JPH05462Y2 - - Google Patents

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JPH05462Y2
JPH05462Y2 JP14069385U JP14069385U JPH05462Y2 JP H05462 Y2 JPH05462 Y2 JP H05462Y2 JP 14069385 U JP14069385 U JP 14069385U JP 14069385 U JP14069385 U JP 14069385U JP H05462 Y2 JPH05462 Y2 JP H05462Y2
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air
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duct
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temperature
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、フロントガラスの内面に沿つて風を
吹き出し、フロントガラスの曇りを除去する自動
車用空気調和装置のデフダクトの改良に関する。
(従来の技術) 第5図に示すように、一般に自動車用空気調和
装置1は、車室内外の空気を取入れるフアン3及
びそれを駆動するモータ2が内蔵されたインテー
クユニツト4と、通過する空気を冷却するエバポ
レータ5が内蔵されたクーラユニツト6と、通過
する空気をエンジン冷却水と熱交換して加熱する
ヒータコア7及びこのヒータコア7を通過する空
気の量を調節して車室内へ吹き出される空気の温
度を調節するミツクスドア9が内蔵されたヒータ
ユニツト8とからなる。
ヒータユニツト8には、第6図に示すように、
乗員の上半身に向けて配風を行なうベントダクト
11と、乗員の足元に向けて配風を行なうフツト
ダクト12とフロントガラスFGの内面に向けて
配風を行なうデフダクト13とが連結される。こ
れら各種配風ダクト11,12,13による車室
内への配風制御は、各配風ダクト11,12,1
3に対応して装着されたベントドア14、フツト
ドア15、及びデフドア16の回動制御により達
成される。これら配風ドア14,15,16は図
示しないリンク及びコントロールワイヤ等を介し
てコントロールパネル中に設置された操作レバー
を操作することにより制御される。
前記デフダクト13は、車室内の助手席側フロ
ントガラス内面に向けて風を吹き出す助手席側デ
フ吹出口16と、運転席側フロントガラスの内面
に向けて風を吹き出す運転席側デフ吹出口17
と、これらの中間位置のフロントガラス内面に向
けて風を吹き出す中間デフ吹出口18と、サイド
カラスの内面に向けて風を吹き出すサイドデフ吹
出口19とを有する(実開昭58−164811号公報参
照)。そして、各デフ吹出口16,17,18に
はルーバ20が形成してあり、都合の良い方向に
風が吹き出すようにしてある。
(考案が解決しようとする問題点) しかして、このような従来のデフダクト13で
は、運転席側デフ吹出口17の数と助手席側デフ
吹出口16の数とが略同一であると共に、これら
各デフ吹出口16,17,18からは略均等な配
風が行なわれているため、特に吹出風の温度が低
い場合には、デフモード(デフ吹出口から配風が
行なわれる配風モード)に設定してからフロント
ガラスの曇りを晴らして視界を確保するまでに比
較的に時間を要していた。したがつて、緊急に運
転席側のフロントガラスの曇りを除去し、視界を
確保する必要がある場合に不利であつた。
本考案は、このような実情に鑑みてなされたも
のであり、自動車の始動時にエンジン冷却水の温
度が低く、したがつてヒータコアにおいてエンジ
ン冷却水と熱交換して加熱される空気の温度、す
なわち車室内へ吹出される空気の温度が低い場合
であつても、運転席側のフロントガラスの曇りを
素早く除去し、迅速に運転者の視界の確保を図れ
る自動車用空気調和装置のデフダクトを提供する
ことを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、かかる目的を達成するために、温度
調節された空気を運転席側及び助手席側のフロン
トガラスの内面に向けて吹出すデフダクト吹出口
を有する自動車用空気調和装置のデフダクトにお
いて、運転席側フロントガラス近傍には主デフダ
クト吹出口の他に補助デフ吹出口を設け、当該主
デフ吹出口と補助デフ吹出口とを切換制御する切
換ドアをデフダクト内に装着し、運転席側以外の
主デフ吹出口には開閉ドアを装着し、前記切換ド
ア及び開閉ドアをデフダクト内を流通する空気の
温度に応じて制御し、流通する空気の温度が所定
温度以下の場合には、前記補助吹出口を開口し、
当該補助吹出口から運転者のアイポイントである
