JPH0332433A

JPH0332433A - クラッチカバー組立体の製造装置

Info

Publication number: JPH0332433A
Application number: JP16489889A
Authority: JP
Inventors: Hideo Yamazaki; 秀男山崎; Tadanori Baba; 馬場　忠則
Original assignee: Atsugi Unisia Corp
Current assignee: Hitachi Unisia Automotive Ltd
Priority date: 1989-06-27
Filing date: 1989-06-27
Publication date: 1991-02-13

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】産業上の利用分野本発明は、自動車等に使用されるダイヤフラムスプリン
グ式クラッチ装置のクラッチカバー組立体の製造装置に
関する。

従来の技術一般に、ダイヤフラムスプリング式クラッチ装置にあっ
ては、プレッシャプレートを付勢するためのダイヤフラ
ムスプリングを、リベソトを用いずにクラッチカバーの
タブを折り曲げて支点リングを介して支持する構造が知
られている。

そして、斯かるクラッチカバー組立体の製造装置として
は、例えば特公昭６１−５９４０４号に記載されている
技術のように、ダイヤフラムスプリング及び支点リング
を組み付けた状態で下型によりクラッチカバー本体を下
方から支持すると共に、該クラッチカバー本体から−Ｌ
方へ突出したタブを下型のタブ支持部により半径方向か
ら支持し、更に上型に設けられたポンチにより前記タブ
の先端部を半径方向外方へ折り曲げて、前記ダイヤフラ
ムスプリングの両側に配置された一対の支点リングを包
持すると共に、クラッチカバー本体が該支点リングを介
してダイヤフラムスプリングを支持するようになってい
る。

発明が解決しようとする課題然し乍ら、前記従来のクラッチカバー組立体の製造装置
にあっては、タブ先端側の折開部位を押圧するポンチの
屈曲状の加圧面が、単に平和状に形成されているため、
タブ先端部の折り曲げ後における該タブ折曲部位付近の
所謂スプリングバック量が大きくなる。すなわち、タブ
折曲部位の内周側にダイヤフラムスプリングや支点リン
グが配置されているので、該ダイヤフラムスプリングや
支点リングの押圧反力も作用して、折り曲げ後にタブ折
曲部位付近に戻り力が働き、スプリングバック量が大き
くなるのである。このため、特にタブ折曲部位の両端と
支点リングとの間に隙間が発生し易くなって、クラッチ
カバーのタブによる支持リングやダイヤフラムスプリン
グの確実な支持状態が得られない。この結果、クラノチ
機構の作動が不安定になると共に、耐久性が低下する。

課題を解決するための手段本発明は、前記従来の問題点に鑑みて案出されたもので
、とりわけタブ先端側の折曲部拉を押圧するポンチの加
圧面に、突起部を設けたことを特徴としている。

作用前記構成の本発明によれば、ポンチによりタブ先端部を
外方へ折り曲げると同時に、突起部によってタブの折曲
部付り面がコイニングされ、該タブ折曲部位が局部的に
加圧される。このため、折曲げ精度が向トし、タブ折曲
部位のスプリングバッタ量を十分に少なくすることがで
きる。

実施例以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳述する。

まず、第４図に基づいてクラッチカバー組立体の構成の
概略を説明すれは、エンジンのフライホイール２に外周
がボルト３により固定されたクラッチカバーｌは、プレ
ッシャプレート４を外周側及び背面側から覆っている。

プレッシャプレート４の背面突起４ａには環状のダイヤ
フラムスプリング５の外周部７が当接している。このダ
イヤフラムスプリング５の外周寄りの両側面には、該ダ
イヤフラムスプリング５の支点を構成する一対の支点リ
ング６．７が接触している。この支点リング６．７は、
クラッチカバー１のタブ８により内周側及びダイヤフラ
ムスプリング５と反対側から支持されている。ダイヤフ
ラムスプリング５の内周部には、レリースベアリング９
がプレッシャプレート４と反対側に対向配置されている
。

前記タブ８は、クラッチカバーｌの環状本体１ａの内周
縁に周方向へ所定の間隔をもって複数設けられており、
ダイヤフラムスプリング５に２＝１応して形成された切
欠孔５ａ・・・を挿通してプレッシャプレート４側に延
設されている。また、タブ８は先端部８ｂが、略半径方
向外方へ折曲されて、支点リング６．７をタブ８とダイ
ヤフラムスプリング５との間で挟圧状態に包持している
。

そして、クラッチカバー１の素材は、ブランク工程、リ
ストライク工程等を経て第３図に示すベンド工程に送ら
れる。具体的に説明すれば、図中１１は基台上に載置固
定された下型、１２は支持体１３の下面に固定されて、
図外の油圧式騙動装置により昇降駆動する上型であって
、前記下型１ｌ−Ｊ−には、クラッチカバー！がタブ本
体８ａをＬ方へ突出した状態で載置されていると共に、
切欠孔５ａに前記タブ先端部８ｂを挿通した形でダイヤ
フラムスプリング５が略水平に載置されている。

また、ダイヤフラムスプリング５の外周側上下両側に支
点リング６．７が配置されている。斯かるベンド工程の
初期における前記タブ本体８ａは、２点鎖線で示すよう
にクラッチカバー本体１ａに対して略直角に折り曲げら
れている。

