JPH06314091A - 輪郭塗り潰し方法及びその回路 - Google Patents

輪郭塗り潰し方法及びその回路

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JPH06314091A
JPH06314091A JP5125367A JP12536793A JPH06314091A JP H06314091 A JPH06314091 A JP H06314091A JP 5125367 A JP5125367 A JP 5125367A JP 12536793 A JP12536793 A JP 12536793A JP H06314091 A JPH06314091 A JP H06314091A
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data
buffer
contour
processing unit
memory
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JP5125367A
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Yasutaka Tono
安隆 東野
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 輪郭ドットデータから輪郭内を塗り潰したド
ットデータを作成する輪郭塗り潰し方法及びその回路に
関し、輪郭の塗り潰しに要する時間を短縮する。 【構成】 ビットマップメモリの輪郭ドットデータから
輪郭内を塗り潰したドットデータを生成するための輪郭
塗り潰し方法において、前記ビットマップメモリの現ラ
インの処理単位幅分のデータとバッファのデータの排他
的論理和をとり、前記バッファに書き込み、前記現ライ
ンの処理単位幅分のデータと前記バッファのデータとの
論理和をとり、前記処理単位幅分の塗り潰しドットデー
タを得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】(目次) 産業上の利用分野 従来の技術(図9乃至図11) 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段(図1) 作用 実施例 (a)一実施例の説明(図2乃至図6) (b)他の実施例の説明(図7乃至図8)発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は、輪郭ドットデータから
輪郭内を塗り潰したドットデータを作成する輪郭塗り潰
し方法及びその回路に関する。アウトラインフォント方
式は、文字又図形データを輪郭で表現し、この輪郭から
文字を展開して、文字パターンを生成するものである。
アウトラインフォント方式は、1文字に対し1つのアウ
トラインデータを持つことにより、種々の文字サイズの
文字パターンを生成できる。このため、近年のマルチポ
イント文字の生成が容易である。
【0003】このアウトラインフォント方式において
は、アウトラインデータから輪郭線のドットデータが生
成される。そして、この輪郭線のドットデータは、文字
等の輪郭のみを示すため、その輪郭内のドットデータを
生成する、所謂輪郭内の塗り潰しが必要となる。このた
め、輪郭ドットデータを利用して、塗り潰しドットデー
タを生成する塗り潰し方法及び回路が必要となる。
【0004】近年の印刷及び表示速度の高速のため、多
数の文字パターンを高速生成する要求に伴い、この塗り
潰し時間の高速化が必要となっている。
【0005】
【従来の技術】図9は従来技術の説明図、図10は従来
の塗り潰し処理フロー図、図11は従来の塗り潰し回路
図である。図9に示すように、輪郭メモリAには、アウ
トラインフォント座標データを必要なサイズに、拡大又
は縮小した座標データからパターンの輪郭ドットを算出
して、輪郭ドットのみが描画される。図では、縦16
行、横16ビットの座標における円の輪郭データを示し
ている。この輪郭メモリAの輪郭データを展開して、展
開メモリBに、前記円の内部を塗り潰したパターンを作
成する。このため、輪郭メモリAの1ライン毎に、輪郭
で囲まれた領域を塗り潰して、展開メモリBに順次格納
する処理が行われる。
【0006】従来技術では、この1ライン毎の塗り潰し
処理は、図9に示すように、輪郭メモリAの1ラインの
データをバッファAに取り出し、この1ラインのデータ
を1ビット単位に輪郭を捜していく。そして、輪郭を検
出すると、それ以降をパターン内部と判断し、塗り潰し
を開始し、次に輪郭を検出すると、パターン外部と判断
