JPH06318366A - ディスク装置 - Google Patents

ディスク装置

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Publication number
JPH06318366A
JPH06318366A JP10680693A JP10680693A JPH06318366A JP H06318366 A JPH06318366 A JP H06318366A JP 10680693 A JP10680693 A JP 10680693A JP 10680693 A JP10680693 A JP 10680693A JP H06318366 A JPH06318366 A JP H06318366A
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Application number
JP10680693A
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English (en)
Inventor
Kiyoyuki Suenaga
清幸 末永
Hiroyuki Gondo
浩之 権藤
Hisanori Takamure
久宜 高牟礼
Koji Muraoka
宏治 村岡
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 情報信号が情報トラック上に線密度一定で記
録されているディスク(CLVディスク)装置において、
装置の持つ性能を最大限活かした高速なアクセス制御を
行う。 【構成】 2種類のデータ再生モードを持つディスク装
置であって、従来のディスク装置の構成に加え再生モー
ド選択部35を有し、アクセス動作を行う際に、シーク時
間(ピックアップの移動時間とスピンドルモータの整定
時間のうち長い方)と回転待ち時間とデータ再生時間の
合計であるアクセス時間(tA1,tA2)を再生モード選択
部35でそれぞれのモードについて算出し、短い方の再生
モードをアクセス先での再生モードとして選択する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、CD−ROM(コンパ
クトディスク・リードオンリーメモリ)等の情報信号が情
報トラック上に線密度一定で記録されるディスクに対し
て情報の記録・再生を行うディスク装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】光ディスクはオーディオ用CDをはじめ
として、CD−ROM,追加型光ディスク,書換え可能
な光磁気ディスク装置などすでに実用化されており、各
方面への応用と高性能化への開発が活発に行われてい
る。光ディスクは記録密度が高く、大容量記録が可能で
あるが、トラックピッチが非常に小さく(1〜2μm)、
回転中のディスクに対して光スポットを高精度に位置決
め制御する必要がある。一般には半導体レーザ光源の出
射光を光学プリズムなどを介して、アクチュエータと一
体化した対物レンズに入射させ、ディスク上にて微小な
光スポットに紋り込む方法が用いられている。光スポッ
トの位置制御は、光検出器にて光スポットのフォーカス
およびラジアル方向の位置を検出して、この検出値によ
り対物レンズアクチュエータのサーボ制御を行うことに
より実現している。
【0003】最近ではコンピュータ用のデータ再生装置
としてCD−ROM駆動装置がマルチメディアの中心的
存在として注目をあびている。CD−ROMは従来その
データ再生速度が音楽用CDと同一であり、ハードディ
スク等のそれと比較してかなり遅いものであった。しか
し、画像データのような大量データを扱うアプリケーシ
ョンソフトの増加に応じて高速化のニーズが高まり、昨
今では通常の2倍速の再生速度を持った駆動装置が常識
的になりつつある。さらに最近では4倍速再生可能な駆
動装置も開発されている。
【0004】以下に、CD−ROM駆動装置を例にし
て、従来のディスク装置の構成を図4から図6を用いて
説明する。図4は従来のCD−ROM駆動装置の構成ブ
ロック図である。図4において、1は光ディスク(CD