フロントガラス内面に向けて重点的に配風を行な
うことを特徴とする。
(実施例) 以下、本考案の実施例について図面を参照して
説明する。
第1図は本考案の実施例を示す自動車用空気調
和装置の概略図、第2図は第1図に示す−線
に沿う断面図、第3図は第1図に示す−線に
沿う断面図、第4図A,Bは第3図に示す−
線に沿う矢視図であり、第5,6図に示す部材と
共通する部材には同一符号を付し、その説明は一
部省略する。
第1図に示すように、本実施例に係る自動車用
空気調和装置30は、車室内外気を取入れるイン
テークユニツト4と、内部を流通する空気を冷却
するエバポレータ5が内蔵してあるクーラユニツ
ト6と、車室内へ吹き出される空気の温度及び配
風モードを制御するヒータユニツト8とからな
る。
このヒータユニ8には、第2図に示すように、
乗員の上半身に向けて風を吹き出すベントダクト
11と、乗員の足元に向けて風を吹き出すフツト
ダクト12と、フロントガラスFGの内面に向け
て風を吹き出すデフダクト13とが連結してあ
る。これら配風ダクト11,12,13から車室
内へ吹き出される吹出風の配風モードはそれぞれ
ベントドア14、フツトドア15、及びデフドア
16により達成される。
特に本実施例では、前記デフダクト13に助手
席側フロントガラスの内面に向けて風を吹出す助
手席側主デフ吹出口16と、運転席側フロントガ
ラスの内面に向けて吹出す運転席側主デフ吹出口
17と、これらの中間位置のフロントガラス内面
に向けて風を吹出す中間主デフ吹出口18と、サ
イドガラスの内面に向けて風を吹き出すサイドデ
フ吹出口19との他に、運転席側補助デフ吹出口
31を形成してある。
この運転席側補助デフ吹出口31は、第3図及
び第4図Aに示すように、運転席前方のインスト
ルメントパネル32内に形成され、フロントガラ
スFGにおける運転者のアイポイントPに向けて
配風を行なうように開口している。このアイポイ
ントPとは、運転者が最低限に必要とする前方視
界に相当するフロントガラスFGの一範囲である。
このような運転席側補助デフ吹出口31は、第
1,3図に示すように運転席側主デフ吹出口19
近傍に形成され、これら吹出口19,31には切
換ドア33が回動自在に装着してある。この切換
ドア33には、バイメタル合金34が連結してあ
る。このバイメタル合金34は、デフダクト13
内を流通する空気の温度に応じて変位し、流通す
る空気の温度が所定温度より低い場合には第3図
中A位置に変位し、高い場合にはB位置に変位
し、それに応じて切換ドア33をC,D位置に回
動するようになつている。
また、運転席側主デフ吹出口17以外の主デフ
吹出口、例えば第2図に示す中間デフ吹出口18
には、開閉ドア35が装着してある。この開閉ド
ア35にも、図示しないがバイメタル合金34が
連結され、デフダクト13内を流通する空気の温
度が所定温度より低い場合には、当該バイメタル
合金34が変位して開閉ドア35を駆動し、主デ
フ吹出口16,18を閉塞し、そとから配風が行
なわれないようにしてある。
また、サイドデフ吹出口19にも同様な開閉ド
ア35及びバイメタル合金34が装着してあり、
デフダクト13内を流通する空気の温度が所定温
度より低い場合には、当該サイドデフ吹出口19
から配風が行なわれないようになつている。
次に作用を説明する。
自動車の始動時のように、急速にフロントガラ
スの曇りを晴らしたいが、エンジン冷却水の温度
が低いために車室内へ吹き出される空気の温度が
低い場合には、デフダクト13における各吹出口
16,17,18,19,31内に装着してある
バイメタル合金34がダクト13内を流通する空
気の温度を検知して変位し、切換ドア33及び開
閉ドア35を駆動し、運転席側補助デフ吹出口3
1のみを開口する。したがつて、フロントガラス
の曇りを晴らすために、デフドア16を回動し、
デフモードにした場合には、補助デフ吹出口31
のみから、フロントガラスFGにおけるアイポイ
ントPに向けて、比較的温度の低い空気が多量に
しかも集中的に配風される。このため、フロント
ガラスFGにおけるアイポイントPは、第4図A
に示すように、比較的迅速に窓曇りが除去され
る。アイポイントPの曇りが除去されれば、運転
者の前方視界が確保されるので、とりあえず自動
車をスタートさせることができる。
その後、エンジンが十分に暖まり、エンジン冷
却水の温度が上昇すると、ヒータコア7を通して
加熱される空気の温度も上昇し、デフダクト13
内を流通する空気の温度が上昇する。このため、
バイメタル合金34が変位し、切換ドア33及び
開閉ドア35を回動駆動し、主デフ吹出口16,
17,18,及びサイドデフ吹出口19を開口
し、そこから比較的温度の高い空気が略均一に配
風される。したがつて、第4図Bに示すようにフ
ロントガラスFGの全体にわたつて窓曇りが解消
され、運転者の視界を完全に確保する。
なお、本考案は上述の実施例に限定されるもの
