JPH06316215A - 自動車用ベンチレーションダクト - Google Patents
自動車用ベンチレーションダクトInfo
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- JPH06316215A JPH06316215A JP5131486A JP13148693A JPH06316215A JP H06316215 A JPH06316215 A JP H06316215A JP 5131486 A JP5131486 A JP 5131486A JP 13148693 A JP13148693 A JP 13148693A JP H06316215 A JPH06316215 A JP H06316215A
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- casing
- air
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ベンチレーションダクトの通路面積を大きく
し、また、風量の分配比率を容易に変更できるようにす
る。 【構成】 上殻34a と下殻34b を接合し入口開口部35、
センタ出口開口部36およびサイド出口通路37,38を有す
るケーシング34を形成する。配風ガイド39,40を設けて
サイド出口通路37,38に連通するダクト42,43を形成
し、配風ガイド41を設けてセンタ出口開口部36を二分す
る。配風ガイド39,40,41は、上端部の凸部39a,40a,41a
を上殻34a の凹部44a,45a,46a に係合し、下端部の凸部
39b,40b,41bを下殻34b の凹部44b,45b,46b に係合して
固定する。入口開口部35から流入するエアは、通路面積
によりセンタ出口開口部36とサイド出口通路37,38に分
配される。配風ガイド39,40,41は板厚が薄く、通路面積
が大きくなる。凹部44a,45a,46a,44b,45b,46b を複数組
を設けておけば、配風ガイド39,40,41の固定位置を変え
て風量の分配比率を容易に変更できる。
し、また、風量の分配比率を容易に変更できるようにす
る。 【構成】 上殻34a と下殻34b を接合し入口開口部35、
センタ出口開口部36およびサイド出口通路37,38を有す
るケーシング34を形成する。配風ガイド39,40を設けて
サイド出口通路37,38に連通するダクト42,43を形成
し、配風ガイド41を設けてセンタ出口開口部36を二分す
る。配風ガイド39,40,41は、上端部の凸部39a,40a,41a
を上殻34a の凹部44a,45a,46a に係合し、下端部の凸部
39b,40b,41bを下殻34b の凹部44b,45b,46b に係合して
固定する。入口開口部35から流入するエアは、通路面積
によりセンタ出口開口部36とサイド出口通路37,38に分
配される。配風ガイド39,40,41は板厚が薄く、通路面積
が大きくなる。凹部44a,45a,46a,44b,45b,46b を複数組
を設けておけば、配風ガイド39,40,41の固定位置を変え
て風量の分配比率を容易に変更できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車の空調装置のベ
ンチレーションダクトの改良に関するものである。
ンチレーションダクトの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車のインストルメントパネ
ル1の背面側には、例えば図12に示すような空調装置2
が設けられている。空調装置2は、温度調整および配風
切換を行うヒータユニット3が中央部に配置されてお
り、ヒータユニット3の入口側にはには、空調エアを供
給するブロワユニット4がブロワダクト5を介して接続
され、出口側には、ベンチレーションダクト6、デフロ
スタダクト7およびリヤヒータダクト8が接続されてい
る。出口側の構造の一例として、実開昭60-32117号公報
記載のものがある。
ル1の背面側には、例えば図12に示すような空調装置2
が設けられている。空調装置2は、温度調整および配風
切換を行うヒータユニット3が中央部に配置されてお
