JPH0594170A - ベクトルフオント描画装置 - Google Patents

ベクトルフオント描画装置

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JPH0594170A
JPH0594170A JP4049257A JP4925792A JPH0594170A JP H0594170 A JPH0594170 A JP H0594170A JP 4049257 A JP4049257 A JP 4049257A JP 4925792 A JP4925792 A JP 4925792A JP H0594170 A JPH0594170 A JP H0594170A
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JP
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character
contour
dot
memory
data
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Application number
JP4049257A
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English (en)
Inventor
Tatsuo Itomitsu
辰夫 糸満
Hideki Ishii
秀樹 石井
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 メモリへの書き込み回数を削減し高速化を実
現する。 【構成】 特異点判定回路33の判定結果をもとに、ド
ット描画回路35は文字の輪郭とその特異点をメモリ3
7内部の輪郭用メモリ領域38と特異点用メモリ領域3
7にそれぞれ描画する。塗りつぶし・重ね合わせ処理回
路36は文字の輪郭と前記特異点をもとに塗りつぶし処
理用データを生成して塗りつぶし処理を行い、前記塗り
つぶし処理の結果と前記特異点を重ね合わせた結果を前
記特異点用メモリ領域39に書き込むことで、ドット描
画、塗りつぶし、重ね合わせまでの文字の生成において
メモリ37への書き込み回数を削減し高速化を実現し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数のベクトルによっ
て定義された文字(ベクトルフォント)の輪郭を描画
し、その内部を塗りつぶす文字パターン発生装置に係
り、特に輪郭用データと塗りつぶし用データをメモリに
書き込み、それぞれのデータを重ね合わせて文字を生成
するまでを高速に行うベクトルフォント描画装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】複数のベクトルによって定義された文字
(ベクトルフォント)の輪郭を描画し、その内部を塗り
つぶすことにより高品質文字パターンを発生する文字パ
ターン発生装置が知られている。
【0003】この種の装置では、文字の全輪郭を描画す
るための輪郭用メモリ領域と、輪郭内部の塗りつぶしを
行うための塗りつぶし用メモリ領域を設けており、それ
ぞれのデータの論理和をとることによって文字を生成し
ている。輪郭用メモリ領域では逐次輪郭用データが書き
込まれていくが、塗りつぶし用メモリ領域では、現在の
描画対象ドットに特別な処理をした塗りつぶし用データ
が書き込まれていく。塗りつぶし用メモリ領域での輪郭
内部の塗りつぶしは、その描画パターンを一方向に走査
し、黒ドットが現れてから次の黒ドットが現れるまでの
ドットを全て黒ドットに変換することにより輪郭内部を
塗りつぶす方法が適用されている。
【0004】しかし、この方法では、図11(図2に示
す文字Aの輪郭を示すもの)に示すように、文字(文字
パターン)の尖鋭端1のように塗りつぶし方向(図11
の場合、水平方向)のドット数が1ドットの場合には、
その尖鋭端1のドットだけでなく、そのドット位置以降
のドット列も塗りつぶされてしまうという不都合があ
る。また、塗りつぶし方向に対する文字輪郭に、塗りつ
ぶしの始点と終点の間に連続して存在するドットである
中間点2がある場合には、上記の塗りつぶしの方式にお
いて正しく塗りつぶされない場合もある。以下、上記に
示した2つの点(尖鋭端1および中間点2)を特異点と
称す。
【0005】塗りつぶし用メモリ領域では、文字の輪郭
用データの中から特異点を除いたドットのデータが書き
込まれる。文字の輪郭用データの書き込み終了後、塗り
つぶし用メモリ領域において、塗りつぶし用データをも
とに塗りつぶし処理が行われる。その後、輪郭用メモリ
領域内の文字の全輪郭を示す輪郭用データと、塗りつぶ
し用メモリ領域内の塗りつぶし処理終了後のデータを重
ね合わせることによって文字を生成している。
【0006】図12は従来例を示すブロック図であり、
以下に従来例の説明をする。図12において、3は従来
のベクトルフォント描画装置であって、レジスタ4と特
異点判定回路5と書き込み制御回路6とメモリ書き込み
回路7とを備えている。また、8はベクトルフォント描
画装置3に接続されたメモリで、輪郭用メモリ領域9と
塗りつぶし用メモリ領域10とが設けられている。
【0007】ベクトルフォント描画装置3は、文字の輪
郭を示す全ドットのうち描画の対象であるドットの位置
を示すx、y座標値11と、制御データA12とを入力
とする。そして、この制御データA12により、メモリ
8に対してメモリ8の内部の割り当ておよびベクトルフ
ォント描画装置3の処理(与えられたx、y座標値11
をメモリ8に書き込む処理、メモリ8内部の塗りつぶし
用メモリ領域10に対し塗りつぶしを行う処理)が決定
される。
【0008】ベクトルフォント描画装置3のレジスタ4
はx、y座標値11と制御データA12とを保持し、
x、y座標値11の値と同じx、y座標値13を特異点
判定回路5とメモリ書き込み回路7とに出力する。
【0009】特異点判定回路5は、x、y座標値13を
もとに、x、y座標値13が特異点であるか否かを判定
