JPH06316040A - 積層板の製造方法 - Google Patents
積層板の製造方法Info
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- JPH06316040A JPH06316040A JP5105599A JP10559993A JPH06316040A JP H06316040 A JPH06316040 A JP H06316040A JP 5105599 A JP5105599 A JP 5105599A JP 10559993 A JP10559993 A JP 10559993A JP H06316040 A JPH06316040 A JP H06316040A
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Abstract
的とする。 【構成】 長尺基材の上面より樹脂を含浸して得た所要
枚数の長尺樹脂含浸基材の上面及び又は下面に、長尺金
属箔をラミネートした長尺積層体を連続的に無圧で加熱
積層成形後、所要寸法に切断する積層板の製造方法にお
いて、表裏部樹脂含浸基材の樹脂の無機質充填材量が、
芯部樹脂含浸基材の樹脂の無機質充填材量の1/2以下
であることを特徴とする積層板の製造方法。
Description
コンビュ−タ−、通信機器等に用いられる積層板の製造
方法に関するものである。
板は、長尺基材への樹脂含浸、ラミネート、加熱硬化の
各工程を無圧で長い距離を搬送されるため、内部歪みを
発生しやすくそのまま積層板の歪みとなり、プレス工法
の積層板に比較して反り量が大きくなるという問題があ
った。
うに、従来の無圧連続製造方法による積層板は反り量大
きい。本発明は従来の技術における上述の問題点に鑑み
てなされたもので、その目的とするところは反り量の小
さい積層板の無圧連続製造方法を提供することにある。
より樹脂を含浸して得た所要枚数の長尺樹脂含浸基材の
上面及び又は下面に、長尺金属箔をラミネートした長尺
積層体を連続的に無圧で加熱積層成形後、所要寸法に切
断する積層板の製造方法において、表裏部樹脂含浸基材
の樹脂の無機質充填材量が、芯部樹脂含浸基材の樹脂の
無機質充填材量の1/2以下であることを特徴とする積
層板の製造方法のため、上記目的を達成することができ
たもので以下本発明を詳細に説明する。
ミック、アスベスト等の無機質繊維や、ビニルアルコ−
ル、ポリイミド、ポリエチレンテレフタレート、ポリブ
チレンテレフタレート、ポリアミド、ポリフエニレンサ
ルフアイド、ポリフエニレンオキサイド、フッ素樹脂等
の有機質繊維や木綿等の天然繊維からなる織布、不織
布、紙等で、これらを併用することもでき、その構成位
置は例えば芯部をガラス不織布、表面部をガラス布とす
るコンポジット構成にすることもできる。基材に含浸さ
せる樹脂としては、不飽和ポリエステル樹脂、フェノ−
ル樹脂、エポキシ樹脂、ジアリルフタレート樹脂、ビニ
ルエステル樹脂(エポキシアクリレート樹脂とも言う)
の単独樹脂、変性樹脂、混合樹脂が用いらる。無機質充
填材としてはタルク、クレ−、三酸化アンチモン、五酸
化アンチモン、珪酸カルシュウム、炭酸カルシュウム、
水酸化アルミニュ−ム、シリカ、ガラス粉、ガラスチョ
ップ等の無機質充填剤を添加することができるが、表裏
部に用いる樹脂の無機質充填材量は、芯部に用いる樹脂
の無機質充填材量の1/2以下であることが必要であ
る。即ち1/2をこえると積層板外観が低下しフアイン
パターン化に障害となるためである。更に表裏部樹脂含
有の無機質充填材構成と芯部樹脂含有の無機質充填材構
成を異なるものにすることが好ましい。かくすることに
より芯部には主として反り対策、表裏部には電気性能、
外観平滑性、難燃性対策をとることができる。かくして
得られた無機質充填材含有樹脂による含浸は1回のみで
なく同一の樹脂による複数回含浸や、同系樹脂で1次含
浸を低粘度樹脂とし、2次含浸をより高粘度樹脂による
複数回含浸としてもよく、また架橋剤や異系樹脂により
1次含浸、2次含浸というような複数回含浸にすること
もできる。かくして得られた長尺樹脂含浸基材は必要と
する積層板厚みに応じて所要枚数用いることができるが
表裏部、芯部を意識して用いることが必要である。長尺
金属箔としては銅、アルミニュウム、真鍮、ニッケル、
鉄等の単独、合金、複合箔が用いられ、必要に応じて金
属箔の片面に接着剤層を設けておくことができる。かく
して上記長尺樹脂含浸基材の上面及び又は下面に、上記