り、ヒータユニット3の入口側にはには、空調エアを供
給するブロワユニット4がブロワダクト5を介して接続
され、出口側には、ベンチレーションダクト6、デフロ
スタダクト7およびリヤヒータダクト8が接続されてい
る。出口側の構造の一例として、実開昭60-32117号公報
記載のものがある。
【0003】そして、ベンチレーションダクト6は、イ
ンストルメントパネル1のセンタ吹出口9,10に直接接
続されるとともに、車体の左右方向へ延びるベンチレー
ションホース11,12を介してインストルメントパネル1
のサイド吹出口13,14に接続されている。デフロスタダ
クト7は、インストルメントパネル1のデフロスタ15に
直接接続されるとともにデフロスタホース16,17を介し
てインストルメントパネル1のサイドデミスタ出口18,
19に接続されている。また、リヤヒータダクト8には、
車室内後方へ延びるリヤヒータホース20が接続されてい
る。
ンストルメントパネル1のセンタ吹出口9,10に直接接
続されるとともに、車体の左右方向へ延びるベンチレー
ションホース11,12を介してインストルメントパネル1
のサイド吹出口13,14に接続されている。デフロスタダ
クト7は、インストルメントパネル1のデフロスタ15に
直接接続されるとともにデフロスタホース16,17を介し
てインストルメントパネル1のサイドデミスタ出口18,
19に接続されている。また、リヤヒータダクト8には、
車室内後方へ延びるリヤヒータホース20が接続されてい
る。
【0004】ベンチレーションダクト6としては、例え
ば図13に示すように、箱状のケーシング21の前後にヒー
タユニット3に接続される入口開口部22とセンタ吹出口
9,10に接続されるセンタ出口開口部23を設け、左右に
ベンチレーションホース11を介してサイド吹出口13に接
続されるサイド出口開口部24とベンチレーションホース
12を介してサイド吹出口14に接続されるサイド出口開口
部25を設け、さらに、内部にバッフルプレート26を設け
た構成としたものがある。そして、この構成により、入
口開口部22からセンタ出口開口部23への空調エアの流れ
に対してバッフルプレート26により抵抗を付与すること
により、空調エアをサイド出口開口部24,25へ分配する
ようにしている。
ば図13に示すように、箱状のケーシング21の前後にヒー
タユニット3に接続される入口開口部22とセンタ吹出口
9,10に接続されるセンタ出口開口部23を設け、左右に
ベンチレーションホース11を介してサイド吹出口13に接
続されるサイド出口開口部24とベンチレーションホース
12を介してサイド吹出口14に接続されるサイド出口開口
部25を設け、さらに、内部にバッフルプレート26を設け
た構成としたものがある。そして、この構成により、入
口開口部22からセンタ出口開口部23への空調エアの流れ
に対してバッフルプレート26により抵抗を付与すること
により、空調エアをサイド出口開口部24,25へ分配する
ようにしている。
【0005】ところが、図13に示すように空調エアの流
れをバッフルプレート26でせき止めるようにしたもので
は、通風抵抗が大きいため気流音が大きくなるという問
題がある。
れをバッフルプレート26でせき止めるようにしたもので
は、通風抵抗が大きいため気流音が大きくなるという問
題がある。
【0006】そこで、従来、例えば図14に示すように、
箱状のケーシング27の前後にヒータユニット3に接続さ
れる入口開口部28とセンタ吹出口9,10に接続されるセ
ンタ出口開口部29を設け、左右に一端がベンチレーショ
ンホース11を介してサイド吹出口13に接続される通路部
材30と一端がベンチレーションホース12を介してサイド
吹出口14に接続される通路部材31をケーシング27と一体
に形成し、通路部材30,31の他端を入口開口部28に対向
させて開口させ、さらに、ケーシング27内のセンタ出口
29付近の中央部に2つのセンタ吹出口9,10に対応させ
てセンタ出口開口部29を2つのダクトに画成する仕切部
材32を設けた構造としたベンチレーションダクトが一般
に用いられている。
箱状のケーシング27の前後にヒータユニット3に接続さ
れる入口開口部28とセンタ吹出口9,10に接続されるセ