し、その判定結果14を書き込み制御回路6へ出力す
る。
【0010】書き込み制御回路6は、判定結果14が特
異点である場合に、メモリ書き込み回路7に対してメモ
リ8内部の塗りつぶし用メモリ領域10にx、y座標値
13を書き込まないように書き込み制御信号15を出力
する。
【0011】メモリ書き込み回路7は、与えられたx、
y座標値13をメモリ8に書き込む処理を行うことを示
す処理制御信号16と書き込み制御信号15とx、y座
標値13とをもとにメモリ8に対して書き込みを行う。
x、y座標値13が特異点でない場合はメモリ8内部の
輪郭用メモリ領域9と塗りつぶし用メモリ領域10とに
対してx、y座標値13に対応する番地およびデータ1
7をそれぞれ出力して書き込みを行う。x、y座標値1
3が特異点である場合はメモリ8内部の輪郭用メモリ領
域9に対してx、y座標値13に対応する番地とデータ
17を出力して書き込みを行う。
【0012】図2に、複数のベクトルによって定義され
た文字(ベクトルフォント)Aを示す。
【0013】図11は、図2の文字Aの輪郭を示す図で
あり、ベクトルフォント描画装置3よってメモリ8内部
の輪郭用メモリ領域9に書き込まれたものである。ここ
で、上述のように、1は尖鋭端であり、2は中間点であ
る。
【0014】図13は、図2の文字Aの輪郭のうち、特
異点を除いた塗りつぶし用データであり、ベクトルフォ
ント描画装置3よってメモリ8内部の塗りつぶし用メモ
リ領域10に書き込まれたものである。
【0015】塗りつぶし処理回路18は、メモリ8内部
の塗りつぶし用メモリ領域10に対し塗りつぶし処理を
行うことを示す処理制御信号19によって、メモリ8内
部の塗りつぶし用メモリ領域10から読み出された塗り
つぶし用データ20に対し塗りつぶしを行い、塗りつぶ
し結果21をメモリ8内部の塗りつぶし用メモリ領域1
0の同じ番地に書き込みを行う。
【0016】図14は、図13に示される塗りつぶし用
データをもとに、塗りつぶし処理回路18によって、塗
りつぶしを行った結果である。
【0017】図2に示される文字Aを生成する場合、外
部で、図12のメモリ8内部の輪郭用メモリ領域9に書
き込まれた文字Aの輪郭(図11)とメモリ8内部の塗
りつぶし用メモリ領域10に書き込まれた塗りつぶしを
行った結果(図14)とをメモリ8から読み出し重ね合
わせる。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】上述したように従来
は、図12のメモリ8内部の輪郭用メモリ領域9には文
字の輪郭を全て書き込むが、メモリ8内部の塗りつぶし
用メモリ領域10には文字の輪郭のうち特異点を除いた
部分を書き込む。この場合、メモリ8内部の塗りつぶし
用メモリ領域10の書き込みにおいて、書き込み処理を
省略できる部分は特異点だけである。文字の輪郭のうち
特異点は、ほんの一部であり処理速度の高速化を図るの
が困難であった。
【0019】また、文字を生成する場合、外部で、メモ
リ8内部の輪郭用メモリ領域9に書き込まれた文字の輪
郭とメモリ8内部の塗りつぶし用メモリ領域10に書き
込まれた塗りつぶしを行った結果をメモリ8から読み出
して重ね合わせる必要がある。また、重ね合わせて生成
された文字のデータを保持しておきたい場合、別のメモ
リが必要となる。
【0020】本発明は、上記問題を解決するもので、文
字(ベクトルフォント)の生成を高速で行え、外部でデ
ータ重ね合わせるという外部処理を削減できるベクトル
フォント描画装置を提供することを目的とするものであ
る。
【0021】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに本発明は、外部から入力されるx、y座標値と文字
の輪郭を描画する輪郭用メモリ領域を示すデータ、特異
点を描画する特異点用メモリ領域を示すデータ、前記両
領域に書き込み処理を行うことを示すデータ、前記両領
域をもとに塗りつぶし処理を行うことを示すデータで構
成された制御データを保持するレジスタと、前記レジス
タから出力されるx、y座標値を入力して、前記x、y
座標値で与えられる文字の輪郭を表わすドットのうち描
画の対象であるドットが特異点であるか否かを判断する
特異点判定回路と、前記特異点判定回路の結果をもとに
前記描画の対象であるドットが特異点である場合はメモ
リ内部の前記輪郭用メモリ領域と特異点用メモリ領域の
両方に書き込みを行うように制御し、特異点でない場合
は前記輪郭用メモリ領域だけに書き込みを行うように制
御するドット描画制御回路と、前記ドット描画制御回路
の結果と前記描画の対象であるドットのx、y座標値と
をもとに前記輪郭用メモリ領域と前記特異点用メモリ領
域に前記x、y座標値に対応する番地およびデータをそ
れぞれ出力して書き込みを行うドット描画回路と、文字
の輪郭を描画した前記輪郭用メモリ領域と文字の輪郭の
うち特異点だけを描画した前記特異点用メモリ領域の両
方から相互に対応する番地のデータをそれぞれ読み出し
て文字の輪郭を前記特異点でマスクすることにより特異
点を除いた文字の輪郭のデータを生成し、前記特異点を
除いた文字の輪郭のデータをもとに塗りつぶし処理を行
い、前記塗りつぶし処理の結果と前記特異点を重ね合わ
せた結果を前記特異点用メモリ領域の同じ番地に書き込
む塗りつぶし・重ね合わせ処理回路とを備えたものであ
る。
【0022】また、本発明は、外部から入力されるx、
y座標値と文字の輪郭の描画と描画された文字の輪郭を
もとに文字を生成する文字生成領域を示すデータ、前記
文字生成領域に書き込み処理を行うことを示すデータ、
文字の輪郭の読み出しまたは文字の輪郭をもとに生成さ
れた文字の読み出しを切り換えるデータで構成された制
御データを保持するレジスタと、前記レジスタから出力
されるx、y座標値を入力して、x、y座標値で与えら
れる文字の輪郭を表わすドットのうち描画の対象である
ドットが特異点であるかを判断する特異点判定回路と、
描画の対象であるドットが特異点である場合にメモリ内
部の文字生成領域を示す番地に1ビットを加えて前記1
