JPH0712114Y2 - 車両用空調装置 - Google Patents

車両用空調装置

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JPH0712114Y2
JPH0712114Y2 JP1058587U JP1058587U JPH0712114Y2 JP H0712114 Y2 JPH0712114 Y2 JP H0712114Y2 JP 1058587 U JP1058587 U JP 1058587U JP 1058587 U JP1058587 U JP 1058587U JP H0712114 Y2 JPH0712114 Y2 JP H0712114Y2
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JP
Japan
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air
ventilation duct
vehicle
movable net
snow
Prior art date
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JP1058587U
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JPS63117618U (ja
Inventor
淳二 横井
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Toyota Motor Corp
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Toyota Motor Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は車両用空調装置、特に空気送風用の通風ダク
トの構造に関する。
[従来の技術] 車室内温度を最適状態に設定したり車室内の換気を行っ
たりする車両用空調装置は、雨天や積雪走行時には通風
ダクト内に雨水や雪が侵入することがあり、これによっ
て換気性能が低下するという不具合が生じる。
このような水雪の侵入防止対策として、従来、以下のよ
うな手段が考えられていた。すなわち、第3図に示さ
れるように外気吸入口10のルーバにメッシュ12を追加す
る手段。
第4図のように外気吸入口10aの周囲に雨水や雪等の
侵入防止用ガイド14を設ける手段。
第5図のように、通風ダクト16にドレンホース18を取
り付け、侵入した雨水等を車室外へ排出する手段、ある
いは通風ダクト16内にネット20を取り付ける手段。
その他、実公昭60-10179号公報の第8図に示されるよう
に、内外気切換ダンパ22と空気清浄用エアフィルタ24と
を一体化したロータリダンパ26を外気取入口28の近傍に
取り付け、外気が汚れているときには同図に示す位置関
係においてエアフィルタ24を通して外気を導き、外気が
清浄なときにはロータリダンパ26を180度回転させてエ
アフィルタ24を通さず外気を車室内へ導くことができる
ような技術が提案されている。
[考案が解決しようとする問題点] 従来の問題点 しかし、車両用空調装置の内部への雨水や雪の侵入量と
空調装置内に取り込まれる外気量とは背反関係にあり、
装置内に雨水や雪が侵入すると十分な換気性能が得られ
ないという問題があった。
従って、外気吸入口を拡げて換気性能を向上させようと
すると、それだけ雨水や雪の侵入量が増加し、また、こ
れを防止するために前述した〜に記載した対策を施
そうとすると換気性能が低下するという問題があった。
更に、実公昭60-10179号公報記載の技術によっては、外
気の汚染状態を乗員がその都度判断しなければならず、
また操作忘れ等によって前述した問題と同様な不都合が
生じる恐れがあった。
考案の目的 この考案は係る問題点を解決するためになされたもの
で、空調装置内の雨水や雪の侵入を防止するとともに、
換気性能の向上を図り得る車両用空調装置の提供を目的
とする。
[問題点を解決するための手段及び作用] 前記目的を達成するために、本考案は、空気送風用の通
風ダクトの一端に車外気取入口と車内気取入口を設け送
風ファンにより空調ユニットを介して通風ダクト他端の
吹出し口に向け強制的に空気を供給する車両用空調装置
において、前記送風ファンと空調ユニット間の通風ダク
ト内に当該通風ダクトを開閉する水雪進入防止用の可動
ネットを設け、前記可動ネットを開閉駆動する駆動手段
と、車両に備えられたワイパの作動時に前記可動ネット
を閉状態とし、前記ワイパの非作動時に前記可動ネット
を開状態とするよう前記駆動手段を制御する連動手段と
を有する。
本考案はこのように構成したことにより、降雨雪時にお
ける車両走行時には、可動ネットをワイパと連動させて
通風ダクト内に入った雨水や雪の侵入を空調ユニット手
間で阻止するとともに、これらを車外に排出することが
できるため、外気取入口の吸入口を従来よりも拡大する
ことができる。
また、降雨雪時等以外には、ワイパは動作されることな
く、しかも可動ネットは通風ダクトにおける通風抵抗と
ならない位置に自動的に移動されているため、換気性能
がアップされるという利点を有する。
[実施例] 以下、図面に基づき本考案の好適な実施例を説明する。
第1図には本考案に係る車両用空調装置の概略構成が示
されている。
同図において、車両内に設けられた空気送風用の通風ダ
クト30の一端には、空気取入口である車外気取入口32と
車内気取入口34が設けられ、これらは内外気切換ダンパ
36-1,36-2にて選択的に一方が開かれ他方が閉じられ
る。
前記空気取入口32,34の直後には、電動機38により回転
駆動される送風ファン40が設けられており、通風ダクト
30の他端の吹出口し口42等に向け空気が強制的に供給さ
れる。
ここで本考案の特徴的なことは、送風ファンと空調ユニ
