JPH06320859A - 感熱発色型孔版印刷用エマルジョンインクおよび印刷方法 - Google Patents

感熱発色型孔版印刷用エマルジョンインクおよび印刷方法

Info

Publication number
JPH06320859A
JPH06320859A JP11183393A JP11183393A JPH06320859A JP H06320859 A JPH06320859 A JP H06320859A JP 11183393 A JP11183393 A JP 11183393A JP 11183393 A JP11183393 A JP 11183393A JP H06320859 A JPH06320859 A JP H06320859A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
emulsion ink
heat
printing
character image
screen printing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP11183393A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3304500B2 (ja
Inventor
Hideo Watanabe
秀夫 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Riso Kagaku Corp
Original Assignee
Riso Kagaku Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Riso Kagaku Corp filed Critical Riso Kagaku Corp
Priority to JP11183393A priority Critical patent/JP3304500B2/ja
Publication of JPH06320859A publication Critical patent/JPH06320859A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3304500B2 publication Critical patent/JP3304500B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Heat Sensitive Colour Forming Recording (AREA)
  • Inks, Pencil-Leads, Or Crayons (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】油相および水相からなる油中水型エマルジョン
インクにおいて、油相および/または水相に、ロイコ染
料および顕色剤が同時にまたは別々に含有されている感
熱発色型孔版印刷用エマルジョンインクおよび孔版印刷
用エマルジョンインクを用いて文字画像を印刷した後、
前記記載の発熱発色型孔版印刷用エマルジョンインクに
より感熱領域部を印刷し、または孔版印刷用エマルジョ
ンインクおよび感熱発色型孔版印刷用エマルジョンイン
クを同時に用いて文字画像および感熱領域部を印刷し、
その後、感熱領域部にサーマルプリンターにより文字画
像に対応した熱を加えて文字画像を形成させる印刷方
法。 【効果】孔版印刷を行った後に印刷物の一部分に異なる
文字画像を簡単に書き加えることができるとともに、孔
版印刷を行った後、加熱することにより別の色の文字画
像を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は感熱発色型孔版印刷用エ
マルジョンインクに関し、さらに詳しくは熱により発色
させることができる感熱発色型孔版印刷用エマルジョン
インクおよび印刷方法に関する。
【0002】
【従来の技術】孔版印刷は、数十枚から数百枚程度印刷
する場合の簡便な印刷方法として広く利用されている。
この方法は、熱可塑性フィルムと和紙などのインク通過
性の多孔性支持体からなる孔版印刷用マスターに、赤外
線、フラッシュ、サーマルヘッドなどにより文字画像状
に対応した熱を与えて熱可塑性フィルムを穿孔し、この
