JPH0631735A - 成形装置 - Google Patents

成形装置

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JPH0631735A
JPH0631735A JP20980592A JP20980592A JPH0631735A JP H0631735 A JPH0631735 A JP H0631735A JP 20980592 A JP20980592 A JP 20980592A JP 20980592 A JP20980592 A JP 20980592A JP H0631735 A JPH0631735 A JP H0631735A
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JP
Japan
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platen
mold
thermal expansion
clearance
die
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Application number
JP20980592A
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English (en)
Inventor
Kazuhiko Kobayashi
一彦 小林
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Apic Yamada Corp
Original Assignee
Apic Yamada Corp
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Publication date
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Publication of JPH0631735A publication Critical patent/JPH0631735A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 プラテンの熱変形を抑制すると共に、プラテ
ンとガイドバーとのクリアランスを小さく設定し得る成
形装置を提供する。 【構成】 樹脂成形用金型34が取り付けられたプラテ
ン22と、該プラテン22に取り付けられ、前記金型を
加熱するための発熱部36と、前記プラテン22に挿通
され、型開、型閉の際にプラテン22の移動をガイドす
るガイドバー14、16とを具備する成形装置10にお
いて、前記プラテン22は低熱膨張材で形成されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は成形装置に関し、一層詳
細には樹脂成形用金型が取り付けられたプラテンと、プ
ラテンに取り付けられ、金型を加熱するための発熱部
と、プラテンに挿通され、型開、型閉の際にプラテンの
移動をガイドするガイドバーとを具備する成形装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】樹脂成形用金型が取り付けられたプラテ
ンと、プラテンに取付られ、金型を加熱するための発熱
部と、プラテンに挿通され、型開、型閉の際にプラテン
の移動をガイドするガイドバーとを具備する従来の成形
装置において、プラテンは鋳鉄で形成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来の成形装置には次のような課題がある。プラテンに
は発熱部が取り付けられている。発熱部とプラテンとの
間には通常断熱部材が介挿されプラテンへの熱伝導を抑
制しているが、完全に防止することができず、プラテン
が熱膨張で変形し、寸法の狂いが発生する。特に、発熱
部は金型を加熱すべくプラテンに対して金型側に取り付
けられている。従って、プラテンの金型取付面と反対側
の面との間には温度勾配が生じ、プラテン全体に反りが
生じる。この変形、反りにより金型を型閉しても正確に
型閉できず、樹脂成形の際、成形品に樹脂バリが発生す
るという課題がある。また、プラテンには型開、型閉の
際にプラテンの移動をガイドするガイドバーが挿通され
ている。発熱部の熱によりプラテンに変形、反りが生じ
た状態のままでもプラテンの移動を可能にするために、
プラテンに穿設されている貫通孔内周面とガイドバー外
周面との間には予めクリアランスが確保されている。こ
のクリアランスは種々の条件によって異なるが、通常約
0.4ミリメートルに設定されている。ところが、予め
設定されている前記クリアランスはプラテンの変形、反
りが著しい場合にプラテンの移動を可能にするためのク
リアランス量であるため、条件によってはプラテンの反
り量が小さい場合がある。その場合、プラテンの、ガイ