すなわち、前記下型１１は、上部中央に円環状の保持穴
１１ａ穿設されていると共に、この保持穴１１ａ内に環
状のワークシート１４が保持されている。このワークシ
ー）１４は、突出した一Ｌ部に内周縁がテーパ状の環状
支持面１５が一体に形成されており、この環状支持面１
５でクラッチカバー本体１ａの内周寄りの部位つまりタ
ブ８付近を下方から支持している。更に、下型１１の外
周端部には、位置決めビン１６が設けられており、この
位置決めビン１６は、先端部１６ａがクラッチカバー１
の外周端の孔内押通して該クラッチカバーｌを回転方向
に付置法めしている。　前記−ヒ型１２は、外周下部に
ダイヤフラムスプリング５の外周端を垂直上方向から押
圧して平田化させる略環状のスプリング支持部１７がボ
ルトにより固定されており、また園中石端側には、下型
１１の外端部に立設された円柱状の第１ストツパ１８の
先端に当接して該り型１２の最大下方移動付置を規制す
る規制部材１９が設けられている。

更に、１ｇ１２の下面には、ポンチ２０がボルトによっ
て固定されている。このポンチ２０は、第１°図Ａ、　
　Ｂに示すように略円盤状を呈し、略中央に挿通孔２１
が形成されていると共に、下部外周側に突起状のタブ支
持部２２・・・が一体に設けられている。前記挿通孔２
１には、下型１１の略中央に設けられた段差円柱状の第
２のストッパ２３の先端部が挿通して、段差部２３ａと
孔縁２１ａが突き当たった時点で−Ｌ型１２の最大下方
移動位置を前記第１ストツパ１８と共働して規制するよ
うになっている。また、タブ支持部２２は、周方向に等
間隔で複数段けられ、その外周面でタブ本体８ａを半径
方向内方から支持するようになっている。また、このタ
ブ支持部２２の基端外周側に、タブの先端部８ｂを第３
図の実線の如く半径方向外方へ折り曲げる略円弧状の加
圧面２４が形成されており、該加圧面２４の各タブ支持
部２２付近の両側には、一対の突起部２５．２５が設け
られている。この突起部２５．２５は、半径方向に延び
た平面略矩形状を呈し、各タブ８先端側の折曲部位８ｃ
上面に対応した位置に配置されている。

したがって、この実施例によれば、第３図に示すように
クラッチカバー１等を下型１１−ヒに載置した状態で、
規制部材１９（孔縁２１ａ）が第１ストツパ１８（第２
ストッパ段差部２３ａ）に当接するまで一上型１２を下
降させると、その最大下降位置付近からスプリング支持
部１７がダイヤフラムスプリング５の外周端を適度に押
圧して平坦化する。

そして、上型１２が最大下降位置に達すると、タブ支持
部２２がタブ本体８ａの内周面を支持すると共に、加正
面２４でタブ先端部８ｂを半径方向外方に折り曲げる。

同時に突起部２５．２５が、タブ折曲部位８Ｃの外面を
さらに強く押圧して第２図Ａ、Ｂに示すような２条のコ
イニング部２６゜２６を形成する。これによって、該折
曲部位８Ｃの折曲げ精度が向上し、タブ８のスプリング
バック量を十分に減少さることができる。この結果、タ
ブ８と支点リング７との間の隙間の発生が防出され、該
タブ８による支点リング６．７の支持やダイヤフラムス
プリング５の支持が強固かつ確実となる。

更に、クラッチカバー１の外周端が位置決めピン１６に
より、またタブ８がワークシート１４の支持面１５と上
型１２のタブ支持部２２とにより夫々確実に支持されて
いるため、ポンチ２０によるタブ先端部８ｂの折曲げ加
工及びコイニング加圧の作業性が良好になると共に、加
圧精度も向トする。

また、上型１２の最大下降移動位置を内外２重の規制手
段で規制するため、Ｌ型１２自体の安定した姿勢が維持
でき、前述のような加工作業性が一層良好となる。

尚、本発明は前記実施例に限定されるものではなく、例
えば突起部２５．２５の数や形状を任意に変更すること
も可能である。

発明の効果以−ヒの説明で明らかなように、本発明に係るクラッチ
カバー組立体の製造装置によれば、ポンチの加圧面に設
けられた突起部により、タブの折曲部位がコイニングさ
れて局部的に加圧されるため、折曲げ精度が向上し、タ
ブ折曲部位のスプリングバック量を減少させることがで
きる。したがって、クラッチカバーによる支点リングの
支持及びダイヤフラムスプリングの支持が確実かつ強固
になり、この結果、クラッチ機構の作動の安定化が図れ
ると共に耐久性が向上する。

【図面の簡単な説明】

第１図Ａは本発明の実施例に供されるポンチの底面図、
同図Ｂは同図Ａの１−１線断面図、第２図Ａは本実施例
の作用を示す要部拡大断面図、同図Ｂは同図ＡのＡ矢視
図、第３図は本実施例の全体構成を示す縦断面口、第４
図はクラッチカバー組立体の縦断面図である。ｌ・・・クラッチカバー　１ａ・・・クラッチカバー本
体、５・・・ダイヤフラムスプリング、５ａ・・・切欠
孔、６．７・・・支点リング、８・・・タブ、８ｂ・・
・タブ先端部、８Ｃ・・・タブ折開部位、１１・・・下
型、１２・・・Ｅ型、２０・・・ポンチ、２４・・・加
圧面、２５・・・突起部。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）クラッチカバー本体の内周に設けられた複数のタ
ブをダイヤフラムスプリングに有する切欠孔に挿通する
と共に、該タブの先端部をポンチにより半径方向外方に
折曲して、前記ダイヤフラムスプリングの両側に配置さ
れた一対の支点リングを介して前記クラッチカバー本体
にダイヤフラムスプリングを支持してなるクラッチカバ
ー組立体の製造装置において、前記タブ先端側の折曲部
位を押圧する前記ポンチの加圧面に、突起部を設けたこ
とを特徴とするクラッチカバー組立体の製造装置。