
ながら3つ折り、4つ折りを繰り返し行ない、適当な厚
さに調製した。
【0008】そして天板の上に、調製したシュー生地を
12g絞り出し、そのシュー生地を4〜10cm四方の各
サイズの3mm厚のパイ生地で覆い、210℃のオーブン
によって18分間焼成し、実施例1〜7の、下面にシュ
ー生地を設けたパイ生地(以下パイシューパフという)
を得た。又シュー生地のみ焼成した場合、膨らんだ生地
のボリュームは、直径約4.5cm、高さ約5cmであっ
た。焼成前のパイ生地のサイズ、パイ生地とシュー生地
の重量比率、及び焼成後のパイシューパフの形状を表1
に示す。
【0009】
【表1】
【0010】表から明らかなように、パイ生地とシュー
生地の重量比率が56:44〜68:32の範囲の場合
は、焼成後の形状が良好であった。
【0011】実施例8〜11 実施例1で得られたシュー生地を、天板の上に12g絞
り出し、そのシュー生地を、8cm四方のサイズで1.7
5〜3.35mmの各厚みのパイ生地で覆い、オーブンに
よって、210℃で18分間焼成した。焼成前のパイ生
地の厚み、及び焼成後のパイシューパフの形状を表3に
示す。
【0012】
【表3】
【0013】表から明らかなように、パイ生地の厚みが
3mm以上である場合に焼成後の形状が良好であった。
【0014】そして4〜6、10、11の各実施例で得
られた、パイシューパフに切り目を入れ、クリーム充填
機によって内部の空間部分にクリームを絞り込み、クリ
ーム入りパイ菓子を得た。得られたパイ菓子を試食した
結果、何れも試食中に内容物が飛び出すことなく、而も
パイの「サクッ」とした食感を味わうことができた。又
実施例5で得られたパイ菓子の断面の様子を図1に示し
た。パイ菓子1は、クリーム2を内包したシュー生地3
を、パイ生地4が覆った構造を成している。このように
クリームは、亀裂部分等のないシュー生地によってしっ
かりと内包されているため、食べる際に他の場所から飛
び出ることがない。又本実施例では、パイシューパフの
中に、クリームを入れた実施例を示したが、本発明のパ
イ菓子は、他のどんな内容物をも詰めることができる
し、パイ、シュー両生地の材料は、本実施例のものに限
定されない。
【0015】
【発明の効果】本発明のパイ菓子は、パイ生地内部にあ
るシュー生地によって、クリーム等の内容物がしっかり
と内包されているので、食べる際内容物が飛び出る心配
をすることなくパイの「サクッ」とした食感を味わうこ
とができるし、又内容物が飛び出る心配がないので、片
手で食べることもできる。又焼成後のパイシューパフの
中に内容物を充填する製造方法であるため、クリーム等
の味が損なわれる心配はないし、柔らかいクリームを充
填する場合であっても作業が容易である上、膨張したシ
ューによる十分な空洞部分があるため、多くの内容物を
充填することができる。更に内容物を充填機等で絞り入
れた場合には、多少の振動や傾き等で内容物が飛び出る
ことがないため、持ち運びが非常に楽である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のパイ菓子の断面を示す説明図である。
【符号の説明】
1・・パイ菓子、2・・クリーム、3・・シュー生地、
4・・パイ生地。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】パイ菓子の一部又は全部のパイ生地下面に
    シュー生地を設けたことを特徴とするパイ菓子。
  2. 【請求項2】パイ生地をシュー生地で被覆したものを焼
    成することによって、パイ生地下部にシュー生地が膨張
    した空洞部分を形成した後、その空洞部分にクリーム等
    の内容物を充填することを特徴とするパイ菓子の製造方
    法。
  3. 【請求項3】パイ生地とシュー生地の重量比を56〜7
    0:44〜30にした請求項2記載のパイ菓子の製造方
    法。
JP5120187A 1993-05-21 1993-05-21 パイ菓子及びその製造方法 Pending JPH06327408A (ja)

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JP5120187A JPH06327408A (ja) 1993-05-21 1993-05-21 パイ菓子及びその製造方法

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JP5120187A JPH06327408A (ja) 1993-05-21 1993-05-21 パイ菓子及びその製造方法

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JPH06327408A true JPH06327408A (ja) 1994-11-29

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ID=14780069

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003043426A1 (fr) * 2001-01-16 2003-05-30 Muginoho Co., Ltd. Structure de pate pour garniture exterieure de choux a la creme
WO2003043427A1 (fr) * 2001-01-16 2003-05-30 Muginoho Co., Ltd. Choux a la creme/tarte

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02255037A (ja) * 1989-03-27 1990-10-15 Tsukishima Shokuhin Kogyo Kk シューパフ、シュー菓子及びその製造法

Patent Citations (1)

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