ンタ出口開口部29を設け、左右に一端がベンチレーショ
ンホース11を介してサイド吹出口13に接続される通路部
材30と一端がベンチレーションホース12を介してサイド
吹出口14に接続される通路部材31をケーシング27と一体
に形成し、通路部材30,31の他端を入口開口部28に対向
させて開口させ、さらに、ケーシング27内のセンタ出口
29付近の中央部に2つのセンタ吹出口9,10に対応させ
てセンタ出口開口部29を2つのダクトに画成する仕切部
材32を設けた構造としたベンチレーションダクトが一般
に用いられている。
【0007】この構造により、入口開口部28から流入し
た空調エアをケーシング27と通路部材30,31のダクト面
積の大きさに応じた風量でインストルメントパネル1の
センタ吹出口9,10とサイド吹出口13,14へ分配するよ
うにしている。このように、ダクト面積の差によって空
調エアを分配することにより、ベンチレーションダクト
の通風抵抗を小さくして気流音の発生を低減させること
ができる。
た空調エアをケーシング27と通路部材30,31のダクト面
積の大きさに応じた風量でインストルメントパネル1の
センタ吹出口9,10とサイド吹出口13,14へ分配するよ
うにしている。このように、ダクト面積の差によって空
調エアを分配することにより、ベンチレーションダクト
の通風抵抗を小さくして気流音の発生を低減させること
ができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図14に
示すようにケーシング27、通路部材30,31および仕切部
材32を一体に形成したベンチレーションダクトでは次の
ような問題がある。すなわち、この種のベンチレーショ
ンダクトは、一般にブロー成形によって製造されてお
り、上殻6aと下殻6bとを接合させることにより中空構造
としているため、ケーシング27と通路部材30,31との仕
切部30a ,31a および仕切部材32には、成形性および離
型性を考慮して、図15に示す(仕切部材32の断面を図示
する)ように、角部に丸みRが設けられ、また、抜き勾
配αが設けられている。このため、仕切部30a ,31a お
よび仕切部材32のダクト内に占める断面積が大きくな
り、ダクト面積が小さくなるので風量が減少するという
問題がある。また、ケーシング27、通路部材30,31およ
び仕切部材32を一体に形成しているので、風量の分配の
比率を容易に変更することができない。
示すようにケーシング27、通路部材30,31および仕切部
材32を一体に形成したベンチレーションダクトでは次の
ような問題がある。すなわち、この種のベンチレーショ
ンダクトは、一般にブロー成形によって製造されてお
り、上殻6aと下殻6bとを接合させることにより中空構造
としているため、ケーシング27と通路部材30,31との仕
切部30a ,31a および仕切部材32には、成形性および離
型性を考慮して、図15に示す(仕切部材32の断面を図示
する)ように、角部に丸みRが設けられ、また、抜き勾
配αが設けられている。このため、仕切部30a ,31a お
よび仕切部材32のダクト内に占める断面積が大きくな
り、ダクト面積が小さくなるので風量が減少するという
問題がある。また、ケーシング27、通路部材30,31およ
び仕切部材32を一体に形成しているので、風量の分配の
比率を容易に変更することができない。
【0009】本発明は、上記の点に鑑みてなされたもの
であり、ダクト面積が大きく、しかも、風量の分配比率
を容易に変更することができるベンチレーションダクト
を提供することを目的とする。
であり、ダクト面積が大きく、しかも、風量の分配比率
を容易に変更することができるベンチレーションダクト
を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の自動車用ベンチ
レーションダクトは、上記の課題を解決するために、入
口開口部および出口開口部を有する箱状のケーシング内
の上面部および下面部に凹部を設け、前記ケーシング内
に上端部および下端部に凸部を有する板状の配風ガイド
を設け、該配風ガイドの凸部を前記ケーシングの凹部に
係合させたことを特徴とする。
レーションダクトは、上記の課題を解決するために、入
