JP2002008344A - 磁気テープカセット - Google Patents

磁気テープカセット

Info

Publication number
JP2002008344A
JP2002008344A JP2000188050A JP2000188050A JP2002008344A JP 2002008344 A JP2002008344 A JP 2002008344A JP 2000188050 A JP2000188050 A JP 2000188050A JP 2000188050 A JP2000188050 A JP 2000188050A JP 2002008344 A JP2002008344 A JP 2002008344A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic tape
tape cassette
hologram
image
cassette
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000188050A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideaki Shiga
英昭 志賀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP2000188050A priority Critical patent/JP2002008344A/ja
Publication of JP2002008344A publication Critical patent/JP2002008344A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Holo Graphy (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 磁気テープカセットのデザイン性、識別力を
向上させるとともに、偽造防止効果をも得られる磁気テ
ープカセットを提供する。 【解決手段】 磁気テープカセット1を構成する例えば
上ハーフカセット91の表面に、ホログラム画像Hを形
成し、目視によりホログラム画像Hを認識できるように
した。ホログラム画像Hとしては、メーカーの商標、人
気キャラクターや模様などを適用でき、磁気テープカセ
ット1のデザインを斬新なイメージに変換できる上に、
識別力の向上と偽造防止を図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、上下ハーフケース
内に磁気テープを走行可能に収容した磁気テープカセッ
トに関する。
【0002】
【従来の技術】上下ハーフケース内に磁気テープを走行
可能に収容した磁気テープカセットとしては、DDSタ
イプ、DATタイプ、VHSタイプ、ベータタイプ、D
VCタイプ等、多種のものがある。
【0003】以下に、図5及び図6を参照して従来の磁
気テープカセットの一例を説明する。図5は、磁気テー
プカセットの一例であるVHSビデオカセットの分解斜
視図である。磁気テープカセット90は、平板に周壁を
立設して構成した上ハーフカセット91と、下ハーフカ
セット92とを備えている。下ハーフカセット92内に
は、磁気テープTを巻装した一対のテープリール93が
回動自在に支持される。磁気テープTの終端には、透明
なリーダーテープRが接合されている。
【0004】テープリール93は、磁気テープTが下ハ
ーフケース92の前端に備えられた一対のテープガイド
94間に架け渡されるように下ハーフカセット92上に
載置される。
【0005】下ハーフケース92と上ハーフケース91
とを組み合わせることで、カセットケースが構成され
る。カセットケースの前端に磁気テープTが露呈される
が、その磁気テープTの前面を覆うように蓋部材である
ガードパネル95がカセットケースに回動自在に取り付
けられる。ガードパネル95は、平板状の前板95aの
両端に側板95bを接続した簡単な構成のものである。
【0006】下ハーフケース92の平板の中央部前端側
には、テープ終端側検出用の光源が挿入される挿入孔9
6が設けられている。周壁の一部である側板97の前端
側には、出光孔97aが設けられている。
【0007】磁気テープカセット90を組み立てる場合
は、磁気テープTを巻装した前記一対のテープリール9
3を下ハーフケース92に装填し、上ハーフケース91
で覆うとともにガードパネル95を取り付ける。この結
果、図6に示すような外観形状の磁気テープカセット9
0が完成する。
【0008】近年では、VHSタイプの磁気テープカセ
ットとして、ハーフケースが透光性を有しハーフケース
を透して内部を視認できる透明タイプのものが公知であ
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、磁気テープ
カセットのハーフケースが透光性を有する場合、ハーフ
ケースにラベルを貼付して磁気テープカセットの識別用
の文字や記号等を多量に担持させると、内部を視認し難
くなり、また美観も損なう。したがって、内部を視認し
易くするには、小さなラベルを使うのが好ましい。しか
し、ラベルが小さいと情報担持量が少ないので、ラベル
による識別能力が低下し、誤認を招く恐れがある。ま
た、ラベルの情報担持量が少ないと簡単に偽造されて貼
付される恐れもある。
【0010】本発明の目的は、前記問題を解消すること
にあり、美観に優れ、磁気テープカセットに担持させる
情報の偽造が困難であり、製品の識別力に優れたマーク
を形成した磁気テープカセットを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係わる前記目的
は、上下ハーフケース内に磁気テープを走行可能に収容
した磁気テープカセットにおいて、前記ハーフケースに
ホログラム画像処理を施したことを特徴とする磁気テー
プカセットによって達成される。
【0012】前記磁気テープカセットによれば、ハーフ
ケースの一部、例えばユーザーが最も見易い位置にホロ
グラム画像が形成されているので、美的に優れたものに
なり、ユーザーが磁気テープカセットを識別し易くなる
とともに、偽造されたものか否かの判別などにも利用で
きる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に、図1〜図4を参照して本
発明を適用した磁気テープカセットの実施形態を説明す
る。
【0014】図1は磁気テープカセットの構成を示す斜
視図、図2はホログラム画像の構成を示す要部の拡大斜
視図、図3はホログラム画像作成装置の一例を示す構成
図、図4はホログラム画像の再生を示す説明図である。
【0015】なお、本実施形態における磁気テープカセ
ットは従来例で示した磁気テープカセットと基本的構成
は同じである。そこで、従来例の説明に参照した図面、
符号等を適宜援用するとともに、異なった構成について
詳細に説明する。
【0016】本実施形態における磁気テープカセット1
は、従来例で説明した上ハーフケース91の上側面にホ
ログラム画像Hが形成されている。ホログラム画像Hの
形成位置は、図1に示す位置に限定されるものではな
く、上下ハーフケース91,92の壁部であってもよ
く、平板部のより中央に近い位置でもよい。
【0017】本実施形態にあっては、ホログラム画像H
を白色光で照射することにより、図2に示すように浮き
上がるようにして目視可能に現れる。ホログラム画像H
として本実施形態にあってはリンゴが図示されている