−ROM)、2はスピンドルモータ、3は光ピックアッ
プ、4は対物レンズ、5は対物レンズアクチュエータ、
6は光センサ、7はリニアモータ、8はフォーカスサー
ボ制御部、9はトラッキングサーボ制御部、10はアクセ
ス制御部、11は情報信号検出部、12は信号処理回路、13
はインターフェイス制御部、14スピンドモータ制御部、
15はコントローラである。
【0005】光ピックアップ3は機構部と光学部などか
ら構成され、機構部には光ディスクの記録面に光を集光
させるための対物レンズ4と、これをディスク面に垂直
な方向(以下フォーカス方向と称す)やディスクのラジア
ル方向(以下トラッキング方向と称す)に動かすためのア
クチュエータが一体構成された対物レンズアチュエータ
5が構成されている。光学部は半導体レーザをはじめと
する各種プリズム,センサが構成されている。半導体レ
ーザからの光は対物レンズによって集光され、ディスク
1上に微小スポットを形成する。ディスクからの反射光
は再び対物レンズ4に戻り、フォーカス方向の光スポッ
トの位置ずれやトラック方向の位置ずれを検出するため
の光センサ6により光検出される。
【0006】光ピックアップ内の光センサ6からの信号
は対物レンズのフォーカス方向の位置制御を行うフォー
カスサーボ制御部8やトラッキング方向の制御を行うト
ラッキングサーボ制御部9で処理され、対物レンズアク
チュエータ5を駆動し、光スポットが目標トラックに追
従するように対物レンズの位置制御を行う。また、トラ
ック間を大きく移動する際は、アクセス制御部10によっ
てリニアモータ7を制御し、光ピックアップを目標トラ
ックまで移動させる。一方、センサ6の信号は情報信号
であるRF(Rerd Frequency)信号の検出にも用いら
れ、このRF信号は情報信号検出部11に入り、信号検出
された後に、変復調回路やエラー訂正回路などからなる
信号処理回路12によって変復調、データ誤り訂正などの
信号処理が行われ、インターフェイス制御部13を介し
て、パソコンなどのホスト機器に信号送出される。
【0007】CD−ROMは、情報信号が情報トラック
上に線密度一定で記録されているディスク(以下CLV
ディスクという)であるため、半径の異なるディスク上
の各トラックに書き込まれたデータを正しく再生するた
めには、各トラックの線速度が一定になるようにディス
クの回転速度を制御しなければならない。すなわち、ス
ピンドルモータ2はスピンドルモータ制御部14によって
ディスクを線速度一定で回転させるように制御される。
この回転制御はトラックに書き込まれたデータを読み取
ることによりPLL(Phase Lock Loop)制御される。
最近の駆動装置は、この情報再生速度を標準速度と倍速
のモードを持つものが多くなってきた。コントローラ15
はこれら情報再生モードの切り換えを行うとともに、こ
れらのブロックのシーケンス制御や、アクセス制御部1
0,スピンドルモータ制御部などの制御を行うためのも
のである。
【0008】ここで、光ディスクをコンピュータの外部
記憶装置として用いる場合、データ処理速度としてシス
テム全体のスループットを向上させるためには、光ディ
スクの処理動作をより高速に行う必要があり、このため
には、光スポットを目標セクタへ移動させるアクセス動
作を高速に行う必要がある。このアクセス方法について
以下説明する。アクセスは大きく分けて粗シーク,密シ
ーク,回転待ちの動作とそれと並行して行われるスピン
ドルモータの回転制御からなる。図5を用いて粗シー
ク,密シーク,回転待ちの動作について説明する。粗シ
ークは光ピックアップ3を目標セクタ16の配置される目
標トラック17の近傍まで光ピックアップ3を大きく移動
させる動作(図5(a))であり、密シークはここから目標
トラック17へ細かく光ピックアップ3の位置決めを行わ
せる動作(図5(b))である。回転待ちは光ピックアップ
3が目標トラック17到達後(図5(c))、光ディスクの回
転に伴って目標セクタ16が光ピックアップ3上に到達す
るまでの待ち時間である。
【0009】粗シークや密シークは光スポットがディス
クラジアル方向に移動する時のトラックをカウントする
ことによって行われる。このことを図6を用いて説明す