口開口部および出口開口部を有する箱状のケーシング内
の上面部および下面部に凹部を設け、前記ケーシング内
に上端部および下端部に凸部を有する板状の配風ガイド
を設け、該配風ガイドの凸部を前記ケーシングの凹部に
係合させたことを特徴とする。
【0011】また、上記に加えて、ケーシングに複数組
の凹部を設け、配風ガイドの凸部が係合する凹部を選択
できるようにしたことを特徴とする。
の凹部を設け、配風ガイドの凸部が係合する凹部を選択
できるようにしたことを特徴とする。
【0012】
【作用】このように構成したことにより、配風ガイドの
凸部をケーシングの凹部に係合して配風ガイドをケーシ
ング内に固定し、板状の配風ガイドによってケーシング
内に出口開口部に連通するダクトを形成するので、ダク
ト面積を大きくすることができる。
凸部をケーシングの凹部に係合して配風ガイドをケーシ
ング内に固定し、板状の配風ガイドによってケーシング
内に出口開口部に連通するダクトを形成するので、ダク
ト面積を大きくすることができる。
【0013】また、ケーシングに設けられた複数組の凹
部の中から配風ガイドの凸部が係合する凹部を選択する
ことにより、配風ガイドの固定位置および角度を容易に
変更することができる。
部の中から配風ガイドの凸部が係合する凹部を選択する
ことにより、配風ガイドの固定位置および角度を容易に
変更することができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面基づいて詳細
に説明する。
に説明する。
【0015】図1および図2に示すように、ベンチレー
ションダクト33は、上殻34a と下殻34b とを接合して形
成される箱状のケーシング34の前後に、ヒータユニット
3に接続される入口開口部35とセンタ吹出口9,10に接
続されるセンタ出口開口部36が設けられ、左右に、出口
開口部として、ベンチレーションホース11を介してサイ
ド吹出口13に接続されるサイド出口通路37とベンチレー
ションホース12を介してサイド吹出口14に接続されるサ
イド出口通路38が突設されている。そして、サイド出口
通路37,38は、それらのケーシング34内の開口部が入口
開口部35側へ向くように湾曲した形状になっている。
ションダクト33は、上殻34a と下殻34b とを接合して形
成される箱状のケーシング34の前後に、ヒータユニット
3に接続される入口開口部35とセンタ吹出口9,10に接
続されるセンタ出口開口部36が設けられ、左右に、出口
開口部として、ベンチレーションホース11を介してサイ
ド吹出口13に接続されるサイド出口通路37とベンチレー
ションホース12を介してサイド吹出口14に接続されるサ
イド出口通路38が突設されている。そして、サイド出口
通路37,38は、それらのケーシング34内の開口部が入口
開口部35側へ向くように湾曲した形状になっている。
【0016】ケーシング34内には、このケーシング34内
を画成する板状の3つの配風ガイド39,40,41が設けれ
ている。配風ガイド39は、入口開口部35付近からサイド
出口通路37のケーシング34内の開口部まで湾曲させて延
ばされており、ケーシング34内に、一端が入口開口部35
に臨んで開口し他端がサイド出口通路37に滑らかに連通
するダクト42を形成している。同様に、配風ガイド40
は、入口開口部35付近からサイド出口通路38のケーシン
グ34内の開口部まで湾曲させて延ばされており、ケーシ
ング34内に、一端が入口開口部35に臨んで開口し他端が
サイド出口通路38に滑らかに連通するダクト43を形成し
ている。配風ガイド41は、ケーシング34内のセンタ出口
開口部36付近の中央部に前後方向に延ばされており、ケ
ーシング34内に2つのセンタ吹出口9,10に対応する2
つのダクトに画成している。
を画成する板状の3つの配風ガイド39,40,41が設けれ
ている。配風ガイド39は、入口開口部35付近からサイド
出口通路37のケーシング34内の開口部まで湾曲させて延
ばされており、ケーシング34内に、一端が入口開口部35
に臨んで開口し他端がサイド出口通路37に滑らかに連通
するダクト42を形成している。同様に、配風ガイド40
は、入口開口部35付近からサイド出口通路38のケーシン