長尺金属箔をラミネートした長尺積層体を無圧で加熱積
層成形した後、所要寸法に切断して積層板を得るもので
ある。長尺積層体の無圧積層成形一体化は樹脂、基材、
厚さ等で、硬化時間、硬化温度を選択することができる
が、硬化温度は60〜160℃であることが望ましい。
切断後の積層板は、150〜200℃で10〜60分間
アフターキュアーすることが積層板の歪みを無くするた
めに好ましく、アフターキュアー温度は樹脂のガラス転
移点(Tg)以上に加熱することが望ましい。なお必要
に応じてアフターキュアー後に急冷して外観をより良く
することができる。急冷は、低温の水、アルコール等の
液体や、低温の気体に入れて急冷するもので、25℃以
下の水中に入れることが好ましい。以下本発明を実施例
に基づいて説明する。
に、クレーを50重量%(以下単に%と記す)含むビニ
ルエステル樹脂(昭和高分子株式会社製、品番R806
−DA)を樹脂量が50%になるように上面より含浸し
て得た長尺ビニルエステル樹脂含浸ガラス不織布基材1
枚の上下面に、厚み0.15mm、幅105cmの長尺
ガラス織布に、クレーを25%含むビニルエステル樹脂
(昭和高分子株式会社製、品番R806−DA)を樹脂
量が50%になるように上面より含浸して得た長尺ビニ
ルエステル樹脂含浸ガラス織布基材を各々2枚移行させ
て配設した後、ラミネートし更にその上下面に幅105
cm、厚さ0.035mmの長尺銅箔をラミネートした
長尺積層体を無圧で、110℃で20分間加熱積層成形
後、100cm角に切断して厚さ1.2mmの積層板を
連続的に得た。
%を、水酸化アルミニゥム25%に変更した以外は、実
施例1と同様に処理して積層板を得た。
フターキュアーして積層板を得た。
を無くし、樹脂のみに変更した以外は、実施例1と同様
に処理して積層板を得た。
は表1のようである。積層板の反り量は積層板を定盤上
に載せ、四隅の持ち上がり量の最大値をとった。
る。特許請求の範囲に記載した構成を有する積層板の製
造方法においては、得られる積層板の反り量を大幅に減
少させることができ、本発明の優れていることを確認し
た。
Claims (3)
- 【請求項1】 長尺基材の上面より樹脂を含浸して得た
所要枚数の長尺樹脂含浸基材の上面及び又は下面に、長
尺金属箔をラミネートした長尺積層体を連続的に無圧で
加熱積層成形後、所要寸法に切断する積層板の製造方法
において、表裏部樹脂含浸基材の樹脂の無機質充填材量
が、芯部樹脂含浸基材の樹脂の無機質充填材量の1/2
以下であることを特徴とする積層板の製造方法。 - 【請求項2】 表裏部樹脂含有の無機質充填材構成と芯
部樹脂含有の無機質充填材構成が異なることを特徴とす
る請求項1に記載の積層板の製造方法。 - 【請求項3】 切断後、アフターキュアーすることを特
徴とする請求項1及び2に記載の積層板の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5105599A JPH06316040A (ja) | 1993-05-06 | 1993-05-06 | 積層板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5105599A JPH06316040A (ja) | 1993-05-06 | 1993-05-06 | 積層板の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06316040A true JPH06316040A (ja) | 1994-11-15 |
Family
ID=14411966
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5105599A Pending JPH06316040A (ja) | 1993-05-06 | 1993-05-06 | 積層板の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06316040A (ja) |
-
1993
- 1993-05-06 JP JP5105599A patent/JPH06316040A/ja active Pending
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A521 | Written amendment |
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