ビットの値を0に固定することによって得られる第1の
アドレス文字生成領域と前記1ビットの値を1に固定す
ることによって得られる第2のアドレス文字生成領域と
の両方に書き込みを行うように制御し、特異点でない場
合は前記メモリ内部の前記第2のアドレス文字生成領域
だけに書き込みを行うように制御するドット描画制御回
路と、前記ドット描画制御回路の結果にしたがって前記
描画の対象であるドットのx、y座標値をもとに前記メ
モリ内部の前記文字生成領域に対応する番地とデータを
生成し、前記番地に1ビットを加えて前記1ビットの値
を0または1に固定することによって前記第1のアドレ
ス文字生成領域と前記第2のアドレス文字生成領域に前
記データを書き込むドット描画回路と、文字の輪郭を描
画した前記第1のアドレス文字生成領域と文字の輪郭の
うち特異点だけを描画した前記第2のアドレス文字生成
領域の両方から、加えたビット以外の等しい番地のデー
タをそれぞれ読み出して文字の輪郭を前記特異点でマス
クすることにより特異点を除いた文字の輪郭の塗りつぶ
し用データを生成し、前記特異点を除いた文字の輪郭の
データをもとに塗りつぶし処理を行い、前記塗りつぶし
処理の結果と前記特異点を重ね合わせた結果を前記第2
のアドレス文字生成領域の同じ番地に書き込む処理を行
う塗りつぶし・重ね合わせ処理回路と、外部から前記メ
モリ内部の前記文字生成領域に対して文字の輪郭の読み
出しまたは文字の輪郭をもとに生成された文字の読み出
し要求がある場合、外部から与えられた前記文字生成領
域の番地に対して前記番地に1ビットを加えて前記1ビ
ットの値を0または1に固定することによって前記第1
のアドレス文字生成領域または前記第2のアドレス文字
生成領域から前記文字の輪郭または前記文字の輪郭をも
とに生成された文字を読み出し外部に出力するメモリ読
み出し回路とを備えたものである。
【0023】さらに、本発明は、外部から入力される
x、y座標値と文字の輪郭を描画する輪郭用メモリ領域
を示すデータ、前記文字の輪郭データのドットのうち尖
鋭端のドットと塗りつぶし方向に連続して奇数個のドッ
トが並んだ場合の終点のドットを描画する塗りつぶし判
定用メモリ領域を示すデータ、前記両領域に書き込み処
理を行うことを示すデータ、前記両領域をもとに塗りつ
ぶし処理を行うことを示すデータで構成された制御デー
タを保持するレジスタと、前記レジスタから出力される
x、y座標値を入力して、前記x、y座標値で与えられ
る文字の輪郭を表わすドットのうち描画の対象であるド
ットが前記尖鋭端のドットまたは前記終点のドットであ
るか否かを判断する座標判定回路と、前記座標判定回路
の結果をもとに前記描画の対象であるドットが前記尖鋭
端のドットまたは前記終点のドットである場合はメモリ
内部の前記輪郭用メモリ領域と塗りつぶし判定用メモリ
領域の両方に書き込みを行うように制御し、前記尖鋭端
のドットまたは前記終点のドットでない場合は前記輪郭
用メモリ領域だけに書き込みを行うように制御するドッ
ト描画制御回路と、前記ドット描画制御回路の結果と前
記描画の対象であるドットのx、y座標値とをもとに前
記輪郭用メモリ領域と前記塗りつぶし判定用メモリ領域
に前記x、y座標値に対応する番地およびデータをそれ
ぞれ出力して書き込みを行うドット描画回路と、文字の
輪郭を描画した前記輪郭用メモリ領域と文字の輪郭のう
ち前記尖鋭端のドットと前記終点のドットだけを描画し
た前記塗りつぶし判定用メモリ領域の両方から相互に対
応する番地のデータをそれぞれ読み出して文字の輪郭を
前記尖鋭端のドットと前記終点のドットでマスクするこ
とにより塗りつぶし処理に不都合の生じない文字の輪郭
のデータを生成し、前記尖鋭端のドットと前記終点のド
ットを除いた文字の輪郭のデータをもとに塗りつぶし処
理を行い、前記塗りつぶし処理の結果と前記尖鋭端のド
ットと前記終点のドットを重ね合わせた結果を前記塗り
つぶし判定用メモリ領域の同じ番地に書き込む塗りつぶ
し・重ね合わせ処理回路とを備えたものである。
【0024】
【作用】本発明によれば、塗りつぶし処理と同時に重ね
合わせを行うことで、外部で行っていた重ね合わせ処理
を削減でき、メモリに対して文字の輪郭と文字の輪郭の
特異点とを書き込むことにより、メモリへの書き込み処
理回数を減らし高速化を図ることができる。
【0025】また、本発明によれば、メモリへ書き込み
処理を行うドット描画回路やメモリへの塗りつぶし処理
を行う塗りつぶし・重ね合わせ処理回路や、外部からの
読み出しの制御を簡略化できる。
【0026】さらに、本発明によれば、メモリに対して
特異点を書き込む代わりに特異点の中の尖鋭端のドット
と塗りつぶし方向と同一で連続するドットであり連続す
るドット数が奇数である場合の終点のドットを書き込む
ことにより、さらにメモリへの書き込み処理回数を減ら
し高速化を図ることができる。
【0027】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。
【0028】図1は、本発明の第1の実施例を示す。3
1はベクトルフォント描画装置で、レジスタ32と特異
点判定回路33とドット描画制御回路34とドット描画
回路35と塗りつぶし・重ね合わせ処理回路36とを備
えている。
【0029】ベクトルフォント描画装置31にはメモリ
37が接続され、メモリ37には、メモリ37内部に文
字の輪郭を描画する輪郭用メモリ領域38と、描画の対
象であるドットが特異点である場合だけ描画の対象であ
るドットをメモリ37内部に描画する特異点用メモリ領
域39とが設けられている。
【0030】ベクトルフォント描画装置31のレジスタ
32は、文字の輪郭を表わすドットのうち描画の対象と
なるドットの位置を示すx、y座標値40と後述する制
御データ41とを入力している。制御データ41は、輪
郭用メモリ領域38を示すデータと、特異点用メモリ領
域39を示すデータと、文字の輪郭内部の塗りつぶし
(文字の輪郭の描画パターンを一方向に走査し黒ドット
が現れてから次の黒ドットが現れるまでのドットを全て
黒ドットに変換する)処理を行うことを示すデータと、