グ34内の開口部まで湾曲させて延ばされており、ケーシ
ング34内に、一端が入口開口部35に臨んで開口し他端が
サイド出口通路38に滑らかに連通するダクト43を形成し
ている。配風ガイド41は、ケーシング34内のセンタ出口
開口部36付近の中央部に前後方向に延ばされており、ケ
ーシング34内に2つのセンタ吹出口9,10に対応する2
つのダクトに画成している。
【0017】一般的な自動車の空調装置の場合、配風ガ
イド39,40,41は、板厚2mm程度のものを用い、エッジ
を丸くしておくことが望ましい。また、風向を変化させ
る際、直線的な配風ガイドを傾けて用いると風下側の気
流が乱れて騒音が大きくなるので、円弧状に湾曲させた
ものを用いることにより騒音の発生を抑制することがで
きる。さらに、弾力性のある軟質のものを用いることに
より騒音の抑制効果を向上させることができる。
イド39,40,41は、板厚2mm程度のものを用い、エッジ
を丸くしておくことが望ましい。また、風向を変化させ
る際、直線的な配風ガイドを傾けて用いると風下側の気
流が乱れて騒音が大きくなるので、円弧状に湾曲させた
ものを用いることにより騒音の発生を抑制することがで
きる。さらに、弾力性のある軟質のものを用いることに
より騒音の抑制効果を向上させることができる。
【0018】図1および図2に示すように、配風ガイド
39,40,41は、それぞれの上端部に設けられた凸部39a
,40a ,41a と下端部に設けられた凸部39b ,40b ,4
1b を上殻34a と下殻34b の互いに対向する上面と下面
に設けられた凹部44a ,45a ,46a と凹部44b ,45b ,
46b に係合することによってケーシング34に固定されて
いる。なお、図1中では、凸部39a ,40a ,41a と凹部
44a ,45a ,46a の係合部および凸部39b ,40b ,41b
と凹部44b ,45b ,46b の係合部は丸印で示している。
39,40,41は、それぞれの上端部に設けられた凸部39a
,40a ,41a と下端部に設けられた凸部39b ,40b ,4
1b を上殻34a と下殻34b の互いに対向する上面と下面
に設けられた凹部44a ,45a ,46a と凹部44b ,45b ,
46b に係合することによってケーシング34に固定されて
いる。なお、図1中では、凸部39a ,40a ,41a と凹部
44a ,45a ,46a の係合部および凸部39b ,40b ,41b
と凹部44b ,45b ,46b の係合部は丸印で示している。
【0019】次に、配風ガイド39,40,41の凸部と上殻
34a および下殻34b の凹部の係合部の構造について図3
ないし図10を用いて説明する。なお、それぞれの凸部と
凹部の係合部は同様の構造であるから、配風ガイド41の
下端部の凸部41b と下殻34bの凹部46b の係合部につい
てのみ説明する。
34a および下殻34b の凹部の係合部の構造について図3
ないし図10を用いて説明する。なお、それぞれの凸部と
凹部の係合部は同様の構造であるから、配風ガイド41の
下端部の凸部41b と下殻34bの凹部46b の係合部につい
てのみ説明する。
【0020】図3および図4に示すものは、配風ガイド
41の下端部に設けた板状の凸部41bを下殻34b に設けた
溝状の凹部46b に嵌合させて配風ガイド41を固定するよ
うになっている。
41の下端部に設けた板状の凸部41bを下殻34b に設けた
溝状の凹部46b に嵌合させて配風ガイド41を固定するよ
うになっている。
【0021】図5および図6に示すものは、配風ガイド
41の下端部に設けた円柱状の凸部41b を下殻34b に設け
た円形の穴である凹部46b に嵌合させて配風ガイド41を
固定するようになっている。
41の下端部に設けた円柱状の凸部41b を下殻34b に設け
た円形の穴である凹部46b に嵌合させて配風ガイド41を
固定するようになっている。
【0022】図7および図8に示すものは、配風ガイド
41の下端部に設けた円柱状の凸部41b を下殻34b に設け
た円形の孔である凹部46b に嵌合させて配風ガイド41を
固定するようになっている。
41の下端部に設けた円柱状の凸部41b を下殻34b に設け
