JPH0632278Y2 - 油類自動排出機構を有した搬送車 - Google Patents

油類自動排出機構を有した搬送車

Info

Publication number
JPH0632278Y2
JPH0632278Y2 JP1987073617U JP7361787U JPH0632278Y2 JP H0632278 Y2 JPH0632278 Y2 JP H0632278Y2 JP 1987073617 U JP1987073617 U JP 1987073617U JP 7361787 U JP7361787 U JP 7361787U JP H0632278 Y2 JPH0632278 Y2 JP H0632278Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil pan
transport vehicle
roller
horizontal axis
movable
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1987073617U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63182847U (ja
Inventor
健二 野呂田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Makino Milling Machine Co Ltd
Original Assignee
Makino Milling Machine Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Makino Milling Machine Co Ltd filed Critical Makino Milling Machine Co Ltd
Priority to JP1987073617U priority Critical patent/JPH0632278Y2/ja
Publication of JPS63182847U publication Critical patent/JPS63182847U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0632278Y2 publication Critical patent/JPH0632278Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Multi-Process Working Machines And Systems (AREA)
  • Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、自動加工システムにおいてワークや工具の集
中貯蔵庫と各工作機械との間を自走してワークや工具を
自動搬送する自動搬送車に関し、特にワークや工具等の
被搬送物から落下する切粉、油類を受け、所定場所へ排
出するようにした油類自動排出機構を有した搬送車に関
する。
〔従来の技術と問題点〕
機械加工工場の自動加工システムで自動搬送車を走行さ
せるためには、一般に床面にガイドレールや電気的なガ
イド装置が設けられている。従って床面に切粉や油類が
散乱するのは好ましくなく、また美観上からも好ましく
ない。本出願人はワーク搬送車に受皿とホッパーを備え
て、所定位置において走行方向に対して側方にホッパー
を傾斜させて切粉等を排出する機構を特開昭61-121854
号公報に開示している。該機構は切粉に限らず油の排出
にも使用できるが、上述の如く搬送車の走行方向に対し
て側方に傾斜させて回収する方法であるため、ホッパー
を傾斜させる機構に歯車を用いて複雑となり、また余分
な空間スペースを必要とすると共に作業者やその他周囲
の物体と干渉をおこす危険性を潜在的に有している。
依って本考案は上記の従来技術の改良考案であって、斯
る問題点の解決を図るべく、搬送車に搭載したワークや
工具からの油類を受けとめて所定の場所へ自動的に排出
すると共に、機械加工工場内の省スペース化と安全性を
高めた構造の簡単な油類自動排出機構を有した搬送車を
提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は上記考案目的に鑑みて、搬送車下部に傾斜可能
に取付けた可動オイルパンを搬送車の走行運動を利用し
て、搬送車走行方向前方または後方に傾斜させる機構と
した。更に詳しく述べると、 自動加工システムの搬送車において、 被搬送物を載置する載置台の下部に固定支持された固定
オイルパンと、 該固定オイルパンの下部に設けられ、該固定オイルパン
で受けた油類を集めると共に前記搬送車の走行方向に対
して直角方向の水平軸線まわりに旋回可能なヒンジ手段
で支持され、前記搬送車の走行方向の前方又は後方に傾
斜可能な可動オイルパンと、 前記ヒンジ手段に設けられて前記可動オイルパンを前記
ヒンジ手段の水平軸線まわりの一の方向に旋回させるべ
く付勢している捩りコイルばねを備え、前記可動オイル
パンを通常は略水平姿勢に保持する保持手段と、 前記搬送車の走行方向に対して直角方向の水平軸線まわ
りに回転するローラおよび該ローラと係合するガイド部
材でなり、前記搬送車が該搬送車の走行路末端部の床面
