JPH06327246A - スイッチング電源回路 - Google Patents

スイッチング電源回路

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Publication number
JPH06327246A
JPH06327246A JP13507393A JP13507393A JPH06327246A JP H06327246 A JPH06327246 A JP H06327246A JP 13507393 A JP13507393 A JP 13507393A JP 13507393 A JP13507393 A JP 13507393A JP H06327246 A JPH06327246 A JP H06327246A
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JP
Japan
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capacitor
voltage
switching
circuit
transistor
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JP13507393A
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English (en)
Inventor
Masayuki Yasumura
昌之 安村
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 力率を改善するアクティブフィルタ回路の部
品点数を低減すると共に、スイッチング電源回路から発
生する電磁妨害波を低減すること。 【構成】 CDTの2次側のインダクタンスLB1、L
B2とそれぞれ直列に接続されたコンデンサCB2、C
B3とで構成した直列共振回路がそれぞれベースに接続
されたスイッチングトランジスタQ2、Q3により自励
発振器を構成し、このCDTのインダクタンスLB2と
直列に直列共振用コンデンサCB1を接続し、この直列
共振回路をアクティブフィルタ回路のスイッチングトラ
ンジスタQ1のベースに接続してスイッチングすること
により、スイッチング電源のトランジスタQ2、Q3と
アクティブフィルタ回路のトランジスタQ3を同期して
スイッチングさせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はスイッチング電源回路に
関するものであり、特に力率を向上したスイッチング電
源回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】カラーテレビ、プロジェクションテレ
ビ、モニターなどの映像機器やVTR、VDPなどのビ
デオ機器、オーディオ機器、OA機器は商用交流電源に
高調波歪みを発生することが知られており、これらの電
子機器から発生される高調波を抑制することが必要とさ
れている。高調波電流を抑制するための対策は一般的に
交流ラインと直列に、インダクタンスを挿入して整流回
路の導通角を拡大すると共に、ピーク電流を抑圧するた
めにけい素鋼板の磁性材料で構成されるパワーチョーク
を用いるようにしている。
【0003】しかしながら、このようなパワーチョーク
をテレビに実装すると、パワーチョークからの漏洩磁束
によって画面妨害や誘導妨害が生じたり、パワーチョー
クの直流抵抗による電圧降下や電力損失を抑制するため
に大型となり重量が増加する。さらに、鳴きや唸りを発
生しない取り付けをしなければならないと共に、電子機
器から発生する高調波の漏洩磁束がチョークコイルに結
合して交流ラインへの電源妨害レベルが悪化しない取り
付け場所を選定しなければならないといったデメリット
が生じる。
【0004】そこで、電源高調波歪みを抑制できる力率
改善技術が開発された。この技術は、スイッチング電源
を構成するスイッチング素子の導通角を制御したり、あ
るいはスイッチング周波数制御によって交流入力電圧の
正弦波形と相似である交流入力電流とするアクティブフ
ィルタ回路によって力率を1に近ずけ後段のスイッチン
グ電源回路によってリップル電圧を抑圧して直流安定化
出力電圧を得る技術である。このように、スイッチング
素子の導通角を大きくしたり、交流入力電流の波形を正
弦波に近ずけるようにすれば力率を改善できることは当
然のことであるが、交流入力電流が正弦波に近づくこと
から高調波電流を抑制することもできるようになる。
【0005】一般的な昇圧コンバータ回路により力率を
0、9に近づけることが可能なアクティブフィルタ回路
と直列共振周波数制御方式電流共振型コンバータ回路を
組み合わせたスイッチング電源回路を図11に示す。こ
の図において、アクティブフィルタ回路のスイッチング
素子Q1はパワーMOSFETであり、直流出力電圧の
電圧検出回路103と、導通角制御回路(PWM)10
2、ドライブ回路105、発振回路101及び起動回路
100により力率を0、9程度に改善することができ
る。
【0006】また、ACは商用交流電源、Loはコモン
モードノイズ除去用の電源フィルタ、Cnはノーマルモ
ードノイズの除去用コンデンサ、Doは交流電圧を全波
整流するダイオードブリッジ、C1は平滑用コンデン
サ、L1は昇圧用のチョークコイル、Ciは昇圧された
電圧で充電されるコンデンサ、Q2、Q3は交互にスイ
ッチングされ直列共振回路に交番電流を供給するバイポ
ーラトランジスタ、CDTはバイポーラトランジスタQ
2、Q3と共に自励発振回路を構成するコンバータドラ
イブトランスである。
【0007】さらに、PRT(パワーレギュレーション
トランス)は直交フェライトトランスであり、その一次
側は直列共振回路の一部を構成し、2次側から制御され
た出力電圧を取り出すために、制御コイルNCを有して
いる。D3、D4はPRTの2次側の出力電圧を全波整
流するダイオード、C3は平滑用コンデンサ、AMP1
は2次側の電圧を検出して所定の電圧になるよう直流電
流をPRTの制御コイルNCに印加する制御用誤差増幅
器、C2は直列共振回路を構成するコンデンサ、RS
1、RS2は起動用抵抗、DB1、DB2はベース−エ
ミッタ間をクランプするクランプ用ダイオード、CB
1、CB2は自励発振用コンデンサ、LB1、LB2は
コンデンサCB1、CB2と共に自励発振用直列共振回
路を構成するCDTのインダクタである。
【0008】なお、発振回路101、導通角制御回路1
02、電圧検出回路103及びドライブ回路105はハ
イブリッド集積回路IC1として構成されている。この
スイッチング電源回路において、商用電源が投入される
