JPH06321404A - シート材後処理装置 - Google Patents

シート材後処理装置

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JPH06321404A
JPH06321404A JP5132993A JP13299393A JPH06321404A JP H06321404 A JPH06321404 A JP H06321404A JP 5132993 A JP5132993 A JP 5132993A JP 13299393 A JP13299393 A JP 13299393A JP H06321404 A JPH06321404 A JP H06321404A
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JP
Japan
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sheet material
image forming
bin
bins
forming apparatus
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Application number
JP5132993A
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English (en)
Inventor
Naho Wakao
奈保 若生
Yuka Ogisawa
由香 荻沢
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Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シート材後処理装置の環境条件に係らず安定
してシート材を排出可能にする。 【構成】 ソータ100の使用環境(温湿度)を温湿度
センサ191により検知し、シート材Pの厚みを厚み検
知センサ180により検知させる。上記センサ191,
180の検出信号に基づいて、排出ローラ対112部に
設けたフラッパ151の角度を変化させる。これによ
り、排出ローラ対121によるシート材Pのけり出し角
度(排出角度)を適正な状態にでき、安定したシート材
Pの排出ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像形成装置に装着さ
れ、画像形成装置より排出されるシート材をトレイ上に
搬送・排出するためのシート後処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
〈従来の技術1〉従来のシート後処理装置は、例えば特
開昭56−78770、特開昭56−78679等の明
細書に知られる様に複数のビンに、シートを分類、収納
するもの(以下ソータ)、特願昭60−055486号
明細書に知られるようにトレイが、シート排出方向と垂
直方向にシフトして、シートを分類するもの(以下フィ
ニッシャー)等が知られている。
【0003】図7は、画像形成装置としての複写機に接
続された従来のシート材後処理装置の一例を示してい
る。画像形成装置1の画像形成部でトナー像が形成され
たシート材Pは、定着器12でトナー像を定着後に排出
ローラ11によりソータ(シート材後処理装置)100
に排出される。
【0004】従来のソータ100は、シート材Pを仕分
けしないモード時に、シート材Pを積載するビン101
(以下ノンソートビン)、シート材Pを仕分するモード
(ソートモード)時に、シートを積載するためのビン1
02、103・・・を有し、さらに、ノンソートビン1
01にシート材Pを排出するための排出ローラ112
と、ソートビン102,103等にシート材Pを排出す
るための排出ローラ113を有している。搬送ローラ1
11は複写機本体1の排出ローラ11より排出されてき
たシート材Pを搬送するためのローラであり、115は
ソートビンとノンソートビンに、シート進行方向を切り
換えるフラッパである。114は、ノンソートビン10
1に搬送されるシート材Pを検知する紙検知センサであ
る。
【0005】この構成において、図7に示すようにノン
ソートビン101上に紙を排出する時の動作は、複写機
本体1からの信号により、ローラ111、112は、初
めは複写機本体1のプロセススピードと等速で回転し、
複写機本体1より排出されてきた紙Pを受け取る。ソー
タ100は、紙検知センサ114で紙先端を検知してか
ら紙サイズ信号に合わせて、シート材Pの後端が本体の
排出ローラ11を抜けた事をタイマー、クロック等によ
り見切りで検知し、ローラ111、112のスピードを
所定スピード(例えば550mm/s)まで増速し、本
体のプロセススピードにかかわらず、一定のけり出し速
度でノンソートビン101上に、シート材Pを排出す
る。 〈従来の技術2〉従来、シート材後処理装置(ソータ)
