JP2743645B2 - シャドウマスク成形装置 - Google Patents

シャドウマスク成形装置

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JP2743645B2
JP2743645B2 JP3212542A JP21254291A JP2743645B2 JP 2743645 B2 JP2743645 B2 JP 2743645B2 JP 3212542 A JP3212542 A JP 3212542A JP 21254291 A JP21254291 A JP 21254291A JP 2743645 B2 JP2743645 B2 JP 2743645B2
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guide bush
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和章 貴田
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NEC Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はシャドウマスク成形装置
に関し、特にカラー受像管の温間プレスシャドウマスク
成形装置に関する。
【0002】
【従来の技術】シャドウマスク形カラー受像管は、電子
ビームがシャドウマスクに射突することにより射突した
部分のシャドウマスクがその周囲部分より著しく温度上
昇し、その部分が熱変形を起こす、いわゆる、ドーミン
グと称する現象が発生することがある。
【0003】このドーミング防止対策として低熱膨張材
であるアンバー材が採用され始めた。
【0004】しかしながら、このアンバー材は従来のA
K材に比べ高耐力材料であるため、プレス成形後、金型
から取り外すとスプリングバックのために球面変形が発
生して、シャドウマスクの球面精度が低下するとともに
カラー受像管の振動特性が低下するという問題が生ず
る。
【0005】このため、プレス工程において、アンバー
材を約200℃の温度に加熱しながらプレスする温間プ
レス成形を行なうことが必要とされている。
【0006】図3(a)〜(c)は従来のシャドウマス
クの温間プレス加工方法を説明する工程順に示したシャ
ドウマスク成形装置の側面図である。
【0007】従来のシャドウマスク成形装置は、図3
(a)〜(c)に示すように、上部の枠上に形成された
パッド1とその内周にそって上下に摺動可能に配置され
たポンチ2により上型3を構成する。
【0008】一方、上型3のパッド1に対向して枠上に
形成されたダイ4とその内周にそって摺動可能に配設さ
れたシェダー5により下型6を構成し、ポンチ2とシェ
ダー5は、互いに対向する面を成形すべきシャドウマス
クの曲面に対しスプリングバックを加味した曲面に形成
されている。
【0009】ここで、上型3を構成するパッド1とポン
チ2および下型6を構成するダイ4とシェダー5の各部
材にはそれぞれ加熱要素(図示せず)、例えば電気ヒー
タが埋設され、これにより各部材を200℃程度の温度
に加熱しシャドウマスク素材板7を温間プレス成形する
ようにしている。
【0010】なお、下型6には図4(a),(b)に示
すように、円筒状のガイドポスト8が固定され、また、
これと対向して上型3にガイドブッシュ9が固定され、
上型3の下降時にガイドポスト8とガイドブッシュ9が
係合して上型3と下型6の位置を規則している。
【0011】次に、動作について説明する。
【0012】図3(a)に示すように、まず、マスク素
材板7が下型6のダイ4上に置かれ上型3の下降により
パッド1とダイ4にて周辺部が固定される。
【0013】次に、図3(b)に示すように、ポンチ2
がさらに下降しシャドウマスク素材板7に当たり球面張
り出しを開始してシェダー5の上面にポンチ2が接する
まで張り出し下降が行なわれシャドウマスク素材板7に
球面部が成形される。さらに、ポンチ2がシェダー5に
接して降下を始めるとそれに合わせてダイ4も下降する
がパッド1はストッパーシャフト(図示せず)にて下降
が停止するのでダイ4とパッド1の間に隙間ができシャ
ドウマスク素材板7の周辺部の固定が解除される。
【0014】次に、図3(c)に示すようにダイ4が最
下点にきたあともポンチ2とシェダー5は下降を続け、
そのとき、ダイ4とポンチ2の側壁の間でシャドウマス
クのスカート部が成形される。ポンチ2とシェダー5が
最下点に達して数秒間その状態を保持したのち、それぞ
れが上昇して成形したシャドウマスクが得られる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
シャドウマスク成形装置の円筒形のガイドブッシュと円
柱形のガイドポストでは、加熱時の熱膨張により上型が
下降してガイドブッシュとガイドポストが係合した際に
かじりが生じ、上型の円滑な動作に支障をきたす欠点が
あった。
【0016】また、この欠点を解決するために、ガイド
ブッシュとガイドポストの間に熱膨張による伸びを考慮
した隙間を設けておくことが考えられるが、この隙間が
上型および下型の位置の精度を低下させる原因となり、
シャドウマスクの成形精度の点で問題があった。
【0017】本発明の目的は、ガイドブッシュとガイド
ポストの係合が円滑で、成形精度の高いシャドウマスク
が得られるシャドウマスク成形装置を提供することにあ
る。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明は、加熱要素を埋
設した上型と下型を互いに対向させて前記上型のガイド
ブッシュと前記下型のガイドポストを係合させながら相
互に移動させることにより前記上型の間に挿入したシャ
ドウマスク素材板をプレス加工するシャドウマスク成形
装置において、前記ガイドブッシュと前記ガイドポスト
のそれぞれの係合部の一部を平面とし、該平面同志を接
触させる。また、前記平面を上型と下型の中心の位置か
ら放射状に延長した直線上に配設し、かつ、ガイドブッ
シュとガイドポストをそれぞれ前記上型と下型の中心に
対して点対称となるように配設する。