た円形の孔である凹部46b に嵌合させて配風ガイド41を
固定するようになっている。
【0023】図9に示すものは、配風ガイド41の下端部
に設けたくさび状の凸部41b を下殻34b に設けた円形の
穴である凹部46b に圧入して配風ガイド41を固定し、凸
部41b の抜けを防止するようになっている。
に設けたくさび状の凸部41b を下殻34b に設けた円形の
穴である凹部46b に圧入して配風ガイド41を固定し、凸
部41b の抜けを防止するようになっている。
【0024】図10に示すものは、配風ガイド41の下端部
に設けた撓んで縮径可能なくさび状の凸部41b を下殻34
b に設けた円形の孔である凹部46b に圧入し拡開させる
ことにより配風ガイド41を固定し、凸部41b の抜けを防
止するようになっている。
に設けた撓んで縮径可能なくさび状の凸部41b を下殻34
b に設けた円形の孔である凹部46b に圧入し拡開させる
ことにより配風ガイド41を固定し、凸部41b の抜けを防
止するようになっている。
【0025】また、図11に示すように、上殻34a および
下殻34b に、配風ガイド39,40,41のそれぞれの凸部が
係合可能な凹部を複数組(図示のものでは3組)設け、
凸部を嵌合させる凹部を選択することにより、配風ガイ
ド39,40,41の固定位置および角度を適宜変更できるよ
うにすることもできる。なお、図11中では、凸部39a,4
0a ,41a と凹部44a ,45a ,46a の係合部および凸部3
9b ,40b ,41b と凹部44b ,45b ,46b の係合部は丸
印で示している。
下殻34b に、配風ガイド39,40,41のそれぞれの凸部が
係合可能な凹部を複数組(図示のものでは3組)設け、
凸部を嵌合させる凹部を選択することにより、配風ガイ
ド39,40,41の固定位置および角度を適宜変更できるよ
うにすることもできる。なお、図11中では、凸部39a,4
0a ,41a と凹部44a ,45a ,46a の係合部および凸部3
9b ,40b ,41b と凹部44b ,45b ,46b の係合部は丸
印で示している。
【0026】以上のように構成した本実施例の作用につ
いて次に説明する。
いて次に説明する。
【0027】入口開口部35から流入した空調エアは、セ
ンタ出口開口部36へ流れるとともに、その一部が配風ガ
イド39,40が形成するダクト42,43に沿ってサイド出口
通路37,38に導入され、配風ガイド39,40が形成するダ
クト42,43のダクト面積に応じた風量でセンタ出口開口
部36とサイド出口通路37,38へ分配される。そして、セ
ンタ出口開口部36へ流れた空調エアは、配風ガイド41に
よってさらに2分割されインストルメントパネル1のセ
ンタ吹出口9,10から車室内へ吹出され、サイド出口通
路37,38へ流れた空調エアは、ベンチレーションホース
11,12を介してサイド吹出口13,14から車室内へ吹出さ
れる。
ンタ出口開口部36へ流れるとともに、その一部が配風ガ
イド39,40が形成するダクト42,43に沿ってサイド出口
通路37,38に導入され、配風ガイド39,40が形成するダ
クト42,43のダクト面積に応じた風量でセンタ出口開口
部36とサイド出口通路37,38へ分配される。そして、セ
ンタ出口開口部36へ流れた空調エアは、配風ガイド41に
よってさらに2分割されインストルメントパネル1のセ
ンタ吹出口9,10から車室内へ吹出され、サイド出口通
路37,38へ流れた空調エアは、ベンチレーションホース
11,12を介してサイド吹出口13,14から車室内へ吹出さ
れる。
【0028】このとき、空調エアは、図14に示す従来例
と同様にダクト面積の差によって分配されるので、ベン
チレーションダクト33の通風抵抗が小さくなり気流音の
発生を低減させることができる。さらに、配風ガイド3
9,40,41は、板厚が薄くダクト内にしめる断面積が小
さいので、ダクト面積が大きくなり風量を大きくするこ
とができる。
と同様にダクト面積の差によって分配されるので、ベン
チレーションダクト33の通風抵抗が小さくなり気流音の
発生を低減させることができる。さらに、配風ガイド3
9,40,41は、板厚が薄くダクト内にしめる断面積が小
さいので、ダクト面積が大きくなり風量を大きくするこ