して、それ以降の塗り潰しを停止するという方法がとら
れていた(例えば、特許出願公開昭和63年第3054
78号公報)。
【0007】即ち、図10に示すように、ソフトウェア
で塗り潰しを行うには、次のようにして行われていた。 ライン番地jを1に初期化する。 輪郭メモリAからライン番地jの1ラインのデータを
読み込み、バッファAにセットする。ビット番地iを1
に、書き込みデータcを0に初期化する。
【0008】次に、バッファAのiビット目を調べ、
iビット目のビットが「1」(輪郭かを調べる。iビッ
ト目のビットが「1」なら、輪郭のため、書き込みデー
タcを、現在の書き込みデータcの反転データNOT
(c)とする。そして、バッファBのiビット目に、書
き込みデータcを書き込む。次に、ビット番地iをi+
1に更新する。 このビット番地iをパターン幅nと比較する。ビット
番地iが、パターン幅n以下なら、ステップに戻る。
【0009】一方、ビット番地iが、パターン幅nを
越えていれば、そのラインの処理は終了したと判断す
る。次に、バッファAのデータとバッファBのデータと
の論理和をとり、バッファBに格納する。このバッファ
Bのデータを展開メモリBのj行目に書き込む。更に、
ライン番地jをj+1に更新する。このライン番地jと
パターン行数mとを比較する。ライン番地jがパターン
行数m以下なら、ステップに戻る。逆に、ライン番地
jがパターン行数mを越えていれば、そのパターンの全
ラインの処理を終了したため、終了する。
【0010】又、図11に示すように、これを回路で実
現する方法も知られている(例えば、特許出願公開平成
2年第194483号公報)。この構成は、Nビットの
入力に対応したN個の排他的論理和回路11〜1Nと、
ラッチ回路20からなる。この排他的論理和回路11〜
1Nの一方の入力は、Nビットの輪郭データであり、他
方の入力は、前段の排他的論理和回路の出力である。但
し、初段の排他的論理和回路11の入力は、ラッチ回路
20の出力である。このラッチ回路20の入力は、最終
段の排他的論理和回路1Nの出力であり、クロックCL
のタイミングで、前記最終段の排他的論理和回路1Nの
出力を取り込み、リセット信号でリセットする。
【0011】この構成の動作は、前段のビットの出力を
後段のビット出力に利用するものであり、基本的に前記
方法と同一である。但し、図9のソフトウェアにより方
法に比し、一種の並列処理するため、且つハードウェア
で実行するため、より高速に塗り潰し処理ができる。
尚、ラッチ回路20を設けた意味は、パターン幅のデー
タをNビット毎に分割した際に、前の分割ブロックの最
終ビット結果を利用して、分割しても、連続性を保つよ
うにしたものである。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術では、次の問題があった。 ライン毎の塗り潰し処理をビット単位の直列処理して
いるため、ビット数分の時間がかかり、塗り潰しの処理
時間がかかる。特に、解像度を高くするため、ドット数
を多くとると、高速の塗り潰しが困難となる。
【0013】アウトラインの展開においては、輪郭デ
ータの作成は、演算によるため、それ程時間がかからな
いが、輪郭データの塗り潰しは時間がかかり、トータル
として、展開時間が長くなる。
【0014】従って、本発明は、輪郭の塗り潰しに要す
る時間を短縮するための輪郭塗り潰し方法及びその回路
を提供することを目的とする。又、本発明は、高速に輪
郭の塗り潰しを行うための輪郭塗り潰し方法及びその回
路を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理図で
ある。本発明の請求項1は、ビットマップメモリの輪郭
ドットデータから輪郭内を塗り潰したドットデータを生
成するための輪郭塗り潰し方法において、前記ビットマ
ップメモリの現ラインの処理単位幅分のデータとバッフ
ァのデータの排他的論理和をとり、前記バッファに書き
込み、前記現ラインの処理単位幅分のデータと前記バッ
ファのデータとの論理和をとり、前記処理単位幅分の塗
り潰しドットデータを得ることを特徴とする。
【0016】本発明の請求項2は、請求項1において、
前記ビットマップメモリの現ラインの処理単位幅分のデ
ータを読み出し、他のバッファに保持し、前記他のバッ
ファのデータと前記バッファのデータとの排他的論理和
をとり、前記バッファに書き込み、前記他のバッファの
データと前記バッファのデータとの論理和をとることを
特徴とする。
【0017】本発明の請求項3は、請求項2において、
前記ビットマップメモリの各ラインの処理単位幅分のデ
ータを順次ライン方向に読み出し、前記他のバッファに
書き込み、前記処理単位幅分のデータの塗り潰し動作を