ドバーと直角な方向への遊びが生じてしまい、型閉した
際に型ずれが発生することがあるという課題がある。型
ずれが発生すると、樹脂成形した際に成形品が不良品と
なってしまう。従って、本発明はプラテンの熱変形を抑
制すると共に、プラテンとガイドバーとのクリアランス
を小さく設定し得る成形装置を提供することを目的とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は次の構成を備える。すなわち、樹脂成形用
金型が取り付けられたプラテンと、該プラテンに取り付
けられ、前記金型を加熱するための発熱部と、前記プラ
テンに挿通され、型開、型閉の際にプラテンの移動をガ
イドするガイドバーとを具備する成形装置において、前
記プラテンは低熱膨張材で形成されていることを特徴と
する。具体的には、前記低熱膨張材は鉄−ニッケル−コ
バルト−系鋳鉄とすると、前記プラテンとガイドバーと
のクリアランスは0.1ミリメートル以下に設定するこ
とができる。
【0005】
【作用】作用について説明する。プラテンは低熱膨張材
で形成することにより、熱変形を抑制可能となると共
に、プラテンに生じた温度勾配に起因するプラテンの反
りも抑制可能となる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の公的な実施例について添付図
面と共に詳述する。図1には本実施例に挙げる半導体装
置の樹脂封止に用いるトランスファ成形装置の要部正面
図を示し、図2には上金型部の底面図を示し、図3には
発熱部を加熱状態にした場合の上プラテンの変形状態を
示した正面図を示し、図4にはプラテンとタイバーとの
関係を示した部分断面図を示す。まず、図1および図2
と共に実施例のトランスファ成形装置10の構造につい
て説明する。
【0007】12はボトムプラテンであり、基台部24
に固定されている。14、16、18、20はガイドバ
ーの一例であるタイバーであり、4本設けられている。
タイバー14、16、18、20は下端部がボトムプラ
テン12の上面に固定され、上端部はトッププラテン2
1へ固定されている。22は可動プラテンであり、タイ
バー14、16、18、20が挿通されている。可動プ
ラテン22は上下動機構26(例えばプレス機構)を介
してタイバー14、16、18、20に沿って上下動
(矢印A)可能になっている。28は下金型部であり、
ボトムプラテン12の上面中央に固定されている。下金
型部28は断熱部材29、発熱部30、下金型32とか
ら成る。
【0008】34は上金型部であり、可動プラテン22
の下面中央であって下金型部28と対向する位置に固定
されている。上金型部34も断熱部材35、発熱部3
6、上金型38とから成る。上金型38の下面(パーテ
ィング面)には樹脂封止するリードフレームをセットす
るキャビティ40が凹設されている(図2参照)。な
お、図示しないが下金型32の上面(パーティング面)
にも上金型38のキャビティ40に対応してリードフレ
ームをセットするキャビティが凹設されている。可動プ
ラテン22が上下動することにより、上金型38と下金
型32が型閉、型開する。可動プラテン22が下動して
上金型38と下金型32が型閉した状態(図1の状態)
では両パーティング面に凹設されているキャビティ40
が一致し、樹脂封止用のキャビティ空間が形成される。
発熱部30、36は電熱ヒータを内蔵しており、下金型
32、上金型38を加熱するために設けられている。ま
た、断熱部材29、35は、例えばセラミックであり、
発熱部30、36の熱をプラテン12、22へ伝導する
のを抑制すべく介挿されている。
【0009】本実施例において、ボトムプラテン12お
よび可動プラテン22は低熱膨張材(例えば鉄−ニッケ
ル−コバルト系鋳鉄)で形成されている。低熱膨張材と
しては温度摂氏20度〜100度の範囲における熱膨張
係数が、2・10-6/°C 〜 5・10-6/°C の
材料が好適である。従来の鋳鉄の熱膨張係数 11・1
-6/°C と比べ約1/2〜1/6なので、発熱部4
2の熱によるボトムプラテン12および可動プラテン2
2の変形、寸法の狂いを著しく抑制可能となる。なお、
実施例の鉄−ニッケル−コバルト系鋳鉄は熱膨張係数が
2・10-6/°Cである。なお、トッププラテン21も
ボトムプラテン12、可動プラテン22と同じ低熱膨張
材で形成されているが、高精度的を要求されない場合は
従来の鋳鉄を用いてもよい。
【0010】発熱部36のヒータに通電すると、断熱部
材35が介挿されているものの、可動プラテン22へ熱
が伝導され、図3に示すように上下方向の温度勾配に起
因して可動プラテン22に変形(反り)が発生する。こ
の反りはボトムプラテン12にも同様に発生するが、特
に可動プラテン22は上下動を可能にするために、図4
に示すように可動プラテン22に穿設されている貫通孔
44へ嵌合されているスリーブ46内周面とタイバー1