穿孔された部分からインクを通過させ、紙などにインク
を転移させて印刷物を得るものである。
【0003】このような孔版印刷方法においては、同一
のマスターとインクを用いて同一の文字画像を多数印刷
することは可能であるが、個々の印刷物の一部分に異な
る文字や画像を個別に印刷したり、または葉書等に個々
の受取人の氏名等を個別に印刷することができないとい
う欠点があった。従来はこのような場合、書込みが必要
な箇所に個々に手で文字画像を書き入れたり、シールや
ラベルなどを貼りつける方法が採られていた。しかしな
がら、このような方法では、印刷物の枚数が多くなると
作業が繁雑となり効率が悪くなるという欠点があった。
また従来の孔版印刷用エマルジョンインクを用いた印刷
方法では、得られた孔版印刷物に熱を加えて新たな文字
や画像を発現させることができなかった。また従来にお
いて個々の受取人の氏名等をワードプロセサーにより個
別に印字する方法が知られているが、このような方法で
は熱転写用のリボンテープが消耗品として必要であり、
不経済であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
従来技術の問題を解決し、感熱印刷により多数枚の印刷
物に異なる文字画像を1枚1枚連続して書き込みがで
き、また印刷後の文字発色や色変化を楽しむことができ
る感熱発色型孔版印刷用エマルジョンインクおよび印刷
方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本願の第1発明は、油相
および水相からなる油中水型エマルジョンインクにおい
て、油相および/または水相に、ロイコ染料および顕色
剤が同時にまたは別々に含有されていることを特徴とす
る感熱発色型孔版印刷用エマルジョンインクに関する。
本願の第2発明は、孔版印刷用エマルジョンインクを用
いて文字画像を印刷した後、前記発熱発色型孔版印刷用
エマルジョンインクにより感熱領域部を印刷し、または
孔版印刷用エマルジョンインクおよび前記感熱発色型孔
版印刷用エマルジョンインクを同時に用いて文字画像お
よび感熱領域部を印刷し、その後、感熱領域部にサーマ
ルプリンターにより文字画像に対応した熱を加えて文字
画像を形成させることを特徴とする印刷方法に関する。
【0006】本発明における油中水(W/O)型エマル
ジョンインク中には、発色剤成分であるロイコ染料およ
び酸性物質である顕色剤成分が含まれるため、これらの
成分が熱により相互に溶融して混合すると、ロイコ染料
が無色から有色に変化する。本発明の感熱発色型孔版印
刷用エマルジョンインクにより感熱領域部を孔版印刷し
て多数枚の印刷物を得た後、印刷物の各感熱領域部に、
例えばワードプロセサー等のデータベースに保存された
文字や画像の情報を、サーマルヘッドなどの発熱装置を
搭載したサーマルプリンターにより熱として加えること
により、各印刷物の感熱領域部に異なる文字や画像を容
易に連続して書き込むことが可能となる。
【0007】本発明に用いられるロイコ染料には特に制
限はなく、一般的な感熱紙に用いられている染料、例え
ば、フルオラン系、トリフェニルメタン系、スピロピラ
ン系等のロイコ染料が好ましく用いられる。具体的に
は、3−シクロヘキシルアミノ−6−クロルフルオラ
ン、3−ジメチルアミノ−5,7−ジメチルフルオラ
ン、3−ジメルアミノ−7−クロルフルオラン、3−ジ
メチルアミノ−7−メチルフルオラン、3−ジメチルア
ミノ−7,8−ベンズフルオラン、3−ジメチルアミノ
−6−メチル−7−クロルフルオラン、3−ピロリジノ
−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−ジエチル
アミノ−7−(o−クロルアニリノ)フルオラン、3−
ジブチルアミノ−7−(o−クロルアニリノ)フルオラ
ン、3−(N−メチル−N−アミル)アミノ−6−メチ
ル−7−アニリノフルオラン、3−(N−メチル−N−
シクロヘキシル)アミノ−6−メチル−7−アニリノフ
ルオラン、3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−アニ
リノフルオラン、3−モルフォリノ−7−(N−プロピ
ル−トリフルオロメチルアニリノ)フルオラン、3−ピ
ロリジノ−7−トリフルオロメチルアニリノフルオラ
ン、3−ピロリジノ−7−(ジ−p−クロルフェニル)