ではなく、種々に改変することが可能である。
例えば、上述した実施例では、デフダクト13
内を流通する空気の温度を検知して、その温度に
応じて各デフ吹出口16,17,18,19,3
1から吹出される風量を変化させる手段として、
バイメタル合金34を用いたが、これに限らず、
所定の温度を境として形状が変化する形状記憶合
金等を用いても良いし、温度センサ及びこれに応
じて制御される負圧アクチユエータ等の駆動手段
を用いても良い。
また、上述した実施例では、デフダクト13内
を流通する空気の温度が所定温度以下の場合には
補助デフ吹出口31のみが開口するようにした
が、これに限らず、他の主デフ吹出口16,1
7,18,等もわずかに開口するようにしても良
い。前記補助デフ吹出口31から重点的に配風が
なされれば本考案の目的が達成されるからであ
る。
(考案の効果) 以上のように、本考案によれば、温度調節され
た空気を運転席側及び助手席側のフロントガラス
の内面に向けて吹出すデフダクト吹出口を有する
自動車用空気調和装置のデフダクトにおいて、運
転席側フロントガラス近傍には主デフダクト吹出
口の他に補助デフ吹出口を設け、当該主デフ吹出
口と補助デフ吹出口とを切換制御する切換ドアを
デフダクト内に装着し、運転席側以外の主デフ吹
出口には開閉ドアを装着し、前記切換ドア及び開
閉ドアをデフダクト内を流通する空気の温度に応
じて制御し、流通する空気の温度が所定温度以下
の場合には、前記補助吹出口を開口し、当該補助
吹出口から運転者のアイポイントであるフロント
ガラス内面に向けて重点的に配風を行なうように
したので、迅速にフロントガラスの曇りを晴らし
て自動車を発進させることができるという効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す自動車用空気調
和装置の概略図、第2図は第1図に示す−線
に沿う断面図、第3図は第1図に示す−線に
沿う断面図、第4図A,Bは第3図に示す−
線に沿う矢視図、第5図は従来例に係る自動車用
空気調和装置の概略図、第6図は第5図に示す
−線に沿う断面図である。 13……デフダクト、16,17,18……主
デフ吹出口、31……補助デフ吹出口、33……
切換ドア、34……バイメタル合金、35……開
閉ドア、FG……フロントガラス、P……アイポ
イント。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 温度調節された空気を運転席側及び助手席側の
    フロントガラスFGの内面に向けて吹出すデフダ
    クト吹出口を有する自動車用空気調和装置のデフ
    ダクトにおいて、運転席側フロントガラス近傍に
    は主デフダクト吹出口17の他に補助デフ吹出口
    31を設け、当該主デフ吹出口17と補助デフ吹
    出口31とを切換制御する切換ドア33をデフダ
    クト13内に装着し、運転席側以外の主デフ吹出
    口16,18には開閉ドア35を装着し、前記切
    換ドア33及び開閉ドア35をデフダクト13内
    を流通する空気の温度に応じて制御し、流通する
    空気の温度が所定温度以下の場合には、前記補助
    吹出口31を開口し、当該補助吹出口31から運
    転者のアイポイントPであるフロントガラスFG
    内面に向けて重点的に配風を行なうことを特徴と
    する自動車用空気調和装置のデフダクト。
JP14069385U 1985-09-17 1985-09-17 Expired - Lifetime JPH05462Y2 (ja)

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JP14069385U JPH05462Y2 (ja) 1985-09-17 1985-09-17

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JP14069385U JPH05462Y2 (ja) 1985-09-17 1985-09-17

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JPS6248868U JPS6248868U (ja) 1987-03-26
JPH05462Y2 true JPH05462Y2 (ja) 1993-01-07

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JP5706928B2 (ja) * 2013-06-20 2015-04-22 豊田合成株式会社 フロントデフロスタノズル装置
JP6565739B2 (ja) * 2016-02-25 2019-08-28 株式会社デンソー 車両用空気吹き出し装置

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