4(他のタイバー16、18、20についても同様)の
外周面との間には「発明が解決しようとする課題」の項
で説明したように、予めクリアランスBが確保されてい
る。このクリアランスBは従来の鋳鉄製では約0.4ミ
リメートルに設定されていたが、本実施例においては可
動プラテン22の熱変形量を抑制可能なので小さくする
ことが可能である。
【0011】例えば、可動プラテン22の熱膨張係数が
2・10-6/°C、温度上昇量が60度、タイバー14
と20(またはタイバー16と18)の間の距離が60
0ミリメートルの場合、タイバー14と20(またはタ
イバー16と18)の間の距離の膨張量は、 600・60・2・10-6=0.072(ミリメート
ル) であるから、クリアランスBを0.1ミリメートル以下
としても可動プラテン22に反りが生じた状態のままで
も可動プラテン22の上下動は可能となる。
【0012】本実施例ではボトムプラテン12も鉄−ニ
ッケル−コバルト系鋳鉄で形成されており、ボトムプラ
テン12および可動プラテン22の熱変形量が小さいこ
とと、クリアランスBが小さいこととが相まって下金型
32と上金型38とが正確に型閉できないことに起因す
る樹脂バリの発生、および可動プラテン22のスリーブ
46内周面とタイバー14、16、18、20外周面と
の間のクリアランスBによる可動プラテン22の遊びに
起因する型閉時の型ずれの発生を可及的に抑制可能とな
り、成形不良の発生を抑制可能となる。また、可動プラ
テン22の変形、反りを可及的に抑制できるのでタイバ
ー14、16、18、20、スリーブ46の偏摩耗を抑
制可能となる。以上、本発明の好適な実施例について種
々述べてきたが、本発明は上述の実施例に限定されるの
ではなく、例えば低熱膨張材として鉄−ニッケル系鋳鉄
を用いることができる等、発明の精神を逸脱しない範囲
で多くの改変を施し得るのはもちろんである。
【0013】
【発明の効果】本発明に係る成形装置を用いると、プラ
テンは低熱膨張材で形成することにより、熱変形を抑制
可能となると共に、プラテンに生じた温度勾配に起因す
るプラテンの反りも抑制可能となる。その結果、プラテ
ンの熱変形量を小さくできるので、金型が正確に型閉で
きないことに起因する樹脂バリの発生を抑制可能とな
る。またプラテンの熱変形量を抑制可能なので、プラテ
ンとガイドバーとのクリアランスを小さく設定でき、当
該クリアランスによるプラテンの遊びに起因する型閉時
の型ずれの発生を抑制可能となり、成形不良の発生を抑
制可能となる等の著効を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施例のトランスファ成形装置の
要部正面図。
【図2】上金型部の底面図。
【図3】電熱発熱部を加熱状態にした場合の可動プラテ
ンの変形状態を示した正面図。
【図4】可動プラテンとタイバーとの関係を示した部分
断面図。
【符号の説明】
10 トランスファ成形装置 14、16、18、20 タイバー 22 可動プラテン 26 上下動機構 36 発熱部 38 上金型 46 スリーブ B クリアランス

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂成形用金型が取り付けられたプラテ
    ンと、 該プラテンに取付られ、前記金型を加熱するための発熱
    部と、 前記プラテンに挿通され、型開、型閉の際にプラテンの
    移動をガイドするガイドバーとを具備する成形装置にお
    いて、 前記プラテンは低熱膨張材で形成されていることを特徴
    とする成形装置。
  2. 【請求項2】 前記低熱膨張材は鉄−ニッケル系鋳鉄で
    あることを特徴とする請求項1記載の成形装置。
  3. 【請求項3】 前記低熱膨張材は鉄−ニッケル−コバル
    ト系鋳鉄であることを特徴とする請求項1記載の成形装
    置。
  4. 【請求項4】 前記プラテンとガイドバーとのクリアラ
    ンスは0.1ミリメートル以下であることを特徴とする
    請求項1、2または3記載の成形装置。
JP20980592A 1992-07-14 1992-07-14 成形装置 Pending JPH0631735A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006272558A (ja) * 2005-03-28 2006-10-12 Konica Minolta Opto Inc 横型成形装置
JP2006334795A (ja) * 2005-05-31 2006-12-14 Victor Co Of Japan Ltd 成形金型
JP2007050596A (ja) * 2005-08-18 2007-03-01 Bridgestone Corp タイヤ加硫成型金型及び加硫成型方法

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