メチルアミノフルオラン、3−ジエチルアミノ−5−ク
ロル−7−(α−フェニルエチルアミノ)フルオラン、
3−ジエチルアミノ−5−メチル−7−(α−フェニル
エチルアミノ)フルオラン、3−ジエチルアミノ−7−
ピペリジノフルオラン、3,3−ビス(p−ジメチルア
ミノフェニル)−フタリド、3,3−ビス(p−ジブチ
ルアミノフェニル)−フタリド、3,3−ビス(p−ジ
メチルアミノフェニル)−6−ジメチルアミノフタリ
ド、3,3−ビス(p−ジメチルアミノフェニル)−6
−ジエチルアミノフタリド、3,3−ビス(p−ジメチ
ルアミノフェニル−6−クロルアミノフタリド、6′−
クロロ−8′−メトキシ−ベンゾインドリノ−ピリロス
ピラン、6′−ブロモ−3′−メトキシ−ベンゾインド
リノ−ピリロスピランなどが挙げられる。
【0008】本発明に用いられる顕色剤としては、前記
ロイコ染料に対して加熱時に反応して発色させる種々の
酸性物質、例えばフェノール性物質、有機または無機の
酸性物質等が挙げられる。具体的には、サリチル酸、3
−イソプロピルサリチル酸、3−シクロヘキシルサリチ
ル酸、4,4′−イソプロピリデンジフェノール(ビス
フェノールA)、4,4′−イソプロピリデンビス(2
−クロロフェノール)、4,4′−イソプロピリデンビ
ス(2,6−ジブロモフェノール)、4,4′−イソプ
ロピリデンビス(2−メチルフェノール)、4,4′−
シクロヘキシリデンビスフェノール、4,4′−シクロ
ヘキシリデンビス(2−メチルフェノール)、4−フェ
ニルフェノール、4−ヒドロキシジフェノキシド、α−
ナフトール、β−ナフトール、3,5−キシレノール、
チモール、4−ヒドロキシアセトフェノン、カテコー
ル、レゾルシン、ヒドロキノン、ピロガロール、フロロ
グリシン、2,2′−メチレンビス(4−クロロフェノ
ール)、2,2′−ジヒドロキシジフェニル、p−ヒド
ロキシ安息香酸エチル、p−ヒドロキシ安息香酸プロピ
ル、p−ヒドロキシ安息香酸ブチル、p−ヒドロキシ安
息香酸ベンジル、p−ヒドロキシ安息香酸−p−クロル
ベンジル、p−ヒドロキシ安息香酸−p−メチルベンジ
ル、安息香酸、1−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸、2−
ヒドロキシ−6−ナフトエ酸、4−ヒドロキシジフェニ
ルスルホン、ビス(4−ヒドキシフェニル)スルフィ
ド、2−ヒドロキシ−p−トルイル酸、酒石酸、シュウ
酸、マレイン酸、クエン酸、コハク酸、ホウ酸、クレ
ー、活性白土などが挙げられる。
【0009】本発明における感熱発色型孔版印刷用エマ
ルジョンインクの油相および/または水相には、上記ロ
イコ染料と顕色剤が含有される。ロイコ染料と顕色剤
は、油相と水相の両方に、またはいずれか一方に同時に
含有されていても、またロイコ染料と顕色剤が別々の相
に別々含有されていてもよい。エマルジョンの製造のし
易さおよび安定性の点からはロイコ染料が水相に、顕色
剤が油相に含有されているのが好ましい。ロイコ染料と
顕色剤の使用割合は、通常、ロイコ染料1重量部に対し
て顕色剤1〜10重量部、好ましくは2〜5重量部の範
囲であり、またロイコ染料と顕色剤のエマルジョンイン
ク中に占める割合はエマルジョンインクの固形分に対し
て20〜50重量%が好ましい。
【0010】本発明のエマルジョンインクはW/O型で
あり、その油相成分には、溶剤、不揮発油、樹脂、乳化
剤などを、また水相成分には、水溶性樹脂、電解質、防
カビ剤、酸化防止剤などの水溶性添加物を含有させるこ
とができる。油相成分中の溶剤としては、日石4号ソル
ベント、日石6号ソルベント、日石アイソゾール40
0、インクソルベント240などの高沸点の石油系溶剤
が挙げられ、不揮発油としては、マシン油、スピンドル
油、オリーブ油、ヒマシ油などが挙げられ、樹脂として
はアルキッド樹脂、石油樹脂、フェノール樹脂、マレイ
ン酸樹脂、これらのロジン変性樹脂などが挙げられる。
また乳化剤としては、非イオン性界面活性剤が好ましく
用いられ、ソルビタンモノラウレート、ソルビタンモノ
パルミテート、オレイン酸モノグリセリド、オレイン酸
ジグリセリド、高級アルコール、アルキルフェノール等
が挙げられる。
【0011】水相成分中の水溶性樹脂としては、メチル
セルロース、ポリビニルアルコール、カルボキシメチル
