JPH0632121U - 車両用換気装置 - Google Patents

車両用換気装置

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JPH0632121U
JPH0632121U JP6893192U JP6893192U JPH0632121U JP H0632121 U JPH0632121 U JP H0632121U JP 6893192 U JP6893192 U JP 6893192U JP 6893192 U JP6893192 U JP 6893192U JP H0632121 U JPH0632121 U JP H0632121U
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JP
Japan
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vehicle
air intake
door
opening
damper
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JP6893192U
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克彦 神谷
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Araco Corp
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Araco Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 車体に設けた内気排出口における防塵性や防
水性の低下をきたすことなく、ドアを閉じたときの空気
排出量を大きくしてドアの閉まりを良くすることのでき
る車両用換気装置を提供すること。 【構成】 車外に開口する外気取入口31a、車内に開
口する内気取入口31b及び車内に開口する空気吹出口
31cを有するエアーダクト31、内気取入口31bを
閉じて外気取入口31aと空気吹出口31cを連通する
位置、外気取入口31aを閉じて内気取入口31bと空
気吹出口31cを連通する位置及び両取入口31a,3
1bを連通する位置のうちいずれか一つの位置に選択的
に設定可能なダンパ32、車両ドアの開閉を検出するド
ア開閉検出手段44、及び車両ドアを閉じるとき、ドア
開閉検出手段44の出力信号に基づいて両取入口31
a,31bを連通する位置にダンパ32を設定保持する
制御手段40を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は車両用換気装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、車両のカウル部分には図3に示すように、空気取入れ装置(換気装置 )10が設けられるとともに、クウォーターピラーに内気排出口20が設けられ ている。この種の換気装置10は図4に示すように、車外に開口する外気取入口 11a、車内に開口する内気取入口11b及び車内に開口する空気吹出口11c を有するエアーダクト11、外気取入口11aまたは内気取入口11bを選択的 に閉じるバタフライ式ダンパ12及びファン13を備えている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、乗降時に車両ドアを閉じると、車内の空気は内気排出口20やエア ダクト11を通って車外へ排出される。このときの空気排出量が少ないと車内の 圧力が高くなって、ドアが円滑に閉じない。ドアの閉まりを良くするには内気排 出口20の開口面積を大きくして空気排出量を多くすれば良いが、開口面積の増 加に伴い防塵性及び防水性が低下するので、内気排出口の空気排出量を大きくす るには限界がある。
【0004】 一方、車室の内外はエアーダクト11によって連通されているが、従来の換気 装置においては、外気取入口11aを開放しても、内気取入口11bがダンパ1 2により閉じられてしまう。従って、ドアを閉じたとき車内の空気は空気吹出口 11cから外気取入口11aを通って車外へ排出されることになる。しかし、空 気吹出口11cと外気取入口11aの間にはファン13やヒータコアが配置され ているので、空気排出量は少なくドアの円滑な閉まりを確保するには不十分であ る。
【0005】 本考案はかかる問題点に鑑み、内気排出口における防塵性や防水性の低下をき たすことなく、ドアを閉じたときの空気排出量を大きくしてドアの閉まりを良く することのできる車両用換気装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案に係る車両用換気装置は、車外に開口する外気取入口、車内に開口する 内気取入口及び車内に開口する空気吹出口を有するエアーダクト、前記内気取入 口を閉じて前記外気取入口と前記空気吹出口を連通する位置、前記外気取入口を 閉じて前記内気取入口と前記空気吹出口を連通する位置及び前記両取入口を連通 する位置のうちいずれか一つの位置に選択的に設定可能なダンパ、車両ドアの開 閉を検出するドア開閉検出手段、及び前記車両ドアを閉じるとき、前記ドア開閉 検出手段の出力信号に基づいて前記両取入口を連通する位置に前記ダンパを設定 保持する制御手段を備えたことを特徴とする