る。(図6(a))はシーク動作時のRF信号波形の様子、
(図6(b))はその低周波成分波形、(図6(c))はさらにそ
れを比較器等によって2値化したものである。(図6)
(a))において、P点は光スポットがピットが記録されて
いるトラックの中心上にある場合で、Q点がトラックと
トラックの中間にある時に相当する。すなわち (図6
(b))に示す波形がトラック横断信号であり、その正弦波
の1周期が、トラック1本分を横切ることに相当し、図
6(c)に示すパルスをカウントすれば光スポックのトラ
ック横切り本数を知ることができる。また光スポットが
移動している時のこのトラック横断信号の周波数や周期
を計測すれば光スポットの移動速度を検出でき、アクセ
ス時の光スポット移動速度制御に利用することができ
る。
【0010】図7にアクセス制御部のブロック図を示
す。図7において、18は指令信号、19はトラック横断パ
ルス発生回路、20は目標速度発生部、21は速度指令値、
22はトラック横断信号検出部、23は速度検出部、24はト
ラックカウンタ、25はスピンドルモータ制御部、26は周
期計数器、27は速度変換部、28は比較器、29は駆動アン
プ、30は駆動信号、31はスピンドルモータ、32は回転速
度検出器、33は回転速度指令値、34はピックアップであ
る。以下図7を用いてアクセス制御動作について説明す
る。アクセス制御方法としては、目標トラックまでの距
離、即ち現在のトラックから目標トラックまでのトラッ
ク数を指令信号18としてトラックカウンタ24にセット
し、これに応じて目標速度発生部20で基準速度を設定
し、この設定値を光ピックアップ移動の速度指令値21と
して与える。一方、実際の光ピックアップ移動時のトラ
ック横断の状態はトラック横断パルス発生回路19からの
信号によって実際の光スポットの移動速度を速度検出部
23で検出する。速度検出部23では、トラック横断パルス
の周期を周期計数器26にて計測し、この周期に応じて速
度変換部27にて速度検出を行う。この検出値と目標速度
発生部20からの速度指令値21を比較器28で差をとり、こ
れがゼロになるようにこの比較信号を駆動アンプ29にて
増幅し、光ピックアップの駆動信号30を送出し、光スポ
ットの移動制御を行う。このように前述の速度指令値と
逐次比較制御するサーボ制御によって光ピックアップの
移動速度を制御し、最適速度制御によるアクセスを行う
方法が用いられている。しかし、粗シーク動作ではこの
トラック移動に多少の誤差を生じ、光スポットが目標位
置の手前にて停止したり、あるいは行き過ぎたりする場
合がたびたび生じる。このような場合、光ピックアップ
でそのトラックの信号を読み取り、現在位置しているト
ラック番号を認識することによって、再び目標トラック
への移動補正動作を行う。これが密シークに相当する動
作である。この密シークによって目標トラックへ突入し
たら、再びトラックの信号を読み取ってトラック番号の
認識とそのセクタの確認を行う。そして、目標セクタが
ディスクの回転に伴って光スポット上に到達するまで回
転待ちし、目標セクタの読み取りを行う。
【0011】なお、ディスクは線速度一定で制御しなけ
ればならないため、アクセス時にはスピンドルモータを
いち早くアクセス先での回転速度に加速もしくは減速し
なければならない。通常スピンドルモータ制御部25は、
ディスクに書き込まれた同期信号データによってスピン
ドルモータ31のPLL制御を行っているが、シーク時に
は同期データを正しく読みとることができないためPL
L制御が困難である。そのため、シーク時にはPLL制
御を行わず、スピンドルモータ制御部25にアクセス先に
おける回転速度を回転速度指令値33として与えられ、ス
ピンドルモータ31の回転速度を回転速度検出器32によっ
てモニタし、シーク動作と並行してディスクの回転が所
定の回転速度になるように制御される。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】アクセスの高速化を図
るためには、シーク動作による光ピックアップの移動速
度を高速化し、より速く目標トラックへ到達させ、目標
のセクタの読み込みを開始できるようにしなければなら