のビンの間隔は10〜20mmくらいで、コピー紙とし
てのシート材の排出に伴って、ビンが上下してシート材
を仕分していた。そして、コピー排出時のみコピー排出
中のビンにおいて、その間隔を変えるソータもある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
〈第1の発明の課題〉上記〈従来の技術1〉では、例え
ば高温高湿環境で、長いシート材P(A3等)を搬送す
る時、図10の様にシート材Pのコシが弱いので途中で
コシがくだけビンとの接触面積が大きく、けり出す時に
ノンソートビンと紙の接触面積が大きいので、抵抗が大
きく、図11に示すようにシート材Pの後端がノンソー
トビン101のストッパ部101aにのりあげてしまう
ことがあった。
【0007】また、低温低湿環境下では、逆に図8に示
すようにシート材Pのコシが強いので、けり出す時の抵
抗が少なく、図9に示すようにけり出された紙Pが戻っ
てこないことがあった。
【0008】また、ソータ100をプロセススピードの
速い複写機に装着して長いシート材Pを搬送する時は、
複写機本体1の排出ローラ11にシート材Pがくわえら
れている間(本体のプロセススピードでシート材Pが搬
送されている間)にコシがくだけることは少ないが、プ
ロセススピードの遅い装置にソータ100を装着して長
いシート材Pを搬送する時は、本体の排出ローラ11に
シート材Pがくわえられている間(本体のプロセススピ
ードでシート材Pが搬送されている間)のスピードが遅
く、シート材Pが大部分ビン上に排出されてから、スピ
ードがあがるため、本体の排紙ローラ11にシート材P
がくわえこまれている間に、シート材Pのコシがくだ
け、積載不良となることがあった。
【0009】また、薄いシート材Pは、コシがくだけや
すく、積載不良になることがあった。これらのことを見
越して、排出角度をあらかじめ上げておくと、これらの
場合以外のシート排出時に、けり出されたシート材Pが
戻って来なくなる整合不良となることがあった。
【0010】第1の発明は、シート材後処理装置の環境
条件に係らず安定してシート材を排出可能にしたシート
材後処理装置を提供することを目的とするものである。 〈第2の発明の課題〉前述した〈従来の技術2〉のソー
タにおけるビンの拡開は、シート材排出(ソート)を支
援するもので、コピー終了後のビンの間隔は均一となっ
て変わらない。このための、上記ソータにおいては、次
のような欠点があった。 (1)ビンの間隔が10〜20mmずつであるため、コ
ピー終了後、紙を取りだす際、手を入れにくく、シート
材でけがをする虞れもある。 (2)また、このビンの間隔のために、1度にシート材
を1〜2部ずつしかつかめず、能率が悪い。
【0011】第2の発明は、仕分けされたシート材の取
り出しを容易にしたシート材後処理装置を提供すること
を目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
〈第1の発明の手段〉本発明は、画像形成装置(1)に
接続されていて、画像形成装置(1)から排出されるシ
ート材(P)を積載手段(101)に排出するシート材
排出手段(112)を有するシート材後処理装置(10
0)において、シート材(P)の態様又は環境条件を検
知する条件検知手段と、前記シート排出手段(112)
により排出されるシート材(P)の排出角度(θ)を可
変可能の排出角度設定手段(151)と、を有し、前記
条件検知手段の検知信号に基づいて前記排出角度設定手
段の排出角度を変化させることを特徴とする。
【0013】また、前記条件検知手段が、前記シート材
後処理装置(100)を使用する環境の温湿度を検知す
る温湿度検知手段(191)であって、高温高湿度時に
は前記排出角度設定手段(151)の排出角度(θ)を
通常時よりも上向きにすることを特徴とする。
【0014】また、前記条件検知手段が、前記シート材
(P)の厚みを検知する厚み検知手段(180)であっ
て、シート材(P)が薄紙時には前記排出角度設定手段
(151)の排出角度(θ)を上向きにすることを特徴
とする。
【0015】また、前記画像形成装置(1)のプロセス
スピードを判別する判別手段(171)を有し、該判別
されたプロセススピードが遅い時には前記排出角度設定
手段(151)の排出角度(θ)を上向きにすることを
特徴とする。 〈第2の発明の手段〉本発明は、画像形成装置(21
0)から搬送されるシート材(P)を仕分けする複数の
ビン(201)と、前記ビン(201)の間隔を拡開す
るリードカム(209)と、を有するシート材後処理装
置(200)において、前記画像形成装置(210)に
おける画像形成終了後に、前記ビン(201)の間隔を
複数ビン毎に変える変更手段(208,209)を有す
ることを特徴とする。
【0016】
【作用】
〈第1の発明の作用〉画像形成装置(1)において画像