【0007】
【考案の作用・効果】
本考案に係る車両用換気装置によれば、車両ドアを閉じるとき、外気取入口と 内気取入口が連通されるので、車室の内外がエアーダクトを介して連通されるこ とになる。従って、ドアを閉じるとき車内の空気は空気排出口だけでなくエアー ダクトを通って車外へ排出される。このため、空気排出口の開口面積を大きくし なくても十分な空気排出量を確保できるので、同排出口の防塵性、防水性の低下 を来すことなく、ドアの閉まりを良くすることができる。
【0008】
【実施例】
以下に本考案を図面に基づき説明するに、図1には本考案の一実施例に係る車 両用換気装置30の主要部が示されている。当該換気装置はエアーダクト31と 、エアーダクト31内に設けたロータリー式ダンパ32、ファン33及びヒータ コア34を備えている。エアーダクト31は車外に開口する外気取入口31aと 、車内に開口する内気取入口31b及び車内に開口する空気吹出口31cを有し 、外気取入口31aは車体のカウル上部に配置されている。
【0009】 ロータリー式ダンパ32はダンパモータ35の出力軸に連結されており、図1 (A)に示すように内気取入口31bを閉じて外気取入口31aと空気吹出口3 1cを連通する回転位置、図1(B)に示すように外気取入口31aを閉じて内 気取入口31bと空気吹出口31cを連通する回転位置、及び図1(C)に示す ように両取入口31a,31bを連通するとともに、両取入口31a,31bと 空気吹出口31c間を遮断する回転位置間で回転させることができる。また、フ ァン33はファンモータ36により回転する。
【0010】 ダンパモータ35とファンモータ36の作動は図2に示す制御回路40により 制御される。当該制御回路40は電源バッテリ41、キースイッチ42、ヒータ スイッチ43、ドアカーテシスイッチ44、モード切替スイッチ45、リレー4 6,47,48,49及びリミットスイッチ50,51,52から構成されてい る。
【0011】 キースイッチ42の可動接片は電源バッテリ41に接続され、固定接点にはリ レー4の可動接片とコイルがヒューズ53を介して接続されている。このリレー 46はコイルに通電されたときオフになり、非通電時はオン状態に保たれている 。また、リレー46の固定接点はファンモータ36の一方の端子に接続され、同 モータ36の他方の端子はヒータスイッチ43を構成する複数の固定接点に値の 異なる抵抗54,55,56を介して接続され、ヒータスイッチ43の可動接片 は接地されている。さらに、リレー46のコイルはドアカーテシスイッチを構成 する複数の可動接片に接続されている。これら可動接片は車両のドア毎に設けら れて、ドアを閉じた状態ではオフ、ドアを開くとオンになる。また、ドアカーテ シスイッチ44の固定接点は接地されている。
【0012】 リレー47,48のコイルの一端と一方の固定接点はヒューズ57を介して電 源バッテリ41に接続されている。また、リレー47のコイルの他端にリミット スイッチ50とリミットスイッチ51の可動接片が接続され、リレー48のコイ ルの他端にリミットスイッチ52の可動接片が接続されている。さらに、リレー 47,48の他方の固定接点はともに接地され、各可動接片はそれぞれダンパモ ータ35に接続されている。
【0013】 リミットスイッチ50の固定接点はドアカーテシスイッチ6の可動接片に接続 され、リミットスイッチ51の固定接点はモード切替スイッチ45の一方の固定 接点に接続されている。また、リミットスイッチ52の固定接点はモード切替ス イッチ45の他方の固定接点に接続され、モード切替スイッチ45の可動接片は リレー49の可動接片に接続されている。このモード切替スイッチ45の可動接 片をリミットスイッチ51側の固定接点に切替えると外気モードになり、リミッ トスイッチ52側の固定接点に切替えると内気モードになる。
【0014】 リレー49の固定接点は接地され、コイルの一端はヒューズ57を介して電源 バッテリ41に接続され、他端がドアカーテシスイッチ44の可動接片に接続さ れている。
【0015】 リレー47,48の可動接片はコイルの通電時に電源バッテリ41側の固定接 点の切替わり、非通電時には接地側固定接点に切替わる。また、リレー49はコ イルの非通電時にオン、通電時にオフとなるように設定されている。
【0016】 各リミットスイッチ50,51,52はロータリ式ダンパ32の回転位置を検 出するためのもので、リミットスイッチ51は同ダンパ32が図1(A)に示す ように、内気取入口31bを閉じる位置にあるときオフとなり、それ以外の位置 ではオンとなるように設定されている。また、リミットスイッチ52はダンパ3 2が図1(B)に示すように、外気取入口31aを閉じる位置にあるときオフと なり、それ以外の位置ではオンとなるように設定されている。さらに、リミット スイッチ50は図1(C)に示すように、ダンパ32が両取入口31a,31b を連通する位置にくるとオフになり、それ以外の位置ではオンとなるように設定 されている。
