JPH06314068A - 情報カ−ド - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 電子出願以前の出願であるので 要約・選択図及び出願人の識別番号は存在しない。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、電気的又は磁気的あるいは光学的な 手段により情報を読出す情報カードに関し、特に 光導入部と光射出部を設けた情報カードに関する。

〔従来の技術〕

近年、縦８６mm、横５４mm、厚さ0.7〜２mmの クレジットカードサイズのカードに半導体素子を 埋め込み、プログラムリストやデータの記録媒体 として使ったり、各種情報の記録に用いたりする、 いわゆるＩＣカードが商品化されている。

このＩＣカードは携帯性に優れており、またカ ードの表裏の広い面積にタイトルや内容説明のイ ラスト、写真等を印刷することが可能なことから ファッション性にも優れている。

第５図はこのようなＩＣカードの使用形態の一 例を示した斜視図である。

同図において、１はパーソナルコンピューター、 ２はカード保持・接続部、３はＩＣカード、４は ＣＲＴである。

パーソナルコンピューター１に備えられたカー ド保持・接続部２には、複数の電気的接点（後に 図示）を介してＩＣカード３が接続される。パー ソナルコンピューター１のプログラムは、ＩＣカ ード３中のＲＯＭから読出され、その実行に伴っ てＣＲＴ４の画面に表示される。

このようにＩＣカード３をカード保持・接続部 ２に差し込んだ状態でもＩＣカード３の表面を見 れる構造にすることにより、プログラムによる ＣＲＴ４の表示画面の図形が単なる表や、文字列 のような特徴のないものでも、カード表面を見れ ばどのプログラムを使用中であるか、すぐ判断で きるという利点を有していた。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかしながら、従来の構成では、動作中の表示 が単にＣＲＴ４の表示画面に限られていた為、 ＣＲＴ４の能力を越えた画像表示、例えばフラッ シュ光による閃光の表現や、ホログラム等の光学 素子を用いたホログラフィーによる３次元表示等 は不可能であった。

また、複数のカードをセットしてマルチジョブ を行なっている場合には、現在どのカードをアク セスしているかが、すぐには見出せないという欠 点も従来のＩＣカードの構造では有していた。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明の目的は、ＩＣカード又は光カード等を プログラムメモリーとして用いる従来の構成の特 徴をさらに生かし、ＣＲＴでは表現し得ない表示 を可能にし、また、マルチジョブの場合、どの ＩＣカードを使用しているのかがすぐ判断でき る情報カードを提供することにある。

以上のような目的は、電気的又は磁気的あるい は光学的な所定の手段により、情報を読み出す情 報カードにおいて、外部より光束を導入する光導 入部と外部より観察可能な位置に設けられた光射 出部を有することを特徴とする情報カードにより 達成される。

〔作 用〕

以上のような構成によれば、光導入部から導入 された光束は、外部から観察可能な位置に設けら れた光出射部より射出し、射出光に各種の意味あ るいは効果を持たせることが可能になる。

〔実施例〕

以下、本発明に係る情報カードを実施例に基づ き詳細に説明する。

まず、本発明に係る情報カードの第１実施例を 第１図、第２図を参照して説明する。

第１図は本情報カードの外観を示す平面図、第 ２図はその光導波経路を示す斜視図である。第１ 図および第２図において、３はカード本体、５は カード表示面、１１は電気的端子（あるいは接 点）、２１_-1，２１_-2，２１_-3，はそれぞれ光導 入部、２２_-1，２２_-2，２２_-3はそれぞれ光射出 部、１９は光源、２０は集光レンズ、２３は光導 波路である。

本情報カード３は、第１図に示したように内蔵 されたＲＯＭの端子に接続されている電気的な端 子１１の他に、光導入部２１_-1，２２_-2，２２_-3 が設けられている。また、カード３の表示面５に は印刷された図柄の外に、光射出部２２_-1， ２２_-2，２２_-3が設けられている。

第２図は第１図に示したカード３において、光 導入部２１_-1に入射した光束を射出部２２_-1， ２２_-2，２２_-3に導く導波路を示した図である。

同図において、ＬＥＤ等の光源１９から射出され た光束は集光レンズ２０を介して光導入部２１_-1 に集光される。この光束は、プラスチック光ファ イバー等の光導波路２３中を進行し、射出部 ２２_-1，２２_-2，２２_-3より射出する。射出部 ２２_-1，２２_-2，２２_-3には、必要に応じてレン ズ構造や拡散板構造、あるいはカラーフィルター が形成されていて必要な表示パターン（第１図に 示したようなもの）が、十分な広さの観察域から 観察できるようになっている。

なお、本実施例において、光源１９は単色の ＬＥＤ以外にも、多色光発光のＬＥＤや白熱電球、 キセノンフラッシュランプ等も使用可能である。

また、光射出部２２_-1，２２_-2，２２_-3に螢光性 の色材を配置し、光源１９を紫外線ランプとする ことにより、螢光表示特有の特殊な効果を得るこ とができる。