形成されて排出されるシート材(P)は、シート材後処
理装置のシート排出手段(112)により積載手段(1
01)上に排出される。この排出されるシート材(P)
は、シート材後処理装置内の条件検知手段により、シー
ト材(P)の環境条件や態様が検知される。
【0017】上記件検知手段の検知により、例えば、環
境条件が高温高湿の時、シート材(P)が薄紙又は長い
サイズの時、又は画像形成装置(1)のプロセススピー
ドが遅い時、等の場合には、排出角度設定手段(15
1)は傾斜角度が大きくなる位置に移動して、シート排
出手段(112)の排出角度(θ)を大きくなるように
変更する。
【0018】これにより、シート材のコシくだけによる
排出不良を防ぐことができる。 〈第2の発明の作用〉画像形成装置(210)により画
像形成されて搬送されるシート材(P)は、シート材後
処理装置(200)の複数のビン(201)にそれぞれ
積載されて仕分けされる。画像形成が終了してシート材
(P)の仕分けが終了後に、複数のビン毎の間隔が、変
更手段(208,209)により拡開される。
【0019】これにより、仕分けされたシート材(P)
の取り出しを容易に行うことができる。
【0020】なお、カッコ内の符号は、図面を参照する
ために示すものであって、本発明の構成を何ら限定する
ものではない。
【0021】
【実施例】
〈第1の発明の実施例〉図16は本発明が適用されてい
る画像形成装置の一例を示している。
【0022】同図において、符号900は上段カセット
であって、カセット内のシート材Pは不図示の分離爪と
給送ローラ901の作用によって1枚ずつ分離給送され
てレジストローラ906に導かれる。符号902は下段
カセットであって、カセット内のシート材Pは不図示の
分離爪と給送ローラ903の作用によって1枚ずつ分内
給送されてレジストローラ906に導かれる。符号90
4は手差しガイドであって、1枚ずつシート材Pがロー
ラ905を介してレジストローラ906に導かれる。符
号909はシート積載装置(デッキタイプ)であって、
モータ等により昇降する中板909aを備え、中板90
9a上のシート材Pは給送ローラ910と分離爪の作用
により1枚ずつ分離給送されて搬送ローラ911に導か
れる。
【0023】符号912は感光ドラム、913は読み取
り光学系、915は現像器、916は転写帯電器、91
7は分離帯電器をそれぞれ示していて、これらにより画
像形成部920を構成している。
【0024】符号921は、画像形成されたシート材P
を搬送する搬送ベルト、922は定着装置、923は搬
送ローラ、925はフラッパをそれぞれ示している。画
像形成されたシート材Pは、フラッパ925によって排
出ローラ926に導かれ、ソータ927内に搬送され
る。このソータ927は、ノンソートトレイ930a、
ソートビントレイ930b、ノンソートトレイ排出ロー
ラ930c、ソートビントレイ排出ローラ930dをそ
れぞれ有し、ノンソートトレイ903aとソートビント
レイ930bが昇降してシート材Pを1段ずつ区分けす
る。ソータ927に代わって排出トレイを装着する場合
もある。
【0025】符号931は自動原稿給送装置であって、
トレイ931a、分離手段931b、戻しパス931
c、排出ローラ931d等を有する。この自動原稿給送
装置931によって、原稿Dが1枚ずつプラテン932
上に位置決めされて 前記光学系913によって読み取
られる。なお、符号933は搬送ベルトであって、正転
(矢印160方向)して原稿Dをプラテン932に導
き、逆転で原稿Dをプラテン932から排出する。
【0026】プラテン932上に配置された1枚の原稿
Dに対して、設定されたコピー枚数に応じて、感光ドラ
ム912上に画像が形成され、コピー枚数分のシート材
Pがカセット900,902、デッキ909のいづれか
から、画像が感光ドラム912に形成される毎に給送さ
れる。感光ドラム912上の画像とシート材Pの位置合
せは、レジストローラ916により行なわれる。
【0027】必要枚数のコピーが形成されると、その原
稿Dは、プラテン932上から排出され、次の原稿Dが
プラテン932上に位置決めされる。以下、同様の動作
を繰り返す。
【0028】符号940は、中間トレイであって、シー
ト材Pの両面に画像を形成する場合、あるいあはシート
材Pの片面に重ねて画像を形成する(多重)の場合、1
度、画像が形成されたシート材Pをストックするもので
ある。符号941は搬送ローラ、942は搬送ベルト、
943はフラッパ、945は搬送ベルト、946は搬送
ローラをそれぞれ示している。両面コピーの場合には、
パス947を通って排出ローラ948によりシート材P
を中間トレイ940に導く。シート材Pは画像面が上を
向いている。多重コピーの場合には、パス949を通っ
て中間トレイ940にシート材Pを導く。このシート材
Pは画像面が下方を向いている。
【0029】中間トレイ940に積載されたシート材P
は、補助ローラ950,951、正逆転分離ローラ対9
52の作用によって下方から1枚ずつ分離されて再給送
される。再給送されたシート材Pは、搬送ローラ95
3,955,956及びローラ911,レジストローラ
906を介して画像形成部920へ導かれる。
【0030】プラテン932上に配置された1枚の原稿
Dに対して設定されたコピー枚数に応じて、まず片面の
コピーがなされ、それらは中間トレイ940に積載され
る。その後、プラテン932上の原稿Dの表裏を反転さ
せて再びプラテン932上に導き、この画像をコピー枚
数分だけ読み取る。読み取られた画像は、読み取り毎に
中間トレイ940から再給送されるシート材Pに形成さ
れる。それらは、ソータ930によってページ順に分類
される。
【0031】一方、原稿Dは自動原稿給送装置931に
よって一巡する毎にコピーを1組だけ作成する方法もあ
る。この方法によれば、複数部のコピーを作成する場合
でも、ページ順の揃ったコピー群が順に得られるので、
ソータ930がなくても必要な部数のコピーが区分けし
て得られる。この方法で両面コピーをするときは、1枚
の原稿Dの両面を続けて読み取ってシート材Pの表裏に
続けてコピーして排出し、その後、次の原稿Dの両面に
ついても同様にして、このことを何度も繰り返せば区分
けされた両面コピー群が得られる。
【0032】次に、図1ないし図3に沿って、本発明の
シート材後処理装置を説明する。
【0033】図1は複写機本体1及び、複写機本体1か
ら排出されてきたシート材Pを複数のビンに仕分けるた
めのシート材後処理装置(以下ソータ)の断面図を表わ
したものである。なお、図7に示す従来装置と同じもの
は同一符号で示してその説明は省略する。
【0034】同図において、画像形成装置1の制御部1
70には、画像形成装置1のプロセススピードを判別す
る条件検知手段としてのプロセススピード判別手段17
1と、画像形成されるシート材の長さを検知する条件検
知手段としてのシート材長さ検知手段172が設けられ
ている。91はソータ100内に取りつけられた条件検
知手段としての温湿度センサである。
【0035】図2はソータ100の搬送部付近の拡大図
である。図中151は支軸154を中心に回動自在のフ
ラッパ(排出角度設定手段)であり、このフラッパ15
1は引っ張りばね153により自由端が下降する向き
(反時計方向)に付勢され、ストッパ155により係止
されていて、通常は図中実線の位置にある。152はソ
レノイドであって上記フラッパ151の自由端に接続さ
れており、このソレノイド152はONすると作動部が
引っ込んでフラッパ151を図中点線の位置に回動させ
る。
【0036】図6は、シート材後処理装置が使用される
場所の温度と湿度との環境条件を示している。上記温湿
度センサ191は、図6に示す「A」(低温低湿環境)
と、「B」(常温常湿環境)と、「C」(高温高湿環
境)とを、それぞれ判別することが可能である。
【0037】排出ローラ(シート排出手段)112のシ
ート材Pの排出角度θは、フラッパ151の設定位置に
よって変化されていて、上記「A」の環境で、シート材
Pが戻り不良にならない限界まで、下げてある。この排
出角度θでは、「B」環境では問題なくシート材Pを排
出、積載できるが、「C」の環境では図4、図10に示
すようにシート材Pのコシが弱いので、途中でコシがく
だけ、けり出す時にノンソートビン(積載手段)101
とシート材Pの接触面積が大きいので、抵抗が大きく、
図11に示すようにシート材Pの後端がストッパ部10
1aにのりあげてしまうことがある。
【0038】そこで、温湿度センサ191が「C」環境
を判別したら、紙先端がセンサ114に検知されたらソ
レノイド152はONし、フラッパ151は図2におけ
る点線の位置に移動してシート材Pの排出角度を変更す
る。それにより、図3に示されるように排出されたシー
ト材Pは、通常の排出角度よりも上向きの排出角度に設
定されてシート材Pのコシもくだけにくくなり、良好に
排出できるようになる。 〈実施例2〉図5に示すように紙の厚みを判別するセン
サ180を持ち、180がOFFの時、薄紙だと判別
し、ソレノイド152がONとなり、フラッパ151は
点線の位置に移動し、排出角度を上向きにする。 〈実施例3〉接続された複写機本体の機種をソータのマ
イコン(図示せず)で判別し、プロセススピードの遅い
機種(本実施例においては200mm/s以下)に接続
された時、紙先端がセンサ114に検知されたらソレノ
イド152がONとなり、フラッパ151が回動して、
排出角度を上向きにする。 〈実施例4〉接続された複写機本体より送られてくる紙
サイズコードにより、長い紙(A3、B4,LDR,L
GL)の時はソレノイド152がONとなり、排出角度
を上向きにする。 〈第2の発明の実施例1〉以下、第2の発明の実施例を
図12および図13、図14に沿って説明する。本発明
のシート材後処理装置が適用される画像形成装置は、図
16ですでに説明したものと同じであるので、その説明
は省略する。
【0039】図13ないし図14において、画像形成装
置210で画像形成されたシート材Pは、ソータ200
内の搬送パス230を経て排出部240から排出され
る。201はシート材積載用のビンで、ビン201の両
端にはビン枠202の外側からコロ203が取りつけら
れている。このコロ203が、十数段積み重ねられてビ
ンユニット205が構成されている。
【0040】一番上と下のビン201は、通常はビン枠
202に固定コロ207を介して固定され、コピー終了
後フリーになるように構成されている。
【0041】リードカム204は、ビンユニット205
のコロ203とかみ合うようにして、ビン枠202をは
さんだ状態で前後1個ずつ配置されて、ソータ本体20
0に取りつけられており、このリードカム204は、正
転、逆転可能なビンシフトモータ206により駆動され
る。
【0042】リードカム207が回転し、コロ203が
リードカム204の傾斜に沿って上下動することによ
り、固定コロ207で連結されたビン枠202、コロ2
03に連結されたビン201は、上昇あるいは下降を行
う。ここで、リードカム204は、ビン201に対して
着脱が可能な構成になっている。
【0043】上記ビン201には、図12に示すように
複数のカム209が角度をずらした状態で対向してお
り、各カム209は回動自在のビン移動レバー208に
連動することによりなっている。移動レバー208を反
時計方向に回して押し込むと、これに連動してカム20
9がコロ203を移動させて数ビン毎にビン201の間
隔を拡開するようになっている。上記カム209、ビン
移動レバー208により、ビン201の間隔を変える変
更手段が構成されている。
【0044】上記ビン移動レバー208を引き上げる
と、上記ビン201の数ビン毎の拡開は元に戻って、ビ
ン201の間隔は均一に復帰する。このビン移動レバー
208には、ソレノイド(駆動手段)260が接続され
ている。このソレノイド260は、画像形成装置210
の操作パネル250の何れかの操作キー(例えばコピー
スタートキー)251が操作されるときにONしてビン
移動レバー208を元の位置に復帰させる。
【0045】いま、ソート又はステイプルソート選択時
におけるコピー終了後、リードカム204をホームポジ
ションに戻して、ビン201に対して離脱状態にし、一
番上のビン201の固定コロ207のロックを外して、
リードカム204がフリーにされる。それから、ビン移
動レバー208を押すとカム209により、数ビン毎に
隙間を開けることができる。カム209は、下から順に
動くように角度が変えてある(図12参照)。
【0046】次の操作キー(コピースタートキー)25
1のONにより、ソレノイド260が作動してレバー2
08を元にもどし、カム209がビン201からはずれ
て、ビン201の間隔がもとの均一な状態になる。リー
ドカム204をホームポジションに戻し、最上ビンの固
定コロ207をロックして、次のコピー動作に入る。な
お、コピー終了後、ビンの間隔を開ける際、図15に示
すようにビンの角度も変えてもよく、さらにビン201
の間隔は変えずに、ビン201の傾斜角度のみを変えて
もよい。
【0047】
【発明の効果】
〈第1の発明の効果〉以上説明したように、本発明によ
れば、シート材後処理装置が使用される場所の温度や湿
度等の環境条件又は紙厚、紙サイズ、本体のプロセスス
ピードを検知する条件検知手段を設け、その検知条件に
より、シート材を積載手段上にけり出す排出角度を変化
させたので、シート材のコシくだけによるシート材の排
出不良を防ぐことができる。 〈第2の発明の効果〉以上説明したように、本発明によ
れば、コピー終了してシート材を仕分け後に、数ビン毎
にビンの間隔を広くすることにより、ビン間に手が入れ
やすくなって、素早くシート材を取りだすことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明のシート材後処理装置の全体を示す
縦断側面図
【図2】同じくシート搬送部の拡大縦断側面図
【図3】同じくシート排出作用図
【図4】同じく高温高湿環境でのシート排出作用図
【図5】第2の実施例に係るシート搬送部の拡大側縦断
側面図
【図6】環境の温度と湿度との関係図
【図7】従来のシート材後処理装置の縦断側面図
【図8】同じくシート排出作用図
【図9】同じくシート排出作用図
【図10】同じくシート排出作用図
【図11】同じくシート排出作用図
【図12】第2の発明に係るシート材後処理装置のリー
ドカム離脱時の縦断側面図
【図13】同じくビンユニット部の縦断側面図
【図14】同じくビンユニット部の斜視図
【図15】同じく第2の実施例に係るシート材後処理装
置の外観側面図
【図16】第1の発明、第2の発明が適用可能の画像形
成装置の縦断側面図
【符号の説明】
P シート材 θ シート材の排出角度 1 画像形成装置 100 ソータ(シート材後処理装置) 101 ノンソートビン(積載手段) 112 排出ローラ対(シート材排出手段) 151 フラッパ(排出角度設定手段) 170 制御装置 171 プロセススピードの判別手段 172 紙サイズ検知手段 180,191 条件検知手段 180 シート材厚み検知検知センサ(厚み
検知手段) 191 温湿度センサ(温湿度検知手段) 200 シート材後処理装置 201 ビン 204 リードカム 208 ビン移動レバー 210 画像形成装置 208,209 変更手段 208 移動レバー 209 カム 250 操作パネル 251 操作キー 260 ソレノイド(復帰手段)

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成装置に接続されていて、画像形
    成装置から排出されるシート材を積載手段に排出するシ
    ート材排出手段を有するシート材後処理装置において、 シート材の態様又は環境条件を検知する条件検知手段
    と、 前記シート排出手段により排出されるシート材の排出角
    度を可変可能の排出角度設定手段と、を有し、 前記条件検知手段の検知信号に基づいて前記排出角度設
    定手段の排出角度を変化させることを特徴とするシート
    材後処理装置。
  2. 【請求項2】 前記条件検知手段が、前記シート材後処
    理装置を使用する環境の温湿度を検知する温湿度検知手
    段であって、高温高湿度時には前記排出角度設定手段の
    排出角度を通常時よりも上向きにすることを特徴とする
    請求項1に記載のシート材後処理装置。
  3. 【請求項3】 前記条件検知手段が、前記シート材の厚
    みを検知する厚み検知手段であって、シート材が薄紙時
    には前記排出角度設定手段の排出角度を上向きにするこ
    とを特徴とする請求項1に記載のシート材後処理装置。
  4. 【請求項4】 前記画像形成装置のプロセススピードを
    判別する判別手段を有し、該判別されたプロセススピー
    ドが遅い時には前記排出角度設定手段の排出角度を上向
    きにすることを特徴とする請求項1に記載のシート材後
    処理装置。
  5. 【請求項5】 排出されるシート材を積載手段に排出す
    るシート材排出手段と、 シート材の態様又は環境条件を検知する条件検知手段
    と、 前記シート排出手段により排出されるシート材の排出角
    度を可変可能の排出角度設定手段と、を有し、 前記条件検知手段の検知信号に基づいて前記排出角度設
    定手段の排出角度を変化させるシート材後処理装置、を
    接続してなる画像形成装置。
  6. 【請求項6】 画像形成装置から搬送されるシート材を
    仕分けする複数のビンと、前記ビンの間隔を拡開するリ
    ードカムと、を有するシート材後処理装置において、 前記画像形成装置における画像形成終了後に、前記前記
    リードカムを前記ビンから離脱させた状態で、前記ビン
    の間隔を複数ビン毎に変える変更手段を有することを特
    徴とするシート材後処理装置。
  7. 【請求項7】 画像形成装置から搬送されるシート材を
    仕分けする複数のビンと、前記ビンの間隔を拡開するリ
    ードカムと、を有するシート材後処理装置において、 前記画像形成装置における画像形成終了後に、前記リー
    ドカムを前記ビンから離脱させた状態で、前記ビンの傾
    斜角度を複数ビン毎に変える変更手段を有することを特
    徴とするシート材後処理装置。
  8. 【請求項8】 前記画像形成装置の操作キーの操作によ
    り、前記ビンの間隔の拡開又はビンの角度の変化を通常
    位置に復帰させる駆動手段を有することを特徴とする請
    求項6又は7に記載のシート材後処理装置。
  9. 【請求項9】 画像形成装置から搬送されるシート材を
    仕分けする複数のビンと、前記ビンの間隔を拡開するリ
    ードカムと、 前記シート材の仕分け終了後に、前記ビンの間隔又は傾
    斜角度を複数ビン毎に変える変更手段と、を有するシー
    ト材後処理装置を、備えてことを特徴とする画像形成装
    置。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7062214B2 (en) * 2001-12-26 2006-06-13 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus with paper thickness detection unit for detecting overlap of regular and insertion sheets
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