描画の対象であるドットをメモリ37に書き込む処理を
行うことを示すデータとで構成されている。
【0031】レジスタ32は、x、y座標値40と制御
データ41とを保持し、x、y座標値40と同じ値の
x、y座標値42を特異点判定回路33とドット描画回
路35とに出力する。
【0032】特異点判定回路33は、x、y座標値42
をもとに、x、y座標値42が特異点であるか否かを判
定し、その判定結果43をドット描画制御回路34へ出
力する。
【0033】ドット描画制御回路34は、特異点判定回
路33の判定結果43をもとにx、y座標値42が特異
点である場合には、メモリ37内部の輪郭用メモリ領域
38と特異点用メモリ領域39の両方に書き込みを行う
ように制御し、特異点でない場合には、メモリ37内部
の輪郭用メモリ領域38だけに書き込みを行うように制
御する書き込み制御信号44をドット描画回路35へ出
力する。
【0034】ドット描画回路35は、与えられたx、y
座標値42をメモリ37に書き込む処理を行うことを示
すレジスタ32からの処理制御信号45とドット描画制
御回路34の書き込み制御信号44とx、y座標値42
とをもとに、メモリ37内部の輪郭用メモリ領域38と
特異点用メモリ領域39にx、y座標値42に対応する
番地およびデータ46をそれぞれ出力する。そして、
x、y座標値42が特異点である場合はメモリ37内部
の輪郭用メモリ領域38と特異点用メモリ領域39の両
方に書き込みを行う。また、x、y座標値42が特異点
でない場合はメモリ37内部の輪郭用メモリ領域38だ
けに書き込みを行う。
【0035】図3は、図2の複数のベクトルによって定
義された文字(ベクトルフォント)Aの輪郭を示すもの
であり、ベクトルフォント描画装置31によってメモリ
37内部の輪郭用メモリ領域38に書き込まれたもので
ある。
【0036】図4は、図2の文字Aの輪郭のうち特異点
だけを示したデータであり、ベクトルフォント描画装置
31によってメモリ37内部の特異点用メモリ領域39
に書き込まれたものである。
【0037】塗りつぶし・ 重ね合わせ処理回路36は、
メモリ37に対し塗りつぶし処理を行うことを示すレジ
スタ32からの処理制御信号47によって、文字の輪郭
を描画した輪郭用メモリ領域38と文字の輪郭のうち特
異点だけを描画した特異点用メモリ領域39の両方から
相互に対応する番地のデータ48をそれぞれ読み出し、
文字の輪郭を特異点でマスクすることにより、特異点を
除いた文字の輪郭のデータ(塗りつぶし用データ)を生
成し、この特異点を除いた文字の輪郭のデータをもとに
塗りつぶし処理を行い、塗りつぶし処理の結果と特異点
を重ね合わせた結果49を特異点用メモリ領域39の同
じ番地に順に書き込む。
【0038】上記構成により、塗りつぶし処理終了後、
メモリ37内部の特異点用メモリ領域39には、図2に
示す文字Aと同じものが生成される。そして、塗りつぶ
し・重ね合わせ処理回路36において塗りつぶし処理と
同時に重ね合わせを行っているため、従来行っていたよ
うな外部で重ね合わせる処理を削減できる。また、従来
のようにメモリに対して文字の輪郭と文字の輪郭内部を
塗りつぶすための塗りつぶし用データとを書き込む代わ
りに、メモリ37に対して文字の輪郭と文字の輪郭の特
異点とを書き込む構成としたため、メモリ37への書き
込み処理を削減でき、文字の生成を高速に行える。
【0039】しかし、図1に示すベクトルフォント描画
装置31では、与えられた描画の対象であるドットをメ
モリ37に書き込む場合、全く異なった2つの領域(輪
郭用メモリ領域38と特異点用メモリ領域39)に書き
込みを行い、全く異なった番地を交互に制御し出力して
いるので、ドット描画回路35は複雑な回路構成とな
る。また、塗りつぶし処理において全く異なった2つの
領域(輪郭用メモリ領域38と特異点用メモリ領域3
9)からデータを読み出すため、同様に塗りつぶし・重
ね合わせ処理回路36も複雑な回路構成になる。さら
に、外部からメモリ37内部の輪郭用メモリ領域38に
書き込まれた文字の輪郭の読み出しおよび塗りつぶし処
理後の特異点用メモリ領域39に生成された文字の読み
出しを行う時、全く異なった2つの領域(輪郭用メモリ
領域38と特異点用メモリ領域39)からデータを読み
出すため、2つの領域の番地を制御する必要性があり、
外部からの読み出しの制御を複雑にしていた。
【0040】そこで、上記に述べた第1の実施例のベク
トルフォント描画装置の欠点を補う、本発明の第2の実
施例に係るベクトルフォント描画装置について図5を参
照しながら説明する。
【0041】図5において、51はベクトルフォント描
画装置で、レジスタ52と特異点判定回路53とドット
描画制御回路54とドット描画回路55と塗りつぶし・
重ね合わせ処理回路56とに加えて、メモリ読み出し回
路57を備えている。ベクトルフォント描画装置51に
はメモリ58が接続され、このメモリ58には、メモリ
58内部に文字の輪郭をもとに文字を生成する文字生成
領域59が設けられている。
【0042】ベクトルフォント描画装置51は、文字の
輪郭を表わすドットのうち描画の対象となるドットの位
置を示すx、y座標値60と、後述する制御データ61
とを入力としている。制御データ61は、メモリ58内
部の文字生成領域59(メモリ58の領域は文字生成領
域59の2倍以上である)を示すデータと、文字の輪郭
内部の塗りつぶし処理を行うことを示すデータと、描画
の対象であるドットをメモリ58に書き込む処理を行う
ことを示すデータと、メモリ58内部の文字生成領域5
9から文字の輪郭を読み出すのか、文字の輪郭をもとに
生成された文字を読み出すのかを決定するデータとで構
成されている。
【0043】ベクトルフォント描画装置51のレジスタ
52は、x、y座標値60と制御データ61とを保持
し、x、y座標値60と同じ値のx、y座標値62を特
異点判定回路53とドット描画回路55とに出力する。
【0044】特異点判定回路53は、x、y座標値62
をもとに、x、y座標値62が特異点であるか否かを判
定し、その判定結果63をドット描画制御回路54へ出
力する。