本発明に係る情報カードの第２実施例を第３図 に示す。同図において３は本情報カード、３０は 透明な保護層、３１は図柄の印刷された遮光層、 ３２_-1，３２_-2はそれぞれ透明部、３３は光導波 路層、３４はモード変換器，３５は基板、３６は 体積型ホログラム、３７はレリーフ型回折格子、 ３８は表示部、１８は半導体レーザー、２０は集 光レンズである。

可視の単色光源、例えば可視半導体レーザー １８からの光束は集光レンズ２０を通って集束光 あるいは平行光となり、保護層３０、遮光層３１ の透明部３２_-1を透過して光導波路層３３に入射 する。所定の方向から入射する光束を光導波路層 ３３に伝搬する導波光束に変換する働きを有する モード変換器３４により、前記入射光束は光導波 路層３３中に導入される。

このような変換器３４としては、表面レリーフ 構造の回折格子を用いた、レリーフグレーティン グカップラーの他に、プリズムを用いたものや、 体積型回折格子を用いたものも使用可能である。

また、光導波路層３３への光束の導入法として は、カード３の端面に光束を入射させることも可 能であり、この場合には、カード表面のスペース 減少を全く招かないという利点も生じる。

光導波路層３３を伝搬する光束は、レリーフ型 回折格子３７により形成された表示部３８により 回折され、透明部32_-2、保護層３０を透過して外 部に射出して表示がなされる。この回折格子３７ は目的に応じて単純な機械加工によるものの他に、 計算機ホログラムによるものや、導波路ホログラ ムとして撮影したもの等々、種々のものが使用可 能である。また、その格子の形態も、レリーフ型 の他に、図において３６で示した体積型ホログラ ムを用いることも可能である。

このようなホログラムを用いることにより、 ＣＲＴ上の表示では不可能である立体像の表示が 可能となり、ゲームの場合には、臨場感を高める と共に、光源の切り替えによるアニメ表現等、多 彩な表現が可能となる。

また、ホログラムの形式をレインボーホログラ ムとした場合や、体積型ホログラムの波長選択特 性を用いた場合には、光源は安価な白色光源で十 分であり、装置上の利点は大きい。

本発明に係る情報カード第３実施例を第４図 に示す。

同図において、第１図と同一の部材には同一番 号が付してあり、１７はカラーフィルターディス ク、２１は光ファイバー束、２２は光射出部、 ４０は白熱光源である。

白熱光源４０から発した白色光は、集光レンズ ２０により集光され、ゆっくりと回転するカラー フィルターディスク１７に入射した後、光ファイ バー束２１に入射する。光ファイバー束２１の他 端、すなわち光射出部２２は、例えば花火の形を したパターンとして配列され、外部より観察され る。いま、カラーフィルターディスク１７が回転 してフィルターの色が青から赤に変わったときは、 花火の全面が青色の状態から、周辺部が赤色の状 態、そして全面が赤色の状態へと変化し、効果的 な表示を行なうことができる。

以上、本発明の情報カードにおいて、情報が記 録されているものがＩＣである場合について説明 したが、ＩＣに限らず磁気テープのような磁気的 手段、光カードのような光学的情報記録手段を用 いたものでも同様に適用されることは明らかであ る。すなわち、前述の実施例において電気的端子 の部分に磁気テープ、あるいは光学的記録ビット を配置すればよいのである。

〔発明の効果〕

以上、説明したように、外部と電気的又は磁気 的あるいは光学的手段により情報を読取る情報カ ードの一部に光導入部を設け、光導波路を用いて 光束を表示部に導く構造とすることにより、 ＣＲＴだけでは不可能な多面的な表現、例えば、 ＬＥＤによるカラー表現、光源の点滅によるアニ メや閃光表現、ホログラフィによる立体表示等が 可能なった。

また、本発明によりＬＥＤ、レーザー等の光源 を持ち運びの行なわれるカード上に配置する必要 がなくなり、カードの低価格化と高信頼化が達成 できた。

【図面の簡単な説明】

第１図は本情報カードの正面図であり、第２図 はその斜視図である。 第３図は本発明の第２実施例を示す断面図であ る。 第４図は本発明の第３実施例を示す斜視図であ る。 第５図は従来のＩＣカードを用いたコンピュー ターシステムの一例を示す斜視図である。 ３：情報カード、５：カード表示面、１１：電 気的端子、２１：光ファィバー束、２１_-1， ２１_-2，２１_-3：光導入部、２２，２２_-1， ２２_-2，２２_-3：光出射部、２３：光導波路、 １９：ＬＥＤ、２０：集光レンズ、１８：半導体 レーザー、３０：透明保護層、３１：遮光層、 ３２_-1，３２_-2：透明部、３３：光導波路層、 ３４：モード変換器、３５：基板、３６：体積型 ホログラム、３７：レリーフ型回折格子、３８： 表示部、１７：カラーフィルターディスク、４０ ：白熱光源。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁵ 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｇ０６Ｋ 19/00 19/06 Ｇ１１Ｂ 23/44 Ａ 7201−5Ｄ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 所定の手段により、情報を読み出す
   情報カ ードにおいて、外部より光束を導入する光導入部 と外部より観察可能な位置に設けられた光射出部 を有することを特徴とする情報カード。