JPH054262A - 成型用金型 - Google Patents
成型用金型Info
- Publication number
- JPH054262A JPH054262A JP3683691A JP3683691A JPH054262A JP H054262 A JPH054262 A JP H054262A JP 3683691 A JP3683691 A JP 3683691A JP 3683691 A JP3683691 A JP 3683691A JP H054262 A JPH054262 A JP H054262A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mold
- cavity
- temperature
- cooling
- molding
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 熱可塑性樹脂の成形加工に用いる射出成形用
金型において、金型の温度を均一に保ち、成形時の不良
である反りや変形などの発生を防止する。 【構成】 エジェクタピンやスライド機構などでキャビ
ティ部３の近傍に冷却孔２を配置できない個所に、個々
に制御が可能な熱電対７を備えた電熱ヒータ６をキャビ
ティ近くに配置し、外部制御盤で制御することで、キャ
ビティ全体が均一な温度で冷却されるようにしたもので
ある。
金型において、金型の温度を均一に保ち、成形時の不良
である反りや変形などの発生を防止する。 【構成】 エジェクタピンやスライド機構などでキャビ
ティ部３の近傍に冷却孔２を配置できない個所に、個々
に制御が可能な熱電対７を備えた電熱ヒータ６をキャビ
ティ近くに配置し、外部制御盤で制御することで、キャ
ビティ全体が均一な温度で冷却されるようにしたもので
ある。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、熱可塑性樹脂の成形
加工に用いる金型に関するものである。
加工に用いる金型に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】熱可塑性樹脂の成形加工において、成形
時の不良である反り・変形を防止することが重要な問題
である。この反り・変形の起る原因として考えられるの
は、主として冷却の不均一による熱可塑性樹脂の温度分
布に起因する熱応力による変形である。従って、この成
形不良を無くすため、金型を均一に冷却するための方法
が種々考えられている。その１つの方法として、従来
は、図３に示すように、熱媒体として水・油を用い、形
状と位置により冷却配管を行い金型温度を流量制御して
いた。
時の不良である反り・変形を防止することが重要な問題
である。この反り・変形の起る原因として考えられるの
は、主として冷却の不均一による熱可塑性樹脂の温度分
布に起因する熱応力による変形である。従って、この成
形不良を無くすため、金型を均一に冷却するための方法
が種々考えられている。その１つの方法として、従来
は、図３に示すように、熱媒体として水・油を用い、形
状と位置により冷却配管を行い金型温度を流量制御して
いた。
【０００３】即ち図３において、１ａは固定側金型、１
ｂは可動側金型、２はこれら固定側，及び可動側金型に
配設された冷却孔、３はキャビティ、４はスプルー部、
５はエジェクタピンであり、金型全体の冷却を冷却孔２
によって行っている。
ｂは可動側金型、２はこれら固定側，及び可動側金型に
配設された冷却孔、３はキャビティ、４はスプルー部、
５はエジェクタピンであり、金型全体の冷却を冷却孔２
によって行っている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかし、以上のような
流量と位置による均一冷却の方法は、金型構造上配置で
きない位置があり、更にキャビティ形状が複雑になる
と、冷却孔の配管に限度があって対応ができなくなると
いう問題点があった。また、金型形状が大形状となると
冷却能力が外部放冷により小さくなるため、温調装置が
大きくなりコスト高になる。
流量と位置による均一冷却の方法は、金型構造上配置で
きない位置があり、更にキャビティ形状が複雑になる
と、冷却孔の配管に限度があって対応ができなくなると
いう問題点があった。また、金型形状が大形状となると
冷却能力が外部放冷により小さくなるため、温調装置が
大きくなりコスト高になる。
【０００５】この発明は、上記問題点に鑑み、複雑な形
状及び大形状の金型において均一な温度制御が可能な成
形用金型を提供することを目的とする。
状及び大形状の金型において均一な温度制御が可能な成
形用金型を提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】この発明に係る金型は、
金型全体の温度を維持するための冷却孔を配設するとと
もに、キャビティの近傍に外部制御により個々に制御す
る各々複数個の熱電対と電熱ヒータを配置したものであ
る。
金型全体の温度を維持するための冷却孔を配設するとと
もに、キャビティの近傍に外部制御により個々に制御す
る各々複数個の熱電対と電熱ヒータを配置したものであ
る。
【０００７】
【作用】この発明における金型は、通常の冷却媒体によ
る冷却孔で金型全体の温度を維持するとともに、エジェ
クタピンやスライド機構などでキャビティ部の近傍に冷
却孔を配置できない場合でも、個々に制御できる熱電対
と電熱ヒータをキャビティ近傍に配置し、外部制御盤で
制御することで、キャビティ全体が均一な温度に冷却さ
れる。
る冷却孔で金型全体の温度を維持するとともに、エジェ
クタピンやスライド機構などでキャビティ部の近傍に冷
却孔を配置できない場合でも、個々に制御できる熱電対
と電熱ヒータをキャビティ近傍に配置し、外部制御盤で
制御することで、キャビティ全体が均一な温度に冷却さ
れる。
【０００８】
【実施例】図１はこの発明の一実施例を示すもので、図
において、１ａ、１ｂ、２ ５は上記従来例と相当部分
を示しており、６は熱電対７により各個に温度コントロ
ールされる電熱ヒータである。そして金型全体の冷却は
従来と同様に冷却孔２で行い、キャビティ３を均一温度
にするための温度コントロールを、熱電対７と電熱ヒー