とができる。
【0029】また、図11に示すように、上殻34a および
下殻34b に複数組の凹部を設けることにより、配風ガイ
ド39,40,41の固定位置および角度を適宜変更すること
ができるので、装着する車型に応じて配風ガイド39,4
0,41の固定位置および角度を変更するだけで風量の分
配比率を容易に変更することができ、ベンチレーション
ダクト33の適用範囲を広げて部品の共通化を図ることが
できる。
下殻34b に複数組の凹部を設けることにより、配風ガイ
ド39,40,41の固定位置および角度を適宜変更すること
ができるので、装着する車型に応じて配風ガイド39,4
0,41の固定位置および角度を変更するだけで風量の分
配比率を容易に変更することができ、ベンチレーション
ダクト33の適用範囲を広げて部品の共通化を図ることが
できる。
【0030】配風ガイド39,40,41のケーシング34への
組付けは、配風ガイド39,40,41を所定位置に位置決め
した後、上殻34a と下殻34b とを接合することにより配
風ガイド39,40,41の凸部を上殻34a および下殻34b の
凹部に係合させるようにするか、あるいは、上殻34a と
下殻34b とを接合して箱状のケーシング34を形成した
後、配風ガイド39,40,41およびケーシング34の両方ま
たは一方を撓ませて配風ガイド39,40,41の凸部を上殻
34a および下殻34b の凹部に係合させるようにして行う
ことができる。
組付けは、配風ガイド39,40,41を所定位置に位置決め
した後、上殻34a と下殻34b とを接合することにより配
風ガイド39,40,41の凸部を上殻34a および下殻34b の
凹部に係合させるようにするか、あるいは、上殻34a と
下殻34b とを接合して箱状のケーシング34を形成した
後、配風ガイド39,40,41およびケーシング34の両方ま
たは一方を撓ませて配風ガイド39,40,41の凸部を上殻
34a および下殻34b の凹部に係合させるようにして行う
ことができる。
【0031】
【発明の効果】本発明の自動車用ベンチレーションダク
トは、以上詳述したように、配風ガイドの凸部をケーシ
ングの凹部に係合して配風ガイドをケーシング内に固定
し、板状の配風ガイドによってケーシング内に出口開口
部に連通するダクトを形成するので、ダクト面積を大き
くすることができる。また、ケーシングに設けられた複
数組の凹部の中から配風ガイドの凸部が係合する凹部を
選択することにより、配風ガイドの固定位置および角度
を容易に変更することができる。その結果、風量を大き
くすることができる。また、配風ガイドの固定位置およ
び角度を適宜変更することにより、装着する車型に応じ
て風量の分配比率を容易に変更することができるので、
ベンチレーションダクトの適用範囲を広げて部品の共通
化を図ることができるという優れた効果を奏する。
トは、以上詳述したように、配風ガイドの凸部をケーシ
ングの凹部に係合して配風ガイドをケーシング内に固定
し、板状の配風ガイドによってケーシング内に出口開口
部に連通するダクトを形成するので、ダクト面積を大き
くすることができる。また、ケーシングに設けられた複
数組の凹部の中から配風ガイドの凸部が係合する凹部を
選択することにより、配風ガイドの固定位置および角度
を容易に変更することができる。その結果、風量を大き
くすることができる。また、配風ガイドの固定位置およ
び角度を適宜変更することにより、装着する車型に応じ
て風量の分配比率を容易に変更することができるので、
ベンチレーションダクトの適用範囲を広げて部品の共通
化を図ることができるという優れた効果を奏する。
【図1】本発明の一実施例の斜視図である。
【図2】図1のB−B線による縦断面図である。
【図3】図1の装置の配風ガイドの凸部とケーシングの
凹部との係合部の一例を拡大して示す正面の縦断面図で
ある。
凹部との係合部の一例を拡大して示す正面の縦断面図で
ある。
【図4】図3のものの側面の縦断面図である。
【図5】図1の装置の配風ガイドの凸部とケーシングの
凹部との係合部の他の例を拡大して示す正面の縦断面図
である。
凹部との係合部の他の例を拡大して示す正面の縦断面図
である。
【図6】図5のものの側面の縦断面図である。