が、リンゴに限定されるものではなく、メーカーの商
標、キャッチフレーズ、人気キャラクター、メーカーの
みが意味の判別可能な模様等を適用できる。
【0018】前記ホログラム画像Hの作成方法は多岐に
わたるが、以下に図3及び図4を参照してデニシュウク
ホログラム(一光束ホログラム)による作成を説明す
る。図3はホログラム画像作成装置(光学系)の構成を
示す説明図、図4は再生時の作用を示す説明図である。
【0019】本実施形態におけるデニシュウクホログラ
ムは、反射型ホログラムの一種でリップマンホログラム
とも呼ばれているものである。ホログラム作成装置11
は、例えば波長が0.633μmのレーザ光Lを発光す
るレーザ光発生器12と、レーザ光Lを反射させるミラ
ー13と、レーザ光Lから1/2波長を得る1/2波長
板14と、ミラー16と、被写体17にレーザ光L(参
照光となる)を照射する対物レンズ18と、レーザ光L
の透過孔を形成したピンホール19と、レーザ光Lを透
過するとともに感光により被写体17の映像を記録する
感光材料21とを備えている。
【0020】なお、レーザ光発生器12は、He−Ne
レーザ発生器でよい。ミラー16は被写体17を照射す
るレーザ光L、即ち参照光の照射角度θを設定するもの
であり、本実施形態ではほぼ45°に図示しているが、
レーザ光Lの照射角度は15°〜45°の範囲に設定さ
れる。
【0021】前記ホログラム画像作成装置1において、
レーザ光発生器12から発光したレーザ光Lは、ミラー
13によって1/2波長板14側に反射され、1/2波
長板14から得られた1/2波長のレーザ光Lがミラー
16に反射する。そして、対物レンズ18により拡散さ
れたレーザ光L、即ち参照光は、ピンホール19により
被写体17を照射する範囲に絞られ、感光材料21を介
して被写体17を照射する。
【0022】感光材料21としては乾板、フィルム等が
あるが、本実施形態ではレーザ光Lを透過させるととも
に、被写体17から反射したレーザ光が物体光となって
参照光と干渉し、感光材料21にホログラム画像が形成
される。
【0023】感光材料21に形成されたホログラム画像
Hを再生する場合は、図4に示すように参照光と同様の
照射角度θで白色光源22により照射する。この結果、
感光材料21の裏側に、点線で示したように被写体17
であるリンゴのホログラム画像Hを目視することができ
る。
【0024】前記ホログラム画像作成装置1により作成
したホログラムHは、左右方向及び上下方向の視差があ
り、観測方向を変えても再生画像の色が変わらず、原理
的にホログラムからの反射によって再生像が得られる。
これらの特徴を要約すれば、普通の物体を見る場合と同
様に自然な雰囲気で再生像を見ることができ、再生像の
カラー化にも適している。また、感光材料21を透過し
て被写体17から反射したレーザ光を物体光としている
ため構成が簡単である、等の特徴を有している。
【0025】ところで、本実施形態ではホログラム画像
Hを上ハーフケース91の側面に形成しているが、磁気
テープカセット1は大量生産されるので、ホログラム画
像Hも大量生産に好適な手法により形成されることが好
ましい。例えば、転写印刷法と呼ばれている手法のうち
のホットスタンプ法または箔押し法と呼ばれている技術
を用いることが好ましい。
【0026】この印刷技術は、ホログラム再生像の転写
箔を作成し、印刷したい物体の表面、即ち本実施形態で
は上ハーフケース91の表面に100℃〜200℃に加
熱した金属製のホットプレートで加圧・加熱し、その後
に転写箔を剥がす。この結果、ホットプレートの部分の
ホログラム層が、上ハーフケース91の表面に接着され
て残る。
【0027】この印刷技術で接着されるホログラム箔の
厚さは数ミクロン程度あり、ホログラム画像の凹凸の深
さは0.1〜0.2μmであるため、ホログラム箔の厚
さは殆ど意識せず、上ハーフカセット91に直に形成さ
れているような感じを受ける。
【0028】ホログラム画像Hの形成には、前記デニシ
ュウクホログラム以外に、フレネルホログラムの一種で
あるレーザ再生型ホログラムがあり、本発明に適用でき
る。また、イメージ・ホログラムやレインボウ・ホログ
ラム等が知られており、これらも本発明に適用できる。
【0029】なお、ホログラム画像Hの大量印刷には、
前記技術以外にエンボス・ホログラムと呼ばれるものが
あり、各種のクレジットカード等に偽造防止の目的で広
く適用されており、本発明に適用できる。
【0030】なお、上記実施形態は、透光性を有する磁
気テープカセットであるが、本発明は、非透光性の磁気
テープカセットに適用しても同様の効果を奏する。ま
た、本発明は、DVCタイプや、DDSタイプ、DAT
タイプ、ワンリールタイプ等の磁気テープカセットに適
用しても同様の効果を奏する。
【0031】
【発明の効果】以上に説明した如く、本発明の磁気テー
プカセットは、磁気テープカセットを構成するハーフケ
ースの一部、例えばユーザーが最も見易い位置にホログ
ラム画像処理を施したものである。したがって、ハーフ
ケースの一部に光照射によってホログラム画像が浮かび
上がるようになり、小さな画像であっても、ユーザーが
磁気テープカセットを識別し易くなるとともに、メーカ
ー側では偽造されたものか否かの判別などにも利用で
き、偽造防止効果がある。しかも、見る角度によって微
妙に像や色彩が変化するので、従来の磁気テープカセッ
トに比較して美的に優れたものになり、デザイン性が向
上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る磁気テープカセットの実施形態を
示す斜視図である。
【図2】ホログラム画像を示す要部の拡大斜視図であ
る。
【図3】ホログラム画像作成装置の光学系を示す構成図
である。
【図4】ホログラム画像の再生を示す説明図である。
【図5】従来の磁気テープカセットの構成を示す分解斜
視図である。
【図6】従来の磁気テープカセットの構成を示す斜視図
である。
【符号の説明】
1 磁気テープカセット 11 ホログラム作成装置 12 レーザ光発生器 13,16 ミラー 14 1/2波長板 17 被写体(物体) 18 対物レンズ 19 ピンホール 21 感光材料 22 白色光源 91 上ハーフケース 92 下ハーフケース 93 一対のテープリール 95 ガードパネル H ホログラム画像 L,La レーザ光 T 磁気テープ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下ハーフケース内に磁気テープを走行
    可能に収容した磁気テープカセットにおいて、 前記ハーフケースにホログラム画像処理を施したことを
    特徴とする磁気テープカセット。
JP2000188050A 2000-06-22 2000-06-22 磁気テープカセット Pending JP2002008344A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000188050A JP2002008344A (ja) 2000-06-22 2000-06-22 磁気テープカセット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000188050A JP2002008344A (ja) 2000-06-22 2000-06-22 磁気テープカセット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002008344A true JP2002008344A (ja) 2002-01-11