ない。このため、光ピックアップを小型軽量化し、より
高速なシーク動作を行うような努力が行われている。し
かし、先に述べたようにアクセス動作はシーク動作と回
転待ちとスピンドルモータの回転制御によって構成され
るため、必ずしもシーク動作のみを高速化しても不十分
な場合が生じる。
【0013】これらのことを図8を用いて説明する。図
8はアクセス動作の内訳を示した図である。先の述べた
ように、粗シーク動作を行った後に密シーク動作を行う
ためには、光ピックアップでそのトラックの信号を読み
取り、現在位置しているトラック番号を認識することが
必要である。シーク動作を行う際には、その前後でスピ
ンドルモータの回転速度を変える必要があるので、目標
の回転速度に収束させるまでの回転制御にもかなりの時
間が必要になる。この回転制御に要する時間はスピンド
ルモータのトルク性能に依存する。すなわち、トルク性
能が高いほど回転制御にかかる時間は短くなる。図8
(a)はアクセス動作において、粗シークにかかる時間よ
りも回転制御にかかる時間が短い例である。すなわち、
アクセス動作が粗シーク,密シーク,回転待ちで構成さ
れる。図8(b)はアクセス動作において、粗シークにか
かる時間よりも回転制御にかかる時間が長い例である。
密シークを行うためには光ピックアップでそのトラック
の信号を読み取り、現在位置しているトラック番号を認
識することが必要であるので、スピンドルモータの回転
速度が目標値に収束するまで待たなければならない。す
なわち、アクセス動作が粗シーク,回転制御待ち,密シ
ーク,回転待ちで構成される。この回転制御待ち時間が
発生するためにアクセス時間が長くなってしまう。
【0014】さらに、最近ではデータ転送速度の高速化
を図るため、ディスクの回転速度を倍速化する方法が行
われている。ディスクの回転速度が早くなれば、回転待
ち時間は少なくなるが、スピンドルモータの回転制御に
はかえって時間がかかることになり、図8(b)のような
ケースが起こるおそれがより大きくなる。このようなこ
とを避けるためにはさらにスピンドルモータの駆動力を
向上させる必要がある。しかしながら、スピンドルモー
タのトルク性能はおもにその物理的なサイズによって制
限されるところが大きく、装置全体の薄型化を考えた場
合、十分な性能を持つスピンドルモータの実現は困難で
ある。よって回転制御時間の短縮は容易ではない。これ
らの理由により、たとえシーク時間の高速化を図って
も、この回転制御待ち時間が生じることによってトータ
ルのアクセス速度は高速化できず、CD−ROM駆動装
置としての高速化を図ることができないといった問題を
生じる。本発明は上記従来の問題点を解決するもので、
アクセス動作を効率良く行い、高速アクセス動作が可能
な光ディスク装置を提供することを目的とするものであ
る。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明のディスク装置は、CLVディスク上のトラッ
クを走査し情報信号を再生する情報読み取りヘッドと、
前記ディスクを回転させる回転速度可変のモータと、前
記モータの回転速度を前記情報読み取りヘッドの走査す
るトラックの線速度が一定となるように制御する回転制
御手段と、前記情報読み取りヘッドを前記CLVディス
クの目標トラックまでアクセスさせるアクセス制御手段
と、情報再生を行う際の再生モードとしてそれぞれ異な
る線速度で情報を再生する少なくとも2種類以上の再生
モードを持ち前記アクセス制御動作の前後で前記再生モ
ードを切り換えるディスク装置であって、前記情報読み
取りヘッドの位置に対する前記モータの回転速度を前記
再生モードについてそれぞれ検知する回転速度検知手段
と、前記回転制御手段によって前記モータが現在の回転
速度からアクセス先の目標トラックでの回転速度に収束
させるのに要するモータ整定時間を推定し、各再生モー
ドごとにモータ整定時間を検出するモータ整定時間推定
手段と、アクセス制御の際に前記情報読み取りヘッドを
目標トラック近傍まで移送するのに要する移送時間を推
定する移送時間推定手段と、前記モータ整定時間と前記
移送時間を各再生モードごとに比較し、そのうち大きい
方をそれぞれの再生モードに対するシーク時間として決