とこの電源からの交流電圧はダイオードブリッジDoで
全波整流されて、平滑用コンデンサC1により平滑され
る。平滑された電圧は昇圧用チョークコイルL1に印加
される。このコイルの2次側から電圧を検出することに
より、電源が投入されたことが起動回路100で検出さ
れ、起動回路100は発振回路101を起動して発振を
開始させる。
【0009】この発振回路101の出力パルスは導通角
制御回路102により電圧検出回路104の出力に応じ
てパルス幅変調(PWM)されて、ドライブ回路105
を介してFETQ1をオンあるいはオフさせる。電圧検
出回路104はコンデンサCiに充電された電圧が印加
されており、この電圧に比例するようにパルス幅変調さ
れる。そして、FETQ1がオンしている時は、昇圧用
チョークコイルL1にFETQ1を流れる電流が供給さ
れてエネルギが蓄積される。そして、FETQ1がオフ
するようになると蓄積されたエネルギが放出されるよう
になり、このためチョークコイルL1の両端に電圧が発
生し、この電圧にコンデンサC1で平滑された電圧が重
畳されて昇圧された電圧となり、この昇圧電圧がダイオ
ードD1を介してコンデンサCiに供給されてコンデン
サCiを充電するようになる。
【0010】一方、コンデンサCiで保持されている昇
圧電圧により、トランジスタQ2のベースに抵抗RS1
を介してベース電流が供給されてトランジスタQ2がオ
ンし、そのエミッタからエミッタ電流が流れ出し、CD
Tに供給される。すると、CDTのインダクタンスLB
1に発生した電圧が抵抗RB1及びコンデンサCB1を
介してトランジスタQ2のベースに供給されるため、ト
ランジスタQ2はオンを持続する。このとき、トランジ
スタQ2のエミッタを流れる電流はCDTを介してPR
Tの1次側に供給され、さらに、コンデンサC2を介し
てアースに流れ込むようになる。
【0011】コンデンサC2とPRTのリークインダク
タンスとにより直列共振回路が構成されているため、P
RTの1次側に流れる電流は正弦波状の電流となる。そ
して、コンデンサCB1とCDTのインダクタンスLB
1とからなる直列共振回路の時定数に応じてトランジス
タQ2のベースに供給される電流が反転されるようにな
ると、トランジスタQ2がオフされる。同時に、インダ
クタンスLB2とコンデンサCB2との直列共振回路に
よりトランジスタQ3がオンされるようになる。
【0012】すると、反転したPRTとコンデンサC2
からなる直列共振回路に流れる正弦波状の電流が破線で
図示するようにコンデンサC2、PRTの1次側のコイ
ル、CDT及びトランジスタQ3のコレクタ−エミッタ
からなるループに流れるようになる。このように、時定
数回路LB1とCB1及び時定数回路LB2とCB2の
時定数に応じて、トランジスタQ2とトランジスタQ3
とは交互にスイッチングされ、これによりPRTの2次
側のコイルに交番電流が供給される。したがって、PR
Tの2次側のコイルに交流電圧が誘起され、この誘起さ
れた交流電圧はダイオードD3、D4により全波整流さ
れると共に、コンデンサC3で平滑されて直流出力電圧
となる。
【0013】出力された直流電圧のレベルは制御用誤差
増幅器AMP1で検出され、誤差に比例する直流電流が
PRTの制御コイルNCに印加される。このため、PR
Tのインダクタンスは直流電流により制御されて、PR
Tの2次側の出力電圧が所定の電圧になるよう制御され
る。
【0014】図11に示すスイッチング回路の動作波形
を図12に示す。この図において、(a)はFETQ1
のドレイン−ソース間電圧Vcp1であり、FETQ1
がオンしている時はゼロであり、FETQ1がオフする
と、昇圧された矩形状の電圧となり、この矩形状の電圧
は導通角制御回路102の出力波形を反転した波形と相
似波形である。同図(b)はFETQ1のドレイン−ソ
ース間に流れる電流Icp1であり、FETQ1がオン
している時に右上りの鋸歯状の電流となる。同図(c)
はダイオードD1のアノード−カソード間に流れる電流
Id1であり、FETQ1がオフしている時に昇圧用チ
ョークコイルL1から供給され、右下がりの鋸歯状の電
流となる。
【0015】また、同図(d)はトランジスタQ2のコ
レクタ−エミッタ間に流れる電流Icp2であり、トラ
ンジスタQ2がオンしている時に正弦波状の電流とな
る。同図(e)はトランジスタQ3のコレクタ−エミッ
タ間に流れる電流Icp3であり、トランジスタQ3が
オンしている時に正弦波状の電流が流れる。トランジス
タQ2とトランジスタQ3に正弦波状の電流が流れるの
は、この電流がPRTのリークインダクタとコンデンサ
C2とで構成される直列共振回路の直列共振電流となる
からである。
【0016】図12を参照すると、コンデンサCB1と
インダクタンスLB1及びコンデンサCB2とインダク
タンスLB2との時定数回路で自励発振するトランジス
タQ2とトランジスタQ3との発振周波数は約100k
Hzであり、一方アクティブフィルタ回路のFETQ1
は上記の発振周波数とは異なる約110kHzの周波数
でスイッチングされていることがわかる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】図11に示すようなス
イッチング電源回路によると次のような問題点がある。 (1)制御用のハイブリッドICとパワーMOSFET
の組み合わせのため回路構成が複雑となり部品点数が多
く、高価なアクティブフィルタとなる。 (2)また、アクティブフィルタから出力される直流出
力電圧は商用周波数の2倍のリップル電圧を含んでいる
が、負荷の変動、交流入力電圧の変動に対して、平均値
が一定に制御されており、後段のスイッチング電源でも
直流出力電圧が一定に制御されるため2組の定電圧機能
を有させているという無駄が生じている。 (3)さらに、アクティブフィルタ回路とスイッチング
電源回路は各々異なったスイッチング周波数で動作して
いるため、電磁妨害波(EMI)が多くなる。 (4)制御用ハイブリッドICにそのICの定格の電圧
を供給する電源回路が必要であり、昇圧用チョークコイ
ルL1に起動用の2次巻き線、整流用のダイオード及び
高耐圧の起動回路を付加する必要がある。
【0018】そこで、本発明は部品点数を低減できる簡
略化された構成のアクティブフィルタを提供できると共
に、電磁妨害波を低減できるスイッチング電源を提供す
ることを目的としている。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、自励発振器を構成するCDTの2次巻線
に、アクティブフィルタ回路のスイッチング素子をスイ
ッチングする時定数回路を接続するようにしたものであ
る。
【0020】
【作用】本発明によれば、アクティブフィルタ回路のス