Family

ID=18687904

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000188050A Pending JP2002008344A (ja) 2000-06-22 2000-06-22 磁気テープカセット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002008344A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005309015A (ja) * 2004-04-20 2005-11-04 Kitz Corp 真贋識別機能付きバルブとバルブの真贋識別方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005309015A (ja) * 2004-04-20 2005-11-04 Kitz Corp 真贋識別機能付きバルブとバルブの真贋識別方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4126373A (en) Holographic identification elements and method and apparatus for manufacture thereof
JP6999080B2 (ja) 画像認識システム、画像認識方法、ホログラム記録媒体、ホログラム再生装置および画像撮影装置
US4269473A (en) Identification card with a hologram and a process for the production thereof
EP1482443B1 (en) Authentication system, authentication method, authentication medium manufacturing device, and authentication terminal device
US8976432B2 (en) Hologram-including medium, hologram-including medium producing apparatus, and information authentication method
JP2021167964A (ja) 情報認識方法
JP3321939B2 (ja) 有価証券および抽選券
JPH0685102B2 (ja) ホログラム付きカード
US5972546A (en) Secure photographic method and apparatus
JP3365645B2 (ja) ホログラム、該ホログラムの作成方法およびホログラムを用いた確認方法
JPH10300933A (ja) 拡散ホログラム光学素子
EP0304194A2 (en) Data carriers
JP2002008344A (ja) 磁気テープカセット
JP3186316B2 (ja) 単色光再生型ホログラムの再生方法およびこのホログラムの真偽判別方法。
JP3363485B2 (ja) 混成型ホログラム
JP5045220B2 (ja) 貴重品包装体とその真贋判定装置
JPH06274084A (ja) 透明保護フィルムおよびそれを用いた証明書類ならびにその真偽判定装置
JP4580573B2 (ja) 偽造防止媒体及びその真偽判別装置
JP4258055B2 (ja) 偽造防止媒体
JP4017128B2 (ja) 人間の目で認識できないホログラムの作製方法
JPH09127854A (ja) 個別情報の記録されたホログラムとその作製方法
JPH07239648A (ja) データの正当性認識方法およびそれに用いる記録体および認識装置
JPH05266243A (ja) 情報メディアと情報メディア読取装置
JP3804450B2 (ja) 光学情報読み取り装置
JP3714432B2 (ja) ホログラム表示体及びその作成方法