タ６をキャビティ近傍の複数個所に設置して、外部制御
盤を用いて行うようにしたものである。
において、１ａ、１ｂ、２ ５は上記従来例と相当部分
を示しており、６は熱電対７により各個に温度コントロ
ールされる電熱ヒータである。そして金型全体の冷却は
従来と同様に冷却孔２で行い、キャビティ３を均一温度
にするための温度コントロールを、熱電対７と電熱ヒー
タ６をキャビティ近傍の複数個所に設置して、外部制御
盤を用いて行うようにしたものである。
【０００９】また図２はこの発明の他の実施例を示すも
ので、図において、８はスライドコア、９はアンギュラ
ーピン、１０はキャビティコアであり、この場合も金型
全体の冷却は冷却孔２で行ない、キャビティ３の温度を
均一にするためのスライドコア８の温度制御を熱電対７
と電熱ヒータ６を個々に温度コントロールし、常に一定
の温度になるように制御できる。なお図４は上記実施例
に対応する従来例の図である。
ので、図において、８はスライドコア、９はアンギュラ
ーピン、１０はキャビティコアであり、この場合も金型
全体の冷却は冷却孔２で行ない、キャビティ３の温度を
均一にするためのスライドコア８の温度制御を熱電対７
と電熱ヒータ６を個々に温度コントロールし、常に一定
の温度になるように制御できる。なお図４は上記実施例
に対応する従来例の図である。
【００１０】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、複雑な
形状及び大形状の成形品に対しても、キャビティ内の冷
却を均一に温度コントロールできる効果がある。
形状及び大形状の成形品に対しても、キャビティ内の冷
却を均一に温度コントロールできる効果がある。
【図１】この発明の一実施例を示す断面図である。
【図２】この発明の他の実施例を示す断面図である。
【図３】従来の金型を示す断面図である。
【図４】図２に対応する従来例を示す断面図である。
１ａ 固定側金型 １ｂ 可動側金型 ２ 冷却孔 ３ キャビティ ５ エジェクタピン ６ 電熱ヒータ ７ 熱電対
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項１】 金型内に、該金型全体の冷却を行う冷
却孔を配置するとともに、上記冷却孔が配置しにくいキ
ャビティ部の近傍に、制御が個々に可能な熱電対並びに
電熱ヒータを複数個設置し、キャビティの温度の制御を
均一になるように制御可能に構成したことを特徴とする
成型用金型。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3683691A JPH054262A (ja) | 1991-02-05 | 1991-02-05 | 成型用金型 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3683691A JPH054262A (ja) | 1991-02-05 | 1991-02-05 | 成型用金型 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH054262A true JPH054262A (ja) | 1993-01-14 |
Family
ID=12480834
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3683691A Pending JPH054262A (ja) | 1991-02-05 | 1991-02-05 | 成型用金型 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH054262A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0655306A2 (en) * | 1993-11-03 | 1995-05-31 | Schmalbach-Lubeca AG | Manufacturing of multi-layer preforms with scrap PET |
| KR100352247B1 (ko) * | 1998-08-25 | 2002-11-23 | 에이테크솔루션(주) | 캐비티급속가열수단을가지는플라스틱사출성형금형 |
| JP2005515084A (ja) * | 2002-01-09 | 2005-05-26 | モールド‐マスターズ、リミテッド | 金型キャビティ内の溶融材料の温度を計測するための方法及び装置 |
-
1991
- 1991-02-05 JP JP3683691A patent/JPH054262A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0655306A2 (en) * | 1993-11-03 | 1995-05-31 | Schmalbach-Lubeca AG | Manufacturing of multi-layer preforms with scrap PET |
| EP0655306A3 (en) * | 1993-11-03 | 1995-08-02 | Schmalbach Lubeca | Manufacture of multi-layer preforms for PET waste. |
| KR100352247B1 (ko) * | 1998-08-25 | 2002-11-23 | 에이테크솔루션(주) | 캐비티급속가열수단을가지는플라스틱사출성형금형 |
| JP2005515084A (ja) * | 2002-01-09 | 2005-05-26 | モールド‐マスターズ、リミテッド | 金型キャビティ内の溶融材料の温度を計測するための方法及び装置 |
| USRE40952E1 (en) | 2002-01-09 | 2009-11-10 | Mold-Masters (2007) Limited | Method and apparatus for measuring the temperature of molten material in a mold cavity |
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