イッチング素子をスイッチングするための起動回路や、
昇圧用チョークコイルに検出用巻き線及び制御用ハイブ
リッドICを不要とすることができるため、アクティブ
フィルタ回路の構成を簡略かすることができる。また、
スイッチング電源の自励発振周波数とアクティブ回路の
スイッチング素子のスイッチング周波数とが同期した同
一の周波数とすることができるため、電磁妨害波(EM
I)の発生を少なくすることができる。このため、高調
波歪みの規制値を簡単にクリアすることができる。
【0021】
【実施例】本発明のスイッチング電源回路の第1実施例
を図1に示す。この図において、ACは商用交流電源、
Loはコモンモードノイズ除去用の電源フィルタ、Cn
はノーマルモードノイズの除去用コンデンサ、Doは交
流電圧を全波整流するダイオードブリッジ、C1は平滑
用コンデンサ、L1は昇圧用の、チョークコイルCiは
昇圧された電圧で充電されるコンデンサ、Q2、Q3は
交互にスイッチングされ直列共振回路に交番電流を供給
するバイポーラトランジスタ、CDTはスイッチング素
子Q2、Q3と共に自励発振回路を構成するコンバータ
ドライブトランスである。
【0022】さらに、PRT(パワーレギュレーション
トランス)は直交フェライトトランスであり、その一次
側は直列共振回路の一部を構成し、2次側から制御され
た出力電圧を取り出すために、制御コイルNCを有して
いる。D3、D4はPRTの2次側の出力電圧を全波整
流するダイオード、C3は平滑用コンデンサ、AMP1
は2次側の電圧を検出して所定の電圧になるよう直流電
流をPRTの制御コイルNCに印加する制御用誤差増幅
器、C2は直列共振回路を構成するコンデンサ、RS
1、RS2は起動用抵抗、DB2、DB3はトランジス
タQ2、Q3のベース−エミッタ間をクランプするクラ
ンプ用ダイオード、CB2、CB3は自励発振用コンデ
ンサ、LB1、LB2はコンデンサCB2、CB3と共
に自励発振用直列共振回路を構成するCDTの2次側の
インダクタである。
【0023】また、起動用抵抗RB2と時定数用コンデ
ンサCB3との接続点にアクティブフィルタ回路の時定
数用のコンデンサCB1の一端が接続され、その他端は
アクティブフィルタ回路のバイポーラトランジスタQ1
のベースに接続されて、このトランジスタQ1をスイッ
チングしている。DB1はトランジスタQ1のベース−
エミッタ間をクランプするクランプダイオードである。
【0024】このスイッチング電源回路において、商用
電源が投入されるとこの電源はダイオードブリッジDo
で全波整流されて平滑用コンデンサC1により平滑され
る。この電圧は昇圧用チョークコイルL1を介して、起
動抵抗RS2に印加される。そして、トランジスタQ2
のベースにこの抵抗RS2を介してベース電流が供給さ
れてトランジスタQ2がオンする。すると、そのエミッ
タからエミッタ電流が出力され、この電流はCDTの1
次側に供給される。これにより、CDTの2次側のイン
ダクタンスLB1に誘導された電流が抵抗RB1及びコ
ンデンサCB2を介してトランジスタQ2のベースに供
給され、トランジスタQ2はオンを。持続する。このと
き、トランジスタQ2のエミッタを流れる電流はCDT
を介してPRTの1次側に供給されさらに、コンデンサ
C2を介してアースに流れ込むようになる。
【0025】コンデンサC2とPRTのリークインダク
タンスとにより直列共振回路が構成されているため、図
1に実線で示すこの電流は正弦波状の電流となって流れ
るようになる。次に、コンデンサCB2とインダクタン
スLB1の直列回路の時定数に応じた時間が経過する
と、トランジスタQ2のベースに供給される電流が反転
されるようになり、トランジスタQ2がオフとなる。同
時に、インダクタンスLB2とコンデンサCB3との直
列共振回路によりトランジスタQ3がオンされるように
なる。
【0026】すると、PRTの1次側のリークインダク
タンスとコンデンサC2からなる直列共振回路に発生し
た正弦波状の電流が破線で図示するように反転して、コ
ンデンサC2、PRTの1次側のコイル、CDT及びト
ランジスタQ3のコレクタ−エミッタからなるループに
流れるようになる。このように、時定数回路RB1とC
B2及び時定数回路LB2とCB3の直列回路の時定数
に応じて、トランジスタQ2とトランジスタQ3とは交
互にスイッチングされ、これによりPRTの2次側のコ
イルに実線と破線で図示する電流が交番して流れるよう
になる。これにより、PRTの2次側のコイルに交流電
圧が誘起され、この誘起された交流電圧はダイオードD
3、D4により全波整流されると共に、コンデンサC3
で平滑されて直流電圧が出力される。
【0027】この直流電圧のレベルは制御用誤差増幅器
AMP1で検出され、誤差に比例する直流電流がPRT
の制御コイルNCに印加される。このため、PRTのイ
ンダクタンスは直流電流により制御されて、PRTの2
次側の出力電圧が所定の電圧になるよう制御される。一
方、CDTの2次側のインダクタンスLB2とコンデン
サCB1との直列共振回路によりアクティブフィルタ回
路のトランジスタQ1がオンとされ、トランジスタQ1
のコレクタに電流Icp1が昇圧用インダクタL1から
流れ込む。この直列共振回路の時定数に応じた時間の経
過後、この直列共振回路の共振電流は反転し、トランジ
スタQ1のベースにベース電流が供給されなくなり、ト
ランジスタQ1はオフする。
【0028】すると、昇圧用チョークコイルL1に蓄積
されていたエネルギが放出されるようになり、このため
チョークコイルL1の両端に電圧が発生し、この電圧に
コンデンサC1で平滑された直流電圧が重畳されて昇圧
された電圧が発生され、この昇圧電圧がダイオードD1
を介してコンデンサCiを充電する。この、コンデンサ
Ciの両端の電圧が自励発振しているトランジスタQ2
によりスイッチングされて、PRTの1次側のリークイ
ンダクタンスとコンデンサC2で構成される直列共振回
路に印加され、前記のようなスイッチング動作を繰り返
す。
【0029】なお、抵抗RB2は抵抗RB1より小さく
設定されており、トランジスタQ1の時比率はトランジ
スタQ2及びトランジスタQ3と同様に、インダクタン
スLB2とコンデンサCB1との直列共振回路の時定数
によって約50パーセントとなる。図1に示すスイッチ
ング電源回路の動作波形を図2に示す。この図におい
て、(a)はトランジスタQ1のコレクタ−エミッタ間
電圧Vcp1であり、トランジスタQ1がオンしている
時はゼロであり、トランジスタQ1がオフした時に、発
生された矩形状の電圧は、トランジスタQ1の時比率が
50パーセントであるため、コンデンサC1で平滑され
た電圧の約2倍の昇圧電圧2Vmとなっている。
【0030】同図(b)はトランジスタQ1のコレクタ