セルロース等が挙げられ、電解質としては、硫酸ナトリ
ウム、ホウ酸ナトリウム等が挙げられ、防カビ剤として
は、フェノール、ソルビン酸、デヒドロ酢酸、p−オキ
シ安息香酸メチル等が挙げられ、酸化防止剤としては、
ジブチルヒドロキシトルエン、ブチルヒドロキシアニソ
ールなどが挙げられる。
【0012】また本発明のエマルジョンインクには、ロ
イコ染料および顕色剤の発色感度を高めるために熱溶融
成分を含有させてもよい。熱溶融成分としては、例え
ば、脂肪酸エステル、脂肪酸アミド、ワックス等の50
〜150℃程度の融点を持つ化合物が好ましい。その具
体例としては、安息香酸−4−ベンジルエステル、安息
香酸−4−メトキシフェニルエステル、ラウリル酸アミ
ド、ステアリン酸アミド、カプロン酸アミド、カルナバ
ワックス、モンタンワックス、ポリエチレンワックスな
どが挙げられる。これらの熱溶融成分の使用量は、通
常、ロイコ染料1重量部に対して1〜10重量部、好ま
しくは1〜3重量部である。
【0013】感熱発色成分であるロイコ染料と顕色剤を
含有するエマルジョンインクを製造するには、通常のエ
マルジョンインクのように、例えば10〜70重量部の
油相成分に、90〜30重量部の水相成分を、徐々に添
加して乳化することにより得られる。感熱発色成分であ
るロイコ染料と顕色剤を油相成分また水相成分に含有さ
せるには、それぞれの成分を調製するときに発色剤成分
を一緒に混合してもよいし、油相または水相に用いられ
ている溶剤、分散剤、樹脂などを用いて予め感熱発色成
分の分散液を作り、これを油相または水相に添加しても
よい。この際には上述したように油相または水相にロイ
コ染料と顕色剤の二成分を含有させてもよいし、また油
相に一成分、水相に他の一成分を含有させてもよく、エ
マルジョンインクの製造時に適宜選択して調製される。
【0014】本発明の感熱発色型孔版印刷用エマルジョ
ンインクは、印刷物の一部分に異なる文字画像を書き込
むための感熱領域部を印刷するのに用いられる。印刷さ
れた個々の印刷物の感熱領域部は、例えば、あらかじめ
ワードプロセサー等により作成し、保存されたデータベ
ースの文字画像の情報に基き、サーマルプリンターによ
り個々に感熱印刷され、文字画像等を発現する。感熱領
域部の印刷は、通常の孔版印刷用インクで文字画像を印
刷した後に行ってもよく、また通常のインクと本発明の
感熱インクを同時に用いて文字画像と感熱領域部を同時
に印刷してもよい。例えば、プリントゴッコ(理想科学
工業社製商品名、登録商標)等の簡易孔版印刷機により
葉書等に同図柄を多数枚印刷した後、受取人の住所、氏
名等を書き込む場所に本発明のエマルジョンインクによ
り感熱領域部を印刷し、該感熱領域部にサーマルプリン
ターで感熱印刷することにより、容易に個々の受取人名
等を連続して印刷することが可能である。
【0015】このような方法によれば、作業能率が著し
く向上し、また従来のように熱転写用のリボンテープが
不要であり、また感熱領域部での文字画像形成に失敗し
ても該領域部に本発明の感熱エマルジョンインクを重ね
印刷して再使用することができ、経済的である。またエ
マルジョンインク中の発色成分を適宜選定することによ
り、種々の色を発現させることができる。
【0016】以下、本発明を実施例により詳しく説明す
るが、本発明はこれらの例に限定されるものではない。
なお、例中の部は重量部を意味する。
【実施例】
実施例1 3−(N−シクロヘキシル−N−メチル)アミノ−6−
メチル−7−アニリノフルオラン20部を、日石4号ソ
ルベント80部に加えてボールミルで粉砕し、分散させ
てA液とした。またp−ヒドロキシ安息香酸ベンジル2
0部に日石4号ソルベント80部に加えて同様にボール
ミルで粉砕し、分散させてB液とした。さらにロジン変
性フェノール樹脂50部を日石4号ソルベント35部お
よびソルビタンモノオレエート15部に加えて攪拌し、
溶解させてC液とした。上記A液、B液およびC液を
A:B:C=1:2:4の重量割合で混合し、攪拌して
油相成分とした。
【0017】次に水95部、硫酸ナトリウム3部および
カルボキシルメチルセルロース2部を混合し、該混合液
を水相成分とした。上記油相成分35部に、水相成分6
5部を徐々に添加しながら攪拌し、乳化させてエマルジ
ョンインクを作製した。得られたエマルジョンインクを