定するシーク時間決定手段と、再生すべき情報量に対し
て、再生に要する再生時間を前記再生モードごとにそれ
ぞれ推定する再生時間推定手段と、アクセス先の目標ト
ラックにおける回転待ち時間を、前記再生モードのそれ
ぞれについて推定する回転待ち時間推定手段と、前記シ
ーク時間と前記再生時間と前記回転待ち時間をそれぞれ
の再生モードに関して加算し、その合計時間をアクセス
時間として前記再生モードごとに算出するアクセス時間
算出手段と、前記アクセス動作を行う前に、各再生モー
ド間での前記アクセス時間を比較し、最も短いものを目
標トラックでの再生モードとして選択するような再生モ
ード選択手段とを有するものである。
【0016】
【作用】したがって本発明によれば、アクセス動作を行
う際に、粗シーク,回転制御待ち,密シーク,回転待
ち,アクセス先での情報再生時間の各時間をすべての再
生モードについて事前に算出し、トータルのアクセス動
作時間が最も短くなるような再生モードを選択すること
により、アクセス動作時間を極小化することができる。
【0017】
【実施例】図1は本発明の一実施例におけるディスク装
置の構成ブロック図を示す。図1において、35は再生モ
ード選択部、36は現在のトラックアドレス信号、37は目
標のトラックアドレス信号、38は再生セクタ数信号、39
は現在の再生モード信号、40は再生モード選択信号、そ
の他1〜15は従来例の図4とそれぞれ対応しており説明
は省略する。再生モード選択部35では、アクセス動作を
行う際に、コントローラ15より、現在のトラックアドレ
ス信号36,目標のトラックアドレス信号37,再生セクタ
数信号38,現在の再生モード信号39をうけてアクセス時
間が最も短くなるようなアクセス後の再生モードを選択
し、再生モード選択信号40をコントローラ15へ出力す
る。以下、再生モード選択部35について図2を用いてさ
らに説明する。
【0018】図2は本発明の一実施例におけるディスク
装置の再生モード選択部の動作ブロックを示す。図2に
おいては再生モードとして2種類のモードを持っている
場合を例に示してある。図2において、15はコントロー
ラ、41はスピンドルモータ回転速度検出部、42は目標回
転速度検出部、43は移送時間推定部、44はデータ再生時
間検出部、45はスピンドルモータ収束時間推定部、46は
回転待ち時間推定部、47はシーク時間決定部、48は第1
のアクセス時間決定部、49は第2のアクセス時間決定
部、50は再生モード選択部、51は現在のトラックアドレ
ス信号、52は現在の情報再生モード信号、53は目標のト
ラックアドレス信号、54は再生セクタ数信号、55は現在
のスピンドルモータの回転速度の推定値(ω0)、56は目
標トラックにおいて第1の再生モードでデータ再生を行
う場合のスピンドルモータの回転速度の推定値(ω1)、5
7は目標トラックにおいて第2の再生モードでデータ再
生を行う場合のスピンドルモータの回転速度の推定値
2)、58はω0からω1までスピンドルモータの回転速
度を変化させる場合には要する時間の推定値(t1)、59
はω0からω2までスピンドルモータの回転速度を変化さ
せる場合に要する時間の推定値(t2)、60は目標トラッ
クまでピックアップを移送するには必要な時間の推定値
(tT)、61は目標トラックにおいて第1の再生モードで
データ再生を行う場合の回転待ち時間の推定値(tW1)、
62は目標トラックにおいて第2の再生モードでデータ再
生を行う場合の回転待ち時間の推定値(tW2)、63は目標
トラックにおいて第1の再生モードでデータを再生する
場合にかかるシーク時間の推定値 (ts1)、64は目標ト
ラックにおいて第2の再生モードでデータを再生する場
合にかかるシーク時間の推定値(ts2)、65は目標トラッ
クにおいて第1の再生モードでデータを再生する場合に
かかるデータ再生時間の計算値(tR1)、66は目標トラッ
クにおいて第2の再生モードでデータを再生する場合に
かかるデータ再生時間の計算値(tR2)、67はtW1
s1,tR1の和からなる第1のアクセス時間の推定値
(tA1)、68はtW2,ts2,tR2の和からなる第2のアク
セス時間の推定値(tA2)、69は再生モード選択信号であ
る。