行った後、前記各ラインの次の処理単位幅分のデータを
順次ライン方向に読み出し、前記他のバッファに書き込
み、前記処理単位幅分のデータの塗り潰し動作を行うこ
とを特徴とする。
【0018】本発明の請求項4は、ビットマップメモリ
の輪郭ドットデータから輪郭内を塗り潰したドットデー
タを生成するための輪郭塗り潰し回路において、前記ビ
ットマップメモリ1から読み出した現ラインの処理単位
幅分のデータを保持する第1のバッファメモリ2と、第
2のバッファメモリ5と、前記第1のバッファメモリ2
のデータと前記第2のバッファメモリ5のデータの排他
的論理和をとり、前記第2のバッファメモリ5に書き込
む排他的論理和回路4と、前記第1のバッファメモリ2
のデータと前記第2のバッファメモリ5のデータとの論
理和をとり、前記処理単位幅分の塗り潰しドットデータ
を出力する論理和回路6とを有することを特徴とする。
【0019】本発明の請求項5は、請求項4において、
前記論理和回路6の出力を保持する展開書き込みバッフ
ァメモリ7と、前記展開書き込みバッファ7の保持デー
タが書き込まれる展開ビットマップメモリ8とを有する
ことを特徴とする。
【0020】本発明の請求項6は、請求項4又は5にお
いて、前記ビットマップメモリの各ラインの処理単位幅
分のデータを順次ライン方向に読み出し、前記第1のバ
ッファメモリ2に書き込み、前記処理単位幅分のデータ
の塗り潰し動作を行った後、前記各ラインの次の処理単
位幅分のデータを順次ライン方向に読み出し、前記第1
ののバッファメモリ2に書き込み、前記処理単位幅分の
データの塗り潰し動作を行わせるための制御回路3を有
することを特徴とする。
【0021】
【作用】本発明では、輪郭を横方向にスキャンしていた
のに対し、縦方向に並列処理するようにしたものであ
る。即ち、ビット毎の直列処理を行わずに、高速処理を
実現するものである。このため、本発明は、ビットマッ
プメモリから輪郭データとバッファのデータとの排他的
論理和をとり、そのバッファに書き込む。即ち、バッフ
ァの前の排他的論理和結果と今回の輪郭データとの変化
点を、排他的論理和により検出する。次に、この排他的
論理和結果と今回の輪郭データとの論理和をとり出力す
る。
【0022】これを、図1により具体例で説明する。図
1(A)に示すように、前のラインの論理和(OR)出
力を、0000001111000000とし、前のラ
インの排他的論理和(EXOR)出力を、000000
1111000000とする。ここで、次の輪郭データ
が、0000110000110000とすると、この
EXOR出力は、変化点である00001111111
10000となり、OR出力も、0000111111
110000となり、輪郭データの輪郭の間を「1」で
埋めた出力が得られる。このように、ライン方向にパタ
ーンの黒ドットが増加していく時は、変化点出力とOR
出力は同じとなる。
【0023】次に、図1(B)に示すように、前のライ
ンの論理和(OR)出力を、000111111111
1000とし、前のラインの排他的論理和(EXOR)
出力を、0000111111111000とする。こ
こで、次の輪郭データが、0000110000110
000とすると、このEXOR出力は、変化点である0
000001111000000となる。この出力は、
前記輪郭内部のみを埋めたデータとなり、輪郭は含まれ
ない。そこで、輪郭データとEXOR出力とのOR出力
をとると、0000111111110000となり、
輪郭データの輪郭の間を「1」で埋めた出力が得られ
る。このように、ライン方向にパターンの黒ドットが減
少していく時は、変化点出力と輪郭データの論理和出力
により、輪郭内部を埋めた塗り潰しデータが得られる。
この方法は、1ラインに付き、輪郭が偶数個の場合に適
用できる。
【0024】
【実施例】
(a)一実施例の説明 図2は本発明の一実施例ブロック図、図3は図2の構成
の要部回路図、図4は本発明の一実施例説明図、図5は
本発明の一実施例動作説明図、図6は本発明の一実施例
タイムチャート図である。
【0025】図2において、1は輪郭メモリであり、ビ
ットマップメモリで構成され、図4のメモリAで示すよ
うな輪郭ドットデータが格納されている。この輪郭ドッ
トデータは、アウトラインフォントデータを拡大又は縮
小した輪郭点座標にドットを書き込んだものである。2
は輪郭読み出しバッファであり、1ラインの処理単位幅
(例えば、16ビット)分のメモリで構成され、輪郭メ
モリ1から読み出した1ラインの処理単位幅の輪郭デー
タを保持するものである。
【0026】3は制御回路であり、メモリ1、8のアド
レスを発生するアドレス発生回路30と、メモリ1、8