【0045】ドット描画制御回路54は、特異点判定回
路53の判定結果63をもとに描画の対象であるドット
が特異点である場合には、メモリ58内部の文字生成領
域59を示す番地の最下位ビットの下に1ビットを設
け、前記1ビットの値を0に固定することによって得ら
れる偶数アドレス文字生成領域と前記1ビットの値を1
に固定することによって得られる奇数アドレス文字生成
領域との両方に書き込みを行うように制御し、特異点で
ない場合には、メモリ58内部の前記奇数アドレス文字
生成領域だけに書き込みを行うように制御する書き込み
制御信号64をドット描画回路55へ出力する。
【0046】ドット描画回路55は、与えられたx、y
座標値62をメモリ58に書き込む処理を行うことを示
すレジスタ52からの処理制御信号65と、ドット描画
制御回路54の書き込み制御信号64にしたがってx、
y座標値62をもとにメモリ58内部の文字生成領域5
9に対応する番地およびデータ66を生成し、前記番地
の最下位ビットの下に1ビットを設けて前記1ビットの
値を0または1に固定することによってメモリ58内部
の前記偶数アドレス文字生成領域と前記奇数アドレス文
字生成領域にデータ66を書き込む。
【0047】塗りつぶし・重ね合わせ処理回路56は、
メモリ58に対し塗りつぶし処理を行うことを示すレジ
スタ52からの処理制御信号67によって、文字の輪郭
を描画した前記偶数アドレス文字生成領域と文字の輪郭
のうち特異点だけを描画した前記奇数アドレス文字生成
領域の両方から最下位ビット以外の等しい番地のデータ
68をそれぞれ読み出し、文字の輪郭を特異点でマスク
することにより特異点を除いた文字の輪郭のデータ(塗
りつぶし用データ)を生成し、特異点を除いた文字の輪
郭のデータをもとに塗りつぶし処理を行い、塗りつぶし
処理の結果および特異点を重ね合わせた結果69を前記
奇数アドレス文字生成領域の同じ番地に順に書き込む。
【0048】メモリ読み出し回路57は、外部からメモ
リ58内部の文字生成領域59に対して文字の輪郭の読
み出しまたは文字の輪郭をもとに生成された文字の読み
出しを行う要求信号70に対して、文字の輪郭を読み出
すのか文字の輪郭をもとに生成された文字を読み出すの
かを決定するレジスタ52からのデータ71をもとに、
外部から与えられた文字生成領域59の番地に対して前
記番地の最下位ビットの下に1ビットを設け、文字の輪
郭の読み出しの場合、前記1ビットの値を0にすること
により前記偶数アドレス文字生成領域を選択し、前記文
字の輪郭を読み出して外部に出力する、また、文字の輪
郭をもとに生成された文字の読み出しの場合は、前記1
ビットの値を1にすることにより前記奇数アドレス文字
生成領域を選択し、文字の輪郭をもとに生成された文字
を読み出して外部に出力する。なお、72はメモリ58
から読み出された文字の輪郭のデータまたは文字の輪郭
をもとに生成された文字のデータである。73はメモリ
読み出し回路57から外部に出力される文字の輪郭のデ
ータまたは文字の輪郭をもとに生成された文字のデータ
である。
【0049】上記構成により、与えられた描画の対象で
あるドットをメモリ58の内部の2つの領域(前記偶数
アドレス文字生成領域と前記奇数アドレス文字生成領
域)に書き込む場合、前記2つの領域の切り換えは描画
の対象であるドットのx、y座標値をもとに生成した番
地の最下位ビットの下に1ビットを設けて前記1ビット
の値を0または1に変更するという制御だけにるため、
メモリ58へ書き込み処理を行うドット描画回路55の
構成が簡略化され、塗りつぶし処理を行う場合、前記2
つの領域(前記偶数アドレス文字生成領域と前記奇数ア
ドレス文字生成領域)からデータを読み出すため番地の
切り換えも、同様に制御することができてメモリ58へ
の塗りつぶし処理を行う塗りつぶし・重ね合わせ処理回
路56も簡略化でき、外部からメモリ58の文字生成領
域59に対して文字の輪郭の読み出しまたは文字の輪郭
をもとに生成された文字の読み出しの要求がある場合、
外部は、文字の輪郭を読み出すための番地と文字の輪郭
をもとに生成された文字を読み出すための番地を別々に
持つ必要がない。このため、文字の輪郭を読み出すのか
文字の輪郭をもとに生成された文字を読み出すかを決め
ておくと、文字生成領域59の番地を順に与えるだけ
で、任意に文字の輪郭または文字の輪郭をもとに生成さ
れた文字を読み出すことができ、外部からの読み出しの
制御を簡略化できる。
【0050】なお、前記偶数アドレス文字生成領域と前
記奇数アドレス文字生成領域に書き込むデータを入れ換
えても同じ効果を得ることは言うまでもない。
【0051】ところで、図1に示すベクトルフォント描
画装置31においては、文字の全輪郭のうち、塗りつぶ
し方向のドット数が1ドットの尖鋭端(図11の1)
と、塗りつぶしの始点と終点の間に連続して存在するド
ットである中間点(図11の2)の2種類のドットを特
異点として、図1の特異点用メモリ領域39に書き込ん
でいた。図4は文字Aの輪郭のうち特異点だけを示した
データである。特異点の構成として中間点2が大半を占
めているため、中間点2を書き込まない方法を採用する
ことにより、メモリへの書き込み回数を減らすことがで
き、より高速化を図ることが可能となる。
【0052】そこで、上記に述べた第1の実施例のベク
トルフォント描画装置の改善を図る、本発明の第3の実
施例に係るベクトルフォント描画装置について図6を参
照しながら説明する。
【0053】図6は、本発明の第3の実施例を示す。7
4はベクトルフォント描画装置で、レジスタ75と座標
判定回路76とドット描画制御回路77とドット描画回
路78と塗りつぶし・重ね合わせ処理回路79とを備え
ている。ベクトルフォント描画装置74にはメモリ80
が接続され、メモリ80には、文字の輪郭を描画する輪
郭用メモリ領域81と、描画の対象であるドットが尖鋭
端1のドットと塗りつぶし方向に連続して奇数個のドッ
トが並んだ場合の終点のドット(図7の93、ただし塗
りつぶし方向は左側から右に水平に行なう)を描画する
塗りつぶし判定用メモリ領域82とが設けられている。