【0017】 本実施例は以上の構成からなり、次にその作動を説明する。乗車してすべての ドアを閉じると、ドアカーテシスイッチ44がオフになる。このため、キースイ ッチ42をオンにしてエンジンを始動しても、リレー46のコイルには電流が流 れないので、リレー46はオンになる。この状態でヒータスイッチ43をオンに するとファンモータ36に通電されファンが抵抗54,55,56の値に応じた 速度で回転する。しかして、図2に示すように、モード切替スイッチ45が外気 モードに設定されているとき、ダンパ32により内気取入口31bが閉じられ、 外気取入口31aが開放されるので、外気取入口31aから外気がエアーダクト 31内に吸引され、ヒータコア34にて加熱されて空気吹出口31cから車内へ 送風される。
【0018】 モード切替スイッチ44を内気モードに切替えると、リミットスイッチ52と リレー14がオンになっているので、リレー48のコイルに電流が流れ、リレー 48の可動接片が電源バッテリ41側の固定接点に切替わる。このため、ダンパ モータ35が所定方向へ駆動され、ダンパ32が回転する。ダンパ32が所定量 回転すると、リミットスイッチ52がオフとなり、リレー48のコイルに電流が 流れなくなるので、ダンパモータ35が停止する。これにより、ダンパ32は図 1(B)に示すように、外気取入口31aを閉じるとともに内気取入口31bを 開放する位置まで回転して停止するので、車内から内気がエアーダクト31内に 吸引される。
【0019】 一方、モード切替スイッチ45を内気側から外気側へ切替えると、ダンパ32 が図1(A)に示す位置から図1(B)に示す位置まで回転したことに伴いリミ ットスイッチ51がオンになっているので、リレー47のコイルに電流が流れ、 リレー47の可動接片が電源バッテリ41側の固定接点に切替わる。これにより 、ダンパモータ35が逆転してダンパ32が回転する。ダンパ32が所定量回転 すると、リミットスイッチ51がオフとなり、リレー47のコイルに電流が流れ なくなるので、ダンパモータりにが停止する。これにより、ダンパ32は図1( A)に示す位置まで回転して停止する 停車時にいずれかのドアを開くと、キースイッチ42とヒータスイッチ43が オン状態であっても、ドアカーテシスイッチ44のいずれかの可動接片が閉じる ので、リレー46のコイルに電流が流れてリレー46がオフになり、ファンモー タ36への通電が遮断され、ファン33が停止する。また、ダンパ32が図1( A)または図1(B)に示す位置にあるときはリミットスイッチ50がオンにな っているので、ドアカーテシスイッチ44が閉じると、リレー47のコイルに電 流が流れ、可動接片が電源バッテリ41側の固定接点に切替わる。このため、ダ ンパモータ35に通電され、ダンパ32が回転する。ダンパ32が所定量回転す ると、リミットスイッチ50がオフとなり、リレー47のコイルに電流が流れな くなるので、ダンパモータ35が停止する。これにより、ダンパ32は図1(C )に示すように、両取入口31a,31bを連通する位置まで回転して停止する 。従って、開いたドアを閉じると、車内の空気はクウォーターピラーに設けられ いる内気排出口20だけでなく、内気取入口31bからエアーダクト31、外気 取入口31aを通って車外へ排出される。このため、内気排出口20の開口面積 を大きくしなくても十分な空気排出量を確保できるので、同排出口20の防塵性 、防水性の低下を来すことなく、ドアの閉まりを良くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の一実施例に係る車両用換気装置の主
要部の作動状態を示す断面図である。
【図2】 同装置の作動制御に用いる電気回路図であ
る。
【図3】 従来の換気装置を備えた車両を模式的に示す
側面図である。
【図4】 従来の換気装置を示す断面図である。
【符号の説明】
30…換気装置、31…エアーダクト、31a…外気取
入口、31b…内気取入口、31c…空気吹出口、32
…ロータリー式ダンパ、33…ファン、34…ヒータコ
ア、35…ダンパモータ、36…ファンモータ、40…
制御回路、41…電源バッテリ、42…キースイッチ、
43…ヒータスイッチ、44…ドアカーテシスイッチ、
45…モード切替スイッチ、46,47,48,49…
リレー、50,51,52…リミットスイッチ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車外に開口する外気取入口、車内に開口
    する内気取入口及び車内に開口する空気吹出口を有する
    エアーダクト、前記内気取入口を閉じて前記外気取入口
    と前記空気吹出口を連通する位置、前記外気取入口を閉
    じて前記内気取入口と前記空気吹出口を連通する位置及
    び前記両取入口を連通する位置のうちいずれか一つの位
    置に選択的に設定可能なダンパ、車両ドアの開閉を検出
    するドア開閉検出手段、及び前記車両ドアを閉じると
    き、前記ドア開閉検出手段の出力信号に基づいて前記両
    取入口を連通する位置に前記ダンパを設定保持する制御
    手段を備えたことを特徴とする車両用換気装置。
JP6893192U 1992-10-02 1992-10-02 車両用換気装置 Pending JPH0632121U (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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