【0019】次に図2の動作を説明する。スピンドルモ
ータ回転速度検出部41はコントローラ15より現在のトラ
ックアドレス信号51と現在の情報再生モード信号52によ
る現在の情報再生速度とから現在のスピンドルモータの
回転数の推定値(ω0)55を出力する。例えば、トラック
アドレスに対して予め再生モードごとにスピンドルモー
タの回転速度データを記憶しているようなROM等によ
って構成される。また、目標回転速度検出部42では目標
のトラックアドレス58にもとづいて、目標トラックにお
いて第1の再生モードでデータ再生を行う場合のスピン
ドルモータの回転速度の推定値(ω1)56、目標トラック
において第2の再生モードでデータ再生を行う場合のス
ピンドルモータの回転速度の推定値(ω2)57を出力す
る。これもスピンドルモータ回転速度検出部41と同様
に、トラックアドレスに対して予め再生モードごとにス
ピンドルモータの回転速度データを記憶しているような
ROM等で構成される。そして、移送時間推定部43では
目標のトラックアドレス53にもとづいて目標トラックま
でのトラック数を検知し、ピックアップを目標トラック
に移送させるのに要する時間の推定値(tT)60を出力す
る。例えば、移動するトラック数に対して移送に必要な
時間データを予め記憶しているようなROM等によって
構成される。さらに、データ再生時間検出部44は再生セ
クタ数信号54をうけて目標トラックにおいて第1の再生
モードでデータを再生する場合にかかるデータ再生時間
の計算値(tR1)65と目標トラックにおいて第2の再生モ
ードでデータを再生する場合にかかるデータ再生時間の
計算値(tR2)66を出力する。例えば、再生するセクタ数
に対して再生モードごとに再生にかかる時間データを予
め記憶しているようなROM等によって構成される。
【0020】次に、スピンドルモータ収束時間推定部45
では、現在のスピンドルモータの回転速度の推定値
0)55と、第1または第2の再生モードでデータ再生
を行う場合のスピンドルモータの回転速度の推定値
1)56,(ω2)57をうけて、ω0からω1までスピンドル
モータの回転速度を変化させる場合に要する時間の推定
値(t1)58、ω0からω2までスピンドルモータの回転速
度を変化させる場合に要する時間の推定値(t2)59を出
力する。例えば、現在のスピンドルモータの回転速度か
ら目標の回転速度まで変化させるのに必要な時間データ
を記憶しているようなROM等によって構成される。ま
た、回転待ち時間推定部46は(ω1)56,(ω2)57をうけ
て、目標トラックにおいて第1の再生モードでデータ再
生を行う場合の回転待ち時間の推定値(tW1)61、目標ト
ラックにおいて第2の再生モードでデータ再生を行う場
合の回転待ち時間の推定値(tW2)62を出力する。例え
ば、スピンドルモータの回転速度に対して、平均回転待
ち時間を再生モードごとに予め記憶しているようなRO
M等によって構成される。そして、シーク時間決定部47
では、(t1)58,(t2)59,(tT)60をうけて、まず(t1)
58と(tT)60を比較し、そのうち大きい方の値を第1の
シーク時間の推定値(tS1)63として選択し、(t2)59と
(tT)60を比較し、そのうち大きい方の値を第2のシー
ク時間の推定値(tS2)64として選択し、それぞれ出力す
る。また、第1のアクセス時間決定部47は(tW1)61,
(tS1)63,(tR1)65の和を算出し、それを第1のアクセ
ス時間の推定値(tA1)67として、第2のアクセス時間決
定部49は(tW2)62,(tS2)64,(tR2)66の和を算出し、
第2のアクセス時間の推定値(tA2)68としてそれぞれ出
力する。
【0021】以上のようにして得られた第1のアクセス
時間の推定値(tA1)67と、第2のアクセス時間の推定値
(tA2)68を再生モード選択部50によって比較し、第1の
アクセス時間の推定値(tA1)67が小さい場合は標準速モ
ードを、第2のアクセス時間の推定値(tA2)68が小さい
場合は倍速モードを選択し、再生モード選択信号69とし
てコントローラへ出力する。
【0022】これまで述べてきた動作は全てソフトウェ
アによっても実現可能である。すなわち、各推定値は予