【図7】図1の装置の配風ガイドの凸部とケーシングの
凹部との係合部のさらに他の例を拡大して示す正面の縦
断面図である。
凹部との係合部のさらに他の例を拡大して示す正面の縦
断面図である。
【図8】図7のものの側面の縦断面図である。
【図9】図1の装置の配風ガイドの凸部とケーシングの
凹部との係合部のさらに他の例を拡大して示す正面の縦
断面図である。
凹部との係合部のさらに他の例を拡大して示す正面の縦
断面図である。
【図10】図1の装置の配風ガイドの凸部とケーシング
の凹部との係合部のさらに他の例を拡大して示す正面の
縦断面図である。
の凹部との係合部のさらに他の例を拡大して示す正面の
縦断面図である。
【図11】図1の装置のケーシングに複数組の凹部を設
けた実施例を示す斜視図である。
けた実施例を示す斜視図である。
【図12】自動車の空調装置の分解斜視図である。
【図13】従来のバッフルプレートを有するベンチレー
ションダクトの斜視図である。
ションダクトの斜視図である。
【図14】従来のダクト面積の差によって配風を行うよ
うにしたベンチレーションダクトの斜視図である。
うにしたベンチレーションダクトの斜視図である。
【図15】図14のA−A線による縦断面の拡大図であ
る。
る。
33 ベンチレーションダクト 34 ケーシング 35 入口開口部 36 センタ出口開口部 37 サイド出口通路 38 サイド出口通路 39 配風ガイド 40 配風ガイド 41 配風ガイド 39a,39b 凸部 40a,40b 凸部 41a,41b 凸部 44a,44b 凹部 45a,45b 凹部 46a,46b 凹部
Claims (2)
- 【請求項1】 入口開口部および出口開口部を有する箱
状のケーシング内の上面部および下面部に凹部を設け、
前記ケーシング内に上端部および下端部に凸部を有する
板状の配風ガイドを設け、該配風ガイドの凸部を前記ケ
ーシングの凹部に係合させたことを特徴とする自動車用
ベンチレーションダクト。 - 【請求項2】 ケーシングに複数組の凹部を設け、配風
ガイドの凸部が係合する凹部を選択できるようにしたこ
とを特徴とする請求項1に記載の自動車用ベンチレーシ
ョンダクト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5131486A JPH06316215A (ja) | 1993-05-07 | 1993-05-07 | 自動車用ベンチレーションダクト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5131486A JPH06316215A (ja) | 1993-05-07 | 1993-05-07 | 自動車用ベンチレーションダクト |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06316215A true JPH06316215A (ja) | 1994-11-15 |
Family
ID=15059116
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5131486A Pending JPH06316215A (ja) | 1993-05-07 | 1993-05-07 | 自動車用ベンチレーションダクト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06316215A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113767022A (zh) * | 2019-05-10 | 2021-12-07 | 大众汽车股份公司 | 空气通道设备和机动车 |
-
1993
- 1993-05-07 JP JP5131486A patent/JPH06316215A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113767022A (zh) * | 2019-05-10 | 2021-12-07 | 大众汽车股份公司 | 空气通道设备和机动车 |
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