を堀り込んで設けた所定回収場所に停止するとき、前記
搬送車の走行運動によって前記保持手段に抗して前記可
動オイルパンを前記ヒンジ手段の水平軸線まわりに前記
水平姿勢から旋回して傾斜させる前記可動オイルパンお
よび前記搬送車の走行路に設けられた傾動手段と、を具
備した油類自動排出機構を有した搬送車を提供する。
〔作用〕
搬送車に搭載されたアークや工具から落下する油類を固
定オイルパンで受け、搬送車の走行によって上述の傾動
手段が作動し、前記固定オイルパン内の油類を集めた可
動オイルパンが搬送車の走行方向前方または後方に傾斜
して該油類を所定位置(排油回収場所)に排出する。
〔実施例〕
以下本考案を添付図面に示す実施例に基づいて更に詳細
に説明する。第1図は本考案に係る機構の側面図であ
り、第3図の矢視線I−Iによる拡大断面図、第2図は
本考案の機構を装備した無人搬送車の側面図、第3図は
第2図の矢視線IIIによる正面図、第4図は本考案に係
る機構の他の実施例を示す拡大断面図であり、第1図に
対応する。
まず第1図と第2図とを参照すると、無人搬送車の基台
10はその後部に背板12が垂直に立設固定されてい
る。この背板12には水平な2本のフォーク18を有し
たリフト16が取付けられており、背板12に沿って、
即ち上下方向に移動すると共に任意位置に停止可能とな
っている。第1図及び第2図ではリフト16がその最下
端位置に停止した状態を示してある。このリフト16の
2本のフォーク18上には適宜な位置にピン24が1つ
ずつ設けられており、ワーク等を搭載したパレット20
が該パレットの両側部に固定されたブラケット22を介
して上記ピン24と係合することによってフォーク18
上に位置決め載置されている。このフォーク18が被搬
送物であるパレット20の載置台である。パレット20
の端部にはエッジロケータ26が固定されており、ワー
クの位置決め作用を果たす。
一方、無人搬送車の基台10にはオイルパン支持台14
が固定されており、この支持台14に固定されると共に
前述のフォーク18の下方に固定オイルパン34が配設
されている。この固定オイルパン34の最も低い位置を
左右対称位置に設け、各下側には後で詳述するヒンジ4
6等によって該ヒンジ46の軸52を中心とした旋回の
可能な可動オイルパン36を取付けている。軸52は無
人搬送車の走行方向Aに対して直角方向の水平軸であ
る。
無人搬送車の走行する床44に穿設されて走行路の末端
に位置する排油回収場所42の近くの適宜場所には、ガ
イド部材40がボルト60によって床44に固定されて
いる。一方前述の可動オイルパン36の側面には、上記
ガイド部材40と係合可能な位置にローラ38が取付け
られている。従って、無人搬送車の走行によって上記ロ
ーラ38がガイド部材40と係合すると、カム作用によ
って可動オイルパン36を前述のヒンジ46の軸52の
まわりに旋回させ、ワークやパレット20から落下した
油類を排油回収場所42に流す機構となっている。この
機構については後で詳述する。参照番号30と32は車
輪を示し、28は無人搬送車の駆動制御部を示してい
る。
第1図を参照しながら油類の自動排出機構につき説明す
る。前述の固定オイルパン34の左右2箇所の最下部に
は孔48が設けてあり、固定オイルパン34によって受
けた油類は全てこの孔48を経て下部の可動オイルパン
36へ流れ込む。該可動オイルパン36はヒンジ46に
よって固定オイルパン34に取付けられており、このヒ
ンジ46にはその中心軸52のまわりに捩りコイルばね
54が設けられている。この捩りコイルばね54は可動
オイルパン36を矢印線Bの方向に常時付勢しており、
前記固定オイルパン34の下面50に当接させている。
無人搬送車は矢印線Aの方向に走行しているが、該走行
路の末端部の適宜位置には走行方向Aと平行にガイド部
材40がボルト60によって床44に固定されている。
可動オイルパン36の側部に取付けられて走行方向Aに
対して直角方向の水平軸まわりに回転可能なローラ38
は、ガイド部材40の水平フランジ部62の下部を経路
C1の如く通り、斜面を形成する斜めガイドフランジ部
64と当接すると該フランジ部64の下面を転がりなが
ら経路C2の如く斜め下方に案内される。この経路C2
に沿って案内されている間は、前述の捩りコイルばね5
4の作用力に抗して可動オイルパン36を徐々に傾斜さ
せている。こうしてローラ38が、例えば二点鎖線で示
す位置P1まで到達すると可動オイルパン36は二点鎖
線のように搬送車の走行方向前方に傾き、可動オイルパ
ン36内の油類58が全て流れ出る。即ちローラ38が
上述の位置P1に到達する位置まで無人搬送車を走行さ
せる。こうして油類58を排出した後に、無人搬送車は
矢印線Aと逆の方向に走行させる。その場合、捩りコイ
ルばね54の作用により可動オイルパン36は矢印線B
の方向に付勢されているため、ローラ38は斜めガイド
フランジ部64の下面に押圧されながら上昇してゆく。
こうして可動オイルパン36が固定オイルパン34の下
面50に当接する位置で、ローラ38は経路C1の逆方
向に床44と水平に後退する。
次に第4図を参照しながら油類の自動排出機構の他の実
施例を説明する。第1図と同じ部材は同一番号で表示し
ており、それらの説明は省略する。可動オイルパン36