め実験あるいは計算等によって求めておきROMテーブ
ルとして記憶しておくか、ソフトウェアによる処理の過
程で直接計算を行って求めることができる。よってこれ
らの処理をコントローラの内部ですべて行うことができ
る。図3には本発明の一実施例におけるディスク装置の
再生モード選択動作をソフトウェア処理で行った場合の
フローチャートを示す。コントローラはアクセス動作を
開始する前に図3に示すような処理ルーチンによってア
クセス先での再生モードを選択する。図3において、ス
テップS1では、現在のスピンドルモータの回転数
0)、目標トラックにおいて第1の再生モードでデー
タ再生を行う場合のスピンドルモータの回転速度
1)、目標トラックにおいて第2の再生モードでデー
タ再生を行う場合のスピンドルモータの回転速度
2)、ピックアップを目標トラックに移送させるのに
要する時間(tT)、目標トラックにおいて第1の再生モ
ードでデータを再生する場合にかかるデータ再生時間
(tR1)と目標トラックにおいて第2の再生モードでデー
タを再生する場合にかかるデータ再生時間(tR2)、ω0
からω1までスピンドルモータの回転速度を変化させる
場合に要する時間(t1)、ω0からω2までスピンドルモ
ータの回転速度を変化させる場合に要する時間(t2)、
目標トラックにおいて第1の再生モードでデータ再生を
行う場合の回転待ち時間(tW1)、目標トラックにおいて
第2の再生モードでデータ再生を行う場合の回転待ち時
間(tW2)を計算あるいはROMテーブルに予め記憶して
あるデータにより推定する。そして、ステップS2では
(t1)と(tT)を比較し、そのうち大きい方の値を第1の
シーク時間の推定値(tS1)として選択する。ステップS
3では、(t2)と(tT)を比較し、そのうち大きい方の値
を第2のシーク時間の推定値(tS2)として選択する。こ
こで、ステップS2とステップS3の処理は前後しても構
わない。ステップS4では、(tW1),(tS1),(tR1)の
和を算出し、それを第1のアクセス時間の推定値(tA1)
とし、(tW2),(tS2),(tR2)の和を算出し、第2のア
クセス時間の推定値(tA2)とする演算を行う。ステップ
5では、以上のようにして得られた(tA1)と(tA2)の
大小を比較し、(tA1)が小さい場合は標準速モードを、
(tA2)が小さい場合は倍速モードを選択するような処理
を行う。このあとコントローラはアクセス動作を開始さ
せ、アクセス終了先においては、以上の処理によって選
択された再生モードで情報を再生する。
【0023】
【発明の効果】上記実施例から明らかなように本発明の
よれば、スピンドルモータの整定時間,データ再生時
間,シーク所要時間をすべて考慮してアクセス時間が最
短になるようにアクセス先でのデータ再生モードを選択
する構成になっているため、装置の持つ性能を最も効率
よく発揮したアクセス制御が可能となり、より高速アク
セスが可能な優れたディスク装置を提供することができ
るという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるディスク装置の構成
ブロック図である。
【図2】本発明の一実施例におけるディスク装置の再生
モード選択部の動作ブロック図である。
【図3】本発明の一実施例におけるディスク装置の再生
モード選択動作をソフトウェア処理で行った場合のフロ
ーチャートである。
【図4】従来のCD−ROM駆動装置の構成ブロック図
である。
【図5】粗シーク,密シーク,回転待ちの動作を示した
図である。
【図6】トラック横断信号検出の原理図である。
【図7】アクセス制御部のブロック図である。
【図8】アクセス動作の内訳を示した図である。
【符号の説明】
1…光ディスク、 2,31…スピンドルモータ、 3…
光ピックアップ、 4…対物レンズ、 5…対物レンズ
アクチュエータ、 6…光センサ、 7…リニアモー
タ、 8…フォーカスサーボ制御部、 9…トラッキン
グサーボ制御部、10…アクセス制御部、 11…情報信号
検出部、 12…信号処理回路、 13…インターフェイス
制御部、 14…スピンドルモータ制御部、 15…コント
ローラ、16…目標セクタ、 17…目標トラック、 18…