及びバッファ5の制御を行うメモリ制御回路31と、塗
り潰し制御のシーケンスを制御するシーケンサー32と
を有している。4はEXOR論理演算回路であり、輪郭
読み出しバッファ2のデータとワークバッファ5のデー
タとの排他的論理和(EXOR)を演算するもの、5は
ワークバッファであり、EXOR論理演算回路4の出力
を保持するものである。
【0027】6はOR論理演算回路であり、輪郭読み出
しバッファ2のデータとワークバッファ5のデータとの
論理和(OR)を演算するもの、7は展開書き込みバッ
ファであり、OR倫理演算回路6の出力が書き込まれる
もの、8は展開メモリであり、ビットマップメモリで構
成され、展開書き込みバッファ7のデータを展開するた
め、展開書き込みバッファ7のデータが指定された位置
に書き込まれるものである。
【0028】図3により、前述のEXOR演算回路4、
ワークバッファ5、OR演算回路6について説明する。
1処理単位幅をNビットとすると、EXOR演算回路4
は、N個のEXOR回路41〜4Nで構成される。各E
XOR回路41〜4Nは、各々Nビットの輪郭データD
1〜DNと、ラッチ回路51〜5Nの出力が入力され、
両者の排他的論理和をとり、排他的論理和出力D1’〜
DN’を出力する。
【0029】ワークバッファ5は、N個のラッチ回路5
1〜5Nで構成される。各ラッチ回路51〜5Nは、各
EXOR回路41〜4Nの排他的論理和出力D1’〜D
N’をクロック信号CKのタイミングでラッチし、リセ
ット信号RSTによりラッチ内容をリセットする。
【0030】OR演算回路6は、N個のOR回路61〜
6Nで構成される。各OR回路61〜6Nは、各々Nビ
ットの輪郭データD1〜DNと各ラッチ回路51〜5N
のラッチ内容との論理和(OR)をとり、塗り潰しデー
タQ1〜QNを出力する。次に、この回路の動作につい
て、図4乃至図6により説明する。
【0031】輪郭メモリ1には、図4のメモリAに示す
輪郭データが格納されている。この輪郭データは、図9
に示したものと若干異なる。即ち、図4に示すように、
パターンの始まる最初及び終わる最後のラインの輪郭
は、ライン方向で連続しているように、書き込まれるこ
とである。このようなことは、最初のライン及び最後の
ラインが輪郭であるから、書き込み位置を付加すること
により容易に変更できる。
【0032】この輪郭メモリ1の内容は、1処理単位毎
に輪郭読み出しバッファ(以下バッファAという)2に
読み出される。ここでは、輪郭メモリ1のパターン幅が
16ビットであり、1処理単位幅Nビットが16ビット
であるため、1ライン毎に輪郭データが、バッファAに
読み出される。このバッファAの内容は、EXOR回路
41〜4Nに入力され、EXOR回路41〜4Nによ
り、ワークバッファ(バッファBという)5の各ラッチ
回路51〜5Nのラッチ内容との排他的論理和がとられ
る。
【0033】この排他的論理和出力D1’〜DN’は、
ラッチ回路51〜5Nにラッチされる。ラッチ回路51
〜5Nのラッチ内容は、OR回路61〜6Nに入力し、
OR回路61〜6Nにより、バッファAの輪郭データと
の論理和がとられる。この論理和出力Q1〜QNは、展
開書き込みバッファ7に書き込まれた後、展開メモリ8
(図4では、メモリBとして示す)に書き込まれる。
【0034】これを、図4の円の例で、図5により説明
すると、先ず、バッファB(5)がクリアー(リセッ
ト)される。次に、輪郭メモリ1の1ライン目がバッフ
ァA(2)にリードされる。そして、EXOR回路41
〜4Nにより、バッファA(2)の内容とバッファBの
内容とのEXORがとられ、そのEXOR出力D1’〜
DN’がラッチ回路51〜5Nに書き込まれる。そし
て、OR回路61〜6Nにより、ラッチ回路51〜5N
の出力とバッファA(2)の内容との論理和がとられ
る。
【0035】この論理和出力Q1〜QNは、展開書き込
みバッファ7に書き込まれた後、展開メモリ8に書き込
まれる。この展開書き込みバッファ7の書き込みととも
に、輪郭メモリ1の2ライン目がバッファA(2)にリ
ードされ、以下同様に塗り潰し動作が行われる。
【0036】図4の円の例で、図5により説明すると、
2ライン目のリードにより、バッファA(2)の内容
は、「0000001111000000」である。ラ
ッチ回路51〜5Nの内容は、「0000000000
000000」であるから、EXOR回路41〜4Nの
排他的論理和結果D1’〜DN’は、「0000001
111000000」となる。従って、OR回路61〜
6Nの出力Q1〜QNは、「000000111100
0000」となり、展開バッファ7に書き込まれる。