の下部にはレバーアーム70が下方向きに固定されてい
る。一方無人搬送車の走行路の末端部で床44の適宜位
置には支柱76が固定されており、その上部には走行方
向Aに対して直角方向の水平軸80のまわりに回転可能
なローラ78が設けられている。無人搬送車が矢印線A
の方向に走行すると、相対的にローラ78はレバーアー
ム70の垂直面と当接し、該レバーアーム70に沿って
転動して、可動オイルパン36を捩りコイルばね54の
作用に抗して、矢印線Bの逆の方向に旋回させる。こう
して可動オイルパン36は搬送車の走行方向前方に傾斜
し、可動オイルパン36内の油類58を排出することが
できる。その後無人搬送車を後退させると、上記レバー
アーム70とローラ78とが接触係合しながら前記捩り
コイルばね54の作用によって可動オイルパン36が矢
印線Bの方向に戻る。
ここで可動オイルパンは搬送車の走行方向前方に傾斜す
る例を示したが、後方に傾斜する構成にすることもでき
る。つまり第1図において、ガイド部材40の斜面の向
きを左右逆にしておけば、搬送車を矢印Aと逆方向へ走
行させたとき、可動オイルパンは第1図と同様の向き、
すなわち搬送車の走行方向から見れば後方に傾斜するこ
とになる。この様な構成にしても本考案の目的は達成で
きる。
無人搬送車の走行路には、元々障害物は何も無い状態に
してある。そうした空き空間内で可動オイルパンを旋回
傾斜させるため、工場内のスペースを新たに占有するこ
となく油類の自動排出が可能となる。
なお、本実施例は無軌道搬送車で説明したが、有軌道搬
送車でも同様である。
〔考案の効果〕
以上の説明から明らかなように本考案によれば、特別な
オイルパンの駆動源を付加することなく、搬送車自体の
走行を駆動源とした自動的な油類の排出機構を提供する
ことができ、しかも歯車機構などがない簡単な構成であ
るため作動信頼性が高く、保守点検作業も少なくて済
む。更には可動オイルパンは搬送車下部の空きスペース
内で走行方向前方または後方に傾斜する構造であるた
め、省スペース化と安全性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る機構の側面図であり、第3図の矢
視線I−Iによる拡大断面図、第2図は本考案の機構を
装備した無人搬送車の側面図、第3図は第2図の矢視線
IIIによる正面図、第4図は第1図に対応し、本考案に
係る機構の他の実施例を示す拡大断面図。 20……パレット、 34……固定オイルパン、 36……可動オイルパン、 38……ローラ、 40……ガイド部材、 46……ヒンジ、 52……ヒンジ中心軸、 54……捩りコイルばね。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動加工システムの搬送車において、 被搬送物を載置する載置台の下部に固定支持された固定
    オイルパンと、 該固定オイルパンの下部に設けられ、該固定オイルパン
    で受けた油類を集めると共に前記搬送車の走行方向に対
    して直角方向の水平軸線まわりに旋回可能なヒンジ手段
    で支持され、前記搬送車の走行方向の前方又は後方に傾
    斜可能な可動オイルパンと、 前記ヒンジ手段に設けられて前記可動オイルパンを前記
    ヒンジ手段の水平軸線まわりの一の方向に旋回させるべ
    く付勢している捩りコイルばねを備え、前記可動オイル
    パンを通常は略水平姿勢に保持する保持手段と、 前記搬送車の走行方向に対して直角方向の水平軸線まわ
    りに回転するローラおよび該ローラと係合するガイド部
    材でなり、前記搬送車が該搬送車の走行路末端部の床面
    を堀り込んで設けた所定回収場所に停止するとき、前記
    搬送車の走行運動によって前記保持手段に抗して前記可
    動オイルパンを前記ヒンジ手段の水平軸線まわりに前記
    水平姿勢から旋回して傾斜させる前記可動オイルパンお
    よび前記搬送車の走行路に設けられた傾動手段と、を具
    備したことを特徴とする油類自動排出機構を有した搬送
    車。
  2. 【請求項2】前記傾動手段は、前記可動オイルパンに設
    けた前記搬送車の走行方向に対して直角方向の水平軸線
    まわりに回転するローラと、前記搬送車の走行路に設け
    た前記ローラと係合する斜面を有するガイド部材とでな
    る実用新案登録請求の範囲第1項に記載の油類自動排出
    機構を有した搬送車。
  3. 【請求項3】前記傾動手段は、前記搬送車の走行路に設
    けた前記搬送車の走行方向に対して直角方向の水平軸線
    まわりに回転するローラと、前記可動オイルパンに設け
    た前記ローラに当接して係合するレバーアームを有した
    ガイド部材とで成る実用新案登録請求の範囲第1項に記
    載の油類自動排出機構を有した搬送車。
JP1987073617U 1987-05-19 1987-05-19 油類自動排出機構を有した搬送車 Expired - Lifetime JPH0632278Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987073617U JPH0632278Y2 (ja) 1987-05-19 1987-05-19 油類自動排出機構を有した搬送車

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987073617U JPH0632278Y2 (ja) 1987-05-19 1987-05-19 油類自動排出機構を有した搬送車

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63182847U JPS63182847U (ja) 1988-11-25
JPH0632278Y2 true JPH0632278Y2 (ja) 1994-08-24

Family

ID=30918109

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1987073617U Expired - Lifetime JPH0632278Y2 (ja) 1987-05-19 1987-05-19 油類自動排出機構を有した搬送車

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0632278Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5737729B1 (ja) * 2014-01-21 2015-06-17 ニチユ三菱フォークリフト株式会社 自動倉庫
JP6453833B2 (ja) * 2016-11-15 2019-01-16 テラル株式会社 クーラント濾過装置用台車

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61121854A (ja) * 1984-11-15 1986-06-09 Makino Milling Mach Co Ltd ワ−ク搬送車

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63182847U (ja) 1988-11-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1785224A1 (en) Work transport apparatus and method
JPH0416371B2 (ja)
US3738478A (en) Conveyor chain
JP2020516478A (ja) 自動化生産ラインのためのコンベヤ装置、コンベヤ装置用部品搬送台車、およびコンベヤ装置の操作方法
JPH0632278Y2 (ja) 油類自動排出機構を有した搬送車
JPH0813639B2 (ja) 吊下げ搬送装置
JPS6381510A (ja) 車両の高精度位置決め用アセンブリ
JPH0672549A (ja) パレット傾斜装置
JPH0511099Y2 (ja)
JPH0791037B2 (ja) 被搬送物の持上げ傾動装置
JP2008239271A (ja) 搬送装置および係入離脱防止機構
JPH06239448A (ja) 自走台車使用の搬送設備
JP2712980B2 (ja) 昇降搬送装置の昇降レール位置決め装置
JP2973068B2 (ja) ワーク抜き取り装置
JPS60236922A (ja) 仕分け用トレ−コンベヤ
JPS598570A (ja) 物品搬送台車
JPH041146Y2 (ja)
JPH0671883B2 (ja) 吊下げ搬送装置
JPH0318100Y2 (ja)
JPH09315295A (ja) 搬送車のガイド構造
JP2741282B2 (ja) 台車搬送装置
JPH042125Y2 (ja)
JPH0442253Y2 (ja)
JP2001058724A (ja) 板材加工機における製品搬出方法及びその装置
JPH07228245A (ja) フロアコンベア装置