【0054】ベクトルフォント描画装置74のレジスタ
75は、文字の輪郭を表わすドットのうち描画の対象と
なるドットの位置を示すx、y座標値83と後述する制
御データ84とを入力している。制御データ84は、輪
郭用メモリ領域81を示すデータと、塗りつぶし判定用
メモリ領域82を示すデータと、文字の輪郭内部の塗り
つぶし(文字の輪郭の描画パターンを一方向に走査し黒
ドットが現れてから次の黒ドットが現れるまでのドット
を全て黒ドットに変換する)処理を行うことを示すデー
タと、描画の対象であるドットをメモリ80に書き込む
処理を行うことを示すデータとで構成されている。
【0055】レジスタ75は、x、y座標値83と制御
データ84とを保持し、x、y座標値83と同じ値の
x、y座標値85を座標判定回路76とドット描画回路
78とに出力する。
【0056】座標判定回路76は、x、y座標値85を
もとに、x、y座標値85が尖鋭端1のドットまたは塗
りつぶし方向に連続して奇数個のドットが並んだ場合の
終点のドット93(以下、奇数の終点のドットと称す)
であるか否かを判定し、その判定結果86をドット描画
制御回路77へ出力する。
【0057】ドット描画制御回路77は、座標判定回路
76の判定結果86をもとにx、y座標値85が尖鋭端
1のドットまたは奇数の終点のドット93である場合に
は、メモリ80内部の輪郭用メモリ領域81と塗りつぶ
し判定用メモリ領域82の両方に書き込みを行うように
制御し、尖鋭端1のドットまたは奇数の終点のドット9
3でない場合には、メモリ80内部の輪郭用メモリ領域
81だけに書き込みを行うように制御する書き込み制御
信号87をドット描画回路78へ出力する。
【0058】ドット描画回路78は、与えられたx、y
座標値85をメモリ80に書き込む処理を行うことを示
すレジスタ75からの処理制御信号88とドット描画制
御回路77の書き込み制御信号87とx、y座標値85
とをもとに、メモリ80内部の輪郭用メモリ領域81と
塗りつぶし判定用メモリ領域82にx、y座標値85に
対応する番地およびデータ89をそれぞれ出力する。そ
して、x、y座標値85が尖鋭端1のドットまたは奇数
の終点のドット93である場合はメモリ80内部の輪郭
用メモリ領域81と塗りつぶし判定用メモリ領域82の
両方に書き込みを行う。また、x、y座標値85が尖鋭
端1のドットまたは奇数の終点のドット93でない場合
はメモリ80内部の輪郭用メモリ領域81だけに書き込
みを行う。
【0059】図7は、図2の複数のベクトルによって定
義された文字(ベクトルフォント)Aの輪郭を示すもの
であり、ベクトルフォント描画装置74によってメモリ
80内部の輪郭用メモリ領域81に書き込まれたもので
ある。また、93は塗りつぶし方向に連続して奇数個の
ドットが並んだ場合の終点のドット(塗りつぶし方向は
左側から右に水平に行なう)である。
【0060】図8は、図2の文字Aの輪郭のうち尖鋭端
1のドットと奇数の終点のドット93だけを示したデー
タであり、ベクトルフォント描画装置74によってメモ
リ80内部の塗りつぶし判定用メモリ領域82に書き込
まれたものである。
【0061】塗りつぶし・ 重ね合わせ処理回路79は、
メモリ80に対し塗りつぶし処理を行うことを示すレジ
スタ75からの処理制御信号90によって、文字の輪郭
を描画した輪郭用メモリ領域81と文字の輪郭のうち尖
鋭端1のドットと奇数の終点のドット93だけを描画し
た塗りつぶし判定用メモリ領域82の両方から相互に対
応する番地のデータ91をそれぞれ読み出し、文字の輪
郭を尖鋭端1のドットと奇数の終点のドット93でマス
クすることにより、尖鋭端1のドットと奇数の終点のド
ット93を除いた文字の輪郭のデータ(塗りつぶし用デ
ータ)を生成し、尖鋭端1のドットと奇数の終点のドッ
ト93を除いた文字の輪郭のデータをもとに塗りつぶし
処理を行い、塗りつぶし処理の結果と尖鋭端1のドット
と奇数の終点のドット93を重ね合わせた結果92を塗
りつぶし判定用メモリ領域82の同じ番地に順に書き込
む。
【0062】図8は、輪郭用メモリ領域81に書き込ま
れた文字Aの輪郭を塗りつぶし判定用メモリ領域82に
書き込まれた尖鋭端1のドットと奇数の終点のドット9
3でマスクした塗りつぶし用データである。
【0063】図9は、図8の塗りつぶし用データをもと
に塗りつぶし処理を行なった結果である。図9の塗りつ
ぶし処理の結果と塗りつぶし判定用メモリ領域82に書
き込まれた尖鋭端1のドットと奇数の終点のドット93
を重ね合わせることにより、塗りつぶし処理終了後、メ
モリ80内部の塗りつぶし判定用メモリ領域82には、
図2に示す文字Aと同じものが生成される。
【0064】上記構成により、メモリ80に対して特異
点を書き込む代わりに特異点の中の尖鋭端1のドットと
奇数の終点のドット93とを書き込む構成としたため、
さらにメモリ80への書き込み処理回数を削減でき、文
字の生成をより高速に行える。
【0065】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、メモリに
対して文字の輪郭と文字の輪郭内部を塗りつぶすための
塗りつぶし用データとを書き込む代わりに、メモリに対
して文字の輪郭と文字の輪郭の特異点とを書き込むよう
に構成したので、メモリへの書き込み処理を減らすこと
ができ、文字の生成処理を高速化でき、また、塗りつぶ
し処理と同時に重ね合わせを行うので、外部で重ね合わ
せる従来の処理を削減できる。
【0066】また、与えられた描画の対象であるドット
をメモリ内部の2つの領域(前記第1のアドレス文字生
成領域と前記第2のアドレス文字生成領域)に書き込む
場合、前記2つの領域の切り換えは前記描画の対象であ
るドットのx、y座標値をもとに生成した番地に加えた
1ビットの値を0または1に変更するという制御だけに
することにより、メモリへ書き込み処理を行う回路の構
成を簡略化でき、塗りつぶし処理を行う場合、前記2つ
の領域(前記第1のアドレス文字生成領域と前記第2の
アドレス文字生成領域)からデータを読み出すため番地
