JP2000326722A - 空調装置用のダクト構造 - Google Patents

空調装置用のダクト構造

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JP2000326722A
JP2000326722A JP11141369A JP14136999A JP2000326722A JP 2000326722 A JP2000326722 A JP 2000326722A JP 11141369 A JP11141369 A JP 11141369A JP 14136999 A JP14136999 A JP 14136999A JP 2000326722 A JP2000326722 A JP 2000326722A
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JP
Japan
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duct
instrument panel
center
air
air conditioner
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Pending
Application number
JP11141369A
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English (en)
Inventor
Mitsuhiro Onodera
光弘 小野寺
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Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動車のインストルメントパネル内に設
けられる空調装置用のダクトを改良する。 【解決手段】 インストルメントパネル1の中央に風の
吹出口8を設け、左右に吹出口5を設けたものにおい
て、インストルメントパネル1の内部に設けるダクト3
を、水平部3aとこの水平部3aから吹出口8に向けた
枝部3bとが、水平部3の中央部を中心にして、左右対
称にしてある。これにより、吹出口5から吹き出す風の
風量が同一になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車の空調装置
用のダクト構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車には、暖房風と冷房風ならびに常
温の風を吹き出す空調装置が搭載される。これらの風を
吹き出す吹出口は風の向きを変えるルーバを有するもの
で、インストルメントパネルに設けられる。その吹出口
の内側はダクトによって空調装置に結合している。ダク
トは、特開平9−2047号公報にも開示されているよ
うに樹脂材料によるブロー成形で製作され、水平に延び
る水平部と、この水平部から吹出口に延びる枝部が一体
になっているのが普通である。
【0003】ところで最近の自動車は、車体の強度を向
上させるために、インストルメントパネルの内側に車体
の左右側壁間を結合するクロスメンバを渡架したものが
多くなっている。上述のダクトも車幅方向に延びるの
で、これらが干渉するとダクトを変形させて干渉を避け
ることになる。最近の自動車は前方視野を拡大するとと
もに、デザイン上の要請もあってインストルメントパネ
ルの高さを低く抑える傾向にあるので、クロスメンバと
干渉する問題が多くなってきている。
【0004】図4に示すものは、従来の自動車のインス
トルメントパネル部分を縦断して示したものである。イ
ンストルメントパネル1の内側には、パイプ材で製作さ
れたクロスメンバ2が設けられており、その上部にダク
ト3が設けられている。ダクト3は、車体の水平方向に
延びる水平部3aと、この水平部3aから吹出口4に延
びる枝部3bとで構成される。枝部3bの先端は、ルー
バ4を設けた吹出口5に至っている。
【0005】図示する従来例は、インストルメントパネ
ル1の上面1aが低く、それに比してクロスメンバ2の
位置が高いことから、枝部3bはこれを避けた屈曲形状
になっている。インストルメントパネル1の上面が低い
ために、吹出口5の位置もクロスメンバ2の位置に対し
て高くとることができなかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このため、ダクトの左
右の吹出口に至る枝部の形状が中央部を中心にして左右
対称とならず、運転席側と助手席側とで異なったものと
なった。これにより、左右の吹出口に至る枝部の長さが
異なり、これに起因してインストルメントパネルの両側
の吹出口から出る風に風量の差が生ずることになった。
また、ダクトの形状が左右非対象であるため、国内仕様
の右ハンドル車と、輸出仕様の左ハンドル車で、別のも
のを製作することになり、型費その他に余計な費用がか
かることになった。
【0007】本発明はこの点に鑑みてなされたものであ
り、上記問題を解決できる空調用ダクト構造を提供しよ
うとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するための手段として、請求項1に記載した発明は、
インストルメントパネルの中央と左右に風の吹出口を設
けた空調装置用のダクト構造において、前記インストル
メントパネルの内部に設けるダクトを、水平部と該水平
部から前記吹出口に向けた枝部とから構成し、前記ダク
トの水平部の中央部を中心にして左右の吹出口を対称に
したことを特徴とする。
【0009】また、請求項2に記載した発明は、請求項
1に記載したものにおいて、前記枝部が、水平部から直
線状に延びていることを特徴とする。
【0010】さらに、請求項3に記載した発明は、請求
項1に記載したものにおいて、前記水平部と枝部の全体
が、車体の左右側壁間に渡架されたクロスメンバの上方
に配設されていることを特徴とする。
【0011】上記構成とすることにより、ダクトの中央
部から風(空気流)を供給すると、左右の吹出口に流れ
る風の量と速度は同一になる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に
ついて説明する。図1はインストルメントパネルとその
内部の全体を示すものである。インストルメントパネル
1には左右の吹出口5のほか、メータパネル6およびそ
のカバー、エアバッグカバーおよびグローブボックス7
等が左右に配分されて設けられており、中央部には吹出
口8およびその操作機構、オーディオ等が設けられてい
る。
【0013】インストルメントパネル1の内部(背部)
にはクロスメンバ2が設けられ、その上部にダクト3が
設けられている。ダクト3をこの位置に設けるために、
インストルメントパネル1の上面1aを、従来のものよ
り高くする。
【0014】ダクト3は、水平部3aと、この水平部3
aから吹出口5,8に向けた枝部3bとが、中央部を中
心にして左右対称で同じ長さにしてある。ダクト3の背
部には、フロントガラス(図示せず)にデフロスト用の
風を吹き出すノズル9が設けられている。
【0015】図1のA−A線に沿う部分を示した図2
と、同B−B線に沿う部分を示した図2で明らかなよう
に、ダクト3はどの部分においてもクロスメンバ2の上
方に配設されており、枝部3bは水平部3aから直線状
に延びている。図2に示すように、クロスメンバ2には
ステアリングハンガ10が取付けられ、ステアリングシ
ャフト11を支持しているが、これらはダクト3の形状
に影響を与えない。なお、12はステアリングコラムカ
バーである。
【0016】この構造において図示しない空調装置の本
体から温度調節された風がダクト3の中央部に入ると、
その風は中央の吹出口8から車室内に吹き出すととも
に、左右の吹出口5に同風量で送られ、そこから吹き出
す。この場合、ダクト3の内部において中央の吹出口8
にのみ風が流れないようにしてあることは言うまでもな
い。ダクト3の中央から左右の吹出口5までの距離は等
しく、ともに水平に延びているので、風量は変わらず、
しかも従来のものとことなり、車体床からの高さも等し
いので、車室内の環境を速やかに平均化することができ
る。
【0017】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
た空調用ダクト構造であるから、請求項1に記載した発
明によれば、ダクトが中央部を中心にして左右対称に形
成されていることによって、左右非対称であった従来の
もののように風量が異なることなく、均一に吹き出させ
ることができる。また、請求項2に記載した発明によれ
ば枝部が、水平部から直線状に延びていることにより、
流路抵抗が少なく円滑な吹き出しが行われることにな
る。さらに請求項3に記載した発明によれば、ダクトの
水平部と枝部の全体が、車体の左右側壁間に渡架された
クロスメンバの上方に配設されていることにより、ステ
アリングシャフト等の機構のレイアウトに影響を与えな
いことになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を分解状態で示した斜視図
である。
【図2】図1のA−A線に沿う部分を示した断面図であ
る。
【図3】図1のB−B線に沿う部分を示した断面図であ
る。
【図4】従来のものの構造を示す断面図である。
【符号の説明】
1 インストルメントパネル 1a 上面 2 クロスメンバ 3 ダクト 3a 水平部 3b 枝部 5 吹出口 8 吹出口