に流れる電流Icp1であり、トランジスタQ1がオン
している時に右上りの鋸歯状の電流が流れる。同図
(c)はダイオードD1のアノード−カソード間に流れ
る電流Id1であり、トランジスタQ1がオフしている
時に昇圧用チョークコイルL1から供給される電流であ
り、右下がりの鋸歯状の電流となる。また、同図(d)
はトランジスタQ2のコレクタ−エミッタ間に流れる電
流Icp2であり、トランジスタQ2がオンしている時
に正弦波状の電流となる。同図(e)はトランジスタQ
3のコレクタ−エミッタ間に流れる電流Icp3であ
り、トランジスタQ3がオンしている時に正弦波状の電
流となる。
【0031】トランジスタQ2とトランジスタQ3に正
弦波状の電流が流れるのは、この電流がPRTのリーク
インダクタンスとコンデンサC2とで構成される直列共
振回路に生じる直列共振電流となるからである。この回
路によると、図2に示されているように、トランジスタ
Q1の時比率とトランジスタQ2、Q3の時比率は同じ
50パーセントなり、高調波電流が低下し電磁妨害波を
少なくすることができる。また、アクティブフィルタ回
路の部品点数を大幅に低減することができる。また、ア
クティブフィルタ回路はトランジスタQ2及びトランジ
スタQ3が動作を開始する低電圧で動作状態となるた
め、ダイオードブリッジDoで整流された脈流の電圧が
低い時から動作することとなり、アクティブフィルタ回
路の動作にともなって交流電流が流れるようになる。し
たがって、交流電圧に相似した交流電流となるため、力
率を改善することが出来る。
【0032】次に、図3に昇降圧型コンバータ回路によ
るアクティブフィルタ回路と、直列共振周波数制御方式
電流共振型コンバータ回路とを組み合わせた他の実施例
を示す。この図において、ACは商用交流電源、IACは
交流電源からスイッチング電源回路に供給される交流電
流、Loはコモンモードノイズ除去用の電源フィルタ、
Cnはノーマルモードノイズの除去用コンデンサ、Do
は交流電圧を全波整流するダイオードブリッジ、C1は
平滑用コンデンサ、L1は昇降圧用のチョークコイル、
CiはダイオードD1からの電流により充電されるコン
デンサ、Q2、Q3は交互にスイッチングされ出力トラ
ンスPITのリークインダクタンスとコンデンサC2か
らなる直列共振回路に交番電流を供給するバイポーラト
ランジスタ、PRTはスイッチング素子Q2、Q3と共
に自励発振回路を構成する直交フェライトトランスであ
る。
【0033】さらに、PITは出力トランスであり、そ
の一次側のリークインダクタンスは直列共振回路の一部
を構成し、2次側から安定化された出力電圧を取り出し
ている。D3、D4はPRTの2次側の出力電圧を全波
整流するダイオード、C3は平滑用コンデンサ、AMP
1は2次側の電圧を検出して所定の電圧になるような直
流電流をPRTの制御コイルNCに印加する制御用誤差
増幅器、C2は直列共振回路を構成するコンデンサ、R
S2、RS3は起動用抵抗、DB2、DB3はトランジ
スタQ2、Q3のベース−エミッタ間をクランプするク
ランプ用ダイオード、CB2、CB3は自励発振用コン
デンサ、LB1、LB2はコンデンサCB2、CB3と
共に自励発振用直列共振回路を構成するPRTの2次側
のインダクタである。
【0034】また、起動用抵抗RB2と時定数用コンデ
ンサCB3との接続点にアクティブフィルタ回路の時定
数用のコンデンサCB1の一端が接続され、その他端は
アクティブフィルタ回路のバイポーラトランジスタQ1
のベースに接続されて、このトランジスタQ1をスイッ
チングしている。DB1はトランジスタQ1のベース−
エミッタ間をクランプするクランプダイオードである。
【0035】このスイッチング回路において、商用電源
が投入されるとこの電源はダイオードブリッジDoで全
波整流されて、平滑コンデンサC1により平滑された直
流電圧が、アクティブフィルタ回路のトランジスタQ1
のコレクタ−エミッタを介して昇降圧用チョークコイル
L1に印加される。このとき、トランジスタQ1がオン
されているとトランジスタQ1コレクタに流れる電流が
チョークコイルL1に供給される。そして、所定の時間
が経過してトランジスタQ1がオフするとチョークコイ
ルL1に蓄積されたエネルギによりダイオードD1を介
してコンデンサCiが充電される。
【0036】このコンデンサCiの両端の電圧V1が起
動抵抗RS2に印加されるため、トランジスタQ2のベ
ースにこの抵抗RS2を介してベース電流が供給され、
トランジスタQ2がオンする。すると、そのコレクタに
コレクタ電流Icp2が供給され、この電流はトランジ
スタQ2のエミッタからPRTの1次側に供給される。
これにより、PRTの2次側のインダクタンスLB1に
誘導された電流は、抵抗RB1及びコンデンサCB2を
介してトランジスタQ2のベースに供給されるため、ト
ランジスタQ2はオンを持続する。また、PRTの1次
側に供給された電流は出力トランスPITの1次側に供
給され、さらに、コンデンサC2を介してチョークコイ
ルL1に流れ込むようになる。
【0037】また、コンデンサC2とPITの1次側の
リークインダクタンスとにより直列共振回路が構成され
ているため、図3に実線で示すこの電流は共振電流とし
て正弦波状の電流となって流れるようになる。次に、コ
ンデンサCB2とインダクタンスLB1の直列回路の時
定数に応じた時間が経過すると、トランジスタQ2のベ
ースに供給される電流が反転されるようになり、トラン
ジスタQ2がオフとなる。同時に、インダクタンスLB
2とコンデンサCB3との直列共振回路によりトランジ
スタQ3がオンされるようになる。
【0038】すると、PITの1次側のリークインダク
タンスとコンデンサC2からなる直列共振回路に発生し
た正弦波状の電流が破線で図示するように反転して、コ
ンデンサC2、PITの1次側のコイル、PRT及びト
ランジスタQ3のコレクタ−エミッタからなるループに
流れるようになる。このように、時定数回路RB1とC
B2及び時定数回路LB2とCB3の時定数に応じて、
トランジスタQ2とトランジスタQ3とは交互に繰り返
しスイッチングされ、これによりPITの2次側のコイ
ルに実線と破線で図示する電流が交番して流れるように
なる。このとき、PITの2次側のコイルに交流電圧が
誘起され、この誘起された交流電圧はダイオードD3、
D4により全波整流されると共に、コンデンサC3で平
滑されて直流出力電圧が出力される。
【0039】この直流電圧のレベルは制御用誤差増幅器
AMP1で検出され、誤差に比例する直流電流がPRT
の制御コイルNCに印加される。このため、PRTのL
B1とLB2のインダクタンスはこの直流電流により制
御されて時定数が変化し、したがってトランジスタQ2
とトランジスタQ3のスイッチング周波数が制御されて
直流出力電圧が所定の電圧になるよう制御される。
【0040】一方、PRTの2次側のインダクタンスL
B2とコンデンサCB1とで形成された直列共振回路に
よりアクティブフィルタ回路のトランジスタQ1がオン
とされ、前記したようにトランジスタQ1のコレクタに
電流Icp1がダイオードブリッジDoから流れ込む。
そして、この直列共振回路の時定数に応じた時間の経過
後、この直列共振回路の共振電流は反転し、トランジス
タQ1のベースにベース電流が供給されなくなり、トラ
ンジスタQ1はオフする。このとき、インダクタL1に
蓄積されたエネルギにより充電されるコンデンサCiの
両端に発生する電圧V1は、トランジスタQ1のオン/
オフの時比率により入力電圧Eiより高くも低くも設定
できることから、昇降圧コンバータと呼ばれる。
【0041】なお、抵抗RB2は抵抗RB1より小さく
設定されており、トランジスタQ1の時比率はトランジ
スタQ2とトランジスタQ3と同様に、インダクタンス
LB2とコンデンサCB1との直列共振回路によって約
50パーセントとなる。図3に示すスイッチング電源回
路の動作波形を図4に示す。この図において、(a)は
トランジスタQ1のエミッタとアース間電圧VL1であ
り、トランジスタQ1がオンしている時は入力電圧Ei
に等しく、トランジスタQ1がオフした時に、チョーク
コイルL1により発生された負の電圧となるが、そのピ
ーク値は時比率が50パーセントの時は、交流入力電圧
の絶対値Vmと等しくなる。
【0042】同図(b)はトランジスタQ1のコレクタ
に流れる電流Icp1であり、トランジスタQ1がオン
している時に右上りの鋸歯状の電流となる。同図(c)
はトランジスタQ1のべースにインダクタンスLB2と
コンデンサCB1の直列共振回路から供給される電流で
あり、半波の正弦波状の電流となっている。同図(d)
はダイオードD1のアノード−カソード間に流れる電流
Id1であり、トランジスタQ1がオフしている時にチ
ョークコイルL1から供給され、右下がりの鋸歯状の電
流となる。
【0043】また、同図(e)はトランジスタQ2のコ
レクタ−エミッタ間に流れる電流Icp2であり、トラ
ンジスタQ2がオンしている時に半波の正弦波状の電流
となる。同図(f)はトランジスタQ2のベースにイン
ダクタンスLB1とコンデンサCB2との直列共振回路
から供給される電流であり、半波の正弦波状の電流とな
る。同図(g)はトランジスタQ3のコレクタ−エミッ
タ間に流れる電流Icp3であり、トランジスタQ3が
オンしている時に半波の正弦波状の電流が流れる。同図
(h)はトランジスタQ3のベースにインダクタンスL
B2とコンデンサCB3の直列共振回路から供給される
電流であり、半波の正弦波状の電流となる。
【0044】トランジスタQ2とトランジスタQ3に正
弦波状の電流が流れるのは、この電流がPRTのリーク
インダクタンスとコンデンサC2とで構成される直列共
振回路に供給される共振電流であるからである。なお、
図4に示されているようにトランジスタQ1、Q2、Q
3をスイッチングしている周波数は約100kHzとさ
れている。
【0045】さらに、図5(a)に示す波形は50Hz
の商用交流電圧ACの波形であり、ピーク値がVmで示
されており、同図(b)はダイオードブリッジDoで全
波整流された電圧波形であり、ピーク値はVmとなって
いる。また同図(c)はコンデンサCiの両端の電圧で
あり、商用交流の2倍の周期のリップルを含んでいる。
また、(d)は安定化された直流出力電圧Eoを示し、
同図(e)は交流入力電流IACの波形であり、図に示さ
れているように交流入力電圧VACとほぼ同相であるため
力率が改善されて1に近くなる。これは、低電圧でも動
作するトランジスタQ2,Q3が動作を開始するときに
アクティブフィルタ回路のトランジスタQ1も動作を開
始するため、交流電流IACは交流電圧VACにほぼ同
相となるからである。
【0046】次に、本発明のスイッチング電源回路の第
2の実施例を図6に示す。この実施例は昇圧型コンバー
タによるアクティブフィルタと直列共振周波数制御方式
電流共振型コンバータによるスイッチング電源回路とを
組み合わせたものである。この図において、ACは商用
交流電源、Loはコモンモードノイズ除去用の電源フィ
ルタ、Cnはノーマルモードノイズの除去用コンデン
サ、Doは交流電圧を全波整流するダイオードブリッ
ジ、C1は平滑用コンデンサ、L1は昇圧用の、チョー
クコイルCiは昇圧された電圧で充電されるコンデン
サ、Q2、Q3は交互にスイッチングされPRTのリー
クインダクタンスとコンデンサC2とで構成される直列
共振回路に交番電流を供給するバイポーラトランジス
タ、CDTはスイッチング素子Q2、Q3と共に自励発
振回路を構成するコンバータドライブトランスである。
【0047】さらに、PRT(パワーレギュレーション
トランス)は直交フェライトトランスであり、その一次
側は直列共振回路の一部を構成し、2次側から安定化さ
れた出力電圧を取り出すための制御コイルNCを有して
いる。D3、D4はPRTの2次側の出力電圧を全波整
流するダイオード、C3は平滑用コンデンサ、AMP1
は2次側の誤差電圧を検出して誤差電圧がゼロとなるよ
うな直流制御電流をPRTの制御コイルNCに印加する
制御用誤差増幅器、C2はPRTの1次側のリークイン
ダクタンスと共に直列共振回路を構成するコンデンサ、
RS1、RS2は起動用抵抗、DB2、DB3はトラン
ジスタQ2、Q3のベース−エミッタ間をクランプする
クランプ用ダイオード、CB2、CB3は自励発振用コ
ンデンサ、LB1、LB2はコンデンサCB2、CB3
と共に自励発振用の直列共振回路を構成するCDTの2
次側のインダクタンスである。
【0048】また、トランジスタQ3のコレクタにアク
ティブフィルタ回路のスイッチングダイオードD2のカ
ソードが接続され、このダイオードD2のアノードは昇
圧用チョークコイルL1に接続されて、トランジスタQ
3とダイオードD2とは同期してオン/オフされてい
る。
【0049】このスイッチング回路において、商用電源
が投入されるとこの電源はダイオードブリッジDoで全
波整流されて、平滑用コンデンサC1により平滑された
直流電圧が昇圧用チョークコイルL1及びダイオードD
1を介して、起動抵抗RS2に印加される。すると、ト
ランジスタQ2のベースにこの抵抗RS2を介してベー
ス電流が供給されてトランジスタQ2がオンする。トラ
ンジスタQ2がオンすると、そのエミッタからエミッタ
電流が流れ出し、この電流はCDTの1次側に供給され
て、CDTの2次側のインダクタンスLB1に誘導され
た電流が抵抗RB1及びコンデンサCB2を介してトラ
ンジスタQ2のベースに供給される。
【0050】このため、トランジスタQ2はオンを持続
する。このとき、トランジスタQ2のエミッタを流れる
電流はCDTを介してPRTの1次側に供給され、さら
に、コンデンサC2を介してアースに流れ込むようにな
る。ここで、コンデンサC2とPRTの1次側のリーク
インダクタンスとにより直列共振回路が構成されている
ため、図6に実線で示すこの電流は直列共振電流とな
り、正弦波状の波形の電流となる。次に、コンデンサC
B2とインダクタンスLB1の直列共振回路の時定数に
応じた時間が経過すると、トランジスタQ2のベースに
供給される電流が反転されるようになり、トランジスタ
Q2がオフとなる。同時に、インダクタンスLB2とコ
ンデンサCB3との直列共振回路によりトランジスタQ
3がオンされるようになる。
【0051】すると、PRTの1次側のリークインダク
タンスとコンデンサC2からなる直列共振回路に発生し
た正弦波状の電流が破線で図示するように反転して、コ
ンデンサC2、PRTの1次側のコイル、CDT及びト
ランジスタQ3のコレクタ−エミッタからなるループに
流れるようになる。このように、時定数回路RB1とC
B2及び時定数回路LB2とCB3の時定数に応じて、
トランジスタQ2とトランジスタQ3とは交互に繰り返
しスイッチングされ、これによりPRTの2次側のコイ
ルに実線と破線で図示する電流が交番して流れるように
なる。したがって、PRTの2次側のコイルに交流電圧
が誘起され、この誘起された交流電圧はダイオードD
3、D4により全波整流されると共に、コンデンサC3
で平滑されて直流電圧Eoが出力される。
【0052】出力された直流電圧Eoのレベルは制御用
誤差増幅器AMP1で検出され、誤差に比例する直流電
流がPRTの制御コイルNCに印加される。このため、
PRTのインダクタンスはこの直流電流により制御さ
れ、PRTの2次側の出力電圧が所定の電圧に制御され
る。一方、トランジスタQ3がオンするとそのコレクタ
に接続されたアクティブフィルタ回路のダイオードD2
がオンとされ、ダイオードD2に電流Icp1が昇圧用
チョークコイルL1を介して流れ込む。トランジスタQ
3がインダクタンスLB2とコンデンサCB3の直列共
振回路の時定数に応じた時間が経過すると、この直列共
振回路の共振電流は反転し、トランジスタQ3がオフと
なるためダイオードD2もオフする。
【0053】すると、昇圧用チョークコイルL1に蓄積
されていたエネルギが放出されるようになり、このため
チョークコイルL1の両端に電圧が発生し、この電圧に
コンデンサC1で平滑された直流電圧が重畳されて昇圧
された電圧が発生され、この昇圧電圧がダイオードD1
を介してコンデンサCiを充電する。この、コンデンサ
Ciの両端の電圧Viが自励発振しているトランジスタ
Q2によりスイッチングされて、PRTの1次側のリー
クインダクタンスとコンデンサC2とで構成される直列
共振回路に印加され、前記のようなスイッチング動作が
繰り返される。
【0054】トランジスタQ2とトランジスタQ3の時
比率は、約50パーセントに設定されており、したがっ
てダイオードD2の時比率も約50パーセントとなる。
次に、図6に示すスイッチング電源回路の動作波形を図
7に示す。この図において、(a)はダイオードD2の
アノード電圧Vcp1であり、ダイオードD2がオンし
ている時はゼロであり、ダイオードD2オフした時に、
発生された矩形状の電圧は時比率が50パーセントであ
るため、コンデンサC1の両端の電圧の2倍の昇圧電圧
2Vmとなっている。
【0055】同図(b)はダイオードD2に流れる電流
Icp1であり、ダイオードD2がオンしている時に右
上りの鋸歯状の電流が流れる。同図(c)はダイオード
D1のアノード−カソード間に流れる電流Id1であ
り、ダイオードD2がオフしている時に昇圧用チョーク
コイルL1から供給され、右下がりの鋸歯状の電流とな
る。 また、同図(d)はトランジスタQ2のコレクタ
−エミッタ間に流れる電流Icp2であり、トランジス
タQ2がオンしている時に流れる正弦波状の電流であ
る。同図(e)はトランジスタQ3のコレクタ−エミッ
タ間に流れる電流Icp3であり、トランジスタQ3が
オンしている時に流れる正弦波状の電流である。
【0056】トランジスタQ2とトランジスタQ3に正
弦波状の電流が流れるのは、この電流がPRTのリーク
インダクタンスとコンデンサC2とで構成される直列共
振回路の直列共振電流となるからである。この回路によ
ると、図7に示されているように、ダイオードD2のオ
ン/オフの時比率とトランジスタQ2、Q3のオン/オ
フの時比率は同じ50パーセントとすることができるた
め、高調波の発生比率を低下でき電磁妨害波を少なくす
ることができる。また、アクティブフィルタ回路の部品
点数を大幅に低下させることができる。さらに、低電圧
でも動作するトランジスタQ2,Q3が動作を開始する
ときにアクティブフィルタ回路のダイオードD2も動作
を開始するため、交流電流は交流電圧にほぼ同相とな
り、力率を改善することが出来る。
【0057】次に、図8に昇降圧型コンバータ回路によ
るアクティブフィルタ回路とスイッチング周波数制御方
式電流共振型コンバータ回路によるスイッチング回路と
の組み合わせた他の実施例を示す。この図において、A
Cは商用交流電源、VACとIACは交流電源からスイッチ
ング電源に供給される交流電圧と交流電流、Loはコモ
ンモードノイズ除去用の電源フィルタ、Cnはノーマル
モードノイズの除去用コンデンサ、Doは交流電圧を全
波整流するダイオードブリッジ、C1は平滑用コンデン
サ、L1は昇降圧用のチョークコイル、Ciはダイオー
ドD1からの電流により充電されるコンデンサ、Q2、
Q3は交互にスイッチングされ出力トランスPITのリ
ークインダクタンスとコンデンサC2からなる直列共振
回路に交番電流を供給するバイポーラトランジスタ、P
RTはスイッチング素子Q2、Q3と共に自励発振回路
を構成する直交フェライトトランスである。
【0058】さらに、PITは出力トランスであり、そ
の一次側のリークインダクタンスは直列共振回路の一部
を構成し、2次側から制御された出力電圧Eoを取り出
している。D3、D4はPITの2次側の出力電圧を全
波整流するダイオード、C3は平滑用コンデンサ、AM
P1は2次側の電圧を検出して所定の電圧になるよう直
流電流をPRTの制御コイルNCに印加する制御用誤差
増幅器、C2は直列共振回路を構成するコンデンサ、R
S2、RS3は起動用抵抗、DB2、DB3はトランジ
スタQ2、Q3のベース−エミッタ間をクランプするク
ランプ用ダイオード、CB2、CB3は自励発振用コン
デンサ、LB1、LB2はコンデンサCB2、CB3と
共に自励発振用直列共振回路を構成するPRTの2次側
のインダクタである。
【0059】また、トランジスタQ3のエミッタは昇降
用チョークコイルL1とコンデンサCiとの接続点に接
続され、このコンデンサCiの他端とアース間にダイオ
ードD1が接続されており、このダイオードD1により
コンデンサCiが充電されるようになる。またコンデン
サCiとダイオードD1との接続点にはダイオードD2
のアノードが接続され、コンデンサCiに充電された電
荷がダイオードD2を介してスイッチング電源回路に供
給されるようにされている。このスイッチング回路にお
いて、商用電源が投入されるとこの電源はダイオードブ
リッジDoで全波整流されて、平滑用コンデンサC1に
より平滑された直流電圧EiがトランジスタQ3を介し
て昇降圧用チョークコイルL1に印加される。このと
き、トランジスタQ3がオンしていると、トランジスタ
Q3のコレクタ電流の1部が電流Icp1としてチョー
クコイルL1に流入する。
【0060】そして、トランジスタQ3がオフするとチ
ョークコイルL1に蓄積されたエネルギがダイオードD
1を介してコンデンサCiを充電するようになる。この
コンデンサCiの両端の電圧V1はダイオードD2を介
して起動抵抗RS2に印加され、トランジスタQ2のベ
ースにこの抵抗RS2を介してベース電流が供給される
ため、トランジスタQ2がオンする。すると、そのコレ
クタにコレクタ電流Icp2が流れ、この電流はトラン
ジスタQ2のエミッタからPRTの1次側に供給され
る。
【0061】これにより、PRTの2次側のインダクタ
ンスLB1に誘導された電流は、抵抗RB1及びコンデ
ンサCB2を介してトランジスタQ2のベースに供給さ
れるため、トランジスタQ2はオンを持続する。また、
PRTの1次側に供給された電流は出力トランスPIT
の1次側に供給され、さらに、コンデンサC2を介して
チョークコイルL1に流れ込むようになる。また、コン
デンサC2とPITの1次側のリークインダクタンスと
により直列共振回路が構成されているため、図8に実線
で示すこの電流は共振電流として正弦波状の電流となっ
て流れるようになる。
【0062】次に、コンデンサCB2とインダクタンス
LB1の直列共振回路の時定数に応じた時間が経過する
と、トランジスタQ2のベースに供給される電流が反転
されるようになり、トランジスタQ2がオフとなる。同
時に、インダクタンスLB2とコンデンサCB3との直
列共振回路によりトランジスタQ3がオンされるように
なる。すると、PITの1次側のリークインダクタンス
とコンデンサC2からなる直列共振回路に発生した正弦
波状の共振電流が破線で図示するように反転して、コン
デンサC2、PITの1次側のコイル、PRT及びトラ
ンジスタQ3のコレクタ−エミッタからなるループに流
れるようになる。同時に、入力電圧Eiからトランジス
タQ3を介してチョークコイルL1に流入する電流もト
ランジスタQ3に流れるようになる。
【0063】このため、電流Icp3電流はIcp2よ
り大きな電流となる。このように、時定数回路RB1と
CB2及び時定数回路LB2とCB3の時定数に応じ
て、トランジスタQ2とトランジスタQ3とは交互に繰
り返しスイッチングされ、これによりPITの2次側の
コイルに実線と破線で図示する電流が交番して流れるよ
うになる。したがって、PITの2次側のコイルに交流
電圧が誘起され、この誘起された交流電圧はダイオード
D3、D4により全波整流されると共に、コンデンサC
3で平滑されて直流出力電圧が出力される。
【0064】出力された直流電圧のレベルは制御用誤差
増幅器AMP1で検出され、誤差に比例する直流電流が
PRTの制御コイルNCに印加される。このため、PR
TのLB1とLB2のインダクタンスはこの直流電流に
より制御されて時定数が変化し、トランジスタQ2とト
ランジスタQ3のスイッチング周波数が制御されて直流
出力電圧が所定の電圧に制御される。
【0065】図8に示すスイッチング回路の動作波形を
図9に示す。この図において、(a)はトランジスタQ
1のエミッタとアース間電圧VL1であり、トランジス
タQ3がオンしている時は入力電圧Eiに等しく、トラ
ンジスタQ3がオフした時に、チョークコイルL1によ
り発生された負の電圧となるが、そのピーク値はトラン
ジスタQ3のオン/オフの時比率を50パーセントとす
ると、交流入力電圧VACの絶対値Vmと等しくなる。
【0066】同図(b)はトランジスタQ3とチョーク
コイルL1とが接続されているラインに流れる電流Ic
p1であり、トランジスタQ3がオンしている時に右上
りの鋸歯状の電流となる。同図(c)はダイオードD1
のアノード−カソード間に流れる電流Id1であり、ト
ランジスタQ3がオフしている時にチョークコイルL1
から供給され、右下がりの鋸歯状の電流となる。また、
同図(d)はトランジスタQ2のコレクタ−エミッタ間
に流れる電流Icp2であり、トランジスタQ2がオン
している時に半波の正弦波状の電流となる。
【0067】同図(e)はトランジスタQ3のコレクタ
−エミッタ間に流れる電流Icp3であり、トランジス
タQ3がオンしている時に半波の正弦波状の電流とな
る。トランジスタQ2とトランジスタQ3に正弦波状の
電流が流れるのは、この電流がPRTのリークインダク
タンスとコンデンサC2とで構成される直列共振回路に
供給される共振電流であるからである。なお、図9に示
されているようにトランジスタQ1、Q2、Q3がスイ
ッチングされている周波数は約100kHzとなってい
る。
【0068】さらに、図10(a)に示す波形は商用交
流電源ACの電圧波形VACであり、ピーク値がVmで示
されており、同図(b)はダイオードブリッジDoの全
波整流された電圧波形であり、ピーク値はVmとなって
いる。また同図(c)はコンデンサCiの両端の電圧で
あり、商用交流の2倍の周期のリップルを含んでいる。
また、(d)は安定化された直流出力電圧Eoを示し、
同図(e)は交流入力電流IACの波形であり、図に示さ
れているように交流入力電圧VACとほぼ同相であるため
力率が改善されて1に近くなる。これは、低電圧でも動
作するトランジスタQ2,Q3が動作を開始するときに
アクティブフィルタ回路のチョークコイルL1にも電流
が供給されるために、交流電流IACは交流電圧VAC
にほぼ同相となるからである。
【0069】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されているの
で、力率を改善するアクティブフィルタ回路のスイッチ
ング素子をスイッチングするための起動回路や、昇圧用
あるいは降圧用チョークコイルに設ける検出用巻線及び
制御用ハイブリッドICを不要とすることができるた
め、アクティブフィルタ回路の部品点数を大幅に低減す
ることができ、コストをダウンを図ることができる。ま
た、アクティブフィルタ回路とスイッチング電源回路の
スイッチング素子のスイッチングが同期して同じ周波数
でスイッチングされるため、高調波電流が低減され電磁
妨害波(EMI)のレベルを容易に規制値内に納めるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスイッチング電源回路の第1実施例の
回路図である。
【図2】第1実施例の動作波形図である。
【図3】第1実施例の他の回路を示す回路図である。
【図4】第1実施例の他の回路の動作波形図である。
【図5】第1実施例の他の回路の各部の波形図である。
【図6】本発明のスイッチング電源の第2実施例の回路
図である。
【図7】第2実施例の動作波形図である。
【図8】第2実施例の他の回路を示す回路図である。
【図9】第2実施例の他の回路の動作波形図である。
【図10】第2実施例の他の回路の各部の波形図であ
る。
【図11】従来のスイッチング電源回路の回路図であ
る。
【図12】従来の回路の動作波形図である。
【符号の説明】
100 起動回路 101 発振回路 102 導通角制御回路 103 電圧検出回路 C1、C3、Cn、Ci コンデンサ C2、CB1、CB2、CB3直列共振用コンデンサ Do ダイオードブリッジ D1、D3、D4 ダイオード DB1、DB2、DB3 クランプ用ダイオード Q1、Q2、Q3 スイッチングトランジスタ Lo ノイズ除去用電源フィルタ L1 チョークコイル PRT 直交フェライトトランス CDT コンバータドライブトランス AMP1 誤差電圧検出用増幅器 RS1、RS2、RS3 起動用抵抗 RB1、RB2 抵抗

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】交流入力電圧を整流して直流ラインに直流
    を供給する整流回路と、 該直流ラインに一端が接続されたチョークコイルと、 該チョークコイルの他端とアース間に設けられた第1の
    スイッチング手段と、 上記チョークコイルの他端と出力トランスの1次側のコ
    イルとの間に設けられた第2のスイッチング手段と、 該第2のスイッチング手段と上記出力トランスの1次側
    のコイルとの接続点とアース間に設けられた第3のスイ
    ッチング手段と、 上記出力トランスの1次側のコイルに直列に接続されて
    直列共振回路を構成するコンデンサと、 上記出力トランスの2次側から直流出力電圧を出力する
    手段と、 該直流出力電圧のレベルに応じて上記出力トランスのイ
    ンダクタンスを制御して所望のレベルの直流出力電圧を
    取り出す制御手段と、 上記第2のスイッチング手段と第3のスイッチング手段
    とを交互にスイッチングする手段とを備え、 上記第1のスイッチング手段を上記第3のスイッチング
    手段をスイッチングする信号でスイッチングすることを
    特徴とするスイッチング電源回路。
  2. 【請求項2】交流入力電圧を整流して直流ラインに直流
    電圧を供給する手段と、 該直流ラインとアース間に直列に接続された第1のスイ
    ッチング手段とチョークコイルとの直列回路と、 該第1のスイッチング手段と該チョークコイルとの接続
    点に一端が接続された第1のコンデンサと、 該第1のコンデンサの他端とアース間に設けられたダイ
    オードと、 上記第1のコンデンサの他端と出力トランスの1次側コ
    イルとの間に設けられた第2のスイッチング手段と、 該第2のスイッチング手段と上記出力トランスの1次側
    のコイルとの接続点と、上記第1のコンデンサの一端と
    の間に設けられた第3のスイッチング手段と、 上記出力トランスの1次側のコイルと直列に接続されて
    直列共振回路を構成する第2のコンデンサと、 上記出力トランスの2次側から直流出力電圧を取り出す
    手段と、 該直流出力電圧が所望のレベルとなるよう上記出力トラ
    ンスのインダクタンスを制御する手段と、 上記第2のスイッチング手段と、上記第3のスイッチン
    グ手段とを交互にスイッチングする手段とを備え、 上記第1のスイッチング手段を上記第3のスイッチング
    手段をスイッチングする信号を用いてスイッチングする
    ことを特徴とするスイッチング電源回路。
  3. 【請求項3】交流電圧を整流して直流ラインに直流を供
    給する整流回路と、 該直流ラインに一端が接続されたチョークコイルと、 該チョークコイルの他端と出力トランスの1次側のコイ
    ルとの間に、第1のダイオードを介して設けられた第2
    のスイッチング手段と、 該第2のスイッチング手段と上記出力トランスの1次側
    のコイルとの接続点に一端が接続され、他端がアースに
    接続された第3のスイッチング手段と、 該第3のスイッチング手段の一端と上記チョークコイル
    の他端との間に接続された第2のダイオードと、 上記出力トランスの1次側のコイルに直列に接続されて
    直列共振回路を構成するコンデンサと、 上記出力トランスの2次側から直流出力電圧を出力する
    手段と、 該直流出力電圧のレベルに応じて上記出力トランスのイ
    ンダクタンスを制御して所望のレベルの直流出力電圧を
    取り出す制御手段と、 上記第2のスイッチング手段と第3のスイッチング手段
    とを交互にスイッチングする手段と、 を備えることを特徴とするスイッチング電源回路。
  4. 【請求項4】交流入力電圧を整流して直流ラインに直流
    電圧を供給する手段と、 該直流ラインとアース間に直列に接続された第1のスイ
    ッチング手段とチョークコイルとの直列回路と、 該第1のスイッチング手段と該チョークコイルとの接続
    点に一端が接続された第1のコンデンサと、 該第1のコンデンサの他端とアース間に設けられた第1
    のダイオードと、 上記第1のコンデンサの他端と出力トランスの1次側コ
    イルとの間に第2のダイオードを介して設けられた第2
    のスイッチング手段と、 上記出力トランスの1次側のコイルと直列に接続されて
    直列共振回路を構成する第2のコンデンサと、 上記出力トランスの2次側から直流出力電圧を取り出す
    手段と、 該直流出力電圧が所望のレベルとなるよう上記出力トラ
    ンスのインダクタンスを制御する手段と、 上記第2のスイッチング手段と、上記第3のスイッチン
    グ手段とを交互にスイッチングする手段と、 を備えることを特徴とするスイッチング電源回路。
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