用いてプリントゴッコPG−10で葉書中に10cm×1
0cmの大きさに全ベタ印刷を行った。インク乾燥後、印
刷部にワードプロセサー(富士通社製オアシス30A
X、登録商標)により感熱印刷すると鮮明な黒色画像が
得られた。
【0018】実施例2 4、4′−イソプロピリデンジフェノール7部、アルキ
ッド樹脂35部、日石6号ソルベント50部およびソル
ビタンモノオレエート8部を混合し、3本ロールで充分
に混練して油相成分とした。次に3−(N−シクロヘキ
シル−N−メチル)アミノ−6−メチル−7−アニリノ
フルオラン20部、メチルセルロース2部および水78
部の混合物をサンドミルで粉砕分散し、D液とした。得
られたD液10部、エチレングリコール5部および水8
5部を混合して水相成分とした。上記油相成分30部
に、水相成分70部を徐々に添加しながら攪拌し、乳化
させてエマルジョンインクを作製した。得られたエマル
ジョンインクを用いて実施例1と同様に孔版印刷を行っ
た後、ワードプロセサーで感熱印刷すると、鮮明な画像
が得られた。
【0019】実施例3 3−(N−シクロヘキシル−N−メチル)アミノ−6−
メチル−7−アニリノフルオラン10部、ステアリン酸
アミド10部、メチルセルロース2部および水78部を
混合し、これをサンドミルで粉砕分散してE液とし、こ
のE液20部に水80部を混合して水相成分とした。次
に実施例2で使用した油相成分30部に、上記水相成分
70部を徐々に添加しながら攪拌し、乳化させてエマル
ジョンインクを作製した。得られたエマルジョンインク
を用いて実施例1と同様に孔版印刷を行った後、ワード
プロセサーで感熱印刷すると、鮮明な画像が得られた。
【0020】実施例4 実施例3において、3−(N−シクロヘキシル−N−メ
チル)アミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン
を、3−ジメチルアミノ−7,8−ベンズフルオランに
変えた以外は実施例3と同様にしてエマルジョンインク
を作製した。このエマルジョンインクを用いて文字の潜
像をプリントゴッコPG−10にて孔版印刷した後、家
庭用アイロンで印刷部分を加熱すると、赤色の鮮明な文
字が得られた。
【0021】実施例5 実施例4で得られたエマルジョンインクと、プリントゴ
ッコPG−10用HMイエローインク(理想科学工業社
製)を混合し、この混合インクを用いてプリントゴッコ
PG−10にて孔版印刷を行い、イエローの画像を得
た。次にこの部分にオアシス30AXで感熱印刷する
と、イエローの地肌に赤色の鮮明な文字が発現した。
【0022】実施例6 実施例1で得られたエマルジョンインクとHMイエロー
インクを用いてプリントゴッコPG−10により感熱領
域部と図柄を同時に印刷した後、該感熱領域部にオアシ
ス30AXにより文字を感熱印刷したところ、鮮明な黒
色の文字が得られた。
【0023】
【発明の効果】本発明の感熱発色型孔版印刷用エマルジ
ョンインクおよび印刷方法によれば、孔版印刷を行った
後に印刷物の一部分に異なる文字画像を簡単に書き加え
ることができるとともに、孔版印刷を行った後、加熱す
ることにより別の色の文字画像を得ることができる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油相および水相からなる油中水型エマル
    ジョンインクにおいて、油相および/または水相に、ロ
    イコ染料および顕色剤が同時にまたは別々に含有されて
    いることを特徴とする感熱発色型孔版印刷用エマルジョ
    ンインク。
  2. 【請求項2】 孔版印刷用エマルジョンインクを用いて
    文字画像を印刷した後、請求項1記載の発熱発色型孔版
    印刷用エマルジョンインクにより感熱領域部を印刷し、
    または孔版印刷用エマルジョンインクおよび上記感熱発
    色型孔版印刷用エマルジョンインクを同時に用いて文字
    画像および感熱領域部を印刷し、その後、感熱領域部に
    サーマルプリンターにより文字画像に対応した熱を加え
    て文字画像を形成させることを特徴とする印刷方法。