【0037】次に、3ライン目のリードにより、バッフ
ァA(2)の内容は、「00001100001100
00」となる。ラッチ回路51〜5Nの内容は、「00
00001111000000」であるから、EXOR
回路41〜4Nの排他的論理和結果D1’〜DN’は、
「0000111111110000」となる。従っ
て、OR回路61〜6Nの出力Q1〜QNは、「000
0111111110000」となり、展開バッファ7
に書き込まれる。以下、同様にして塗り潰し動作が行わ
れる。
【0038】本発明では、基本的に並列処理のため、図
6(B)に示すように、システムクロックの1クロック
で1処理単位の塗り潰し動作が終了する。これに対し、
図11で示した直列処理のものでは、図6(A)に示す
ように、各EXOR回路11〜1Nの出力Q1〜QNは
順次確定するため、データ確定は各回路の動作時間に依
存する。従って、この例では、システムクロックの3ク
ロックで1処理単位の塗り潰し動作が終了する。このた
め、本発明では、従来の約3倍の速度で塗り潰し動作が
できる。 (b)他の実施例の説明
【0039】図7は本発明の第2の実施例ブロック図、
図8は本発明の他の実施例処理フロー図である。この実
施例は、図7に示すように、EXOR演算回路4、ワー
クバッファ5、OR演算回路6及びアドレス発生回路3
0、メモリ制御回路31、シーケンサー32の機能を、
プロセッサ3がソフトウェアにより実行するものであ
る。
【0040】図8により、ソフトウェアによる塗り潰し
処理について説明する。 バッファB(5)をクリアし、ライン番地jを1に初
期化する。 輪郭メモリA(1)からライン番地jの1ラインのデ
ータを読み込み、バッファA(2)にセットする。バッ
ファA(2)のデータとバッファB(5)のデータとの
排他的論理和(EXOR)をとり、バッファB(5)に
書き込む。
【0041】バッファA(2)のデータとバッファB
(5)のデータとの論理和(OR)をとり、展開書き込
みバッファ7に書き込む。 ライン番地jをj+1に更新する。このライン番地j
とパターン行数mとを比較する。ライン番地jがパター
ン行数m以下なら、ステップに戻る。逆に、ライン番
地jがパターン行数mを越えていれば、そのパターンの
全ラインの処理を終了したため、終了する。
【0042】このように、ソフトウェアの処理によって
も、高速に塗り潰し動作ができる。上述の実施例の他
に、本発明は、次のような変形が可能である。 上述の実施例では、1処理単位幅をパターン幅とした
が、パターン幅が1処理単位幅の整数倍の場合がある。
例えば、パターン幅が32ビットで、1処理単位が16
ビットである場合である。このような場合には、図4の
輪郭メモリA(1)を縦方向(ライン方向)に1処理単
位幅の複数ブロックに分割して、1処理単位幅のブロッ
ク毎に、前記塗り潰し処理を行うことにより実行でき
る。
【0043】前述の例では、円の例で説明したが、他
のパターンも適用できる。 処理単位幅を16ビットとしたが、8ビット、32ビ
ット、64ビット等の他の処理単位幅を適宜利用でき
る。 以上、本発明を実施例により説明したが、本発明の主旨
の範囲内で種々の変形が可能であり、これらを本発明の
範囲から排除するものではない。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
次の効果を奏する。 輪郭データとバッファとの排他的論理和をとり、バッ
ファに書き込み、輪郭データとの論理和をとり、塗り潰
しを行うため、並列処理が可能となり、塗り潰し動作を
高速に実現できる。
【0045】従って、アウトラインフォントデータか
ら文字、図形パターンを高速に展開でき、高速処理が可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理図である。
【図2】本発明の一実施例ブロック図である。
【図3】図2の構成の要部構成図である。
【図4】本発明の一実施例説明図である。
【図5】本発明の一実施例動作説明図である。
【図6】本発明の一実施例タイムチャート図である。
【図7】本発明の他の実施例ブロック図である。
【図8】本発明の他の実施例処理フロー図である。
【図9】従来技術の説明図である。
【図10】従来の塗り潰し処理フロー図である。
【図11】従来の塗り潰し回路図である。
【符号の説明】
1 輪郭メモリ 2 輪郭読み出しバッファ 3 制御回路 4 EXOR回路 5 ワークバッファ 6 OR回路 7 展開書き込みバッファ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ビットマップメモリの輪郭ドットデータ
    から輪郭内を塗り潰したドットデータを生成するための