【0019】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0020】図1は本発明の一実施例の側面図である。
【0021】図1に示すように、枠状に形成されたパッ
ド1とその内周にそって上下に摺動可能に配設されたポ
ンチ2により上型3を構成し、一方、この上型3に対向
して枠状に形成されたダイ4とその内周にそって摺動可
能に配設されたシェダー5により下型6を構成している
点、および、シャドウマスク素材板7をダイ4上に載せ
上型3が下降してシャドウマスクを成形する動作は、従
来のシャドウマスク成形装置と同様である。
【0022】本実施例においては、下型6のガイドポス
ト8と上型3のガイドブッシュ9との係合部の一部を平
面形状とし、それぞれ平面で接触させ係合するように構
成されている。
【0023】図2(a),(b)は本発明の一実施例の
平面図及びガイドポストとガイドブッシュの係合部の部
分拡大斜視図である。
【0024】図2(a),(b)に示すように、ガイド
ポスト8は外観は円柱形状であるが、このうちガイドブ
ッシュ9との係合面は平面に形成されている。
【0025】また、ガイドブッシュ9もやはりガイドポ
スト8との接触面のみ平面を形成し、その平面の周囲
は、ガイドポスト8の径に対し大きく逃げ12を設けて
いる。この逃げ12の部分は熱膨張による伸びによって
もガイドポスト8とガイドブッシュ9が接触することは
ない。
【0026】また、上型3および下型6に通常4本ずつ
配設されるガイドポスト8とガイドブッシュ9は、その
係合部平面13を上型3と下型6の中心より放射状に延
長し直線上に配設し、さらに、上型3と下型6の中心に
対してガイドポスト8とガイドブッシュ9がそれぞれ点
対称となるように配設されている。
【0027】このような構造のシャドウマスク成形装置
の加熱による熱膨張の影響を考えると、まず、係合部形
状を係合部平面13とし、その他の周囲に逃げ12を設
けることにより、熱膨張によるかじりはその係合部平面
13のみ考慮すればよいことになる。
【0028】温間プレスシャドウマスク成形装置加熱部
分であるパッド1,ポンチ2,ダイ4,シェダー5は、
それぞれ上型3,下型6の中央部に配設されるので、加
熱による熱は中心の位置から放射状に伝達される。よっ
て、ガイドポスト8,ガイドブッシュ9の係合部平面1
3を中心方向より放射方向に配設することにより係合部
平面13の熱膨張を係合部平面13と平行な方向に逃が
し、伸びを吸収することが可能となる。
【0029】また、ガイドポスト8とガイドブッシュ9
の係合部平面13とその周囲の逃げ12をそれぞれ上型
3と下型6と中心に対して点対称となるように設けるこ
とにより、お互いに逃げ12のがたつきを規制する働き
をするので、上型3と下型6と位置精度は保障されるこ
とになる。
【0030】なお、上記の説明では上型3と下型6のガ
イドポスト6とガイドブッシュ9を例に説明を行なった
が、シェダー5摺動部のシェダーポスト10とパッド1
摺動部のパッドポスト11においても上述と同様に実施
することが望ましい。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、ガイドブ
ッシュとガイドポストを上型と下型の中心から延長した
直線上の平面で接触させ、それぞれ上型と下型の中心に
対して点対称となるように配設し、温間プレスシャドウ
マスク成形装置の円滑な稼働と高精度の位置決めを両立
させることにより、ドーミング減少の少ないアンバー材
等を用いた温間プレス加工が可能となり曲面変形の少な
い高精度のシャドウマスクが得られるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の側面図である。
【図2】本発明の一実施例の平面図及びガイドポストと
ガイドブッシュの係合部の部分拡大斜視図である。
【図3】従来のシャドウマスクの温間プレス加工方法を
説明する工程順に示したシャドウマスク成形装置の側面
図である。
【図4】従来のシャドウマスク成形装置の一例の平面図
及びガイドポストとガイドブッシュの係合部の部分拡大
斜視図である。
【符号の説明】
1 パッド 2 ポンチ 3 上型 4 ダイ 5 シェダー 6 下型 7 マスク素材板 8 ガイドポスト 9 ガイドブッシュ 10 シェダーポスト 11 パッドポスト 12 逃げ 13 係合部平面

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱要素を埋設した上型と下型を互いに
    対向させて前記上型のガイドブッシュと前記下型のガイ
    ドポストを係合させながら相互に移動させることにより
    前記上型の間に挿入したシャドウマスク素材板をプレス
    加工するシャドウマスク成形装置において、前記ガイド
    ブッシュと前記ガイドポストのそれぞれの係合部の一部
    を平面とし、該平面同志を接触させるとともに、前記平
    面を上型と下型の中心の位置から放射状に延長した直線
    上に配設し、かつ、ガイドブッシュとガイドポストをそ
    れぞれ前記上型と下型の中心に対して点対称となるよう
    に配設したことを特徴とするシャドウマスク成形装置。
JP3212542A 1991-08-26 1991-08-26 シャドウマスク成形装置 Expired - Lifetime JP2743645B2 (ja)

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JPH0554793A JPH0554793A (ja) 1993-03-05
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2507305B2 (ja) * 1985-10-31 1996-06-12 株式会社東芝 シヤドウマスクの温間プレス成形装置

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JPH0554793A (ja) 1993-03-05

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