の切り換えも、同様に制御することができメモリへの塗
りつぶし処理を行う回路も簡略化でき、外部から前記メ
モリ内部の前記文字生成領域に対して前記文字の輪郭の
読み出しまたは前記文字の輪郭をもとに生成された文字
の読み出しの要求がある場合、外部は、前記文字の輪郭
を読み出すための番地と前記文字の輪郭をもとに生成さ
れた文字を読み出すための番地を別々に持つ必要がな
く、前記文字の輪郭を読み出すのか前記文字の輪郭をも
とに生成された文字を読み出すかを決めておくと前記文
字生成領域の番地を順に与えるだけで、任意に前記文字
の輪郭または前記文字の輪郭をもとに生成された文字を
読み出すことができ、外部からの読み出しの制御を簡略
化できる。
【0067】また、本発明によれば、メモリに対して特
異点を書き込む代わりに特異点の中の尖鋭端のドットと
奇数の終点のドットとを書き込む構成としたため、さら
にメモリへの書き込み処理回数を削減でき、文字の生成
をより高速に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例にかかるベクトルフォン
ト描画装置の構成を示すブロック図
【図2】複数のベクトルによって定義された文字( ベク
トルフォント)Aを示す図
【図3】本発明の第1の実施例にかかるベクトルフォン
ト描画装置によってメモリ内部の輪郭用メモリ領域に書
き込まれた図2の文字Aの輪郭を示す図
【図4】本発明の第1の実施例にかかるベクトルフォン
ト描画装置によってメモリ内部の特異点用メモリ領域に
書き込まれた図2の文字Aの輪郭のうち特異点だけを示
す図
【図5】本発明の第2の実施例にかかるベクトルフォン
ト描画装置の構成を示すブロック図
【図6】本発明の第3の実施例にかかるベクトルフォン
ト描画装置の構成を示すブロック図
【図7】本発明の第3の実施例にかかるベクトルフォン
ト描画装置によってメモリ内部の輪郭用メモリ領域に書
き込まれた図2の文字Aの輪郭を示す図
【図8】本発明の第3の実施例にかかるベクトルフォン
ト描画装置によってメモリ内部の塗りつぶし判定用メモ
リ領域に書き込まれた図2の文字Aの輪郭のうち尖鋭端
のドットと奇数の終点のドットだけを示す図
【図9】本発明の第3の実施例にかかるベクトルフォン
ト描画装置によってメモリ内部の輪郭用メモリ領域に書
き込まれた文字Aの輪郭を塗りつぶし判定用メモリ領域
に書き込まれた尖鋭端のドットと奇数の終点のドットで
マスクした塗りつぶし用データ
【図10】本発明の第3の実施例にかかるベクトルフォ
ント描画装置によって、図9の塗りつぶし用データをも
とに塗りつぶし処理を行なった結果
【図11】従来のベクトルフォント描画装置によってメ
モリ内部の輪郭用メモリ領域に書き込まれた図2の文字
Aの輪郭を示す図
【図12】従来のベクトルフォント描画装置の構成を示
すブロック図
【図13】従来のベクトルフォント描画装置によってメ
モリ内部の塗りつぶし用メモリ領域に書き込まれた図2
の文字Aの輪郭のうち、特異点を除いた塗りつぶし用デ
ータを示す図
【図14】図13の塗りつぶし用データをもとに従来の
ベクトルフォント描画装置の塗りつぶし処理回路によっ
て塗りつぶしを行った結果を示す図
【符号の説明】
31 ベクトルフォント描画装置 32 レジスタ 33 特異点判定回路 76 座標判定回路 34 ドット描画制御回路 35 ドット描画回路 36 塗りつぶし・重ね合わせ処理回路 37 メモリ 38 輪郭用メモリ領域 39 特異点用メモリ領域 40 x、y座標値 41 制御データ 42 x、y座標値 51 ベクトルフォント描画装置 52 レジスタ 53 特異点判定回路 54 ドット描画制御回路 55 ドット描画回路 56 塗りつぶし・重ね合わせ処理回路 57 メモリ読み出し回路 58 メモリ 59 文字生成領域 60 x、y座標値 61 制御データ 62 x、y座標値 74 ベクトルフォント描画装置 75 レジスタ 77 ドット描画制御回路 78 ドット描画回路 79 塗りつぶし・重ね合わせ処理回路 80 メモリ 81 輪郭用メモリ領域 82 塗りつぶし判定用メモリ領域 83 x、y座標値 84 制御データ 85 x、y座標値
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G06F 15/72 400 9192−5L

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部から入力されるx、y座標値と文字
    の輪郭を描画する輪郭用メモリ領域を示すデータ、特異
    点を描画する特異点用メモリ領域を示すデータ、前記両
    領域に書き込み処理を行うことを示すデータ、前記両領
    域をもとに塗りつぶし処理を行うことを示すデータで構
    成された制御データを保持するレジスタと、前記レジス
    タから出力されるx、y座標値を入力して、前記x、y
    座標値で与えられる文字の輪郭を表わすドットのうち描
    画の対象であるドットが特異点であるか否かを判断する
    特異点判定回路と、前記特異点判定回路の結果をもとに
    前記描画の対象であるドットが特異点である場合はメモ
    リ内部の前記輪郭用メモリ領域と特異点用メモリ領域の
    両方に書き込みを行うように制御し、特異点でない場合
    は前記輪郭用メモリ領域だけに書き込みを行うように制
    御するドット描画制御回路と、前記ドット描画制御回路
    の結果と前記描画の対象であるドットのx、y座標値と
    をもとに前記輪郭用メモリ領域と前記特異点用メモリ領
    域に前記x、y座標値に対応する番地およびデータをそ
    れぞれ出力して書き込みを行うドット描画回路と、文字
    の輪郭を描画した前記輪郭用メモリ領域と文字の輪郭の
    うち特異点だけを描画した前記特異点用メモリ領域の両
    方から相互に対応する番地のデータをそれぞれ読み出し
    て文字の輪郭を前記特異点でマスクすることにより特異
    点を除いた文字の輪郭のデータを生成し、前記特異点を
    除いた文字の輪郭のデータをもとに塗りつぶし処理を行