    輪郭塗り潰し方法において、 前記ビットマップメモリの現ラインの処理単位幅分のデ
    ータとバッファのデータの排他的論理和をとり、前記バ
    ッファに書き込み、 前記現ラインの処理単位幅分のデータと前記バッファの
    データとの論理和をとり、前記処理単位幅分の塗り潰し
    ドットデータを得ることを特徴とする輪郭塗り潰し方
    法。
  2. 【請求項2】 前記ビットマップメモリの現ラインの処
    理単位幅分のデータを読み出し、他のバッファに保持
    し、前記他のバッファのデータと前記バッファのデータ
    との排他的論理和をとり、前記バッファに書き込み、 前記他のバッファのデータと前記バッファのデータとの
    論理和をとることを特徴とする請求項1の輪郭塗り潰し
    方法。
  3. 【請求項3】 前記ビットマップメモリの各ラインの処
    理単位幅分のデータを順次ライン方向に読み出し、前記
    他のバッファに書き込み、前記処理単位幅分のデータの
    塗り潰し動作を行った後、前記各ラインの次の処理単位
    幅分のデータを順次ライン方向に読み出し、前記他のバ
    ッファに書き込み、前記処理単位幅分のデータの塗り潰
    し動作を行うことを特徴とする請求項2の輪郭塗り潰し
    方法。
  4. 【請求項4】 ビットマップメモリの輪郭ドットデータ
    から輪郭内を塗り潰したドットデータを生成するための
    輪郭塗り潰し回路において、 前記ビットマップメモリ(1)から読み出した現ライン
    の処理単位幅分のデータを保持する第1のバッファメモ
    リ(2)と、 第2のバッファメモリ(5)と、 前記第1のバッファメモリ(2)のデータと前記第2の
    バッファメモリ(5)のデータの排他的論理和をとり、
    前記第2のバッファメモリ(5)に書き込む排他的論理
    和回路(4)と、 前記第1のバッファメモリ(2)のデータと前記第2の
    バッファメモリ(5)のデータとの論理和をとり、前記
    処理単位幅分の塗り潰しドットデータを出力する論理和
    回路(6)とを有することを特徴とする輪郭塗り潰し回
    路。
  5. 【請求項5】 前記論理和回路(6)の出力を保持する
    展開書き込みバッファメモリ(7)と、 前記展開書き込みバッファ(7)の保持データが書き込
    まれる展開ビットマップメモリ(8)とを有することを
    特徴とする請求項4の輪郭塗り潰し回路。
  6. 【請求項6】 前記ビットマップメモリの各ラインの処
    理単位幅分のデータを順次ライン方向に読み出し、前記
    第1のバッファメモリ(2)に書き込み、前記処理単位
    幅分のデータの塗り潰し動作を行った後、前記各ライン
    の次の処理単位幅分のデータを順次ライン方向に読み出
    し、前記第1ののバッファメモリ(2)に書き込み、前
    記処理単位幅分のデータの塗り潰し動作を行わせるため
    の制御回路(3)を有することを特徴とする請求項4又
    5の輪郭塗り潰し回路。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6504543B1 (en) 1999-01-06 2003-01-07 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Polygon drawing method and polygon drawing apparatus
JP2008009897A (ja) * 2006-06-30 2008-01-17 Mitsubishi Electric Corp ベクトル図形描画装置及びそのプログラム
RU168187U1 (ru) * 2016-03-17 2017-01-23 Российская Федерация, от имени которой выступает Министерство промышленности и торговли РФ (МИНПРОМТОРГ РОССИИ) Трубка кожухотрубчатого теплообменного аппарата типа вхд-5

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JP2008009897A (ja) * 2006-06-30 2008-01-17 Mitsubishi Electric Corp ベクトル図形描画装置及びそのプログラム
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