指令信号、 19…トラック横断パルス発生回路、 20…
目標速度発生部、 22…トラック横断信号検出部、 23
…速度検出部、 24…トラックカウンタ、 25…スピン
ドルモータ制御部、 26…周期計数器、 27…速度変換
部、 28…比較器、 29…駆動アンプ、 30…駆動信
号、 32…回転速度検出器、 34…ピックアップ、 35
…再生モード選択部、41…スピンドルモータ回転速度検
出部、 42…目標回転速度検出部、 43…移送時間推定
部、 44…データ再生時間検出部、 45…スピンドルモ
ータ収束時間推定部、 46…回転待ち時間推定部、 47
…シーク時間決定部、 48…第1のアクセス時間決定
部、 49…第2のアクセス時間決定部、 50…再生モー
ド選択部、51…現在のトラックアドレス信号、 52…現
在の情報再生モード信号、 53…目標のトラックアドレ
ス信号、 54…再生セクタ数信号、 69…再生モード選
択信号。
フロントページの続き (72)発明者 村岡 宏治 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報信号が情報トラック上に線密度一定
    で記録されるディスクに対して前記情報トラックを走査
    し情報信号を再生する情報読み取りヘッドと、前記ディ
    スクを回転させる回転速度可変のモータと、前記モータ
    の回転速度を前記情報読み取りヘッドの走査するトラッ
    クの線速度が一定となるように制御する回転制御手段
    と、前記情報読み取りヘッドを前記ディスクの目標トラ
    ックまでアクセスさせるアクセス制御手段と、情報再生
    を行う際の再生モードとして、それぞれ異なる線速度で
    情報を再生する少なくとも2種類以上の再生モードを持
    つディスク装置であって、アクセス制御動作の前後で、
    前記再生モードを切り換えることを特徴とするディスク
    装置。
  2. 【請求項2】 前記ディスク装置が、前記情報読み取り
    ヘッドの位置に対する前記モータの回転速度を前記再生
    モードについてそれぞれ検知する回転速度検知手段と、
    前記回転制御手段によって前記モータが現在の回転速度
    からアクセス先の目標トラックでの回転速度に収束させ
    るのに要するモータ整定時間を推定し、各再生モードご
    とにモータ整定時間を検出するモータ整定時間推定手段
    と、アクセス制御の際に前記情報読み取りヘッドを目標
    トラック近傍まで移送するのに要する移送時間を推定す
    る移送時間推定手段と、前記モータ整定時間と前記移送
    時間を各再生モードごとに比較し、そのうち大きい方を
    それぞれの再生モードに対するシーク時間として決定す
    るシーク時間決定手段と、再生すべき情報量に対して、
    再生に要する再生時間を前記再生モードごとにそれぞれ
    推定する再生時間推定手段と、アクセス先の目標トラッ
    クにおける回転待ち時間を、前記再生モードのそれぞれ
    について推定する回転持ち時間推定手段と、前記シーク
    時間と前記再生時間と前記回転待ち時間をそれぞれの再
    生モードに関して加算し、その合計時間をアクセス時間
    として前記再生モードごとに算出するアクセス時間算出
    手段と、前記アクセス動作を行う前に、各再生モード間
    での前記アクセス時間を比較し、最も短いものを目標ト
    ラックでの再生モードとして選択するような再生モード
    選択手段とを持つことを特徴とする請求項1記載のディ
    スク装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004015705A1 (ja) * 2002-08-08 2004-02-19 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. ディスク状情報記録媒体、その記録方法及び再生方法並びにその情報記録装置及び情報再生装置

Cited By (3)

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