ット間の通風ダクト内に水雪侵入防止用の可動ネットを
設け、該可動ネットが、連動手段によりワイパスイッチ
と連動して制御される駆動手段によって通風ダクト内の
通風路を開閉可能としたことである。
すなわち、本実施例において、前記送風ファン40と空調
ユニット(ヒータユニットや冷房ユニット)44間の通風
ダクト30内に、水雪侵入防止用の可動ネット46が設けら
れている。
この可動ネット46は、後述するように、連動手段により
ワイパスイッチ48と連動するようになっている。具体的
には、雨天や降雪走行時にワイパスイッチ48をオン作動
させると、自動的に可動ネット46が通風ダクト30の通風
路を閉状態として、遮断するように回動し、また、ワイ
パスイッチ48をオフ状態にすると、前記と反対方向に回
動して通風ダクト30の内壁に沿い収納され、通路を開状
態とする。
このときの動作は、第2図に示されるように、前記連動
手段としてのリレー52及び接点58,60を介してワイパス
イッチ48に接続された前記駆動手段としてのサーボモー
タ54のモータ本体54a及びリンク56を介して該サーボモ
ータ本体54aに接続された可動ネット46によって行われ
る。すなわち、前記サーボモータ54は、同一中心上の内
外にそれぞれ形成された円弧状固定接点58-1,58-2と該
固定接点58に摺設する可動接点60を備えており、前記固
定接点58-1,58-2には互いに180度方向に離れた位置に非
導通部58a,58bが形成されている。
前記ワイパスイッチ48をオン作動状態にすると、ワイパ
モータ50が駆動されて図示しないワイパが往復作動する
とともに、リレー52のコイル52aが励磁され、リレー接
点52bはa-c間が導通する。
このため、サーボモータ本体54aには電源62から可動接
点60→固定接点58-1→リレー接点c,a→GNDへと電流が流
れ、可動接点60は元の位置から180度回転して停止す
る。このサーボモータ本体54aの回転にともない、可動
ネット46はリンク56を介してA方向に回動し、通風ダク
ト30の内壁に収納された状態(鎖線位置)から、通風路
を遮断する位置に回動される。そして、通風ダクト30内
に入った雨水や雪は可動ネット46に付着され、可動ネッ
ト46の回動位置近傍に設けられたドレンホース64(第1
図参照)により完全に車外に排出される。
次に、ワイパスイッチ48をオフ状態にすると、リレーコ
イル52aへの通電が解かれリレー接点52bはa-b間が導通
する。このため、サーボモータ本体54aには、再び電源6
2から可動接点60→固定接点50-2→リレー接点b,a→GND
へと電流が流れ、可動接点60は前述した位置から更に18
0度回転して最初の位置にて停止する。このサーボモー
タ本体54aの回転に伴い、可動ネット46はリンク56を介
して前記と逆のB方向に回動し、通風ダクト30の内壁に
沿い元に位置に収納されることとなる。
以上説明したように、本考案の実施例によれば、可動ネ
ットの作動をワイパスイッチと連動させたことにより、
降雨雪走行時において水雪が車室内に入りやすいときに
は、通風ダクト内に入った雨水や雪を空調ユニット手前
で完全に車外へ排出し、降雨雪時以外には可動ネットは
通風抵抗とならない位置に自動的に回避されるため、雨
水や雪の侵入を恐れることなく外気吸入口を拡大するこ
とができ、換気性能の大巾なアップが可能となる。
[考案の効果] この考案は以上説明したとおり、通風ダクト内に通風路
を開閉する可動ネットを設け、この可動ネットを開閉駆
動する駆動手段の制御をワイパスイッチと連動したこと
により、換気性能を低下させることなく雨水や雪の空調
装置内への侵入を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る車両用空調装置の概略構成説明
図、 第2図は本考案の実施例に用いられる制御回路図、 第3図〜第5図は空調装置における水雪防止対策を示す
図、 第6図は従来の空調装置の要部構成説明図である。 30……通風ダクト 32……車外気取入口 34……車内気取入口 36……内外気切換ダンパ 40……送風ファン 44……空調ユニット 46……可動ネット 48……ワイパスイッチ 54……サーボモータ 58……固定接点 60……可動接点 64……ドレンホース。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】空気送風用の通風ダクトの一端に車外気取
    入口と車内気取入口を設け送風ファンにより空調ユニッ
    トを介して通風ダクト他端の吹出し口に向け強制的に空
    気を供給する車両用空調装置において、前記送風ファン
    と空調ユニット間の通風ダクト内に当該通風ダクトを開
    閉する水雪進入防止用の可動ネットを設け、前記可動ネ
    ットを開閉駆動する駆動手段と、車両に備えられたワイ
    パの作動時に前記可動ネットを閉状態とし、前記ワイパ
    の非作動時に前記可動ネットを開状態とするよう前記駆
    動手段を制御する連動手段とを有することを特徴とする
    車両用空調装置。
JP1058587U 1987-01-26 1987-01-26 車両用空調装置 Expired - Lifetime JPH0712114Y2 (ja)

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JP1058587U JPH0712114Y2 (ja) 1987-01-26 1987-01-26 車両用空調装置

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JPS63117618U JPS63117618U (ja) 1988-07-29
JPH0712114Y2 true JPH0712114Y2 (ja) 1995-03-22

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