    い、前記塗りつぶし処理の結果と前記特異点を重ね合わ
    せた結果を前記特異点用メモリ領域の同じ番地に書き込
    む塗りつぶし・重ね合わせ処理回路とを備えたベクトル
    フォント描画装置。
  2. 【請求項2】 外部から入力されるx、y座標値と文字
    の輪郭の描画と描画された文字の輪郭をもとに文字を生
    成する文字生成領域を示すデータ、前記文字生成領域に
    書き込み処理を行うことを示すデータ、文字の輪郭の読
    み出しまたは文字の輪郭をもとに生成された文字の読み
    出しを切り換えるデータで構成された制御データを保持
    するレジスタと、前記レジスタから出力されるx、y座
    標値を入力して、x、y座標値で与えられる文字の輪郭
    を表わすドットのうち描画の対象であるドットが特異点
    であるかを判断する特異点判定回路と、描画の対象であ
    るドットが特異点である場合にメモリ内部の文字生成領
    域を示す番地に1ビットを加えて前記1ビットの値を0
    に固定することによって得られる第1のアドレス文字生
    成領域と前記1ビットの値を1に固定することによって
    得られる第2のアドレス文字生成領域との両方に書き込
    みを行うように制御し、特異点でない場合は前記メモリ
    内部の前記第2のアドレス文字生成領域だけに書き込み
    を行うように制御するドット描画制御回路と、前記ドッ
    ト描画制御回路の結果にしたがって前記描画の対象であ
    るドットのx、y座標値をもとに前記メモリ内部の前記
    文字生成領域に対応する番地とデータを生成し、前記番
    地に1ビットを加えて前記1ビットの値を0または1に
    固定することによって前記第1のアドレス文字生成領域
    と前記第2のアドレス文字生成領域に前記データを書き
    込むドット描画回路と、文字の輪郭を描画した前記第1
    のアドレス文字生成領域と文字の輪郭のうち特異点だけ
    を描画した前記第2のアドレス文字生成領域の両方か
    ら、加えたビット以外の等しい番地のデータをそれぞれ
    読み出して文字の輪郭を前記特異点でマスクすることに
    より特異点を除いた文字の輪郭の塗りつぶし用データを
    生成し、前記特異点を除いた文字の輪郭のデータをもと
    に塗りつぶし処理を行い、前記塗りつぶし処理の結果と
    前記特異点を重ね合わせた結果を前記第2のアドレス文
    字生成領域の同じ番地に書き込む処理を行う塗りつぶし
    ・重ね合わせ処理回路と、外部から前記メモリ内部の前
    記文字生成領域に対して文字の輪郭の読み出しまたは文
    字の輪郭をもとに生成された文字の読み出し要求がある
    場合、外部から与えられた前記文字生成領域の番地に対
    して前記番地に1ビットを加えて前記1ビットの値を0
    または1に固定することによって前記第1のアドレス文
    字生成領域または前記第2のアドレス文字生成領域から
    前記文字の輪郭または前記文字の輪郭をもとに生成され
    た文字を読み出し外部に出力するメモリ読み出し回路と
    を備えたベクトルフォント描画装置。
  3. 【請求項3】 外部から入力されるx、y座標値と文字
    の輪郭を描画する輪郭用メモリ領域を示すデータ、前記
    文字の輪郭データのドットのうち尖鋭端のドットと塗り
    つぶし方向に連続して奇数個のドットが並んだ場合の終
    点のドットを描画する塗りつぶし判定用メモリ領域を示
    すデータ、前記両領域に書き込み処理を行うことを示す
    データ、前記両領域をもとに塗りつぶし処理を行うこと
    を示すデータで構成された制御データを保持するレジス
    タと、前記レジスタから出力されるx、y座標値を入力
    して、前記x、y座標値で与えられる文字の輪郭を表わ
    すドットのうち描画の対象であるドットが前記尖鋭端の
    ドットまたは前記終点のドットであるか否かを判断する
    座標判定回路と、前記座標判定回路の結果をもとに前記
    描画の対象であるドットが前記尖鋭端のドットまたは前
    記終点のドットである場合はメモリ内部の前記輪郭用メ
    モリ領域と塗りつぶし判定用メモリ領域の両方に書き込
    みを行うように制御し、前記尖鋭端のドットまたは前記
    終点のドットでない場合は前記輪郭用メモリ領域だけに
    書き込みを行うように制御するドット描画制御回路と、
    前記ドット描画制御回路の結果と前記描画の対象である
    ドットのx、y座標値とをもとに前記輪郭用メモリ領域
    と前記塗りつぶし判定用メモリ領域に前記x、y座標値
    に対応する番地およびデータをそれぞれ出力して書き込
    みを行うドット描画回路と、文字の輪郭を描画した前記
    輪郭用メモリ領域と文字の輪郭のうち前記尖鋭端のドッ
    トと前記終点のドットだけを描画した前記塗りつぶし判
    定用メモリ領域の両方から相互に対応する番地のデータ
    をそれぞれ読み出して文字の輪郭を前記尖鋭端のドット
    と前記終点のドットでマスクすることにより塗りつぶし
    処理に不都合の生じない文字の輪郭のデータを生成し、
    前記尖鋭端のドットと前記終点のドットを除いた文字の
    輪郭のデータをもとに塗りつぶし処理を行い、前記塗り
    つぶし処理の結果と前記尖鋭端のドットと前記終点のド
    ットを重ね合わせた結果を前記塗りつぶし判定用メモリ
    領域の同じ番地に書き込む塗りつぶし・重ね合わせ処理
    回路とを備えたベクトルフォント描画装置。
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CN112287637A (zh) * 2020-11-03 2021-01-29 深圳高通半导体有限公司 矢量字符笔画填充优化方法
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