JPH0632363Y2 - サーマルヘッド - Google Patents

サーマルヘッド

Info

Publication number
JPH0632363Y2
JPH0632363Y2 JP1985062874U JP6287485U JPH0632363Y2 JP H0632363 Y2 JPH0632363 Y2 JP H0632363Y2 JP 1985062874 U JP1985062874 U JP 1985062874U JP 6287485 U JP6287485 U JP 6287485U JP H0632363 Y2 JPH0632363 Y2 JP H0632363Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature detecting
detecting element
head substrate
head
electrodes
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1985062874U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61177846U (ja
Inventor
俊次 村野
篤雄 西薗
泰夫 西口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Corp filed Critical Kyocera Corp
Priority to JP1985062874U priority Critical patent/JPH0632363Y2/ja
Publication of JPS61177846U publication Critical patent/JPS61177846U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0632363Y2 publication Critical patent/JPH0632363Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は温度検出素子を備えたサーマルヘッドの改良に
関する。
(従来の技術) ファクシミリやワードプロセッサーなどのプリンタ機構
として所謂サーマルヘッドが用いられていることは周知
の通りである。斯かるサーマルヘッドの一例を添付の第
6図及び第7図に基づき説明する。図は、いずれも上記
用途に供せられる所謂ライン型のサーマルヘッドの縦断
面図を示すものであり、該サーマルヘッドは、アルミニ
ウム等の金属材料より成る熱放散部材aの上に、多数の
発熱抵抗体b1及び該発熱抵抗体b1より導出されたリード
電極b2を具備する熱良導体(例えば、アルミナセラミッ
クス)のヘッド基板bが固定され、更に上記リード電極
b2に電気結線される多数のプリント配線導体c1を含む可
撓性回路配線基板(以下、FPC基板と略称する)cが
その前端部に於て上記ヘッド基板b上に載置固定されて
なるものである。なお、図における符号c0はFPC基板
c用の支持部材でありガラス繊維強化エポキシ樹脂等よ
りなる。斯かるサーマルヘッドは、被写体からの電気信
号が電圧に変換され、該電圧がリード電極b2に印加さ
れ、発熱抵抗体b1のジュール発熱が感熱記録紙に印字も
しくは印画する。そしてこのようなサーマルヘッドを使
用したプリンタ機構においては、連続使用時の過熱検知
或は温度制御用としてサーミスタ等の温度検出素子dが
用いられる。この温度検出素子dのサーマルヘッドへの
取付構造としては、第6図のごとく熱放散部材aの下か
ら穴明けして温度検出素子dをヘッド基板bの下面に取
着固定し、この素子dからリード線d1を導出して上記F
PC基板cの電極に結線して外部電線に接続されるか、
第7図のごとく、熱放散部材aの下面にネジd3により取
着された取付板d2に温度検出素子dを取着固定し、同様
にリード線d1によりFPC基板cに連結されたものなど
が一般に採用されている。
更に、温度検出素子を発熱抵抗体やリード電極を設けた
ヘッド基板の表面に接するように設けることが実開昭5
9−179053公報により提案されている。
(考案が解決しようとする問題点) 然し乍ら、掲記の素子取付構造においては、温度検出素
子dにリード線d1を結線し且つ当該素子dを外部応力か
ら保護するためにエポキシコートする必要がありそれに
要する工数と費用は極めて大である。また、第6図のご
とく熱放散部材aに穴明け加工する場合にはその加工代
が高く、しかも穴の中に温度検出素子dを取着固定する
作業が困難を極める上に接着剤の硬化時間が必要である
ため作業に費やす時間が大となる。更に、第7図の場合
には取付板d2やネジd3などの部品を必要としそれだけ費
用が嵩むと共に、ネジ穴加工の煩わしい作業も付加され
る。加えて、両者共にFPC基板c及びその支持部材c0
にリード線d1を挿通するための孔を事前に設ける必要が
あり、それだけFPC基板cが高価とならざるを得ず、
また温度検出素子d取付の際にミスをするとその再生が
難しいと言う難点も併せ持っていた。
他方、実開昭59−179053公報に於ては、温度検
出素子によりリード電極が短絡されて所定の発熱抵抗体
を選択的に発熱させることが阻害され、また温度検出素
子が検出した温度の信号の正確な伝達が阻害される等の