JP11183393A 1993-05-13 1993-05-13 感熱発色型孔版印刷用エマルジョンインクおよび印刷方法 Expired - Fee Related JP3304500B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11183393A JP3304500B2 (ja) 1993-05-13 1993-05-13 感熱発色型孔版印刷用エマルジョンインクおよび印刷方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11183393A JP3304500B2 (ja) 1993-05-13 1993-05-13 感熱発色型孔版印刷用エマルジョンインクおよび印刷方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06320859A true JPH06320859A (ja) 1994-11-22
JP3304500B2 JP3304500B2 (ja) 2002-07-22

Family

ID=14571317

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11183393A Expired - Fee Related JP3304500B2 (ja) 1993-05-13 1993-05-13 感熱発色型孔版印刷用エマルジョンインクおよび印刷方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3304500B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100436260B1 (ko) * 2001-09-06 2004-06-16 김태수 필기구용 잉크 조성물
WO2007037090A1 (ja) * 2005-09-29 2007-04-05 Konica Minolta Medical & Graphic, Inc. 画像形成材料

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100436260B1 (ko) * 2001-09-06 2004-06-16 김태수 필기구용 잉크 조성물
WO2007037090A1 (ja) * 2005-09-29 2007-04-05 Konica Minolta Medical & Graphic, Inc. 画像形成材料

Also Published As

Publication number Publication date
JP3304500B2 (ja) 2002-07-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH07314896A (ja) 感熱記録材料及びその製造方法
JP3304500B2 (ja) 感熱発色型孔版印刷用エマルジョンインクおよび印刷方法
EP0164417A1 (en) Thermal recording material
US4740494A (en) Method of recording image
JPH06431B2 (ja) 多色感熱記録体
JPH07314914A (ja) 感熱記録材料
JP2771672B2 (ja) 感熱記録体の製造方法
JPH0745266B2 (ja) 感熱記録シート
JP2599951B2 (ja) 2色感熱記録体
JPS61139485A (ja) 感熱記録紙
JPH02273288A (ja) 感熱記録体
JPH05193254A (ja) 多色感熱記録体
JP2720231B2 (ja) 記録材料
JP2793861B2 (ja) 感熱記録用インキ
JP4819764B2 (ja) 不可視情報印刷シート
JP3603989B2 (ja) 2色感熱記録材料
JP2893649B2 (ja) 感熱記録体
JPH05270126A (ja) 多色感熱記録体
JPH1086511A (ja) 改ざん防止用感圧複写シート
JPH05169826A (ja) 2色感熱記録体
JPH05201127A (ja) 多色感熱記録体
JPH029683A (ja) 感熱記録シート
JP2001246878A (ja) 配送用感熱複写伝票
JPH05208553A (ja) 2色感熱記録体
JPS62113591A (ja) 感熱転写シ−ト

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees