JPH06319487A - 液体カルシウムとその製造方法 - Google Patents

液体カルシウムとその製造方法

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JPH06319487A
JPH06319487A JP5132647A JP13264793A JPH06319487A JP H06319487 A JPH06319487 A JP H06319487A JP 5132647 A JP5132647 A JP 5132647A JP 13264793 A JP13264793 A JP 13264793A JP H06319487 A JPH06319487 A JP H06319487A
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calcium
liquid
acetic acid
supernatant
liquid calcium
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JP5132647A
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English (en)
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Morio Tokoro
森雄 所
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 人が、必要とするカルシウム量を簡単に摂取
できるようにすることと、そのための、液体カルシウム
を複雑な工程を用いないで製造すること。 【構成】 動物あるいは魚の骨、蟹の甲羅、卵の殻など
を主原料とし、これらを粉末化し、上記粉末を酢酸に浸
し、放置した後、残渣と上澄み液を分離し、上記上澄み
液を活性炭を通して濾過することで液体カルシウムを得
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、栄養補助剤として使用
する、液体カルシウムと、その製造方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】カルシウムは、人間の身体を形成し、健
康を維持するうえで必要不可欠な栄養素である。カルシ
ウムが不足すると骨の成長が阻害され、正常な体格形成
ができないので、成長期の子供などにとっては、特に必
要である。そのうえ、人間は、自分の体内では、カルシ
ウムを生成することはできないので、外部からの摂取量
が不足すると、形成された骨からカルシウムが消費され
そのために、寝たきりの原因となる骨粗鬆症になった
り、精神不安定になったりするので、健康な成人で、毎
日約600mgのカルシウムを必要とする。カルシウム
を摂取する方法ためには、カルシウムを多く含んだ食物
を食べれば良いわけであるが、カルシウムを豊富に含ん
でいる、動物の骨などは、そのまま食用にはならない
し、丸ごと食べられる小魚ばかりを毎日食べるわけにも
いかない。そこで、従来から、カルシウムの不足分を補
うための、栄養補助食品としてのカルシウム飲料もあっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このようなカ
ルシウム飲料の含有カルシウムイオン濃度は、低く、そ
れだけで必要なカルシウム量を摂取しようとすると、大
量に飲用しなければならなかった。また、含有カルシウ
ムイオン濃度を向上させるために、電解法でカルシウム
イオン液を製造することもあったが、この工程は複雑な
ものであった。そこで、本発明の目的は、人が、必要と
するカルシウム量を簡単に摂取できるようにすること
と、そのための、液体カルシウムを複雑な工程を用いな
いで製造することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】第1の発明の液体カルシ
ウムは、動物あるいは魚の骨、蟹の甲羅、卵の殻などを
主原料とし、これらの骨あるいは殻などから酢酸を用い
て抽出したCa、P、Mgなどを含有する液体である。
第2の発明の液体カルシウムの製造方法は、動物あるい
は魚の骨、蟹の甲羅、卵の殻などを加熱後粉末化し、上
記粉末を酢酸に浸し、放置した後、残渣と上澄み液を分
離し、上記上澄み液を活性炭を通して濾過することを特
徴とする。
【0005】
【作用】原料である動物あるいは、魚の骨、蟹の甲羅、
卵の殻などを粉末化する。この粉末を酢酸に浸して放置
し、その後上澄み液を採る。前記上澄み液を活性炭を用
いて濾過し、カルシウム液を得る。そのままあるいは、
調味料、香料等を加えて、飲料としたり、そのままを水
の代わりに、調理等に用いることもできる。
【0006】
【実施例】原料として鮭の骨を用いた実施例に付いて、
その製造方法を図1に示すフローチャートにしたがって
説明する。まず原料の鮭の骨を電気炉に入れ約200℃
で加熱した後、粉砕機で粉砕して、水とともに、凍結
し、凍結ブロックVを作る(ステップ1、2)。次に、
この凍結ブロックVを図2の切削機1の台3に載せ、上
から押え具4で押えながらモーターmにより回転させ
る。台3に取りつけた切削刃2により、削られた、シャ
ーベット状の原料は、ポット5に受ける(ステップ
3)。このシャーベット状の原料を十分乾燥し、製粉機
にかけて、粉末化する(ステップ4、5)。この骨粉末
の分析結果は、表1に示すように、水分7.2%、カル
シウム8.25%を含有していた。
【0007】
【表1】
【0008】上記粉末1kgを、酸度15度の酢酸1.
5kgに浸し、10日間放置し、その後、水7kgを加
えて撹拌する(ステップ6、7)。これを静置し、上澄
み液を採り、更に活性炭により濾過する(ステップ8、
9)。この濾液が、無色透明、無味無臭のカルシウム液
である。そして、このカルシウム液は、表2に示すよう
に、100gの液中に596mgのカルシウムを含有し
ている。また、カルシウムのほかにも、P、Mgといっ
た、骨に含まれる成分が含まれている。
【0009】
【表2】
【0010】そして、最後に、飲料として、更に飲みや
すくするために、香料や調味料を添加する(ステップ1
0)。ただし、無味無臭のまま、調理等に使用すること
もできる。なお、本実施例では、ステップ1〜4に示す
ように、冷凍ブロックを粉砕する方法で原料を粉末化し
ているが、もちろん、この方法に限る必要はない。原料
を微粉化することにより、酢酸に接触する面積が増える
ので、成分の抽出速度および効率が向上する。また、乾
燥は、少量の場合は天日での自然乾燥十分であるが、大
量処理を必要とする場合には、一般的な乾燥機を用いる
ことができる。
【0011】また、ステップ5で、骨粉末を酢酸に浸す
時間が短ければ、液中に抽出されるカルシウム量が少な
くなり、長ければ、増える訳であるが、本実施例では、
コップ半分ほどの量を飲用することで、一日に必要なカ
ルシウム量を補うことができる程度のカルシウム濃度を
得るために、10日間とした。なお、ステップ6で、加
える水の量によっても、カルシウム濃度を調整すること
ができる。ただ、水を減らして、酢酸濃度が高くなる
と、酢酸臭を除去するために濾過を繰り返す必要があ
る。この発明の、カルシウム液を約100ml(100
g)飲めば、その中には約600mgのカルシウムを含
んでいるので、一日に必要なカルシウム量を摂取するこ
とができる。そして、P、Mgを同時に、摂取すること
により、カルシウムが体内に吸収され易くなる。なお、
カルシウムの分析は、過マンガン酸カリウム容量法によ
る。
【0012】
【効果】本発明によれば、人が、必要とするカルシウム
量を簡単に摂取でき、そのための、液体カルシウムを複
雑な工程を用いないで製造できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例のフローチャートである。
【図2】切削機の断面図である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 動物あるいは魚の骨、蟹の甲羅、卵の殻
    などを主原料とし、これらの骨あるいは殻などから酢酸
    を用いて抽出したCa、P、Mgなどを含有する液体カ
    ルシウム。
  2. 【請求項2】 動物あるいは魚の骨、蟹の甲羅、卵の殻
    などを加熱後粉末化し、上記粉末を酢酸に浸し、放置し
    た後、残渣と上澄み液を分離し、上記上澄み液を活性炭
    を通して濾過することを特徴とする、液体カルシウムの
    製造方法。
JP5132647A 1993-05-10 1993-05-10 液体カルシウムとその製造方法 Pending JPH06319487A (ja)

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