障害を生じる危険があり、これを避けようとするとリー
ド線の配置設計に大きな制約を受けることになり、好ま
しくない。
(考案の目的) 本考案は上記欠点に鑑みなされたものであり、FPC基
板に導電性材料から成る良熱伝導性の温度検出素子用電
極を被着形成し、該素子用電極をヘッド基板に接触させ
てヘッド基板の熱を該素子用電極により伝達させるとと
もに、ヘッド基板から後方に離れた位置の該素子用電極
間にチップ状温度検出素子を取着固定させることによっ
て、素子の温度検出機能を損なうことなく上記問題点の
一掃を図らんとするものである。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するための本考案の構成を実施例の図面
に基づき説明する。第1図は本考案サーマルヘッドの一
実施例を示す縦断面図、第2図は同実施例の部分切欠平
面図、第3図乃至第5図は他の実施例の縦断面図であ
る。即ち、本考案のサーマルヘッドは、熱放散部材1
と、該熱放散部材1上に支持され多数の発熱抵抗体21
・・・及び該発熱抵抗体21により導出された多数のリ
ード電極22・・・を具備したヘッド基板2と、このヘ
ッド基板2上に前端部が載置固定された可撓性回路配線
基板3とを含み、この可撓性回路配線基板3が有する多
数のプリント配線導体31・・・を前記リード電極22
・・・に電気結線して上記発熱抵抗体21・・・に通電
するように成したサーマルヘッドにおいて、前記可撓性
回路配線基板3の一面に上記プリント配線導体31・・
・のほかに少なくとも2本の良熱伝導性のプリント配線
導体を温度検出素子用電極41、41として設け、該温
度検出素子用電極41、41の前端部を前記ヘッド基板
2の上面に接触させた状態で前記可撓性回路配線基板3
を上記ヘッド基板2上に載置固定するとともに、該ヘッ
ド基板2により後方に離隔した位置の前記温度検出素子
用電極41、41間にチップ状温度検出素子4を接続固
定したことを特徴とする。図における符号32はガラス
繊維強化エポキシ樹脂などで製せられたFPC基板用支
持部材であり、その上面をヘッド基板2と面一にしてF
PC基板3を安定保持しうるようになされている。ま
た、5はFPC押さえヘッドカバーであって、上記支持
部材32と共にFPC基板3を上下から挟持して之を確
実且つ安定に保持させるものである。チップ状温度検出
素子4としてチップ状サーミスタが好ましく採用され、
該素子4の下面には一対の電極板40、40が被着さ
れ、この電極板40、40を素子用電極41、41に半
田付けもしくは導電性接着剤にて取着固定することによ
って、温度検出素子4と電極41、41との電気結線が
なされている。該電極41、41は、熱電導性の良好な
材料よりなり、その前端部がFPC基板3の下面側に延
長されてヘッド基板2に接触状態に維持され且つその基
端部が外部の電線(不図示)に接続されるようになされ
ている。ヘッド基板2及び熱放散部材1は上述のごと
く、夫々熱良導性のアルミナセラミックス及びアルミニ
ウムなどの金属材料等よりなる。
(作用) 上記サーマルヘッドにおいては、導入された電気信号に
対応してヘッド基板2上のリード電極22、22間に電
圧が印加され、発熱抵抗体21・・・をジュール発熱さ
せ、該発熱により感熱記録紙等に逐次印字・印画がなさ
れる。発熱抵抗体21・・・に電圧が印加されなくなっ
たときにはヘッド基板2に蓄積された熱は熱放散部材1
を通じて外部に放散されるが、連続して使用するとヘッ
ド基板2に熱が蓄積し、過熱気味となってプリント面に
所謂すじなどが発現し画質が低下する。しかし、ヘッド
基板2には熱伝導性の良い素子用電極41、41の前端
部が接触しており、ヘッド基板2の後方に離れた位置の
上記電極41、41間にチップ状温度検出素子4が取着
固定されているから、ヘッド基板2の熱は該電極41、
41を経て該素子4に速やかに伝熱され温度検出され
る。従って温度検出素子4の出力を外部の温度制御手段
に入力し、この制御手段を過熱限界温度に設定してこれ
をフィードバックするようにすれば、ヘッド基板2の過
熱が防止され連続使用下にあってもクリーンな画質が維
持されるのである。そして、温度検出素子4はFPC基
板3の一面において直接電極41、41間に取着固定さ
れるから、従来のごとくこの素子専用のリード電極もし
くはリード線を必要とせずまたこれらを互いに結線する
ごとき煩わしい作業も何等要しない。更に熱放散部材1
の穴明け加工や温度検出素子を固定するための取付板や
ネジなどの部品の準備或はFPC基板3及び支持部材3
2にリード線を挿通するための孔を設けることも不要と
されるから、当該素子4の取着が極めて簡易且つ安価に
なされる。更に温度検出素子4がヘッド基板2上のリー
ド電極22・・・に接して覆うことなく当該基板2によ
り後方に離隔した位置に設けられているので、リード電
極22・・・間の短絡や温度検出素子4の検出機能が損
なわれることもない。なお、例図の如く、FPC基板3
上にFPC押さえヘッドカバー5を覆蓋すれば、チップ
状温度検出素子4がこれにより保護されることになり、
従って従来のごとくエポキシコーティングすることも要
しない。
(実施例) 次に実施例について述べる。
(実施例−1) 第1図においては、FPC基板3上に素子用電極41、
41が被着形成され、その前端部がFPC基板3の端部
において下側に屈曲されて同様に被着形成されている。
そして該電極41、41間上にはヘッド基板2の後方に
離れた位置において温度検出用素子4としてチップ状サ
ーミスタが取着固定されている。従って電極41、41
の前端部はヘッド基板2に接し、発熱抵抗体21のジュ
ール発熱によりヘッド基板2に溜った熱は電極41、4
1を通じてサーミスタ4に速やかに伝熱されその温度検
出がなされる。
(実施例−2) 第3図では、FPC基板3の下面に屈曲された上記素子
用電極41、41を更に該基板3の下面に沿ってその後
端部にまで延出し、FPC基板3の上下に位置する電極
41、41をFPC基板3に穿設されたスルホール33
を通し相互に連結している。この場合もヘッド基板2か
らの熱は上下の電極41、41によってサーミスタ4に
伝熱されるから、速やかな温度検出が保証され精度の高
い温度制御が確率される。
(実施例−3) 第4図においては、熱放散部材1の後部をサーミスタ4
の直下において上方に突出させて支持部材32を貫通し
FPC基板3の下面に当接するようになされている。こ
のようにすると、ヘッド基板2の熱は電極41、41か
らだけではなく熱放散部材1からもFPC基板2を経て
サーミスタ4に速やかに伝熱される。なお、FPC基板
3の材料自体は断熱性を有するものであるが、FPC基
板3は極めて薄いものであるため熱放散部材1の上記突
出部分からサーミスタ4への伝熱は比較的効率良くなさ
れる。
(実施例−4) 第5図のサーマルヘッドは、上記第3の実施例であり、
熱放散部材1に熱伝導性の高い別部材11を植設し、こ
の別部材11の頂部を支持部材32を貫通してFPC基
板3の下面に当接させることにより上記同様の効果を期
待せんとするものである。
尚、本考案は上記実施例に限定されるものではなく、例
えばチップ状温度検出素子4及び素子用電極41、41
をFPC基板3の下面に被着固定させることも可能であ
る。また、FPC基板3は通常プリント配線をした後保
護膜で被覆されるので、温度検出素子4を取着固定する
場合この保護膜を部分的に剥離して行うべきことは当然
である。
(考案の効果) 叙上のごとく、本考案のサーマルヘッドはFPC基板に
良熱伝導性の導電性材料からなる温度検出素子用電極を
被着形成し、該素子用電極の前端部をヘッド基板表面に
接触させて該基板の熱を当該素子用電極により伝熱させ
るとともに該素子用電極上にあってヘッド基板から後方
に離れた位置で温度検出素子を取着して伝達された温度
を検知しているから、これら素子と伝達とを連結するリ
ード線などを一切要さず、また熱放散部材の穴明け加工
およびその穴の中に温度検出素子を固定すると言った極
めて煩わしく且つ困難な作業も必要とせず、更に該素子
を固定する為の取付板やネジ等も不要であるとともに、
リード電極の短絡や温度検出素子の機能を損なうことも
なく、以上によって温度検出素子を極めて簡易且つ安価
に取着することが出来、サーマルヘッドの低廉化に大き
く寄与するものであり、その実用性は頗る大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のサーマルヘッドの一実施例を示す縦断
面図、第2図は同実施例のヘッドカバーを取り除いた平
面図、第3図乃至第5図は他の実施例を示す縦断面図、
第6図及び第7図は従来のサーマルヘッドの縦断面図で
ある。 (符号の説明) 1…熱放散部材、2…ヘッド基板、21…発熱抵抗体、
22…リード電極、3…可撓性回路配線基板、31…プ
リント配線導体、4…チップ状温度検出素子、41…温
度検出素子用電極。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】熱放散部材(1)と、該熱放散部材(1)
    上に支持され多数の発熱抵抗体(21)・・・及び該発
    熱抵抗体(21)より導出された多数のリード電極(2
    2)・・・を具備したヘッド基板(2)と、このヘッド
    基板(2)上に前端部が載置固定された可撓性回路配線
    基板(3)とを含み、この可撓性回路配線基板(3)が
    有する多数のプリント配線導体(31)・・・を前記リ
    ード電極(22)・・・に電気結線して上記発熱抵抗体
    (21)・・・に通電するように成したサーマルヘッド
    において、 前記可撓性回路配線基板(3)の一面に上記プリント配
    線導体(31)・・・のほかに少なくとも2本の良熱伝
    導性のプリント配線導体を温度検出素子用電極(4
    1)、(41)として設け、該温度検出素子用電極(4
    1)、(41)の前端部を前記ヘッド基板(2)の上面
    に接触させた状態で前記可撓性回路配線基板(3)を上
    記ヘッド基板(2)上に載置固定するとともに、該ヘッ
    ド基板(2)より後方に離隔した位置の前記温度検出素
    子用電極(41)、(41)間にチップ状温度検出素子
    (4)を接続固定したことを特徴とするサーマルヘッ
    ド。
JP1985062874U 1985-04-25 1985-04-25 サーマルヘッド Expired - Lifetime JPH0632363Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985062874U JPH0632363Y2 (ja) 1985-04-25 1985-04-25 サーマルヘッド

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985062874U JPH0632363Y2 (ja) 1985-04-25 1985-04-25 サーマルヘッド

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61177846U JPS61177846U (ja) 1986-11-06
JPH0632363Y2 true JPH0632363Y2 (ja) 1994-08-24

Family

ID=30592498

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1985062874U Expired - Lifetime JPH0632363Y2 (ja) 1985-04-25 1985-04-25 サーマルヘッド

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0632363Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002166583A (ja) * 2000-11-29 2002-06-11 Kyocera Corp サーマルヘッド
JP6356498B2 (ja) * 2014-06-16 2018-07-11 住友電気工業株式会社 測温モジュール、プリント回路板及び測温モジュールの製造方法

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59179053U (ja) * 1983-05-18 1984-11-30 ロ−ム株式会社 サ−マルプリンタヘツド

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61177846U (ja) 1986-11-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR930003661A (ko) 서멀헤드 및 이를 사용한 전자기기
JPH0632363Y2 (ja) サーマルヘッド
CA2200644C (en) Thermal printhead assembly
KR19980701791A (ko) 서멀 프린트 헤드 및 이것에 설치하는 보호커버
JP2006224440A (ja) サーマルヘッド
JPH08183194A (ja) サーマルヘッド
KR0147671B1 (ko) 감열 기록 소자
JP4384313B2 (ja) サーマルヘッド
JP2605825Y2 (ja) サーマルヘッド
JPH09314880A (ja) サーマルヘッド
JP3477076B2 (ja) サーマルヘッド及びその製造方法
JPH0585640U (ja) サーマルヘッド
JPH05177858A (ja) サーマルヘッド
JPH0531932A (ja) サーマルヘツド
JPH09150540A (ja) サーマルヘッド
JP2562880B2 (ja) サ−マルヘツド
JP3534842B2 (ja) 半導体素子
JPH11129513A (ja) サーマルヘッド
JP2518559Y2 (ja) プリントヘッド
JP2598729Y2 (ja) サーマルヘッド
JPH11240189A (ja) サーマルヘッド
JPH0632927B2 (ja) サ−マルプリントヘツド
JPH11157110A (ja) サーマルヘッド
JP2963250B2 (ja) サーマルヘッド及び、それを備えた電子機器
KR930000703B1 (ko) 감열기록소자의 조립방법