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インストルメントパネルの中央と左右に
    風の吹出口を設けた空調装置用のダクト構造において、
    前記インストルメントパネルの内部に設けるダクトを、
    水平部と該水平部から前記吹出口に向けた枝部とから構
    成し、前記ダクトの水平部の中央部を中心にして左右の
    吹出口を対称にしたことを特徴とする空調装置用のダク
    ト構造。
  2. 【請求項2】 前記枝部が、水平部から直線状に延びて
    いることを特徴とする請求項1に記載の空調装置用のダ
    クト構造。
  3. 【請求項3】 前記水平部と枝部の全体が、車体の左右
    側壁間に渡架されたクロスメンバの上方に配設されてい
    ることを特徴とする請求項1に記載の空調装置用のダク
    ト構造。
JP11141369A 1999-05-21 1999-05-21 空調装置用のダクト構造 Pending JP2000326722A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102139616A (zh) * 2010-02-01 2011-08-03 丰田自动车株式会社 车辆用空调导管结构
JP2011218904A (ja) * 2010-04-07 2011-11-04 Suzuki Motor Corp 車両の送風部構造
US20140239663A1 (en) * 2013-02-25 2014-08-28 Nyx, Inc. Three piece modular automotive instrument panel
US10974768B2 (en) 2018-08-10 2021-04-13 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Vehicle cabin front portion structure

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